百神~ヒャクカミ~データwiki

モンチュ(時空の図書館) のバックアップ(No.1)


1章 あの人が好きなのは!?

プロローグ

  • モンチュ
    • あらっ!早速、あんなところにイケメン発見~。今日はツイてそうな気がするわ~!

モンチュはギリシャに遊びに来ていた。

ギリシャには名だたるイケメン…もとい、モンチュ好みのかっこいい神々がたくさんいる。

彼らと親交を深めようと歩いていると、見つけたのはジークフリートだった。
木陰でじっと誰かを待っている端正な横顔。

モンチュは話しかけようと、笑顔で近付いて行った。

その時…ジークフリートががくりと膝を折る。

「あら?」

一瞬膝を折ったジークフリートだったが、すぐに体勢を立て直す。

そして顔を上げた彼と、モンチュは目が合った。

「やだ、彼、あたしのこと見てる…!」

熱い視線に、モンチュの心は躍った。

「でもがっついちゃダメよあたしっ!ここは素敵なレディとして振る舞わないと!」

モンチュはにっこり微笑んで、ジークフリートに手を振りながら再び近づく。

その時。

「…モンチュといったか。お前が俺の、運命の相手だったのか」

ジークフリートの口から、はっきりと、そう発せられた。

「…!?」

モンチュは固まった。

ジークフリートは近付いてきて、モンチュの手を取る。

「もう離さない」

「まぁーっ!?」

その時、ジークフリートの背後で賑やかな声と一団。

「モンチュー!違うの、離れてーっ!」

走ってくるのはクピド達だった。

コンパス選択前

  • ちょっと子猫ちゃん!?この夢が覚めないように…じゃなかった、覚めるように協力しなさいっ!?
    • モンチュに肩を掴んでがくがく揺すられる。
  • ジークフリートって…戦いしか頭にない冷めた男かと思ってたけど、本当は熱い男だったのねっ…!
    • 神殿の影に隠れて、モンチュを探すジークフリートを見ていると、モンチュがそんなことを言い出した。

運命の選択発生!

  • やだっ!?追いつかれそうじゃない!?
    • ジークフリートに見つかって走っているが、徐々に距離を詰められている…!
  • クピドの矢って、こんなに強力なのね…!
    • 全く追っ手を緩める気配がないジークフリート。モンチュは…疲れた様子はないが、さすがに驚いているようだ。
  • いっそ受け入れれば…そうよ!受け入れればすべて丸く収まるじゃない~!?
    • モンチュが声高に叫んでいる。

コンパス選択後大大大成功:好感度350UP・(アイテム)1個入手/大成功:好感度200UP/成功:好感度100UP
ちょっと子猫ちゃん!?この夢が覚めないように…~の後:

  • このままじゃ世界中の男神達が、アタシを巡って争い合って、世界は終わりに向かってしまうじゃないっ!アタシの生まれ持ったヒロイン性が恐ろしいわ~!
    • 自らの肩を抱いて震えているモンチュの横で、ウェウェコヨトルが「すげぇ発想力…」とつぶやいている。(大大大成功)
  • この役オイシイけど、クピドの矢のせいでしょ?それに、アタシは追う側で追われる側じゃないのよっ?(大成功)
  • このままでもいいじゃないって?それもそうねっ!…よくないわよ~!(成功)

ジークフリートって…戦いしか頭にない冷めた男かと思ってたけど、本当は熱い男だったのねっ…!~の後:

  • 恋もまた戦い?…そうよね!さすが子猫ちゃん、いいこと言うじゃない~!ジークフリート、アタシと全力で戦いたいなら、いらっしゃい~!
    • ら飛び出して行ってしまったモンチュを追って、慌てて走る。(大大大成功)
  • ヴァルキリー落ち込まないで?アタシの魅力、なんて罪作りな…愛の矢のせいですって?わかってるわよ、んも~!(大成功)
  • ああいうタイプ、嫌いじゃないのよ!困ったわ~!(成功)

