百神~ヒャクカミ~データwiki

ナビィの部屋 のバックアップソース(No.38)

#author("2019-01-02T00:39:38+00:00","default:hyaku","hyaku")
>&ref(ナビィの部屋 神様達の憩いの部屋/ナビィの部屋1.jpg,nolink);

#contents()
//今後の仕様がどうなるか不明の為、時空の図書館のテンプレをコピペして作成。適宜編集お願いします。

**ナビィの部屋 ナビィの部屋オープン! [#o581bd33]
>&ref(ナビィの部屋 神様達の憩いの部屋/ナビィの部屋オープン!.jpg,nolink);

~とある森の一角…~

-ナビィ
--うーん、素敵なお部屋に仕上がってよかったです~!	
--ナビィ、ちょっと頑張っちゃいました!	
-ヘパイストス
--内装の方は…大丈夫、ですか…?
-ナビィ
--はい♪ナビィ秘蔵の色んな家具を置いてみました!	
--外観の方はヘパイストス様が整えてくださったので安心です~!	
-ヘパイストス-と、とりあえずちょっとやそっとじゃ壊れないようにしたので…
--どんな神様が来ても、大丈夫だと…思います…!
-ナビィ
--さすがヘパイストス様です~!	
-ヴァルキリー
--ナビィ、前々から準備していたようだが今日完成したのか?
-ナビィ
--あっ!ヴァルキリー様!そうです~!ついに完成しちゃいました♪	
--名づけて、「ナビィの部屋」!神様が自由に出入りしてくつろげる場所があればいいなと思い作ってみたんです~♪	
-ヴァルキリー
--なるほど、確かにくつろぐには丁度よさそうだな。ジークフリートも連れてくれば良かった。
-ナビィ
--是非~!ヘパイストス様もこの部屋、使ってくださいね!	
-ヘパイストス
--えっ、あ…いいんですか?ありがとう、ございます…!
-ナビィ
--完成したことですし…色んな地域に宣伝して回りますね~!	
-ラー
--おいナビィ!シューから聞いたぞ!なにやら面白いものを作っているそうじゃないか!
-タケミカヅチ
--ナビィ殿!新しい施設を作ったそうではないかっ!よし、私が一番乗りだな!はっはっは!
-インドラ
--なんだなんだぁ!?乱闘か!?オレも混ぜろ!
-チヤヴァナ
--なにやら楽しそうですねっ!僕と一緒にヨガしませんかっ!?
-ナビィ
--キャー!な、何事ですか~!?	
-ヴァルキリー
--すごいなナビィ!初日から大盛況じゃないか。
-ナビィ
--大盛況すぎてびっくりしちゃいました…まだ宣伝もしてないのに…!	
-ヘパイストス
--許容人数は…強度…防音性…保温性……ブツブツ
-ナビィ
--へっヘパイストス様?!	
-ヘパイストス
--ブツブツ……あっ!はい…な、なんでしょうか!
-ナビィ
--いえ!お、お仕事してるときの集中力すごいです~…!	
-ラー
--おお!このソファーふかふかではないかっ!なぁタケミカヅチよ!
-タケミカヅチ
--ああ、素晴らしいソファーだな!はっはっは!よーし、ここはひとつ!私の武勇伝をだな…
-インドラ
--チヤヴァナ!お前浮けるのかっ!?すげぇじゃねぇか!
-チヤヴァナ
--インドラさんはいつも浮いてるじゃないですかっ!僕はまだ数センチしか浮けませんよっ!
-ナビィ
--め、メンバーが濃いです~!	
-ヴァルキリー
--賑やかでよかったな、ナビィ!
-ナビィ
--は、はい~!

こうして「ナビィの部屋」は
晴れ晴れしくオープンしたのであった…


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**ナビィの部屋 本当に幸運? [#p5749e84]

&ref(ナビィの部屋 本当に幸運?.jpg,nolink);

~今日も静かな森の中…~
-ナビィ
--るんるん♪お部屋をお掃除すると気持ちいいですね~!	
-フォルトゥナ
--やっほーナビィ!なんか楽しそうなことしてるって聞いて来ちゃった♪
-ナビィ
--わぁ、フォルトゥナ様~!うれしいです~!	
-フォルトゥナ
--お部屋の内装とかすっごいかわいいね~!ナビィが用意したの?
-ナビィ
--はいっ!あ、この小屋を建ててくれたのはヘパイストス様なんですよ♪	
-フォルトゥナ
--そうなんだ!ヘパイストスって何でも作れるんだね~♪
--今度モイラ三姉妹を誘ってまた遊びにこよっかな♪ライチもいっぱい持ってきてあげる!
-ナビィ
--わぁ~!ありがとうございます~!	

ナビィがフォルトゥナと談笑していると、外から声が……

-アウケレ
--カネちゃーん!マウイちゃーん!どうしよう、こんなところではぐれちゃった…
--俺、この辺りはじめてきたから全然わかんないよぉ…
-ナビィ
--むむっ、この声は…アウケレ様?	
-フォルトゥナ
--あ、あそこに誰かいるよ?おーい!	
-アウケレ
--わっ!?あ、あんなところに小屋が…!あぁ、たすかったぁ…!やっぱり俺って運はいいんだなぁ…。
-フォルトゥナ
--まぁ、ここに幸運の女神がいるもんねっ♪	
-ナビィ
--アウケレ様~!ナビィです~!どうかしたんですか~?	
-アウケレ
--あっ!ナビィちゃん!いやぁお恥ずかしいことに、迷子になっちゃったんだ…。
-ナビィ
--それは大変です~!とりあえず、お部屋で待ってみてはどうでしょうか?	
-アウケレ
--え、いいの?助かるよ!はぁ…カネちゃんもマウイちゃんも走るの速いよ…。
-フォルトゥナ
--ん?二人の女の子?ここに来る途中ですれ違ったよ?	
--キミが来た方向と全く逆を走って行ってたけど、大丈夫?	
-アウケレ
--ええっ!?なんで逆の方向に!?ご、ごめんねナビィちゃん!俺追っかけてくるよ!
-ナビィ
--えっ?あ、はい!わかりました~!またきてくださいね~♪	
-アウケレ
--うん、じゃあね!
-ナビィ
--…アウケレ様、本当に幸運なんでしょうか?	
-フォルトゥナ
--ふふっ、それならじゃあせっかくだしアタシがちょっとおまじないしてあげよっかな♪	
-ナビィ
--本当ですか?!	
-フォルトゥナ
--今回は特別大サービスっ!ここで会えたのも何かの縁だしねっ♪	
-ナビィ
--さすがフォルトゥナ様です~!	


------------


~アウケレと分かれて数分後…~






-フォルトゥナ
--ん~、なんかお腹すいちゃったね。	
-ナビィ
--お部屋を作ったばかりなので、食べ物が何も置いてないんです…	
--あ!でも近くに林檎の木があるのでそこから持ってきますよ~!	
-フォルトゥナ
--え~、なんだか悪いなぁ。	
-カネ
--こんにちは!ナビィいたよ、マウイちゃん!
-マウイ
--ようナビィ!さっきはアウケレが悪かったな、遊びに来てみたぜ!
-ナビィ
--わぁ、カネ様にマウイ様~!	
-アウケレ
--さ、さっきはお世話になりましたぁ…!
-フォルトゥナ
--わぁっ、いっぱい来てくれたよ♪やったね、ナビィ!	
--アウケレも、二人に無事に会えてよかったね♪	
-アウケレ
--おかげさまで助かりましたぁ…!
-マウイ
--アウケレが世話になったからさ、パイナップルとかマンゴーとか…とにかくたくさん持ってきたぜ!
-カネ
--そのまま食べても、ジュースにちてもおいちいよ!
-ナビィ
--わぁ!ありがとうございます~!	
-フォルトゥナ
--すごーい!丁度お腹がすいてきたときだったんだ!ラッキーだね♪	
-マウイ
--そりゃよかった!好きなだけ食ってくれよなっ!
-フォルトゥナ
--うれしい~!とっても美味しそう!早速いただいちゃおうよ~!	
-ナビィ
--はいっ♪	

その日は南の島の果物をたくさん食べました♪





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**ナビィの部屋 ハロウィンパーティー![#ob4eaf0c]

&ref(ナビィの部屋 ハロウィンパーティー!.jpg,nolink);

~森の一角で…~
-エーディン
--新しい服、思ってたより似合っててよかったわ。	
-ミディール
--そ、そう?あんまり自分じゃ実感湧かなくって…。
-エーディン
--全く、もっと鏡を良く見たらどうなのよ。	
--あたしが選んであげた衣装だもの。似合わないわけがないわ!	
-ミディール
--うん…そうだよね。でも…僕にしてはちょっと派手だったんじゃないかな…肩の辺りとか…。
-エーディン
--そうかしら?あたしはあのくらいワイルドな方が良く似合ってると思うけど?	
-ミディール
--わ、ワイルドかぁ……。
-オイフェ
--あ、エーディンとミディール!ここに居たのね。探しちゃったわ!
-エーディン
--あら、オイフェじゃない。どうかしたの?	
-オイフェ
--どうかしたって程でもないのだけど…。
--マクリルがね、ナビィの部屋でハロウィンパーティーするんだって。他の地域の神も呼ぶって言ってた
わ。
-ミディール
--へぇ、パーティ…なんだか楽しそうだね。	
-エーディン
--そうね、パーティならあたしたちも行かなきゃ。	
-オイフェ
--決まりね!じゃあ楽しみに待ってるわ。
-ミディール
--えっ、ちょっと待って!ぼ、僕も行っていいの…?	
-オイフェ
--当たり前じゃない。マクリルが待ってるわよ。
-エーディン
--パーティに相応しいおみやげを準備していくわ。楽しみにしてなさい。	
-オイフェ
--ええ、マクリルにも伝えておくわ。じゃあ、また後でね!
-エーディン
--……箒で飛ぶのってやっぱり速いわね。もう見えなくなったわ。	
-ミディール
--もしかして…エーディン、羨ましいの?	
-エーディン
--何言ってんのよ、別にいらないわ。	
--速く空が飛べてもミディールを置いてけぼりにしちゃうじゃない。そんなの、面白くないわ。	
-ミディール
--あ、あはは。そうだね…。	



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-マナナン・マクリル
--よーし!いい感じにセッティングできたぜ!	
-アポロン
--マクリルー!ハロウィンパーティーするってほんと?
-アルテミス
--あたしたちも混ぜてよー!
-マナナン・マクリル
--アポロンにアルテミス!もちろん、一緒に楽しもうよ!	
-アポロン
--やったー!ねぇ、お菓子とか出るの?
-アルテミス
--アポロンね、お菓子食べたくて食べたくて仕方ないみたいでさー…
-アポロン
--でもアルテミスも食べたいって言ってたでしょ?
-アルテミス
--だってお腹空いちゃったんだもん。
-ラクシュマナ
--おい!はろうぃんパーティーに来てやったぞ!
-マナナン・マクリル
--わっ!いっぱい来たな!	
-スバドラー
--ガネーシャお姉ちゃんがね、とっても楽しいお祭りだって教えてくれたの!
-ジャガンナート
--お菓子食えてイタズラもできるとか最高だよな!
-アポロン
--去年のハロウィンパーティーも楽しかったー!早速イタズラして回りたいなぁ!
-ラクシュマナ
--イタズラしていいのか!やったー!アグニのしっぽ、つかんでやろー!
-アルテミス
--アグニの尻尾ならあたしも掴みに行きたいなー!
-ジャガンナート
--オレもオレも!
-スバドラー
--ずるーい!あたしもやりたい!
-マナナン・マクリル
--よーし…じゃあ次ここに来たやつにお菓子くれなきゃイタズラするぞ!ってあいさつして
やろうぜっ!	
-アポロン
--そうしよう!トリックオアトリートって言うんだよね!ねぇマクリル、見本見せてよー!
-マナナン・マクリル
--そうそう!よーし、よく見てろよー…?	
--おっ!丁度良く誰か来たな!	
--トリックオアトリートっ!お菓子くれなきゃイタズラするぜっ!	
-オイフェ
--あら、マクリル。もう始まってるの?
-マナナン・マクリル
--…………。	
--うわぁーっ!?お、オイフェか!びっくりさせんなよな!	
-オイフェ
--何いきなりびっくりしてるのよ…アナタが呼んだんでしょ。
-アポロン
--あはは!マクリルがイタズラされたみたい!	
-ラクシュマナ
--いいなー!オレもマクリルにイタズラしたいんだぞ!	
-マナナン・マクリル
--ええーっ!?なんでオレ!?	
-エーディン
--ちょっと、今のマヌケな叫び声は何?
-ミディール
--こ、怖いオバケとか出ないよね…で、出たらどうしよう…。
-マナナン・マクリル
--あっ!エーディン、ミディール!	
-エーディン
--ごきげんよう、マクリル。あなたがパーティ開いたって言うから来てあげたわ。
--ほら、ミディール!アレをマクリルに渡して。
-ミディール
--わ、わかった!こ、これ僕とエーディンからの差し入れ…。
-マナナン・マクリル
--えっ、なに?…これキャラメルアップル?しかもこんなにたくさん!	
-ミディール
--僕もエーディンも一生懸命作ったんだけど…ちょっと不恰好で…ご、ごめんね。
-エーディン
--ちょっとミディール!あたしが料理下手みたいじゃない。
-ミディール
--あっ、ご、ごめん!そんなつもりじゃ…でも味見はしたから…!
-マナナン・マクリル
--見た目なんて美味しかったら気にならないよ!ほらみんな、お菓子がきたぞー!	
-ジャガンナート
--やったやったー!お菓子いっただきまーす!	
-ラクシュマナ
--あーっ!ジャガンナートお兄ちゃんずるいんだぞ!	
-アポロン
--僕もたーべよっ!もうお腹ペコペコだよー!	
-スバドラー
--ラクシュマナもお兄ちゃんたちもちゃんと手を洗ってからじゃないとダメだよー!	
-アルテミス
--甘くて美味しいー!どうもありがとう!	
-ミディール
--よ、喜んでもらえた…!よかったね、エーディン!
-エーディン
--と、当然じゃない。なんたって、あたしとミディールが作ったんですもの!
-マナナン・マクリル
--ほんと助かったよ、ありがとなっ!	
-オイフェ
--今日はパーティなんでしょ?思いっきり楽しみましょう!




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-ナビィ
--うぅ、道に迷ってしまいました~!	
--この辺りは暗いからちょっと怖いです~…。	

-メイヴ
--誰だ…。
-ナビィ
--ひ、ひえ~っ!で、出た~っ!	
--…………。	
--って、メイヴ様!?び、びっくりしちゃいましたぁ…!	
-メイヴ
--クス…ナビィは相変わらずだな…。
--途中まで送ってやろう…行き先は私も同じ…。
-ナビィ
--ほ、本当ですか!?嬉しいです~!	
--ところで…バク様、随分大きな箱を抱えてますね…?こ、これはいったい…。	
-メイヴ
--…これか?クス…中身が知りたい、と…?

--えっ、聞いたらまずいものなんですか!?	
-メイヴ
--…菓子だ。
-ナビィ
--……菓子!?メイヴ様がお菓子を持ち歩くなんて意外です…。	
--……あっ!そうか!
-メイヴ
--そう…今日はハロウィン…。
--ナビィにやろう…シュークリームだ…。
-ナビィ
--わぁ!とってもかわいらしいです~!ありがとうございます!	
--…あ!丁度森を抜けられたみたいです~!	
-メイヴ
--ではナビィよ…この箱を持ちなさい…。私の案内はここまでだ…。
-ナビィ
--えっ?わぁっ!でも、この箱にはたくさんのシュークリームが…。	
-メイヴ
--ナビィにやると、言っただろう…私もバクも必要のないもの…欲しがるものに与えなさい…。
-ナビィ
--え、ええー?!	
-クーフーリン
--あれ?ナビィ!こんなところで何してんだよ?
-ナビィ
--わぁっ!?び、びっくりしちゃいました!	

-クーフーリン
--悪いな、後ろから声かけちまったから!
-オグマ
--ナビィ、今日はパーティーなんだろう?オイフェに誘われたんだ。
-モリガン
--…オイフェ、張り切ってた……楽しみ…。
-ブリギッド
--えっと…そこ、誰かいたんですか?
-ナビィ
--はいっ!メイヴ様が…あれっ、もう居ないです!	
-オグマ
--何、メイヴ?…確かに甘い匂いはするが…。
-モリガン
--…箱からも、甘い匂い……。
-クーフーリン
--変なヤツだなー、ちょっとくらい話してから帰ればいいのに。
-オグマ
--まぁいい。はやくナビィの部屋へ移動しよう。もたもたしているとパーティが終わるぞ。
-ブリギッド
--私たちもたくさんおみやげを用意したんです!よ、喜んでもらえるかなぁ…。
-ナビィ
--わぁ、本当ですか!楽しみです~!	
-ブリギッド
--頑張ってシェパーズパイもたくさん用意したんです!いっぱい食べてくださいね!
-ナビィ
--そ、そうですか~!ありがとうございます~!	
-クーフーリン
--ナビィ、無理しなくていいぞ。


ハロウィンパーティーは大盛り上がりでした♪


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**ナビィの部屋 お休み日和[#ob4eaf0d]

&ref(ナビィの部屋 お休み日和.jpg,nolink);


~今日も静かな森の中…~

-アメノトリフネ
--おー、あったあった!アレだな!
-ネムティ
--本当だ!森の中にぽつんと建ってるんですね。
-ナビィ
--あ、アメノトリフネ様!ネムティ様!いらっしゃいませ~♪	
-ネムティ
--こんにちは!トリフネさんと遊びに来ちゃいました。
-アメノトリフネ
--タケミカヅチの旦那から聞いたんだ!いつもごひいきにしてもらってるからはいっ、おみやげ!
-ナビィ
--わぁ、蜂蜜パンにナマズのお刺身ですね~!ありがとうございます!	
--今中にはフワワ様がいらっしゃいますよ♪	
-アメノトリフネ
--ん?フワワ?
-フワワ
--今日はエンリル様が珍しくお休みくれたからなぁ。明日、大旱魃でも起きそう。	
-アメノトリフネ
--どーも!アンタがフワワだね!
-フワワ
--え?誰?	
-ナビィ
--アメノトリフネ様とネムティ様です~♪	
-ネムティ
--よろしくお願いしますね、フワワさん!
-フワワ
--へぇー、よろしくな。あ、早く座りなよ。バビロニアみやげあるから食べて。	
-アメノトリフネ
--あっ、カリンの蜂蜜漬け!美味しそうー!
-フワワ
--美味しいよ、ハンナハンナが分けてくれた蜂蜜で漬けてるんだから。	
-ネムティ
--わぁ、綺麗な色の蜂蜜…!私ももらっていいんですか?
-フワワ
--うん、うちもそのパンとお刺身、食べていい?	
-アメノトリフネ
--どうぞどうぞ!甘酒もあるよ!
-フワワ
--へぇ、甘酒かぁ。あんまり飲んだことないから嬉しいな。	
-ネムティ
--おいしいですよね、飲むと体が暖かくなります!
-ナビィ
--ナビィは甘酒に蜂蜜を入れても甘くて美味しいって以前コノハナサクヤヒメ様に教えてもらいました♪	
-アメノトリフネ
--へぇー!試してみようかな!蜂蜜ってかけると何でも美味しくなる気がする。
-ネムティ
--苦手なものにかけてみたら美味しくなるんでしょうか…?
-アメノトリフネ
--あ、今度旦那にやってみよう!タケミカヅチの旦那、トマトが苦手でさぁ!
-フワワ
--エンリル様はサケ見るとちょっと眉間にシワが寄るかな。	
-ナビィ
--でも、サケに蜂蜜は合わない気がします…!	

なんて、他愛のない話をしながら
その日は一日中、ガールズトークを楽しみました♪


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~一方その頃…~

-タケミカヅチ
--困った…トリフネが居ないと移動も楽じゃないぞ。
-アメノオハバリ
--普段からトリフネに頼りすぎだ…
-タケミカヅチ
--まぁいい!足腰を鍛える鍛錬だと思えばな!はっはっは!
-アメノオハバリ
--…お前のそういう前向きなところは長所だと思う。


-エンリル
--フワワ!…そうか、休暇を出しているのだったな。ふん…面倒な。	
-エンキ
--エンリル随分苛だってるねー。何ならオレがフワワの代わりに身の回りのお世話してあげよっか?	
-エンリル
--エンキ!貴様はいい!さっさと立ち去れ!	
-エンキ
--ハハ、怒った怒った。明日は大旱魃かなー?	

-ゲブ
--あれ、オシリス…ネムティはどうしたの。川、渡れないんだけど。
-オシリス
--ネムティは今日居ないが。だらだら怠けられるくらいなら休暇を取らせてやったほうがメリハリが
つくだろう。
-ゲブ
--あ、そう。じゃあ、ガチョウが泳いでそっちに渡って行っちゃったからあとはよろしく。
-オシリス
--…ネムティの休み明けの仕事が増えたな。


終わり♪



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**ナビィの部屋 さっそく宴会だ![#ob4eaf0e]

&ref(ナビィの部屋 さっそく宴会だ!.jpg,nolink);

~ギリシャ平原の一角にて…~


-ディオニュソス
--へぇ…ナビィがそんなものを。ちょっと興味あるな。
-ヘパイストス
--うん…ディオニュソスもワイン、持っていくなら…俺もグラス、たくさん用意するよ…!	
-パーン
--よう、ディオニュソスにヘパイストス。なにやら楽しそうだな?
-ヘパイストス
--あっ…パーン。えっと…	
-ディオニュソス
--ヘパイストスから聞いたんだが、ナビィが宴会場を作ったんだってさ。
-パーン
--へぇ!面白そうだな。…しかし妙だな。引きこもりのヘパイストスが情報持ってるなんてよ?
-ヘパイストス
--そ、それは…俺が小屋、建てたんです…簡単に、壊れたり…しない造りなので…。	
-パーン
--ははぁ、そういうことか…壊れねぇのは残念だなぁ。
-アキレウス
--あ、ヘパ兄!やっと見つけた…仕事場に居ないからすっげー探したぜ!	
-ヘパイストス
--あ、アキレウス。どうかしたの?	
-アキレウス
--いや、母さんのお使いだよ。ヘパ兄にポークスブラキ届けてあげろってさ。ほら!	
-ディオニュソス
--へぇ、結構な量だな…。テティスさんの料理は格別だよ。ワインによく合うし…。
-パーン
--へへっ、一本もらうぜ。
-アキレウス
--あっ!一本どころか何本も持ってくなよ、一応ヘパ兄の分なんだからな?	
-ヘパイストス
--まぁ…こんなにたくさん、俺だけじゃ食べきれないし…みんなで、分けた方が…美味しいから…。	
-アキレウス
--ヘパ兄がそういうなら別にいいけど。で、なんでみんな集まってたんだ?楽しそうだな!	
-ディオニュソス
--はは…パーンと同じこと言ってるぞ。
-ヘパイストス
--いや…ナビィがね…かくかくしかじか。	
-アキレウス
--え!面白そうだな!早速行ってみようぜ?	
-ディオニュソス
--じゃあ俺はワインたくさん持ってくるか。パーン、ちょっと準備手伝ってくれよ。
-パーン
--お?今日は宴会か?いいねぇ、美味い酒が飲めそうだな。
-ヘパイストス
--じゃあ、俺も…グラス、用意してくる…!	
-アキレウス
--じゃあ準備でき次第、ここに集合な!	


-----

~一方、ナビィの部屋では…~


-ナビィ
--お茶の用意ができましたよ~♪	
-テティス
--あら…いい匂いね…。味もとっても美味しいわ。
-ナビィ
--ありがとうございます♪	
-ニュサ
--紅茶に果汁を搾って入れると美味しいのよね。
-テティス
--そうね、せっかくだからニュサが持ってきてくれた果物を搾ってみようかしら…。


ガシャーン!

-ナビィ
--ひえ~っ!な、な、何の音ですか~!?	
-ニュサ
--やだ、何かがぶつかったような音がしたわよ!?	
-テティス
--あぁ…魔神だったらどうしましょう…!	
-アキレウス
--いってぇー!パーンお前耳元で変な笛鳴らすなよな!
-パーン
--オレはただ気分を良くしてやろうと思って吹いただけだぜ?
-ディオニュソス
--おいおい…持ってきたものは大丈夫か?
-ヘパイストス
--だ、大丈夫…死守、しといたから…!
-ナビィ
--わぁ!ヘパイストス様、アキレウス様、ディオニュソス様にパーン様!	
-ヘパイストス
--あっ…す、すみません…。チャリオットに乗ってたら操作を誤ってしまって…。
-テティス
--あぁ大変!どうしたのみんな…!怪我はない!?	
-ニュサ
--もう!なんなのよいったい!…あっ、パーン!ディオニュソスも何でそんなにいっぱいワインを!?	
-パーン
--おっと!ニュサが来てるとは思わなかったぜ。
-ディオニュソス
--いや、宴会でも開こうかと思って。この施設…できたばっかりなんだろ?
-ヘパイストス
--あ、あの…俺が、誘ったんです…。みんなで、お酒でも飲んで…遊んだら楽しいかな、って…。
-ナビィ
--えっ!本当ですか?ありがとうございます~!すごく楽しそうですね♪	
-ディオニュソス
--あぁ…ヘパイストスが酒乱だけど、暴れないように見ておくから安心してよ。
-ヘパイストス
--ご、ごめん…ほどほどに、しておく…。
-ニュサ
--ま、まぁ…ナビィが問題ないって言うなら大目に見てあげるわ。	
-テティス
--せっかく宴会するのなら、お料理たくさん用意してくればよかったわ…。	
-アキレウス
--うっ、母さん…!?
-テティス
--あ、あら…アキレウス…そうよね、男の子同士で遊ぼうと思ってきたのよね。	
--じゃあ…私達は出直したほうがいいかもしれないわ…。ね、ニュサ。	
-ニュサ
--えっ!…う、わかったわ。じゃあプロメテウスやアムピトリーテーでも誘って私たちで楽しくやりましょ!	
-ディオニュソス
--じゃあこれ、お裾分けしとくよ。
-テティス
--あら、ワイン…?とっても美味しそうね。	
-パーン
--あー…まぁ酒はまだあるし一本くらいいいか。ポークスブラキ美味かったぜ。
-テティス
--本当…?ありがとう…!じゃあ今度、パーンにもたくさん作ってきてあげるわ。	
-ディオニュソス
--はは、よかったな。随分食ってたもんな?
-パーン
--おいおい…俺はオカアサンに弁当作ってもらう柄じゃねえっての。
-ニュサ
--じゃあナビィ、また来るわね。パーンが何かしでかしそうだったら言ってね!	
-ナビィ
--は、はい~!いつでも待ってます~♪	


その夜は、案の定大騒ぎになりました…。

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**ナビィの部屋 熱血!お料理教室[#ob4eaf0f]

&ref(ナビィの部屋 熱血!お料理教室.jpg,nolink);

~とあるお昼時~

-タイオワ
--ねーえマサウ~!おなかすいちゃったの。	
-マサウ
--……だからなんだよ?
-タイオワ
--何か美味しいもの用意してよ~!いいでしょ?	
-マサウ
--はぁ?なんでおいらが用意しなくちゃなんねーんだよ!
-タイオワ
--えぇ、ちょっとくらいいいじゃなーい!ソツクナング、今アウォナウィロナのところに出かけちゃっていないのよ。	
-マサウ
--でもおいらの作る料理、ダメダメだって言ってたじゃねーか。
-タイオワ
--あぁ…そういえばそうだったわぁ。そうねぇ…	
-マサウ
--あっ!丁度ナビィちゃんがお料理教室を開くとか言ってたわよ?	
-マサウ
--ええ…!?おいらがお料理教室通うとかねーよ…。
-タイオワ
--そんなことないわよ~、ほら!美味しい料理作ってきてね!	
-マサウ
--いくらなんでも無茶振りにも程があるだろ……。

~ナビィの部屋へ…
-ナビィ
--お料理は楽しいですね~♪	
-チャンティコ
--でしょ?ナビィももっとたくさんお料理すればいいと思うよ!
-ナビィ
--はい!チャンティコ様やウケモチノカミ様に教えてもらいながら頑張ります~!	
-チャンティコ
--うん!会場はあたしとウケモチの方とで分かれてるけど…大丈夫だよね。
--それにしてもウケモチの方が教えるの上手そうだなぁ…あたしも頑張るね!
-マサウ
--…ええっと、ここか?例のお料理教室は。
-ナビィ
--あ、マサウ様!来てくれたんですね~♪	
-マサウ
--べ、別においらは料理したかったわけじゃねーし!
-チャンティコ
--ようこそお料理教室へ!…あれ、あなた赤土の…。	
-マサウ
--マサウだよ。ここに来ちまったのもタイオワの無茶振りだっつーの…
--あいつ、おいらに美味い飯作ってもらいたいとか言ってさぁ…無茶苦茶だぜ。
-チャンティコ
--そうかな?…まぁ、料理していくうちに楽しくなっていくはずだよ。任せて!	
-マサウ
--うむむ……。
-チヤヴァナ
--ここですかっ!?お料理教室!
-ナビィ
--チヤヴァナ様!?	
-チャンティコ
--うわっ、まぶしい!しかも声でかい。	
-マサウ
--お、オマエもお料理習いに来たのか…?	
-チヤヴァナ
--はいっ!もちろんです!
-チャンティコ
--いい返事ね。	
-ナビィ
--でもチヤヴァナ様がお料理に興味があるなんて、なんだか意外です~。	
-チヤヴァナ
--実は、とっても深い訳があるんですよ!

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~チヤヴァナの回想~

~そう、アレは僕が修行から帰ってきたときのこと…
-インドラ
--今日も派手に暴れたなぁチヤヴァナ!またやろうぜ!
-チヤヴァナ
--とっても楽しかったですねっ!やはり修行は素晴らしいです!	
-インドラ
--はぁー!暴れたら腹減っちまったなぁ!お前タンドリーチキンとか持ってねぇか?
-チヤヴァナ
--タンドリーチキンですか?持ってないですっ!	
--その代わりと言っては難ですが…干した米粒ならありますよっ!	
-インドラ
--お前なぁ…んなもんじゃ腹一杯になんねぇだろが!
-チヤヴァナ
--噛むとちょっと甘いですよ!?	
-インドラ
--なんじゃそりゃ!ちょっと甘いってあんまりうれしくねぇぞ!
--あぁー、余計に腹減ってきたじゃねぇか!おい、魔神ぶっ倒してタンドリーチキン食うぞ!
-チヤヴァナ
--ええっ!?わかりました!早速インド魔宮に行きましょうっ!	

