福禄寿(時空の図書館) のバックアップ(No.1)
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- 福禄寿(時空の図書館) へ行く。
- 1 (2014-04-19 (土) 03:48:37)
1章 寝正月を直せ! †
プロローグ
- 福禄寿
- ぬ…なんだ?…ワシに構うな!…あ、待て、せめてそこのみかんを取ってから行くのだ…
鏡開きも過ぎた頃。
恵比寿は、だらりとこたつに入っている福禄寿をこたつから引っ張り出した。
「いつまで正月してんねん!」
「放っておいてくれ…ワシは年中正月でも構わないぞ…」
ところが恵比寿は離さない。
「何言うてんのや…せや!オレが釣りに連れてったる!」
「はぁ?」
福禄寿は嫌そうな顔をしたが、恵比寿はお構いなしだ。
「ちょうどええ。海上神社んとこの海で釣ろ思てたんや。アンタも行くよな?」
「冬の海など行きたく…あっ、こらっ、離せ!寒いところは嫌だ~…!」
こうして恵比寿の、福禄寿の寝正月更生作戦が始まった。
弁財天と大黒天、布袋も誘って、やって来たのは海上神社だ。
コンパス選択前
- こたつがワシを呼んでいるから、帰るぞ…
- 丸まっていた福禄寿が起き上がった。
- お前さん、ちとこの巻物を持っていてくれんか?
- 福禄寿が不意に大切な巻物を渡してくる。
- 恵比寿は強引でいけないと思わぬか?
- 外に出て釣りに付き合えと言う恵比寿を追い返し、福禄寿がぼやく。
- これ、大黒天。そのでかい袋からこたつを出すのだ。
- 福禄寿は大黒天の袋をぽんぽん叩いている。
- ワシもちと酒が飲みたいの…弁財天からもらってきてくれぬか?
- 福禄寿が指差す先で、弁財天が酒をあおっている。
&strong(){運命の選択発生!}
- 何?あっちへ場所を変える?嫌だ、面倒だ…
- 移動すると言っている恵比寿に、福禄寿は顔をしかめた。
- 大黒天は食えぬやつよ。お前さんも気をつけた方がいいぞ?
- 福禄寿が耳打ちしてくる。
- あー、冬の海は寒いのう…これでは風邪を引くぞ。今すぐ帰るべきだ。
- 福禄寿は両手で肩を抱いている。
コンパス選択後大大大成功:好感度350UP・(アイテム)1個入手/大成功:好感度200UP/成功:好感度100UP
こたつがワシを呼んでいるから、帰るぞ…~の後:
- (大大大成功)
- ここにこたつはないのか?大黒天、袋にこたつは入ってないのか。(大成功)
- しかし、寒い中帰るのも、もうめんどくさいのう…(成功)
お前さん、ちとこの巻物を持っていてくれんか?~の後:
- (大大大成功)
- ちと背中がかゆくて…あ、背中をかいてくれてもいいぞ?(大成功)
- 大事なものだから無理?お前さんは薄情よのう。(成功)
恵比寿は強引でいけないと思わぬか?~の後:
- (大大大成功)
- だーから恵比寿はモテないんだ。ふっふっふ。お前さん、言ってやれ。あ、ワシが言ってたことは内緒だぞ?(大成功)
- 今は気分ではない。お前さんだけで行ってもいいぞ。(成功)
これ、大黒天。~の後:
- (大大大成功)
- 逆にそれだけでかい袋に、お前さんは何を入れておるのだ…?(大成功)
- 用意が足りんのう。(成功)
ワシもちと~の後:
- (大大大成功)
- ワシは自分で酒をもらいに行けない体質になってしまってのう…冗談だが。(大成功)
- 自分で行け?お前さん、冷たいのう…(成功)
&strong(){運命の選択発生!}
何?あっちへ場所を変える?嫌だ、面倒だ…~の後:
