乳海巡るアヴァターラエリアデータ のバックアップ(No.14)
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- 1 (2016-01-29 (金) 12:59:36)
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- 4 (2016-01-30 (土) 05:57:00)
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- 6 (2016-01-30 (土) 16:52:38)
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- 8 (2016-01-31 (日) 01:17:53)
- 9 (2016-01-31 (日) 12:33:19)
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- 11 (2016-02-01 (月) 01:10:21)
- 12 (2016-02-01 (月) 13:52:30)
- 13 (2016-02-01 (月) 16:47:17)
- 14 (2016-02-02 (火) 01:11:42)
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- 16 (2016-02-02 (火) 14:05:34)
- 17 (2016-02-02 (火) 16:29:34)
- 18 (2016-02-02 (火) 22:43:18)
- 19 (2016-02-03 (水) 03:29:51)
- 20 (2016-02-03 (水) 14:15:36)
- 21 (2016-02-03 (水) 16:21:14)
- 22 (2016-02-04 (木) 01:08:50)
- 23 (2016-02-04 (木) 08:36:49)
- 24 (2016-02-04 (木) 15:47:01)
- 25 (2016-02-04 (木) 16:08:58)
- 26 (2016-02-05 (金) 03:20:55)
#style(class=table_left)
ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子になる気がしたので。エリアデータはこちら。必要項目が足りない可能性があります。改変よろしくお願いします。(nameless)
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなので、その辺のデータは参考程度に。
※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント、訂正お願いします。
情報提供等 †
わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかないので是非ご協力を。
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名を他情報と一緒に添えてください。
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#style(class=table_left)
- 【気になるアムリタの謎】
神々が予測していた通り、この魔神は先ほどヴィシュヌ様の解放石を持っていた魔神と同じ魔神だったようだ。そして案の定、アムリタのしずくを所持していた。
ハヌマーン「やっぱり、さっき言った通り復活した魔神だったんスかね」
ラーマ「だろな。動き方がまんまで、倒すのは簡単だったんだけど」
ヴィシュヌ「ヤマのように捕らえておく術が必要になるとはな」
ヴィシュヌ「しかし、ガルーダが魔神となっていたとは…」
ハヌマーン「ガルーダはヴィシュヌさんと親しい間柄だったはずですよね。何があったのか…」
ヴィシュヌ「考えても仕方がない。次の行動をどうするか決めねば」
チヤヴァナ「助けていただき誠に感謝いたしますっ!あの魔神、アムリタを持っていたようですね!」
スカニヤー「あの、これってこんな感じでやっつけちゃって大丈夫なんでしょうか?」
ガネーシャ「みんなでやっつけたから強くなかったね!」
バギーラタ「アムリタを上手く回収できたのなら理論上もうおかしな復活はしないだろう?」
ヴィシュヌ「そのはずだな。持っているアムリタがこれだけならば」
ラクシュミー「あー魔神怖かった!お姉ちゃん大丈夫?」
アラクシュミー「あたしは大丈夫!」
カーマ「なおさら早くアムリタを回収しなくちゃいけねェってことだな。魔神の討伐なら手を貸すぜ」
ラティ「なんだかおもしろくなってきたわ!アタシも!」
ヴァサンタ「俺も…力になれるなら、頑張ってみるよ」
カウサリヤー「みんなそれぞれ得意なことも苦手なことも違うけど、こうやって結束すればどんな困難でも乗り越えていけるわね」
ラーマ「ホントそれ!インド地域に居てマジでよかったって思ってる!」
ガンガー「それじゃあ、再び大河周辺を調査しよう」
ラクシュマナ「オレにまかせろ!どんなまじんでもやっつけてやる!」
バギーラタ「そうだな、おかしな魔神を見つけたら自分一人でどうにかしないよう気を付けてくれ」
アムリタの持つ力を警戒しつつ、インド大河の神々はアムリタを早く回収するよう結束する。
ラクシュミー「お姉ちゃん、インド大河で魔神と戦うのもいいけど…別のところにでも行く?」
アラクシュミー「それもいいわね!インド海岸にでも行ってみようかしら」 - 【調査!インド海岸】
インド海岸へ向かったクリシュナ様。後続に、インドラ様、アグニ様、スーリヤ様…そしてアシュビン双神だ。
クリシュナ様がインド海岸へ到着するなり、ジャガンナート様、スバドラー様が出迎える。
ジャガンナート「クリシュナ姉ちゃん!来てくれてよかったー!今すっげー魔神が出てるんだ!」
スバドラー「バララーマお兄ちゃんとヴァーユさんが戦ってるんだけど、倒してもすぐ元に戻っちゃうの!」
クリシュナ「なるほどね…わかった。すぐバララーマ達のところへ行ってみるよ」
ジャガンナート「ありがとな!今オレ達でインド魔宮とインド大河に行くところだったんだ」
スバドラー「お姉ちゃんも気を付けて!」
クリシュナ様が駆け付けると、バララーマ様とヴァーユ様が戦闘をしているようだ。
バララーマ「なぜこんなに…!ひぃっ…!インド海岸には何もないというのに…」
ヴァーユ「はぁ、本当にうっとうしいな。バララーマに全部任せていい?」
バララーマ「えっ!?わ、わたしに全て、ですか!?」
クリシュナ「二人とも、よく耐えてくれてたね」
バララーマ「クリシュナ…!助けに来てくれたんだね…ありがとう」
ヴァーユ「何?クリシュナが来たの?じゃあもう僕が戦う必要ないよね」
クリシュナ「やっぱり、海岸に出現している魔神たちも、倒してもきりがない様子だね」
バララーマ「そう…倒しても倒しても復活してしまってね…うぅ、やはりわたしには荷が…」
ヴァーユ「クリシュナのお兄さんなんでしょ。ネガティブ過ぎてうっとうしいから何とかしてよ」
バララーマ「す…すみません……」
クリシュナ「バララーマは昔からこうだからね」
???「おらよっと!こっちにも魔神がうようよ居やがるんだな」
クリシュナ「ん?インドラ、アグニ、スーリヤか」
ヴァーユ「あぁ…暑苦しいメンバーが来たね。じゃあ、もう僕いいよね?」
インドラ「なんだぁ?ヴァーユじゃねぇか!」
アグニ「こいつらもえーっと、アムリタ持ってんだろ?さっさと回収しちまおうぜ」