~そしてまたあるときは…
-ダスラ
--ナーサティア、何か持ってない?腹減ったんだわ。	
-ナーサティア
--もう、そんな都合よく持ってないわよ。
-ダスラ
--はぁ…だろうな。タンドリーチキン食べたい。	
-ナーサティア
--タンドリーチキンいいわねぇ!アタシも食べたいわ~。
--はっ…颯爽とクリシュナがやってきて、ボクのタンドリーチキンをお食べなんていい始めたら…
--キャー!これ以上はダメよ~っ!ホントかっこいいんだからぁ!
-ダスラ
--……付き合ってらんないわ。	
-チヤヴァナ
--アシュビンのお二人がタンドリーチキンを所望しているっ……!
--任せてくださいっ!僕がタンドリーチキンをたくさん用意してきますっ!
-ダスラ
--あんたは頼むから余計なことしないで。	
-チヤヴァナ
--はっダスラさん!?なぜ見つかってしまったんでしょうか!隠れて見守っていただけだというのに…	
--さすがダスラさん…千里眼をお持ちなんですねっ!すぐに病魔を見つけられるわけですっ!
-ダスラ
--…柱の陰に隠れてるつもりだったのか?眩しいし声でかいんだけど。	
--とりあえず、ナーサティアもあんなだし色々面倒だから帰って。	
-チヤヴァナ
--待っててくださいねナーサティアさん、ダスラさんっ!必ずやタンドリーチキンを手に入れてみせますっ!
-ナーサティア	
--今日は仕事終わったら真っ先にクリシュナに会いに行くわ!もう決めた!行くわよダスラ!
-ダスラ
--あんたら人の話聞かなすぎだろ。

-----
~再びナビィの部屋~
-チヤヴァナ
--…という訳です!
-マサウ
--なんか身構えるほど深い訳でもなかったような…	
-チャンティコ
--理由はなんだっていいよ。それより、あたしはウケモチと違って厳しいよ?	
-チヤヴァナ
--大丈夫ですっ!僕はどんなに厳しい修行だろうと耐えて自分の糧にしますっ!
-チャンティコ
--いいね!そう、その心意気だよ。	
--あなたには最高のタンドリーチキンが作れるようレシピを伝授してあげる。覚悟はいい?	
-チヤヴァナ
--もちろんですっ!チャンティコさん、是非よろしくお願いしますっ!
-ナビィ
--な、なんだかすごく熱いです~!	
-マサウ
--よくわかんねぇけどバックに炎が見えるぜ…。	
-チャンティコ
--あ、ごめん。本当に炎出しちゃってた。	
-マサウ
--うわ!?あ、あぶねぇなおい!	
-ナビィ
--お料理教室、色々と大変なことになってきました…!	
-チヤヴァナ
--大丈夫です、ナビィさんっ!僕の努力と気合で必ずや美味しい料理を作って見せます!
-チャンティコ
--ほら、マサウも料理するんでしょ!?一緒にやるよ!	
-マサウ
--はぁ!?お、おいらも努力と気合で料理しなくちゃいけねーのか!?	
-ナビィ
--マサウ様、応援してます~!	
-マサウ
--おい!ナビィもやれっつーの!	
-ナビィ
--や、やっぱりですか~!?	
-マサウ
--当たり前だろ!

-----

~ちなみに別会場では~
-ヴァルキリー
--うん…?なかなか上手くいかないな。	
-ロノ
--そうかしら~?ヴァルキリーちゃん、とっても手際がいいと思うわぁ。	
-ヴァルキリー
--ありがとう、ロノ。…ところで、ロノの料理はなぜ全部虹色なんだ?	
-ロノ
--なんでかしら、でもかわいいからいいわよねぇ~!	
-ヴァルキリー
--羨ましいな。私も虹色のケーキを焼いたらジークフリートに喜んでもらえるだろうか…	
-ブリギッド
--はわわっ!?また爆発してしまいましたぁ…	
-ヴァルキリー
--ブリギッド、大丈夫か?	
-ロノ
--材料はまだあるわよぉ~!オーブンはあと幾つかしかないけれど…	
-ブリギッド
--うぅ、すみません…!	
-ウケモチカミ
--みんな楽しそう!でもなんだか焦げ臭いね…大丈夫かな。
-プシュケー
--お菓子作り、一応私が監修していたんですけど…
--なかなか上手くいかないみたいで~!
-ヴァルキリー
--すごい!ロノが材料を混ぜただけで虹色になったぞ。	
-ロノ
--ふしぎねぇ~。	
-ブリギッド
--羨ましい…私もそんな力が欲しいです…!	
-ウケモチカミ
--なかなか上手くいかないみたい…ではあるけど、大丈夫そうね。
--もう少し様子を見て、彼女達が困り始めたら手を貸してあげるってことにしよう?
-プシュケー
--はいっ、そうですね~!
-ブリギッド
--はわわっ!やっぱり爆発してしまいましたぁ…	
-ウケモチカミ
--……とは言ったけど、やっぱり少し不安かな…。
-プシュケー
--そ、そうですね~…。

どちらも終始賑やかでした…



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**ナビィの部屋 番外編 トウモロコシを求めて[#ob4eaf0g]

&ref(ナビィの部屋 番外編 トウモロコシを求めて.jpg,nolink);

~中国竹林にて~

-玄奘三蔵
--悟空、八戒、悟浄。ちょっといいですか?
-孫悟空
--うっせー!おら!オレ様の子分ならなんかうめーもんくらい持ってこい!	
-猪八戒
--うわっ耳元で叫ぶんじゃねぇ!ほら肉まんやるから大人しくしろよ。	
-孫悟空
--やれば出来んじゃねーか…って食いかけじゃねーか!テメーオレのことナメてんじゃねーぞ!	
-猪八戒
--知らねぇよ!あーっやめろやめろ!暴れんじゃねぇめんどくせぇ!	
-沙悟浄
--ンフフ…ドクロちゃん…肉まん美味しい?ドクロちゃんが幸せならボクも幸せ…グヒッ!	
-玄奘三蔵
--……。
-玄奘三蔵
--同じことは二度言いませんよ?
-孫悟空
--……。	
-猪八戒
--……。	
-沙悟浄
--…ンフフ。	
-玄奘三蔵
--よかった、私の話を聞いてくれなかったらどうしようかと思いましたよ。あはは。
--実は、三人にお使いに行ってほしくって。
-孫悟空
--あァ!?お使いだぁ!?	
-玄奘三蔵
--あれ、嫌でしたか?
-孫悟空
--誰がそんなガキみてーなこと…	
-玄奘三蔵
--まぁまぁ。これも徳を積む冒険だと思って。
-猪八戒
--はぁーめんどくせぇなぁ。で、俺達はどこに行きゃいいんだ?	
-玄奘三蔵
--アステカに行ってトウモロコシを分けてもらってきて欲しいんです。あそこのトウモロコシは本当に美味しいですからね。
--向こう側の神にももう話はつけてるのですぐに用意してもらえるかと思いますよ。
-孫悟空
--おい!オレはまだやるっつってねーぞ!?	
-玄奘三蔵
--あれ、やらないんですか?
--お使いができた暁にはご褒美を用意しておこうかと思ったのに…残念ですね。
-孫悟空
--は!?このオレ様がご褒美で釣られるとでも思ってんのか!?	
-玄奘三蔵
--はい。…なんだかんだ言って、報酬なんてなくても悟空はちゃんと私のお願い聞いてくれますから。
-孫悟空
--……ったくしょうがねーな!オレ様がいねーとなんもできねーってことだろ!	
--おい、さっさと行って帰ってくるぞ!	
-猪八戒
--はは、また丸め込まれちまったな。	
-孫悟空
--うっせー!ぶっ飛ばす!	
-沙悟浄
--ドクロちゃん…アステカだって…!ンフ…ドクロちゃんはトウモロコシ好き…?…うん、ボク頑張る…!	
-猪八戒
--ほれ、悟浄も行くぞ。…あー、アステカにおねーちゃんが居ればなぁ。	
-玄奘三蔵
--あはは、頑張ってくださいね。




-----


~アステカに到着~
-沙悟浄
--グヒィィィィイイイ!ま、ま、まぶしいィィィ!	
-猪八戒
--あー…確かに太陽がまぶしいな…。沙悟浄、日陰行ってろ。	
-沙悟浄
--ド、ド、ド、ドクロちゃん…大丈夫……?ボク、まぶしいのニガテ……グフッ!	
-猪八戒
--で、アステカに着いたはいいがどこに行きゃいいんだ。	
-孫悟空
--は?アステカの神見つけてシメりゃいいんじゃねーの?	
-猪八戒
--いやいや、シメることねぇだろ。	
-センテオトル
--わっ、誰!?
-孫悟空
--……あァ!?	
-猪八戒
--おい!モロコシが歩いてるぞ!	
-沙悟浄
--トトトトトトトウモロコシがしゃしゃしゃしゃしゃ喋ってる…ド、ドクロちゃん…!見て!	
-孫悟空
--よく見ろっつーんだよオマエら!モロコシの格好したガキじゃねーか!捕まえろ!	
-センテオトル
--えっ!?何!?怖い!トラロック兄ちゃぁーん!
-トラロック
--おいなにしてやがる!アステカ荒らしに来たんなら地の果てまで吹っ飛ばすぞ!
-猪八戒
--うおっ!?すげぇ風!気をつけろ!	
-孫悟空
--オレ様が風如きに負けるわけねーだろが!見てろ……	
-ショチケツァル
--ストップストップ!もうっ、ケンカはダメ!こんなとこでなにさわいでんの?!
-トラロック
--仕掛けてきたのはそっちだ!オレじゃねぇからな。
-ショチケツァル
--もうっ…あ!キミたちって三蔵法師とかいう神のお使いに来た…?
-孫悟空
--ったりめーだろが!アステカからトウモロコシ持ってこいっつーから来てやったんだぜ!	
-トラロック
--お使いに来たヤツの態度じゃねぇぞ!センテオトルを何だと思ったんだおまえら。
-沙悟浄
--フヒッ…ドクロちゃん…。	
-センテオトル
--トウモロコシが欲しかったの?それなら、僕とシペトテックおばさんとチコメコアトル姉ちゃんでいっぱい用意してあるよ?
-猪八戒
--お、ありがてぇ。さっきはサルが悪かったなモロコシ坊ちゃん。	
-孫悟空
--おい猪八戒テメー!生意気言ってんじゃねーぞ!	
-ショチケツァル
--なんか…随分騒がしいけど大丈夫なのかな?
-トラロック
--あーもう!だから俺は知らねぇって!




-----

~トウモロコシをもらいに~
-シペトテック
--あら!遠いとこからよく来たねぇ。いらっしゃい。
-猪八戒
--ナイスバディなねーちゃんは…ねーちゃんは……	
-孫悟空
--さっさとトウモロコシ寄こせっつーんだよ!	
-シペトテック
--おやまぁ、元気がいい子だねぇ。ちょっとまってなさい!
-孫悟空
--うっ。	
-猪八戒
--…へへっ、お前ああいうタイプ苦手なんだろ?	
-孫悟空
--…あァ!?な、何言ってんだテメー!オレ様に苦手なもんがあるかっつーんだよ!	
-シペトテック
--ほら、待たせたね!たくさんあるけど、大丈夫かい?
-猪八戒
--げっ、マジかよすげぇ量あるな…あー、これ竹林まで持って帰んのか…。	
-シペトテック
--少しここで休憩して行ったらどうだい?トウモロコシやトマトを食べていきな!
-チコメコアトル
--あ…あの、サボテンのサラダもありますよ。
-トラソルテオトル
--うふふ~アステカ料理はとっても美味しいんだよ!
--みんなが食べないならわたしが食べちゃうんだよ~♪
-孫悟空
--ふ、フン!	
-猪八戒
--お!このトウモロコシ本当にうめぇな。	
-沙悟浄
--ンフフ…ドクロちゃん、たくさん食べて…グヒッ!ドクロちゃん…ほっぺに付いてる…かーわいい!	
-猪八戒
--悟空、お前これくわねぇなら俺が食っちまうぞ?	
-孫悟空
--んだようっせーな!オレのもんにさわんじゃねーぞ!	
-猪八戒
--へへっ、素直じゃねぇなぁ。	
-シペトテック
--ふふ…元気がよくて仲良しだねぇ。
-チコメコアトル
--はい。はじめはびっくりしましたけど…
--寄り道をしているようで、みんなまっすぐですね。
-シペトテック
--いいことだねぇ。あの三人をまとめる三蔵ちゃんもとってもいい神様だしねぇ!
-沙悟浄
--イヒッ…ドクロちゃんがもっとトウモロコシ食べたいって…!ンフフ…!	
-シペトテック
--あらまぁ!いっぱい食べて行きなさいな!
-孫悟空
--あーっ!沙悟浄だけずりーぞ!オレ様にも寄こせ!	
-猪八戒
--お前らなぁ…じゃ、俺ももらってくか。	
-シペトテック
--そんなにがっつかなくても逃げていかないから安心しな!


-----

~そして~

-玄奘三蔵
--ちゃんとお使いしてくれたんですね。感心、感心!
-猪八戒
--あー…特に何か問題があったわけじゃねーけど、しんどかったなぁ…。	
-沙悟浄
--ンフフッ…ドクロちゃん、楽しかった?ボクも楽しかった…ンフッ…!	
-孫悟空
--おい法師!大人しく使い行ってきてやったぞ!ご褒美寄こしやがれ!	
-玄奘三蔵
--まぁまぁ、そんなに急かさないでくださいよ。
--ご褒美って言うのは…そろそろ来るかと思いますよ。
-太公望
--ちょっと…そんなに急かさないでよ。ゆっくり歩きたいんだけど。
-ナタク
--太公望なぁ…お前、ゆっくり歩いてると寝ちまうだろ?
-ショウキ
--まぁまぁ。自分のペースってものがあるわけだし、私たちは先に行けばいいさ。
-ナタク
--うぅむ、そうか?
-太公望
--そういうわけだから、僕はゆっくり行くよ。
-ショウキ
--まぁ、その頃にはフカヒレもなくなってるかもしれないけどな!
-太公望
--……。
-ナタク
--お、太公望の足取りが少し早くなったぞ!
-コウゲイ
--何、今日はホウモウが手土産の準備したのか?	
-ホウモウ
--…まぁ、そうですけど。だからどうしたんですか。	
-コウゲイ
--いや、なんだか新鮮で嬉しくてな。やはりジョウガも連れて来ればよかったかな。	
-ホウモウ
--ジョウガ様は頑なに留守番すると言ってましたからね。恥ずかしかったんだと思いますよ。	
-コウゲイ
--ふふ、ジョウガらしいと言えばらしいがな。	
--まぁ、彼女は彼女で他の仙女達と時間を過ごすと言っていたからたまにはいいか。	
--…ホウモウも、マコがそっちに行ってるからわざわざ私についてくることもなかったのだが。	
-ホウモウ
--俺は別に…マコと特別仲がいい訳じゃないですから。	
--それに…お師匠様について行くのも弟子の役目だと思ってるんで。	
-コウゲイ
--素直じゃないな。	
-フッキ
--すまない、待たせたな。みんなそろっているのか?
-玄奘三蔵
--いえいえ、今丁度そろった所ですよ。	
-孫悟空
--あ!?なんだこいつら!なんでこんなにたくさん…	
-玄奘三蔵
--ほら!悟空も八戒も悟浄も、最近はあの人のお手伝いをがんばっているじゃないですか。	
--それを皆さんちゃんと評価してくださってたんですよ。ありがたいことですね。	
-フッキ
--あまりいいものは用意してやれないが、少しくらいは息抜きに美味しいもの食べたりするのはいいんじゃないかってな。
--せっかくだから、他の神達も呼んで軽く宴みたいに出来たらと思ったんだ。
--…というか、皆宴好きだからな。いつの間にかこんなに集まってきたって言うのが正しいか。
-孫悟空
--へ、へへ!評価だぁ?!当然だろが!	
-玄奘三蔵
--こらこら。驕ったらせっかくの評価が下がっちゃいますよ。	
-猪八戒
--よっしゃー!景気づけにパーッとやれるっつーことだな!へへっ、ありがてぇ!	
-沙悟浄
--ドクロちゃん…ンフフ…!聞いて…ドクロちゃんかわいい…!ペロペロしたい…ヒヒッ!	
-玄奘三蔵
--あはは、まだお酒は飲んではダメです。悟浄は相変わらずですね。	
--精進に越した事はないのですが…甘やかし過ぎでしょうか。まぁ、たまには良いですよね。	

~朝まで宴は続きました…!~

-----


**ナビィの部屋 番外編 サンタの森の日常[#ob4eaf0h]

&ref(ナビィの部屋 番外編 サンタの森の日常.jpg,nolink);

~サンタの森にて~

-トゥーリッキ
--ニューリッキたん、お荷物いっぱいですぅ!
-ニューリッキ
--トゥーリッキが遊んでるからだろ…
-トゥーリッキ
--お手伝いしますぅ!この箱をあっちに…あわわ!
-ニューリッキ
--わぁーっ!あぶねぇっ!プレゼントだから落っことしたらまずいんだってば!もうトゥーリッキは触んなくていいから!
-ミエリッキ
--あらら、どうかしたんですか~?
-トゥーリッキ
--ミエリッキお姉たん!ニューリッキたんがお手伝いしなくてもいいって言ってますぅ。
-ニューリッキ
--プレゼントが壊れたらサンタになんて謝ったらいいのかわかんないだろ!
-ミエリッキ
--まぁまぁ。じゃあ、トゥーリッキちゃんにはアタシのお願い聞いてもらいしょうかね~。
--それで、ニューリッキちゃんのお手伝いはアタシがしますよ~。それでどうですか?
-ニューリッキ
--ま、まぁミエリッキならいいけど。
-トゥーリッキ
--ミエリッキお姉たんのお願いですぅ!どんなお願いですか?
-ミエリッキ
--トゥーリッキちゃんには、ワイナミョイネンたちの様子を見に行って欲しいんですよ~。
--さっきロウヒちゃんが魔法を使ってたから、きっと何かあるかもしれないので~…。
-トゥーリッキ
--わぁ!わかったのですぅ!わーい!
-ニューリッキ
--…うーん。わかった感じがしないけど。
-ミエリッキ
--うふふ、きっと大丈夫ですよ~。アタシたちもこのお仕事終わらせましょう~。
&br;&br;
~しばらく歩いていると…
-トゥーリッキ
--あっ、あそこにいるのはレンミンカイネンお兄たんですぅ!
-レンミンカイネン
--…ん?トゥーリッキか。
-トゥーリッキ
--今ワイナミョイネンおネェたんをさがしてるんですぅ!知りませんか~?
-レンミンカイネン
--あいにく…私も彼……を探しているところなんだ。
-トゥーリッキ
--わぁ~一緒ですぅ!
-レンミンカイネン
--ミエリッキに会わなかったか。ロウヒが魔法を使ったと彼女から聞かされてな。
--ワイナミョイネンにぶつけでもしていたら、よからぬことが起こりかねない。
-トゥーリッキ
--それなら、レンミンカイネンお兄たんも一緒にさがしましょう~!	
--トゥーリッキとレンミンカイネンお兄たん、どっちが先に見つけるか勝負ですぅ!
-レンミンカイネン
--……まぁいいとしよう。私は早く用事を済ませてあいつの元に戻らねばならないしな…。


-------
-ヒイシ
--ねぇロウヒちゃん…大丈夫?魔法でクッキー焼いたりして…ちょっと心配なのよぅ…。
-プフリ
--ロウヒ、クッキーをローストチキンに変える天才。
-ロウヒ
--も、もうっ!そんなに心配しなくても大丈夫よ!	
--そんなに難しい魔法を使ってるわけじゃないもの。オイフェだってそう言ってたし…
-ヒイシ
--でも、この前も魔法失敗してワイナミョイネンを怒らせちゃったのよぅ…。
-ロウヒ
--みてなさいっ!私だってこのくらいの魔法、うまく使えるんだから…
-ワイナミョイネン
--ねーえ、イルマリネ~ン!今度かわいいアクセサリー作ってちょうだい!
-イルマリネン
--この前も作っただろうが。
-ワイナミョイネン
--もっといいでしょ~!イルマリネンの腕を見込んでお願いしてるのよぉ!
--それともなぁに?対価が欲しいの?やだぁ、早く言いなさいよ~!
-イルマリネン
--いや、要らん。はぁ、どんなのが欲しいんだ…。
-ワイナミョイネン
--ええっとね、キラキラしててかわいくて派手で…
&br;&br;
ドバーン!
-ワイナミョイネン
--ギャアッ!
-イルマリネン
--なんだなんだ、今の爆発は。
-ワイナミョイネン
--イヤーッ!なんなのよぉー!ずっこけちゃったじゃないのぉ!もうイヤッ!
-イルマリネン
--嬉しくないサービスだ。
-ワイナミョイネン
--爆発ってことはつまり…ロウヒね!?またド下手魔法使ってあたしを後ろから…許さないんだからぁ!
-イルマリネン
--おい落ち着け。まだロウヒがやったとは決まってないだろうが。
-ワイナミョイネン
--イルマリネンッ!アンタの目は穴ぼこちゃんなのっ!?あっちから爆風が来たのよっ!
--あの方向にあるのはロウヒの家のほうでしょうがっ!もうっ怒ったわよぉ!
-イルマリネン
--毎度お前につき合わされるのはごめんだ。
-ワイナミョイネン
--何言ってんのよ~!アンタとあたしの仲でしょっ!ほら、行くわよ!
-イルマリネン
--全く……。
-ロウヒ
--ううっ、なんで上手くいかないの~!?
-ヒイシ
--ロウヒちゃん、クッキーは魔法じゃなくて、普通に焼いたほうが美味しいと思う…。
-ロウヒ
--わーん!なんか悔しい~!
-プフリ
--ロウヒ、誰か来た。
-ロウヒ
--えっ!?も、もしかして……。
-ワイナミョイネン
--コラーッ!アンタたち、また悪さしてるわねっ!?許さないんだからぁ!
-ロウヒ
--わ、ワイナミョイネン!や、やっぱり魔法ぶつかっちゃった?	
-ワイナミョイネン
--やっぱり魔法ぶつかっちゃった?じゃないわよぉ!こっちはずっこけてちょっと擦り剥いちゃったのよっ!?
--もぉ~!乙女の柔肌になんてことしてくれんのーっ!
-ロウヒ
--ご、ごめんなさいーっ!クッキーを魔法で焼こうと思っただけなのーっ!
-ワイナミョイネン
--今度という今度は許さないんだからぁ!海の藻屑にしてやるわっ!
-プフリ
--ロウヒの手伝い、したほうがいい?
-ヒイシ
--で、でも…ワイナミョイネンに下手に攻撃したら、手がつけられなくなっちゃうのよぅ…。
-プフリ
--じゃあ、もう少し様子見。
-イルマリネン
--あぁ、またか…。
-トゥーリッキ
--ふわぁ!見つけたのですぅ!イルマリネンお兄たんですぅ!
-イルマリネン
--! トゥーリッキか。それにレンミンカイネンも。
-トゥーリッキ
--トゥーリッキの勝ちですぅ!わぁーい!
-レンミンカイネン
--やれやれ、先を越されてしまったな。
--案の定、ロウヒとワイナミョイネンが暴れているようだが…?
-イルマリネン
--ここまで来るといつものことって感じだな…。
-レンミンカイネン
--ミエリッキが少し心配をしていた。下手に争いになってはいけないと思っているのだろう。
-イルマリネン
--それでお前らがここに来たと。
-レンミンカイネン
--まぁ、そういうことだな。
-イルマリネン
--その辺りに関しては…まぁ、大丈夫だろう。
-レンミンカイネン
--?
-イルマリネン
--ミョイネンが本気で怒ってたらあんなもんじゃすまない。ありゃ遊んでるようなもんだ。
-レンミンカイネン
--そうなのか?それならいいが…。
-トゥーリッキ
--トゥーリッキもワイナミョイネンおネェたんとロウヒお姉たんと遊びたいのですぅ!
-イルマリネン
--まず先にあそこのロウヒの友達どもと遊んできたらどうだ。
-プフリ
--ん?ヒイシ?
-ヒイシ
--ひっ!い、イルマリネンがこっち見たのよぅ…!
-プフリ
--ふーん。見た感じ、敵意はないけど。
-ヒイシ
--そ、そう…?
-プフリ
--トゥーリッキ、こっち向かってくるな。
-ヒイシ
--えっ?あっ、本当だ…トゥーリッキちゃん!
-トゥーリッキ
--わぁーい!鹿しゃんですぅ!一緒に遊びたいのですぅ!
-ヒイシ
--…遊んじゃって大丈夫…かな…。
-プフリ
--大丈夫じゃない?オレがロウヒ見てる。
-ヒイシ
--本当?あ、ありがとう…。


---------
~しばらくして、夕暮れ~
-ティエラ
--あ、ミエリッキとニューリッキ。
-イルマタル
--二人ともこんな時間までサンタのお爺様のお手伝いしていたのね。
-ニューリッキ
--わっ、イルマタル!ティエラも!
-ミエリッキ
--こんばんは~。ちょっと量が多かったですからね~。
-イルマタル
--…仕事もう終わってるものだと思ってたわ…はい、あたたかい差し入れ。
-ミエリッキ
--わ~、ありがとうございますぅ。
-ニューリッキ
--お、美味しそう!カレリアンピーラッカだ!
-ティエラ
--言ってくれりゃアタシも手伝ったのに!大丈夫?
-ミエリッキ
--はい、大丈夫ですぅ。後もう少しで終わりますからね~。
-イルマタル
--ミエリッキ、ワイナミョイネンとロウヒだけど、もう心配要らないわよ。
-ミエリッキ
--わぁ、それならよかったですぅ。
--心配って言うほどしてたわけじゃないんですけど、気になってたので~。
-ティエラ
--レンミンを向かわせるまでもなかったかな。まぁいっか!	
-イルマタル
--彼、いつもお気に入りの子にべったりだもの…たまにはそのくらいしてもいいわよ。
-ティエラ
--あはは、それもそうだな!
-ニューリッキ
--それはいいとして…トゥーリッキ…まだ帰ってこないな。何やってんだ?
-イルマタル
--トゥーリッキはまだあの子達と遊んでたわ。
-ニューリッキ
--や、やっぱりか…。
-ティエラ
--ワイナミョイネンのいいお人形さんになってたからなぁ。
-イルマタル
--あの子、なんだかんだ言って女の子が好きだものね。
-ティエラ
--だよなー、もうちょっとしたら迎えに行くか!
&br;&br;	
 ---
-トゥーリッキ
--ほわぁ!ワイナミョイネンおネェたんとおそろいなのですぅ!
-ワイナミョイネン
--やっだぁ!トゥーリッキちゃん、そのおリボン似合ってるわよぉ!女の子はやっぱりいいわぁ!
-トゥーリッキ
--ミエリッキお姉たんとニューリッキたんに自慢しちゃうのですぅ!ルンルン♪	
-ロウヒ
--あーっ!やっと出来た!やっと出来たわ!プフリ、ヒイシ、見て見て!
-プフリ
--ふーん。これは、ちゃんとしたクッキー。ローストチキンでも、消し炭でもない。
-ヒイシ
--美味しそうな匂い…!ロウヒちゃん、食べてみてもいい?	
-ロウヒ
--食べて食べて!今日は一日つき合わせちゃってごめんね。
-ヒイシ
--ううん!わたしも楽しかったから…クッキーすごく美味しい…!
-ロウヒ
--よかったぁ、ありがとう!ヒイシが手伝ってくれたおかげよ!
-ヒイシ
--そ、そう…?よかった!
-ロウヒ
--ねぇミョイネン、トゥーリッキ!アナタたちも食べて!今日は…その、迷惑かけちゃったから。
-トゥーリッキ
--ほわぁ、クッキーですぅ!美味しそうですぅ!
-ワイナミョイネン
--ふ、ふーん!クッキーでどうにかなると思ったら大間違いなんだからっ!	
--ま、まぁ、食べてやってもいいわよっ!
-トゥーリッキ
--ワイナミョイネンおネェたん、おいしいからっていっぱい食べちゃダメですぅー!	
-ワイナミョイネン
--そ、そんなに言うほど食べてないわよぉ!
-トゥーリッキ
--おやすみの前に、はみがきしなくちゃダメですぅ!ニューリッキたんにぷんぷんされちゃいますぅ!	
-ロウヒ
--ふふ!なんか嬉しい!もっと焼いてくる!
-ワイナミョイネン
--ちょっとちょっと!アンタもあげるばっかりじゃなくてちゃんと食べなさいよねっ!	
-ロウヒ
--うん、わかってるわよー!
&br;&br;
-イルマタル
--今日はもう平気そうだな。帰るか。
-レンミンカイネン
--…なんだかんだ言って、一日様子を見てしまった…。
-イルマタル
--付き合せちまったな。一杯おごろうか。
-レンミンカイネン
--ありがたい、少し冷えてしまったからな。
--…だが、本当に一杯だけにするよ。私は早くあいつのもとに戻らねばならない…。
-イルマタル
--あー、わかったわかった。
-レンミンカイネン
--今頃あいつは一人で心細い想いをしているはずだ…留守番をしているから。
--一応、戻れなかったときのために夕飯の準備もしていたのだが…
-イルマタル
--……俺は何も聞いてないからな。何も聞いてない。
~サンタの森は今日も平和でした!~


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**ナビィの部屋 熱血!年越し大宴会![#ob4eaf0i]

&ref(ナビィの部屋 年越し大宴会!.jpg,nolink);

~年の瀬が迫る夜~
-大黒天
--ナビィよ、先日ナビィの部屋が燃えたと聞いたが、問題はなかったのか?
-ナビィ
--は、はい~!念のためにヘパイストス様に見てもらったのですが、大丈夫だそうです~。
-大黒天
--ほう、ヘパイストスか。それなら安心できるな。
-ナビィ
--壁紙を張り替えたくらいで済んで良かったです~!
-弁財天
--それなら宴会するのに借りちゃっても問題ないわよね!
-ナビィ
--もちろんです~♪
-弁財天
--やったわ!年明けまで盛大に盛り上がらなくっちゃ。ねっ!
-大黒天
--はぁ、お前はもうすでに飲んでいるではないか。
-弁財天
--今飲んでたのは甘酒だから飲んでるうちにはいんないわよ!
-大黒天
--やれやれ…早いうちに毘沙門天を呼んだほうが良さそうだ。
&br;&br;
-福禄寿
--ふわぁ~、眠いのう。
-寿老人
--あら、大きなあくび。もうすぐ宴会よ?
-福禄寿
--宴会が始まったら適当に起こしてくれ。ワシはナビィの部屋に来るまでで疲れてしまってのう。
-寿老人
--宴会前に、そんな状態でええんかい……ぷっ…クスクス。
-福禄寿
--…………。
-寿老人
--福禄寿ったら、そんなに面白い顔しなくてもいいじゃない。	
-ナビィ
--福禄寿様、寿老人様、ウミサチヒコ様が色々持ってきてくれましたよ~♪
-ウミサチヒコ
--よう、宴会と聞いちゃあ黙ってられなくってな!美味い海の幸食って、楽しくやろうや!
-寿老人
--あら、素敵ね。ほら福禄寿、おつまみとっても美味しそうよ?
-福禄寿
--ほぉ~、グルメなワシを唸らせられるもんは持ってきてるかの?
-ウミサチヒコ
--当ったり前よぉ!…って、恵比寿やカヨヒメはどうした?来てねぇのか?
-寿老人
--カヨヒメは今日、年神と過ごすとかなんとか…。恵比寿は…どうしちゃったのかしら。


-----

~一方~

-布袋
--恵比寿さん、恵比寿さん~。
-恵比寿
--なんや!耳元で呼ぶなうっさいねん!
-布袋
--さっきから同じ所、ぐるぐるしてるみたいです~。
-恵比寿
--んなモンわかっとるわ!ほれ、アレみてみぃ!布袋の落としたおやつやないか!	
-布袋
--あっ、本当だ~!恵比寿さん、ご丁寧にありがとうございます~。
-恵比寿
--あーっ拾わなくてえぇ!目印なくなってまうやろ!
-布袋
--それもそうですね~、ふふふ!迷子になっちゃうところでした~。
-恵比寿
--アホか!もう迷子や!完全に迷子や!はぁ~、ナビィの部屋どこやねん……。
-ヤマサチヒコ
--あれ?恵比寿と布袋。何やってんの?
-恵比寿
--あーっ!ヤマサチヒコ!
-布袋
--どうもこんばんは~、迷子になっちゃったみたいです~。
-ヤマサチヒコ
--そりゃ、真っ暗な森の中を適当に進んでたら迷子になっちゃうでしょ。
-ヤマサチヒコ
--恵比寿がさぁ、こっちの方が近道~とか言って道間違えちゃったんじゃないの?
-恵比寿
--ギクッ	
-布袋
--すごい!ヤマサチヒコさん、恵比寿さんのこと良くわかってますね~!その通りです~!
-恵比寿
--い、言うなや!オレ今最高にカッコ悪いやん!
-ヤマサチヒコ
--ナビィの部屋に行きたいならアタシについてきなよ。アタシもナビィの部屋に行く途中だったんだ!
-布袋
--やりましたね、恵比寿さん~!これで宴会に間に合いそうですよ~。	
-恵比寿
--お、おう…はぁ~、やっぱ歩くなら森より海のほうがえぇわ…
-ヤマサチヒコ
--そうそう!海より山の方がいいよね!
-恵比寿
--…くたびれたから突っ込まんでえぇか?