- (大大大成功)
- 残ればよいと?恵比寿の釣りが見えんではないか。(大成功)
- やっとここが温まってきたというのに!無粋よのう。(成功)
大黒天は食えぬやつよ。お前さんも気をつけた方がいいぞ?~の後:
- ワシは大丈夫だがの。大黒天ごときの言葉に惑って働いたりはせんから、安心しろ。
- どうやら大黒天の弁論でも、福禄寿を動かすことはできないようだ。(大大大成功)
- まぁ、騙されたとしてもワシは気にしない…のんびりだらりできればそれでいい。(大成功)
- お前さんはお人よしだから、心配だのう。(成功)
あー、冬の海は~の後:
- (大大大成功)
- 海でなくて川でもよかったではないか!恵比寿は気が利かんのう。(大成功)
- っくしゅ…ほら、もう危ない。(成功)
コンパス選択なしの画面
- なぜワシがこんなところに…っくしゅ。ほら見ろ、風邪を引きそうだ。
- 福禄寿が小さくくしゃみした。
- うぅ…寒い…冬の海は嫌いだ…いや、冬が嫌いだ…夏は暑苦しくて嫌いだがの…
- 福禄寿がぶつぶつ文句を言っている。
- 布袋、ワシは熱いお茶が飲みたいぞ。あとみかん取ってくれ。
- 布袋は、はーい、と返事して用意しに出て行った。
- ちっとも釣れんではないか。恵比寿は下手くそよの。
- 福禄寿は小屋の中から、外の恵比寿を見ている。
エピローグ
- 福禄寿
- こたつが…お布団が…ワシを呼んで…ん?でかい魚?ほう?
「なんやあれ!?」
海中の巨大な影に、最初に気付いたのは恵比寿だ。
垂らした釣糸の先で、巨大な魚影がゆっくりと周回している。
「ほう…でかいのう」
恵比寿から逃げ回っていた福禄寿も、いつの間にか覗き込んでいる。
「あぁ、あれね。最近住み着いてるやつなのよ」
弁財天はそう言って、杯をあおった。
- アイテム獲得
- 伊勢エビを1個手に入れた!
2章 海の主!? †
プロローグ
- 福禄寿
- 随分でかいのう。わくわくしてきたぞ。わくわくしてもワシは動かんがな。恵比寿が釣ってくるのを待つだけだ。
「最近この辺の海に住みついてんのよ。どいつよりもでっかくてねぇ。主みたいなもんかしらね?」
「ほー!」
恵比寿はしばらく魚影を見つめていたが、立ち上がった。
「決めた!オレの今日の標的はアイツや!」
「あんなでかいものが、お前さんに釣れるかのう」
「何をう!?」
にししと笑う福禄寿。
恵比寿はどんと自らの胸を叩いた。
「見てろ!オレの釣りの腕見せたるわ」
コンパス選択前
- あぁー…もはや酒を飲むのもめんどくさいの…
- ちゃぶ台の上の杯に手をかけたまま、福禄寿は動かない。
- 七福神が集まっているというのに、恵比寿はまだ釣れんのか?
- 外に出てきて恵比寿を見ると、貧乏ゆすりをしている。苛々しているらしい。
- 恵比寿、調子はどうだ?
- 福禄寿はそう言って、恵比寿を背後から覗き込んだ。
- 恵比寿め、ワシのことなんか忘れておるの…こっそり帰るなら今のうちか?
- 釣りに熱中し、まったく小屋に戻って来なくなった恵比寿。福禄寿はのそりと動き出す。
- 海に行くなら、年中温かいという南の島に行くべきだと思うのう…
- 丸くなった福禄寿の、くぐもった声が聞こえる。
&strong(){運命の選択発生!}
- うぐぐ…誰だ、毘沙門天を呼んだのは…
- 弁財天と飲んでいる毘沙門天を、福禄寿は不満そうに見ている。
- うーん、酒が入ったら眠くなってきたの…
- 福禄寿が目をこすっている。
- ん?恵比寿が呼んでる?