スーリヤ「そうね!バララーマとヴァーユ、二人で戦ってたんでしょ?少し休憩してきたらどうかしら」
ヴァーユ「言われなくてもそうするよ」
ジャガンナート「こっちこっち!ここなら日差しも少ないし物陰だしで休むのにちょうどいいんだ!」
スバドラー「冷たい飲み物でも飲む?」
クリシュナ「バララーマ、君も休みなよ」
バララーマ「え?…えぇと…」
バララーマ「…わたしは戦いに役立てていないので、素直に休みに行くべきか……」
クリシュナ「ここを防衛していてくれたのは紛れもなく君とヴァーユだよ。ほんとうにありがとう」
ジャガンナート「バララーマ兄ちゃん!そこでモタモタしてるとクリシュナ姉ちゃんや他の神様の邪魔になっちまうぞ!」
バララーマ「ひっ!…そ、それもそうだ……」
インドラ「よっしゃあ!暴れるぜ!」
戦いの得意な神々が数多く参戦することで、場の状況は見る間に好転する。復活する理由がアムリタであるとわかっていることも一つあるだろう。
クリシュナ様たちが戦っている最中アシュビン双神が到着し、ナーサティア様は戦うクリシュナ様を見るなり、黄色い声を上げる。
ナーサティア「きゃー!クリシュナが戦ってるわ~!ほんっと、戦ってるクリシュナはかっこいい…ついつい見とれちゃうわ!」
ヴァーユ「なに、ナーサティア達も来たの?のんびりしに来たつもりだったんだけどな」
ダスラ「悪いな。クリシュナがこっちに来るって聞いたもんで止まらなかったんだわ」
スバドラー「でも、アシュビン双神って戦っても強いんでしょ?あたし安心したよ!」
ジャガンナート「皆が来てくれるまで、オレらだけで頑張ってたんだからな!」
プロローグ~第1 †
第1 台詞 †
- 【乳海巡るアヴァターラ -アムリタ奪還戦-】
~プロローグ~
事件後、すぐにインド魔宮の神々が集められ、そののちに大河・海岸の神々にも伝えることとなった。
これは多数人数へ情報共有することが先決だろうというブラフマー様の判断によるものだ。
ブラフマー「あの場にいるカーリヤは倒したが、時空の乱れにより発生したものだとしたらまだどこかに潜んでいるかもしれないね」
シヴァ「どこから発生したのかはわからぬが、それによりこの様な異変が起きていることも事実だ。カーリヤでなくとも魔神は見つけ次第、討伐してしまった方が良いだろう」
スーリヤ「うーん…他にも、インド地域の色んな魔神が活発になってるんだとしたらちょっと不安よね」
クリシュナ「そうだね。神々に伝達するのはもちろん、警戒は怠らない方がいいと思うよ」
スーリヤ「うーん…他にも、インド地域の色んな魔神が活発になってるんだとしたらちょっと不安よね」
クリシュナ「そうだね。神々に伝達するのはもちろん、警戒は怠らない方がいいと思うよ」
インドラ「よくわかんねぇけどよ、つまり魔神が出たらぶっ飛ばせばいいってこったな!」
パールヴァティー「そうね!魔神をやっつけるんだったら、お手伝いするわよー!」
シヴァ「戦うことに関しては、任せられる神が多いことが救いであろう」
ブラフマー「そうだね。そこにあなたも当然含まれているよ」
サラスヴァティー「お待たせ!皆もう集まっているのね」
ブラフマー「サラスヴァティー!大丈夫、あなたのことは私が命に代えてでも…」
ガーヤトリー「何か事件があったって聞いて…私達、力になれないかな…?」
スーリヤ「ありがたいわ!今人手が欲しい所だったの」
サラスヴァティー「あ、もしかして…さっきキラキラしたものが外に飛んでいくのを見たわ」
ガーヤトリー「それで、弾けてあちこちに飛び散っていったの…何だったのかわからなかったけど、関係あるのかなって」
シヴァ「ふむ…それが本当ならば、中々複雑なことになっているやもしれぬ」
パールヴァティー「アムリタがあちこちに飛んで行っちゃったってことかしら?」
クリシュナ「アムリタってそんな力も持っているのか。驚いたよ」
ブラフマー「アムリタを手に入れたときはヴィシュヌが主導していたから、彼が居ないとわからないことも多いのが厳しいね」
スーリヤ「そうね…ヴィシュヌ、どこに行っちゃったのかしら?」
シヴァ「おそらく、我やブラフマーが封印されていたのと同じように、ヴィシュヌも力を奪われ封印されているのではと考えている」
ブラフマー「仮面を通して世界を見ても、消息が掴めなかったからね」
クリシュナ「あぁ、そのことについてなんだけど…」
インドラ「なんだクリシュナ!腹でも減ったか?」
クリシュナ「それはキミのことじゃないかな。…いや、ヴィシュヌに関することだよ」
シヴァ「そういえば、不穏な気配に混じり神の気配も感じていたな」
クリシュナ「そう。不穏な気配は間違いなく魔神のものだろうけど、神の気配…あれは僕からしてみればどこか懐かしく感じるものだったんだ」
ブラフマー「懐かしく…そうか、クリシュナはヴィシュヌの化身の一柱だから、もしかしたらその気配はヴィシュヌかもしれないと…」
クリシュナ「微かな気配だったから、本当にそうなのかはわからないけどね」
スーリヤ「でも、これが本当ならとっても心強いじゃない!探しに行く価値はあるわ」
サラスヴァティー「ええ!…でも、気配を追いかけるんだったら、クリシュナの方が向いているのかしら」
クリシュナ「今ここにいないけど、ラーマも僕と同じことができると思うよ。大河に行ってみるのもいいかもしれないね」
パールヴァティー「なるほどね!大河にもいっぱい神様がいるから、会いに行って損はないと思うわ」
???「わぁっ、みんなここに集まってるの?」
シヴァ「ガネーシャではないか。どこに行っていたのだ」
ガネーシャ「お父さん!お母さんも!ちょっとガネーシャと一緒に遊びに出かけてたんだよ」
ガネーシャ「それでね、これ見て!さっき拾ったんだけど、キラキラしててとっても綺麗でしょ?」
パールヴァティー「あら本当!…不思議な輝きね、虹色に光ってるような…って、これ」
シヴァ「ガネーシャ、それはアムリタではないか?ひとしずくだけしかないから、大した力は持っていないようだが」
ガネーシャ「これってアムリタって言うの?綺麗だね!」
ブラフマー「それは綺麗なだけじゃなくて、不思議な力を持った薬でね。今それを集めようという話になっていたんだよ」
スーリヤ「キラキラ集めだったら、ガネーシャ得意じゃない?」
ガネーシャ「うん!得意だよ!」
ガーヤトリー「じゃ、じゃあ…アムリタを集める係と、魔神を倒す係と、ヴィシュヌさんを探す係…で、別れたほうがいい…のかな」
インドラ「よっしゃあ、俺は魔神を倒す係を引き受けるぜ。任せとけ!」
クリシュナ「インドラは頼もしいね。そうなると、僕は自動的にヴィシュヌを探す係となるのかな」
シヴァ「インド魔宮に残り、インド魔宮の治安を守る係も必要そうだ。皆が出払っていては危険だろう」
インドラ「今別の地域に出かけちまってる神もいるんだろ?ヴァルナとかナーサティアとかもやしとかな!」
???「ダスラさんはもやしではありませんっ!ローンウルフですっ!」
パールヴァティー「あらっ、まぶしいわ!」
インドラ「よっしゃ、やっぱり来やがったぜ!なぁチヤヴァナ」
チヤヴァナ「はいっ!…ん?インドラさんだけではなく皆さん集まって…いったい何をされていたのでしょうか」
スーリヤ「ダスラのこともやしって言うと飛んでくるってなんか怖いわね…」
インドラ「説明とかいるのか?チヤヴァナ、俺は今から魔神退治に出かけるぜ。お前も来るだろ!」
チヤヴァナ「魔神退治ですか?はい、喜んでっ!インドラさんからお誘いいただいたのですから、断りませんよっ!」
チヤヴァナ「きっとインド大河にはアグニさんもいらっしゃると思います!お誘いしに行きましょうか!?」
クリシュナ「インド大河なら僕も用事があるんだ。伝言ならしておくよ」
インドラ「それならクリシュナに任せとくぜ!」