-----

~再び、ナビィの部屋~

-毘沙門天
--む、もう宴会は始まっているのか?
-ナビィ
--あ!毘沙門天様~!いえ、まだですよ。これから始まる所です~♪
-ウケモチノカミ
--ねぇナビィ。今丁度お料理ができたところなんだけど…あら、こんばんは!
-毘沙門天
--ウケモチノカミか。ツクヨミも来てるのか?
-ウケモチノカミ
--もちろん!お料理を出してもあっという間になくなっちゃうから早く行ったほうがいいと思うの。	
&br;&br;
-ツクヨミ
--わぁ、これも美味しい!ねぇ、トヨウケもこれ食べてみて!
-トヨウケヒメ
--…あら、本当。流石ウケモチのお料理ね。	
-毘沙門天
--どうだ、楽しくやっているか?
-ツクヨミ
--あ、毘沙門天!お陰様で。
-トヨウケヒメ
--ウケモチがお酒に合う美味しいお料理を用意してくれて…	
-トヨウケヒメ
--弁財天はもう出来上がってしまったみたいね。
-毘沙門天
--…なるほど、大黒天が呼ぶわけだ。
-ツクヨミ
--あはは…まぁ、僕が言うのも変かもしれないけど、楽しんでいってよ。
-毘沙門天
--うむ…そうさせてもらおう。
-毘沙門天
--ところで、アマテラスとスサノオは来ていないようだが?
-ツクヨミ
--姉さんは初日の出がどうのって言ってたから、今日は来ないかも。
-ツクヨミ
--スサノオはウカノミタマやクシナダヒメと宴会するんだってさ。	
-ツクヨミ
--ここだけの話…たまにはイザナギ父さんとイザナミ母さん二人っきりで過ごさせてあげようって話して兄弟ばらばらに宴会してるんだよ。
-毘沙門天
--なるほど、そういうことか。
-大黒天
--毘沙門天、来ていたのか。気がつかなかったぞ。
-毘沙門天
--む、大黒天か。お前、弁財天はどうした?	
-大黒天
--ナビィが相手をしているところだ。しばらくしたら弾き語りでも始めそうだな。
-サルタヒコ
--……すまない、近くに…いいか。
-大黒天
--ん?サルタヒコではないか。お前が宴会に来るとは珍しいな。
-サルタヒコ
--…アメノウズメに誘われた…たまには、いいかと思ってな…。
-大黒天
--アメノウズメか。せっかくだ、一杯やっていくといい。
-サルタヒコ
--……ありがとう…礼を言う。


&br;&br;
 ---
-アメノウズメ
--こんばんはーっ!宴会してるって聞いて遊びに来ちゃった!
-ナビィ
--あ、アメノウズメ様~!
-弁財天
--あら~アメノウズメじゃなーい!今から一曲弾くとこなの。踊ってってよ~!
-アメノウズメ
--ホント?うん、踊る踊る~!ねぇねぇナビィも一緒に踊ろうよ~!
-ナビィ
--ええっ、ナビィもですか!?
-アメノウズメ
--一人で踊るより、皆で踊ると楽しいよ~♪ねっ!
-ナビィ
--わぁぁ…ナビィ、緊張してきちゃいました…!
&br;&br;
-恵比寿
--おぉ!やっと着いたわぁ…!ここやな、ナビィの部屋!
-布袋
--本当だ~、ヤマサチヒコさん、助かりました~。
-ヤマサチヒコ
--よかったよかった!これで一安心…
-ウミサチヒコ
--あっ、ヤマサチ!
-ヤマサチヒコ
--あっ、ウミサチ!
-恵比寿
--なんやウミサチ、もう初めとったんか!
-ウミサチヒコ
--お?恵比寿!来るのが遅いじゃねぇか。先にはじめちまってるぜ?
-恵比寿
--ま、主役は遅れて来るっちゅうもんなぁ~。
-恵比寿
--ほれ、みやげもんや!でっかい鯛釣ってきたで。
-ウミサチヒコ
--おお、やるじゃねぇか!ウケモチ!いい鯛が来たぜ!
-ウケモチノカミ
--どうかしたの?…わぁ、鯛ね!ちょっと調理してみるから待っててね。


---

~宴会も始まり~

-福禄寿
--随分と賑やかな宴会だのう。
-寿老人
--そうね。まぁ、宴会とは賑やかなものよ。
-カヨヒメ
--あの…遅れてごめんなさい。
-寿老人
--あらカヨヒメ、こんばんは。外は寒かったでしょう?
-カヨヒメ
--はい…あ、でも大丈夫です。
-カヨヒメ
--年ちゃんが別れ際に甘酒をくれたから。
-寿老人
--あら、それならよかったわね。
-福禄寿
--何か食っていくといいぞ。ワシはたらふく食ってしまったからのう。そろそろ寝る。
-ウミサチヒコ
--よーうカヨヒメ!海の幸食ってけよ!新鮮でうめぇぞ!
-ヤマサチヒコ
--カヨヒメ、待ってたよー!アタシも山の幸、美味しいのいっぱい持ってきたんだからー!
-寿老人
--二人とも弁財天みたいにできあがっちゃったみたいなの。適当に食べていってあげて。
-カヨヒメ
--あ…はい。美味しいもの、食べたかったんです。
-カヨヒメ
--こうやって、みなさんで楽しく過ごせるのって…幸せですよね。
-寿老人
--そうね。あぁ…でも、お酒を飲みすぎて、羽目を外しすぎちゃわないように気をつけないと。
-寿老人
--宴会で、羽目を外しすぎちゃってええんかい?
-カヨヒメ
--…………。
-福禄寿
--……しつこいぞ、寿老人。
-寿老人
--お粗末様ね。

宴会はまだまだ終わらなさそうです…!

-----
**ナビィの部屋 特別編 初日の出だよ![#ob4eaf0j]

&ref(ナビィの部屋 特別編 初日の出だよ!.jpg,nolink);
ナビィの部屋 特別編 初日の出だよ!


~元旦の数日前…~

-ナビィ
--へぇ、日本地域では年の初めに太陽を見る行事があるんですね~。	
-アマテラス
--初日の出と呼んでおるのじゃ!日の出が見やすい山のてっぺんや、海に集まって見ることが多いのぅ。
-ナビィ
--面白そうですね~!ナビィもやってみたいです~♪	
-アマテラス
--そうじゃろうそうじゃろう♪わらわの活躍を是非拝んでほしいのじゃ。
-ラー
--なんだと、初日の出!?
-ナビィ
--わぁ、ラー様!	
-アマテラス
--お主は相変わらず眩しいのう。	
-ラー
--ハッハッハ、褒めても何もでないぞ!
--ところで…その初日の出、とやら。つまり、太陽神が一番目立つときという認識でいいのか?
-アマテラス
--まぁ…間違ってはいないと思うがのぅ。	
-ラー
--素晴らしい行事だ!それならば早速、今から準備せねば……!
-ナビィ
--準備って何の準備ですか?	
-ラー
--決まっているだろう。神を集めて今年で一番眩しい日の光を見せる!
-アマテラス
--それ…大丈夫かのぅ?変な天変地異が起きる様では困ってしまうのじゃ。	
-ラー
--大丈夫だ!私が大丈夫と思っている限りは問題ないと思うぞ。
-ナビィ
--そ、そうですか…!	


その後……

-アポロン
--ねぇヘリオス、初日の出って何か知ってる?
-ヘリオス
--うーん…あっ!日本の神様取材したときにそんなようなこと言ってたかも!	
--年が変わるときに太陽を見に行くんだってさ!	
-アポロン
--へぇ~、なんかね、ラーがそのときに太陽の神様皆集まってやろうって誘ってきたんだ!
-ヘリオス
--えーっ何それ!おれも行っていい?スクープのにおいがする!	
-アポロン
--行こう行こう!わくわくしてきちゃった!


-トナティウ
--うーん、ラーがいきなり太陽の神集めて来いなんて言い出したけど…	
-ウィツィロポチトリ
--太陽の神、って一口に言ってもいっぱい居ますよね。
-コヨルシャウキ
--ウィツィロポチトリと、トナティウが行くなら、ワタシ、初日の出、楽しみです。
-ウィツィロポチトリ
--でも具体的に何をすればいいのかよくわからないですね。
-トナティウ
--いつもどおりでいいぞ!なーんていってたけど…	
-トラウィスカルパンテクートリ
--トナティウ、もしかしてお前…ラーの言ってた集まりに参加すんのか。	
-トナティウ
--わっ、トラウィスカル!な、なに?あたしが行くのじゃ不満?	
-トラウィスカルパンテクートリ
--いや、そんなわけねぇだろ!…別に、確認しただけだっつうの。	
-トナティウ
--何よ、トラウィスカルには関係ないじゃない。	
-コヨルシャウキ
--仲良し、ですね。
-ウィツィロポチトリ
--え、そうなんですか?


--------



~大晦日の夜…ナビィの部屋前~

-ソール
--スーリヤ様の所にもラー様がやってきたのですか?
-スーリヤ
--うんっ!当然じゃない。ラーっていつも面白いこと考えてるわよねー!	
-マーニ
--ソールが頑張る所、マーニも見たいのです~!
-ソール
--ソールで大丈夫でしょうか…ちょっと、ドキドキしてます~。
-スーリヤ
--大丈夫よー!みんなで楽しくやればそれだけで十分!	
-シャマシュ
--あっ!ねぇ、もしかして皆もラーに呼ばれたの?	
-スーリヤ
--シャマシュじゃない!そうそう、でね!何するのかなって話をしてた所なの!	
-ソール
--とりあえず、夜明け前にナビィの部屋前に集まれって話を聞いたのです~。
-シャマシュ
--えっと…それだけ?	
-スーリヤ
--まぁ、そうね!	
-シャマシュ
--やっぱりか…ラーってわりと行き当たりばったりよねー。	
-アポロン
--あれ、皆もう集まってるのー?
-ヘリオス
--一番乗りかと思ったのになー。
-ソール
--わぁ、アポロン様!ヘリオス様~!	
-マーニ
--お二人も来たのです~!	
-アポロン
--うん!楽しそうだったから来てみたよ。
-ヘリオス
--神がたくさん集まるところにはスクープがあるからねー!
-トナティウ
--えーっと、ナビィの部屋ってここ?
-ウィツィロポチトリ
--あの辺り、ちょっと明るいですよ。多分あそこに集まってるんじゃないでしょうか!
-シャマシュ
--トナティウ、ウィツィロポチトリ!二人も来たんだ。	
-トナティウ
--あ、シャマシュ!うん、あんまりこういう集まりって来たことなくって…。
-ラー
--おお、こんなに集まるとは思っていなかったぞ。私の厚い人望だからこそ実現できたのだな。
-アマテラス
--うぅむ。どうかのぅ。
-ナビィ
--わぁ、本当にたくさんの神様が集まってます~!すごいです~♪
-アマテラス
--これなら楽しく宴会ができそうじゃ♪
-ラー
--アマテラスよ、忘れたのか?次の日の出は初日の出なのだぞ!
-アマテラス
--わ、わかっておるぞ!ちょっといちご大福が食べたくなっただけじゃ。
-ナビィ
--宴会の準備はできてますよ~♪良い年越しをしましょう♪

------

~日の出後~

-ジョウガ
--今日の太陽は少し日が強いといいますか…	
--冬の陽気とは違うような気がしますの…。	
-ホウモウ
--確かに、同時にいくつも太陽が上がっているような…	
-コウゲイ
--ふむ、年明けからそれでは困るな。様子を見てきたほうがいいか。
-ジョウガ
--ええ、お気をつけて…!



年明けからスクープの嵐でした…!

※謹賀新年イラストあり

**ナビィの部屋 はじめてのおつかい[#ob4eaf0k]

&ref(ナビィの部屋 はじめてのおつかい.jpg,nolink);

〜バビロニアの魔塔にて〜
-マルドゥク
--なんだかヒマだなー。なぁキングー、どっか遊びに行こうぜー!
-キングー
--えっ、イヤだよ…今日はティアマトさんに借りた本読むって決めてたんだから。
-マルドゥク
--えー!?オレはオマエと遊びたいのにー!なぁなぁ!なぁなぁ!
-キングー
--やっ!尻尾には触らないでって言ってるのに…もう、エアさんに言いつけるよ!?
-マルドゥク
--それもイヤだー!キングーのいじわるー!	
-アプス
--この騒ぎは…どうかしたんですか?
-キングー
--あっアプスさん!マルドゥクがわがまま言うんです!
-マルドゥク
--だってヒマなんだもん。なー、ムシュフシュ!
-アプス
--ヒマですか…そうだなぁ、私の手伝いしてもらえませんか?
-マルドゥク
--手伝い?	
-アプス
--と言っても簡単なんですけどね。ヤムにピスタチオを届けに行ってほしいんです。
-マルドゥク
--なーんだ、ホントに簡単じゃん!一瞬で終わっちゃうよ。
-アプス
--すぐに片付くのはいいことじゃないですか。じゃあこの包みを持って。
--絶対に中身を食べちゃダメですよ?
-マルドゥク
--そんなことわかってるって!すぐ片付けてやるからな!
-アプス
--中身を落っことしたりしてもダメですからね?
-キングー
--その包み、マルドゥクが全力で走ったら破けちゃうんじゃ…
-マルドゥク
--えー!?じゃあ走っちゃダメなの!?	
-アプス
--ふふ、そういうことですね。
-マルドゥク
--ちぇーっ!めんどくさーい!
-アプス
--ほらほら、もう出発した方がいいんじゃないですか。日が暮れてしまいますよ?
-マルドゥク
--わわ、やべっ!行ってきまーす!	
-キングー
--…えっと、アプスさん…本当に大丈夫なんですか?
-アプス
--心配しなくても大丈夫ですよ。信じて待っててあげましょう。
-キングー
--アプスさんがそういうなら…うーん。
&br;&br;
-マルドゥク
--おーい!ヤムー!出て来いよー!	
--……。	
--こっからじゃ聞こえないのか?もっとおっきい声じゃないとダメかな。	
-バアル
--騒がしいな。マルドゥクか?
-マルドゥク
--あー!バアル!	
--なぁなぁ、ヤム知らない?オレ、ヤムに会いたくて海に来たんだ!
-バアル
--ヤムか…あいにく留守のようだな。俺もヤムに用があって出向いたんだが…
-マルドゥク
--えーっ、つまんねー!
-バアル
--もしかしたら、ナビィの部屋にでも出かけているのかもしれないな。
-マルドゥク
--なびぃのへや?なんだそれ?
-バアル
--ナビィが作った施設だそうだ。俺もつい最近知ったんだが…
--アナトもモートも知っているのに俺には黙っているものだからな。ヤムに教えられて初めて知ったんだよ。
-マルドゥク
--えー!オレも今知った!なんだよー、オレも行きたい!
-バアル
--そうだな…場所を教えてやるから出向いてみてはどうだ。
-マルドゥク
--ホント!?よっしゃー!じゃあ行ってくる!バアルは行かないの?
-バアル
--俺はもう少し待ってみるよ。行き違いになっても面倒だからな。
-マルドゥク
--ふーん。

----
〜ナビィの部屋〜

-ヤム
--…そうですね、ここはこうした方が…。	
-チェプコロカムイ
--……俺は、こっちの方がありがたい…。
-ヘパイストス
--…それなら、こう…でしょうか…。	
-イルマリネン
--…それはこっちの方がいいだろう…。
-ナビィ
--…そこは日当たりとか大丈夫ですか…。
-マルドゥク
--ヤムー!ここにいたんだな!
-ヤム
--わ、マルドゥク!こんな所で会うなんて。どうかしたんですか?
-マルドゥク
--アプスのお使いに来てやったんだ。ヒマだったからな!ほらこれ!
-ヤム
--あぁ、なるほど…!ピスタチオかぁ、嬉しいです。レヴィアタンと一緒にいただきますね。	
--アプスたちによろしく伝えておいてくださいね。	
-マルドゥク
--へへっ!……アプスたち?
-ヤム
--あ。いいえ、深い意味はないですよ。気にしないでください。
-マルドゥク
--あやしーぞ…ところでこれ、なにしてんの?
-ナビィ
--あっ!マルドゥク様〜!実はナビィの部屋の外に池をつくろうって話になりまして…
-チェプコロカムイ
--…俺は水の中の方が落ち着く。	
-ヤム
--レヴィアタンには少し狭いかもしれないですが、水場があるのとないのとでは違いますからね。	
-ヘパイストス
--ええと…俺、池を作るって…勝手が、分ってなくて…イルマリネンさんも呼んだんです…。
-イルマリネン
--そもそも俺らは鍛冶の神だ。何でも屋じゃないんだからな。
-ナビィ
--す、すみません〜!でも誰にお願いしたら良いかよくわからなくって…
-マルドゥク
--ふーん、ってことはおっきな水溜りつくればいいんだろ?そんなの簡単じゃん!
-チェプコロカムイ
--…何するつもりだ?
&br;&br;
----
〜後日〜
-エンキ
--え?マルドゥクがナビィの部屋の近くにでっかい穴あけたって?
-アプス
--話を聞いてびっくりしましたよ…ヤムがナビィの部屋に出かけてるとも思ってませんでしたし。	
-エンキ
--あはは、さすがマルドゥク。池を作るのうまく行ったんでしょ?ならいいじゃない。
-アプス
--その通りなんですけどね。ヤムから聞きましたがお使いもちゃんとこなしてきたそうですし。
-エンキ
--それなら安心。ハハ、おっきくなったもんだなぁ。
-アプス
--ティアマトに感謝してくださいよ。キングーとマルドゥクの面倒を一生懸命見てるんですから。
-エンキ
--わかったわかった。ラムステーキ辺り用意しとく。
&br;&br;
-ヤム
--ナビィの部屋の池、もうすぐ完成するんだそうですよ。ワクワクしちゃいますね。	
-ティアマト
--もう、びっくりよ。マルドゥクが出かけていったと思ったらそんなことになってるなんて。
-ヤム
--ふふふ、結果オーライでよかったじゃないですか。	
-ティアマト
--まぁそうね…根はいい子だってわかってるんだけど、つい心配になっちゃうのよ。度が過ぎることも多いし…
-ヤム
--だからこそ僕にピスタチオを届けるように言いつけたんでしょう?	
--マルドゥクが自分の力をセーブできるようになれば一人前って言ってたじゃないですか。
-ティアマト
--ま、まぁね。いつまでもあの子の面倒見てられないもの。
-ヤム
--ティアマトは優しいですね。アプスがティアマトをいつも褒めてるのがよくわかります。
-ティアマト
--えっアプスが!?も、もう!何言ってるのよ、当たり前じゃない。
-ムンム
--あ…あの、ティアマトさん、ヤムさん。お茶を淹れたのでいかがですか…?
-ティアマト
--あ、あらムンム。ありがとう、いただくわね。
-ヤム
--わぁ、嬉しいなぁ。いただいていきます。	
--あ、でも長居はしません。バアルに会いに行かなくちゃ。アプスも帰ってきますしね。
-ティアマト
--ちょっとちょっと、どういう意味よ。
-ヤム
--ふふふ、そのままの意味です。	
その後、池は無事に完成しました


**ナビィの部屋 第1回! 魔神調査報告会[#ob4eaf0l]

&ref(ナビィの部屋 第1回! 魔神調査報告会.jpg,nolink);

~ナビィの部屋内~
-トト
--本日はお集まりいただきありがとうございます!
--これより、魔神調査報告会を行いたいと思います。よろしくお願いします。
-バステト
--魔神調査報告会って具体的によくわかんないのニャ。
-マアト
--倒した魔神や見た魔神をお互いに報告しあうんだよね?
-トト
--はい。魔神とは結局何者なのかはっきりとはわかってはいませんよね。
--だから、より理解を深めるために行いたいなと思ったのです!
-ナビィ
--とても興味深いですね~!
-マアト
--うーん…難しいですね。魔神と戦うときって、一生懸命になっちゃうから…!
-トト
--初歩的なこともあまりわかっていないんですよね。
--例えば…どこから出現してくるのか?とか…
-マアト
--確かに、そこがわかれば魔神の出現を抑えられるよね。
-トト
--私もたくさんメモしているんですが、突然現れるのでよくわからないんです。
-ナビィ
--言われてみれば確かに…!いつの間にか後ろにいたり、飛び出してきたりしますよね~!
-バステト
--魔神には家があるのかニャ?	
-マアト
--魔神の家…?そっか、バステトちゃんみたいにお昼寝する必要があるもんね。
-トト
--なるほど…(カキカキ) どこにあるのか、他の神様の手も借りて調べてみましょう。
-バステト
--ふわぁ~魔神…フカフカの魔神を布団にしたら絶対気持ちいいはずニャ…。
-トト
--フカフカ…そういえば、ケルト地域にはクロウ・クルーアッハという魔神がいましたね。
-ナビィ
--えーっと、その…魔神をお布団にするのはあぶないですよ~!
-マアト
--牙とか鋭いですよね…!
-トト
--魔神の持つ力や脅威は常にチェックしないといけませんね…。
-バステト
--オイラはどの魔神が一番美味しいのか気になるニャ。	
-ナビィ
--ええっ、魔神でお料理するんですか!?
-トト
--確かに…チョコレートでできた魔神は美味しそうでしたね。
-バステト
--ミズチとか丸焼きにしたら美味しそうだニャ~。	
-ナビィ
--な、なるほど…!
-トト
--確かに、ミズチをお料理する価値はありそうですね(カキカキ)
-マアト
--お料理の話したら、なんだかおなかすいてきちゃいました。	
-ナビィ
--あ、何か果物でも食べて行きますか?
-マアト
--わぁ!お願いしたいです。トトちゃんも食べよう?
-トト
--いいですね、いただきます。

----------
~一方、エジプト地域では…~

-ハピ
--トトとバステトとマアトが帰ってこないな…どうかしたのかな。
-ホルス
--ナビィの部屋に出かけてくるって話を聞いたが…帰りが珍しく遅いよな。
-ハピ
--様子を見に行って来ようか?ナビィの部屋への行き方なら、前にゲブに聞いたから知ってるよ。
-ホルス
--それならオレも連れて行って欲しい。魔神に捕まっていたりしたら、ハピまであぶないだろ。
-ハピ
--そんなに心配することじゃないと思うけど、用心に越した事は無いか…よろしく。
-バステト
--ムニャムニャ…食べられないのニャ…
-マアト
--すやすや…
-トト	
--えーっと、これはこうで…(カキカキ)
-ナビィ
--トト様、もう夜も遅いのでお休みになった方がいいですよ~。
-トト	
--はいっ!あ、本当だ、外真っ暗でしたね…	
--資料をまとめるのに一生懸命になってしまって…すみません、長居してしまいました…。
-ナビィ
--あ、いえいえその点に関しては気になさらなくて大丈夫です~♪	
--今日はお泊りになっていった方がいいかもしれませんね~。
-トト
--わぁ、すみません。お手数かけます…!
-ハピ
--こんばんは、ナビィいる?
-ナビィ
--あ!ハピ様、ホルス様~!
-ホルス
--ナビィ、もしかしてトトたちはまだここにいるのか?
-トト
--すみません、ご心配をおかけしました…
-ホルス
--あ、トト!よかった、バステトとマアトも寝てるみたいだ。
-ハピ
--三人とも無事ならいいんだ、よかった。
-ナビィ
--よかったら休んでいってください~♪	
--美味しい果物がありますよ!
-ハピ
--へぇ、そうなんだ。せっかくだから頂いて行こうよ、ホルス。
-ホルス
--そうさせてもらおうかな…少しくらい休んでいったっていいよな。
--ところで、トトたちは何の話を?
-トト
--魔神についての報告会をしていたんです。それの資料を今まとめていて…
-ハピ
--どれどれ……魔神の家…?料理…?
-ホルス
--どういうことだ?
-トト
--なかなか興味深い内容だと思いませんか?
-ハピ
--う、うん。まぁ…楽しそうだね。

魔神については今後も調査を続けようと思います!

-----
**ナビィの部屋 視線の主[#ob4eaf0m]

&ref(ナビィの部屋 視線の主.jpg,nolink);

〜ナビィの部屋内〜
-ロキ
--へぇ〜、ナビィの部屋っていろんなモノがあるジャン?なーに?この置物。
-ナビィ
--わぁ、それあぶないです〜!ナビィが作ったばっかりなので……
-ロキ
--あ、壊しちゃった。ゴメンゴメン!	
-シギュン
--コラコラー!ロキってば、ナビィの作った置物壊しちゃダメだよっ!
-ロキ
--あっれー、シギュン?どーしたの。今日はヘイムダルちゃんに付き合って門番するって言ってたジャン。
-シギュン
--んー…ヒマ過ぎてばっくれてきちゃった!
--…ってのはウソで〜…ヘイムダルにお願いされちゃったんだよねー。
&br;&br;''〜数時間前〜''
-ヘイムダル
--…………。
-シギュン
--どうしたの、ヘイムダル。眉間にシワ寄っちゃってるよ〜?
-ヘイムダル
--見られてる…気がする。
-シギュン
--えっ!?どこから!?誰かいるの!?
-ヘイムダル
--…わかんない。でもなーんか、視線を感じるような…。
--ねぇシギュン。悪いけど、ナビィのとこ行って心当たり無いか聞いてみてよ。
--もし魔神かなんかだったらとっても困っちゃうでしょ。
-シギュン
--うん、わかった!ぴゅーっといってくる!	
''---''
-シギュン
--って感じだったんだー。正直、アタシはさっぱりなんだけどさー…
-ロキ
--へー、ヘイムダルちゃんってちゃんとお仕事してるんだー。
-ナビィ
--視線…?うーん…なんでしょう?
-シギュン
--ナビィはなんも心当たりないの?
-ナビィ
--んー…あっ!もしかしたら、あの方かもしれません!
-ロキ
--……どの方?
----
〜一方、バビロニアの魔塔〜
-アルル
--アヌ、どうかしたの?
-アヌ
--あぁ、アルル。来てくれたんだね…よかった。	
--ちょっと…お願い事があるんだけど…
-アルル
--……あぁ!なるほど、大丈夫よ。早速行ってくるわね!
-アヌ
--うん、よろしく頼むよ。	
--……。	
--ムンム、お茶の用意をして欲しいな。いいかい?
-ムンム
--あ、はい…!アヌ様の好きな紅茶、用意しますね。
-アヌ
--うん、よろしく。	
--お客様が二方、やってくるからね。茶菓子も用意してあげて。
-ムンム
--…お客様?ですか…?
-アヌ
--そう、空を飛んでくるから到着が早いよ。	
-ムンム
--わわっ…!す、すぐお持ちいたします…!
-アヌ
--……。	
--お客様、ようこそバビロニアへ。僕に用だね?
-ロキ
--はいはーい、どーもどーもハジメマシテ。アンタがウワサのアヌ様?
-アヌ
--そうだよ。あなたは北欧地域の神…ロキだね。よろしくね。
-ロキ
--ホントに何でも知ってるんだなー!ま、オレがちょこーっと有名なだけかもしれないけどねー。
-シギュン
--ちょっとちょっとロキってば!もう少しかっこいい挨拶してよー!
-アヌ
--あぁ、そんなに堅くならなくても大丈夫だよ。そっちのあなたはシギュンだね。よろしく。
-シギュン
--うへぇ!ホントに何でも知ってるー!
-ロキ
--アハハ!ホントに面白いねー。ってことはさー、オレたちがアンタに会いに来た理由もわかるよね?
-アヌ
--ここに来るまで話し合ってたこと?うん。わかるよ。	
--なんでも、僕の視線に気づいた神がいるとかなんとか。それを確かめるので来たんだよね。
-ロキ
--わー、話がはやーい!アンタとは会話する必要なくって楽だな〜♪
-アヌ
--確かに、僕は天空から常に地上を監視しているからね。
-シギュン
--常に!?なんで!?
-アヌ
--なんで…と言われても、それが僕だからとしかいいようがないかな…。	
--僕は地上にはびこる罪を断罪しなくちゃいけないからね。
-シギュン
--へー…って、感心してる場合じゃないや。アタシ、視線の原因ヘイムダルに教えてこないと…
-ロキ
--そっかそっかー。じゃあさ、アンタは解放してくれた人間が罪人だったらどうするワケ?
-シギュン
--ちょ、ちょっとロキってば。もう用済んだし帰ろうよー。
-アヌ
--…? 質問の意図がよくわからないけど…?
-ロキ
--そのまんまの意味だよー?アハハ、アンタってばナビィの話からして人間に優しくしてるって聞いたからねー。
--ホントにそんなことしてるのかちょっと疑問でさ〜。見逃してたりするんじゃないのー?
-アヌ
--そうだなぁ…悲しいけど、粛清するしかないよね。
-ロキ
--…………。
-シギュン
--…………。
-ロキ
--アッハハハ!アヌ様面白ーい♪なるほどねー。
--じゃ、シギュン〜聞きたかったこと聞けたし、もう帰ろっかー。ヘイムダルちゃんが待ってるよ、アハハ!
-シギュン
--う、うん!サヨナラ、アヌ様!
-アヌ
--あれ、もう帰ってしまうのかい?お茶を淹れさせたのになぁ…。	
--それじゃあ後で、ムンムと僕とで頂いてしまえばいいか。	
--……。	
--あの人は、僕を裏切らないよね?
----