- 小屋の外から恵比寿の声がする。どうやら福禄寿を呼んでいるらしい。
コンパス選択後
あぁー…もはや酒を飲むのもめんどくさいの…~の後:
- そうだ、お前さん、ワシに酒を飲ませてくれんか?ほれ、あーん。…早くせんか、何を赤くなっておる?
- 福禄寿がいつまでも口を開いて待機しているので、杯を手に取った。(大大大成功)
- 口を開けたら、酒が口に入るような、そんな仕掛けはできんかのう…(大成功)
- いや、飲まないわけではない。だからワシの杯を片付けるでない!(成功)
七福神が集まっているというのに~の後:
- (大大大成功)
- ウミサチの方が上手いというのは、本当だの。…ワシは、恵比寿の釣りしか見たことないがのう。(大成功)
- ワシが待てないわけではないぞ。しかし宣言した以上はがんばってもらわなければのう。(成功)
恵比寿、調子はどうだ?~の後:
- (大大大成功)
- (大成功)
- 邪魔しに来たわけではないわ。まったく失礼よの。(成功)
恵比寿め、ワシのことなんか~の後:
- お前さんは釣りを見たいのか?…仕方がないのう。帰るのも、もうめんどくさいし…付き合ってやる。
- 福禄寿はそう言ってもう一度、座布団に座った。(大大大成功)
- うお…弁財天、やめ…そんなに叩かれたら背中が痛い…飲みに付き合え?仕方ないの…(大成功)
- ば、こら!お前さん、恵比寿に言うなと言ったではないか!あー…こっちに来た…(成功)
海に行くなら~の後:
- …お前さんが連れてってくれてもよいのだぞ?南の島も知っているというお前さんが引きずってくれるなら、安心だしの。
- 自分の足で行く発想はないらしい。福禄寿を引きずって南の島へ行く自分を、想像してしまった。(大大大成功)
- (大成功)
- しかし日本から出るのもめんどくさいの…(成功)
&strong(){運命の選択発生!}
うぐぐ…誰だ、毘沙門天を呼んだのは…~の後:
- お前さん、ワシを毘沙門天から隠すのだ…こ、こら!今わざと位置をずれたな!?ワシから離れるんじゃない!
- そう言って福禄寿は、背中にぴったりくっついて離れない。(大大大成功)
- (大成功)
- 毘沙門天は説教するから苦手だ…いいではないか、ワシがワシの好きにだらだらしようと…(成功)
うーん、酒が入ったら眠くなってきたの…~の後:
- そうだ!お前さんがひざまくらしてくれればいいではないか。ほれ、ワシは準備万端だ。
- すでに体を傾けている福禄寿の前に、慌てて膝を差し出す。(大大大成功)
- ついでに毛布の一枚でも出してくれぬか?…それもダメなのか。本当にケチケチよの、大黒天は。(大成功)
- おーい、大黒天、その袋ちと貸してくれ。…ダメ?今は使っておらぬではないか!ケチだのう…(成功)
ん?恵比寿が呼んでる?~の後:
- (大大大成功)
- 福をつけろと?まったく、そんな理由でワシを呼び付けるとは失敬な!…ところでお前さん、あのみかんを取ってくれんかの。(大成功)
- 放っておけ…めんどくさいことにしかならないからの。(成功)
コンパス選択なしの画面
- 暑苦しい声が聞こえるの…まぁうまい魚が食えるならワシはそれでいい。
- そう言う福禄寿の視線の先には、釣りに燃える恵比寿がいた。
- ちっ、恵比寿のケチめ…道具にさわるなとさ。このワシが珍しく興味を出したというのに…
- どうやら恵比寿に注意されたようだ。福禄寿は、不機嫌そうに口をとがらせている。
- ちぃと恵比寿をからかいに…いや、様子を見てくるかの。
- 福禄寿はそう言うと、のったり立ち上がった。恵比寿のところへ行くまで、随分かかりそうだ。
- あぁ、酒が入ったらちと温かくなったかの。
- 福禄寿は嬉しそうに手をすりあわせている。
エピローグ
- 福禄寿
- 恵比寿はヘタレよのう。釣り上げたら少しは男が上がったものを…ふふふ。さて、ワシはそろそろこたつが恋しいぞ。
落ちていく日と、恵比寿の肩。
「あかん…アイツ、めっちゃ手強い…」
しばらく主と格闘したが、ついに釣ることはできなかった。
「あーあー、恵比寿が苛々するから逃げてしまったな。影も形も見えなくなってしまったの」
福禄寿はにまにま笑みを浮かべている。
「うっさいわ!」
「そろそろいい時間じゃないか?」
「そうですね。もう夕方です」大黒天と布袋の言うとおり、夜が近付いていた。
- アイテム獲得
- 伊勢エビを1個手に入れた!