ブラフマー「インドの神々はこういう時結束してくれるからありがたいね」
シヴァ「協調性のある神が多いからな。では我らも組み分けをして動きはじめるとしよう」
ガネーシャ「キラキラ集めなら任せて!」
集まった神々で一旦組み分けをすることとなった。神々は自分の得意分野を把握しているので、悩む時間は少なかったと見える。
戦うことに自信のある神様は魔神を倒す係に、インド大河に出かける用事のある神々はヴィシュヌ様を探す係に、そして綺麗なものを見つけるのがうまいという神々はアムリタを捜索する係へと別れた。
ガネーシャ「私たちはインド魔宮周辺を探せばいいのかな?」
サラスヴァティー「きっとそうね!大河や海岸は、他の神様が探してくれそうだし…」
パールヴァティー「お留守番係みたいなものかしら?」
ガーヤトリー「もし魔神が出てきたら、私達でやっつけないと…少し怖いけど、がんばろう」
サラスヴァティー「ええ、きっと大丈夫よ。ブラフマーさんも残ってくれるそうだもの」
ブラフマー「と、当然だよ」
ブラフマー「サラスヴァティーに何かあったらと思うとね…」
ガネーシャ「ブラフマーって優しいんだね!」
パールヴァティー「サラスヴァティーに良い所見せられるといいわね!」
ブラフマー「緊張してきてしまった…」
ブラフマー「同じ空間にサラスヴァティーが居るというだけで、私は祝福されているのも同然であるのに…」
サラスヴァティー「ブラフマーさん、どうしたの?後ろを向いて…具合でも悪いなら休憩していた方が」
インドラ「魔神退治っつってもよ、この辺りに出る魔神を全部やっつけちまったら暇じゃねぇか?」
チヤヴァナ「それでしたら、魔神を探しに行けばいいんですよ!」
インドラ「なるほどなぁ…チヤヴァナ、お前冴えてるぜ!」
スーリヤ「…あの様子だと、ガネーシャたちは魔神と戦わなくても大丈夫そうね」
サラスヴァティー「スーリヤも魔神退治頑張ってね!」
スーリヤ「ええ、任せておいて!」
パールヴァティー「頼もしいわね!」
シヴァ「パール、ガネーシャ。おかしなことがあったらすぐに我に異変を伝えるのだぞ」
パールヴァティー「もちろんよ!あなたも頑張ってね」
ガネーシャ「お父さんが魔神をやっつける係なら安心だよ!」
クリシュナ「それじゃあ僕はインド大河に早速出かけるとするよ。何かあったら戻ってくるからね」
ブラフマー「わかった。念のため、この仮面をあなたの傍に漂わせておくよ」
クリシュナ「ありがとう」
役割分担を決め、それぞれ行動に移す神々であった。 - 【調査!インド大河】
クリシュナ様はインド魔宮であった出来事をインド大河の神々に伝えるべく、インド大河へと赴く。
インド大河は今日も日差しが強い。大きく雄大に流れる大河の傍には、ガンガー様、バギーラタ様がのんびりと過ごしているところであった。
ガンガー「ん?クリシュナだね。川で水遊びでもしに来たのかな?」
バギーラタ「今日差しがちょうど和らいでね。木陰で読書するのも悪くないよ」
クリシュナ「二人とも、会えてちょうどよかったよ」
クリシュナ「今ラーマたちを探しているんだ。インド魔宮で事件があってね」
バギーラタ「事件?詳しく聞かせてもらえないだろうか」
クリシュナ「うん、そうだね。実は…」
クリシュナ様はこれまでのいきさつを二人に共有する。今まであった出来事を伝え終わると、ガンガー様、バギーラタ様の二人はお互いに目を丸くする。
バギーラタ「アムリタと言えば、確か…シヴァやブラフマー、そしてヴィシュヌが乳海で手に入れたものじゃないか?」
ガンガー「力を有した霊薬だから、魔神達の手に渡らないよう封印したはずだったが…」
クリシュナ「もしかしたら、そのしずくがこの付近にも散らばっているかもしれないんだ」
バギーラタ「私達でも手伝えることがあれば手伝うつもりだよ」
ガンガー「大河の中に入った物であれば、私もすぐに気が付くだろうからね」
ガンガー「少し、クンビーラと大河を探してみるよ。言われてみれば、不思議な光を見たんだ」
クリシュナ「ありがとう。それと、ラーマたちを見かけたら伝えておいてくれないかな?」
ガンガー「なんだい?」
クリシュナ「まだ確信はできないんだけど、ヴィシュヌの力を感じるんだ。インド魔宮よりも感じられるから、この付近にいるのかもしれない」
バギーラタ「ヴィシュヌがこの辺りにいるのか…」
ガンガー「わかった。私は川を通っていくよ。二人は川沿いを歩いてみてはどうだろう?先ほどハヌマーンとラクシュマナを見かけたから、その近くにラーマもいるかもしれない」
クリシュナ「ありがとう。助かるよ」
バギーラタ「私も戦闘では頼りにならないだろうが、ついていくとしよう。一人で歩くよりかは危険が少ないはずだ」
クリシュナ「バギーラタもありがとう。頼りにしているよ」
ガンガー様は、クンビーラの背に乗り、川を滑るように去っていく。ガンガー様はこの大河の化身であるため、何かしらの異変があればすぐに気が付くのだろう。
クリシュナ「じゃあ、ラーマたちを探しに行こうか。ガンガー曰く、川沿いを歩いていけばいいと聞いたから、アムリタのしずくを探しつつ進んでいこうか」
バギーラタ「ああ。それがいいだろう」
クリシュナ様、バギーラタ様もその場から離れ、ガンガー様の言う通り川に沿って歩いていく。日差しが和らいだとはいえ、大河からの照り返しがまぶしい。
しばらく歩き続けると、どこかから声が聞こえてくる。どうやら、複数人で会話をしている声に聞こえるが…。
バギーラタ「ん?どうやら、あちらの方から声が聞こえるね。近寄ってみるとしよう」
クリシュナ「そうだね。ラーマ達かもしれない」
???「これ、たくさんあつめてお母さまにわたすんだ!ぜったいオマエらになんかわたさないぞ!」
バギーラタ「…この声はラクシュマナか?何かに襲われているみたいだ、早く行こう!」
ラクシュマナ様の声のする方へ駆けつけると、数体の魔神と数人の神様が戦闘をしていた。ラクシュマナ様もその場で応戦しているようだ。
クリシュナ「これは結構大変な状況だね。早く片付けないと」
ラクシュマナ「あっ!バギーラタとクリシュナ!今まじんがいっぱいいるんだ!ハヌマーンとお兄ちゃんたちがたたかってるんだぞ!」
ハヌマーン「ラクシュマナ、どうしたッスか?…ああ、クリシュナさん。ちょうどいいところに…見てのとおりなんで、手伝ってくれませんか」
クリシュナ「言われなくてもそうさせてもらうよ」
???「クリシュナ!マジ助かった!こっち手伝ってくれない?バギーラタはラクシュマナ連れてシーターのとこに避難してた方がいいかも!」
バギーラタ「ラーマ!私も参戦しなくて大丈夫か?」
ラーマ「任せとけって!」
ラーマ「その代わりに悪いけど、ラクシュマナとシーターのこと守ってくれない?万が一のことあったらマジでヤバイしさ」
バギーラタ「わかった。引き受けよう」
ラクシュマナ「お兄ちゃん!ちゃんと帰ってくるんだぞ!」
ハヌマーン「シーターはカウサリヤーさんを守っててくれてるんスよ。二人が来てくれて助かったッス」
クリシュナ「とにかく、ここの魔神達をさっさと片付けないとゆっくりと話もできないね」
ラーマ「クリシュナ、オレもちょうど、アンタに話したいことあってさ!チョーナイスタイミング!来てくれてありがとな」
ハヌマーン「おっと…危ないッスね。…仕方ないんで、こっちの魔神は引き受けるッスよ」
ラーマ「ハヌマーンマジ頼りになる~!じゃあ、オレはこっちの魔神な。クリシュナ、そいつ頼むぜ!」
クリシュナ「ああ。すぐに片づけてみせるよ。…まさか、こんな形で再会するとは思ってなかったね」
ハヌマーン様、ラーマ様、クリシュナ様は、バギーラタ様がラクシュマナ様を連れて安全な場所へ避難するのを見届けたあと、それぞれの相手と対峙する。戦いは免れなさそうだ!