-ヘイムダル
--あ、シギュン。おかえりー、ナビィなんか知ってた?
-シギュン
--うん、視線の原因は神様っぽいよ。
-ヘイムダル
--そっかー、じゃ、平気そうだね。
--…ん?気のせいかと思うんだけど…顔色悪くない?
-シギュン
--ええっ!?そんなに顔に出てるの!?	
-ヘイムダル
--んー…ロキに何かされたの?
-シギュン
--う。ううん、そういうわけじゃないんだけどさー…。	
''---''
-シギュン
--ねぇロキ。なんであんな質問いきなりしたの?
-ロキ
--決まってるジャン。弱点探りだよー。
-シギュン
--…なんでそんなことする必要あるの?
-ロキ
--敵になろうと味方になろうと、弱点は知っておくに越したことないよー?
--特に、あの神はあんな得体の知れない能力持ってる神サマだもんねー。
--ちょっと探ったらぽろっと出てくるかなーって。
-シギュン
--うぅ、アタシはできるだけ関わりたくないよー。ロキもあの神様を下手に茶化すのやめよう?	
--なんていうか、あの神…口調とか表情は柔らかいはずなのに冷淡って言うか、何考えてるのか全然読めなくってさ…。
-ロキ
--ふーん。よく見てるねー。
--まぁ、そんなとこだと思うよ?結構繊細っぽいねー。
--ちょっとつついただけで、すぐに崩れちゃいそうな不安定さ…アハハ!いいねー、嫌いじゃない。
-シギュン
--えーっ……アタシはパス!	
''---''
-シギュン
--なーんてことがあってね…はぁ…
-ヘイムダル
--へー、ご愁傷様。
-シギュン
--だって、悲しいねって言いながらぜんっぜん悲しい顔してないんだもん。こわいよ!
-ヘイムダル
--でも、別に悪いことしたりしなきゃ何にもしてこないんでしょ?
-シギュン
--まーね。はぁー、なんか変に疲れちゃった。キイチゴ食べよーっと。
-ヘイムダル
--ボクとしては、ロキが何かしでかさないかの方が心配だけどね。
&br;&br;''〜ナビィの部屋内〜''
-ナビィ
--わぁ、あっという間に直っちゃいました!すごいです〜♪	
-アルル
--こういう修理は任せておいてー!
--それにしても、ナビィの部屋にオリジナルの置物を置こうと思うなんていいアイデアじゃない!
-ナビィ
--わぁ、ありがとうございます〜!見た目が華やかになるといいな〜と思いまして…!
-アルル
--あたしも手伝ってあげるから、もっとたくさん作って飾らない?きっとかわいいわよ〜!
-ナビィ
--本当ですか!アルル様が監修してくださるなら安心です!お願いします〜♪
-アルル
--任せておいてー!
-ナビィ
--丁度よくアルル様が来てくれて助かりました〜♪	
&br;&br;''ナビィの部屋に飾る素敵な置物が出来上がりました!''
-----
**ナビィの部屋 番外編 バレンタイン大作戦~アイヌ編~[#ob4eaf02]

&ref(ナビィの部屋 番外編 バレンタイン大作戦~アイヌ編~.jpg,nolink);

~アイヌの里~
-レタッチリ
--サマイクル様、バレンタインを詳しく教えていただきたいのですけど…よろしいでしょうか?
-サマイクル
--…バレンタイン?あぁ、お祭りの。	
--好きな相手、大事な相手ににチョコレートを贈る祭り…という事は知っているよな。
-レタッチリ
--はい!チョコレートは甘くて美味しいお菓子ですわよね。
-サマイクル
--そうそう。贈り物を贈りあって親交を深めるお祭り…といった所かな?	
--レタッチリなら、オキクルミにチョコレートを贈ればいいんじゃないか?
-レタッチリ
--なるほど、とっても素敵ですわ!今年もバレンタイン、やるのですよね。
--わたくし、自分でチョコレートのお菓子を作ってみたいのですわ。
--もちろん、オキクルミ様には内緒で!いかがでしょうか…?
-サマイクル
--素晴らしいね。いいんじゃないかな、私も手伝おう。	
-レタッチリ
--まぁ!ありがとうございます!サマイクル様に手伝って頂ければきっと美味しいお菓子が作れますわ。
-サマイクル
--私で力になれるかわからないが尽力するよ。	
''---''
-サマイクル
--ところでレタッチリ、何のお菓子を作るのか決めているのか?
-レタッチリ
--うーん…難しくないものを、と思ってはいたのですが…
-サマイクル
--そうだな…チョコレートを溶かしてコーティングに使ったり…って言うのは簡単ではないかな。	
--イチゴみたいな果物やアーモンドみたいな歯ごたえのあるものをコーティングすると美味しいんだ。	
--工程も難しくない。溶かして浸して固めるだけだからな。
-レタッチリ
--それ、とってもいいアイデアですわね!
--いろんなモノをコーティングしたら、とっても面白そうですわ!
-サマイクル
--ああ、そうと決まれば早速材料を探してこよう。私はチョコレートを用意してくるから…	
--レタッチリは、コーティングしたいものを集めてきてくれないか?
-レタッチリ
--はい!わかりましたわ。フフ、とってもわくわくしますわね!

----
~サマイクルの様子~
-サマイクル
--さて、チョコレートを調達する…といっても、どこに行こうかな。
-チセコロカムイ
--お?サマイクルさんだべ~。
-サマイクル
--チセコロカムイか。どうした?機嫌がいいな。
-チセコロカムイ
--えへへ、内緒~!サマイクルさん、おら急いでるからまたな~。
-サマイクル
--ふむ?チセコロカムイが急ぐなんて珍しいな。
--……それはいいとして。チョコレートをどうしようかな。
--コタンコロカムイにでも聞こうかと思ったが…今は寝てるか。
-チセコロカムイ
--あれ?イソポカムイくんだべ~。そんなところで何やってるんだべ?
-イソポカムイ
--わーっチセコロカムイ、小さな声で言ってよ!サマイクルさんにバレちゃ…
-サマイクル
--ああイソポカムイじゃないか。私を呼んだか?
-イソポカムイ
--あっ…いやぁ…えへへ…呼んでないですっ!
-サマイクル
--おや?その手に持ってるのは…
-イソポカムイ
--えっ!?ウサギは渡さないもん…!
-サマイクル
--ウサギは確かに欲しいが…それじゃなくてな。
--その片手のお菓子はチョコレートじゃないか?どこでそれを。
-イソポカムイ
--あー、ええっと…アトゥイコロカムイさんにもらったんだよ。	
--他の地域の海の神様がチョコレートをたくさんくれたんだって。分けてくれたんだよ!
-サマイクル
--ほう、なるほど…それはいいことを聞いた。ありがとう。
-チセコロカムイ
--チョコレート…あっ、いっけねぇ。おら、ここでお話してる場合じゃなかったべ。	
イソポカムイくん、またな~。
-イソポカムイ
--はぁ…変にドキドキしちゃったよ。

----
~レタッチリの様子~
-レタッチリ
--とは言ったものの…何を探しましょう?
-キムンカムイ
--おや?レタッチリ。こんな所でどうかしたのかい?
-レタッチリ
--あら、キムンカムイ様!御機嫌よう。ちょっと探し物をしておりまして…
-キムンカムイ
--それならボクも手伝うよー。探しているのはどんなものかい?
-レタッチリ
--ええと、美味しい果物や木の実を探しているんですの。
--チョコレートでコーティングして、お菓子を作ろうかと…
-キムンカムイ
--なるほど。じゃあ、甘酸っぱかったりちょっと硬い木の実のほうがいいのかな?
-レタッチリ
--そうですわね…わたくし、あまり詳しくなくて恐縮ですけれど…。
-キムンカムイ
--大丈夫、大丈夫。ボクね、丁度いいものを持ってるんだなぁ。	
--ほら、キイチゴ。前にヴァルキリーがアイヌに来たときにもらった実を育ててみたんだぁ。
-レタッチリ
--まぁかわいらしい!本当にこれ頂いてしまって大丈夫なんですの?
-キムンカムイ
--もちろんだよー。まだ山でいっぱい育ててるから、たくさん持って行って欲しいんだなぁ。
-レタッチリ
--ありがとうございます!とっても嬉しいですわ。
-キムンカムイ
--この辺りにも、探せばドングリとか落ちてるかもしれないね。
-レタッチリ
--ドングリ…探してみますわ!

----
~その後~
-レタッチリ
--ただいま戻りましたわ。見てくださいませ!
-サマイクル
--おお、レタッチリすごいな…こんなにたくさん木の実を?
-レタッチリ
--はい!キムンカムイ様がくださいましたの。
--それにしても、甘くていい匂い…チョコレートの匂いですわね?
-サマイクル
--ああ、今準備していてね。そろそろ丁度いい頃合いにとけてきたと思うよ。
-レタッチリ
--まぁ、このままでもとっても美味しそう…早く作りたいですわ!
&br;&br;''~それから…~''
-オキクルミ
--ん?サマイクル…俺を呼び出してどうしたんだ。
-サマイクル
--フフ、とりあえずついて来てくれ。
-オキクルミ
--……?
&br;&br;
-サマイクル
--よし、みんな集まっているか?
-イソポカムイ
--集まってるよー!
-キラウシカムイ
--オキクルミはやく来てってばー!待ちきれないからー!	
-オキクルミ
--イソポカムイ、キラウシカムイ…それに、他にもいっぱい神が集まっているが…これは?
-サマイクル
--まぁまぁ。ほらレタッチリ、オキクルミを呼んできたぞ。
-レタッチリ
--はいっ!あの、オキクルミ様。実はお渡ししたいものがありますの。
-オキクルミ
--なんだ?
-レタッチリ
--これ、バレンタインだと聞きまして作ってみましたの…!
-オキクルミ
--……チョコレート?俺にか。
-レタッチリ
--はい!サマイクル様をはじめ、色々な神様にお手伝いしていただきまして…。
-オキクルミ
--食ってもいいのか?
-レタッチリ
--もちろんですわ!形が少し不恰好になってしまいましたけれど…。
-オキクルミ
--どれ。
--…………。
--…うまいぞ。
-レタッチリ
--! よかった!
-サマイクル
--よし、お前たちも食べていいぞ。今日は宴だな。
-イソポカムイ
--よっし!食べていいって!
-キラウシカムイ
--たくさん食べちゃおーぜ!
-キムンカムイ
--あれ?もうはじまっちゃってるのかな?
-アペフチカムイ
--宴と聞いたらこないわけにはいかないね!
-コタンコロカムイ
--随分と甘い匂いがするな。酒は飲めるのか?
-サマイクル
--大丈夫、まだはじまったばかりだよ。あとまだ酒は用意していない。
-コタンコロカムイ
--そうか…。
-サマイクル
--はは、頃合いを見て出すよ。それより…
--レタッチリが作ったたくさんのチョコレート、食べていってくれないか?でないと彼らがあっという間に…
-イソポカムイ
--げぇっ!アペフチばぁちゃんにコタンコロカムイさん!
-キラウシカムイ
--にしし、隙ありっ!イソポカムイの分もーらいっ!
-イソポカムイ
--あーっ!キラウシカムイってばずるいー!
-キムンカムイ
--わぁ、とっても楽しそうでおいしそうなんだなぁ。
-レタッチリ
--ふふふ!皆で食べた方が美味しいかと思いましてお呼びいたしましたの。	
--作ったチョコレートはまだまだたくさんありますので…どうぞ、頂いてくださいましね!
-アペフチカムイ
--全くレタッチリって子は…ほら、オキクルミ!もっと近くに寄ってやりんしゃい。
-オキクルミ
--ん?ああ…わかった。
-レタッチリ
--オキクルミ様のために、いろんなものを用意してみましたの!これはキイチゴで、これはドングリで…
-オキクルミ
--…一口で食べれる量でいいな。
-レタッチリ
--サケとスサムも頂きましたので、チョコレートで…
-オキクルミ
--……?サマイクル…これは…。
-サマイクル
--す、すまない…。
&br;&br;''バレンタイン作戦は大成功でした!''

----
~おまけ~
-チセコロカムイ
--あ、いたいた。えへへ。
-チロンヌプカムイ
--あれ、チセコロちゃん…?どうしたんだ~?
-チセコロカムイ
--おらからのぷれぜんとだぁ。びっくりした?
-チロンヌプカムイ
--えっ!?ぷ、ぷれぜんと!?ど、どういう…
-チセコロカムイ
--今日はバレンタインって日だよ~。
--アペフチばあさまが、いつもお世話になってる子にぷれぜんと贈るといいって言ってたんだべ。
-チロンヌプカムイ
--いつもお世話にって…おら、別に特別な事してないけど…いいの?
-チセコロカムイ
--うん!だから、いっしょに食べよ~。
-チロンヌプカムイ
--え、えっと…!ありがと、チセコロちゃん…!
-チセコロカムイ
--ん?顔が真っ赤だべ~。大丈夫?
-チロンヌプカムイ
--だ、大丈夫!大丈夫だよ!	
&br;&br;''こちらも大成功だったようです!''
-----
**ナビィの部屋 お出かけなのです![#ob4eaf03]

&ref(ナビィの部屋 お出かけなのです!.jpg,nolink);
~ある日の昼下がり~
-マーニ
--ソール、お出かけしたいのです~!	
--お外はとってもいいお天気なのです!
-ソール
--お出かけ!行きたいです~!どこにいくのですか?
-マーニ
--うーん…考えてなかったのです…。
-ムンディルファリ
--ん?二人ともどうかしたのかい?悩み事ならパパに言ってごらん?
-マーニ
--あっ!パパ~!
-ソール
--ソールとマーニでお出かけしたいのです!	
--でも、行くところがまだ決まってないのです…。	
-ムンディルファリ
--なるほど…それは確かに、重要な問題だね。
--…そうだ!ナビィの部屋にでもいってみたらどうかな?
-マーニ
--ナビィの部屋ですか?あっ!ヴァルキリー様から聞いたことあるのです!
-ソール
--ナビィの部屋?
-ムンディルファリ
--僕も噂で聞いただけだから、行ってみたことはないんだけど…
--なんでも、ナビィが神様のくつろぐための場所ってことで建てた小屋なんだって。
--二人で冒険しに行くなら、ピッタリかなって思ったんだ。
-マーニ
--行ってみたいのです~!
-ソール
--ソールもマーニと一緒に行くのです~!
-マーニ
--パパはお出かけ、一緒にしないのですか?
-ムンディルファリ
--えっ、パパかい?…えっとね、今日はちょっと予定があるんだ…。
-ソール
--そうなのですか…残念です~…。	
-マーニ
--パパのために、おみやげもって帰ってくるのです!
-ムンディルファリ
--ほ、ほんとうかい!?さすが僕の子だ~!なんて優しいんだろう…!
-マーニ
--楽しみに待っていて欲しいのです~!
&br;
----
~それから~
-国御柱神
--天御柱神、ナビィの部屋は見つかりましたか?	
-天御柱神
--おう、これでいつでも年神を連れて行けるぜ。
-年神
--ナビィの部屋…とっても気になるのだ。早く連れて行って欲しいでち。
-天御柱神
--わかってるって。じゃあ国御柱神、サクッと行ってくるからよ!
-国御柱神
--フフ、行ってらっしゃい。私も後で向かってみますね。
&br;
-マーニ
--あれ?あそこにいるのは…
-ソール
--天御柱神様と国御柱神様です~!
-天御柱神
--ん?おお、ソールとマーニか。
-国御柱神
--あら、こんにちは。お二人でお出かけですか?	
-ソール
--そうなのですっ!とってもワクワクなのです~!
-マーニ
--ナビィの部屋にお出かけするのです~!
-国御柱神
--まぁ偶然!
-天御柱神
--俺と年神もナビィの部屋に行く予定だったんだ。	
-マーニ
--本当ですか!わぁ、ご一緒したいです~!
-ソール
--天御柱神様が一緒なら、迷子になるのも怖くないです~!
-天御柱神
--よーしわかった任せとけ!俺について来い!
-年神
--天御柱神、優しく抱っこするでち。
-天御柱神
--おっと、悪い悪い。
&br;
----
~そして到着~
-天御柱神
--よし、簡単についたな。ここがナビィの部屋だ。
-ナビィ
--天御柱神様、年神様、お待ちしておりました~♪
-マーニ
--わぁ、とっても楽しそうです~!	
-ソール
--こんにちはなのです~!
-ナビィ
--あっ!マーニ様にソール様も!こんにちは!	
-年神
--早く中に入って、温かいミルクを飲みたいのだ。
-ナビィ
--用意してありますよ~♪どうぞどうぞ!
-天御柱神
--そうだナビィ、後から国御柱神がお菓子もって来るって言ってたぞ。
-ナビィ
--本当ですか!楽しみです~!
-マーニ
--無事にナビィの部屋につけたのも、天御柱神様のお陰です!	
-ソール
--とってもたすかったのです!
-天御柱神
--はは、大したことはしてねぇけど…こちらこそありがとな!
&br;
-ムンディルファリ
--うぅっ…!よかったぁ…無事にナビィの部屋に辿り着けたんだね…!
--天御柱神にはあとでお礼しにいかないと…!
-国御柱神
--あら…?ムンディルファリさん。どうかなさったのですか?
-ムンディルファリ
--ひぇっ!…あぁびっくりしたぁ…国御柱神かぁ…。
-国御柱神
--フフ、もしかして…ソールちゃんとマーニちゃんを見守っていたのですね?
-ムンディルファリ
--あっ!こ、このことは二人には内緒にしてね?!
--二人だけで頑張ってたのに、僕が心配しすぎて見守ってたなんて、ためにならないだろうし…。
-国御柱神
--大丈夫、わかっていますよ。心配したくなる気持ちもとってもわかりますわ。	
--もしよろしければ、お菓子を一緒に届けにいきませんか?道端で鉢合わせたことにして。
-ムンディルファリ
--いいのかい…?是非!本当にありがとう、国御柱神…きみはとってもいいお嫁さんになれるよ。
-国御柱神
--フフ!ありがとうございます。なんだか照れてしまいますね…!	
''その日はとてもあたたかい一日になりました!''
-----
**ナビィの部屋 海の幸大集合![#ob4eaf04]

&ref(ナビィの部屋 海の幸大集合!.jpg,nolink);
~とある波打ち際~
-アトゥイコロカムイ
--先日はチョコレートを分けてくれてありがとう、えっと…
-リル
--名前か?リルだよクジラの姉さん。気に入ってもらえてよかったぜ!
-アトゥイコロカムイ
--あたしはアトゥイコロカムイだよ。アイヌでももっとバレンタインが流行ればなぁ。
-リル
--またケルトの土産持ってきてやるからよ、いつでも言ってくれよな!
--アイヌの土産も待ってるぜ。俺はあんまりアイヌのこと知らねぇし…。
-アトゥイコロカムイ
--もちろん、色々用意したいと思ってるよ。	
--あたしはケルト以外の地域のこともあまりよく知らなくって。旅してるなら教えてほしいな。
-リル
--なるほど?んじゃあ、海の神たちで集まって土産持ち寄るってのはどうだ?
-アトゥイコロカムイ
--面白そう…だけど、そんなことできるの?
-リル
--できるできる!ナビィの部屋とか借りれば何とかなるだろよ!
--早速声かけに行かなくちゃな!んじゃまたな、アトゥイコロカムイ!
-アトゥイコロカムイ
--海の神でお土産持ち寄って……フフ、レプンカムイも誘ってあげないとね。	
----
~それから~
-ナビィ
--リル様、ようこそナビィの部屋へ~♪
-リル
--おうナビィ。今日はここ、少し借りるぞ!
-ナビィ
--はい、大丈夫です~!他にもどなたかいらっしゃるのですか?
-リル
--あぁ!もうすぐ集まってくるんじゃねぇかな。
-アトゥイコロカムイ
--お待たせ。レプンカムイも連れて来たよ。
-レプンカムイ
--ようナビィ!で、オマエがリルだろ?よろしくな!
-リル
--おー、よろしく頼むぜ!
-ウミサチヒコ
--おまえら来るの早くねぇか?
-ナビィ
--あ、ウミサチヒコ様~!
-ウミサチヒコ
--土産を持ち寄る会なんだろ?持って来たぜ、日本の海の幸!	
-レプンカムイ
--すげぇ!いっぱいあるな!
-ウミサチヒコ
--スサノオや恵比寿にも手伝ってもらっちまったからな。
-アトゥイコロカムイ
--恵比寿…あぁ、クジラを釣る神。面白そう、今度会ってみたいな。
-カナロア
--やぁ、来てみたよ。
-リル
--ようカナロア!来てくれてありがとよ!	
-ウミサチヒコ
--カナロア!久しぶりじゃねぇか!
-カナロア
--あぁ、リルにウミサチヒコじゃないか。今日は声かけてくれてありがとうな。
-アトゥイコロカムイ
--すごいね、海の神があっという間に…
-レプンカムイ
--リルって顔広いんだな!
-リル
--へへ、伊達に船旅してねぇぜ。	
-ウミサチヒコ
--南の島のフルーツは本当にうめぇよなぁ。
-カナロア
--たくさん持ってきたから、そのまま食べたり絞ってジュースにしたりできるぞ。
-ナビィ
--それでしたらナビィが準備しますね~!	
-レプンカムイ
--ところであと何人くらいくるんだ?
-リル
--ヤムは仕事があるとか何とかでこないってよ。北欧のエーギルは…まぁ、こねぇだろうなぁ。
-アトゥイコロカムイ
--仕事?
-リル
--ギルガメッシュに付き合って研究するとか言ってたな。
-アトゥイコロカムイ
--へぇ…大変だね。
-リル
--ポセイドンの旦那も忙しそうだったしなぁ。
-グラウコス
--ヒャッホーウ!呼んだかァ!?
-ウミサチヒコ
--!? なんだなんだぁ!?	
-グラウコス
--ポセイドンの旦那がよォ!海の神で集まってるってエキサイティンな話教えてくれたんだぜェ!
-リル
--グラウコス!元気だったか、よく来たな!
-グラウコス
--会いたかったぜェ!みんな出揃ってるとか、クレイジーだなァ!
-トリトン
--おいグラウコス、騒ぎすぎるなって。
-グラウコス
--ヒャッホーウ!クレイジー!
-トリトン
--…あ、来て早々悪かったな。ほら、ギリシャの土産!
-レプンカムイ
--お、この魚マリダってやつだろ!チェプコロカムイが教えてくれたんだ!	
-トリトン
--よく知ってるな!揚げてフライにするとすげーうまいんだ。
-レプンカムイ
--そうなのか!俺もスサムって魚持ってきたんだけど、こいつも揚げたり焼いたりするとうまいよ!	
-アトゥイコロカムイ
--あら、相性がいいのかしら。連れてきて良かったよ。
-リル
--どうだ?他地域の海の神たちは。
-アトゥイコロカムイ
--うん、色んな神がいて面白いと思ったよ。	
--それにお土産も…みんなが持ってきてくれた分、あたしも料理してみたいな。
-ウミサチヒコ
--海の幸なら任せろ!捌き方とか、うめぇ食い方教えてやるよ!	
-カナロア
--俺も手伝うよ。待ってるだけも悪いしな。
-グラウコス
--おいおい、オレのスペシャルな土産を忘れんなよなァーッ!
--ほらよォ!元気の出る草!コイツ使うだけで最ッ高にクレイジーになれるとかスゲェアイテムだろ!
-トリトン
--やっぱり持ってきてたのかよ!
&br;
''この日は一日エキサイティンでした!''
----
~おまけ~
-エーギル
--…………。
-イズン
--…ねぇ、なんかエーギルの様子が変じゃない?
--そわそわしてるっていうか…。
-ブラギ
--言われてみれば…何かあったのだろうか?
-エーギル
--……フフ。	
-ブラギ
--笑っているな。機嫌がいいようだ。
-イズン
--な、何があったのかしら。
-----
**ナビィの部屋 春のお菓子教室 [#e8bc2329]

&ref(ナビィの部屋 春のお菓子教室.jpg,nolink);

~インド魔宮にて~
-ヴァサンタ
--お料理教室…?ナビィの部屋で…?
-ラティ
--そうよ~、前にチヤヴァナが参加してきたんですって!
--ほら、チヤヴァナって体鍛えてばっかりでお料理とかからっきしだったでしょ?
--それが、お料理教室に行ってきてからはタンドリーチキンを作れるようになったとか…。
-ヴァサンタ
--え、楽しそう…お料理教室、今でもやってるのかな…?
-ラティ
--さぁ…?どうなのかしら。
-カーマ
--ん?二人とも集まってどうしたんだ?
-ヴァサンタ
--あ、カーマ。…ナビィの部屋のお料理教室って知ってる?
-カーマ
--あぁ!チヤヴァナが参加してきたっつぅやつだろ。
-ラティ
--ヴァサンタがそれに参加したいみたいなの。でも今ってお料理教室やってるのかしら?
-カーマ
--ははぁそういうことね。それだったら、ヴァサンタがお料理教室開けばいいんじゃねェの?
-ヴァサンタ
--えっ!?お、俺が…?
-ラティ
--あらやだ、楽しそうじゃない~!ヴァサンタ頑張って!
-ヴァサンタ
--ちょ、ちょっとラティ…俺、他の神様に教えられるほど料理できないよ…。
-ラティ
--なぁに言ってんのよ!アタシに持ってきてくれるお菓子、全部おいしいじゃない。
-カーマ
--ヴァサンタが開くならお料理教室ってよりお菓子教室じゃねェか?
-ヴァサンタ
--確かに興味はあるけど…みんなで楽しくお菓子作るの、すごく楽しそうだし…。
-カーマ
--それならチャレンジあるのみってとこじゃねェの。俺も手伝ってやるからさ。
-ラティ
--アタシもアタシも!ヴァサンタのお菓子いっぱい食べれるんでしょ?
-ヴァサンタ
--二人とも…!うん、ちょっと頑張ってみようかな…。	
----
~それから~
-ナビィ
--ヴァサンタ様、準備ならばっちりですよ~♪
-ヴァサンタ
--わぁ、すごい…こんなにたくさん材料を用意してくれたんだ…!	
--それに…ずいぶんフルーツがたくさんあるね…!これは…?	
-ナビィ
--実は、この間カナロア様がフルーツをたくさん持ってきてくださったんです~!
--そのときに他の神様と分け合ったんですけど、それでもたくさんあったので……
--ナビィの部屋で好きに使っていいと仰っていただけたんです~♪
-ヴァサンタ
--へぇ…贅沢だね…!	
-プシュケー
--こんにちは~、お菓子教室って聞いて来てみました。
-ラティ
--プシュケー誘ってきたわよ、ヴァサンタ!
-ヴァサンタ
--あ、ラティ…!プシュケーも…!	
-プシュケー
--ヴァサンタさん、お菓子作るのとっても上手だから、私一緒に作ってみたかったんです~。
-ヴァサンタ
--そ、そう…?ありがとう。俺も、プシュケーにまた焼き菓子教えてもらいたいな…。	
-プシュケー
--それならお互いに教え合いましょう~!その方がおいしく作れますよ!
-ヴァサンタ
--本当?嬉しいな…!	
-カーマ
--ようナビィ、ヴァサンタ。俺も連れてきたぜ。
-エクチュア
--ここだな!ナビィの部屋ってのはよぉ!なかなかいい場所じゃねぇか!
-アウォナウィロナ
--お料理教室…。いと温かき活気に満ちぬ。
-ナビィ
--わぁ!カーマ様、エクチュア様、アウォナウィロナ様!	
-ラティ
--カーマったらさりげなく着飾ってるじゃない。どうしたの?	
-カーマ
--そりゃあ他所の神様と交流するってんだからな。こんな色男が適当な格好するわけにはいかねェだろ?
-エクチュア
--カーマっていつもそうなんだぜ!全くよぉ、どんなときでも欠かさず身支度整えるなんて熱いヤツだよなぁ!
-カーマ
--おいおい、あんまり褒めんなって。色男って再認識して惚れるヤツがいるかもしれねェだろ?
-プシュケー
--でも、お菓子作りしてるとせっかくの綺麗な服…汚れちゃうかもしれないですよ~。
-ヴァサンタ
--あ…それはちょっともったいないね…。	
-アウォナウィロナ
--静まりたまえ、惑いし神々よ。そなたらに捧ぐ品を授けよう。
--吾、大地の声を聞きぬ。いと温かき装いを求める者、現れると。
--志高き神々よ。そなたらが望むのならば、受け取りたまえ。
-プシュケー
--わぁ~!かわいいエプロンです!	
-ナビィ
--本当です~!フリルがついていてオシャレですね♪	
-ラティ
--やだ~!すっごいかわいいじゃない~!アタシが着たいくらいよ~!
-カーマ
--へぇ~、確かにすごく丁寧に作られてんなぁ。
-ヴァサンタ
--すごい…!アウォナウィロナさん、手先が器用なんですね…!
-エクチュア
--うおぉ、すげぇ!最高に愛が詰まってる…!どんだけあったけぇんだよアウォナウィロナ!	
-アウォナウィロナ
--神々よ。そなたらの望むものを手に取るとよい。
--吾、全てに祈りを込めぬ。そなたらの助けになるはずであろう。
-ラティ
--これってもしかして、もらっちゃってもいいの?	
-アウォナウィロナ
--そなたが望むのであれば。
-ラティ
--やったー!嬉しい~!ありがとう!
-プシュケー
--全員分以上あるんですね!わぁ…嬉しいです~!
-カーマ
--俺はカワイイ服よりカッコいい服の方が似合うんだが…どうよ?これはこれで似合ってんだろ?	
-ヴァサンタ
--あは…カーマ、それ裏表逆だよ。
-カーマ
--は!?やべっ。仕切りなおしな。
-プシュケー
--フフ!カーマさん、とっても似合ってます~。	
-エクチュア
--やべぇ!腰のリボン、どうやって結べばいいんだ!?
-ナビィ
--エクチュア様、ナビィが結びます~!
-エクチュア
--ありがてぇ!ナビィ、助かるぜ!
-ナビィ
--いえいえ!これでお菓子教室も無事にはじめられそうですね~♪
-アウォナウィロナ
--吾が子らに、新たなる菓子を馳走したい。よろしく頼む。
-ラティ
--ねぇねぇヴァサンタ!早く作りましょうよ~!アタシ待ちきれないわ~!
-プシュケー
--おそろいのエプロンを着ると、なんだかよりわくわくしちゃいますね~!
-カーマ
--みんな良く似合ってるぜ。アウォナウィロナ、ありがとな!
-ヴァサンタ
--じゃあ…早速はじめよう…!お菓子たくさん作って、食べ合ったり交換会したりしよう…!
-ナビィ
--ヴァサンタ様、とっても嬉しそうです~♪	
''とっても楽しい一日になりました!''
----
~後日談~
-ネヴィン
--お菓子教室だと?くっ…気がつくのが遅かった。
-ヴァハ
--あんたもしかして、お菓子教室に行くつもりだったの?
-ネヴィン
--決まっているではないか!私のチョコレート菓子作りのテクニックを知らしめるいいチャンスだぞ?
-ヴァハ
--やめときなって。あんたが作るとお菓子がモンスターになって騒ぎになるだけよ。
-ネヴィン
--フフン。さては、私の才能に嫉妬しているな?私の方が菓子作り上手いからな!
-ヴァハ
--何をー!?そんな才能別に欲しくなんかないわ!
-ネヴィン
--ほう、言ったな?後悔するぞ。
-ヴァハ
--何よ、その不敵な笑み。腹立つーっ!全部燃やしてやるよ!
-モリガン
--お菓子教室…ケーキ…クーフーリン…。
&br;
-ヌアダ
--ネヴィンとヴァハが騒いでると聞いたがいつもの事だ。放っておこうか。
-ディアン・ケヒト
--クックック…血の気が多いですねぇ。こわいこわい。
--さて、ヌアダ殿。ミアハとケーキを焼きましたが如何です?
-ヌアダ
--…彼女らより、ディアンが一番お菓子作るのが上手いというのもなかなか滑稽だよねぇ…。
-ディアン・ケヒト
--まぁ…私は天才ですから何でも器用にこなせるのですよ。ククッ…!
''---''
-クピド
--プシュケー、お菓子作りで何教わったの?
-プシュケー
--えーっと、内緒!	
-クピド
--なんで!?
-プシュケー
--大丈夫、また作ったらクピドにあげるから…その…。	
-アンテロス
--あれ?二人で何のお話~?
-クピド
--プシュケーがお菓子教室で作ったお菓子を教えてくれないんだよ~!	
-アンテロス
--ははぁ、なるほどね~。クピド、ちょっとこっちにおいで。
-クピド
--えっ?何、アンテロス?
-アンテロス
--…クピド、彼女を信じてあげる事も愛だよ?わかってるね?
-クピド
--…? うん?それがどういうこと?
-アンテロス
--あれ、わからないの~?はは、それなら仕方ないなぁ。
-クピド
--ま、待ってよ!鞭は嫌だよ!	
-アンテロス
--嫌なら、もっと周りを見たり考えたりすることだね。
--そしてちゃんと返してあげないと。本当に鞭で打っちゃうよ?
-クピド
--うぅ、アンテロスの言うことはやっぱり難しいよ…。
-プシュケー
--…? 二人とも何を話してるのかな?フフ、仲良しだなぁ~。	
''---''
-エクチュア
--よぉイシュチェル!会いたかったぜぇ!
-イシュチェル
--げっ、エクチュア!相変わらず暑苦しいわね…。
-エクチュア
--実はよぉ、この間カーマに誘われてお菓子教室に行って来たんだぜ!
-イシュチェル
--ふ、ふーん…それがどうしたのよ。
-エクチュア
--イシュチェルはイツァムナーと仲良くなりてぇんだろ!?
--そう思ってなぁ、愛を伝えるのにピッタリなお菓子の作り方、習ってきたんだぜ!
-イシュチェル
--ばっ、ばかー!何でっかい声で言ってんのよー!
-イツァムナー
--ん?二人とも集まって…どうかしたのか?
-エクチュア
--おっ、イツァムナー!今ちょうどお前の事を…モガモガ
-イシュチェル
--べ、別にっ!なんでもないわ!そうでしょ、エクチュア!
-エクチュア
--モゴモゴ…。
-イツァムナー
--あはは、エクチュアが苦しそうだよ。二人とも仲良しなんだね。
-イシュチェル
--はぁ!?ど、どこがそう見えんのよーっ!エクチュアもイツァムナーもばかーっ!
-イツァムナー
--あれ?違うの?仲がいいって、良い事だと思うけどな。
-エクチュア
--…ぷはーっ、そうだぜイシュチェル!みんな仲がいいとか最高じゃねぇか!なっ!?
-イシュチェル
--もーっ!そういう話じゃなくってーっ!	
''---''
-アウィテリンツタ
--お兄ちゃん、チーフが新しいお菓子作ってくれるみたいですよ!
-アポヤンタチ
--へぇ…新しいお菓子…何かあったのか?
-アウィテリンツタ
--なんでも、お菓子教室に行ってきたんだとか…
--他の地域の神様とおそろいのエプロンでお料理したみたいですよ!
-アポヤンタチ
--えっ、チーフあの格好で他の神と…!?しかもおそろいって…。
-アウィテリンツタ
--ほら、ついこの間チーフがたくさんエプロンを作ってたじゃないですか。
-アポヤンタチ
--あれを配ったのか!?うぅ、頭が…。
-アウィテリンツタ
--かわいくて好評だったみたいですよ?帰ってきてからのチーフ、すごーく機嫌よかったし!
-アポヤンタチ
--あ、わかった。女神が多かったんだな?確かにかわいい格好だから…。
-アウィテリンツタ
--男女半々くらいだったみたいですよ!おそろいのエプロンをみんなで着てるの見たかったなぁ。
-アポヤンタチ
--えっ!?…そういう趣味が流行ってるのか…!?いやいや、そんな訳が…。	