3章 七福神の大宴会 †
プロローグ
- 福禄寿
- な、なぜだ!釣りは終わったではないか!こたつと布団がワシを待っておるのに…うわぁ引っ張るなぁ~…!
海から引き揚げた恵比寿達は、料理の得意なウケモチノカミに頼んで釣り果の魚を料理してもらうことに。
「まだまだおいしいお酒が飲めるってことね!いいわねぇ!」
弁財天が言うと、
「せっかくですし、僕、他の方も呼んできますね!」
布袋が、他の神々を呼びに行く。
「何やら騒がしくなってきたの…どれ、ワシはもう寝に帰るかの…」
「何言うてんねん!これからやろ?」
こっそりいなくなろうとする福禄寿を、恵比寿は慌てて引き止めた。
「釣りはまだまだ終わってへんで!」
コンパス選択前
- トヨウケが姿勢を正せとうるさいのだ…お前さん、ワシをトヨウケから隠してくれぬか。
- どうやらトヨウケヒメに、姿勢のことを言われたらしい。相変わらずだらりとしているが…
- 風神、その袋を貸してくれぬか。大黒天はケチで貸してくれんでのう…
- 福禄寿が、風神に掛け合っている。
- うぅ…眠い…布団は、ないかの…
- 福禄寿は丸くなって、うめいている。
- 楽器か…ワシも少しなら弾けた気がするのう。
- 琵琶を弾こうとしている弁財天を見て、福禄寿がぼやく。
- 騒がしいのう…いつものことだがの。
- 昼間の七福神に加えて、呼ばれた神々が集まって、気付けば大宴会になっていた。
&strong(){運命の選択発生!}
- 腕相撲なんて、めんどくさいことをよくやる気になるものだのう…
- 腕相撲で盛り上がる恵比寿らを見て、福禄寿は眠そうにつぶやく。
- お前さん、眠いのか。まぶたがおもーくなっておるの。
- 福禄寿に笑いながら指摘されて…
- ん?こら、ワシの特等席に寝ておる輩がおるぞ。…どこかで見たな…
- 福禄寿が指差す先には…座布団の上に、小さなカエルが眠っていた。
コンパス選択後
トヨウケが姿勢を正せとうるさいのだ~の後:
- (大大大成功)
- (大成功)
- え?姿勢が悪いと背骨が曲がって不格好に?うーん…しかしどちらもめんどくさいのう…(成功)
風神、その袋を~の後:
- (大大大成功)
- (大成功)
- ダメ?ふうん…お前さんもケチよのう…(成功)
うぅ…眠い…~の後:
- (大大大成功)
- (大成功)
- このままでは、床に寝てしまうぞ…(成功)
楽器か…ワシも少しなら弾けた気がするのう~の後:
- 弾いてほしい?めんどくさいから止めたというのに…お前さんがどうしても、と言うなら、少し考えておくがの。
- 何の楽器を嗜んでいたのかは教えてくれなかった。もっと親しくなれば教えてくれるだろうか。(大大大成功)
- (大成功)
- …その疑いの目はなんだ?失礼なやつよのう。(成功)
騒がしいのう…~の後:
- (大大大成功)
- 日本の神達は騒がしいのが好きだからのう。楽しいのはいいことだ。(大成功)
- まぁワシはのんびりだらりするだけだ。(成功)
&strong(){運命の選択発生!}
腕相撲なんて、~の後:
- 居眠り対決なら、ワシは優勝間違いなしだ。…あぁ、太公望がおったか。しかし太公望はバンコにしょっ引かれるからの。やはりワシの勝ちだ。
- 福禄寿は胸を張っている。(大大大成功)
- (大成功)
- 戯れでまで勝敗を競うとは、めんどくさいのう…(成功)
お前さん、眠いのか~の後:
- 仕方がない、ワシの膝を貸してやろう。超特別だぞ。……ごほん。あー。何やら恥ずかしいのう、これは…お前さん、そろそろ起きんか?