運命の選択発生!
やだっ!?追いつかれそうじゃない!?~の後:

  • やるからにはアタシは本気よ…ついて来なさいジークちゃん!アンタの愛の力を見せてみなさい~!
    • モンチュは地を踏みスピードを上げた。…クピド達と顔を見合わせて、追いかけるのをあきらめた。後で合流しよう。エクチュアとヴァルキリー、そして追いかけるジークフリートだけがモンチュに追随している。(大大大成功)
  • おとりになるですって!?ダメよエクチュア、アナタ...!...ジークフリートの愛を独り占めなんて許さないわよ~!...んもうっ、冗談よっ!怒らないで子猫ちゃん!(大成功)
  • ほら子猫ちゃん達、逃げるわよ~!アタシについて来なさいっ!(成功)

クピドの矢って、こんなに強力なのね…!~の後:

  • 私利私欲で使っちゃダメ?アンタは本当にいい子ね~。そういうところ、好きよ。もちろん、アタシはあれを使ったりしないわ!自分で手に入れないと、意味がないもの!
    • モンチュはそう言って、いい子いい子と頭を撫でてくれた。(大大大成功)
  • はっ…まさか、あれを使ったら…オシリスちゃんがアタシを組み敷いて…なんてことも…いや!それ以上はダメよ!(大成功)
  • アタシもいろんなものを見て来たけど、エジプトにはさすがにああいうものはなかったわ。(成功)

いっそ受け入れれば…そうよ!受け入れればすべて丸く収まるじゃない~!?~の後:

  • …な~んて、アタシは安い女じゃないのよ~!そういうわけだからジークちゃん、アタシが欲しかったら全力で追いかけて来なさい~!ほらっ、アンタも行くわよ!
    • モンチュは、素早い動きでジークフリートを振り払い、あなたの手を取り走り出した。…ウィンクを飛ばしながら。逃げるには逆効果に見えるが、引っ張られてそのまま一緒に走った。(大大大成功)
  • こうなったらアタシがジークちゃんに、大人の恋のお作法教えてア・ゲ・ル!プシュケーちゃんとクピドちゃんはちょっとおめめを閉じておくのよ~!(大成功)
  • …冗談よ。アタシもあのお葬式みたいな顔のヴァルキリーを見てるのは忍びないわ。(成功)

コンパス選択なしの画面

  • ヴァルキリー落ち着きなさい?こういう非常時こそ、落ち着きが女の価値を物語るのよ?
    • アンタがそれを言うのか、とウェウェコヨトルが横からつっこんでいる。
  • どうなってるの…?夢っ!?これは夢かしら~!?
    • そう言うが、モンチュの顔は嬉しそうだ。

エピローグ

  • モンチュ
    • クピドの言うことは正しいわ…恋の力はすごいわね!アタシも、追いかけられるなんて初めてだからドキドキしてきちゃった~!

「恋の力ってすごいね…!ボク、ドキドキしてきた!」

「あんなの…あんなジーク、私は認めない…」

「ヴァルキリー、元気出してください~!」

クピドの起こした騒動は、ヴァルキリーにウェウェコヨトルまで巻き込み、静まる気配がない。

物陰に隠れて逃げ回っているが、このままでは日が暮れても逃げ回ることになりそうだ。

「おい、矢の力を失くす方法ないの?」

ウェウェコヨトルがクピドに聞く。

「えぇ?せっかく熱い恋が見られたのに…」

「クピド…まだそんなこと言ってるのぉ…?」

「あっ、ごめんね!?そんな悲しい目しないでよプシュケー!」

  • アイテム獲得
    • マリネを1個手に入れた!

2章 元通りにする方法

プロローグ

  • モンチュ
    • はぁ…はぁ…こ、このままじゃアタシ、幸せ…じゃなくて、追い回されて倒れてしまうわ…!…美しいって…罪よね~!