**ナビィの部屋 とっておきの贈り物 [#yf18e15d]

&ref(ナビィの部屋 とっておきの贈り物.jpg,nolink);
~森の一角で…~
-ワイナミョイネン
--ええーっ、モンチュちゃんったら、あの子からチョコレートもらったの!?
-モンチュ
--そうよ~!フフフ…日ごろの行いかしら?なーんちゃって!
-ワイナミョイネン
--羨ましいわぁ~!あたしもチョコ食べたい~!
-モンチュ
--そういうと思って…これミョイネンにあげちゃうわよ!
-ワイナミョイネン
--へっ!?なにこれっ!
-モンチュ
--ハイビスカスの花びら!煮出すとカルカデっていうお茶になるのよ~!
--色も鮮やかだし、美容にもとってもいいんだから!
-ワイナミョイネン
--やっだぁすごい素敵!モンチュちゃん大好き!あたしこれ、毎日飲むわ!ありがとう!	
''---''
-ワイナミョイネン
--ってことがあったのよ~。
-イルマリネン
--そうか、よかったな。
-ワイナミョイネン
--イルマリネン、あたしが何言いたいかわかるわよね~!長い付き合いだものね~!
-イルマリネン
--…………。
-ワイナミョイネン
--ちょっとぉ!かわいいあたしを無視するなんていい度胸してるじゃな~い…?	
--コラァ!はっ倒すわよ!
-イルマリネン
--はぁ…うるさいぞ。俺はお前のわがままには付き合わないし、話してる暇もない。
-ワイナミョイネン
--やだー!イルマリネンのいじわるー!あたし泣いちゃうわよ!
-イルマリネン
--勝手に泣いていればいいだろう。ほら、出て行け。
-ワイナミョイネン
--わーん!イルマリネンのバカァー!ウオオォアアン!	
--イルマリネンのエプロンで涙拭いてやるんだからー!ビショビショにしてやるわぁー!
-イルマリネン
--おいやめろやめろ。…はぁ、話だけでもきいてやるから大人しくしてくれ。
-ワイナミョイネン
--やったわ~!やっぱり持つべきものは友ね~!
-イルマリネン
--聞くだけだからな。
-ワイナミョイネン
--実はねぇ…かくかくしかじか。	
--だからモンチュちゃんに何か贈り物をしたいなって思ってるのよ~!
-イルマリネン
--なるほど?そういうのはイルマタルやミエリッキなんかに聞いたほうがいいんじゃないのか。
-ワイナミョイネン
--も~っ、イルマリネンったらおバカねっ!アンタだから頼んでるのよっ!
-イルマリネン
--つまり、その贈り物を俺に作れと。
-ワイナミョイネン
--そうっ!話が早いわねっ!サンポみたいなすごいやつよろしく頼むわね~!
-イルマリネン
--毎度のことだが注文がアバウトだな…やれやれ。
----
~それから~
-ナビィ
--お料理教室もお菓子教室も好評でしたよ~♪
-モンチュ
--アタシとしたことが、一歩出遅れちゃうなんて…!参加したかったわっ!
--お料理教室もお菓子教室もアタシ好みの子がいたのかしら…悔しいわ~!
-ナビィ
--モンチュ様は何か教室を開いたりしないんですか?	
-モンチュ
--フフ、ナビィちゃんったら。アタシはそういう柄じゃないわよ?
-ナビィ
--そうですか?ナビィはモンチュ様、教えるのが上手だと思います~!	
--ええっと…魔神に襲われたとき、うまく逃げる方法とか!
-モンチュ
--も~、ナビィちゃんったら可愛いこと言ってくれるじゃなーい!
--お礼にあっつーいチューしてあげちゃおうかしら!
-ナビィ
--も、モンチュ様~!ナビィは間に合ってますよ~!
-ワイナミョイネン
--モンチュちゃーん!ここにいたのね、探しちゃったじゃなーい!
-ナビィ
--あっ!ワイナミョイネン様~!	
-モンチュ
--あらっ、ミョイネンじゃない!アタシを探してって…どうかしたの?
-ワイナミョイネン
--ふっふっふ…イルマリネン!持ってきなさいっ!
-イルマリネン
--全く、神使いが荒いぞ。
-モンチュ
--キャーッ!イルマリネンよぉ~!イルマリネ~ン!アタシの投げキッスを受け取って~!
-ワイナミョイネン
--ちょっとぉー!あたしとイルマリネンで態度が違うじゃないっ!あたしにも投げなさいよっ!
-ナビィ
--なんだか随分おっきい箱ですね~!どうしたんですか?
-ワイナミョイネン
--ふふん。モンチュちゃん、この間あたしにカルカデ分けてくれたでしょ?
--それのお返しよっ!ほら、御覧なさーいっ!
-モンチュ
--どれどれ…?なにこれっ!?す、すごいじゃなーい!
-ナビィ
--わぁ~!モンチュ様の像です~!実物大なんですね♪
-ワイナミョイネン
--これがあたしの気持ち…どう?すごいでしょ~!
-イルマリネン
--一から全部作ったのは俺だけどな…。
-モンチュ
--ミョイネンありがとう~っ!キャーッうれしい~!ウフフ、エジプトピラミッドに飾っちゃおうかしら!	
''モンチュ様、とってもご機嫌でした!''
----
~エジプトピラミッドにもどって~
-ヌト
--きゃーモンチュちゃん!これどうしたの?
-モンチュ
--ミョイネンがプレゼントしてくれたのよ!この造形美…すばらしいわ~。	
--イルマリネンが作ったってところもポイント高いわよね~…ウフフ!	
-ヌト
--モンチュちゃんにそっくりね!触ってもいいのかしら?
-モンチュ
--いいわよいいわよ~!見てこの腹筋!ちゃんと作りこまれてるわぁ!	
-ヌト
--ほんとだわ~!すごーい!ゲブもこのくらい鍛えてればいいのにー!
-モンチュ
--もーヌトったら!さりげなく惚気てるんじゃないわよ~っ!このこのっ!
-ヌト
--モンチュちゃんにもすぐいい子が見つかるわよ~っ!うふふ!
--あ、そうそう!この間イシスちゃんがエイシ分けてくれたの。カルカデと一緒に食べましょうよ!
-モンチュ
--やだっいいの?!遠慮なくいただいちゃうわよ!	
-ヌト
--ちょっと待ってて!準備してくるわ!
-モンチュ
--待って待って、アタシもお手伝いするわよ~!
&br;
-セクメト
--アハハ!ゲレグ、遅いぞー!こっちこっちー!
-ゲレグ
--セクメト!待て待て、ちょっと走るの早すぎるぞ!	
--……見失っちまったな…全く。
--……。
--ん!?なんじゃこりゃあ!
-セクメト
--ゲレグー!どうしたー、魔神かー!
-ゲレグ
--び、びっくりした…モンチュの像か…
--ってなんであいつの像がこんな所に?一体誰がこんなものを…	
-セクメト
--すごい!モンチュにそっくりだ!レウもそう思うよな!
-ヌト
--あらあら、セクメトちゃんにゲレグちゃん!どうかしたの?
--あ!モンチュちゃんの像を見てたのね!眺めちゃうのもわかるわー、とってもそっくりだもの!
-モンチュ
--アタシの像がどうかしたの~?あらっ!セクメトに…ゲレグじゃなーい!
-ゲレグ
--げっ、本物も来た…!
-セクメト
--ヌト、いい匂いがするな!お茶か?
-ヌト
--あらよくわかったわね!カルカデよ。エイシもいっぱいあるから食べてちょうだい!
-セクメト
--わーい!食べる食べる!いっぱい食べるぞ!
-モンチュ
--ゲレグはアタシからあーんってしてあげちゃう~!
-ゲレグ
--い、いやそれはいい!


**ナビィの部屋 番外編 だれのメガネ? [#db5ee8b7]

&ref(ナビィの部屋 番外編 だれのメガネ?.jpg,nolink);



~インド海岸で…~

わーい、早く来いよスバドラー!

うぅジャガンナートお兄ちゃん、走るのが速いよー!	

スバドラーが遅いだけだろー!

もーっ、お兄ちゃんってばいつもひとりで走っていっちゃうんだからー!	
ん?なんだこれ?

きゃっ!いきなり止まるとぶつかっちゃうでしょ!	

ほら、スバドラーも見てみろよ!これ。

…えっと…メガネ?お兄ちゃん、これどうしたの?	

砂浜に落ちてたの見つけたんだよ。何でこんな所にあるんだろ?

うーん…?誰かが落としちゃったのかな。	

かな?でもそうだったら落としたヤツ、この辺りにいるんじゃない?

メガネってないと歩きにくいもんね…。	

とりあえず、メガネかけてる神様を探そうよ!	

でもメガネをかけてる神様っていっぱいいるよなー…誰のメガネだろ?

神様がいっぱいいるし、インド魔宮に行ってみようよ!	

よっしゃー!

----

~インド魔宮へ~

二人とも、インド魔宮に来てどうかしたの?

クリシュナ姉ちゃん、これ見て!誰のか知らない?	

インド海岸歩いてたら砂浜で見つけたの!	

なるほど…メガネを拾ったんだね。

残念だけど、誰のメガネかまではわからないな。

そっか…うーん、どうしよっかなー。	

インドの神様なら、アシュビン双神がメガネをかける必要のある神を知っているんじゃないかな。

ボクはメガネをかける必要がないから診てもらったことはないけれど。

あの二人がわからなかったら、インドの神様のものではないということさ。

ほんと!やっぱりクリシュナ姉ちゃんは頼りになるなぁ。ありがと!	

うん、クリシュナお姉ちゃんに聞いてよかったー!ありがとう!	

力になれたなら良かった。解決するといいね。

わぁー、ジャガンナートとスバドラーだ!

ガネーシャ姉ちゃん!アシュビンの二人って今どこにいるかわかる?	

ナーサティアとダスラ?うーん、今日は見てないよ。

あのね、このメガネの持ち主を探してるの。困ってるんじゃないかなぁ…。	

メガネかぁ……。

インドの神様だったら、ハヌマーンとバギーラタとチヤヴァナだね!

じゃあその誰かのメガネなのかな?	

わからないから、やっぱり誰かに聞いたほうがいいよ!

アシュビンの二人と、ハヌマーンたちを探せばいいのかな?


----

~ところ変わって~


ちょっとー、二日酔いの面倒はいいとして…

わけのわからない事になってる所までは面倒見ないわよ?

面目ないッス…。	

恥ずかしい話だ…色々と世話をかけてすまない。	

ナーサティアさん、ダスラさんの手を煩わせてしまって本当に申し訳なく思いますっ!	

どうやったらインド海岸でメガネを投げる遊びなんてするのよ…泥酔していたにも程があるわ。

僕はお酒飲んでませんよ!ちょっと瞑想していただけですっ!	

アナタは巻き込まれた側でしょ!

昨晩は相当酔ってたのか、何の話をして何をしていたのかさっぱりなんスよ…。	

ハヌマーンと落ち合った時点で、お互い相当飲んでいたからな…。	

メガネの話になって、なんだかすごく楽しかったってことはおぼえてるんスよ。	

メガネを交換したりした程度ならともかく、何故投げたりしたのか…。	

はぁ、意味のわからない事をするのが酔っ払いでしょ。

瞑想していたので、僕のメガネまで取られて投げられていた事に気づきませんでしたっ…!	

チヤヴァナには本当に悪い事をしてしまったな。すまない。	

それにしても、メガネはもっと大事に扱ってちょうだい。なくして困るのはアナタたちよ?

いた!お兄ちゃん、みんな集まってるよー!

ホントだ!…でも三人ともメガネしてないぞ?

あーらジャガンナートにスバドラーね、いらっしゃい!込み入っちゃってごめんなさいね。	

あれ?ダスラは?

ダスラは…ええと、はは…。	

ダスラさんなら、僕らのメガネ探しにインド海岸に行ってるッス…。	

ダスラさん、そしてナーサティアさんに迷惑をかけてしまうなんて…このチヤヴァナ、一生の不覚ですっ!	

メガネ?それってもしかしてこれのこと?

あっ!それは私のものだ。間違いない…!これをどこで?	

インド海岸で遊んでたら見つけたんだよな!

うん、もしかしたらダスラさんと入れ違いになっちゃったのかも?

インド海岸は広いもんなー。

バギーラタのメガネを探しているようだったら、ありもしないもの探してウロウロしてる事になっちゃ
うわ。	

さすがにそれはちょっとかわいそうだから教えに行ってくれないかしら?	

お礼に蜂蜜パーニープーリー用意しておいてあげるから!	

食べたい食べたい!わかった、すぐ行ってくる!


----


~再びインド海岸~

ダスラー!どこだー!返事しろよー!

ダスラさーん!

…………。	

あ、あそこにいるのダスラさんじゃない?

ホントだ!おーい!

…ん?誰かと思えば、クリシュナの弟か。	

悪いけど、今手が離せないんで。	

ダスラさーん、メガネ探してるんでしょ?

妹もいたのか。…ま、そうだけど。あんたら、何か知ってんの?	

あ、メガネ二つ持ってる!ハヌマーンとチヤヴァナのやつか?

あたしたちもメガネ拾ったの!それをさっきナーサティアさんに届けたんだよ!

オレらが見つけたのはバギーラタのやつだったんだよな!

あー…なるほど、わかったわ。	

入れ違いになっちゃってごめんね、ダスラさん。

別にいいよ、仕事だし。まぁ、さっさと帰ることにするわ…。	

砂浜はスリッパに砂が入るんでね…日差しも強いし。	


~インド魔宮に戻って~


お帰りさい!無事に見つかってよかったわ。	

すぐわかったよなー!あんな猫背なヤツ、インドじゃダスラかハヌマーンくらいだもん。

そうよねー、わかるわかる。ほら、美味しいもの用意しておいたわよ!	

やったー!蜂蜜パーニープーリー!

美味しそうー!ありがとう、ナーサティアさん!

手、ちゃんと消毒しろよ。

ほらナーサティア、メガネあったわ。チヤヴァナのとハヌマーンのやつ。

お疲れ様!雑用させちゃって悪かったわね。	

別に。

よかった、これがないと困るんスよ、ホントに…	

僕もアシュビンのお二人が下さったこのメガネがないと何にも見えないです…!	

あんたのは神具なんだから特に大事にしてくれ…。

私達からも礼をしなければならないな。皆、ありがとう。	

ところで…

お母さん、お母さん、3人ともメガネが見つかったって!	

本当?良かった~!見つからなかったらどうしようかと思っちゃった!	

…パール。ガネーシャ。何の話か、我に詳しく聞かせてもらおうか。

はっ、し、シヴァ!ええっと…。	

…さては。またイタズラしたのだな?

イタズラじゃないわよ~!浜辺をガネーシャと散歩していたら、美味しそうなヤシの実がなってたの。	

それを指差して、ハヌマーンとバギーラタにどうやって取るのか聞いただけよ?	

でも二人とも酔っ払ってたんだよね!	

まさかそこでメガネを投げちゃうとは思ってなかったのよ~!	

夕方だったから暗かったし、二人とも酔ってるし、メガネがないから見えてないしで…。	

今日も探しに行ったのよ?でも私じゃ見つけられなかったの。思ってたより遠くに飛んでいってたみたいで…	

全く…見つかったから良かったものを、見つからなかったらどうするつもりだったのだ。

ごめんなさい~!迷惑かけちゃったから後でおみやげ持って行かなくっちゃね。






**ナビィの部屋 みんなでお泊り会 [#x374cce7]

&ref(ナビィの部屋 みんなでお泊り会.jpg,nolink);

~ある日のギリシャ神殿~


この間はネグリジェをありがとうね、フォルトゥナちゃん!

えへへ、気に入ってもらえたなら良かった♪	

姉妹でおそろいなんでしょ?羨ましいなぁ。	

そうなの!ラケちゃんもお姉ちゃんも気に入ってるみたい☆

アタシね、モイラ三姉妹がそろってネグリジェ着てるところみたいな~!	

あ!いいなー!私も見たいな!	

ホント?じゃあじゃあ、みんなでパジャマパーティーしようよっ☆

わぁ!やりたーい!	

パジャマパーティー…?	

みんなでお泊り会するんだよ、パンドラちゃん!

そうそう!寝る前にあったかい飲み物飲んだり、色んなお話したり…	

とにかくね、とっても楽しいんだ☆

わぁー…!いいなぁー…!私も混ぜて!	

もちろん!みんなで遊んだ方が楽しいよ♪	

でも、どこで集まって遊ぶの?	

集まりやすいところがいいよね☆

あ、それならちょうどいい場所があるよ!


----

~ナビィの部屋~


こんばんは~!いらっしゃいませ!	

こんばんは、ナビィ!

夕方に集まるのってドキドキするね…!

へ~、ナビィの部屋ってここにあるんだ☆

今日はお泊り会をすると聞いて、ナビィもとってもワクワクしてるんです~♪	

あ、やっと来たー!ずっと待ってたんだからー!	

今夕飯作ってる所なの。もうすぐできるよ。	

ヨウキとヒイアカだっ!来てくれたんだね♪

やーん!あたしもいるよー!	

わぁ、ハウメア~!会いたかったよー!

あたしもー!南の島から飛んできちゃった!ね、ヒイアカちゃん!	

えっ?うん…!ナビィの部屋にもいってみたかったし…。	

女の子で集まって、恋の話とか、恋の話とか、恋の話をするんでしょ?	

恋の話?

そうそう!私ね、今日はそれが楽しみで来たのー!	

恋かぁ…えーっと、ドキドキする事だよね…

も~、恋の話はいいけどパンドラちゃんに変な事吹き込むのはダメだからね☆

ナビィにはないのー?色んなところ旅してるんでしょ?	

へっ?!えっと、ナビィに振られるとは思っていませんでした!	

そういえば、アトロポス様とラケシス様は後で来るのですか?	

うん!ギリシャのお土産を用意したいから、だって!

でも夕飯には間に合うように来るって言ってたから、もうすぐくるかな?

お待たせ。気を遣わせてしまってごめんね。

ラケも来てあげたのよ!

わっ、びっくりした!後ろから声かけるなんてお姉ちゃんずるい☆	

アトロポスちゃんにラケシスちゃん!ちょうど良かったー、今お料理できたとこなの!	

ええと、南の島料理なんだけどいい?	

わぁ…!美味しそう!私の見たことのないものばっかり…!

ありがとう…!これはアヒ・ポケで、こっちはラウラウで…	

南の島ってギリシャから遠いもんね!アタシも早く食べたいな~…!

お姉ちゃん、ギリシャのお土産ってなんだったの?	

ええと…それはね、これ。ギリシャヨーグルトとギリシャ風チーズケーキだよ。

どっちもラケが選んだのよ!

すごーい!ねぇねぇ、早く食べようよー!	

私ね、みんなで集まってお話しながらご飯を食べるの大好きなのー!	

私も大好き!なんだか嬉しいな。普段こんなにいっぱいでお話しないし…!	

わかるわかるー!アタシも今すごい楽しいよっ♪	

ナビィもです~!ご一緒させてもらえて本当に嬉しいです♪	

当然さ。ボクもずっとナビィとゆっくり話ができそうで嬉しいよ。

そうそうっ!ナビィっていつも忙しそうだし、今日はゆっくり遊びましょ!	

アタシはナビィのパジャマ、早く見たいなー!	

ちょっと、お喋りもいいけどお料理が冷めちゃうのよ!

そうだった!おなかすいたよー、食べてもいい?	

パンドラちゃんって食いしん坊なんだよー★	

わ、私だけじゃないもん!それはクロートーちゃんもだからー!


----



~後日~

南の島のお料理と、アトロポスさんが持ってきてくれたお菓子食べてね…

それでね、みんなでパジャマに着替えてね…

ホットミルクとか、ココアとか、あったかい飲み物飲みながら…

最近あったこととか、面白い話とか、恋のお話とか…

それでね、ラケシスちゃんが一番初めに寝ちゃってね…

ヨウキちゃんも夜更かしするって言ってたけどすぐに寝ちゃってね…

フォルトゥナさんと、ハウメアさんに色々教えてもらったりして…

アトロポスさんとヒイアカちゃんは朝起きるのが早いの、でもクロートーちゃんとヨウキちゃんはよく寝てて…
	

朝ごはんはナビィが用意してくれたリンゴでお料理してね…

とにかく、すごい楽しかったの!

---

と、報告してくれたよ。	

パンドラもたくさん友人ができたようでよかった。安心したね。	

…………。

ヘパイストス?	

…………う…。

…全く、貴方は本当に涙もろいね。	

…パンドラ…よかった……!






**ナビィの部屋 アリスなお茶会 [#bd354bfa]

&ref(ナビィの部屋 アリスなお茶会.jpg,nolink);


~ある日のはじまりの森~


見てください、ムンディルファリ様~♪

あれ、どうかしたのかいナビィ?とってもかわいい衣装だね。	

ありがとうございます~!変身で、不思議の国に迷い込んだような格好になったんですよ♪

なるほど、ナビィのそのドレスはアリスの役なんだね~!よく似合ってるよ!	

嬉しくってつい色んな神様に見せてまわっているんです~!

うんうん、いいんじゃないかな!	

折角だからお茶会でも開きたくなってくるね!	

お茶会ですか?

そうさ!クッキーを食べながら紅茶を飲み、楽しく語り合うお茶会…	

色んな神様にその姿を見せたいのなら、丁度いいかもしれないね。	

なるほど~!是非やってみたいです~♪

よーし、そうと決まればキャストを集めなければね!	

早速探しに行ってくるから、ナビィはお茶会の会場を用意して欲しいんだ!よろしくね!	

へっ!?む、ムンディルファリ様~!ま、待ってください~!

…走って行ってしまいました…!速いです~…!

----

~ナビィの様子~

とはいったものの…何を用意しましょう?	

クッキーとお茶…を用意すればいいのでしょうか?	

あ、ナビィだ。なにしてるの?

イソポカムイ様~!えっと、今お茶会をしようと思ってその準備です~!	

お茶会?…お菓子食べられるの?

…の予定です!でも何を用意しようか決まってないんです…。	

ムンディルファリ様はクッキーとか用意してみたらと仰ってました!	

クッキー?食べたいなー!それだったらボクも参加していい?

あ、はい!もちろんです~♪	

やったー!…そういえば、あっちに大きなポットがあったよ!

お茶会に使うにはちょうどいいんじゃない?

…へ?大きなポット?なんだかとっても気になります…!	

えへへ…じゃあまたあとでね!

…大きいと言ってもどのくらい大きいのでしょうか?


----

~ムンディルファリの様子~

なるほど、アリスに見立てたお茶会ね。

…ということは、私はハートの女王役ということかしら?

フリッグはそこまで横暴ではないけれどね。	

いつも赤いドレスを着ているし、実際に女王だしで丁度いいかなと思ったんだ。	

ふふ、たまにはそういった催しも面白そうだわ。

私も宮殿にいるばかりで最近退屈していたのよね。

じゃあ来てくれるんだね?ありがとう~!	

構わないわよ。会場までしっかりエスコートしてちょうだい。

…そうだわ、何も持たずに参加するのは恥ずかしいわね。

ムンディルファリ、キイチゴを集めてきてちょうだい。タルトでも焼いて持っていきましょう?

えっ?!僕が!?	

あら、当然でしょう?

は、はい!かしこまりました~!	

---

…と言ってキイチゴを集めてるわけだけど…。	

ム~ンディルファリ!

ひえっ!?ロキ!び、びっくりしたなぁもう…!	

あれ?いつもの格好と違うね。もしかしてきみも…?	

お、気づいた?アハハ、オレも変身したんだよね~♪

縞々の尻尾と猫耳…ということは、チェシャ猫役なんだね!	

ご名答~♪ロキ様は見事、チェシャ猫に変身してしまいましたとさ!

ところで…ムンディルファリパパはなーんでキイチゴを集めてるのかな~?

へ?えーっとフリッグに頼まれたんだよ。キイチゴタルトを作るんだってさ!	

ふーん、キイチゴタルトねぇ…フリッグ様が手作りお菓子作るなんて、ワケありっぽいジャン?

ええっ!?なんでわかるの!?……あっ!	

あっれー?もしかしてオレに隠したいことでもあったの?アハハ!

べ、別に隠そうと思ってたわけじゃないよ~!	

ずるいずるーい!オレにも教えて?キャハハ!

ひ、ひえ~!


----

~ナビィの部屋~

クッキーとお茶…これでいいのでしょうか?	

イソポカムイ様の言う通り…大きなポットがありましたが…	

これ、人ひとり入れるサイズじゃないですか~!	

うーん……あれ?ボクはなんでこんなところで…。

わぁっ太公望様!?いつの間にポットの中にいたのですか!?	

さぁ…全然覚えがないけど、結構よく眠れたしいい気分だったなぁ…ふわぁ…。

危ないところでした…!あのままお湯を入れていたらヤケドしちゃいます~!	

あ、ナビィ!ポット見つけたんだ?…あれっ、太公望起きちゃったの?

まだ眠いけどね…ふわ~…もう少し寝てもいい?	

なるほど…太公望様はネムリネズミ役なのですね~…!	
お待たせ~!

ここがナビィの部屋なのね。なかなかよくできた小屋だわ。

あ、ムンディルファリ様、フリッグ様!来てくださったんですね~♪	

ん…?いい匂い…	

わかった!これキイチゴの匂いでしょ?	

二人とも鼻がいいのね。そうよ、これもお茶請けにどうぞ。

わ~、キイチゴのタルト?ボクこういうお菓子あんまり食べたことないんだ!	

すごいです~!フリッグ様ってお料理上手なのですね!	

ありがとう、好きに頂いてちょうだい。キイチゴはムンディルファリが集めてくれたのよ。

本当に集めただけだけどね~…。

これでお茶会をはじめられそうですね~♪	

ちょっとちょっと~?オレのこと置いてはじめるなんてひどーい!

ロキ様!ロキ様も来てくださったんですね~!	

わぁ、ロキ!きみ、あの後別れたから帰ったんだとばかり…	

そーんなワケないジャン?アハハ!

楽しい楽しいお茶会をするんだろ~?

ええと、まぁ…そうだね!	

クックック…ご機嫌如何でしょうか、皆様。

ディアン・ケヒト様!?	

帽子屋の役がいないとの事で、そちらのロキ殿に呼ばれたのですよ。

へぇ~!よろしくね~。	

ええっ!?なんか見るからにやばそうな神様じゃない!?	

ディアン・ケヒト…噂には聞いていたけれど、実際に会うのは初めてね。	

お近づきの印にと、こちら…チョコレートケーキを御用意させて頂きましたよ。

あっ…いい匂い…	

むにゃむにゃ…チョコレートの甘い匂いがする。誰か来たの?	

ディアン・ケヒトが来たのよ。眠ったままで大丈夫かしら?	

解剖実験に丁度いいかもね~?アハハ!

げぇーっ!	

どうぞ、切り分けて食べて頂いて構いませんよ?私の手作りですからどうぞご安心下さい…クク!

