乳海巡るアヴァターラエリアデータ のバックアップ(No.24)
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- 1 (2016-01-29 (金) 12:59:36)
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- 3 (2016-01-29 (金) 19:55:46)
- 4 (2016-01-30 (土) 05:57:00)
- 5 (2016-01-30 (土) 13:20:11)
- 6 (2016-01-30 (土) 16:52:38)
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- 8 (2016-01-31 (日) 01:17:53)
- 9 (2016-01-31 (日) 12:33:19)
- 10 (2016-01-31 (日) 16:03:59)
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- 13 (2016-02-01 (月) 16:47:17)
- 14 (2016-02-02 (火) 01:11:42)
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- 16 (2016-02-02 (火) 14:05:34)
- 17 (2016-02-02 (火) 16:29:34)
- 18 (2016-02-02 (火) 22:43:18)
- 19 (2016-02-03 (水) 03:29:51)
- 20 (2016-02-03 (水) 14:15:36)
- 21 (2016-02-03 (水) 16:21:14)
- 22 (2016-02-04 (木) 01:08:50)
- 23 (2016-02-04 (木) 08:36:49)
- 24 (2016-02-04 (木) 15:47:01)
- 25 (2016-02-04 (木) 16:08:58)
- 26 (2016-02-05 (金) 03:20:55)
#style(class=table_left)
ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子になる気がしたので。エリアデータはこちら。必要項目が足りない可能性があります。改変よろしくお願いします。(nameless)
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなので、その辺のデータは参考程度に。
※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント、訂正お願いします。
情報提供等 †
わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかないので是非ご協力を。
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名を他情報と一緒に添えてください。
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#style(class=table_left)
- 【不可思議!アムリタの力】
(魔神3連続出現したので最初抜けあるかもしれません)
ヴィシュヌ『よくやった。だが気を抜くなよ、奴はアムリタを手にするより前に復活し行動しているらしい』
ラーマ「へー…アムリタが復活の原因になってないこともあるのか」
バギーラタ「ラーマ、ヴィシュヌと話をしているのか?それならこのことも伝えてくれ」
ラーマ「お?オッケー!何言えばいい?」
バギーラタ「今他の神々がカーリヤとの戦ったあとを調べているが…」
バギーラタ「いつの間にか、戦ったあとがなくなっているんだ」
ラーマ「えっ!?マジ?どういうこと?」
ヴァサンタ「…うん、やっぱり変だ…!カーマ、さっきまでその石…ここにあったよね」
カーマ「ああ、変だな…」
ラティ「不思議ね~、倒した魔神が消えてなくなるのはいいとして、戦った場所もいつの間にか変化してるなんて変な話よね」
スカニヤー「カーマさんの矢が刺さった跡もなくなっちゃってます!」
バギーラタ「…と言う状況なんだ」
ラーマ「マジかー…」
バギーラタ「ヴィシュヌ、そちらにシヴァとブラフマーもいるのだな」
ラーマ「……らしいな!なんか言っときたいことある?」
バギーラタ「いや、この状況を伝えられたならそれでいい」
ガネーシャ「あ!でもね、キラキラはちゃんと残ってるよ!ほら!」
ガーヤトリー「アムリタのしずくは特に影響がないのね…」
シーター「あちこちにアムリタのしずく落ちてない~?ほら!キラキラしてるのってそうでしょ?」
ラクシュマナ「ほら!オレもひろった!お母さま、みて!」
カウサリヤー「まぁ綺麗。他にもたくさん落ちているみたいだから、拾いましょう?」
ラクシュマナ「わかった!」
ラティ「ラクシュマナって偉くていい子ね~、ふふふ!」
(ここからインド魔宮)
ヴィシュヌ「ふむ…場所にも影響があるのか。矢の刺さった跡がなくなるということから、時間が巻き戻った可能性がある」
シヴァ「不可解だな。…そうか、カーリヤはアムリタを手にする前に復活していたのだったな」
ブラフマー「ということは、場所に影響があったのはアムリタ自体にはあまり関係のないことなのだろうか?」
ヴィシュヌ「実際、奴の持っていたアムリタはそのままその場に残っていたようだからな」
ヴィヴァスヴァット「時空の乱れってのも、ここまでくると厄介だな…まだ何か、おかしな事件が起きる可能性があるんだろう?」
ブラフマー「そうだな…。インド魔宮ももっとぐるぐる見回ったほうがいいかもしれない」 - 【休憩?インド魔宮】
インド海岸から離れるラクシュミー様、アラクシュミー様の二人。あとに続く形でダスラ様、ヴァーユ様。それぞれの目的地を目指し歩みを進めている。
ラクシュミー「お姉ちゃん、この辺は全然魔神とかいなさそう!安心して進めるね!」
アラクシュミー「そうね!…わっ、ここすごい!ぬるぬるすると思ったら先に進めなくなっちゃったわ!」
ラクシュミー「きゃー!お姉ちゃん、それ底なし沼だよー!引っ張ってあげる!」
アラクシュミー「え?そうなの?」
ラクシュミー「うーっ、ラクシュミーの力じゃむりだよぉ」
ダスラ「あんたらなぁ…また面倒なこと起こしてるわけ?」
ヴァーユ「もっとちゃんと足元見て歩いてよ。ほら」
アラクシュミー「わぁっ、今度は浮いたわ!あたし空飛んでる!」
ヴァーユ「はい、すっぽ抜けた。もういいでしょ」
アラクシュミー「あいたーっ!調子に乗ってたら落ちたわ!」
ラクシュミー「あっ!お姉ちゃん大丈夫?」
アラクシュミー「大丈夫!なんともないわ!」
ダスラ「今時、底なし沼にはまるのも珍しいな」
ラクシュミー「お姉ちゃんしょっちゅうはまってるよね!気を付けよ~!」
アラクシュミー「うん、大丈夫!今日ははまっただけだもの!」
アラクシュミー「でも、さっきのってヴァーユの風?ふわって浮くの楽しかったわ!またやりたい!」
ヴァーユ「いやだよ。面倒だもの」
アラクシュミー「そこを何とか~!」
ヴァーユ「あのさぁ…」
ヴァーユ「僕の風はおもちゃじゃないからね。一人浮かせるだけの風の力、どれだけいると思ってるの」
アラクシュミー「どのくらいかしら?」
ラクシュミー「わかんない!お姉ちゃんの握りこぶしくらい?」
アラクシュミー「握りこぶし…こう?ふんぬっ!」
ダスラ「真に受けなくていいから」
ヴァーユ「はぁ…ダスラ、後は任せるね。僕先に行くから」
ダスラ「俺だって二人の相手はごめんだわ」
ラクシュミー「お姉ちゃん、お姉ちゃん、分かれ道!どっちの道行く~?」
アラクシュミー「どっちがどっちだっけ?」
ダスラ「…分かれ道?」
ヴァーユ「まっすぐ進めばいいんじゃないの?」
ダスラ「…方向的には確かに、まっすぐ進めば魔宮のはずだけど」
ラクシュミー「じゃあまっすぐいこっか!」
アラクシュミー「ダスラって物知り~!」
ヴァーユ様、ダスラ様の選択通りまっすぐに進んでいくと、見覚えのある景色が。インド魔宮にたどり着いたようだ。
(ここからインド魔宮)
パールヴァティー「あら、お帰りなさい!」
ラクシュミー「ただいま~お散歩楽しかった~!」
アラクシュミー「色んなもの見てきちゃったわ!遊びに行って良かった~」
ヴィシュヌ「ラクシュミー、アラクシュミー、今はあまり安易にふらふら出歩かないほうがいい」
ラクシュミー「えーっ、確かに大変な目には遭ったけど、大丈夫だったもん」
アラクシュミー「見て!魔神に攻撃されたとこ!」
パールヴァティー「あらやだ、痣になっちゃってるじゃない。アシュビン双神が治療してくれたのね!」
ダスラ「あんまりあてにされても困るわ。薬だって無限にあるわけじゃない」
アラクシュミー「気を付けるわ!」
シヴァ「ひとまず無事で何よりだ。インド魔宮の方では今のところ特におかしな動きは見られていない」
ヴァーユ「そう。じゃあ僕は休ませてもらうね」
ダスラ「俺もそうさせてもらうわ」
ヴィヴァスヴァット「あ!危ないぞ二人とも!」
ヴァーユ「え?…!?」
ダスラ「なっ…!なんだ…?!」
ヤマ「誰か引っ掛かったのか?」
ヴィヴァスヴァット「遅かったか…」
ヴァーユ「どういうこと。早くおろしてよ」
ダスラ「…あぁ、ヤマね」
ヤマ「間抜けな。ここまで見事に引っ掛かるとは、カーラネミ以来だな」
ヴィヴァスヴァット「ちょうど、入口から死角になるよう仕掛けていたからな…仕方ないさ」
ヴァーユ「いてっ!もっと丁寧におろしてよ」
ダスラ「はぁ、もう色々と面倒だわ」
ヤマ「おろすのは簡単だが、また罠を張らねばなるまい。言いたいことはわかるな」
ヴァーユ「なに?聞いてないんだけど」
ヤマ「勝手に私の罠にかかったのは君達だろう。魔宮は広い、一人で仕掛けるのは手間がかかり面倒なのでな」
ヴァーユ「それならわざわざ仕掛けることもないと思うんだけど」
ブラフマー「二人とも大丈夫かい?」
ブラフマー「ヤマに厳重に罠を仕掛けてほしいとお願いしたのは私やシヴァ、ヴィシュヌなんだ。ここは我々インド神にとって重要な場所だからね」
ダスラ「罠の張り方なんて知らないんだけど」
ヤマ「私も、縄をこのように使うことは慣れていない。もともとは死霊を捕らえるものだからな」
ヴァーユ「僕は休みに来たんだけど」
ヤマ「私もここに駆り出された身だ。面倒だから承諾してほしい」
ヴィヴァスヴァット「俺も手を貸すさ。皆でやればすぐに終わるだろう」
ダスラ「面倒だな…ま、いいわ。これ終わったら本当に解放してくれるんだろ」
ヤマ「私も、君たちを拘束する理由は罠を直してもらう以外ない」
【休憩?インド魔宮】
ヴァーユ「わかったよ…やるからにはさっさと終わらせてもらうからね」
シヴァ「聞き分けが良くて助かるぞ。後は頼んだ」
パールヴァティー「頑張ってね!」
ラクシュミー「罠かぁ…じゃあインド魔宮でもゆったりできないってこと?」
ヴィシュヌ「仕掛けている場所さえわかれば大した問題ではない」
アラクシュミー「そうなの?じゃあ大丈夫そうね!」
ヴィシュヌ「待て。…アラクシュミーは罠のある通路を通るのはやめた方がいいだろう」
アラクシュミー「えっ!?なんで!?」
ラクシュミー「お姉ちゃん、罠のある道通ると全部引っかかっちゃうもんね…」
シヴァ「この事件が片付くまでは、この辺りが一番安全かもしれないな。我らが交代で見張りをしている」
ラクシュミー「えーっ…でもここじゃのんびりお昼寝できないよ~」
アラクシュミー「いろいろと出歩いて疲れちゃったわ!」
ブラフマー「罠にかからない自信があるなら通ってもいいが、奥に仕掛けてある罠はそれなりに複雑だからな…」
パールヴァティー「こっそり私もいたずらを仕掛けちゃったの。誰か引っ掛かってくれないかしら…」
シヴァ「理想としては、罠を使用することなく問題が片付けばいいのだがな」
ヴィヴァスヴァット「もっともだ。この罠を使うってことはそれだけ侵攻されてるという意味だからな」
パールヴァティー「それじゃあ私のいたずらに誰も引っかからないわ!うーん、残念…」
アラクシュミー「パールヴァティーのためにも、あたしが引っ掛からなくちゃ…!」
ダスラ「頼むからあんたは余計な事しないでくれる?」
ヴァーユ「君が引っ掛かった罠、誰が仕掛けなおすと思ってるの」
ラクシュミー「うーん、どうしよう。のんびり休めるかな~って思ってインド魔宮に来たんだけど、休めなさそうだし…」
アラクシュミー「また外に遊びに行く?」
ラクシュミー「お姉ちゃんがそれでいいならいいよ!」
ヴァーユ「あの二人、ふらふら遊ばせてていいの?何か手伝わせてもいいんじゃない?」
ヴィシュヌ「二人に向いた仕事があるのなら迷わずやらせている」
ブラフマー「幸運と不運を司っているから、なかなか配属が難しいんだ」
ラクシュミー「ラクシュミーは魔神と戦うのはいや!お姉ちゃんと離れ離れになっちゃうのもいや~!」
アラクシュミー「あたしがお手伝い?任せて!…これ何?」
ヴィヴァスヴァット「アラクシュミー、その縄は罠だ!」
アラクシュミー「あわー!」
ラクシュミー「お姉ちゃーん!」
アラクシュミー「床が天上になってる!あたしいつの間に…あっ!宙ぶらりんなんだわ!」
ヤマ「案の定と言ったところか」
ダスラ「あぁ…早く帰りたいわ」
アラクシュミー「びっくりしたー!おろしてくれてありがとう!」
ヤマ「さて、この罠は誰が直すか…」
アラクシュミー「なんなら、あたしが…」
ヴァーユ「いや、だめでしょ。絶対仕掛けてる途中に引っ掛かるよ」
ヴァーユ「二人が使いにくいっていうのはわかったよ」
ヴィシュヌ「今彼女らに向いた役割がないというのは仕方あるまい」
ラクシュミー「じゃあ心置きなく遊べるね!」
アラクシュミー「わーい!何しようかしら」
ヴィシュヌ「ラクシュミー、アラクシュミー。遊びに出る前に、私に見せるべきものを持っているのではないか?」
ラクシュミー「え?見せるべきもの?」
アラクシュミー「あったかしら……あ!あったわ!ラクシュミー、ほらあれ!」
ラクシュミー「え?…あっ!蓋!壺の蓋!思い出したわ」
ヴィシュヌ「お前たちはそれを届けに魔宮に来たのだとばかり思っていたが…」
ラクシュミー「すっぽ抜けちゃってたわ!てへ」
ラクシュミー「はいっヴィシュヌさん!これでしょ?」
ヴィシュヌ「確かに。これでいつでも封印しなおす事が出来るな」
アラクシュミー「よかったー!ラクシュミーが見つけたのも運が良かったわよね!」
パールヴァティー「壺の蓋、ふーん…面白い模様が描かれているのね」
シヴァ「これが封印術の術式だろうな」
ヴィシュヌ「これは私とブラフマーが描き入れたものだが、ふむ…」
ブラフマー「あぁ、そういうことか」
ブラフマー「蓋の老朽化もあったみたいだな。術式がほんの一部欠損してるみたいだ」
ヴィシュヌ「となれば、新たな蓋を用意し、術式も新たに描き入れなければならないか」
ヴィヴァスヴァット「なんだか大変そうだな…」
ヴィシュヌ「大河と海岸のメンバーにも、蓋が戻ってきたことを報告しておくとしよう」
シヴァ「連絡に関しては任せる。ヴィシュヌが居ると伝達が早く迅速にことが運ぶな」