(ボス戦)
第1 ボス †
維持神のヴァーハナ ガルーダ | |
---|---|
&ref(): File not found: "維持神のヴァーハナ ガルーダ.jpg" at page "乳海巡るアヴァターラエリアデータ"; | |
HP | 2500 |
報酬 | ヴィシュヌの解放石(維持)、ヴィシュヌの解放石(創造) |
遭遇時 | 何体かの魔神が現れているが、 そのうちの一体は リーダー格のようにも思える。 じりじりと、戦うために間合いを詰めていく! |
撃破時 | この魔神は間違いなく 維持神ヴィシュヌ様と関わりのあったガルーダが 魔神となってしまった姿だろう。 討伐すると、その懐からきらりと輝く宝石が見えた。 |
第2幕 †
第2幕台詞 †
- 【調査!インド大河】
魔神を倒すことで得られた解放石。この解放石に封印されていたのは、紛れもなくヴィシュヌ様だったようだ。
ヴィシュヌ「まさか、魔神に力を奪われるとはな…解放してくれたこと、感謝する」
クリシュナ「この勘が間違いではなかったと確信できたよ」
ラーマ「クリシュナもか。じゃあ、もう話す必要もないかな!」
ハヌマーン「二人ともヴィシュヌさんについて話したかったんスね」
クリシュナ「そうだね。僕はそのためにここインド大河に来たも同然だったから」
ヴィシュヌ「世話をかけたな、お前たち」
ヴィシュヌ「すまないが、今がどのような状況であるのか説明してはくれないか」
ラーマ「オレは詳しく知らないけど、魔神がスッゲー現れてるってことは間違いないっぽい?」
クリシュナ「魔神が…」
クリシュナ「実は、インド魔宮でアムリタが勝手に飛び出してあちこち散らばってしまったらしいんだ」
ヴィシュヌ「アムリタが…?まさか、あの霊薬…そんな力も秘めていたのか」
クリシュナ「僕は現場にいたわけじゃないけどね」
ヴィシュヌ「シヴァやブラフマーも今それらの問題の対処に当たっているのだな。大体把握したぞ」
ラーマ「そうだ、シーターやラクシュマナたちを迎えに行かないと!バギーラタに任せっぱなしじゃマジ悪いよな」
???「ラーマ!無事でよかった~!チョー心配したんだから~!」
ハヌマーン「シーター、走ったら危ないッス!…よくあのヒールで走れますね」
ラーマ「シーター!マジよかった~!シーターの顔見れてチョー安心した!」
ヴィシュヌ「ハヌマーン、バギーラタ。二人ともご苦労だったな」
バギーラタ「あなたはヴィシュヌ…!」
ハヌマーン「封印が解けたんスね。とりあえず一安心ッスよ」
ラクシュマナ「お兄ちゃん!まじんやっつけたんだろ!やっぱお兄ちゃんはつよいんだ!」
カウサリヤー「みんな無事そうね。ワタシも安心したわ。…一緒に戦う事が出来なくてごめんなさいね」
シーター「カウサリヤーが気にすることないって!」
ラーマ「そーそー、シーターのこと守っててくれたっしょ?」
ウサリヤー「フフ…二人ともありがとう。魔神と戦って疲れたでしょう?少し休憩していくといいわ。大したものは用意できてないけれど…」
シーター「カウサリヤーが、おいっしいミールス用意してるから食べてってよ~!」
ハヌマーン「ありがたいッスね」
クリシュナ「僕もいただいていいのかい?」
カウサリヤー「もちろんよ。これからも魔神と戦わなきゃいけなくなりそうでしょう?これで力をつけてちょうだいね」
カウサリヤー様に案内され、ミールスをいただくことになった。程よく効いたスパイスが疲れた体に染み渡る。
ヴィシュヌ「インド魔宮にもまだ神がいるだろう。他地域に渡っていた神々も、時期になれば戻ってくるだろうな」
クリシュナ「そうだね。アグニに会いたいし、もう少しインド大河を調査していきたいところだけど、海岸にも行きたいな」
ラクシュマナ「アグニ?アグニならインド魔宮に行っちゃったけど…」
クリシュナ「あれ?そうなんだ。入れ違いだったらそれでいいかな」
カウサリヤー「ヴァーユはインド海岸の方へ向かっていったみたいね」
ラーマ「インド海岸にはクリシュナの兄弟がいるもんな~」
シーター「うん、早く行ってあげた方が安心するかも!」
クリシュナ「それだったら、僕はこれをいただいたらすぐに海岸に向かわせてもらうよ」
バギーラタ「私はインド魔宮の様子が気になるが…シヴァやブラフマーがそこにいるのであれば、私はここに留まって調査をしていたほうがいいのかもしれないな」
クリシュナ「ガンガーも戻ってくるかもしれないからね」
バギーラタ「そうだな。ガンガーが戻ってき次第、自分なりに今回の事件を考察してみよう。それで役に立てるのかはわからないが…」
ヴィシュヌ「いや、頼りにしている。お前のその知恵は、他人を助けるためにあるのだろう」
ヴィシュヌ「ハヌマーン、済まないが一つ今の状況を伝えにインド魔宮へ走ってくれないか」
ハヌマーン「僕ッスか?…あー…わかりました。急ぎの用なんスね」
ラーマ「ハヌマーンがマジで走るの、久しぶりに見るかも!」
カウサリヤー「皆、気を付けてね。疲れたらいつでも休みにいらっしゃいな。ワタシも力になりたいの」
シーター「アタシも!カウサリヤーのお料理はマジおいしいから、インド魔宮で頑張ってる皆にもチョー食べてもらいたいな~!」
ラクシュマナ「ハヌマーン!ハヌマーン!インド魔宮行ったら、すぐに大河に戻ってくる?」
ハヌマーン「用が済んだらすぐに戻るッスよ」
ラクシュマナ「男のやくそくだぞ!」
ハヌマーン「ほんと、どこでそんなセリフ覚えてくるんスか…」 - 【調査!インド魔宮】
一方、インド魔宮の様子だが。やはりこちらも魔神が多く出現しており、その対応に追われている様子だ。
インドラ「倒しても倒してもわんさか湧いてきやがるぜ!」
チヤヴァナ「すごいですねっ!これは自分の限界を知るための修業に最適です!」
スーリヤ「前向きね…でもこれじゃ本当にきりないわ。それになんか妙よ」
???「あぶねぇな!よく見とけよインドラ!」
インドラ「お?あぁ!アグニじゃねぇか!」
チヤヴァナ「アグニさんっ!駆け付けて下さったんですね!ありがとうございますっ!」
アグニ「よく前見とけよ二人とも!」
シヴァ「アグニ。インド大河から来たのか?クリシュナに会いはしなかったか」
アグニ「クリシュナ?いや、俺は見なかったな。入れ違っちまったか」
シヴァ「それならば仕方あるまい」
ブラフマー「シヴァ、仮面を通して見えた状況はちょくちょく教えてるけど、ヴィシュヌが解放されたみたいだ」
シヴァ「そうであろうなと今思っていたところだ。インド魔宮に居ながら、大河にいる奴の気配を感じる」
???「シヴァさん、ブラフマーさん!今ってお取込み中~?」
シヴァ「うん?…ラクシュミー、アラクシュミーの姉妹ではないか。見てのとおり、魔神が攻め込んできている」
アラクシュミー「魔神!?あっ!本当だわー!」
ラクシュミー「お姉ちゃん、流れ弾が飛んで来たら危ないから、ちょっと離れてた方が…」
アラクシュミー「わあーっ!服が燃えてるわー!消さなくっちゃ…あいたーっ!」
ラクシュミー「もう当たってたの!?」
アラクシュミー「ふぅ…危なかった!ラクシュミー、あれって魔神?全然気づかなかったわ!」
ラクシュミー「うん、そうみたい…どうしよっか、外出て遊ぼうって思ってたのにー…魔神なんてキライ!」
シヴァ「あの魔神をすべて撃破すれば、安心して外に出れるだろうな」
アラクシュミー「そうなの?!でも手ごわそうね…ラクシュミー、どうする?」
ラクシュミー「うーん…じゃあ魔神にやつあたりしよっか!」
アグニ「あ!ラクシュミーとアラクシュミーか!ラクシュミーはともかく、アラクシュミーは気をつけとけな!」
アラクシュミー「? なんで?」
アグニ「なんでって…流れ弾全部お前に当たるからだよ!」
アラクシュミー「どーんとこい!」
スーリヤ「いや、だめでしょ!」
ラクシュミー「お姉ちゃん、あぶないあぶないっ!」
アラクシュミー「へ?あわーっ!」
???「おっと!」
???「…この状況はいったいなんだ?面倒な」
スーリヤ「あっ、ヴィヴァスヴァット!ヤマ!駆け付けてくれたのね!」
ヴィヴァスヴァット「遅くなったな!ヤマが動いてくれなくてな。はは!」
ヤマ「君達は私の力を借りたがっていたようだが、まさか私をこの魔神どもと戦わせるつもりか?」