で、ではフリッグ様のキイチゴタルトと一緒にいただきましょうか!	

ムンディルファリ、あなたが先に食べなさい。	

ええ~っ!?	

新しいメンバーで楽しかったです♪


----


~後日~



ナビィ…その衣装…似合ってる……	

わぁ、モリガン様ありがとうございます~!

色合いがなんだかモリガン様とお揃いみたいですよね♪

……ナビィと…お揃い…?	

…嬉しい……。
ほんとですか?そう言っていただけてナビィも嬉しいです~!

…クーフーリン、ウサギ……ならないかな……	

ウサギ…クーフーリン……捕まえられるかな……	

モリガン様なら、不思議の国へ行く前に捕まえられそうな気がします…!








**ナビィの部屋 特訓だ! [#e1210b50]

&ref(ナビィの部屋 特訓だ!.jpg,nolink);

~ナビィの部屋内~

おうナビィ、突然で悪いんだが、部屋を貸してもらってもいいか?

ダグザ様!いらっしゃいませ~♪どうされたんですか?

ちょっとゴヴニュを鍛え直してやろうと思ってな。

ゴヴニュ様を?	

ああ、ボアーンとも相談して、ここならそう隠れられもしないだろうってことになったんだ。

それに、造りもしっかりしているんだろ?特訓にもってこいじゃねぇか。

特訓ですか…!お部屋を使うのは構いませんよ~!	

本当か。ありがとうよ!

そうだ、ナビィも一緒にどうだ?

へ!?ナビィは、えっと…応援してます~!	

まあ、応援がないのとあるのとじゃ違うしな。よし、準備をすすめるか!

---

ナビィ!邪魔するヨー!

キュウテン様!	

おっと、お客さんか?	

アイヤー!初めましてアル!

もしかして、今日は先約があったのか?悪いことしちまったな。	

約束はしてないけど、西王母様に言われて様子を見に来たネ!

そうか、いつもこうなのか?活気があっていいな!	

なかなかいい部屋アルな。初めて来たけど、落ち着くアル!

そう言っていただけると嬉しいです♪	

本当は、西王母様にも来てほしかったヨ…。

西王母様、お忙しいんでしょうか?	

東王父が最近だらけすぎネ!そのせいで西王母様が大変アル!

あの怠け癖をどうにかできたらいいアルな。

ほう…?怠け癖か。	

これから俺が、ついでに稽古つけてやってもいいかもな!	

実は今、ダグザ様はその準備中なんですよ~♪	

稽古…いい案ネ!修行をすれば、あの怠け癖も少しはマシになるかもしれないヨ!

善は急げアル。さっそく連れてくるとするネ!


----

~ナビィの部屋前~


げぇーっ!まじありえねーっ!	

ご、ゴヴニュ様~!大丈夫ですか~?	

大丈夫、今日は調子がいいぞ!サボらず続けているからな!

サボれるならサボってるっつーの!あっ嘘です、やりますってぇ!	

うう、いつまでこれ続けんだよぉ…!	

待たせたアルな、連れてきたヨー!

おいおい、ナビィの部屋は憩いの場だと聞いてたんだが…?

ダグザがいるとは驚いたなぁ。茶でも飲めるんじゃなかったのかね。

東王父様、いらっしゃいませ~!お茶ならありますよ~、クッキーもあります!

だが、それは稽古後のお楽しみというわけだ!	

稽古だって!?

そうなんです~!今はダグザ様にお部屋をお貸ししているんです♪

東王父!もしかして、寝ぼけててアタシの話聞いてなかったアルか?

今日はここでみっちり修行させてもらうヨロシ!

まだ準備運動の最中だからな。適当なところで入ってくれ!	

はぁーっ!?準備!?何回スクワットやってると思って…	

なんだゴヴニュ。まだまだ余力があるみたいだな?	

ないない、ないです!もう十分だろーがよぉ!	

まいったな…修行だとわかってたらうまいこと隠れたんだがなぁ…。

はは!まあそう言わずに。普段運動なんざろくにしてねぇんだろ?

耳か痛いねぇ…ああそうか。それで太公望はいつの間にかいなくなっちまったってわけか。

そういえば一緒にいたけど、なんだかんだと逃げられてしまったアルな!

ははは、相変わらず要領がいいな、あいつは。

ここまで来ちまったからには仕方ない…さっと済ませてお茶にありつくとするか。

…へ?なに、このおっさんまさかダグザの特訓受けるためにわざわざ来たのかよ!?どうかし
てんじゃねーの!	

つーかおたくら誰?	

中国から来たアル!自己紹介は、修行のあとでも構わないアルか?アタシも特訓に参加するネ!

おっ、いい心意気だな!	

メンバーも揃ったことだし、準備運動が終わったら、走り込みから始めるぞ!	

ひゃ~!皆様、頑張ってください…!	


特訓は夜まで続きました…!


----


~後日~

邪魔するわね。ダグザって方はここにいらして?

あら、あなたは…?中国からはるばる来てくださったの?	

ごめんなさいね。ちょうど課外授業があって、ダグザも出かけているの。	

まあ、そうだったのね。

もしよければ言伝なり預かっておくけれど、どうかしら?	

それは助かるわ。お願いできるかしら。

といっても、大したことではないのだけれど…。

先日、ダグザが東王父に稽古をつけてくれたとキュウテンから聞いたのよ。

東王父…ではあなたは西王母さんかしら?お会いできて光栄だわ。私はボアーンというの。	

ウフフ、ご明察よ。よろしく、ボアーン。

よろしくね。待っていたらダグザも帰ってくるとは思うのだけど…遅くなると悪いかしら?	

迷惑じゃなければ、お茶くらい構わないわよ。

そう?じゃあ、すぐにお茶を用意するわ。あなたは紅茶にミルクは入れる?	

そうね…お任せするわ。

稽古をつけてもらったあの日から、東王父が珍しく仕事をしているものだから、お礼をしなきゃと思ったの。

フフ、ダグザの特訓は折り紙付きよ。	

戻ってきたときの顔が今でも忘れられないわ。

手土産に饅頭を用意したのだけど…少し多かったかしら?

あら、こんなに…!	

ありがとう、いただくわ。ダグザは食欲旺盛だからきっと喜ぶわよ。	

よかったわ。稽古のことも、よければまた頼みたいくらいよ。

フフ、それを聞いたらもっと喜ぶわね!	






**ナビィの部屋 アステカダンスパーティー! [#ka3e68d0]

&ref(ナビィの部屋 アステカダンスパーティー!.jpg,nolink);


~ナビィの部屋内~


ねぇナビィちゃん、今度ウェウェくんがダンスパーティーひらくんだって!知ってる~?

ダンスパーティーですか?初耳です~!でも素敵ですね!	

ボクもそう思う~!あのね、それで色んな地域の神様を集めてほしいんだぁ。

ダンスって、地域で違うからねぇ。とっても楽しそうでしょ~!

なるほど!わかりました、ナビィも色んな神様に声かけしてみますね!	

わぁ!ありがとぅ~!ナビィちゃんも来てくれるの、待ってるねぇ!

はい~!	

…とは言ったものの、誰を誘うか悩んでしまいますね……!	

ナビィちゃん、ナビィちゃん、遊びに来たわよ~!

あらぁ、かわいいお客さんがいたのね。こんにちは。

こんにちは~!きみはだぁれ?	

わたしはロノって言うの。南の島の踊りが大好きな神様よ?

ロノ様、遊びに来てくださったんですね~♪嬉しいです~!	

わぁい、ロノさんよろしくねぇ。ボクはね、ケツァルコアトルって言うんだぁ。	

ケツァルコアトル様はアステカの神様なんです~!	

あら、そうなの!ウフフ、よろしくねケツァルちゃん。

ねぇロノさん、さっき踊りがだいすきって言ってたよねぇ~!	

そうよ~、歌って踊るのってとっても楽しいでしょう?ケツァルちゃんも好き?

うん、だいすき~!くすくす、あのねぇ、今度アステカでダンスパーティーするんだよぉ。	

もしよかったら、ロノさんも一緒にあそぼうよぉ。	

ダンスパーティー?とっても楽しそうねぇ!ぜひ行きたいわ。

わぁい!ヘビくん、ナビィちゃん、やったねぇ。ロノさんも来てくれるって!	

ウフフ…!楽しみにしてるわぁ。


----

~日本神社にて~

ロノからアステカでダンスパーティーをすると聞いたわ。どんな神様が集まっているのかしら…?

ナビィは誰が集まっているのかまだよくわからないです~。	

コノハナサクヤヒメ様は行かないのですか?	

残念だけれど、その時間は予定が入ってしまっているの。

チルヒメを誘ってアヌビスと女子会しようって決めているのよ。

なるほど~…それは残念です~!	

ごめんなさいね。また別の機会に誘って頂戴ね。

ナビィ、その話…ボクに詳しく聞かせてもらえるかい?

あっ、ヤマトタケル様~!	

まぁ、どこから出てきたのかしら。ビックリしたわ。	

舞と聞いて居ても立っても居られなくなってしまってね…。

あ!もしかして、ヤマトタケル様はダンスパーティーに来られるのですか?	

もちろん。ボクの美しさを知ってもらう恰好のチャンスだからね。

な、なるほど~!	

ヤマトタケル、アステカに行くのは構わないけれど…あまり変なことを言わないでほしいわ。	

ボクはいつだって大真面目だよ?

ねぇねぇ、舞って聞こえたけど何?アタシ達も混ぜて!

……!あっ、ナビィさん…こ、こんにちは……。

アメノウズメ様、阿多福様~!こんにちは!	

まぁ、丁度良かったわ。	

? なになに?

アステカでダンスパーティーが開催されるそうだよ。二人もどうかな?	

…ダンス、パーティー……?

何それ!すごい楽しそうー!ねぇ阿多福、アタシ達もついてっちゃおーよ~!

えっ、えっと……!いいのかな……。

ケツァルコアトル様はたくさんの神様に来てほしいそうですよ♪	

…!そ、それなら…行きたい…!…あの…いい、ですか?

もちろんです~!なんだか賑やかなパーティーになりそうですね♪	

アステカってことはウェウェコヨトルとダンスできるんでしょ?

もー、今から楽しみで仕方ないよ~!いっぱい踊っちゃうんだからね!	

まぁ、一番美しい舞を踊るのはボクで間違いないけれどね。


----

~パーティー当日~


おっ、ナビィ!ケツァルがそっちに行ったろ。神様たくさん集めてくれた?	

ウェウェコヨトル様~!もちろんです!

へー、楽しみじゃん!どんな神様が来るのかなー。	

ウェウェくん~。パーティーの準備は大丈夫~?

ケツァルか。当然!ばっちり決めてみたぜ。	

わぁ、とっても楽しそうだねぇ。ここがステージ?

そうそう。色んなヤツのダンスが見やすいようにさ。	

ナビィも楽しみです~!

アステカってここで合ってるかしらぁ…?

あっ!ロノさんだぁ。	

あら、ケツァルちゃん!会えてよかったわぁ。じゃあここで合ってるのね!

南の島の神か!いいじゃんいいじゃん、よろしくな。	

こんにちは!わたしはロノよ。歌って踊るのが大好きなの。仲良くしてね~!

オレはウェウェコヨトル。パーティーの主催したのはオレなんだ。楽しんでってくれよな?	

アステカってかわいい子がいっぱいで素敵ねぇ。ウフフ!

アタシ達もアステカに到着!やっほーウェウェコヨトル!

あ…あの…こ、こんにちは…。

ボクにふさわしい舞台があると聞いてね。はるばる日本からやって来たんだ。

おっ、アメノウズメ!他にも色々連れてきてくれたのか。サンキュー!	

みんなで踊ったほうが楽しいからついつい誘っちゃったよー!いいよね!

パーティーだしな。美味いもの食ったり酒飲んだりして楽しくやろうぜ。	

あっ!そうだぁ。ねぇねぇウェウェくん~。

ん?なんだよケツァル。まだだれか来るのか?	

うん。あのねぇ、ボク北欧のほうにも行ってみたんだよぉ。

…ってことは……。	

よーし、アステカに到着じゃ!久々の長旅だったわい!

お、オーディン様~!	

なんじゃ、ナビィも来ておったか!こりゃあ楽しそうな宴になりそうじゃな!ハハハハハ!

なるほどねー。北欧から来てくれてサンキュー!今日はよろしくな。	

ハハハハハ!ダンスと聞いて出向かぬわけにはいかんと思ってのう!

オーディン様、とってもパワフルです~!	

この日はナビィもいっぱいダンスしました~!







**ナビィの部屋 ストラップ作り♪ [#nef6c1da]

&ref(ナビィの部屋 ストラップ作り♪.jpg,nolink);

~インド大河の近くで…~

うーん!なかなかうまくいかないなぁ…。	

えー?イイカンジじゃん!

シーター様、ハトホル様、こんにちは~!

何か作っているんですか?

あっ!ナビィちゃん!	

シーターにストラップの作り方を教わってるんだ~!	

まだほんの作りかけだけどね!	

ナビィも作ろうよー!鞄とかチョーデコれるし!	

えっいいんでしょうか…!作ってみたいです~!

全然いいし!チョー楽しそうじゃん?	

なになに?ナビィも一緒にストラップ作るって話?	

はい~!よければお邪魔したいです♪

そうだ!アタシひらめいちゃったんだけどー。	

ナビィの部屋に集まって作るってよくない?	

ナビィの部屋?	

そういえばモンチュが言ってたよ、すごく素敵な場所なんだって!	

トトもハピもバステトも行ってたみたいでさ~。	

アタシもせっかくだし行ってみたいなー!	

いいですよ~!是非遊びに来てください♪

実はアタシもマジ気になってたんだよね~!	

さっそくアゲアゲでいっちゃうよ~!	


ナビィの部屋に移動して…

へーっ!結構広いんだね!

ヤバーイ!ソファ、チョーふかふかなんですけど!

ほんとだー!これはくつろいじゃうねっ!

気に入っていただけて嬉しいです~!

…ナビィ。

ひゃっ!も、モリガン様~!びっくりしちゃいました~!	

ん、お客さんかな~?	

…新しいお人形…作るの…。

ないしょで…。

プレゼントですか~?	

え!じゃあ一緒に作ろうよ!	

アタシとシーターもこれから作ろうと思ってたから、ちょうどいいって話!	

名案じゃん!	

インドのアクセとかー布とかー…いろいろあるから、好きに使っちゃって~!

…いいの…?

ナビィもモリガン様と作ってみたいです♪	

……ありがと。

----

~その日の夕方…~

ここがナビィの部屋か…。

おーマジであったし。…ってあれ?

あんたももしかしてナビィの部屋に用がある感じ?

そうだけど、まさかお前も?

マジ奇遇じゃん! おーいナビィ!

ラーマ様にホルス様!いらっしゃいませ~♪	

ナビィ、元気そうだな。

はい、元気です~!	

ホルス?…ってあー!あの!知ってるぜ!

ハトホルから話聞いてたんだよなー。

はっハトホルから!?お前一体…!

ラーマ様はシーター様ととっても仲が良いんです♪	

シーター…ハトホルが話していたような気がするな。友達だって…。

そうそう!オレはラーマ。よろしくなー!

ところでシーター迎えに来たんだけど、まだいる?中?

はい!中にいらっしゃいますよ~!	

ほら、あんたもハトホルのこと迎えに来たんだろ?入っちゃおーぜ!

え!?俺はただ様子を見に来たというか…。

王として、いつも世話になっているナビィに挨拶しないのはよくないだろ?

ほら、土産も持ってきたんだ。みんなで食べてくれよな。

お土産!?マジ!?サンキュー!もらうわ!

ナビィ、誰誰?お客さん?	

…って、あれっ?ホルス君じゃーん!	

ラーマもきてくれたんだ~!チョーうれしー!	

あれっ?アタシ、ラーマ君のことホルス君に紹介してたっけ?	

ちょっとちょっと~いつの間に仲良くなったのか教えてよ~!	

さっき入り口でばったり会っちゃったんだよなー。

えー!マジ偶然じゃん!	

……ナビィ。	

モリガン様、どうされました~?	

……お人形…できたの…。	

…クーフーリン…探さなきゃ…。	

あっ!できたんだねー!	

すごーい!マジかわいーんですけど!	

素敵です~!クーフーリン様のお人形ですね!	

…新しいの…見せに行きたいの…。	

チョーわかる!できたの早く見せに行きたいよねー!	

片づけはアタシたちでやっとくよ!任せといて!	

ナビィ、モリガン様と一緒にストラップ作れて楽しかったです~!	

……うん、ありがと。	

…今のは?

ケルトのモリガンちゃんっていうんだって。	

一緒にストラップ作ったんだー!	

ラーマ、見て見て~!チョーかわいくない?おそろいでつけようよ!	

おー!スゲーじゃん!

…どうよ?マジイカしてるっつーか?サンキューな!

ヤバーイ!チョー嬉しい~!	

みんなで作ったってことは、ハトホルも作ったのか?

え!?あ、アタシのはいいんだよー!	

ハトホル様の作ったストラップもかわいいですよ~♪	

ホルス君だっけ?チョーかわいいから貰っちゃいなよー!ほらっ!	

シータ-!?	

えっ!?もらってもいいものなのか?

すっごく試作っていうか…あんまり出来はよくないんだけどっ!	

…貰ってくれるの?	

ハトホルが作ったものなんだろ?…貰っておく。

ありがとー!シーターみたいに器用にはいかなくてさー!	

また作ったら貰ってもらっていいかな?	

ホルス君に渡すと思ったら、練習でも気合いが入るからさ!	

それ、ハトホルの記念すべき第一作目だからねー♪	

マジかよ!よかったじゃんホルス、マジ運命じゃね?

大事にするよ。ありがとう。



ナビィのストラップはお部屋に飾りました♪




**ナビィの部屋 番外編 神社の迷い子 [#u63e79c5]

&ref(ナビィの部屋 番外編 神社の迷い子.jpg,nolink);

~日本神社境内~

ぐすん…転んじゃったよ…い、痛いよ~!

…痛くても、頑張ってアイヌの里に戻らなくっちゃ…。

うう、うまく立てないよ…。

ズシャッ

ぐすん、また擦りむいちゃったよ~!

あら?誰かの泣き声がすると思ったら…。	

どうしたの?迷子かしら?	

あっ…。

立たせてくれて、どうもありがとう…。

まあ、大変!ひどい傷!	

他にもあちこち怪我しているじゃない!	

…もしかして、階段から転げ落ちちゃったの?	

う、うん…。

とても痛かったんだけど、お姉さんがきてくれて助かったよ。

通りかかってよかったわ。	

お姉さんの名前はなんというの?

ああ、自己紹介が遅れてごめんなさいね。	

私はスセリヒメ。あなたの名前を聞いてもいい?	

僕はシランパカムイっていうんだ。

アイヌの里から修行にきていたんだよ。

アイヌから来ていたのね。	

そう遠くはないけれど…。しょうがないわね。	

少し私の家で休んだらどうかしら?	

何しろこの怪我だし。傷の手当くらいならできるわ!	

ほ、本当に…?行ってもいいの?

ぐすん…スセリヒメ姉ちゃん、優しいね!
もうシランパカムイ君ったら。歩ける?	

う、うん!

----

~スセリヒメの家~

スセリヒメ、ただいま帰りました。

ん?誰か連れてきたのか。	

日本神社で怪我をしていたの。

シランパカムイ君っていうんですって。

あっ、突然お邪魔してしまってごめんなさい!

動けなかったところを、スセリヒメ姉ちゃんに助けてもらったんだ。

そうか。…気にせず好きに休んで行くといい。	

シランパカムイ君、手当てするから動かないでね。

う、うん…!

少し沁みるかもしれないわ。

だ、大丈夫…!泣かないよ!

---

はい、できた。よく我慢したわね!

ぐすん…スセリヒメ姉ちゃん、どうもありがとう!

それはそうと…スセリヒメ。	

オオクニヌシとは一緒ではないのか?	

この後約束をしているわ。

もうそろそろここに到着する頃ではないかしら?

おお、そうか。それなら…俺は少し奥にいよう。	

オオクニヌシ…って、誰かなぁ。

私の後輩よ。	

よく一緒に稽古をしているの。	

稽古…いいな、僕も強くなりたいんだけどうまくいかなくて…。

ふふ、シランパカムイ君は強くなりたいのね。	

一人で修行もいいけれど、誰かと共に精進するのも悪くないわよ。

スセリヒメ殿!お迎えに上がりました!

本日はどちらへ稽古に参られるのでござりましょうか?

オオクニヌシ君、いらっしゃい。	

今日は稽古の前にこの子をアイヌへ送り届けようと思うの。	

この子…と、申しますと?

はっ!お初にお目にかかります。それがし、オオクニヌシと申す者。

あっ、君がオオクニヌシって神様なんだね~!	

僕はシランパカムイ。オオクニヌシ兄ちゃんも、稽古をするの?	

それがし、まだまだ未熟者でありますゆえ…。

スセリヒメ殿と共に稽古に励む身でありまする。

そうね。稽古…稽古が多いわね。	

そうなんだね。誰かと一緒に強くなれたら、とても心強いだろうな。	

…シランパカムイ君も、私たちと一緒に鍛錬してみたらどうかしら?

なんと。シランパカムイ殿も修練に励む身でありましたか!

えっいいの…?もし一緒に修行させてもらえるなら…嬉しいなぁ!	

それがしも同じ気持ちにござります!

ええ、とてもいいと思うわ。	

シランパカムイ君、もしまた日本に修行に来るときは、私を訪ねてくれるかしら。	

オオクニヌシ君も呼んで、鍛錬に励みましょう?	

それがし、喜んでお供いたしまする!

うん、そうするよ。どうもありがとう…!	

~このあと3人でアイヌの里へ向かいました~

----

~アイヌの里~

あっ!シランパしゃ、かえってきた!おかえり~!	

シトゥンペカムイ、ただいま~!

シランパしゃ、けがしてゆ?ほうたいまきまき~!	

…いたい?	

痛かったけど…スセリヒメ姉ちゃんに手当てしてもらったから、大丈夫だよ。

キュン!よかったね~!	

うん…!

あれっ!シランパカムイにシトゥンペカムイ、ちょうどいいんだぞ!

あのね、あのね、さっきチェプコロカムイにおさかなもらったんだぞ!

サケしゃ!?	

わぁ、すごいね~!	

ぼくちゃんやさしいから、2人にも分けてあげるんだぞ!

サケしゃ!すき~!ありがとう!	

むむっ!シランパカムイ、ケガしてる!

ぼくちゃん、力もちだからささえてあげるぞ!

えっ!わわ…お、重たくないの~?	

むふふ、ぼくちゃんにかかればこのくらい、おちゃのこさいさいなんだぞ!

ヌプリコロカムイしゃ、ちからもち~!	

わたしもおてつだいすりゅ!	

シランパしゃのおにんぎょう、もつの!	

わぁ、どうもありがとう…!	

稽古をつけてもらって強くなったら、きっと恩返しするね!	

気にすることはないんだぞ!

でもぼくちゃん、けいこ?ってなんだか気になるぞ!

強くなれるの?

おけいこ?	

うん、日本のスセリヒメ姉ちゃんたちと一緒に、修行させてもらえることになったんだ~。	

修行!なんだかわくわくするんだぞ!

ぼくちゃんも行きたーい!

わたしもわたしも!あそびいく~!	

オオゲツヒメしゃにあえりゅかも!	

じゃあ、一緒に行こう?	

わーい!やったー!楽しみなんだぞ!

うん、僕も楽しみだよ~!	

しっかり怪我を治していかなくっちゃ。	

サケしゃたべてげんきなれりゅよ!	

そうだぞ!まずはしっかり食べるんだぞ!ねっシランパカムイ!

う、うん…!




**ナビィの部屋 消えたモルフェウス [#y41743aa]

&ref(ナビィの部屋 消えたモルフェウス.jpg,nolink);


~ギリシャ神殿~

もー!仕事もしないでどこいっちゃったんだろー!タナトスさんに怒られちゃうよ!

ヒュプノスさん、モルにぃ見かけなかった?

あら~どうかしたの?モルフェウスは見ていないけれど…	

こっちには来てないかー…ねーヒュプノスさん、一緒に探すの手伝って!人手は多いほうがいいジャン?

そうねぇ…ふふ、いいわよ。今ちょうど時間が空いているの。	

あっ!タナトスさんにはナイショにしててね!

一応、ポベにぃも探してるんだけど…神殿にいないなら、どこか外に行ったのかなー…。

内緒にしておくのね?わかったわ。ふふ、たまにはこういうのも楽しいものね。	

うーん…外に行ったなら…ギリシャ平原かな?

~平原に到着~

いい夜ね、こんな日にはとっても素敵なスカルが見つかりそう。	

いつ来ても広いねー!

…っと危ない!フェロニアが植えた花につっこんじゃうところだったよー!

あら危ない。ユースティティアに怒られちゃうわ。	

あたしがスカルになるのはやだよ!?

ふふ、パンタソスはスカルになってもかわいいと思うわよ。	

~そして冥界~

もー!ヒュプノスさんってばー…モルにぃー!いるー?

…やっぱ、こっちには来てないのかなー?

寝るのには静かでちょうどいい場所なのにね?	

ん?ヒュプノスにパンタソスじゃん!どうしたの?2人で平原にくるなんて珍しいね!

あら~こんばんは、いい夜ね。今ちょっとモルフェウスを探しているの。	

やっほーアルテミス! モルにぃ見てない?仕事の時間だってのにいなくなっちゃったんだよねー…。	

んー、モルフェウスは見てないかも。あたしこの辺でずっと狩りしてたんだけど、そんな影は見なかったなー…。

そっかーアリガト! 平原に来てないってなると…ヒュプノスさん、何かいい案ある?	

そうね…。ポベートールも探しているのよね?彼にお話を聞いてみてもいいんじゃないかしら。	

確かに、もしかしたらポベにぃのほうで見つけたりしてるかも!行ってみよ!	

それなら早速…でもポベートールはどこにいるのかしら?	

ポベにぃは、まだ神殿でモルにぃのこと探してるんじゃないかなー?	

あたし平原に行くって言わずに来ちゃってた!	

それならまだ神殿にいるかもしれないわね。	

じゃあね、アルテミス!また今度遊ぼーよ!	

うん!じゃあね!

----

~再びギリシャ神殿~	

ふふ、タナトス兄さんの仕事は兄さんしかできないもの。それは兄さんもよくわかってるわ。

そうね…タナトス兄さんがいたら私が足止めしておいてあげるわよ?

うーん、どうしようかな…。	

……。

ハデス様に聞いてみるとしようか。

うん。聞いてみよ!ハデス様なら知ってるかな?	

ハデス様!モルにぃこっちに来てない?	

ドリームキャンディーがなくなっちゃったみたいだから、取りに来てないかなって…。	

モルフェウスが?いや、ここには来ていないが…?

…なるほど、ドリームキャンディーか。そういえばそろそろそれを取りに来る頃合いだったな。

えー!こっちにも来てないのー!? ポベにぃ!モルにぃ来てないジャン!	

…すまん。	

…モルフェウスが仕事をさぼってキャンディーを探しているのなら、俺の顔を見にわざわざ来ることもないだろう。

…!ほんとだ!わざわざ怒られに来るようなこと、しないよねー…!	

ほら、瓶も空っぽなんだー…ここまで来たし、モルにぃにキャンディーもらっていってもいい?	

キャンディーなら好きなだけ持っていくといい。

やった!キャンディーもらってくねー!アリガト!	

…タナトスが先ほどナビィの部屋へ向かったが、彼に聞いてみるのもいいかもしれないな。

あら~、ハデス様のもとへ行くと言っていたからお仕事だとばかり思っておりましたわ。	

ドリームキャンディーはナビィの部屋にも設置してあるからな。

ときどき、タナトスに仕事で出向くついでに置きに行かせている。

…た、タナトスさんに聞く…。	

…何か問題があるのか?

ないよ!全然ないに決まってるジャン!	

それなら早くいった方がいいだろうな。

居なくなってしまっては手がかりも掴みにくいだろう。

そうするよーもうハデス様にもバレちゃったし、タナトスさんにバレてもおんなじだよね。	

…ナビィの部屋かー、あたし行ったことないけど、どんなところなんだろ?	

…俺も行ったことはないな。	

私も噂に聞いた程度しかないのよ。でもとっても楽しいところだと聞いたわ。	

きっとお昼寝に丁度いいのね。そのまま安らかに死んでしまいそうなほど。	

楽しいところなんだ!いいねー!あたし、オモシロイこと大好きだよ!	

それなら丁度いいわね。場所なら、ハデス様に以前教えてもらったことがあるし迷わないはずよ。	

ヒュプノスさんいつの間に聞いてたのー!?さすが! えーっと、方向こっちで合ってる?	

ふふ、そっちの方向で合ってるわよ。きっとすぐに到着できるわ。

----

~ナビィの部屋~

あったあった!ここジャン?

まぁ~、わかりやすくてよかったわ。

タナトスさん、いるかな…。

ガチャッ

わっ!

び、びっくりしちゃったジャン!急にでてこないでよー!

あ!パンタソス様!それにヒュプノス様、ポベートール様も!こんばんは~♪	

…こんばんは。

おっと、パンタソスか。こんなところまでどうしたんだ?	

あ!タナトスさん…!ナビィもいる!

…あー、言いにくいんだけど、モルにぃが神殿からいなくなっちゃったんだよねー。

モルフェウスが?…あぁ。ちょっと部屋覗いてみろ。	

えっ?

スヤスヤ…。	

あーっ!

モルにぃ!ここにいたんだー!

モルフェウス様を探していたんですね~!よかったです~!	

むにゃむにゃ…。	

平原とか冥界まで行って探し回っちゃったジャン!

あれ…?みんなしていつの間にここに?	

『あれ…?』じゃないよー!無事でよかったけど!

ふふ、無事見つかってよかったわね。眠りすぎて死んじゃったりしてたらどうしようかと。

ヒュプノスさん、嬉しそうだね…。

あー…ごめん。キャンディーが切れちゃってたから探しに行ってたんだ…。	

でも、途中で眠くなっちゃって…ふわぁ…。	

キャンディーなら、あたしたちでハデス様にもらってきたよ!

本当に?あっ、本当だ!ありがとう、早速一口…	

もー!モルにぃ!

ごめんごめん。歯磨きはちゃんとするから…。	

全く。俺がナビィの部屋に行く途中で漂ってたのを見つけたからよかったけどな。	

! タナトスさんに助けてもらってたんだ…!

そのままどこかに漂着しちゃったりしたら大変ジャン!

どっかにくくりつけておかないと危ないぜ?	

…だって!ポベにぃ!

え…?

えっ、それは嫌だな!ご、ごめんって…。	

タナトスさん、モルにぃのこと助けてくれてアリガトね!

まぁ、大したことしてないけどな。	

あっ。タナトスに言われてた仕事すっかり忘れてた……。	

モルにぃ! もー!仕事するまでキャンディーはおあずけだよ!

えっ…もう一粒なめたら仕事するから!	