ブラフマー「クリシュナとラーマの能力が高いこともあるだろう。安心して任せられるよ」 - 【不可思議!各地の異変】
ヴィシュヌ様からの報告を受けるクリシュナ様とラーマ様。クリシュナ様のいるインド海岸、ラーマ様のいるインド大河ではそれぞれ不思議なものを発見しているようだ。
クリシュナ「ヴィシュヌ、インド海岸で不思議なものを見つけたよ。報告させてくれないかな」
ヴィシュヌ『不思議なもの?見せてみろ』
ジャガンナート「いつものインド海岸にこんなもの落ちてないんだ!いったいどこから来たんだろ…」
クリシュナ「これだよ。見えるかな?綺麗な宝石なんだ」
クリシュナ様の手の平の中には、インド海岸の日差しを受け光り輝く宝石があった。薄い桃色のような、淡い色を湛えている。
ジャガンナート「これ一個だけなら海から流れてきたのかなーって思うんだけど…」
スバドラー「見て!いくつか転がってて、拾ってみたの」
バララーマ「インド海岸には…確かに漂着物も多いです。でも…この宝石は、見たことがない……と思います……」
クリシュナ「もしかしたら、今回の事件に関わっている何かかと思ってね」
ナーサティア「こっちの方にも落ちてたわ!見たところ、アムリタのしずくとは違うと思ったのだけど…」
ヴァルナ「うーん、アムリタとは違うかもしれないけど、これもなんか、変な力を感じるんだよなー」
インドラ「持ってたら力が倍になるとか、そういうのだったらいいんだけどな!」
アグニ「そんな宝石があったら、俺も見てみたいところだぜ」
スーリヤ「でもそういうわけじゃないんでしょ?」
プロローグ~第1章 †
第1章 台詞 †
- 【乳海巡るアヴァターラ -アムリタ奪還戦-】
~プロローグ~
事件後、すぐにインド魔宮の神々が集められ、そののちに大河・海岸の神々にも伝えることとなった。
これは多数人数へ情報共有することが先決だろうというブラフマー様の判断によるものだ。
ブラフマー「あの場にいるカーリヤは倒したが、時空の乱れにより発生したものだとしたらまだどこかに潜んでいるかもしれないね」
シヴァ「どこから発生したのかはわからぬが、それによりこの様な異変が起きていることも事実だ。カーリヤでなくとも魔神は見つけ次第、討伐してしまった方が良いだろう」
スーリヤ「うーん…他にも、インド地域の色んな魔神が活発になってるんだとしたらちょっと不安よね」
クリシュナ「そうだね。神々に伝達するのはもちろん、警戒は怠らない方がいいと思うよ」
スーリヤ「うーん…他にも、インド地域の色んな魔神が活発になってるんだとしたらちょっと不安よね」
クリシュナ「そうだね。神々に伝達するのはもちろん、警戒は怠らない方がいいと思うよ」
インドラ「よくわかんねぇけどよ、つまり魔神が出たらぶっ飛ばせばいいってこったな!」
パールヴァティー「そうね!魔神をやっつけるんだったら、お手伝いするわよー!」
シヴァ「戦うことに関しては、任せられる神が多いことが救いであろう」
ブラフマー「そうだね。そこにあなたも当然含まれているよ」
サラスヴァティー「お待たせ!皆もう集まっているのね」
ブラフマー「サラスヴァティー!大丈夫、あなたのことは私が命に代えてでも…」
ガーヤトリー「何か事件があったって聞いて…私達、力になれないかな…?」
スーリヤ「ありがたいわ!今人手が欲しい所だったの」
サラスヴァティー「あ、もしかして…さっきキラキラしたものが外に飛んでいくのを見たわ」
ガーヤトリー「それで、弾けてあちこちに飛び散っていったの…何だったのかわからなかったけど、関係あるのかなって」
シヴァ「ふむ…それが本当ならば、中々複雑なことになっているやもしれぬ」
パールヴァティー「アムリタがあちこちに飛んで行っちゃったってことかしら?」
クリシュナ「アムリタってそんな力も持っているのか。驚いたよ」
ブラフマー「アムリタを手に入れたときはヴィシュヌが主導していたから、彼が居ないとわからないことも多いのが厳しいね」
スーリヤ「そうね…ヴィシュヌ、どこに行っちゃったのかしら?」
シヴァ「おそらく、我やブラフマーが封印されていたのと同じように、ヴィシュヌも力を奪われ封印されているのではと考えている」
ブラフマー「仮面を通して世界を見ても、消息が掴めなかったからね」
クリシュナ「あぁ、そのことについてなんだけど…」
インドラ「なんだクリシュナ!腹でも減ったか?」
クリシュナ「それはキミのことじゃないかな。…いや、ヴィシュヌに関することだよ」
シヴァ「そういえば、不穏な気配に混じり神の気配も感じていたな」
クリシュナ「そう。不穏な気配は間違いなく魔神のものだろうけど、神の気配…あれは僕からしてみればどこか懐かしく感じるものだったんだ」
ブラフマー「懐かしく…そうか、クリシュナはヴィシュヌの化身の一柱だから、もしかしたらその気配はヴィシュヌかもしれないと…」
クリシュナ「微かな気配だったから、本当にそうなのかはわからないけどね」
スーリヤ「でも、これが本当ならとっても心強いじゃない!探しに行く価値はあるわ」
サラスヴァティー「ええ!…でも、気配を追いかけるんだったら、クリシュナの方が向いているのかしら」
クリシュナ「今ここにいないけど、ラーマも僕と同じことができると思うよ。大河に行ってみるのもいいかもしれないね」
パールヴァティー「なるほどね!大河にもいっぱい神様がいるから、会いに行って損はないと思うわ」
???「わぁっ、みんなここに集まってるの?」
シヴァ「ガネーシャではないか。どこに行っていたのだ」
ガネーシャ「お父さん!お母さんも!ちょっとガネーシャと一緒に遊びに出かけてたんだよ」
ガネーシャ「それでね、これ見て!さっき拾ったんだけど、キラキラしててとっても綺麗でしょ?」
パールヴァティー「あら本当!…不思議な輝きね、虹色に光ってるような…って、これ」
シヴァ「ガネーシャ、それはアムリタではないか?ひとしずくだけしかないから、大した力は持っていないようだが」
ガネーシャ「これってアムリタって言うの?綺麗だね!」
ブラフマー「それは綺麗なだけじゃなくて、不思議な力を持った薬でね。今それを集めようという話になっていたんだよ」
スーリヤ「キラキラ集めだったら、ガネーシャ得意じゃない?」
ガネーシャ「うん!得意だよ!」
ガーヤトリー「じゃ、じゃあ…アムリタを集める係と、魔神を倒す係と、ヴィシュヌさんを探す係…で、別れたほうがいい…のかな」
インドラ「よっしゃあ、俺は魔神を倒す係を引き受けるぜ。任せとけ!」
クリシュナ「インドラは頼もしいね。そうなると、僕は自動的にヴィシュヌを探す係となるのかな」
シヴァ「インド魔宮に残り、インド魔宮の治安を守る係も必要そうだ。皆が出払っていては危険だろう」
インドラ「今別の地域に出かけちまってる神もいるんだろ?ヴァルナとかナーサティアとかもやしとかな!」
???「ダスラさんはもやしではありませんっ!ローンウルフですっ!」
パールヴァティー「あらっ、まぶしいわ!」
インドラ「よっしゃ、やっぱり来やがったぜ!なぁチヤヴァナ」
チヤヴァナ「はいっ!…ん?インドラさんだけではなく皆さん集まって…いったい何をされていたのでしょうか」
スーリヤ「ダスラのこともやしって言うと飛んでくるってなんか怖いわね…」
インドラ「説明とかいるのか?チヤヴァナ、俺は今から魔神退治に出かけるぜ。お前も来るだろ!」
チヤヴァナ「魔神退治ですか?はい、喜んでっ!インドラさんからお誘いいただいたのですから、断りませんよっ!」
チヤヴァナ「きっとインド大河にはアグニさんもいらっしゃると思います!お誘いしに行きましょうか!?」
クリシュナ「インド大河なら僕も用事があるんだ。伝言ならしておくよ」
インドラ「それならクリシュナに任せとくぜ!」
ブラフマー「インドの神々はこういう時結束してくれるからありがたいね」
シヴァ「協調性のある神が多いからな。では我らも組み分けをして動きはじめるとしよう」
ガネーシャ「キラキラ集めなら任せて!」
集まった神々で一旦組み分けをすることとなった。神々は自分の得意分野を把握しているので、悩む時間は少なかったと見える。
戦うことに自信のある神様は魔神を倒す係に、インド大河に出かける用事のある神々はヴィシュヌ様を探す係に、そして綺麗なものを見つけるのがうまいという神々はアムリタを捜索する係へと別れた。
ガネーシャ「私たちはインド魔宮周辺を探せばいいのかな?」
サラスヴァティー「きっとそうね!大河や海岸は、他の神様が探してくれそうだし…」
パールヴァティー「お留守番係みたいなものかしら?」
ガーヤトリー「もし魔神が出てきたら、私達でやっつけないと…少し怖いけど、がんばろう」
サラスヴァティー「ええ、きっと大丈夫よ。ブラフマーさんも残ってくれるそうだもの」
ブラフマー「と、当然だよ」
ブラフマー「サラスヴァティーに何かあったらと思うとね…」
ガネーシャ「ブラフマーって優しいんだね!」
パールヴァティー「サラスヴァティーに良い所見せられるといいわね!」
ブラフマー「緊張してきてしまった…」
ブラフマー「同じ空間にサラスヴァティーが居るというだけで、私は祝福されているのも同然であるのに…」
サラスヴァティー「ブラフマーさん、どうしたの?後ろを向いて…具合でも悪いなら休憩していた方が」
インドラ「魔神退治っつってもよ、この辺りに出る魔神を全部やっつけちまったら暇じゃねぇか?」
チヤヴァナ「それでしたら、魔神を探しに行けばいいんですよ!」
インドラ「なるほどなぁ…チヤヴァナ、お前冴えてるぜ!」
スーリヤ「…あの様子だと、ガネーシャたちは魔神と戦わなくても大丈夫そうね」
サラスヴァティー「スーリヤも魔神退治頑張ってね!」
スーリヤ「ええ、任せておいて!」
パールヴァティー「頼もしいわね!」
シヴァ「パール、ガネーシャ。おかしなことがあったらすぐに我に異変を伝えるのだぞ」
パールヴァティー「もちろんよ!あなたも頑張ってね」
ガネーシャ「お父さんが魔神をやっつける係なら安心だよ!」
クリシュナ「それじゃあ僕はインド大河に早速出かけるとするよ。何かあったら戻ってくるからね」
ブラフマー「わかった。念のため、この仮面をあなたの傍に漂わせておくよ」
クリシュナ「ありがとう」
役割分担を決め、それぞれ行動に移す神々であった。 - 【調査!インド大河】
クリシュナ様はインド魔宮であった出来事をインド大河の神々に伝えるべく、インド大河へと赴く。
インド大河は今日も日差しが強い。大きく雄大に流れる大河の傍には、ガンガー様、バギーラタ様がのんびりと過ごしているところであった。
ガンガー「ん?クリシュナだね。川で水遊びでもしに来たのかな?」
バギーラタ「今日差しがちょうど和らいでね。木陰で読書するのも悪くないよ」
クリシュナ「二人とも、会えてちょうどよかったよ」
クリシュナ「今ラーマたちを探しているんだ。インド魔宮で事件があってね」
バギーラタ「事件?詳しく聞かせてもらえないだろうか」
クリシュナ「うん、そうだね。実は…」
クリシュナ様はこれまでのいきさつを二人に共有する。今まであった出来事を伝え終わると、ガンガー様、バギーラタ様の二人はお互いに目を丸くする。
バギーラタ「アムリタと言えば、確か…シヴァやブラフマー、そしてヴィシュヌが乳海で手に入れたものじゃないか?」
ガンガー「力を有した霊薬だから、魔神達の手に渡らないよう封印したはずだったが…」
クリシュナ「もしかしたら、そのしずくがこの付近にも散らばっているかもしれないんだ」
バギーラタ「私達でも手伝えることがあれば手伝うつもりだよ」
ガンガー「大河の中に入った物であれば、私もすぐに気が付くだろうからね」
ガンガー「少し、クンビーラと大河を探してみるよ。言われてみれば、不思議な光を見たんだ」
クリシュナ「ありがとう。それと、ラーマたちを見かけたら伝えておいてくれないかな?」
ガンガー「なんだい?」
クリシュナ「まだ確信はできないんだけど、ヴィシュヌの力を感じるんだ。インド魔宮よりも感じられるから、この付近にいるのかもしれない」
バギーラタ「ヴィシュヌがこの辺りにいるのか…」
ガンガー「わかった。私は川を通っていくよ。二人は川沿いを歩いてみてはどうだろう?先ほどハヌマーンとラクシュマナを見かけたから、その近くにラーマもいるかもしれない」
クリシュナ「ありがとう。助かるよ」
バギーラタ「私も戦闘では頼りにならないだろうが、ついていくとしよう。一人で歩くよりかは危険が少ないはずだ」
クリシュナ「バギーラタもありがとう。頼りにしているよ」
ガンガー様は、クンビーラの背に乗り、川を滑るように去っていく。ガンガー様はこの大河の化身であるため、何かしらの異変があればすぐに気が付くのだろう。
クリシュナ「じゃあ、ラーマたちを探しに行こうか。ガンガー曰く、川沿いを歩いていけばいいと聞いたから、アムリタのしずくを探しつつ進んでいこうか」
バギーラタ「ああ。それがいいだろう」
クリシュナ様、バギーラタ様もその場から離れ、ガンガー様の言う通り川に沿って歩いていく。日差しが和らいだとはいえ、大河からの照り返しがまぶしい。
しばらく歩き続けると、どこかから声が聞こえてくる。どうやら、複数人で会話をしている声に聞こえるが…。
バギーラタ「ん?どうやら、あちらの方から声が聞こえるね。近寄ってみるとしよう」
クリシュナ「そうだね。ラーマ達かもしれない」
???「これ、たくさんあつめてお母さまにわたすんだ!ぜったいオマエらになんかわたさないぞ!」
バギーラタ「…この声はラクシュマナか?何かに襲われているみたいだ、早く行こう!」
ラクシュマナ様の声のする方へ駆けつけると、数体の魔神と数人の神様が戦闘をしていた。ラクシュマナ様もその場で応戦しているようだ。
クリシュナ「これは結構大変な状況だね。早く片付けないと」
ラクシュマナ「あっ!バギーラタとクリシュナ!今まじんがいっぱいいるんだ!ハヌマーンとお兄ちゃんたちがたたかってるんだぞ!」
ハヌマーン「ラクシュマナ、どうしたッスか?…ああ、クリシュナさん。ちょうどいいところに…見てのとおりなんで、手伝ってくれませんか」
クリシュナ「言われなくてもそうさせてもらうよ」
???「クリシュナ!マジ助かった!こっち手伝ってくれない?バギーラタはラクシュマナ連れてシーターのとこに避難してた方がいいかも!」
バギーラタ「ラーマ!私も参戦しなくて大丈夫か?」
ラーマ「任せとけって!」
ラーマ「その代わりに悪いけど、ラクシュマナとシーターのこと守ってくれない?万が一のことあったらマジでヤバイしさ」
バギーラタ「わかった。引き受けよう」
ラクシュマナ「お兄ちゃん!ちゃんと帰ってくるんだぞ!」
ハヌマーン「シーターはカウサリヤーさんを守っててくれてるんスよ。二人が来てくれて助かったッス」
クリシュナ「とにかく、ここの魔神達をさっさと片付けないとゆっくりと話もできないね」
ラーマ「クリシュナ、オレもちょうど、アンタに話したいことあってさ!チョーナイスタイミング!来てくれてありがとな」
ハヌマーン「おっと…危ないッスね。…仕方ないんで、こっちの魔神は引き受けるッスよ」
ラーマ「ハヌマーンマジ頼りになる~!じゃあ、オレはこっちの魔神な。クリシュナ、そいつ頼むぜ!」
クリシュナ「ああ。すぐに片づけてみせるよ。…まさか、こんな形で再会するとは思ってなかったね」
ハヌマーン様、ラーマ様、クリシュナ様は、バギーラタ様がラクシュマナ様を連れて安全な場所へ避難するのを見届けたあと、それぞれの相手と対峙する。戦いは免れなさそうだ!