「逃げ回ってばかりじゃダメなんだ!」

クピドが言う。
愛の矢は抜けばすぐに効力を失うが、抜かない場合は、アフロディーテの力で効力を失くすしかないという。

しかし、クピドは渋る。

「うぅ、怒られるから…アフロディーテ様に聞くのは、ボクやだなぁ」

「そんなこと言ってる場合じゃないよぉ!」

「戦うしかないんじゃねぇかな」

ウェウェコヨトルがそう言うと、モンチュは。

「アタシが抱きしめてあげてその間に抜いて…いやよ!抜けないわ~!」

「抜けたとしてもそれはダメだ!」

ヴァルキリーの猛反対に合い、抱きしめることはせずに、どうにかジークフリートの意識を正面に惹きつけながら、誰かが背中に回って矢を抜く、ということになった。

「…待て。モンチュ。俺を一人にしないでくれ…」

「わーっ!」

息ひとつ切らずに追いついてきたジークフリートに、クピド達と共に再び逃げ出す。

コンパス選択前

  • こうなったら地の果てまで、追いかけあいね…ジークちゃん!
    • 背中を狙われていると察知したのか、ジークフリートが距離を取り始めた。
  • んもう!男達がアタシを巡って大混乱なんて!女冥利に尽きるけど…
    • クピドが乱発した矢のせいで、ギリシャ全土が混乱に巻き込まれていた。モンチュは、迫ってくる者達に不敵に立ちふさがる。
  • んま~!アンタ、綺麗なお顔じゃないの…
    • モンチュの声に振り向くと、矢が刺さったディオニュソスがモンチュのてを掴んでいる。
  • ウェウェコヨトルの言う通りだわ…少し休憩しましょう。
    • ばてているクピドとプシュケーを見て、ウェウエコヨトルが休憩を提案する。モンチュも乗り気だ。
  • よく見たらエクチュアもいい体してるじゃない…アタシの好みじゃないけど、熱い性格といい、なかなかいい男ね!もしかしてアンタ、狙ってるの?
    • モンチュがこっそり耳打ちしてくる。

コンパス選択後
こうなったら地の果てまで、追いかけあいね…ジークちゃん!~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • あらアンタ、バテちゃってるじゃない!鍛え方が足りないわね~。(成功)

んもう!男達がアタシを巡って大混乱なんて!女冥利に尽きるけど…~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • …やっぱりもう少し楽しんで…ダメ?んもう、アンタは真面目が過ぎるわよ~!(成功)

~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • (成功)

~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • (成功)

&strong(){運命の選択発生!}
んま~!アンタ、綺麗なお顔じゃないの…~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • こんなに近くでこの子のお顔を見れるなんて…!はぁ…!…ちょっと子猫ちゃん、邪魔しちゃイヤよ~!(成功)

ウェウェコヨトルの言う通りだわ…少し休憩しましょう。~の後:

    • (大大大成功)
  • アンタも無理しちゃダメよ?適度な運動は体にいいけど、やりすぎはダメ!ほら、お水飲みなさい!(大成功)
  • あら、アタシはまだまだ平気よ?アンタの方が心配だわ。(成功)

よく見たらエクチュアもいい体してるじゃない…アタシの好みじゃないけど、~の後:

  • アタシの方がいい体つき?あったりまえじゃない!アタシは極めてんのよ!…って、アタシを褒めてどうすんのっ!んもう、アンタは本当に!
    • モンチュが冗談半分で抱きしめてきた…力強く少し苦しかったが、かわいがられるのは悪い気はしない。(大大大成功)
  • (大成功)
  • あら、違った?まぁそうよね、アンタの好みとはちょっと違うかしら~。(成功)

コンパス選択なしの画面

  • ウェウェコヨトル、噂に違わずイケメンじゃない…泣いた女の子が何人いるのかしら!
    • プシュケーを助けたり、ヴァルキリーを励ましているウェウェコヨトルを見て、モンチュがため息をつく。
  • あんなに振り回されてもついて行く…プシュケーちゃんの愛情は見上げたものだわ。それに青春…いいわね~。
    • クピドとプシュケーを見て、モンチュがしみじみうなずいている。

エピローグ

  • モンチュ
    • 刺激的な時間が終わっちゃって、ちょっぴり寂しいわね。…んもう、子猫ちゃん心配しないでっ!次の恋を探しに行くだけよ!アタシはタフなのよ~!
      「もう~!アタシは追い専だって言ってるでしょ~!」

謎の叫びと共に、モンチュはジークフリートの肩をがっと押さえつけた。

さすがに驚いたジークフリートに隙が出来た。

背後に回ったウェウェコヨトルは、ジークフリートの背中の矢を抜いた!