~無事に見つかってよかったです!~




**ナビィの部屋 特別編 見てくださいっ! [#ie153647]

&ref(ナビィの部屋 特別編 見てくださいっ!.jpg,nolink);


~ナビィの部屋~

-チヤヴァナ
--ナビィさん!ナビィさん!
-ナビィ
--はい、ナビィです~…	
--あれっ!?チヤヴァナ様、その髪は…?!
-チヤヴァナ	
--気づいていただけましたか!
--見てくださいっ!アシュビンのお二人とおそろいの白髪ですっ!

----

-ソーマ
--カーラネミ、僕の分けた薬をおかしな使い方しちゃだめだよ。	
-カーラネミ
--むむっ、何のことかな?私は用法用量を守って正しく使っているよ?
-ソーマ
--本当かなぁ…。	
-カーラネミ
--私が扱いやすいように少し改良した程度だよ。むふふ、ねぇ壷ちゃん。
-ソーマ
--そう思って大したもの渡さなくてよかった。	
--まぁ、困るのは僕じゃないけどね…フフフ。	

~そのあとすぐに元に戻りました!~



**ナビィの部屋 カキ氷が食べたいの! [#n6c0472b]

&ref(ナビィの部屋 カキ氷が食べたいの!.jpg,nolink);



~日本神社~

イナリ!ヒメ、何かおいしいもの食べたいの!	

毎度のことながら唐突ですね…どんなものがいいんです?

うーんと…最近暑いから、さっぱりしたもの食べたいの!	

…そうだ、カキ氷食べたいな!冷たくてさっぱりしてて…。	

カキ氷ですか…?まぁ、簡単に作れますしちょうどいいですね。

シロップはいちご味がいいな。甘くておいしいでしょう?	

そうですね…しかしまぁ、氷はどこで調達しましょうかね。

ほっほ、どうかしたのかえ?	

ああ、ウカノミタマ様。ヒメのワガママですよ。

もうっ!ワガママじゃないもん!	

なるほどのう。確かに、この時期からカキ氷が美味しくなるものじゃ。	

氷の準備はまだできておらんが、氷の神が居れば準備も必要なさそうじゃな。	

肝心の氷の神が見当たらないのですけどね。

他地域の神も誘ってみてはどうかえ?	

ナビィに聞けば、ちょうどいい神がわかると思うのじゃ。	

なるほど、ではナビィの部屋に行ってみましょうか。

やんっ!うれしい!イナリイナリ、早く行こうっ!	

ヒメ、焦らなくてもナビィは居なくなったりしませんよ。

いい手土産、期待しておるぞ。ほっほ。	



-----


~ナビィの部屋~

トラウィスカルパンテクートリ様、イツラコリウキ様、来てくださったのですね~!	

…イツラコリウキが来たいって言うからな。

…ボク…ナビィに会いたかった、から…。

本当ですか!嬉しいです~♪	

あまり長居しないからな。


…邪魔になっても面倒だろ。

そんなことないですよ!今日はナビィ、一人でのんびり過ごしていたので!	

…ナビィ、これ…おみやげ…。

はい!なんでしょう…?	

あっ!トマトが凍ってシャーベットみたいになってます!	

イツラコリウキの霜の力で凍らせたらしい。

すごいです~!頂いてもいいんですか?	

うん…。

ありがとうございます~!	

ナビィの部屋…ここですか?

あれっ、イナリ様!それにオオゲツヒメ様も!いらっしゃいませ!	

わぁ、ナビィの部屋はじめて来た!こんにちは!

先客が居たのですね。失礼しました…少しナビィに知恵を借りたいと思いまして。

はい、ナビィで答えられることなら…!	

ナビィ、ヒメね…カキ氷食べたいの!

ただ都合よく氷もないので、氷を扱える神を紹介して欲しいと思いまして。

なるほど…!そういうことなら、ちょうどいい方がいらっしゃいますよ♪	

イツラコリウキ様、呼ばれてますよ!

……?	

イツラコリウキがどうかしたのか。	

なるほど、霜の神ですね。ちょうど良かった。

氷のお菓子を作るのですが、氷がなくて困っていたのですよ。

力を貸してくださるなら、あなた方にも是非振舞わせて下さい。

…氷の…お菓子…?	

削った氷にね、甘いシロップかけて食べるの!おいしいよ!

…トラウィスカル…ボク、食べたい…。	

…ん?…いいけど。	

あ…ありがと…。	

氷…作ればいいの…?	

そうですね。シロップはこちらで用意しているので。

…わかった…。ボク頑張る…。

おいしいカキ氷を食べられました♪


----


~アステカ遺跡~

イツラコリウキちゃん、トラウィスカルパンテクートリと一緒にナビィちゃんのところに遊びに行ったの?	

いいないいなー、どんなお話したの?	

…えっと…氷のお菓子……。

氷のお菓子?あら、おいしそうじゃない!	

……氷…作って、削って……それに、甘いシロップ…かけるの…。

カキ氷って言うらしい。…日本地域の祭りで食うとかなんとか…。

あら、トラウィスカル!カキ氷って言うのね。チャンティコちゃんとか知ってないかしら…。	

…作り方、簡単だから…ボク…作る、よ…?

本当?すっごーい!じゃあ、テペヨロトルちゃんたちも呼んでみない?	

…! うん…。

---

ナーゴ!つめたイ!甘くテ、うまいゾ!	

うん、さっぱりしててたくさん食べられそうなんだよ!

だからって、調子に乗って食べ過ぎちゃだめよ?	

またおなか壊しちゃうかもしれないし。	

大丈夫大丈夫!わかってるんだよ。

冷たくておいしいー!もっと食べたいな!	

あーん!ぼくの氷、とけちゃったよー!あーん!	

早ク食べないからダ!でも、水になってモ、うまいゾ。	

…大丈夫、また凍らせれば…食べられるから…。

ぐしゅっ…ありがと……。	

イツラコリウキちゃん、大人気ね!

…う、うん……。

良かったじゃねぇの。

…ちょっと、恥ずかしい…。

…でも、嬉しい……。



**ナビィの部屋 番外編 ネフェルテムと秘密のメモ [#za389829]

&ref(ナビィの部屋 番外編 ネフェルテムと秘密のメモ.jpg,nolink);

~ある日のエジプト砂漠~

あ、トト様!こんにちは。	

こんにちは、ネフェルテム。今日もスカラベ探しですか?

はい!甲羅に筋のある子を探しているのですが、トト様は見かけましたか…?	

いいえ、残念ながら見ていませんね。

そうですか…。	

落ち込まないでください。もし見かけたら、すぐにネフェルテムに知らせますよ。

…ほら。この通り、しっかりメモも取りましたから。

ありがとうございます、トト様!	

…ところで、トト様はいつもメモを書いていますよね。	

どんなことを書いているんですか?	

大したことではないですよ。初めて知ったことや、自分と異なる考え方…

それに今のような大切な事柄を、忘れないようにメモに残しています。

それでトト様は、いつもきちんとしているんですね。	

私がきちんとしているかはわかりませんが、備忘録を作っておくことは役立ちますよ。

僕、いつもお使いを忘れて、母上に呆れられちゃうんです。	

珍しいスカラベがいると、どうしても追いかけてしまって…。	

でも、トト様を見習ってメモを書けば、お使いも忘れませんよね!	

そうですね。メモを取るのは良いことだと思います。

予備のパピルスをさし上げますから、ネフェルテムも始めてみてください。

はい、ありがとうございます!	

ふふっ。僕もトト様みたいに頑張りますね!

----


~その日の夕刻~

…母上、ただいま戻りました!

おーお帰り、ネフェルテム!今夜はご馳走だよ!	

レウがすごく大っきな獲物を仕留めたんだ。礼を言っておくんだぞ?	

はい、母上!…レウ、今日は何を捕ったの?そう、ナイルのワニを…すごいね、レウ!

…ねぇ、その近くでスカラベを見なかった?甲羅に筋のある子。…見てないんだね。

…あ!大事なことは、書いておかないと!

「ナイルのほとりに筋の子はいない」…と。ありがとう、レウ。

おい、ネフェルテム。レウに変なことを聞くんじゃないぞ!	

変なことじゃないです、大事なことです!

そーかそーか。…ん?メモを取ってるのか?トトみたいなヤツだな。	

はい、トト様のパピルスを頂いたんです。確か、び…えっと…びんぼう…?

もしかしてビボウロクか?難しい言葉を教わったじゃないか。

そう、それです!トト様は、大事なことを忘れないようにって。

へぇー、それはいいことだな。トトを見習って、しっかり使うんだぞ。	

もちろんです!

それじゃ試しに、明日早速、大事なお使いを頼むかなー。	

任せてください、母上!どんなスカラベを捕ってきますか?

もーお前はそればっかりだな!仕方ないヤツ!

----


~その後~

ラー様、こんにちは!

ネフェルテムか。元気そうだな。…そのパピルスはトトのか?	

はい、トト様に頂きました。びんぼうろくです!

ふむ、良い心がけだ。…ならば、ネフェルテムよ!	

はい…?

お前のそのパピルスに、私がオシリスよりも優れている点を書き連ねると良い!	

ただし、すぐに枚数が足らなくなるだろうがな!ハッハッハ!	

ネフェルテムくんのそのパピルス、トトちゃんとお揃いなんだね。	

そうなんです。マアト様、何かメモすることはありますか?

そうだね…「ネフェルテムくんが早くお父さんに会えますように」って。	

…!ありがとうございます、マアト様!

「マアト様は、とってもとっても優しい方」…。

ネフェルテムくん、何て書いたの?	

ふふっ。秘密です。

こんにちは、ヌト様。ロータスが咲いたので、よかったら…。

あら、綺麗なお花!ありがとう。ゲブにも見せてあげなくちゃ!	

そう言えば、ネフェルテムちゃんもメモを始めたそうね。どんなことを書いたの?	

今はお使いのメモです。僕、ちょうどゲブ様のお使い中なんですよ。

ゲブの?いったい何を頼んだのかしら?	

「綺麗なロータスが咲いたら、ヌトに届けてやって…」って。

ふふっ。このメモ、ヌト様だけには秘密なんですって。

ヌト様とゲブ様は、とっても仲良しですよね。

もうっ、ネフェルテムちゃんったら!

----

~そうしてネフェルテムがメモに熱中している頃~

こんばんは、セクメトちゃん。お夕飯の差し入れに来たの。少しだけいい?

おーマアトか!遠慮なく入れよな!おっ、トトも一緒なのか!	

こんばんは。…あれ?もう夜なのに、ネフェルテムはいないのですか?

そうなんだよなぁ。アイツったら、この頃いっそうスカラベに夢中でさ。	

スカラベは夜行性ですから、夜の間にたくさん見つけて、たくさんメモを書かないと!だって。	

ふむ…それは心配ですね。

そうだよね。夜は危険な動物もたくさんいるもの…。

まぁアイツもああ見えて男の子だしなぁ。	

おまけにアタシの息子なんだから、ちょっとくらいは大目に見てるんだ。	

すごいね、セクメトちゃん。すっかりお母さんらしい!

ふふ、本当に。あなたの子どもが大人しいはずはないですからね。

こらっ、トト!それはどういう意味なんだ!	


セクメトの考えた通りですよ。ほら、あなたは毎日どこかへ飛び出してゲレグを困らせていましたし。

うっ…。	

セクメトちゃん、いつもレウちゃんと一緒に泥んこになって帰ってきたものね。

ぐっ…。	

狩りに出かけたまま迷子になったり…。

大事なお使いを放り出して、怒られていたこともあったよね。

もー二人とも!降参だから勘弁してくれよ!	

~夜は更けて…~

ただいま戻りました!…あ、大きなマアト様に大きなトト様、こんばんは。

こんばんは、ネフェルテムくん。お邪魔してますね。	

お帰り、ネフェルテム。…それにしても、ふふ。	
	…?
見事な泥んこですね。…ああ、こすったらいけません。ほら、鼻もほっぺたも真っ黒ですよ。	

もーネフェルテム!洗濯が大変だって言っただろ!	

ごめんなさい、母上…。スカラベを探していたら、つい…。

お前はいつもそれだよなぁ。	

うふふ。あんまり怒っちゃ駄目だよ、セクメトちゃん。	

ネフェルテムくんも、早く身体を洗っていらっしゃい。私、お料理を持ってきたの。	

たくさん遊んで、おなかが空いたでしょう?お夕飯にしましょうね。	

はい…!ありがとうございます、大きなマアト様!僕、すぐに戻りますね。

ちゃんとキレイにして来るんだぞ!

----


~そして~

こんにちは、ネフェルテム。メモの具合はどうですか?

トト様!お陰さまで、お使いは完璧です!	

そうですか、それはよかったです。

よければ、ネフェルテムのパピルスを見せてくれますか?メモは工夫が大切ですから、参考にさせてください。

僕のメモをですか?トト様はメモの先生ですから、少し恥ずかしいですが…。	

ふふ、恥ずかしがることはありませんよ。…ありがとうございます、見せてもらいますね。

……。

………。

…ネフェルテム、これは?

あ、それは絵を入れてみたんです。ち…プタハ様に知恵を頂いて。	

スカラベは種類によって食べ物の好みが違うので、探しやすいように書いてみました。	

つやつやの子はこれで、筋の子はこれです。こっちは角のある子で…。どうですか?	

なるほど…。

(…黒い塊に脚らしきものが6本生えて…。何とか、スカラベに見えなくはないですが…)

(こちらはシマウマでしょうか?それとも、イノシシかアリクイ…。えっ、ゾウですか!?)

(可哀相なネフェルテム…。この絵心はいったい誰に似たのでしょう…)

…トト様?	

(…いえ。むやみに芸術的才能があって、スカラベ画家を志しては大変です)

(スカラベ図鑑に着手したが最後、神の本分がおろそかになる可能性も…)

(…ご両親の苦労を思えば、かえってよかったのかもしれませんね…)

トト様!どうしたのですか?やっぱり、メモに絵はだめでしたか…?	

…いいえ、ネフェルテム。とても良い工夫ですよ。ネフェルテムの深い愛情がよく表れていますね。

(ですが、深すぎる愛情は時として不幸を招くと言います…)

(仕方ありません。そもそもは私が蒔いた種です)

(備忘録がスカラベ研究ノートになる前にやめさせるのが、私の責任ですよね)

…すみません、ネフェルテム。あなたのメモの真剣さに、つい感動してしまいました。

このパピルスをぜひ私の手本にしたいのですが、譲ってくれますか?

はい、構いませんが…。でも…。	

大丈夫ですよ、ネフェルテム。メモを取るようになって、随分としっかりしたはずです。

メモは卒業です。さあ、今度はメモを取らずにお使いを完璧にする練習ですよ。

…!さすがトト様です…。わかりました!僕、頑張りますね!	

~この後、エジプトの神様がこのメモを見ることはなかったそうです…~

----

~おまけ~

あぁ、トト。	

こんにちは、プタハ。ちょうどいいところで会いましたね。

僕に何か用ですか?	

用と言いますか…。このパピルスに見覚えは?

ネフェルテムが持っていたものですね。貴方にもらったと喜んでいましたよ。	

随分熱中していましたが、本当によく書き込んだんですね。	

…ん?この塊は何ですか?黒い塊に、脚が6本…?	

それはネフェルテムの描いた絵で、スカラベだそうですよ。

なるほど、スカラベですか。…これが?	

参りましたね…。確かに絵を添えたらどうかとは言いましたが、これは…。	

ですから、私が回収しました。

賢明な判断だと思います。あの子の将来のためにも。	

…それにしても、どこか懐かしい画風ですね。	

え…?

何故だか、昔セクメトがくれた絵を思い出します。	

あれもやはり、花のような素朴な絵でした。	

…トト。よかったら、そのパピルスを私に譲ってくれますか?	

そうですね。私もなぜか、プタハにさし上げたい気分です。

~こうしてメモは今度こそアアルの闇に葬られたのでした~


----

**ナビィの部屋 あの子はどこへ!? [#rcc36ca1]

&ref(ナビィの部屋 あの子はどこへ!?.jpg,nolink);


~雪の森にて~
あのね、フリームファクシ。お願いがあるの…。	

以前遠乗りに出かけたとき、ケルトでダヌさんに会ったでしょう…?覚えているかしら…。	

…ええ、そうよ。果物のいい香りがしたわね…。	

あなたが水を飲んでいる間、私、あの方と話していたのだけど…。	

ダヌさん、今度フィドルの演奏会を開くのですって…。	

それでね…。	

---

…それでね!私、あなたに聞いてみたいことがあったのよ。

私に…?	

ええ!北欧のノートちゃんって言ったら、とっても馬に詳しいってケルトでも評判だわ。

そうなの…?うぅ…恥ずかしいわ…。	

ふふっノートちゃんって控えめなのね。

私だったら、「ケルトのダヌはとってもフィドルが上手なのよ~!」って宣伝したいくらい!

だからね、演奏会を開いて、私の演奏をいろんな神様に聴いてもらうことにしたのよ。

素敵だわ、とても…。私も招待してくれるかしら…?	

もちろん。北欧の神様をたくさん誘って来てね!

でね。相談なんだけど…。

演奏会を開くからには、私、お客さんに最高の演奏を聴かせたいわ。

だから、フィドルも最高のメンテナンスをすることにしたの。

なのに、ちょうどいい弓毛が見つからなくて。ちょっと困ってるのよ。

…確か、フィドルの弓も馬毛を使っているのよね…?	

そうよ!だから、ノートちゃんにしなやかな毛の馬を紹介してもらおうと思って!

フィドルの弓って繊細なのよ。柔らかくてコシのある尻尾が欲しいわ。

心当たり、あるかしら?

…そういうことなら、私、本当に素敵な馬を知っているの。きっと気に入るわ…。	

ほんと?嬉しいわ!ふふっあなたに聞いてみてよかった!

---

…というわけなの。	

ねぇ、フリームファクシ。あなたの尻尾を一房、ダヌさんに分けてあげられないかしら…?	

もちろん、あなたが良ければだけど…。考えてみて…?


----


~翌朝~

…ダグ!ダグ、いるかしら…!大変なの…!	

…ふぁ~。どうしたの、ノート?まだ朝も早いよ?

ごめんなさい…!でも、大変なのよ…!	

大変なのはわかったよ。一体どうしたの?

フリームファクシがいないのよ…。厩にも牧場にも姿が見えないわ…。	

朝の散歩だとしても、私を誘ってくれないことなんて、今までなかったのに…!	

ノート、落ち着いてったら。ボクもスキンファクシにも聞いてみるから。

---

…うんうん。そうなんだ。なるほど…。

…ねぇ、ダグ。スキンファクシは何て…?	

夜明け前に出かけたみたい、だって。東の方に駆けていったって。

しばらく出かけるから探さないで、って言ってたらしいけど…。これって家出?

あぁ…!きっと私のせいだわ…!	

私、あの子が誰よりも尻尾の毛並みに気を遣っているのを知っていたのに…!	

きっと怒っているんだわ…。	

待ってよ、ノート。泣かないで。何があったの?

昨日のことよ…。	

---

…それでノートは、フリームファクシが怒って家出したと思ったんだね。

えぇ…。大切な尻尾だもの…。機嫌を損ねて当たり前だわ…。	

うぅ…私、なんて駄目なのかしら…。	

ほら、ノート、大丈夫だから。ボクが探してくるよ。

ヘイムダルやフレイたちにも協力してもらおう?きっとすぐに見つかるよ。

ありがとう、ダグ…。優しいわね…。	

当然だよ、ノート。ボクたち、家族なんだから!


----

~それから~

ノート、フリームファクシと喧嘩したのね。…クスクス。

喧嘩ではないわ…。うぅ…私が悪いのよ…。	

へぇ。…フフフ、あなたの馬、日本にいるかもしれないよ?

…え?	

ヤマトタケルが知らせてくれたよ。日本の女神のところで見かけたって。

本当…?ありがとう、すぐに探しに行くわ…!	

ノート、大慌てだね。いつもと全然違う。…クスクス。

---

あ、ノート!

あ…あの…。先日はごめんなさい…。怒っているかしら…?	

ん?何の話?ま、いいや。ダグに聞いたよ、今度のこと。大変みたいだね?

キミの馬、普段は絶対キミから離れないクセに、どういう風の吹き回しだろうね。

これはなかなか面白…おっと!でも大丈夫だよ。ボクも探してあげるからさ。

え、えぇ…。ありがとう…。	

そう言えば、中国に見かけない黒毛の馬がいたって話、グッルトップが麒麟ってのに聞いたそうだよ。

もしかしてキミの馬じゃない?確かめに行く?乗せてあげるよ?

うぅ…ごめんなさい!	

確かにグッルトップは力強いし、特に後肢の大腿筋なんて惚れ惚れするけれど…。	

私、あなたと相乗りはできないわ…。	

知らせてくれたことには、感謝しているわ…。本当にありがとう…。	

あ、うん。別にいいけどさ?

気をつけて!会えるといいねー!…って、もう行っちゃったよ。

…グッルトップ。何でボク、ノートに嫌われてるのかな?

---

おーぅい、ノート!フリームファクシを探してるんじゃって?

うぅ…オーディン様のお耳にも届いたんですね…。	

ダグに聞いたんじゃよ。心配しとったぞ?

えぇ…。ダグは本当に優しい子ですから…。	

その通りじゃな。ダグもお主も、良い子じゃよ。

での、ワシも他の地域の神々に尋ねてみたんじゃが…。

お主の馬、インドにおるかもしれんぞ。ブラフマーが知らせてくれての。

インドに…?どうしてかしら…。あの子、暑いところは苦手なのに…。	

ありがとうございます、オーディン様…。私、行ってみます…。	

うむ。しっかり仲直りするんじゃよ!


----

~数日後~

ノート!ノート、戻ってる!?…って、うわ!

あら…。ダグ、どうしたの…?	

それはボクの台詞だよ。ノート、大丈夫?いつにも増して顔色が悪いよ?

えぇ、心配ないわ…。少し疲れただけよ…。ありがとう、ダグ…。	

それで、何かあったのかしら…?	

あっそうだった!いい知らせだよ、ノート!

フリームファクシが戻ってきたんだ!今、シヴのところにいるよ!

え…?あの子が帰ってきたの…!?	

あぁ、よかったわ…。	

あっ!ちょ、ちょっと、ノート!泣かないでったら!

ごめんなさい…。安心したら、力が抜けてしまったの…。	

どこを探しても会えなかったのよ…。もう帰ってこないかと思ったわ…。	

考えすぎだって!ノートの悪いクセだよ!

立てる?ほら、乗って。スキンファクシで送っていくから。

---

…シヴ、お待たせ。連れてきたよ。	

ありがとう、ダグ。お疲れさまだったわね。

フリームファクシ…!あぁ、お帰りなさい…!	

よかったわ…あなたが戻ってきてくれて…。	

ごめんなさい…。私ったら、あなたの気持ちも考えなくて…。	

でも、一体どこへ行っていたの…?フリームファクシ、聞かせてくれるかしら…?	

あーあ、ノートったらまた泣いてる…。	

よほど安心したのね。うふふ、あとはそっとしておきましょう?

---

…そう。まずは日本へ行って、コノハナサクヤさんに会ったのね…。	

椿油で尻尾の艶を調えたの…?えぇ、とてもなめらかで美しいわ…。	

中国では、ジョウガさんに毛並みに良い薬膳を教わったのね…。	

インドのソーマさんには、毛質を損なわない方法で脱色してもらって…。	

バビロニアの薔薇水や、ギリシャの炭酸泉も試したのね…。	

それで仕上げに、シヴにブラシをかけてもらっていたところ…?	

この尻尾なら、きっとダヌさんもいい演奏ができるはず、って…。	

…え?すると、あなた、怒って出て行ってしまったのではないの…?	

私がとても楽しみにしていたから、最高の尻尾を用意したかった…?	

フリームファクシ…!あなた、なんて優しいのかしら…!	

でも、私、とても心配したのよ?いくら驚かせようとしたからって…。	

…いいえ。あなたはしっかり、スキンファクシに伝言を残してくれていたわね…。	

疑ってごめんなさい…。うぅ…私、恥ずかしいわ…。	

…許してくれるの?本当かしら…?…ありがとう、フリームファクシ…!	

…もうっ!まったく、人騒がせなんだから…。	

あら、仲良しなのは良いことだわ。とても素敵よ。

ふふふ。ダヌの演奏会、ぜひ北欧の皆で行きましょうね。

フリームファクシの尻尾は、どんな音を奏でるのかしら?楽しみだわ。


----


~そして演奏会当日~

わぁ~!お客さんがいっぱいで、ナビィの部屋が満席です~!	

皆さん、ダヌ様のフィドルを楽しみに集まったんですよね!すごいです~!	

さすがに緊張するわ…!でも、とっても素敵な舞台よね!

フィドルも張り切っているわ。この弓には、みんなの応援がたっぷり詰まっているもの!

弓に何かあったんですか?	

ふふっ、ナビィにもあとでゆっくり教えてあげるわね!

まずは、私のフィドルを聴いてちょうだい!

~♪

あ、この音…。	

うふふ。	

きれいだね。…クスクス。	

いいもの聴かせてもらっちゃったなー!	

うむ。まさに天上の音じゃな!ブラーヴォ、ブラーヴォ!	

…聴いているかしら、フリームファクシ?ダヌさんのフィドル、本当に綺麗な音ね…。	

私、今とても幸せだわ…。あなたと一緒に、こんなに素敵な音楽を味わえるなんて…。	

あなたが頑張ってくれたからよ…。…ありがとう、フリームファクシ。	

でも、ひとつだけ、お願いしてもいいかしら…?	

世界中を駆け回るなら、今度は絶対、私も誘ってね…?	

…大好きよ、フリームファクシ。これからもたくさん、遠乗りへ出かけましょうね…。	

~こうしてダヌ様の演奏会は、大成功を収めたのでした~

----

**ナビィの部屋 積極的なお客様 [#n264c2ae]

&ref(ナビィの部屋 積極的なお客様.jpg,nolink);



~ナビィの部屋にて…~

うーん!伸び伸びできて気持ちいいねー!

…付き合わせてしまって…すまない。	

ふふ、何を言っているの?ハオカー。


ボクもナビィの部屋に来てみたいと思っていたんだ。丁度よかったよ!

みんなで一緒は楽しいからねー!

ここならハオカーも落ち着いてアクセサリー作れるね!

ナビィも、みなさんが来てくださってとっても嬉しいです♪	

やったー!アウォナウィオロナに教えてもらってよかったー!

プテサンウィ、あまり暴れるとハオカーのビーズが転がっていっちゃうよ。

そ、それは大変です~!	

おっと!そしたらみんなで探せば大丈夫!

…そうだな、部屋の中なら…見つけやすいだろう。	

コンコン

んっ?	

ドアの方から音がしたね。お客さんかな?	

一体どなたでしょう?	

コンコン

入ってこないね?どうしたんだろー!アタシ開けちゃうよー!	

モ。

!	

!	

!	

牛だ!	

うしさんですか!?	

迷子になっちゃったのかな?	

…この牛…。	

えっ!ハオカー!何してるのー?	

ああ、アクセサリーが完成したんだね。	

…似合う、と思うが…どうだ。

あ!うしさんのお耳にぴったりです~!	

なるほどー!ハオカーって優しいねー!	

ふふ、この牛も喜んでいるようだよ!	

モ…モォ~!

うむ…?そう寄らなくても…。

気に入られたようだね、ハオカー。	

この牛、ハオカーのこと好きになっちゃったのかな!?	

う、うしさんとっても積極的です…!	

それにしても、このうしさんは一体どこからやってきたんでしょう?


----



~数時間後…~

カチカチ!

ひゃっ!	

わー!ナビィ、大丈夫?鳥だよ!	

へぇ、この鳥は…カササギかな?

話には聞いたことがあるけど、綺麗だね。なんだか光っているよ。

ひぇ~!突然だったので、びっくりしてしまいました!	

あれ?このカササギさん…どこかでお会いしたような気が…!	

---

ああ、ここにいるのですか…?

モォ?	

見つかったようで、安心しました。よかった…!

モォ~!	

彦星様に織姫様~!こんにちは!	

こんにちは、ナビィさん。突然お邪魔してしまってすみません。

こんにちは。カササギさんがこちらに案内してくれたんです。

やっぱり、このカササギさんは、彦星様と織姫様のお友達だったんですね~!	

人が増えたねー!賑やか!いいねいいねー!楽しくなってきた!	

初めまして。ワタシたち、牛を探してきたのです。

…もしかして、この牛の飼い主だろうか…?	

ああ!はい、その通りです。

あなた様方が保護してくださっていたのですね。ありがとうございます!

ううん、仲良く遊んでいたところだから気にしないで!	

そうだったのですね。見つけてくれたカササギさんにも、またお礼を言わないと…!

カチ!

…あら?この子、可愛らしい飾りがついていますね!私、初めて見ましたわ。

おや、本当だ。もしかして、あなた様方がつけてくださったのですか?

それはハオカー様が作ったものなんです~!	

…う、うむ…その、勝手に、すまない…似合うと思ってな…。	

ハオカー、照れなくてもいいんだよー!	

牛も喜んでくれたみたいだし、そのままにしていたんだけど、まずかったかなぁ。	

そんな、とんでもない!とても嬉しいですよ。

ふふ。この子もとっても気に入っているようですね。

しかし、どうお礼いたしましょう…。

いただくばかりではなく、ワタシたちにも何か用意させてください。

モォ。モォ~!	

?彦星様、この子が何か言いたそうです。

おや?何々…?

モ、モモォ…。	

モォ~!	

なるほど。…アクセサリーのお礼に、是非自分のミルクをみなさんに、と。

モォ!	

まぁ、とても素敵です!

本当に!?いいねー!貰っちゃうよー!	

ふふ、うしさんの心…とっても嬉しいな。	

…お主らがよければ…ありがたく受け取ろう。	

モモォ~!	

ふふ…特に、あなた様にいただいてほしい、と言っていますよ。

…むっ!俺か…!?	

よかったねー!ハオカー!	

牛も満足そうだね。飼い主とも会えてよかったよ!	

では、ナビィはさっそくコップを用意しますね~!	

はい、ありがとうございます!よろしくお願いします。

うしさんのミルクはとってもおいしかったです!


**ナビィの部屋 おいしい葡萄酒のために! [#gbf3605c]
&ref(ナビィの部屋 おいしい葡萄酒のために!.jpg,nolink);

~ギリシャ果樹園にて~
ん…、これは参った。
あれ?どうしたの、ディオニュソス?	
パーンと一緒じゃないなんて、珍しいね。	
あぁ、フェロニアか。ちょうどいい。
こう暑くては、葡萄の生育に障りが出るからな。
気になって様子を見に来てみたが、どうにも…。
お前の意見を聞かせてくれるか?
そうだね…。大雨が降ったり、日照りが続いたり…。	
今年のギリシャは、果物にはつらい夏だよね。やっぱり魔神のせいかな?	
でも暑い思いをした方が、甘い葡萄になるんでしょ?	
頑張って栄養をためなきゃー!って。	
適度な暑さなら、お前の言うとおり歓迎なんだがな。
そっか。急に育った果物って、味が大雑把になっちゃうものね。	
実の日焼けも深刻だな。
今年の葡萄酒は、無事仕込めるだろうか…。
元気出して、ディオニュソス!	
キミが諦めちゃだめ!葡萄酒の神様でしょ?	
私も応援するから!おいしい葡萄のために、一緒に頑張ろう?	
…そうだな。俺が弱気になっては、出来るものも出来なくなる。
ありがとう、フェロニア。期待して待つことにするよ。
仕上がったら、一杯つき合ってくれるな?
うん、もちろん!楽しみにしてるね!