(ボス戦)
第1章 ボス †
維持神のヴァーハナ ガルーダ | |
---|---|
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HP | 2500 |
報酬 | ヴィシュヌの解放石(維持)、ヴィシュヌの解放石(創造) |
遭遇時 | 何体かの魔神が現れているが、 そのうちの一体は リーダー格のようにも思える。 じりじりと、戦うために間合いを詰めていく! |
撃破時 | この魔神は間違いなく 維持神ヴィシュヌ様と関わりのあったガルーダが 魔神となってしまった姿だろう。 討伐すると、その懐からきらりと輝く宝石が見えた。 |
第2章 †
第2章 台詞 †
- 【調査!インド大河】
魔神を倒すことで得られた解放石。この解放石に封印されていたのは、紛れもなくヴィシュヌ様だったようだ。
ヴィシュヌ「まさか、魔神に力を奪われるとはな…解放してくれたこと、感謝する」
クリシュナ「この勘が間違いではなかったと確信できたよ」
ラーマ「クリシュナもか。じゃあ、もう話す必要もないかな!」
ハヌマーン「二人ともヴィシュヌさんについて話したかったんスね」
クリシュナ「そうだね。僕はそのためにここインド大河に来たも同然だったから」
ヴィシュヌ「世話をかけたな、お前たち」
ヴィシュヌ「すまないが、今がどのような状況であるのか説明してはくれないか」
ラーマ「オレは詳しく知らないけど、魔神がスッゲー現れてるってことは間違いないっぽい?」
クリシュナ「魔神が…」
クリシュナ「実は、インド魔宮でアムリタが勝手に飛び出してあちこち散らばってしまったらしいんだ」
ヴィシュヌ「アムリタが…?まさか、あの霊薬…そんな力も秘めていたのか」
クリシュナ「僕は現場にいたわけじゃないけどね」
ヴィシュヌ「シヴァやブラフマーも今それらの問題の対処に当たっているのだな。大体把握したぞ」
ラーマ「そうだ、シーターやラクシュマナたちを迎えに行かないと!バギーラタに任せっぱなしじゃマジ悪いよな」
???「ラーマ!無事でよかった~!チョー心配したんだから~!」
ハヌマーン「シーター、走ったら危ないッス!…よくあのヒールで走れますね」
ラーマ「シーター!マジよかった~!シーターの顔見れてチョー安心した!」
ヴィシュヌ「ハヌマーン、バギーラタ。二人ともご苦労だったな」
バギーラタ「あなたはヴィシュヌ…!」
ハヌマーン「封印が解けたんスね。とりあえず一安心ッスよ」
ラクシュマナ「お兄ちゃん!まじんやっつけたんだろ!やっぱお兄ちゃんはつよいんだ!」
カウサリヤー「みんな無事そうね。ワタシも安心したわ。…一緒に戦う事が出来なくてごめんなさいね」
シーター「カウサリヤーが気にすることないって!」
ラーマ「そーそー、シーターのこと守っててくれたっしょ?」
ウサリヤー「フフ…二人ともありがとう。魔神と戦って疲れたでしょう?少し休憩していくといいわ。大したものは用意できてないけれど…」
シーター「カウサリヤーが、おいっしいミールス用意してるから食べてってよ~!」
ハヌマーン「ありがたいッスね」
クリシュナ「僕もいただいていいのかい?」
カウサリヤー「もちろんよ。これからも魔神と戦わなきゃいけなくなりそうでしょう?これで力をつけてちょうだいね」
カウサリヤー様に案内され、ミールスをいただくことになった。程よく効いたスパイスが疲れた体に染み渡る。
ヴィシュヌ「インド魔宮にもまだ神がいるだろう。他地域に渡っていた神々も、時期になれば戻ってくるだろうな」
クリシュナ「そうだね。アグニに会いたいし、もう少しインド大河を調査していきたいところだけど、海岸にも行きたいな」
ラクシュマナ「アグニ?アグニならインド魔宮に行っちゃったけど…」
クリシュナ「あれ?そうなんだ。入れ違いだったらそれでいいかな」
カウサリヤー「ヴァーユはインド海岸の方へ向かっていったみたいね」
ラーマ「インド海岸にはクリシュナの兄弟がいるもんな~」
シーター「うん、早く行ってあげた方が安心するかも!」
クリシュナ「それだったら、僕はこれをいただいたらすぐに海岸に向かわせてもらうよ」
バギーラタ「私はインド魔宮の様子が気になるが…シヴァやブラフマーがそこにいるのであれば、私はここに留まって調査をしていたほうがいいのかもしれないな」
クリシュナ「ガンガーも戻ってくるかもしれないからね」
バギーラタ「そうだな。ガンガーが戻ってき次第、自分なりに今回の事件を考察してみよう。それで役に立てるのかはわからないが…」
ヴィシュヌ「いや、頼りにしている。お前のその知恵は、他人を助けるためにあるのだろう」
ヴィシュヌ「ハヌマーン、済まないが一つ今の状況を伝えにインド魔宮へ走ってくれないか」
ハヌマーン「僕ッスか?…あー…わかりました。急ぎの用なんスね」
ラーマ「ハヌマーンがマジで走るの、久しぶりに見るかも!」
カウサリヤー「皆、気を付けてね。疲れたらいつでも休みにいらっしゃいな。ワタシも力になりたいの」
シーター「アタシも!カウサリヤーのお料理はマジおいしいから、インド魔宮で頑張ってる皆にもチョー食べてもらいたいな~!」
ラクシュマナ「ハヌマーン!ハヌマーン!インド魔宮行ったら、すぐに大河に戻ってくる?」
ハヌマーン「用が済んだらすぐに戻るッスよ」
ラクシュマナ「男のやくそくだぞ!」
ハヌマーン「ほんと、どこでそんなセリフ覚えてくるんスか…」 - 【調査!インド魔宮】
一方、インド魔宮の様子だが。やはりこちらも魔神が多く出現しており、その対応に追われている様子だ。
インドラ「倒しても倒してもわんさか湧いてきやがるぜ!」
チヤヴァナ「すごいですねっ!これは自分の限界を知るための修業に最適です!」
スーリヤ「前向きね…でもこれじゃ本当にきりないわ。それになんか妙よ」
???「あぶねぇな!よく見とけよインドラ!」
インドラ「お?あぁ!アグニじゃねぇか!」
チヤヴァナ「アグニさんっ!駆け付けて下さったんですね!ありがとうございますっ!」
アグニ「よく前見とけよ二人とも!」
シヴァ「アグニ。インド大河から来たのか?クリシュナに会いはしなかったか」
アグニ「クリシュナ?いや、俺は見なかったな。入れ違っちまったか」
シヴァ「それならば仕方あるまい」
ブラフマー「シヴァ、仮面を通して見えた状況はちょくちょく教えてるけど、ヴィシュヌが解放されたみたいだ」
シヴァ「そうであろうなと今思っていたところだ。インド魔宮に居ながら、大河にいる奴の気配を感じる」
???「シヴァさん、ブラフマーさん!今ってお取込み中~?」
シヴァ「うん?…ラクシュミー、アラクシュミーの姉妹ではないか。見てのとおり、魔神が攻め込んできている」
アラクシュミー「魔神!?あっ!本当だわー!」
ラクシュミー「お姉ちゃん、流れ弾が飛んで来たら危ないから、ちょっと離れてた方が…」
アラクシュミー「わあーっ!服が燃えてるわー!消さなくっちゃ…あいたーっ!」
ラクシュミー「もう当たってたの!?」
アラクシュミー「ふぅ…危なかった!ラクシュミー、あれって魔神?全然気づかなかったわ!」
ラクシュミー「うん、そうみたい…どうしよっか、外出て遊ぼうって思ってたのにー…魔神なんてキライ!」
シヴァ「あの魔神をすべて撃破すれば、安心して外に出れるだろうな」
アラクシュミー「そうなの?!でも手ごわそうね…ラクシュミー、どうする?」
ラクシュミー「うーん…じゃあ魔神にやつあたりしよっか!」
アグニ「あ!ラクシュミーとアラクシュミーか!ラクシュミーはともかく、アラクシュミーは気をつけとけな!」
アラクシュミー「? なんで?」
アグニ「なんでって…流れ弾全部お前に当たるからだよ!」
アラクシュミー「どーんとこい!」
スーリヤ「いや、だめでしょ!」
ラクシュミー「お姉ちゃん、あぶないあぶないっ!」
アラクシュミー「へ?あわーっ!」
???「おっと!」
???「…この状況はいったいなんだ?面倒な」
スーリヤ「あっ、ヴィヴァスヴァット!ヤマ!駆け付けてくれたのね!」
ヴィヴァスヴァット「遅くなったな!ヤマが動いてくれなくてな。はは!」
ヤマ「君達は私の力を借りたがっていたようだが、まさか私をこの魔神どもと戦わせるつもりか?」
ブラフマー「二人とも来てくれて助かった」
シヴァ「ヤマの言う通り、魔神と戦ってほしい。一体一体は大した相手ではないが、数が多くてな」
ヤマ「一体一体を相手にするからいけないのではないか?よく観察してみたまえ」
インドラ「もっともだぜ、まとめてぶっ倒したほうがいいな!」
ヤマ「いや、倒すだけではいけない」
ヤマ様が慣れた手つきで、手にしている縄をあちこちに張り巡らせる。その縄に足を取られた魔神は、あっという間に縄に捕らえられ、ひとまとまりになってしまった。
ヴィヴァスヴァット「さすがだな!この場はこれで一旦落ち着けばいいが」
ヤマ「倒すと湧いてくるのであれば、倒さず置いておけばどうなるか観察してもいいのではないか」
スーリヤ「倒すからそのたびに出現してたってこと…?」
ヤマ「出現したというより、復活したというほうが正しいだろう」
ヤマ「時間の乱れにより復活したのであれば、倒すたびに時間が巻き戻っていてもおかしくはないだろう」
ブラフマー「そうか…アムリタの持つ不老不死と言う力も、老いないよう死なないよう時間を操作するという意味では乱れを生じさせてもおかしくないな」
シヴァ「各地で歪みが出ていると思っていたが、まさかこれも要因になるとはな…封印していたことで保たれてはいたものが、歪みによって生じたものによってさらに歪んでしまった…という状況か?」
ヴィヴァスヴァット「しかし、敵の全部を捕らえるなんて話も現実的ではないな。ヤマの言うような敵だけでもなかろう」
チヤヴァナ「困りましたね…!こんなとき、アシュビンのお二人がいたら…」
スーリヤ「そういえば、チヤヴァナ今日はアシュビン双神やスカニヤーと一緒じゃないのね。珍しいんじゃない?」
チヤヴァナ「はいっ!僕は本日、ナーサティアさんに頼まれナツメグを調達するお手伝いをしておりました!」
チヤヴァナ「スカニヤーさんは、何をしているのか全く聞いてはいないのですが…」
スーリヤ「そう…じゃあ、ガネーシャたちと一緒になってるかもしれないわね」
アグニ「ガネーシャたちと?」
スーリヤ「今、アムリタのしずくを探してもらってるのよ」
ブラフマー「各地に散らばってしまってね…魔神が活性化してしまっている理由も、おそらくはそれじゃないかなと思っているんだ」
アグニ「なるほどな…」
インドラ「しかしよぉ、ここのとどまってるのも暇だな!魔神は倒しちゃいけねぇっていうしよ」
チヤヴァナ「僕はアシュビンのお二人が安心して戻ってこれるよう、この周辺のパトロールを行いますっ!」
ハヌマーン「ふぅ、やっとついたみたいッスね」
アグニ「ん?ハヌマーンじゃねぇか。どうしたんだ」
ハヌマーン「いや、インド大河組の詳細を伝えようとヴィシュヌさんから言伝もらってます」
シヴァ「ふむ、ヴィシュヌからか」
ハヌマーン「やっぱり、ヴィシュヌさんは魔神に捕まってたッス。ブラフマーさんは仮面浮いてたんで知ってるかと思いますけど」
ブラフマー「ああ、見させてもらってたよ。クリシュナにお供がいなかったものだからね」
シヴァ「それで、インド大河の様子は?」
ハヌマーン「今のところ、魔神を討伐したんで落ち着いてるかと思うんスけど…」
ヤマ「……」
ハヌマーン「あの縄見たら心配になってきましたね」
ブラフマー「私が見たところ、まだインド大河におかしな異変はなさそうだ。しかし、いつ起きるとも分からないから用心するに越したことはなさそうだね」
ハヌマーン「でしょうね…はぁ、面倒なことになってきたッス」
ハヌマーン「とりあえず、インド魔宮の様子を伺ったらまたインド大河に戻るつもりッス。もしかしたら、インド海岸の方にも足を運ぶかも知れないッス」
シヴァ「わかった。頼むぞ」
ラクシュミー「ねぇねぇ、インド大河にヴィシュヌさんがいるの~?それだったらラクシュミー、インド大河に遊びにいこっかなぁ」
アラクシュミー「インド大河はいいわよね~、気が付いたら川に流されちゃうんだけど、気持ちいいもの」