ブラフマー「二人とも来てくれて助かった」
シヴァ「ヤマの言う通り、魔神と戦ってほしい。一体一体は大した相手ではないが、数が多くてな」
ヤマ「一体一体を相手にするからいけないのではないか?よく観察してみたまえ」
インドラ「もっともだぜ、まとめてぶっ倒したほうがいいな!」
ヤマ「いや、倒すだけではいけない」
ヤマ様が慣れた手つきで、手にしている縄をあちこちに張り巡らせる。その縄に足を取られた魔神は、あっという間に縄に捕らえられ、ひとまとまりになってしまった。
ヴィヴァスヴァット「さすがだな!この場はこれで一旦落ち着けばいいが」
ヤマ「倒すと湧いてくるのであれば、倒さず置いておけばどうなるか観察してもいいのではないか」
スーリヤ「倒すからそのたびに出現してたってこと…?」
ヤマ「出現したというより、復活したというほうが正しいだろう」
ヤマ「時間の乱れにより復活したのであれば、倒すたびに時間が巻き戻っていてもおかしくはないだろう」
ブラフマー「そうか…アムリタの持つ不老不死と言う力も、老いないよう死なないよう時間を操作するという意味では乱れを生じさせてもおかしくないな」
シヴァ「各地で歪みが出ていると思っていたが、まさかこれも要因になるとはな…封印していたことで保たれてはいたものが、歪みによって生じたものによってさらに歪んでしまった…という状況か?」
ヴィヴァスヴァット「しかし、敵の全部を捕らえるなんて話も現実的ではないな。ヤマの言うような敵だけでもなかろう」
チヤヴァナ「困りましたね…!こんなとき、アシュビンのお二人がいたら…」
スーリヤ「そういえば、チヤヴァナ今日はアシュビン双神やスカニヤーと一緒じゃないのね。珍しいんじゃない?」
チヤヴァナ「はいっ!僕は本日、ナーサティアさんに頼まれナツメグを調達するお手伝いをしておりました!」
チヤヴァナ「スカニヤーさんは、何をしているのか全く聞いてはいないのですが…」
スーリヤ「そう…じゃあ、ガネーシャたちと一緒になってるかもしれないわね」
アグニ「ガネーシャたちと?」
スーリヤ「今、アムリタのしずくを探してもらってるのよ」
ブラフマー「各地に散らばってしまってね…魔神が活性化してしまっている理由も、おそらくはそれじゃないかなと思っているんだ」
アグニ「なるほどな…」
インドラ「しかしよぉ、ここのとどまってるのも暇だな!魔神は倒しちゃいけねぇっていうしよ」
チヤヴァナ「僕はアシュビンのお二人が安心して戻ってこれるよう、この周辺のパトロールを行いますっ!」
ハヌマーン「ふぅ、やっとついたみたいッスね」
アグニ「ん?ハヌマーンじゃねぇか。どうしたんだ」
ハヌマーン「いや、インド大河組の詳細を伝えようとヴィシュヌさんから言伝もらってます」
シヴァ「ふむ、ヴィシュヌからか」
ハヌマーン「やっぱり、ヴィシュヌさんは魔神に捕まってたッス。ブラフマーさんは仮面浮いてたんで知ってるかと思いますけど」
ブラフマー「ああ、見させてもらってたよ。クリシュナにお供がいなかったものだからね」
シヴァ「それで、インド大河の様子は?」
ハヌマーン「今のところ、魔神を討伐したんで落ち着いてるかと思うんスけど…」
ヤマ「……」
ハヌマーン「あの縄見たら心配になってきましたね」
ブラフマー「私が見たところ、まだインド大河におかしな異変はなさそうだ。しかし、いつ起きるとも分からないから用心するに越したことはなさそうだね」
ハヌマーン「でしょうね…はぁ、面倒なことになってきたッス」
ハヌマーン「とりあえず、インド魔宮の様子を伺ったらまたインド大河に戻るつもりッス。もしかしたら、インド海岸の方にも足を運ぶかも知れないッス」
シヴァ「わかった。頼むぞ」
ラクシュミー「ねぇねぇ、インド大河にヴィシュヌさんがいるの~?それだったらラクシュミー、インド大河に遊びにいこっかなぁ」
アラクシュミー「インド大河はいいわよね~、気が付いたら川に流されちゃうんだけど、気持ちいいもの」
ハヌマーン「ふたりはインド魔宮に留まってた方が安全なんじゃないかと思うんスけど…」
ラクシュミー「えーっ!?行っちゃだめなの…?」
ハヌマーン「わっ、泣かないでくださいよ!仕方ないッスね…僕は止めないッス」
ラクシュミー「やったぁ!お姉ちゃん、ヴィシュヌさんに会えるかもね!」
アラクシュミー「ヴィシュヌさん、元気かな?魔神に捕まってたんでしょ?」
ブラフマー「見たところ何事もなさそうだね」
ブラフマー「…ん!?サラスヴァティー!」
ラクシュミー「突然叫んでどうしたの?」
シヴァ「サラスヴァティー…ということはパールやガネーシャたちに何かあったか?」
ブラフマー「すまない、今説明している暇はなさそうだ!今行く!」
シヴァ「ブラフマー!…困ったものだ」
ヴィヴァスヴァット「ブラフマーを追いかけるなら、俺もついて行こうか?」
シヴァ「そうだな…ここはヴィヴァスヴァットらに頼もう。我はここで縛った魔神の監視をしている」
ヤマ「私もここを動くつもりはない。冥界に戻ってもいいのなら戻らせてもらうがな」
アグニ「ヴィヴァスヴァット、俺もついてくぜ!」
スーリヤ「私も行くわ!」
チヤヴァナ「僕も行きますっ!」
インドラ「俺も行くぜ!」
シヴァ「これではこの場に誰もいなくなってしまうではないか」
ヤマ「そう時間はかからないだろう」
ヴィヴァスヴァット「参ったな、俺もこんなに連れていくことになるとは思ってなかったんだが…まぁいい、早く行くとしよう」
ハヌマーン「うーん。僕はここに残っておくッス。僕もあの縄で縛った魔神、気になるんで」
ラクシュミー「お姉ちゃん、どうする?わたしたちもここに残ってた方がいいのかなぁ」
アラクシュミー「ついて行ったら戦うことになるものね」
シヴァ様、ヤマ様、ハヌマーン様、ラクシュミー様、アラクシュミー様はこの場に留まり、それ以外の神々はサラスヴァティー様の応援に行ったブラフマー様の後に続く。
駆け付けると、サラスヴァティー様をはじめ、ガーヤトリー様、ガネーシャ様、パールヴァティー様、スカニヤー様らが魔神と戦闘しているようだ。
チヤヴァナ「スカニヤーさんっ!いつの間に実践的な修業をはじめたのですか!?」
スカニヤー「あっ、チヤヴァナさん!見てください、チヤヴァナさんのおかげで…ほら!簡単に避けられるんですよ!」
ブラフマー「サラスヴァティー!今助ける!私の後ろへ下がって…」
サラスヴァティー「あっ、ブラフマーさん!助けに来て下さったんですね、ありがとうございます!」
スーリヤ「かっこつけちゃって!とりあえず早い所片づけなくっちゃね」
インドラ「おいおい、こっちが留守だぜ!」
アグニ「四方八方から湧いてくるな、一体どこからきやがるんだ?」
ヴィヴァスヴァット「さあな。辺りをよく見とけよ!」
ガネーシャ「わぁーっ!あぶない!」
パールヴァティー「ガネーシャ、大丈夫?」
ガネーシャ「うんっ!お母さんありがとう!」
スカニヤー「パールヴァティーさん、さすが…!お強いですねっ!」
パールヴァティー「ふふん、任せておいて!みんなも、ヴィヴァスヴァットが言ってたと思うけどよく見て戦えば大丈夫なはずよ」
ガーヤトリー「は、はい…!周りをよく見て…」
サラスヴァティー「確かにたくさんいるけど、全然統率が取れてない感じね…」
ガーヤトリー「!言われてみれば…リーダー格がいないのかな」
スーリヤ「なるほど、だから動きが大したことないのね」
スカニヤー「あっ!動きをよく見たらわたしにも討伐できました!」
チヤヴァナ「おめでとうございますっ!さすがスカニヤーさん、努力は必ず実を結びますねっ!」
アグニ「仲がいいじゃねぇかお前ら…」
ヴィヴァスヴァット「ガネーシャ、こっちにこい!敵はがむしゃらにお前を襲ってきているように見えるぞ」
ガネーシャ「ほんと?じゃあそっちに行く!あとはお願いっ!」
インドラ「よっしゃ!一気にけりつけるぜ!」
(ボス戦)
第2 ボス †
狡猾なる蛇の王 タクシャカ | |
---|---|
HP | 3500 |
報酬 | 超聖水、薬草(HP回復) |
遭遇時 | ガネーシャ様を狙い、追い回す魔神たち。 どうやら、細かい魔神たちを統率しているのは あの蛇の王のようだ。 あの魔神を倒せば、戦いも有利に進むはずだ! |