- 福禄寿に何度も、起きないかと聞かれるが、眠ったふりをした。(大大大成功)
- (大成功)
- ワシか?ワシは朝からずっと眠いぞ。いつでも寝られるのう。(成功)
ん?こら、ワシの特等席に~の後:
- あぁ、タニグクが連れていたカエルか。ワシの座ってた場所が温かかった?ふむ、その気持ちはわかるのう。まぁどけるのもめんどくさい、他の座布団を持ってきてくれぬか。
- 福禄寿はそう言って、冬眠うらやましいと言いながらカエルを見ている。新しい座布団を持ってきて、隣に並べることにした。(大大大成功)
- (大成功)
- まったく、誰のいたずらだ…(成功)
コンパス選択なしの画面
- うむ、魚が美味いのう。がんばった甲斐があったな。
- 福禄寿ががんばっていた記憶がないが、黙っておく。
- 弁財天が酔っぱらっておると、毘沙門天が説教に来なくていいのう!いいことを発見したぞ!
- そう言いながら、弁財天に絡まれて酒を飲んでいる毘沙門天を、福禄寿は笑って見ている。
- 弁財天…もうその辺で…ワシはもう飲めぬと…
- 飲み干した杯に再び酒を注がれ、福禄寿は困惑している。
エピローグ
- 福禄寿
- ふわぁ…起こすな…ワシは…再び出会えたこの、こたつと…二度と離れたくない…
夜も更けて、宴もたけなわ。
頭を抱えている恵比寿の横には、ほとんど眠りこけている弁財天。
「ひどい有様だな」
「そう思うなら止めろよな…」
あまり顔色の変わらない大黒天と毘沙門天は、世話係に回っている。
「結局、目的達成できひんかった気がするなぁ」
うとうとしている福禄寿を見て、恵比寿は苦笑する。
「ま、楽しいならそれが一番やな」
恵比寿はそう言って笑った。
- アイテム獲得
- 思い出の金の枡酒を1個手に入れた!
エンディング †
- 福禄寿
- はぁ…温かいの…こたつは最高だ…そうだ、お前さんはこたつを守護神にすれば、もれなくワシもついて来るぞ…どうだ…?
片付けもそこそこに、寒いとこたつに入り込んでしまった福禄寿。
恵比寿が釣りに引っ張っていく前と、何も変わっていないようだった。
「ワシがあの程度で変わると思ったのか?お前さんは甘いのう。これで何年やってきてると思っておるのだ」
福禄寿なりの誇りのようなものが、あるらしい。
よくわからなかったが、幸せそうな福禄寿を見ていると、これが正解であるような気がしてくる。
「合わぬ無理も、贅沢も、誰も幸せにせんからのう」
福禄寿は、こたつの隣をぱんぱん叩く。
「お前さんも、来い。片付けなど明日でもいいだろう」
呼ばれたので、隣に入る。
「ふふ、満足だ。動かずしてお前さんを手に入れられた」
福禄寿はそう言って、肩に寄りかかってきた。
「あー、ちょうどいいし、温かい。最高だのう」
そのまますやすや寝息を立て始めた福禄寿の顔は、幸せそうだった。
- アイテム獲得
- 思い出の宝船を1個手に入れた!
時空の図書館
- 思い出の宝船を1個手に入れた!