ハヌマーン「ふたりはインド魔宮に留まってた方が安全なんじゃないかと思うんスけど…」
ラクシュミー「えーっ!?行っちゃだめなの…?」
ハヌマーン「わっ、泣かないでくださいよ!仕方ないッスね…僕は止めないッス」
ラクシュミー「やったぁ!お姉ちゃん、ヴィシュヌさんに会えるかもね!」
アラクシュミー「ヴィシュヌさん、元気かな?魔神に捕まってたんでしょ?」
ブラフマー「見たところ何事もなさそうだね」
ブラフマー「…ん!?サラスヴァティー!」
ラクシュミー「突然叫んでどうしたの?」
シヴァ「サラスヴァティー…ということはパールやガネーシャたちに何かあったか?」
ブラフマー「すまない、今説明している暇はなさそうだ!今行く!」
シヴァ「ブラフマー!…困ったものだ」
ヴィヴァスヴァット「ブラフマーを追いかけるなら、俺もついて行こうか?」
シヴァ「そうだな…ここはヴィヴァスヴァットらに頼もう。我はここで縛った魔神の監視をしている」
ヤマ「私もここを動くつもりはない。冥界に戻ってもいいのなら戻らせてもらうがな」
アグニ「ヴィヴァスヴァット、俺もついてくぜ!」
スーリヤ「私も行くわ!」
チヤヴァナ「僕も行きますっ!」
インドラ「俺も行くぜ!」
シヴァ「これではこの場に誰もいなくなってしまうではないか」
ヤマ「そう時間はかからないだろう」
ヴィヴァスヴァット「参ったな、俺もこんなに連れていくことになるとは思ってなかったんだが…まぁいい、早く行くとしよう」
ハヌマーン「うーん。僕はここに残っておくッス。僕もあの縄で縛った魔神、気になるんで」
ラクシュミー「お姉ちゃん、どうする?わたしたちもここに残ってた方がいいのかなぁ」
アラクシュミー「ついて行ったら戦うことになるものね」
シヴァ様、ヤマ様、ハヌマーン様、ラクシュミー様、アラクシュミー様はこの場に留まり、それ以外の神々はサラスヴァティー様の応援に行ったブラフマー様の後に続く。
駆け付けると、サラスヴァティー様をはじめ、ガーヤトリー様、ガネーシャ様、パールヴァティー様、スカニヤー様らが魔神と戦闘しているようだ。
チヤヴァナ「スカニヤーさんっ!いつの間に実践的な修業をはじめたのですか!?」
スカニヤー「あっ、チヤヴァナさん!見てください、チヤヴァナさんのおかげで…ほら!簡単に避けられるんですよ!」
ブラフマー「サラスヴァティー!今助ける!私の後ろへ下がって…」
サラスヴァティー「あっ、ブラフマーさん!助けに来て下さったんですね、ありがとうございます!」
スーリヤ「かっこつけちゃって!とりあえず早い所片づけなくっちゃね」
インドラ「おいおい、こっちが留守だぜ!」
アグニ「四方八方から湧いてくるな、一体どこからきやがるんだ?」
ヴィヴァスヴァット「さあな。辺りをよく見とけよ!」
ガネーシャ「わぁーっ!あぶない!」
パールヴァティー「ガネーシャ、大丈夫?」
ガネーシャ「うんっ!お母さんありがとう!」
スカニヤー「パールヴァティーさん、さすが…!お強いですねっ!」
パールヴァティー「ふふん、任せておいて!みんなも、ヴィヴァスヴァットが言ってたと思うけどよく見て戦えば大丈夫なはずよ」
ガーヤトリー「は、はい…!周りをよく見て…」
サラスヴァティー「確かにたくさんいるけど、全然統率が取れてない感じね…」
ガーヤトリー「!言われてみれば…リーダー格がいないのかな」
スーリヤ「なるほど、だから動きが大したことないのね」
スカニヤー「あっ!動きをよく見たらわたしにも討伐できました!」
チヤヴァナ「おめでとうございますっ!さすがスカニヤーさん、努力は必ず実を結びますねっ!」
アグニ「仲がいいじゃねぇかお前ら…」
ヴィヴァスヴァット「ガネーシャ、こっちにこい!敵はがむしゃらにお前を襲ってきているように見えるぞ」
ガネーシャ「ほんと?じゃあそっちに行く!あとはお願いっ!」
インドラ「よっしゃ!一気にけりつけるぜ!」
(ボス戦)
第2章 ボス †
狡猾なる蛇の王 タクシャカ | |
---|---|
HP | 3500 |
報酬 | 超聖水、薬草(HP回復) |
遭遇時 | ガネーシャ様を狙い、追い回す魔神たち。 どうやら、細かい魔神たちを統率しているのは あの蛇の王のようだ。 あの魔神を倒せば、戦いも有利に進むはずだ! |
撃破時 | タクシャカを倒すことにより、 細かな魔神の統率が失われ すべてを片づけるのには時間がかからなかった。 おそらく戦いを得意としている神が集っているから、という理由もあるだろう。 |
第3章 †
第3章 台詞 †
- 【調査!インド魔宮】
魔神を片づけ、一息つくインドの神々。ガネーシャ様に襲い掛かっていた理由、それは…。
ガネーシャ「ほら見て!じゃーん、キラキラいーっぱいひろったんだよー!」
スーリヤ「これ…アムリタのしずくだわ!こんなにいっぱい…ブラフマー!早くこれ…」
ブラフマー「サラスヴァティー、あなたが無事で本当によかった…」
スーリヤ「だめだわこりゃ」
ブラフマー「…ん?アムリタのしずくか!インド魔宮だけでこれだけあるとは…」
ガーヤトリー「これでも、インド魔宮の一角をみただけで…まだ、もっとたくさんのしずくが拾えそうだなって」
チヤヴァナ「これがアムリタですか!とてもきれいですっ!…ところで、今はこれを集めているのですか?」
スカニヤー「なんだかそうらしいんです!それで、パールヴァティーさんたちをお手伝いしていたら魔神が…」
チヤヴァナ「なるほど…!では僕もお手伝いしますよっ!なんでもお任せください!物を探すのでしたら、どこまででも探しに行きます!」
アグニ「しかしアムリタって液体じゃなかったか?なんで宝石みたいに拾えるんだろうな」
ブラフマー「超魔神の涙と同じように、神の力の結晶と言っていいからね。固体や液体などの決まった形を持たないのだと思うよ」
インドラ「よくわかんねぇけど、触って手が濡れるわけじゃねぇんだな!」
ヴィヴァスヴァット「しかし、本当に不思議な色をしているな。それにほのかに光っているのか?目立つからこれを手掛かりに探しやすそうだ」
パールヴァティー「ほんとねぇ~、ソーマの霊酒を思い出すわ」
ヴィヴァスヴァット「そういや、カーラネミはこういう珍しいものを見つけたら黙ってないと思うな。ほら、タマゴの殻を集めてた時もそうだったんだろう?」
スーリヤ「あっ!そブラフマー「実験に使われたらそれこそ時空の乱れを起こしかねない…。致命的なことになったら困るから、はやく向かった方がいいかもしれないね」
スカニヤー「それだったら、わたし行ってきますよ!」れもそうね…探しに行った方がいいかしら」
チヤヴァナ「スカニヤーさん、大丈夫ですかっ!?女性が一人で歩くのは危ないでしょう、僕も付いて行きますよ!」
スカニヤー「わぁ、ありがとうございます!チヤヴァナさんがいてくれたらとっても心強いです!」
インドラ「よくわかんねぇけど、チヤヴァナとスカニヤーって仲いいじゃねぇか!」
チヤヴァナ「はい!スカニヤーさんとは仲良くさせていただいてます!先日は一日、ヨガについて…」
アグニ「あー、わかったわかった」
一旦シヴァ様らと合流し、状況を共有したほうがいいという所から、来た道を戻ることとなった神々。
ガネーシャ様の持つアムリタのしずくを分担し、持ち運ぶ。いくつものしずくがあったものの、ひとまとめにすると一つの大きなまとまりとなるようだ。
ヴィヴァスヴァット「あそこだな。あちらの様子はあまり変わりないようだが…」
インドラ「ん?神が増えてるみたいだぜ」
チヤヴァナ「ああっ!ナーサティアさん!ダスラさん!」
アグニ「よ、よく見えんな」
チヤヴァナ様の指さす方には、まぶしい白髪の神々が目に入る。あのいでたちは間違いなくアシュビン双神だろう。
ナーサティア「あら、みんな戻ってきたみたいよ」
ダスラ「はぁ…チヤヴァナまでいるのか。面倒だな…」
ヴィヴァスヴァット「二人とも戻ってきていたか、ちょうどいい!話は聞いたか?」
ナーサティア「大体の話は聞いたわ。どうにも、大変なことになってるってことは把握したけれど…」
ダスラ「アムリタね…あの霊薬、魔宮の奥地に封印してたの、初めて聞いたわ」
ブラフマー「この情報を知っている神は少ないだろうな。それこそ、乳海を知っている神々くらいだろう」
ヤマ「私は霊薬とやら、特に興味もわかないな」
ナーサティア「ヤマは冥界神だものね」
ダスラ「で、俺らはどうしろと。特に用もないなら、道開けてほしいんだけど」
チヤヴァナ「ナーサティアさんっ!ダスラさんっ!共にアムリタを探してくださいませんか!?アシュビンのお二人がいれば万人力ですっ!」
ナーサティア「手伝うのは構わないわよ!クリシュナだって頑張ってるんでしょ?」
ハヌマーン「あの人なら、インド海岸に行くって言ってたッス。今から行けば、ちょうど鉢合わせるんじゃないスか」
パールヴァティー「インド海岸の魔神は強力だから、複数人で行った方がいいかもしれないわね」
サラスヴァティー「そうね…クリシュナがいくら強いとはいえ、今回の事件の魔神は少し癖が強い気がするの」
ヴィヴァスヴァット「確かにな。普通なら倒してそれっきりのはずが、倒しても倒しても出現したり…もう倒したはずの魔神が現れたりな…」
???「楽しそうな話をしているね。何の話?」
ダスラ「チャンドラか。後ろから声かけるの、やめてくれる?」
チャンドラ「そう身構えないでよ。僕がまるで魔神みたいじゃないか」
スーリヤ「相変わらず、神出鬼没ね…」
チャンドラ「アムリタがどうのって話を聞いたけど。道中で拾ったこれだよね?」
シヴァ「うむ、間違いないな」
ガーヤトリー「やっぱりまだあちこちに落ちているのね…探してこなくちゃ」
チャンドラ「フフフ…いや、拾ったというのは語弊があるかな。これは持つべき者を選ぶ代物だからね」
ブラフマー「何かあったのかい?」
チャンドラ「大したことではないけどね…」
チャンドラ「とにかく、集めるのだったら早く集めてしまった方がいいと思うよ。…その必要がないと思うなら、ゆっくりと集めるでもいいと思うけどね」
ダスラ「はぁ…面倒なんで、はっきり言ってくれる?」
チャンドラ「魔神が封印を解いた…と言うことは、魔神たちはこれを狙っているのはわかるよね。じゃあなぜ狙っていると思う?」
ヴィヴァスヴァット「……なぜ?」
インドラ「なんだぁ!?突然クイズかよ!」
アグニ「わかんねぇな…なんでコイツが欲しいのかよ。確かに、なんか力は感じるがコイツだけじゃ大したことねぇぜ?」
インドラ「あ!けどよ。集めると一つの大きなまとまりになったじゃねぇか」
サラスヴァティー「大きな神の力の塊…?そういえば、タマゴの殻事件も、タマゴの殻には神の力が宿っていて魔神が集めてたって聞いたわ」
ガーヤトリー「それだけ、魔神にとっては神の力は魅力的なのかな…」
ブラフマー「単純に、神の力云々ではなく魔神が力に反応してそれを取り込もうとしているだけかもしれないよ」
ガーヤトリー「そっか!確かに…」
シヴァ「ところで、ラクシュミーらはどこへ行った?」
ハヌマーン「あれ、さっきまでそこに並んでたんスけどね…」
アグニ「いつも二人でふらふらしてるからな。大したことじゃねぇよ」
スーリヤ「確かにいつも通りと言えばいつも通りではあるけどね…」
ガネーシャ「そうそう!ナーサティア、ダスラ、チャンドラ!それとみんな、カーラネミ見なかった?」
ナーサティア「カーラネミ?」
ダスラ「俺は知らないけど」
チャンドラ「カーラネミね…」
シヴァ「この辺りにはまだ来ていないぞ。見つけたら足止めしておこう」
ガネーシャ「うん!ありがとうお父さん!」
ナーサティア「確かに、アムリタを一番渡しちゃいけない相手かもしれないわね…」
チャンドラ「カーラネミの姿は僕も見てはいないけど、いるとしたら研究室付近じゃないかな」
パールヴァティー「なるほどね。いなくてもそこで待ち伏せできるものね!」
ヤマ「先に言わせてもらうが、私は人探しはしないからな」
シヴァ「それは承知の上だ。ヤマにはこの縛った魔神を監視していてもらいたいからな」
ナーサティア「この縄、やっぱりヤマのものだったのね」