撃破時 | タクシャカを倒すことにより、 細かな魔神の統率が失われ すべてを片づけるのには時間がかからなかった。 おそらく戦いを得意としている神が集っているから、という理由もあるだろう。 |
第3幕 †
第3 台詞 †
- 【調査!インド魔宮】
魔神を片づけ、一息つくインドの神々。ガネーシャ様に襲い掛かっていた理由、それは…。
ガネーシャ「ほら見て!じゃーん、キラキラいーっぱいひろったんだよー!」
スーリヤ「これ…アムリタのしずくだわ!こんなにいっぱい…ブラフマー!早くこれ…」
ブラフマー「サラスヴァティー、あなたが無事で本当によかった…」
スーリヤ「だめだわこりゃ」
ブラフマー「…ん?アムリタのしずくか!インド魔宮だけでこれだけあるとは…」
ガーヤトリー「これでも、インド魔宮の一角をみただけで…まだ、もっとたくさんのしずくが拾えそうだなって」
チヤヴァナ「これがアムリタですか!とてもきれいですっ!…ところで、今はこれを集めているのですか?」
スカニヤー「なんだかそうらしいんです!それで、パールヴァティーさんたちをお手伝いしていたら魔神が…」
チヤヴァナ「なるほど…!では僕もお手伝いしますよっ!なんでもお任せください!物を探すのでしたら、どこまででも探しに行きます!」
アグニ「しかしアムリタって液体じゃなかったか?なんで宝石みたいに拾えるんだろうな」
ブラフマー「超魔神の涙と同じように、神の力の結晶と言っていいからね。固体や液体などの決まった形を持たないのだと思うよ」
インドラ「よくわかんねぇけど、触って手が濡れるわけじゃねぇんだな!」
ヴィヴァスヴァット「しかし、本当に不思議な色をしているな。それにほのかに光っているのか?目立つからこれを手掛かりに探しやすそうだ」
パールヴァティー「ほんとねぇ~、ソーマの霊酒を思い出すわ」
ヴィヴァスヴァット「そういや、カーラネミはこういう珍しいものを見つけたら黙ってないと思うな。ほら、タマゴの殻を集めてた時もそうだったんだろう?」
スーリヤ「あっ!そブラフマー「実験に使われたらそれこそ時空の乱れを起こしかねない…。致命的なことになったら困るから、はやく向かった方がいいかもしれないね」
スカニヤー「それだったら、わたし行ってきますよ!」れもそうね…探しに行った方がいいかしら」
チヤヴァナ「スカニヤーさん、大丈夫ですかっ!?女性が一人で歩くのは危ないでしょう、僕も付いて行きますよ!」
スカニヤー「わぁ、ありがとうございます!チヤヴァナさんがいてくれたらとっても心強いです!」
インドラ「よくわかんねぇけど、チヤヴァナとスカニヤーって仲いいじゃねぇか!」
チヤヴァナ「はい!スカニヤーさんとは仲良くさせていただいてます!先日は一日、ヨガについて…」
アグニ「あー、わかったわかった」
一旦シヴァ様らと合流し、状況を共有したほうがいいという所から、来た道を戻ることとなった神々。
ガネーシャ様の持つアムリタのしずくを分担し、持ち運ぶ。いくつものしずくがあったものの、ひとまとめにすると一つの大きなまとまりとなるようだ。
ヴィヴァスヴァット「あそこだな。あちらの様子はあまり変わりないようだが…」
インドラ「ん?神が増えてるみたいだぜ」
チヤヴァナ「ああっ!ナーサティアさん!ダスラさん!」
アグニ「よ、よく見えんな」
チヤヴァナ様の指さす方には、まぶしい白髪の神々が目に入る。あのいでたちは間違いなくアシュビン双神だろう。
ナーサティア「あら、みんな戻ってきたみたいよ」
ダスラ「はぁ…チヤヴァナまでいるのか。面倒だな…」
ヴィヴァスヴァット「二人とも戻ってきていたか、ちょうどいい!話は聞いたか?」
ナーサティア「大体の話は聞いたわ。どうにも、大変なことになってるってことは把握したけれど…」
ダスラ「アムリタね…あの霊薬、魔宮の奥地に封印してたの、初めて聞いたわ」
ブラフマー「この情報を知っている神は少ないだろうな。それこそ、乳海を知っている神々くらいだろう」
ヤマ「私は霊薬とやら、特に興味もわかないな」
ナーサティア「ヤマは冥界神だものね」
ダスラ「で、俺らはどうしろと。特に用もないなら、道開けてほしいんだけど」
チヤヴァナ「ナーサティアさんっ!ダスラさんっ!共にアムリタを探してくださいませんか!?アシュビンのお二人がいれば万人力ですっ!」
ナーサティア「手伝うのは構わないわよ!クリシュナだって頑張ってるんでしょ?」
ハヌマーン「あの人なら、インド海岸に行くって言ってたッス。今から行けば、ちょうど鉢合わせるんじゃないスか」
パールヴァティー「インド海岸の魔神は強力だから、複数人で行った方がいいかもしれないわね」
サラスヴァティー「そうね…クリシュナがいくら強いとはいえ、今回の事件の魔神は少し癖が強い気がするの」
ヴィヴァスヴァット「確かにな。普通なら倒してそれっきりのはずが、倒しても倒しても出現したり…もう倒したはずの魔神が現れたりな…」
???「楽しそうな話をしているね。何の話?」
ダスラ「チャンドラか。後ろから声かけるの、やめてくれる?」
チャンドラ「そう身構えないでよ。僕がまるで魔神みたいじゃないか」
スーリヤ「相変わらず、神出鬼没ね…」
チャンドラ「アムリタがどうのって話を聞いたけど。道中で拾ったこれだよね?」
シヴァ「うむ、間違いないな」
ガーヤトリー「やっぱりまだあちこちに落ちているのね…探してこなくちゃ」
チャンドラ「フフフ…いや、拾ったというのは語弊があるかな。これは持つべき者を選ぶ代物だからね」
ブラフマー「何かあったのかい?」
チャンドラ「大したことではないけどね…」
チャンドラ「とにかく、集めるのだったら早く集めてしまった方がいいと思うよ。…その必要がないと思うなら、ゆっくりと集めるでもいいと思うけどね」
ダスラ「はぁ…面倒なんで、はっきり言ってくれる?」
チャンドラ「魔神が封印を解いた…と言うことは、魔神たちはこれを狙っているのはわかるよね。じゃあなぜ狙っていると思う?」
ヴィヴァスヴァット「……なぜ?」
インドラ「なんだぁ!?突然クイズかよ!」
アグニ「わかんねぇな…なんでコイツが欲しいのかよ。確かに、なんか力は感じるがコイツだけじゃ大したことねぇぜ?」
インドラ「あ!けどよ。集めると一つの大きなまとまりになったじゃねぇか」
サラスヴァティー「大きな神の力の塊…?そういえば、タマゴの殻事件も、タマゴの殻には神の力が宿っていて魔神が集めてたって聞いたわ」
ガーヤトリー「それだけ、魔神にとっては神の力は魅力的なのかな…」
ブラフマー「単純に、神の力云々ではなく魔神が力に反応してそれを取り込もうとしているだけかもしれないよ」
ガーヤトリー「そっか!確かに…」
シヴァ「ところで、ラクシュミーらはどこへ行った?」
ハヌマーン「あれ、さっきまでそこに並んでたんスけどね…」
アグニ「いつも二人でふらふらしてるからな。大したことじゃねぇよ」
スーリヤ「確かにいつも通りと言えばいつも通りではあるけどね…」
ガネーシャ「そうそう!ナーサティア、ダスラ、チャンドラ!それとみんな、カーラネミ見なかった?」
ナーサティア「カーラネミ?」
ダスラ「俺は知らないけど」
チャンドラ「カーラネミね…」
シヴァ「この辺りにはまだ来ていないぞ。見つけたら足止めしておこう」
ガネーシャ「うん!ありがとうお父さん!」
ナーサティア「確かに、アムリタを一番渡しちゃいけない相手かもしれないわね…」
チャンドラ「カーラネミの姿は僕も見てはいないけど、いるとしたら研究室付近じゃないかな」
パールヴァティー「なるほどね。いなくてもそこで待ち伏せできるものね!」
ヤマ「先に言わせてもらうが、私は人探しはしないからな」
シヴァ「それは承知の上だ。ヤマにはこの縛った魔神を監視していてもらいたいからな」
ナーサティア「この縄、やっぱりヤマのものだったのね」
ヤマ「下手に触らないほうがいい。今は死者でなくとも縛れる縄を使っているからな。あのようになりたいのであれば別だが」
ダスラ「あの縄で身動き取れない魔神、あんたがやったのか…」
ナーサティア「さすがヤマね。上手いこと関節を縛って抜け出せないようにしてるわ」
ダスラ「これを一瞬でやるんだからな。じゃ、この辺りは任せるわ」