「…?ここはどこだ。俺は何を…」

「戻った!元に戻ったよ!」

クピドの声に、皆はほっと息をつく。

「大丈夫だ、ジーク。気にするな」

「ヴァルキリー、いつの間に…まぁ、お前がそう言うなら…ところで、お前は何をしている?」

ジークフリートは、依然として自分の肩を掴んで見つめてくるモンチュに、首を傾げた。

「離れろ!」

「ごめんなさい~!アタシったらつい!」

「やっぱりジークフリートにはヴァルキリーがお似合いだね!」

「クピドは反省して!もう、矢を番えないで~!」

  • アイテム獲得
    • 高級マリネを1個手に入れた!

3章 おいしい贈り物

プロローグ

  • モンチュ
    • アタシのお料理力、見せてあげるわ!もちろん、男の胃袋掴むために料理の腕は磨いてるのよ~!
      「そろそろ、オレの用事済ませてもいい?」

一件落着したところで、ウェウェコヨトルがプシュケーに声をかける。

「あっ、私にご用事…でしたよね?なんでしょう~?」

「オレに、ギリシャのチョコレート、紹介してくんない?」

「あらっ、色男!逆チョコなんてステキ~!誰に贈るのかしら~!」

「アンタにもあげようか?」

「んま~!アタシは安い女じゃないわよ~!からかわないでよねっ!」

モンチュのテンションに、ウェウェコヨトルは苦笑気味だ。

「いや、まぁ…まぁいいや。アステカのやつらに、さ、贈りたくて。日頃の感謝っていうか?そういうのもたまにはいいかなってさ」

「いいですね~。ちょうど私、今からチョコ菓子を作ろうと思ってたんです。私で良ければ、作りましょうか~?」

「えっ、いいの!?やりぃ!アンタのチョコ、スッゲーうまいってエクチュアが言ってたんだ」

「そ、そんな…!大したこと、ないです…」

「ボクもプシュケーのチョコレート、食べたいなぁ!」

「うん、クピドの分も作ってあげるね」

「そういうことなら、アタシも作っちゃおうかしらっ!プシュケーちゃん、いい?」

「はい!もちろんです~。」

皆で、プシュケーのチョコ菓子作りに参加することになった。

コンパス選択前

  • いいこと、プシュケー?追いかけるなら全力で最後まで追いかけきることよ?半端に追いかけちゃ、ダメっ!
    • モンチュがプシュケーに、何か説いている。
  • ウェウェコヨトル、アタシのケーキも味見してちょうだい!
    • モンチュが、焼き上げたケーキをウェウェコヨトルに差し出している。
    • &strong(){運命の選択発生!}
  • あら、そんな混ぜ方じゃ足りないわよ?もっと腰を入れなさい!ほら!?
    • 材料を混ぜていると、モンチュの熱い指導が始まった。
  • こんなに楽しいことがあるなら、やっぱり引っ張ってハトホル連れて来れば良かったかしら?
    • 楽しいお料理風景を見て、モンチュがつぶやいている。
  • んん?アタシのコイバナが聞きたいですって?
    • クピドがモンチュに、恋の話をせがんでいる。

コンパス選択後
いいこと、プシュケー?追いかけるなら全力で最後まで追いかけきることよ?~の後:

    • (大大大成功)
  • 男って鈍感な生き物なんだから!押してダメだからって引いてたら、一生気付かないものなのよ!(大成功)
  • アタシは全世界の恋する乙女を応援してるの!でも、最後は自分で決めなきゃダメなのよ(成功)