ヤマ「下手に触らないほうがいい。今は死者でなくとも縛れる縄を使っているからな。あのようになりたいのであれば別だが」
ダスラ「あの縄で身動き取れない魔神、あんたがやったのか…」
ナーサティア「さすがヤマね。上手いこと関節を縛って抜け出せないようにしてるわ」
ダスラ「これを一瞬でやるんだからな。じゃ、この辺りは任せるわ」
ヴィヴァスヴァット「ヤマには俺もついておく。安心してくれ」
ガネーシャ「じゃあお父さん、お母さん、行ってくるね!アムリタのこと任せたよ!」
パールヴァティー「ええ、任せて!ガネーシャも気を付けてね!」
シヴァ「何かあったらすぐに帰ってくるのだぞ」 - 【気になるアムリタの謎】
カーラネミ様の拠点にしている部屋を目指し、歩みを進めていく。インド魔宮は道が入り組んでいるが、インドの神々はそれを意に介さず、迷うことなく進んでいく。
ガネーシャ「あちこちにキラキラが落ちてるね!ガネーシャ、もてる?」
ナーサティア「確かにインド魔宮でこれだけ見つかるなんてびっくりだわ。ガネーシャが見つけるの、上手いのかもしれないけどね」
チヤヴァナ「ガネーシャさん、持ち運びでしたら僕が持ちますよ!」
ガネーシャ「ほんと?わぁーい!チヤヴァナって力持ちだねー!」
ダスラ「なんでチヤヴァナまでついてきてるのかわからないわ」
ダスラ「そもそも、カーラネミを探したいのは俺じゃないと思うんだけど」
スカニヤー「ダスラさん、お手伝いしてもらって本当にすみません…すぐに要件片づけますから!そのあとはいっぱい休んでください!」
ダスラ「別にいいけど。大した用じゃないんだろ?さっさと終わらせて帰るわ」
ナーサティア「素直じゃないわね。もうすぐカーラネミのところにつくかしら」
ガネーシャ「あ!あれ見て!」
ガネーシャ「あれって、カーラネミだと思うんだけど、何かを拾ってるみたい!」
チヤヴァナ「本当ですっ!もしや、アムリタでしょうか?」
スカニヤー「お話聞いてみましょう!カーラネミさーん!」
カーラネミ「ん?あぁ、君達。よく来てくれたね!けど、今は手が離せないんだよ」
ガネーシャ「あれっ、その手に持ってるのって…」
スカニヤー「キングコブラでしょうか?…何に使うんですか?」
カーラネミ「もちろん、実験に使うのだよ。ふふん、よく聞きたまえ。私は今日、とても面白い素材を見つけてね!是非とも壺ちゃんに入れてみたいなと」
ガネーシャ「それってアムリタじゃない?どんな素材なのか見せてよ!」
カーラネミ「アムリタ…?これがそのアムリタだというのか!ほうほう、なるほど…私が見つけたのはこれなんだが…」
ナーサティア「どれどれ…?」
ダスラ「…………」
チヤヴァナ「よく見せてください!」
ガネーシャ「アムリタ…うーん、アムリタだと思うけど、私が見つけたのと比べると小さいかけらだね」
ナーサティア「そうね…でもアムリタであることは間違いなさそうよ。回収したほうがいいんじゃない?」
カーラネミ「む…今回収するという言葉が聞こえたが、これは私が先に見つけたものだよ」
ガネーシャ「それね、今みんなで集めてる所なんだ!カーラネミも手伝ってよ!」
ダスラ「シヴァやブラフマーも探してるから、下手なことしないほうがいいんじゃないの」
カーラネミ「どうする?壺ちゃん。…ふんふん…わかった、なるほどねぇ」
スカニヤー「すごい!カーラネミさんって壺さんとお話ができるんですね!」
ナーサティア「スカニヤー、あんまり深入りしないほうがいいと思うわ…」
カーラネミ「よし分かった。シヴァたちのところに案内してくれるかい?」
ガネーシャ「お父さんたちのところ?うん、わかった!」
チヤヴァナ「カーラネミさんも協力してくださるんですねっ!」
ダスラ「そうには見えないけどな」
カーラネミ様を連れ、シヴァ様らと再び合流する。チャンドラ様など何人かの神がその場からいなくなっているようだが、どうやら他の場所で調査を始めたようだ。
シヴァ「カーラネミではないか。アムリタ探しを手伝うつもりか?」
カーラネミ「手伝っても構わないが、それ相応の価値のあるものを渡してもらおうかと思ってね。構わないだろう?」
パールヴァティ-「カーラネミったら、この前のタマゴの殻を諦めきれてなかったものね!」
カーラネミ「あともう一歩で完成するところだったからね!今度こそ、このアムリタを使って完成させてみせるよ」
ブラフマー「残念だが、それはできないんだ。あなたが集めたアムリタのしずく、全て渡してもらえないかな」
カーラネミ「む…やはりそう来るか。壺ちゃん、ここは出なおしたほうがいいかもしれないね」
ヤマ「下手なことはやめておきたまえ。面倒なことになっては困る」
カーラネミ「ヤマじゃないか!よーし、今日こそその骨について詳しく教えてもらうとしよう!」
ヤマ「骨など連れていない。君は実に失礼だな」
パールヴァティー「ガネーシャ、ナーサティア、ダスラ、チヤヴァナ、スカニヤー!ご苦労様だったわ!」
ヴィヴァスヴァット「カーラネミは俺たちが説得するから、皆はインド大河やインド海岸へ行ってくれないか?」
ガネーシャ「お父さんとお母さんは?」
シヴァ「我とパールは引き続き、インド魔宮を守ることにする。すでにハヌマーンやインドラはここを離れているのだ」
ガネーシャ「そっか…わかった!」
チヤヴァナ「ガネーシャさんの護衛でしたらお任せください!」
ヴィヴァスヴァット「はは!頼もしい」
ダスラ「…まさか、俺もインド大河か海岸か行かなきゃならないわけ?」
ナーサティア「チャンス到来ね!アタシは海岸に行ってくるわ!クリシュナが向かってるんでしょ?」
ダスラ「あー…そんなこと言ってたかな」
ナーサティア「ダスラ、アナタはどうする?わざわざアタシに合わせることないわよ」
ダスラ「それもそうだが…」
チヤヴァナ「何でしょう!?」
ダスラ「いや、何も言ってないんだけど」
スカニヤー「それなら、ガネーシャさん、チヤヴァナさんと一緒にインド大河にわたしも行こうかなと思います!」
ナーサティア「じゃあ組み分けこれで決まりね!」
チヤヴァナ「そ、そうか…!アシュビンのお二人とは別れてしまうんですね!?」
ガネーシャ「ねぇねぇチヤヴァナ!肩車してー!スカニヤーがいい景色だって教えてくれたの!」
チヤヴァナ「肩車ですか?お安い御用ですっ!さぁ僕にしっかり掴まってくださいね!」
ナーサティア「よし、今のうちに出るわよ」
シヴァ「肩車ならば、我がいつでもするというのに…」
パールヴァティー「まぁあなたったら!焼きもちかしら?私のことを肩車してくれたっていいのよ」
チヤヴァナ「僕よりシヴァさんの方が背が高いですからね!肩車したらきっと天にも手が届くくらいですよ!」
ガネーシャ「お父さんにも今度肩車してもらう!代わりにガネーシャのこと肩車してあげて!」
シヴァ「ガネーシャをか?」
パールヴァティー「ふふっ、お揃いね!」
スカニヤー「とっても素敵です!さすがシヴァさん!」
チヤヴァナ「…あれっ!?アシュビンのお二人は!?」
パールヴァティー「さっき出発しちゃったわよ?」
ガネーシャ「チヤヴァナ、インド大河に行こうよー!キラキラ集めしよう!」
スカニヤー「わたしもキラキラ集めお手伝いしたいです!」 - 【気になるアムリタの謎】
一足先にインド大河へ戻ったハヌマーン様。遅れてサラスヴァティー様、ガーヤトリー様も到着する。
ラクシュミー「ヴィシュヌさん、魔神に捕まってたの助けてもらったんでしょ?よかった~」
ヴィシュヌ「これも皆のお陰だ。…ラクシュミー、そう近寄りすぎるな」
アラクシュミー「ヴィシュヌさん、元気?わぁ、元気そうねっ!よかった!」
ハヌマーン「あ、ラクシュミーさんとアラクシュミーさん。ここに居たんスね。勝手にいなくなるからどこに行ったのかと思ったッス」
ラクシュミー「あれっ、ハヌマーンさん!ラクシュミーたちはねー、こっそり抜け出してきちゃった!」
ラクシュミー「だって魔神って怖いもん。とっても強い神様だって、捕まっちゃうことあるんだもんね…」
アラクシュミー「大丈夫よラクシュミー!あたしが一緒にいる間は守ってあげるもの。任せて!」
ラーマ「あ!ハヌマーン!戻ってきてたんなら早く言ってくれよー!マジお疲れ!」
ハヌマーン「あー、どうもッス。ラーマさん、大河の様子は変わりないんスか」
ラーマ「今ガンガーとカーマ達が帰ってきたとこ!魔神とかは今のところ出てないかなー」
ハヌマーン「それなら安心ッスね。でも、さっきインド魔宮で不可解な事件があったんで、気を付けた方がいいかもしれないッス」
ラーマ「不可解な事件?マジかー、じゃあそれ説明してくんない?」
サラスヴァティー「ふぅ、インド大河はいつ来ても日差しがまぶしいわね!」
ガーヤトリー「インド魔宮にこもってると気が付かないよね…」
ラクシュミー「あ!サラスヴァティーちゃん、ガーヤトリーちゃん!こっちこっち!」
ヴィシュヌ「二人とも、インド魔宮から来たのだな」
サラスヴァティー「ええ、インド魔宮での探索がひと段落ついたから、他の場所も探してみようってことになったの」
ヴィシュヌ「それは頼もしい限りだ」
ヴィシュヌ「クリシュナはそろそろインド海岸に到着する頃合いだろう。ラーマはそこにいる。私もここでの事態が落ち着き次第、インド魔宮へ戻ろうと思っていたところだ。クリシュナとラーマの見ているものを共有できるのでな」
ラクシュミー「すっごーい!」
ラーマ「ヴィシュヌ、あんたはどうする?」
ヴィシュヌ「インド魔宮とこちらの状況の共有か。同席させてもらおう」
ハヌマーン「インド大河の日差しの下にいるとそれだけで疲れますからね…」
ラーマ様に連れられ、ガンガー様、カーマ様、ラティ様、ヴァサンタ様、そして元々からインド大河に居たシーター様らと合流する。
バギーラタ「ハヌマーン、無事そうで何よりだ。サラスヴァティー、ガーヤトリーも来てくれて助かる」
ラクシュミー「わたしとお姉ちゃんは先に挨拶し終わってるの!」
アラクシュミー「あらっ?この入口って自動で閉まるの?」
ガンガー「今話をしているところだったんだ。こっちに来るといい」
サラスヴァティー「わぁ!いい匂い!」
カーマ「よう、今ヴァサンタがお菓子焼いてるんだ。少し食ってやってくれねェか?」
ラティ「お菓子教室の帰りだったのよね、ちょうどよかったわ!」
ガーヤトリー「これってその…お菓子教室で作ってきたもの?もらってもいいのかな…」
ラクシュミー「えーっとじゃあね~…ラクシュミーはこのかわいい蓮華型のクッキーもらう!お姉ちゃんは?」
アラクシュミー「あ!あたしこれ!フクロウ型がいいわ!」
ヴァサンタ「あ…みんな今集まったのかな。もうすぐムルクも出来上がるから食べてってよ」
カウサリヤー「ヴァサンタのお菓子作り、とっても手際がいいの。ワタシより作るの上手だと思うわ」
ラクシュマナ「オレはお母さまのお菓子が一番好きだぞ!」
ラクシュマナ「でもヴァサンタのお菓子も、みとめてやってもいいぞ。もういっこ食べていい?」
ヴァサンタ「本当?光栄だよ。うん、もっと食べて」
ラクシュマナ「やった!これハヌマーンのぶん。帰ってくるって約束したからとっておいてやったぞ」
ハヌマーン「はは、ラクシュマナにもかわいい所あるんスね」
シーター「それアタシが作ったムルクじゃない?ヴァサンタとカウサリヤーにはかなわないけど、チョー頑張ったんだから!」
ラーマ「マジ?シーターの手料理食べられるとかハヌマーンマジ幸せ者じゃん!」
ヴィシュヌ「皆が落ち着いたところで情報を共有したいが構わないか?」
カーマ「あ、それもそうだな。俺らも帰ってきたばっかで、何が何だかって感じでよ」
ラティ「びっくりよねぇ、お菓子作って帰ってきたらみんなバタバタしてるんだもの」
ガンガー「それじゃあ、私の成果を先に伝えるとしよう。インド大河を調べてきたが、これだけアムリタが見つかったよ」
ラクシュミー「わぁ~綺麗!これアクセサリーにしたらおしゃれじゃない?」
アラクシュミー「ラクシュミーに似合いそうだわ!」
バギーラタ「さすがはインド大河だな…広いだけにたくさんのアムリタが落ちていても何らおかしくはないのか」