ヴィヴァスヴァット「ヤマには俺もついておく。安心してくれ」
ガネーシャ「じゃあお父さん、お母さん、行ってくるね!アムリタのこと任せたよ!」
パールヴァティー「ええ、任せて!ガネーシャも気を付けてね!」
シヴァ「何かあったらすぐに帰ってくるのだぞ」 - 【気になるアムリタの謎】
カーラネミ様の拠点にしている部屋を目指し、歩みを進めていく。インド魔宮は道が入り組んでいるが、インドの神々はそれを意に介さず、迷うことなく進んでいく。
ガネーシャ「あちこちにキラキラが落ちてるね!ガネーシャ、もてる?」
ナーサティア「確かにインド魔宮でこれだけ見つかるなんてびっくりだわ。ガネーシャが見つけるの、上手いのかもしれないけどね」
チヤヴァナ「ガネーシャさん、持ち運びでしたら僕が持ちますよ!」
ガネーシャ「ほんと?わぁーい!チヤヴァナって力持ちだねー!」
ダスラ「なんでチヤヴァナまでついてきてるのかわからないわ」
ダスラ「そもそも、カーラネミを探したいのは俺じゃないと思うんだけど」
スカニヤー「ダスラさん、お手伝いしてもらって本当にすみません…すぐに要件片づけますから!そのあとはいっぱい休んでください!」
ダスラ「別にいいけど。大した用じゃないんだろ?さっさと終わらせて帰るわ」
ナーサティア「素直じゃないわね。もうすぐカーラネミのところにつくかしら」
ガネーシャ「あ!あれ見て!」
ガネーシャ「あれって、カーラネミだと思うんだけど、何かを拾ってるみたい!」
チヤヴァナ「本当ですっ!もしや、アムリタでしょうか?」
スカニヤー「お話聞いてみましょう!カーラネミさーん!」
カーラネミ「ん?あぁ、君達。よく来てくれたね!けど、今は手が離せないんだよ」
ガネーシャ「あれっ、その手に持ってるのって…」
スカニヤー「キングコブラでしょうか?…何に使うんですか?」
カーラネミ「もちろん、実験に使うのだよ。ふふん、よく聞きたまえ。私は今日、とても面白い素材を見つけてね!是非とも壺ちゃんに入れてみたいなと」
ガネーシャ「それってアムリタじゃない?どんな素材なのか見せてよ!」
カーラネミ「アムリタ…?これがそのアムリタだというのか!ほうほう、なるほど…私が見つけたのはこれなんだが…」
ナーサティア「どれどれ…?」
ダスラ「…………」
チヤヴァナ「よく見せてください!」
ガネーシャ「アムリタ…うーん、アムリタだと思うけど、私が見つけたのと比べると小さいかけらだね」
ナーサティア「そうね…でもアムリタであることは間違いなさそうよ。回収したほうがいいんじゃない?」
カーラネミ「む…今回収するという言葉が聞こえたが、これは私が先に見つけたものだよ」
ガネーシャ「それね、今みんなで集めてる所なんだ!カーラネミも手伝ってよ!」
ダスラ「シヴァやブラフマーも探してるから、下手なことしないほうがいいんじゃないの」
カーラネミ「どうする?壺ちゃん。…ふんふん…わかった、なるほどねぇ」
スカニヤー「すごい!カーラネミさんって壺さんとお話ができるんですね!」
ナーサティア「スカニヤー、あんまり深入りしないほうがいいと思うわ…」
カーラネミ「よし分かった。シヴァたちのところに案内してくれるかい?」
ガネーシャ「お父さんたちのところ?うん、わかった!」
チヤヴァナ「カーラネミさんも協力してくださるんですねっ!」
ダスラ「そうには見えないけどな」
カーラネミ様を連れ、シヴァ様らと再び合流する。チャンドラ様など何人かの神がその場からいなくなっているようだが、どうやら他の場所で調査を始めたようだ。
シヴァ「カーラネミではないか。アムリタ探しを手伝うつもりか?」
カーラネミ「手伝っても構わないが、それ相応の価値のあるものを渡してもらおうかと思ってね。構わないだろう?」
パールヴァティ-「カーラネミったら、この前のタマゴの殻を諦めきれてなかったものね!」
カーラネミ「あともう一歩で完成するところだったからね!今度こそ、このアムリタを使って完成させてみせるよ」
ブラフマー「残念だが、それはできないんだ。あなたが集めたアムリタのしずく、全て渡してもらえないかな」
カーラネミ「む…やはりそう来るか。壺ちゃん、ここは出なおしたほうがいいかもしれないね」
ヤマ「下手なことはやめておきたまえ。面倒なことになっては困る」
カーラネミ「ヤマじゃないか!よーし、今日こそその骨について詳しく教えてもらうとしよう!」
ヤマ「骨など連れていない。君は実に失礼だな」
パールヴァティー「ガネーシャ、ナーサティア、ダスラ、チヤヴァナ、スカニヤー!ご苦労様だったわ!」
ヴィヴァスヴァット「カーラネミは俺たちが説得するから、皆はインド大河やインド海岸へ行ってくれないか?」
ガネーシャ「お父さんとお母さんは?」
シヴァ「我とパールは引き続き、インド魔宮を守ることにする。すでにハヌマーンやインドラはここを離れているのだ」
ガネーシャ「そっか…わかった!」
チヤヴァナ「ガネーシャさんの護衛でしたらお任せください!」
ヴィヴァスヴァット「はは!頼もしい」
ダスラ「…まさか、俺もインド大河か海岸か行かなきゃならないわけ?」
ナーサティア「チャンス到来ね!アタシは海岸に行ってくるわ!クリシュナが向かってるんでしょ?」
ダスラ「あー…そんなこと言ってたかな」
ナーサティア「ダスラ、アナタはどうする?わざわざアタシに合わせることないわよ」
ダスラ「それもそうだが…」
チヤヴァナ「何でしょう!?」
ダスラ「いや、何も言ってないんだけど」
スカニヤー「それなら、ガネーシャさん、チヤヴァナさんと一緒にインド大河にわたしも行こうかなと思います!」
ナーサティア「じゃあ組み分けこれで決まりね!」
チヤヴァナ「そ、そうか…!アシュビンのお二人とは別れてしまうんですね!?」
ガネーシャ「ねぇねぇチヤヴァナ!肩車してー!スカニヤーがいい景色だって教えてくれたの!」
チヤヴァナ「肩車ですか?お安い御用ですっ!さぁ僕にしっかり掴まってくださいね!」
ナーサティア「よし、今のうちに出るわよ」
シヴァ「肩車ならば、我がいつでもするというのに…」
パールヴァティー「まぁあなたったら!焼きもちかしら?私のことを肩車してくれたっていいのよ」
チヤヴァナ「僕よりシヴァさんの方が背が高いですからね!肩車したらきっと天にも手が届くくらいですよ!」
ガネーシャ「お父さんにも今度肩車してもらう!代わりにガネーシャのこと肩車してあげて!」
シヴァ「ガネーシャをか?」
パールヴァティー「ふふっ、お揃いね!」
スカニヤー「とっても素敵です!さすがシヴァさん!」
チヤヴァナ「…あれっ!?アシュビンのお二人は!?」
パールヴァティー「さっき出発しちゃったわよ?」
ガネーシャ「チヤヴァナ、インド大河に行こうよー!キラキラ集めしよう!」
スカニヤー「わたしもキラキラ集めお手伝いしたいです!」 - 【気になるアムリタの謎】
一足先にインド大河へ戻ったハヌマーン様。遅れてサラスヴァティー様、ガーヤトリー様も到着する。
ラクシュミー「ヴィシュヌさん、魔神に捕まってたの助けてもらったんでしょ?よかった~」
ヴィシュヌ「これも皆のお陰だ。…ラクシュミー、そう近寄りすぎるな」
アラクシュミー「ヴィシュヌさん、元気?わぁ、元気そうねっ!よかった!」
ハヌマーン「あ、ラクシュミーさんとアラクシュミーさん。ここに居たんスね。勝手にいなくなるからどこに行ったのかと思ったッス」
ラクシュミー「あれっ、ハヌマーンさん!ラクシュミーたちはねー、こっそり抜け出してきちゃった!」
ラクシュミー「だって魔神って怖いもん。とっても強い神様だって、捕まっちゃうことあるんだもんね…」
アラクシュミー「大丈夫よラクシュミー!あたしが一緒にいる間は守ってあげるもの。任せて!」
ラーマ「あ!ハヌマーン!戻ってきてたんなら早く言ってくれよー!マジお疲れ!」
ハヌマーン「あー、どうもッス。ラーマさん、大河の様子は変わりないんスか」
ラーマ「今ガンガーとカーマ達が帰ってきたとこ!魔神とかは今のところ出てないかなー」
ハヌマーン「それなら安心ッスね。でも、さっきインド魔宮で不可解な事件があったんで、気を付けた方がいいかもしれないッス」
ラーマ「不可解な事件?マジかー、じゃあそれ説明してくんない?」