ウェウェコヨトル、アタシのケーキも味見してちょうだい!~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • おいしい!?嬉しいわ~。イケメンに褒められると、やっぱりテンション上がるわね~!(成功)

~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • (成功)

&strong(){運命の選択発生!}
あら、そんな混ぜ方じゃ足りないわよ?もっと腰を入れなさい!ほら!?~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • そうそう、その調子!気持ちも一緒に混ぜ込んで、意中の相手をゲットするのよ!(成功)

こんなに楽しいことがあるなら、やっぱり引っ張ってハトホル連れて来れば~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • 料理?あの子だってやろうと思えば、アタシの半分くらいの腕前はあるわよ。多分ね!(成功)

んん?アタシのコイバナが聞きたいですって?~の後:

    • (大大大成功)
  • (大成功)
  • 坊やにはまだ早いわよ~!もっと大人になったら、話してあげる!(成功)

コンパス選択なしの画面

  • ウェウェコヨトル…さすがね…洗い物を率先して手伝う男子は、ポイントト高いわ…!
    • モンチュは感嘆のため息をついている。
  • ほーら、出来上がりよ~!アタシの極限まで高まった女子力が生み出した創作お菓子、エジプト風チョコケーキ!プシュケーちゃんには負けないわ!
    • モンチュが手にしているケーキは、色つやも香りも良くとてもおいしそうだ。料理ができるというのは本当らしい。

エピローグ

  • モンチュ
    • プシュケーちゃんは本当にいいお嫁さんになるわ~。アタシも負けずに、女を磨かなきゃっ!

「作り過ぎちゃいました…!」

トリュフにブラウニー、生チョコ、チョコクッキー…皆で作ったたくさんのお菓子。

「アステカのやつら、喜ぶよ。ありがとうな!」

「いえ!またいつでも協力させてください」

「ねぇねぇ、ウェウェコヨトルが持って帰っても、まだたくさんあるよね!ボクも持って帰っていい?」

「あ、待ってクピド…クピドにはこれもあげるから…」

プシュケーはいつの間にか作っていた、色とりどりのチョコレートのセットをクピドに差し出している。

少し顔が赤い。

「いいの!?やったぁ!すっごく嬉しいよ!」

「…青春っていいわね~」

見守るモンチュのまなざしは優しかった。

  • アイテム獲得
    • 想い出のチョコクッキーを4個手に入れた!

エンディング

  • モンチュ
    • ちょっと遊びにくるつもりだったのに…とーっても楽しかったわ!アンタのおかげかしら!ありがとうね!

エジプトへ帰るというモンチュを見送る。

自分が作った菓子を手に、モンチュはうっとりしている。

「あぁ…本当に幸せな一日だったわ…!イケメンに追いかけられ、イケメンと戯れ…!」

そこでモンチュははたと止まった。

「って、アンタ、バレンタインにこんなことしてていいの!?」

構わないが、と答えるが、モンチュはぶんぶんと首を横に振る。

「ダメダメ!若いんだから、恋を楽しまないと!アンタはクピドちゃんの矢が必要なんじゃないかしら?アタシと仲良ししてる場合じゃないでしょ?」

それでもモンチュと共にいたい、楽しいし心地よい。そう伝えると、モンチュは苦笑する。

「んもう。仕方がないわねぇ。それじゃアタシからのバレンタインプレゼント、よ!」

モンチュはそう言って、ぱっと手を掴んで、何かを渡してくれた。

それは、紫色の可愛らしいスミレの花、だった。

「昼間に見つけたのよ。子猫ちゃんにぴったり!って思って。…ねぇ、日本には花言葉、っていうのがあるのよ。紫のスミレの花言葉、知ってる?」

首を横に振ると、モンチュがにっこり笑う。

「誠実、よ!誰よりも誠実な子猫ちゃん。アタシ達を助けてくれて、ありがとうね!」

  • アイテム獲得
    • 紫のスミレを1個手に入れた!