ガンガー「おかげで時間がかかってしまったけど、何とかまとめて持ってこれたよ。クンビーラもよく働いてくれてね」
カーマ「アムリタねぇ…これがその。実際に見たことはなかったな」
ヴァサンタ「本当にきれい…虹色に光ってるのかな…?」
ラティ「これって霊薬なのよね?不思議な物体だわ」
ヴィシュヌ「ラティの言う通り、これは霊薬アムリタだ。今は塊となっているが、普段は壺の中に液体の状態で入っている」
カウサリヤー「形を変えるお薬なのね」
ハヌマーン「薬っていうより、力の塊って言った方が近いかも知れないッスね」
カーマ「なるほど。俺はあまり関わらなかったが、あのタマゴの殻事件と近いものを感じるな」
バギーラタ「あの時は、日本の神の力が世界中に散らばってしまったのだったね」
ラーマ「確かそうだったっけな」
サラスヴァティー「そう、時間を司る神様だったから時間の歪みの原因の一つになってたかもしれないって聞いたわ」
ガーヤトリー「あまり詳しくはないけど、ギリシャの神様が封印されてたことも関係あるかも知れないって、ブラフマーさんが言ってたの」
ヴァサンタ「じゃあこのアムリタも…時間の歪みにかかわっているかもしれない…ってこと?」
ヴィシュヌ「その可能性は大いにあるな」
ハヌマーン「あ!そのことなんスけど…」
ハヌマーン「さっき、インド魔宮で不可解な事件があったって、ヴィシュヌさんやラーマさんには伝えたかと思うッス。たぶん、そんな感じの原因で起きたのかもっていう事件なんで」
ラーマ「時間の歪みによる事件?」
バギーラタ「……そうか。ギリシャではすでに討伐された魔神たちが再び出現したと聞く。そのケースに似ているのではないか?」
ハヌマーン「さすがバギーラタさんッスね」
ハヌマーン「インド魔宮で、倒しても倒してもきりがない相手と戦ったんスよ。大して強くはなかったんスけど、何度でも湧いてくるんでインドラさんやアグニさんでもうんざりしてたんです」
ガンガー「あの二人がうんざりするくらいとは相当だな」
ハヌマーン「ヤマさんの機転で、倒さず捕らえてみたところ新しく魔神がやってこなくなったんで、もしかしたら倒したその分、その個体の時間が巻き戻っているのかも…と」
ラクシュマナ「? つまりどういうこと?」
ヴィシュヌ「なるほど。倒されても、倒される前の姿に戻るということだな。アムリタの不老不死の力がこういった形で影響してくるとは」
ラクシュマナ「倒してもきりがないってこと?」
ラーマ「マジかよ。厄介だな」
ハヌマーン「ちょっとこのあたりでも警戒しておいた方がいいかもしれないッスね。さっき、ヴィシュヌさんを助ける時に倒した魔神がいるんで」
シーター「ちょ、ちょっと!マジでヤバくない?!それってどうやって倒せばいいの?!」
シーター様の発言の直後、ずずんと大きな地鳴りが響く。いやな予感が的中したと、この場の神々はすぐに察したようだ。
ヴィシュヌ「簡単なことだ。アムリタの力を失わせればいい。歪みの原因となるであろうアムリタを手にしているから、そのような異常な状態になるのだろうからな」
(ボス戦)
第3章 ボス †
第4章 †
第4章 台詞 †
- 【気になるアムリタの謎】
神々が予測していた通り、この魔神は先ほどヴィシュヌ様の解放石を持っていた魔神と同じ魔神だったようだ。そして案の定、アムリタのしずくを所持していた。
ハヌマーン「やっぱり、さっき言った通り復活した魔神だったんスかね」
ラーマ「だろな。動き方がまんまで、倒すのは簡単だったんだけど」
ヴィシュヌ「ヤマのように捕らえておく術が必要になるとはな」
ヴィシュヌ「しかし、ガルーダが魔神となっていたとは…」
ハヌマーン「ガルーダはヴィシュヌさんと親しい間柄だったはずですよね。何があったのか…」
ヴィシュヌ「考えても仕方がない。次の行動をどうするか決めねば」
チヤヴァナ「助けていただき誠に感謝いたしますっ!あの魔神、アムリタを持っていたようですね!」
スカニヤー「あの、これってこんな感じでやっつけちゃって大丈夫なんでしょうか?」
ガネーシャ「みんなでやっつけたから強くなかったね!」
バギーラタ「アムリタを上手く回収できたのなら理論上もうおかしな復活はしないだろう?」
ヴィシュヌ「そのはずだな。持っているアムリタがこれだけならば」
ラクシュミー「あー魔神怖かった!お姉ちゃん大丈夫?」
アラクシュミー「あたしは大丈夫!」
カーマ「なおさら早くアムリタを回収しなくちゃいけねェってことだな。魔神の討伐なら手を貸すぜ」
ラティ「なんだかおもしろくなってきたわ!アタシも!」
ヴァサンタ「俺も…力になれるなら、頑張ってみるよ」
カウサリヤー「みんなそれぞれ得意なことも苦手なことも違うけど、こうやって結束すればどんな困難でも乗り越えていけるわね」
ラーマ「ホントそれ!インド地域に居てマジでよかったって思ってる!」
ガンガー「それじゃあ、再び大河周辺を調査しよう」
ラクシュマナ「オレにまかせろ!どんなまじんでもやっつけてやる!」
バギーラタ「そうだな、おかしな魔神を見つけたら自分一人でどうにかしないよう気を付けてくれ」
アムリタの持つ力を警戒しつつ、インド大河の神々はアムリタを早く回収するよう結束する。
ラクシュミー「お姉ちゃん、インド大河で魔神と戦うのもいいけど…別のところにでも行く?」
アラクシュミー「それもいいわね!インド海岸にでも行ってみようかしら」 - 【調査!インド海岸】
インド海岸へ向かったクリシュナ様。後続に、インドラ様、アグニ様、スーリヤ様…そしてアシュビン双神だ。
クリシュナ様がインド海岸へ到着するなり、ジャガンナート様、スバドラー様が出迎える。
ジャガンナート「クリシュナ姉ちゃん!来てくれてよかったー!今すっげー魔神が出てるんだ!」
スバドラー「バララーマお兄ちゃんとヴァーユさんが戦ってるんだけど、倒してもすぐ元に戻っちゃうの!」
クリシュナ「なるほどね…わかった。すぐバララーマ達のところへ行ってみるよ」
ジャガンナート「ありがとな!今オレ達でインド魔宮とインド大河に行くところだったんだ」
スバドラー「お姉ちゃんも気を付けて!」
クリシュナ様が駆け付けると、バララーマ様とヴァーユ様が戦闘をしているようだ。
バララーマ「なぜこんなに…!ひぃっ…!インド海岸には何もないというのに…」
ヴァーユ「はぁ、本当にうっとうしいな。バララーマに全部任せていい?」
バララーマ「えっ!?わ、わたしに全て、ですか!?」
クリシュナ「二人とも、よく耐えてくれてたね」
バララーマ「クリシュナ…!助けに来てくれたんだね…ありがとう」
ヴァーユ「何?クリシュナが来たの?じゃあもう僕が戦う必要ないよね」
クリシュナ「やっぱり、海岸に出現している魔神たちも、倒してもきりがない様子だね」
バララーマ「そう…倒しても倒しても復活してしまってね…うぅ、やはりわたしには荷が…」
ヴァーユ「クリシュナのお兄さんなんでしょ。ネガティブ過ぎてうっとうしいから何とかしてよ」
バララーマ「す…すみません……」
クリシュナ「バララーマは昔からこうだからね」
???「おらよっと!こっちにも魔神がうようよ居やがるんだな」
クリシュナ「ん?インドラ、アグニ、スーリヤか」
ヴァーユ「あぁ…暑苦しいメンバーが来たね。じゃあ、もう僕いいよね?」
インドラ「なんだぁ?ヴァーユじゃねぇか!」
アグニ「こいつらもえーっと、アムリタ持ってんだろ?さっさと回収しちまおうぜ」
スーリヤ「そうね!バララーマとヴァーユ、二人で戦ってたんでしょ?少し休憩してきたらどうかしら」
ヴァーユ「言われなくてもそうするよ」
ジャガンナート「こっちこっち!ここなら日差しも少ないし物陰だしで休むのにちょうどいいんだ!」
スバドラー「冷たい飲み物でも飲む?」
クリシュナ「バララーマ、君も休みなよ」
バララーマ「え?…えぇと…」
バララーマ「…わたしは戦いに役立てていないので、素直に休みに行くべきか……」
クリシュナ「ここを防衛していてくれたのは紛れもなく君とヴァーユだよ。ほんとうにありがとう」
ジャガンナート「バララーマ兄ちゃん!そこでモタモタしてるとクリシュナ姉ちゃんや他の神様の邪魔になっちまうぞ!」
バララーマ「ひっ!…そ、それもそうだ……」
インドラ「よっしゃあ!暴れるぜ!」
戦いの得意な神々が数多く参戦することで、場の状況は見る間に好転する。復活する理由がアムリタであるとわかっていることも一つあるだろう。
クリシュナ様たちが戦っている最中アシュビン双神が到着し、ナーサティア様は戦うクリシュナ様を見るなり、黄色い声を上げる。
ナーサティア「きゃー!クリシュナが戦ってるわ~!ほんっと、戦ってるクリシュナはかっこいい…ついつい見とれちゃうわ!」
ヴァーユ「なに、ナーサティア達も来たの?のんびりしに来たつもりだったんだけどな」
ダスラ「悪いな。クリシュナがこっちに来るって聞いたもんで止まらなかったんだわ」
スバドラー「でも、アシュビン双神って戦っても強いんでしょ?あたし安心したよ!」
ジャガンナート「皆が来てくれるまで、オレらだけで頑張ってたんだからな!」
バララーマ「…わたしも力になれたのかわかりません…。うぅ、もっと強ければ…」
ヴァーユ「そういうの、うっとうしいからやめてって言ってるでしょ」
ダスラ「…相変わらずだな」
ナーサティア「すごいわ!もう興奮が止まらないっ!なんたって、クリシュナのあのおみ足…フフッ!最高だわー!」
アグニ「ナーサティア、クリシュナの応援もいいがこっちの手伝いもしてくれよ!」
ナーサティア「はっ、それもそうね!」
クリシュナ「…ふぅ、これで大方かたづいたんじゃないかな」
インドラ「おうよ!数ばっかり多くて大した相手じゃなかったぜ。がっはっは!」
スーリヤ「アムリタのしずくがあちこちに散らかっちゃってるわ!拾わないと」
???「アムリタのしずく、こっちにも落ちてたよ」
ナーサティア「あら、ありがと…って、ソーマ!?」
アグニ「ヴァルナもいるじゃねぇか!遅いぜ、もう敵は片づけちまったからな」
ヴァルナ「出遅れちゃったかーま、無事そうだからいっか!」
ソーマ「フフフ、なんでそう驚くことがあるの?僕がインド海岸に居て何かおかしなことでもあったかな」
スーリヤ「ソーマ!確かにあなたがここに居るのは珍しいわね。どうしたの?」
ソーマ「大したことじゃないよ」
ソーマ「少し、この子がね。…何か異変が起きてる時っていつもそうなんだ」
ナーサティア「こ、この子がどうしたのよ…いや、聞かないわ!なんか深入りしたくないもの」
ソーマ「ナーサティアは慎重だね」
ヴァルナ「ソーマとは途中で一緒になったんだよ、いつの間にこんな事件になってたのかよくわからないけど…」
ジャガンナート「あれ?神様が増えてる!」
スバドラー「こんにちは!さっきまでみんなで戦ってたところなの」
クリシュナ「ん…?あぁ、ヴィシュヌやラーマもインド大河でアムリタを持っている魔神と戦ったみたいだね」
ヴァルナ「ヴィシュヌ?…あ!そういや解放されたんだろー?!良かったなクリシュナ!」
クリシュナ「ヴィシュヌは僕にとって司令塔みたいな人物だからね。居てくれると情報がすぐに伝わって動きやすいんだ」
スーリヤ「どんな仕組みなのかしら…ヴィシュヌと化身達の関係がよくわかってないわ」
クリシュナ「実際のところ僕もあんまりよくわかってないんだ。ヴィシュヌと僕は同一人物であるし、他人でもある。でもラーマと僕は他人同士…と言えばいいのかな」
ナーサティア「不思議だわ…!クリシュナがミステリアスで魅力的なのもうなずけるわね」
ダスラ「ジャガンナート達が飛び出していくから何かと思えば、ソーマやヴァルナが合流したのか」
ソーマ「ダスラやヴァーユ達もいたんだね。会えてうれしいよ」
ヴァーユ「なんでもいいけど、もうやることがないなら帰ってもいいよね」
バララーマ「えっと…さっきの魔神、様子が変だったのはいったい…その、アムリタの力…なんでしょうか」
クリシュナ「どうやらそうらしいね」
インドラ「アムリタを持ってると、魔神どもが…」
アグニ「時間巻き戻って復活しちまう、だっけか」
インドラ「そう!それよぉ!」
スーリヤ「だから、アムリタを持った魔神を倒すだけでは、対処にならないみたいなのよねー」