サラスヴァティー「ふぅ、インド大河はいつ来ても日差しがまぶしいわね!」
ガーヤトリー「インド魔宮にこもってると気が付かないよね…」
ラクシュミー「あ!サラスヴァティーちゃん、ガーヤトリーちゃん!こっちこっち!」
ヴィシュヌ「二人とも、インド魔宮から来たのだな」
サラスヴァティー「ええ、インド魔宮での探索がひと段落ついたから、他の場所も探してみようってことになったの」
ヴィシュヌ「それは頼もしい限りだ」
ヴィシュヌ「クリシュナはそろそろインド海岸に到着する頃合いだろう。ラーマはそこにいる。私もここでの事態が落ち着き次第、インド魔宮へ戻ろうと思っていたところだ。クリシュナとラーマの見ているものを共有できるのでな」
ラクシュミー「すっごーい!」
ラーマ「ヴィシュヌ、あんたはどうする?」
ヴィシュヌ「インド魔宮とこちらの状況の共有か。同席させてもらおう」
ハヌマーン「インド大河の日差しの下にいるとそれだけで疲れますからね…」
ラーマ様に連れられ、ガンガー様、カーマ様、ラティ様、ヴァサンタ様、そして元々からインド大河に居たシーター様らと合流する。
バギーラタ「ハヌマーン、無事そうで何よりだ。サラスヴァティー、ガーヤトリーも来てくれて助かる」
ラクシュミー「わたしとお姉ちゃんは先に挨拶し終わってるの!」
アラクシュミー「あらっ?この入口って自動で閉まるの?」
ガンガー「今話をしているところだったんだ。こっちに来るといい」
サラスヴァティー「わぁ!いい匂い!」
カーマ「よう、今ヴァサンタがお菓子焼いてるんだ。少し食ってやってくれねェか?」
ラティ「お菓子教室の帰りだったのよね、ちょうどよかったわ!」
ガーヤトリー「これってその…お菓子教室で作ってきたもの?もらってもいいのかな…」
ラクシュミー「えーっとじゃあね~…ラクシュミーはこのかわいい蓮華型のクッキーもらう!お姉ちゃんは?」
アラクシュミー「あ!あたしこれ!フクロウ型がいいわ!」
ヴァサンタ「あ…みんな今集まったのかな。もうすぐムルクも出来上がるから食べてってよ」
カウサリヤー「ヴァサンタのお菓子作り、とっても手際がいいの。ワタシより作るの上手だと思うわ」
ラクシュマナ「オレはお母さまのお菓子が一番好きだぞ!」
ラクシュマナ「でもヴァサンタのお菓子も、みとめてやってもいいぞ。もういっこ食べていい?」
ヴァサンタ「本当?光栄だよ。うん、もっと食べて」
ラクシュマナ「やった!これハヌマーンのぶん。帰ってくるって約束したからとっておいてやったぞ」
ハヌマーン「はは、ラクシュマナにもかわいい所あるんスね」
シーター「それアタシが作ったムルクじゃない?ヴァサンタとカウサリヤーにはかなわないけど、チョー頑張ったんだから!」
ラーマ「マジ?シーターの手料理食べられるとかハヌマーンマジ幸せ者じゃん!」
ヴィシュヌ「皆が落ち着いたところで情報を共有したいが構わないか?」
カーマ「あ、それもそうだな。俺らも帰ってきたばっかで、何が何だかって感じでよ」
ラティ「びっくりよねぇ、お菓子作って帰ってきたらみんなバタバタしてるんだもの」
ガンガー「それじゃあ、私の成果を先に伝えるとしよう。インド大河を調べてきたが、これだけアムリタが見つかったよ」
ラクシュミー「わぁ~綺麗!これアクセサリーにしたらおしゃれじゃない?」
アラクシュミー「ラクシュミーに似合いそうだわ!」
バギーラタ「さすがはインド大河だな…広いだけにたくさんのアムリタが落ちていても何らおかしくはないのか」
ガンガー「おかげで時間がかかってしまったけど、何とかまとめて持ってこれたよ。クンビーラもよく働いてくれてね」
カーマ「アムリタねぇ…これがその。実際に見たことはなかったな」
ヴァサンタ「本当にきれい…虹色に光ってるのかな…?」
ラティ「これって霊薬なのよね?不思議な物体だわ」
ヴィシュヌ「ラティの言う通り、これは霊薬アムリタだ。今は塊となっているが、普段は壺の中に液体の状態で入っている」
カウサリヤー「形を変えるお薬なのね」
ハヌマーン「薬っていうより、力の塊って言った方が近いかも知れないッスね」
カーマ「なるほど。俺はあまり関わらなかったが、あのタマゴの殻事件と近いものを感じるな」
バギーラタ「あの時は、日本の神の力が世界中に散らばってしまったのだったね」
ラーマ「確かそうだったっけな」
サラスヴァティー「そう、時間を司る神様だったから時間の歪みの原因の一つになってたかもしれないって聞いたわ」
ガーヤトリー「あまり詳しくはないけど、ギリシャの神様が封印されてたことも関係あるかも知れないって、ブラフマーさんが言ってたの」
ヴァサンタ「じゃあこのアムリタも…時間の歪みにかかわっているかもしれない…ってこと?」
ヴィシュヌ「その可能性は大いにあるな」
ハヌマーン「あ!そのことなんスけど…」
ハヌマーン「さっき、インド魔宮で不可解な事件があったって、ヴィシュヌさんやラーマさんには伝えたかと思うッス。たぶん、そんな感じの原因で起きたのかもっていう事件なんで」
ラーマ「時間の歪みによる事件?」
バギーラタ「……そうか。ギリシャではすでに討伐された魔神たちが再び出現したと聞く。そのケースに似ているのではないか?」
ハヌマーン「さすがバギーラタさんッスね」
ハヌマーン「インド魔宮で、倒しても倒してもきりがない相手と戦ったんスよ。大して強くはなかったんスけど、何度でも湧いてくるんでインドラさんやアグニさんでもうんざりしてたんです」
ガンガー「あの二人がうんざりするくらいとは相当だな」
ハヌマーン「ヤマさんの機転で、倒さず捕らえてみたところ新しく魔神がやってこなくなったんで、もしかしたら倒したその分、その個体の時間が巻き戻っているのかも…と」
ラクシュマナ「? つまりどういうこと?」
ヴィシュヌ「なるほど。倒されても、倒される前の姿に戻るということだな。アムリタの不老不死の力がこういった形で影響してくるとは」
ラクシュマナ「倒してもきりがないってこと?」
ラーマ「マジかよ。厄介だな」
ハヌマーン「ちょっとこのあたりでも警戒しておいた方がいいかもしれないッスね。さっき、ヴィシュヌさんを助ける時に倒した魔神がいるんで」
シーター「ちょ、ちょっと!マジでヤバくない?!それってどうやって倒せばいいの?!」
シーター様の発言の直後、ずずんと大きな地鳴りが響く。いやな予感が的中したと、この場の神々はすぐに察したようだ。
ヴィシュヌ「簡単なことだ。アムリタの力を失わせればいい。歪みの原因となるであろうアムリタを手にしているから、そのような異常な状態になるのだろうからな」
(ボス戦)
第3 ボス †
第4 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
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第4 台詞 †
- (ボス戦)
第4 ボス †
第5 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
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エリア、章名等 | -? | +?~? | +?~? | -- | |
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エリア、章名等 | -? | +?~? | +?~? | -- | |
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第5 台詞 †
- (ボス戦)
第5 ボス †
第6幕 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
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エリア、章名等 | -? | +?~? | +?~? | -- | |
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第6 台詞 †
- (ボス戦)