クリシュナ「うん。だから、アムリタを奪い返すか、倒さず捕らえるかをしておけば問題ないと思うよ」
バララーマ「倒さず…」
アグニ「倒さず捕らえるってのはなかなか難しいと思うぜ。ヤマがいなかったらインド魔宮でもできなかっただろうしな」
ヴァルナ「なるほどなー…毎日冥界で死者を縛ってなきゃ到底無理だよね」
ナーサティア「とにかく、みんな無事そうでよかったわ。ケガとか…見た感じ誰もしてなさそうね」
バララーマ「は、はい…お気遣いありがとうございます…」
ヴァーユ「あの程度の相手、当然でしょ」
ソーマ「アムリタを回収したのはいいけど、今度は回収したアムリタを守らないといけないから気を付けてね」
スーリヤ「あ、そっか!肌身離さず持ち歩く勢いじゃないと、また奪い返されたら意味ないものね」
ヴァルナ「ってことは、まだ戦いから解放されたわけじゃないのかぁ…」
ヴァーユ「えー…もういいでしょ。僕十分働いたと思うけど?」
インドラ「なんだよ、ヴァーユ!ノリ悪いじゃねぇか」
アグニ「戦いなら任せとけ!こういう時のために体を鍛えてるのもあるんだしな」
クリシュナ「そうだね。インド海岸にもまだ、アムリタを持った魔神がうろついているかもしれない。もう少し調査してみてもいいかもしれないね」
バララーマ「…あ!そ…それなら…わたしは、ラワスモリーでも用意します…疲れた時に、食べに来てください」
ヴァーユ「ラワスモリー?ふーん…食べに行こうかな」
スバドラー「バララーマお兄ちゃんのラワスモリーね、とってもおいしいよ!」
ジャガンナート「本当は今日、ポーダピターとラワスモリーでパーティーするつもりだったんだぜ!」
ヴァルナ「それは災難だったなー…早く事件が片付いたら、みんなで宴にすればいいんじゃない?」
スーリヤ「宴?それなら私もカレーを用意しようかしら!」
ナーサティア「なんだか盛り上がってきたわね、宴って聞いたら俄然やる気が出てきたわ!」
インドラ「タンドリーチキンも用意してくれよな!」
スバドラー「インド大河の神様も、お料理上手な神様いっぱいいるから相談してみようかなぁ」
ジャガンナート「ラクシュマナのお母さんのカレーもおいしいんだ!」
ヴァルナ「わかる!カウサリヤーのだよな。あーなんかおなかすいてきた」
わいわい談笑する神様。心に余裕が出てきた証でもある。後に宴をする約束を決め、事件の早期解決に挑むようだ。
ソーマ「フフフ…」
ダスラ「…なに」
ソーマ「ダスラ。きみには見えていない?それなら、それでいいよ」
ダスラ「何のことかわからないな。俺以外に聞いてくれる?」
ソーマ「アムリタの力を集めて、何事もなく壺に戻す事が出来ればいいけど…その力が暴走したら、どうなるのかなって思ってね」
ヴァルナ「力の暴走?…確かに、アムリタはかなりの力を有しているけど」
ソーマ「おそらく、僕の持っている霊酒より、純粋な力は強いかもしれない。それだけに、安易な気持ちで触れてはいけないもののはずだよ」
クリシュナ「それは確かにね。魔神が所持することで、おかしな力が混じってしまったら…」
クリシュナ「アムリタは本来のアムリタとしての力を失ってしまうかもしれない」
スーリヤ「そんなにデリケートなものなのね…」
クリシュナ「ハヌマーンが力の塊…とヴィシュヌの前に言っていたんだ。だから不安定かもしれないなって」
ナーサティア「で、アタシ達これからどうしましょうか?インド海岸はもう少し調べてみてもいいかもしれないって話が出ていたけど…」
クリシュナ「僕はもう少しここに留まるつもりだよ」
インドラ「アグニ、俺らはどうするよ?」
アグニ「もう少しここに残っててもいいかもしれねぇ。インド大河はラーマたちがいるし、インド魔宮にはシヴァたちがいるだろ?」
スーリヤ「戦うのが得意な神様をばらけさせてるって意味ではちょうどいいわね」
バララーマ「そ、そうしてもらえてとても助かります…」
ヴァルナ「バララーマ、そんなに戦いに自信ないの?オレ結構バララーマは戦ったら強いと思うんだけどなー」
バララーマ「はっ、はい…恐縮です……」
???「きゃーっ!お姉ちゃんあぶなーい!」
???「わーっ!ラクシュミー、あぶなーい!」
ジャガンナート「なんだこの声?」
ダスラ「あぁ、ラクシュミーとアラクシュミーか…」
ヴァーユ「また誰か来たわけ?」
ラクシュミー「魔神やだぁー!寄らないでよ~!」
アラクシュミー「あいたーっ!なんか当たったわ!」
ラクシュミー「魔神が投げた石、全部お姉ちゃんに当たってる!もーっ、許さないんだから!」
ダスラ「相変わらず、あの二人は騒がしいな…アラクシュミーは毎度無駄にケガするんで、行ってくるか」
ナーサティア「行く?わかったわ!アラクシュミーにばかり攻撃が当たってるものね…いつものことだけど」
インドラ「なんだなんだ?乱闘か!?」
アグニ「よし、助けに行くぜ!」
クリシュナ「あの二人、ヴィシュヌの傍にいると思ったけどこっちに来たんだね…」
ヴァルナ「いっつもふらふらしてるもんなー、オレも人のこと言えないけどさ!」
ラクシュミー「お姉ちゃん、伏せて伏せてー!」
アラクシュミー「伏せっ…?わーっ!滑ったわー!」
ラクシュミー「すごーい!転んだおかげで攻撃を避けたわ!」
アラクシュミー「変なとこぶつけたー…でもラッキーね!」
ナーサティア「二人とも、下がってて!魔神の相手だったらアタシ達がするわ」
ダスラ「これ以上、変なケガ負われるとこっちも困るんで」
アラクシュミー「あっ!アシュビン双神だわ!」
ラクシュミー「ヒーローみたーい!」
アグニ「俺達も助太刀するぜ!」
インドラ「魔神と戦ってるって聞いちゃあ、じっとしてられねぇからな!」
ナーサティア「二人ともありがたいわ、よろしく頼むわね!」
インドラ「任せとけ!」
ソーマ「ナーサティア、ダスラ、それにアグニとインドラ。その魔神、アムリタのしずくを持ってるよ。…さっきのやつら以上にね」
ナーサティア「ありがと!気を付けるわ」
ダスラ「さっさと片付けるに限るわ」
(ボス戦)
第4章 ボス †
乳海より現れし馬の王 ウッチャイヒシュラヴァス | |
---|---|
HP | 5000 |
報酬 | アラクシュミーの限定写真 |
遭遇時 | ラクシュミー様、アラクシュミー様に襲い掛かっていたのは インド海岸に現れる 純白の馬の魔神であった。 駆け付けた神々と力を合わせ、討伐をはかる! |
撃破時 | 動きは早く、力も強い強敵だが、 こちらには戦いの得意な インドの神々が出そろっている。 協力しあって動きを抑え、 何とか討伐することに成功した。 |
第5章 †
第5章 台詞 †
- 【調査!インド海岸】
戦いに勝利し、インド海岸には元の静けさが戻る。魔神を討伐した後に残されたアムリタのしずくを拾い上げる神々。
クリシュナ「ラクシュミー、アラクシュミー。二人はインド大河にいたんじゃなかったんだね」
ラクシュミー「インド大河で遊んでてもよかったんだけど、海岸にお出かけもいいかな~って」
ナーサティア「呑気なものね…」
ダスラ「奇跡的に、大きなケガはしていないようだがあんたはあまり無理しないように」
アラクシュミー「よかった!ラクシュミー、ケガないって!」
ラクシュミー「よかった~!」
ダスラ「大きな、だからな」
スーリヤ「あらかた片づけたと思ってたのにねー…まだアムリタを持ってる魔神がいるなんて」
スバドラー「そう上手くはいかないのね。平和なインド海岸に戻ればいいなぁ…」
ジャガンナート「オレもクリシュナ姉ちゃんくらい強かったらなー!」
インドラ「なんなら、俺らと手合わせしたっていいんだぜ?経験積んどけってな!」
アグニ「ジャガンナートもやるのか?歓迎するぜ」
ジャガンナート「えっ、いいの!?」
ヴァルナ「がんばれー、オレは端で読書する係な」
ヴァーユ「インド海岸でゆっくり過ごそうと思ってたんだけどな…はぁ」
バララーマ「わっ…わたしのせい…ですよね…す、すみません…」
ヴァーユ「誰もそう言ってないから。被害妄想やめてよ」
ラクシュミー「インド海岸にも魔神がまだたくさん出るの?」
ジャガンナート「そうなんだよ、早く全部やっつけて元の海岸に戻したいんだけどなー…」
アラクシュミー「どこに行っても魔神だらけなのね」
ラクシュミー「そうなの。インド魔宮にも魔神がいるし、インド大河にも魔神がいるし…お姉ちゃんやみんなと遊びたかったのに、魔神キライ!ぷんぷん」
アラクシュミー「あはは!ラクシュミーったらタコみたいになってる!」
スーリヤ「ほんと、二人が無事なのが驚きだわ。無防備にふらふら歩いてたってことでしょ?」
クリシュナ「さすが、幸運と不運の神だね」
ラクシュミー「同じところにずーっといるの、つまらないもん」
アラクシュミー「あたしはラクシュミーと一緒にいるの楽しいから好き!ラクシュミーって本当についてるんだから」
バララーマ「う、羨ましい…」
ラクシュミー「大したことじゃないよ~」
ラクシュミー「そういえばね、道でこんなもの拾ったの!これって何だろう?」
クリシュナ「何かの蓋かな?」
スーリヤ「あっ!これ、アムリタを入れていた壺の蓋だわ!拾ってくれて助かった!」
アラクシュミー「壺の蓋?って、そんなに大事なものなの?」
スーリヤ「大事よ!…たぶん。詳細はヴィシュヌに聞かないとよくわからないけど」
クリシュナ「ヴィシュヌに確認してみよう。ちょっと待って」
ラクシュミー「クリシュナちゃんってヴィシュヌさんといつでもお話ができるの?すっごーい!」
ヴァルナ「どういう仕組みなんだろねー、オレにもさっぱりわかんないよ」
インドラ「俺にもわからん!」
アグニ「だろな」
クリシュナ「あぁ、間違いなさそうだ。蓋に封印術がかかってない?それ、ヴィシュヌ本人がかけたんだって」
ヴァルナ「へー…確かにこの封印術、シンプルに見えて結構複雑にできてる」
ナーサティア「ぱっと見でよくそこまでわかるわね」
ヴァルナ「封印術を施すくらいだから、やっぱりアムリタって相当な霊薬なんだなー…ぜんっぜん気に留めてもなかった」
アグニ「正直俺はそんなもんあったっけ?ってレベルだったぜ」
ラクシュミー「じゃあこの蓋はクリシュナちゃんに持っててもらった方がいいかな?」
クリシュナ「ああ、渡してもらえれば預かるよ。でも僕はしばらく魔宮に行かないけど…?」
ラクシュミー「あっ、そっか!うーん、どうしよっかなぁ」
アラクシュミー「インド中をぐるぐるまわっちゃったものね!冒険してるみたいで楽しかった!」
ラクシュミー「じゃあじゃあ、魔宮に戻ってみる?魔神もいなくなってるかもしれないしー…」
ダスラ「俺も、正直疲れたんで魔宮に戻ってたいんだけど」
ナーサティア「え?そうなの?じゃあダスラは魔宮で色々頼むわ。ここのメンバー、まだ戦ったりしそうだしアタシは残ろうかなって」
ダスラ「…目線がクリシュナに行ってるような気がするんだけど?」
ナーサティア「何のことかしら!さーて次はどんな魔神ちゃんがでてくるのかしらね!」
ソーマ「フフフ、ごまかされたね」
ダスラ「そうだ。魔宮でチャンドラが意味深なことを言ってたんだが」
ソーマ「意味深?なんのことだろう」
インドラ「なんだ?クイズか?」
スーリヤ「そういえばあれ、結局答えはでなかったわね」
ソーマ「僕は何も知らないよ。アムリタが重大な力を秘めていることは…きみ達もよくわかってると思うしね」
ヴァルナ「本当に知らないのか?」
ソーマ「皆が知っていることを知っていても、それは知らないことと同じようなものでしょ?」
ダスラ「ああ、そう。じゃ、いいわ」
スーリヤ「あっさりしてるわねー、もっと食い込んでもいいのに」
インドラ「そうだ!お前に聞きたかったんだが、ソーマとチャンドラって似てるよな!兄弟か?」
ヴァルナ「食い込みすぎっしょ!」
ヴァーユ「ダスラがインド魔宮に戻るなら、僕も戻らせてもらうからね」
バララーマ「あ…もうすぐラワスモリー…出来上がるんですけど……」
ヴァーユ「そうなの?…じゃあそれ食べてから帰ろうかな」
スバドラー「あたしもなんだかおなかすいてきちゃった…」
ジャガンナート「オレも!なんか食べてから動いたほうがいいよな」
バララーマ「…じゃ、じゃあ…食べる人よそるんで…た、食べたい人は教えて…ください……」
インドラ「ん?メシか!」
アグニ「こりゃもらっとかねぇと損だな」
スーリヤ「ちょうどよかったわ!小腹がすいてきてたところだったの」
クリシュナ「ラワスモリーはバララーマの得意料理だからね。安心して食べられるよ」
アラクシュミー「……」
ラクシュミー「お姉ちゃん、お姉ちゃんもラワスモリー食べたい?」
アラクシュミー「う、うん!ラクシュミーは…?」
ラクシュミー「ラクシュミーも食べたーい!」
アラクシュミー「よかったー!」 - 【不可思議!アムリタの力】
インド海岸の神々がひと段落ついているころ、インド魔宮にようやくヴィシュヌ様が到着する。
シヴァ「ヴィシュヌ、久しいな。封印が解かれたようで何よりだ」
ブラフマー「封印が解けてすぐにこのような事件に巻き込んでしまって申し訳ないね」
ヴィシュヌ「いや、構わん」
ヴィシュヌ「もとはと言えば、乳海攪拌を執り行ったのも私だ。今回の事件、アムリタが関わっている以上私も無視はできんだろう」
ブラフマー「そうは言うが、ヴィシュヌはいつだって事件解決に手を貸してくれているじゃないか」
シヴァ「いろいろと原因がややこしいようでな。とはいえ、アムリタを回収さえしてしまえばこの事件も解決するだろうと見込んでいる」
ヴィシュヌ「…そう簡単にいけばいいのだが」
パールヴァティー「何か引っかかることでもあるの?」
ヴィシュヌ「引っ掛かること…ないと言えば嘘になるな」
シヴァ「聞かせてはくれぬか?我らも知りたい」
ヴィシュヌ「乳海についてだ」
ブラフマー「乳海?」
シヴァ「それはアムリタを得るために行ったことであったな」
ヴィシュヌ「そうだ。それは世界中のあらゆるものをかき混ぜ、乳海を生みだし、そしてアムリタが生み出された」
ブラフマー「さすがに、あの時のような大掛かりなことは起きないだろう。私達神々だけでは解決しなかった出来事でもあったからね」
ヴィシュヌ「その通りだ。だが、あの時はアムリタの力に頼っていなかっただろう」
シヴァ「ヴィシュヌ、まさかまた乳海攪拌が行われるのではないかと危惧しているのか?」
ヴィシュヌ「そこまでいかずとも、環境に何かしらの異変が起きてもおかしくないと思ってな」
ヴィシュヌ「アムリタの力は私達でもはかりきれていないだろう。特に、時間に歪みとして影響を与えていた可能性まであるくらいだからな」
パールヴァティー「それは言えてるけど、それと乳海がどう関係あるのかしら…」
ヴィシュヌ「乳海は様々なエネルギーを含んだ海だった。その力を凝縮してアムリタを得たと言っても過言ではないのだが、そのアムリタをまたしかるべきところへ戻したらどうなるのかと考えてな」
ブラフマー「なるほど。確かに、乳海まではいかなくてもそれに似た状態になる可能性はあるな」
シヴァ「魔神達は時間が巻き戻ることで復活していたのだからな…すでにそうなってしまっている場所もあるやもしれぬ」
ヴィシュヌ「乳海に下手に魔神などが近づけば活性化してしまうことも考えられる。実際、アムリタで活性化しているからこそ魔神が多く出現しているのだからな」
ブラフマー「なるほど…ありがとう」
カーラネミ「おっと!ああ、また引っ掛かってしまった…!壺ちゃん、再チャレンジしよう。実験は失敗を耐え、その先に成功があるのだからね」
ヤマ「いい加減にしたまえ。君を縛ることがどれほどの手間だと思っている」
カーラネミ「私は諦めないよ?すぐにでもこの縄をほどいて…くっ!…ほどいて…」
ヤマ「そう簡単に解けぬよう調整した」
ヴィヴァスヴァット「ヤマなにやってるんだ?カーラネミまで。アムリタに触るのはやめとけよ!」
カーラネミ「ひどい話だね!私はまだ何もしていないじゃないか。害も何もない善良な研究者だよ」
ヤマ「善良なものはこの縄にかかることはないだろう」
カーラネミ「壺ちゃんもひどいと思うだろう?」
ヴィヴァスヴァット「あれだけぐるぐる巻きになっていれば、カーラネミも下手なことはできないだろうが…少しは手加減してやれよ?死霊とは違うんだからな」
ヤマ「勝手にぐるぐる巻きになったのは彼女だ。私は知らん」
ヴィシュヌ「ヴィヴァスヴァット、ヤマ。二人ともアムリタの管理してくれたこと感謝する」
ヴィヴァスヴァット「ヴィシュヌか!色々苦労したみたいだな、アムリタならそこだ。ヤマの縄の罠に気を付けながら進めよ」
ヴィシュヌ「心配には及ばない。少しばかり確認させてもらうぞ」
ヤマ「ふむ、あの場所の細かい隙間を縫うとは…」
ヴィヴァスヴァット「さすがヴィシュヌだな!」
ヴィシュヌ「あれだけ探して壺の中身はこれだけか」
シヴァ「ヴィシュヌ、どうだ?何かわかったか」
ヴィシュヌ「大きく何かがわかったわけではないが…ふむ」
ヴィシュヌ「以前、アムリタはこの壺になみなみと入っていたはずだったが、今は半分も入っていないな」
パールヴァティー「あれだけ探して集めたのに?!残りも探し出さなくっちゃ!」
ブラフマー「大河と海岸の分を含めると、また変わってくるかと思うが…それでも不足分が出そうな量だな」
ヴィシュヌ「ん?…あぁ、仮面か。そうだな…まだ魔神が隠し持っている可能性も否めない」
ブラフマー「…そういえば、そのアムリタを奪おうとしていたのはカーリヤだったんだが、カーリヤはアムリタとは別の時空の乱れで復活したようなんだ。用心していたほうがいいかもしれないね」
ヴィヴァスヴァット「アムリタが散らばる前に復活しているとなると、タマゴの殻事件やギリシャの…ヤヌスと言ったか?時間の番人が封印された影響が強そうだな」
パールヴァティー「そうね、本当はもっと色んな所で影響しあっているのかもしれないけど…」
ヤマ「今日までに妙な亡者はいなかったな。居ればすぐに君たちに報告するのだが」
ブラフマー「だろうね。…要因が重なりすぎて今の事件が起きたということはわかったが…」
ヴィシュヌ「一つ一つ問題を慎重に解決していく必要があるだろう」
パールヴァティー「いざという時は…その時考えればいいわよね?今できることを頑張りましょう!」
カーラネミ「ところで…」
カーラネミ「私はいつまでこうなっていればいいのかい?」
ヤマ「もうしばらく辛抱してもらうつもりだが」
カーラネミ「もうぐるぐる巻きは疲れたよ!早くおろしてくれ」
ヴィヴァスヴァット「そろそろおろしてやってもいいんじゃないか?」
ヤマ「甘いな…。まぁいい、もうこれ以上近づないのであればおろしてやってもいいが。また近づくようでは面倒なのでな」
カーラネミ「よーし、話がよくわかってるじゃないか!壺ちゃん、おろしてもらえるそうだよ」
ヤマ様が軽く縄を引くと、カーラネミ様に複雑に絡まっていた縄がするりとほどけていく。ぐるぐる巻きで宙にぶら下がっていたカーラネミ様はそのまま床に落ちたが、ぶら下がったままの状態よりかはましなようだ。
カーラネミ「ふぅ…あんな姿勢のまま居続けたから肩が凝ったよ」
ヤマ「自業自得と言うものだ。触れるなと言うものになぜ触れたがる?」
カーラネミ「探究者は未知の領域に足を踏み入れる必要があるのだよ」
カーラネミ「さて、ここに居てもらちが明かないだろうから私は場所を移すことにするよ。アムリタのしずくについては、まだ諦めていないからね」
ブラフマー「タマゴの殻の時も同じようなことを言っていたような気がしたが…」
ヴィシュヌ「クリシュナとラーマの様子だが、特に目立っておかしな問題はなさそうだな」
シヴァ「それなら彼らに任せてしまっていいだろう。ヴィシュヌはここで、二人を通して動向を見守っていてほしい」
ヴィシュヌ「わかった」
ヴィシュヌ「…ん?ラクシュミーとアラクシュミーが海岸を離れるようだが…」
パールヴァティー「二人とも大丈夫そうでよかったわ!アシュビン双神も海岸に向かっていたから、上手く鉢合わせたのね」
パールヴァティー「ということは、ガネーシャたちも大丈夫そうね」
ブラフマー「ガネーシャ達か?あぁ、無事そうだ」
ヴィシュヌ「ラーマの目線から見ても問題なさそうだな」
シヴァ「それならばよかった」
パールヴァティー「なんだかんだ言って心配になっちゃうわよね、あなた?」
シヴァ「…ん?そこを我に振るのか?」
ブラフマー「はは、シヴァ達は本当に仲睦まじい。私もいつか、さ…さ…サラスヴァティーと……」
ブラフマー「いけない!考えるだけで緊張してきてしまった…」
ヴィシュヌ「おめでたいやつだ」
パールヴァティー「ブラフマーったら。でも、あなたもこんな時あったわよね?」
シヴァ「ぱ、パール…」
ブラフマー「……ん?!」
シヴァ「なんだ?」
ヴィシュヌ「…なるほど、そういうことか」
ヴィヴァスヴァット「どうした!何か見えたのか?」
ブラフマー「インド大河に魔神が…!これはいけない!サラスヴァティーを守らねば」
ヴィシュヌ「待て、ここから出て行っても間に合わんだろう。お前はそこから仮面を通して全体的な状況を私に伝えろ。すぐさま私がラーマにその状況を伝える」
ブラフマー「なるほど…わかった。頼む」
シヴァ「我はここで待機していればよいのだな」
ヴィヴァスヴァット「待っているだけってのももどかしいもんだな。仕方ないんだが」
ヤマ「……」
パールヴァティー「大丈夫よ、大河の神様ってとっても強いもの」
ブラフマー「あれは…カーリヤだな」
ヴィシュヌ「カーリヤ?と言うことは主犯と言うわけか、面白い」
ブラフマー「警戒するに越したことはないな。ヴィシュヌ、ラーマ、頼んだよ」
ヴィシュヌ「ああ」
(ここからインド大河)
ヴィシュヌ『ラーマ、聞こえるか』
ラーマ「あ!ヴィシュヌ。ばっちり聞こえてるぜ」
シーター「ヴィシュヌ、気づくの早くない?マジすごすぎ!」
ラーマ「今から目の前の魔神、倒そうかって話してたんだけど」
ヴィシュヌ『構わん。だが、あれが今回の事件の主犯格だそうだ』
ラーマ「主犯格?マジ?だってさ、ハヌマーン」
ハヌマーン「そうなんスね…じゃあ徹底的に倒さないと」
ラクシュマナ「こんどはオレもたたかうからあんしんしろ!」
カウサリヤー「フフッ…そうね、心強いわ。それならラクシュマナ、ワタシを守ってくれる?」
ラクシュマナ「うん!お母さまにはゆびいっぽんふれさせないぞ!」
ラーマ「サラスヴァティー、ブラフマーがチョー心配してるってさ!」
サラスヴァティー「えっ、そうなの?」
ガーヤトリー「わたしたちは大丈夫…!皆がいるもの」
サラスヴァティー「ええ!だから心配しないで!」
チヤヴァナ「みなさん、守りたい大事な人がいるということですからね!」
カーマ「それね。大事な人を心配したり守りたい気持ちも愛ってこった。俺らも出番なんじゃねェの」
ラティ「そうね、頑張りましょ!」
ヴァサンタ「俺も…できることをやらなくちゃ」
ガネーシャ「うん!スカニヤーも一緒に頑張ろう!」
スカニヤー「はいっ!このときのために練習したポーズがあるんです!」
チヤヴァナ「さすがですね!」
ラーマ「お、あの魔神動き始めたぜ!」
カーマ「よし、後方支援なら任せときな!」
ガンガー「バギーラタ、こっち側は任せてくれ。君はそちら側を頼む」
バギーラタ「ああ、わかった。任せてくれ」
(ボス戦)
第5章 ボス †
猛毒を持つ蛇の王 カーリヤ | |
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HP | 5500 |
報酬 | ヴィシュヌの進化石(青) |
遭遇時 | インド大河に突如出現した 蛇の王カーリヤ。 猛毒を持っているが、 味方の人数も多いため、 落ち着いて対処すれば勝機はあるはずだ。 |
撃破時 | まわりの神々の力を借り、 カーリヤの弱点を突く事が出来た。 苦しそうに毒を吐き、倒れるカーリヤ。 最後まで油断ならなかった強敵だ。 |
第6章 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
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第6章 台詞 †
- (ボス戦)