~ギリシャ神殿~
ああ、かわいそうなディオニュソス!
あんなに葡萄を心配していたのね…。
ここはひとつ、私が何とかしないといけないわ!
あの子のためなら、私、何だってできるんだから!
おいしい葡萄を作るためには、確か…。
…というわけなのよ。	
なるほどね!わかったよ!
おいしい葡萄酒を分けてくれるなら、協力するよ!
ありがとう、助かるわ。	
それで、僕は何をすればいいの?
ええ。葡萄を収穫するまで、果樹園の日ざしを和らげてくれる?	
う~ん、ちょっと難しそうだけど…。
いいよ!頑張ってみる!
よろしく頼むわよ、アポロン!	
…それで、私にも協力して欲しいってことね。
そうよ、ボレアス。あなたの北風が必要なの!	
私の大事なディオニュソスのために、力を貸してちょうだい!	
そうね、気が向いたら。
…って言いたいところだけど。
フフ、冗談よ。ニュサったら、そんなに恐い顔をしないでちょうだい。
ディオニュソスの葡萄酒は、私も楽しみにしてるの。
いいわ、一肌脱いであげる。
夜の間、果樹園を冷ましてあげればいいのよね?
その通りよ。お願いね、ボレアス!	

~再びギリシャ果樹園~
ん…、これは良い。
へへ、これだけなってんだ。ちょっとくらい食べたっていいよな?	
ふふ…パーンは相変わらずだな。…うまいだろ?
どうしたの?ディオニュソスにパーン。ふふ、今日は一緒なんだね。
あぁ、フェロニア。ちょうどいいところに。	
見てくれ、この果樹園の様子を!	
…。
……。
わぁ…!
すごいね、ディオニュソス!葡萄がたくさん!
きらきら輝いて、宝石みたい!
こんなに鈴なりになるのもなかなかないというか…むぐ、あー、一杯やりたい気分だぜ。	
ほら、フェロニアもひとつ摘んでみてくれ。	
いいの?それなら…うん!いただきまーす!
…。
……。
これ、甘くてすごくおいしい!
これならおいしい葡萄酒ができそうだね!
ケーキやゼリーにしてもきっと素敵だよ!
そうだろう?稀に見る上物だ。	
ふふっ!ディオニュソス、嬉しそう!
…でも、ここの葡萄、この間まで元気がなかったのに。
何があったのかな?
ふふ…大方、うちのが北風と太陽をけしかけたのだろうさ。	
はー、過保護っていうんだぜ、そういうの。	
…?
とにかく、これで今年の葡萄酒にも希望が持てるな。	
もちろん、まだ気は抜けないが。	
大丈夫だよ!こんなにおいしい葡萄だもの!
あぁ、お前の言うとおりだ。	
出来上がったら、ヘパイストスでも呼んでパーっとやらねぇか?	
またチャリオットで運んでもらおうぜ。	
パーン、もしかしてこの前もらったポークスブラキが食べたいのか?	
へへ、何かしら用意してくれそうなモンだろ?	
ふふっ、仲良しだね。楽しそう!
そうだ、フェロニアにも付き合ってもらう約束だったな。	
えっと、そのことなんだけど…私だけじゃなくて、他にも呼びたい人がいるんだけど大丈夫かな?
ああ、構わないさ。たくさんの人に味わってもらいたいからな。	
ちょっと急だから私、話してみるね!
ふーん…ヘルメスあたりに頼めば早いんじゃねぇか?	
そっか!それもそうだね。ヘルメスさんに頼んでみるよ!
ふふ、ディオニュソスの葡萄酒、とても楽しみにしてるね。
あぁ、今年も極上の葡萄酒を期待していてくれ!
----
~今年の葡萄酒も楽しみです♪~
----

~ナビィの部屋にて~
わぁっ!この葡萄酒、とっても飲みやすくて美味しいね♪
…甘美な味わい…胸が高まりますわ。
フォルトゥナもユースティティアも、来てくれてありがとう。とっても美味しいよね!	
ええ…くすくす、お酒の席だなんて、何が起こるかわかりませんもの。ねぇ?アンテロス。
そうだなぁ。俺はクピドたちのこと見に来ただけだけどね~?こうやってお酒が飲めるのは楽しいけど。
えへへへ、クピドもプシュケーも、あんまり飲みすぎたらだめだよ~。	
わかってるって!フォルトゥナのほうが飲みすぎちゃってない?…ん~…。
クピド。その矢、今使うのはやめておいた方がいいんじゃないかな~?
えっ、クピドったらまた?もう~だめですよ~!
オレだったら愛の矢に頼る前にさらっちゃうしなー。	
それにしても役得ってやつ?呼んでくれてサンキューな!	
言う相手を間違えてるぜ。オマエを呼んだのはオレじゃなくてそっちのフェロニアだからな。
またまた…言い出したのはお前じゃないか。ふふ、賑やかに集まれて俺も嬉しいよ。
ヘパイストスも、そんなに隅っこにいなくてもいいだろう?
そうだぜ?ほらほら、せっかくのディオニュソスの酒だ。くっと飲んじまえよ。
あ…ちょっとだけど、もらいました…とても、おいしかった、です…。	
くすくす…お酒に弱いのなら、無理はなさらないほうが身のためでしてよ?
何かが起こったら…わたくし、あなたを処罰しなければいけなくなってしまいますわ。
ユースティティア、びっくりさせちゃ悪いよ。
えっと…ヘパイストスもこっちにきて食べよう?葡萄、そのままでも美味しいよ。
ん?ヘパイストス、そっちにたくさん食べ物持ってたんだな。なんだよ、水臭いじゃないか。	
あっ!それってもしかして、テティスさんからでしょうか~?
は、はい…大勢集まるなら、持って行ったらどうかって…言われて…。	
いいじゃないか。真ん中に広げてくれ。
へへ、一本もーらい!	
おっと?そりゃオレの十八番だよ、パーン。
ユースティティアがいること、忘れないほうがいいと思うよ~。	
まあ…それは一体、どういう意味か聞いてもよろしいかしら…?くすくす…とても楽しい会になりそうですわ。

**ナビィの部屋 まじっくしょ! [#l1cccc25]
&ref(ナビィの部屋 まじっくしょ!.jpg,nolink);

~ナビィの部屋近辺の屋外にて~
あーあ、なんか退屈ー!なんか面白いことないかなぁ。
…あれっナビィ発見!やっほー!
あっ、グルヴェイグ様~!こんにちは!どうかしたのですか?	
うーん、大したことじゃないんだけど、今ちょうどヒマしてて…。
そうだ!ねぇねぇナビィ、新しい手品見てくれない?
へっ!?グルヴェイグ様の手品ですか!?	
うん!…あっ!だ、大丈夫よ!失敗しないからっ!
おにいちゃ!おにいちゃ!ナビィしゃんいたよ!
ここがナビィの部屋か。こんな辺鄙な所にあるんだな。
あっ、プロキオン様、シリウス様~!	
わぁ!かわいいー!ちょうどよかった!今からマジックショーをする所だったのよー!	
まじっくしょ?プロキ、はじめて聞くよ!
ふふーん。それなら詳しく教えてあげちゃうわ!	
おい、プロキオンに何かおかしなことを吹き込もうとしているんじゃないだろうな。
北欧の神か?全く、プロキオンについてきて正解だったな。
プロキ、ナビィしゃんのお部屋に来たの!ワンワン!
あっ、そうか!まだ名乗ってなかったね。私グルヴェイグって言うの!	
お察しの通り北欧の神よ!北欧地域の中でも随一のマジシャンってとこかな?	
マジシャン?
他の地域じゃなじみがないのかなぁ。えっとね、マジシャンって言うのは手品をする人のことを言うの。	
それで、手品って言うのは手先の器用さで、世にも不思議なことを起こして見せちゃう技のことよ!	
一見魔法を使っているみたいだけど、魔法は一切使ってないのがポイントね。	
へぇ…!グルヴェイグおねえちゃ、プロキに見せて!えっと…まじっくしょ!
いいわよいいわよー!そのために来たんだもの。まかせてちょうだい!	
…フンフン。…おい、火薬のにおいがするぞ。危ないマネをしたらただじゃおかないからな。
げっ!わっ、わかってるわよー!簡単な手品しかしないからいいでしょ?	
どんな手品を見せてもらえるのでしょうか?ワクワクします~!	


~突発マジックショー開催~
本日はお越しいただきありがとうございます!	
私グルヴェイグがとっておきの手品を披露するから、絶対に目を離さないでねー!	
ワフ!目をはなさない!
プロキオン様~、目を開けっ放しだと、目が乾いちゃいます~!
あはは…たとえ話だからそんなに緊張しなくても大丈夫!	
じゃあねぇ…この空っぽの帽子の中から、色んなものを出しちゃうわね!	
空っぽの帽子の中から?魔法でなければ何かを出すなんて無理だろう。
ふふーん。見てなさい?いち、にい、さん!ほーら!	
わぁ~!たくさんのカードが出てきました~!
ワフ!すっごぉおい!ほんもの?
もっちろん!ぜーんぶ本物なんだから!ほら、触ってもいいよ?	
わぁ~、本当に本物のカードです!
ナビィしゃん、ナビィしゃん!プロキも!プロキもさわりたい!
はい!色んな神様の絵がかかれていますね~!
すごいすごい!おにいちゃ、見て見て!オリオンしゃんの絵だよ!
フン…ギリシャの神が描かれているカードか。
二人ともギリシャの神様でしょ?そう思って使ってみたの!どう?	
そのカードは特別にプレゼントするわ!お近づきの印ってことでね。	
ワン!うれしいー♪グルヴェイグおねえちゃ、これってほんとに魔法じゃないの?
うん!魔法と違って種も仕掛けもあるのよ。だから、魔法が使えなくても手品はできるの!	
えーっと、ナビィでも練習すればできるんでしょうか?
当然でしょー!大掛かりなものは難しいけど、簡単な手品ならこの場ですぐに教えてあげられるよ。	
わぁ~!楽しそうです!
プロキも!プロキも教わりたい!おにいちゃ、いい?
プロキオンがやりたいのなら止めないが、危ないことは俺が許さないからな。
もーう、今までの手品の中で危ないものなかったでしょ?安心して!	
じゃあさっきの火薬のにおいはなんだったんだ。
よ、よーし!早速簡単な手品を教えるわよー!	
ワンワン!ワフー!パチパチ!
どこの地域にも調子のいい神はいるもんなんだな。


~その後~
どうしたプロキオン?英雄のオレに大事な用でもあるのか?	
うん!あのねあのね、オリオンしゃんに見てほしいの!
オレじゃないとダメなことか?そりゃ仕方ないな!	
よーし、じゃあ早速見せてみろよ!このオリオンが審査してやるぜ!	
ワン!えっと、オリオンしゃん、まじっくしょってしってる?
まじっくしょ?えっと…いやー、オレが知らないわけないだろ?	
すごーい!オリオンしゃん、なんでもしってるんだね!
…と、当然だろー!忘れちゃったのか?オレがすごい英雄だってこと!	
あのね、プロキね、まじっくしょやるんだよ!ナビィしゃんのお部屋で!
へ?	
そういうわけだ。プロキオンがお前を直々に指名したんだぞ。
わっ!?シリウス、後ろから声かけるなよな!…びっくりしたわけじゃないけどさ!	
プロキね、これからケイロンおじちゃのとこいくの!
ケイロンおじちゃも、まじっくしょに招待するんだよ!
え?えっと、まじっくしょを見せてくれるのってオレだけじゃないの?	
当然だろう。たくさんの神に見てもらったほうが盛り上がるからな。
ま、まぁ。人気者はどんな所にでもお呼ばれされちゃうものだからな!	
マジックショー、とっても楽しそうです~!手品、ソールも見たいのです!	
ここはぜひ、モフモフ同盟のメンバーで見に行くしかないのです~!	
ちょっとちょっと、僕は子供っぽい遊びはしないってば!	
あれー、そんなこと言ってていいのかな?
あうあう、手品みたいって言ったらおかしもらったでしゅ!
えっ、お菓子?あ、マグニとグルヴェイグ…。	
エオストレ一本釣りね!よーし、じゃあ早速会場に行きましょ!
わぁー、楽しみなのです!	
プロキオンの応援ならまかせて欲しいのです~!	
仕方ないなぁ。こういうときは引率ってことでついていってあげないとね。	
みなさん、席はこちらですよ~!	
みんなあつまってる…!プロキ、緊張してきちゃった…。
大丈夫大丈夫!たくさん練習したんだから。	
ナビィやグルヴェイグ様もお手伝いします~!がんばりましょう!	
ワン!がんばる!
オリオン、プロキオンがマジックショーをすると張り切っていたが。
へ?えーっと、オレは詳しく知らないんだけどさ。なぁシリウス!
先日ナビィの部屋で会った北欧の神に習ったんだ。
そうか。
えっと、ケイロンはまじっくしょって知ってるのか?
ああ。
へー…さすがギリシャの賢者だな!
お前は知らないのか。
えっ?な、何言ってんだよ。知ってるに決まってるだろ?
ほら、オレは世界をまたにかけてる英雄だからさ。
みんな、あつまってくれてありがとう!ワンワン!	
えっと、プロキ…あ、プロキオンが、練習した手品をじっくり、見逃さないでほしいの!	
お?よしわかった、見逃さないぞ。
瞬きしないと目が乾くぞ。
フン、いちいち突っ込むのも面倒だな。
プロキオン、がんばるのです~!
応援してます~!
お手並み拝見ってとこかな!…このお菓子美味しいね。もっと食べたいなぁ…。
おなかいっぱいだからマグニの分をあげましゅ。
ほんと?わぁい!…って、これじゃ僕、マグニより子供っぽいよ!
あうあう、気にすることはないでしゅ。マグニ、おかしじゃなくて手品みにきたのでしゅ。
マグニって結構大人っぽいよね…。
プロキちゃん、リラックスリラックス!みんないい感じにワクワクしてるみたい。	
うん!えっとね、さいしょの手品をするね!	
いいぞプロキオン。その調子だ!
わっ!?ま、まだなにもはじまってないだろ!
----
マジックショーは大成功でした!

**ナビィの部屋 図書館司書の品定め [#ebe08d1e]

&ref(ナビィの部屋 図書館司書の品定め.jpg,nolink);

~ある日のバビロニア図書館~
…辞典は2番の棚で、この群書は5番。こちらは16番と28番ね。	
…っと、さすがに重いわ。抱えすぎたかしら…。	
……、……っ。	
こら、ニサバ。またそんなに山積みにして。
ナブー?奥にいたのね。	
悪いけれど、道を譲ってくれるかしら。前がよく見えないの。	
仕方ないなぁ。…それっ。
…!	
うわ、重…っ!これ、わざと重量級を選んできたの?
そういうわけではないけれど…。	
いくら君が力持ちでも、これは危ないね。腕、痺れたでしょう?
ええ…あなたが声をかけてくれなかったら、もう少しで取り落とすところだったのよ。	
ありがとう、ナブー。お陰で助かったわ。	
どういたしまして。
でも、無理は禁物だよ?君は司書だけど、その前に女性なんだから。
どういう意味かしら?	
重いものは俺に任せてほしいってこと。
男の同僚がいるのに、女性の君が無理に力仕事をすることはないだろう?
お説ごもっともね。お気遣いありがとう。	
けれど、ナブー。あなた、その態度は改めたほうがいいわ。	
気に入らなかったかな?
いいえ。女性に優しいところはあなたの美点よ。	
ただ、優しすぎるのも考えものだと思うの。タシュミットが勘違いするわけだわ。	
ふふ、ニサバ、それは考えすぎだよ。大体、彼女に失礼だって。
…呆れてもいいかしら。本気で言っているなら、あなた、乙女心に疎いにもほどがあるわ。	
参ったな…。まさか君から、女性心理についてお説教されるとは…。
ナブー!	
ごめんごめん、今のは失言だったよ。
いいわよ、別に。どうせ私は書架整理しか能のない、可愛げのない女だもの。	
悪かったって。ふふ、そう臍を曲げないでくれ。
もうっ!笑いながら謝らないで!


ちょっと、司書さんたち!留守かと思ったら、随分と楽しそうな話をしているのね。
あら、ごめんなさい。貸し出しかしら。	
ええ。でもその前に、今の話、詳しく聞かせてちょうだい?
ふふ、ニサバの乙女心がどうしたのかしら?
もう、ティアマト!あなたまで私をからかうの!	
だってニサバったら、ふふ、おかしいわ。
気にしてるなら、誰かとつき合ってみればいいのよ。ねぇ、ナブー?そう思わない?
か、簡単に言わないで!そもそも、このバビロニアに誰がいるって言うのよ!	
あら、たくさんいるわ。ギルガメッシュはどう?本の虫同士、趣味も合うんじゃない?
あり得ないわ!図書館の問題児よ?今だってどれだけ延滞があるか…。	
ふふ、何よその基準。ならアヌ様やシンは?真面目で爽やかよ?
そんな、アヌ様なんて恐れ多いわ。それに、私みたいな冷たい女はシンに相応しくないと思うの。	
ナムタルは…エレシュキガルがいるからダメね。キングーやマルドゥク、エンキドゥもまだ早いわ。
エンキはどうかしら?
冗談じゃないわ!あなた、私がどうなってもいいって言うの!?	
あなたたち、一体何があったのよ…。なら、アプスはどう?ちょっと頼りないけど、いいやつよ?
それこそ、何を言っているの?彼にはあなたでなくては駄目よ。	
うーん…。ならいっそ、ナブーにする?
えっ、俺?	
ずるいわ、ティアマトぉ~!!!
タシュミット!どこから出てきたのよ!	
ニサバの恋バナ、わたしも混ぜてよね!恋愛事はわたしの十八番だもの♪
友だちの恋なら、ますます応援したいわぁ~!
ねぇ、ニサバニサバぁ~!誰が気になるの~?
お生憎様。気になる人はいないって話をしてたのよ。	
えぇ?そうなの?
そうなの!	
でもニサバ、恋ってすてきよ?
そうね。バビロニアの神がいまひとつなら、ナビィに聞いてみるのはどう?
他の地域には、気の合う神がいるかもしれないわ。
わぁ、おもしろそう!ニサバのお見合いパーティーね!私も応援するわぁ♪
ニサバの相手なら、やっぱり知的な男神がいいかしら?
でもでも、ニサバって強気なタイプに弱そうじゃない~?
「俺の女になれよ」な~んて、強引にキスされちゃったりして!きゃぁ~!
フフ、一理あるわ。「やめて」って言う割に、満更でもなかったり。
うんうん。…こんな風に~!
ちょ、ちょっとタシュミット!やめなさい、あなたどこ触って…!きゃっ!	
うふふ、ニサバ可愛い~!わたしがもらっちゃおうかなぁ♪
何言ってるの!放しなさい、タシュミット!	
ナブーはどう思う?優しいひと?強気なひと?
年下もありね。甘えられたり振り回されたりするの、結構好きそうよ?
ティアマトまで、何を普通に話してるのよ!ナブー、助け…。	
そうだなぁ。俺は…。	
…。	
……。	
………。	
あなたたち、いい加減になさい!	
タシュミット!女同士ならともかく、ナブーの前で、何をしてくれるのよ!	
きゃぁ!ニサバが怒ったぁ~!
ティアマトも、勝手に話を進めないでくれるかしら!私、男性に興味なんてないの!	
男に振り回されるより、図書館を整理していた方がずっと建設的よ!	
ほら!ナブーも馬鹿な話につき合う必要はないわ!仕事に戻るわよ!	
フフ、さすがにからかいすぎたわね。タシュミット、退散よ。
うふふ♪はぁい~!
----
~バビロニア図書館は、今日も賑やかに開館中です~
----

~後日~
ナビィの部屋で読書会、とっても楽しいですね~♪
ええ、結構色んな地域の神様が集まってくれたわ。
読書が好きな神様って結構いるけど、こうやって集まって話をすることが少ないのよね。
世界には色んな文献がまだまだたくさんあるし…
なんて言うけど、ティアマトはお見合いのつもりで皆を集めたのでしょう。
ふふっ、そうむくれないの。確かに発端こそそうだったけど、あの面子を見てみなさいよ。
うひょー!この本はじめてみた!これ借りていい!?	
いいよいいよー。ヴァルナ好きそうだなーと思ってきたんだよね。
マジか!やっぱすげーな、バビロニア図書館!	
インドの文献も気になってるんだよねー。持って来てるんでしょ?
もちろんだ。私の気に入っている本なんだが、これとかどうだろう。	
へぇ、この本は確かにこっちの蔵書にはないなぁ。
…………。	
なーに端っこにいるの。オレ達と一緒に読もうよ。
んもう、エンキさんってばぁ。そんなに近づいたら、ムンムちゃん照れちゃうわよ~♪	
ひゃあっ!び、びっくりしてしまいました…初めて見る本がいっぱいで、つい…!	
こんにちは、読書会と聞いてきました。
おなじく、お邪魔するよ。誰か集まってきているかな。
トト様、オモヒカネ様、いらっしゃいませ!キングー様、マルドゥク様もこんにちは!	
こんにちは、もう読書会ははじまっているんですね。色んな神様に声かけてきました。
ありがとう、キングー!賑やかになるわ。	
オレは読書しねーからな!ちょっとキングーが困ってたから手伝ってやっただけだし!
あれ、マルドゥク。おかしいなー、ティアマトに出されてた読書の宿題やるんじゃなかったの?	
げっ、エア…なんでここにいるんだよーっ!うわっ!
ハハ、捕まえた。読書会に参加しようねー。	
おいっ!キングー、見てないで助けろよっ!
ティアマトさん、ギルガメッシュさんにも声かけたんですが今日は来れないって追い返されちゃいました…。
シンさんと実験するんだとか…部屋から変な煙が出てました!
もうっ、またわけのわからないことを…。	
おい!オレのこと無視すんなよな!とにかく、ギルガメッシュのこと見に行ってやるから離せって…。
大丈夫、大丈夫。その辺何かあったらアプスに任せてるしさ。	
アハハ、観念するしかなさそうだなーマルドゥク。よーし、一緒に勉強しようぜ!	
勉強なら私も手伝おう。ははは、ここに来てものを教えることになるとはね。	
なんなんだよーっ!
あなたも、アプスにばっかり仕事を任せっぱなしにしないでちょうだいね。	
ハハ、ごもっとも。	
そうそう、こちらもヴァーユを呼んだが…彼はわいわい集まって楽しむことは好きではないみたいだからね。	
まぁ、ヴァーユがこういう集まりに参加するって言い出す方がビックリよな!	
ムンムさん、こちらの本をお借りしてもよろしいでしょうか?
あっ…はい!…その、知識書なんですけど…。	
やっぱり、他の地域の本はすごいですね!勉強になります。(カキカキ)
俺はエジプトや日本の書物も気になってるんだ。何か持って来てない?	
はい、ありますよ。ええと、こちらにパピルスが…。
ん?日本の書物だね。小説を持ってきたのだが、いかがかな。
はっ、小説!?読む!あいつの新作?	
そんなところかな。まだインドには送っていないと言っていたからね。
ひゃっほー!やったー!ホント、ファンやってて良かったーって思ったわ!	
じゃあ俺はトトの持って来てくれたパピルスを先に読もう。借りるね。	
わかりました。ええと、こちらをどうぞ。
みんな本を中心に楽しそうに話をしてるでしょう?とてもお見合いの雰囲気じゃないわ。
私も輪に混じってくるわね。ニサバも早くいらっしゃい。
はぁ…全くもう…。
ニサバぁ~、みんな待ってるわよ!バビロニアの司書さんのオススメを知りたいって!モテモテね~♪
ちょ、ちょっと、押さないでっ!

**ナビィの部屋 特別編 尊き美を求めて! [#a2b6b56a]

&ref(ナビィの部屋 特別編 尊き美を求めて!.jpg,nolink);

~ある日のギリシャ神殿~
美と言うものは一口では甲乙つけ難いものだね。	
けれど、そこであえて評価をつける事により、美は更なる高みに向かっていく…。	
ああ、なんと素晴らしいことだろう!そう思わないか、ヤマトタケル。	
もちろん、ナルキッソスの意見に同意するよ。
美を追求することで、美に対し努力を行う…フフ、美しいと思うよ。
その中でも、一番美しいのはこのボクさ。間違いないよ。
はぁ、やっと片付いたぜ。クピドももっと矢の当て方を練習した方が良さそうだな。
…ん?ようナルキッソス、ヤマトタケル。あんたら、何の話をしてるんだ?美がどうのって聞こえてきたが…。
やぁ、カーマじゃないか。ちょうどいいところに来たね。	
ボクとナルキッソスでどちらがより美しいのか、話をしていた所なんだ。	
へぇ、どちらがより美しいのか、ねぇ…あんたらがそんなふうに競うなんて珍しいじゃねェか。
重要なのは勝敗ではないのさ。	
勝負の過程で美に対して少なからず努力をするだろう?それもまた美しいという話だよ。	
ははぁ、なるほどねぇ。
カーマも参加するかい?だとしたら嬉しいな。きっと白熱したいい勝負になると思うんだ。	
構わねェけど、俺はあんたらみたいな耽美な路線とは違うの目指してるからな。
ほら、こんな美丈夫、他にいないぜ?
大丈夫さ!美と言うものは一口では語れない…それだけに様々な形と可能性があるんだ。	
だからこそ、ボクは美に挑戦してみたい。究極の美とは何なのか?気にならないかい?	
究極の美ねぇ…確かに、どんなものなのかいっぺん拝んでみたいもんだ。
よかった!キミならわかってくれると思っていたよ。	
トトが今ちょうど日本神社でアンケートを開いているそうなんだ。そこで宣伝してみてもいいかもしれないね。	
よし、それなら早速向かうとしよう!いざ行かん!運命の地へ、尊き美を求めて!	

&ref(./sp_naru_sp.jpg,30%);

※待受として使用できます。
※画像をタップし、メニューから保存をして使用してください。

 

**ナビィの部屋 番外編 お花に囲まれて [#m080ce6b]

&ref(ナビィの部屋 番外編 お花に囲まれて.jpg,nolink);

~中華桃源郷の一角で~
マコちゃんマコちゃん~。	
…。
あれ~?聞こえてないのかな~。マコちゃん~。	
ふふ、意地をはっていないで答えてあげたら?呼ばれているわよ、マコ。
…その呼び方を変えない花神が悪いんでしょ。
?何かおかしなこと言ったかな~。	
マコちゃんって言い方が…。
ヒャッカちゃんにもね、伝えたいの~。	
あら、わたくしにも?何かしら。
聞く気あるわけ?
あのね~、大変なの~。	
向こうのほうでね~。お花が寝てたの~。	
ハァ?何言ってるの?花なんていつもその辺にあるじゃない。
違うの~。お花から、ムニャムニャって聞こえたの~。	
まあ、それは不思議ね。寝言みたい。ふふ。それで?
ヒャッカちゃんとマコちゃんにもね~聞いてもらいたいの~。	
もしかしたらね~大発見かもしれないの~。	
花が喋ったとでも言いたいの?花神こそ寝ぼけてるんじゃない?
そう~?あっちだよ~。来て来て~。	
花神が言うなら行こうかしら。お散歩にちょうどいいわ。行きましょうマコ。
なんで僕まで行かなきゃいけないわけ?
こっちこっち~。	
ちょっと、引っ張らないでったら!ツメが当たったらどうするつもり?
え?あ…じゃあこう~?	
ふふ、そうね、背中なら安心よね。ねぇマコ?
動きづらいんだけど!
マコちゃん歩いて~。	


~中華桃源郷のはずれ~
花神が言っていたのはこのあたりかしら?
あれ~?…いなくなっちゃった~。ここにいたんだよ~?
やっぱり幻聴か何かだったんじゃない?はぁ、無駄に歩いちゃったじゃん。
もう離れていいでしょ。
あ、また聞こえた~。向こうだよ~。
わっ!ちょっと花神!
あらあら、転ばないようにね。
ムニャ…。	
これ~。
これ、って…あのね。
…この子…見かけない子ね。迷子かしら?
はじめましてなの~。だれかな~?
花が喋ってるなんて言って…花被ってるだけじゃん。驚かさないでよ。
マコちゃんびっくりしたの~?
してない。
ふふ、神農みたいよね。
すぴー。	
それにしても…よく寝ているわね。
花神が案内してくれたところから、寝返りでここまで来ちゃったのかしら?
もうムニャムニャの正体はわかったんだし、構うこともないでしょ。
もしもし~?	
なんで起こそうとしてるの?
まあ…だって、このまま転がってしまったら危ないわ。
チャンティコこれ美味しいねぇ…ムニャ…。	
起きて~。ちゃんてぃこって~?	
さぁ…この子のお友達かしら。見事に熟睡ね。
まったく…仕方ないな。ちょっと退いて花神。


~中華桃源郷のはずれ~
おいお前、起きなかったらこのツメで引き裂いてやるんだからね。	
あらあら、寝てる相手にそんなこと言っても…。
ひえ?	
あら起きたわ。
マコちゃんすごいの~。花神がゆすっても全然起きなかったのに~。	
ふん、起きなかったら本当にこのツメで声も出ないうちに切り裂いてやるところだよ。	
え?あれ?ここどこ~?	
えっとね~中国なの~。はじめましてなの~。	
わぁ~!はじめまして~!えっとね、ぼくショチピリって言います~。	
わたしは花神だよ~。	
ふふ、わたくしはヒャッカ。そちらの彼はマコというの。
僕のツメに裂かれる前に起きて命拾いしたね。	
きみが起こしてくれたんだぁ。すごい爪だね~!	
お休みしているところ、起こしちゃってごめんなさいね。
この先は崖なものだから…。
え~っ!?崖!?	
このままごろごろ~ってしてたら、危ないの~。	
わぁ~!大変なところだったんだねぇ、ありがとう~!	
貴方はどうしてここに?
見ない顔だしね。何か用があって中国まで来たんじゃないの。
え?んーと、あ~…あれ?チャンティコは?	
ちゃんてぃこ~?	
チャンティコは貴方のお友達なのかしら。
そうそう!ぼくねぇ、チャンティコについてきたんだよ~!	
中国は美味しいものがたくさんあるから、勉強なんだって~!	
じゃあ、なんでお前はこんなところにいるわけ?ここじゃ料理なんてできないよ。
あはは、なんでだろ~?お花とお話してたはずなんだけどなぁ~?	
ここ、お花がたくさんでいい匂いだからつい~!	
お花って幸せな気持ちになるの~花神もわかるの~。	
わぁ~わかってくれたぁ~!だよね~!	
ふわ~!気持ちいい~!また眠くなってきちゃう~!	
あらあら。このまままた寝てしまうよりは、チャンティコって子の元に案内したほうがよさそうね?
そうだね、さっさと引き渡そうよ。花神が増えたみたいで疲れるし。
ほんと?やったぁ~!実はどこにいるのかわからなくなっちゃったんだ~!	
ハァ?本当に迷子だったの?
私もついて行くの~ちゃんてぃこ?ちゃん?気になるの~。	


~コウゲイの屋敷~
…それで、蒸し上がるまで待っていればいいんだね。
ええ、その通りですわ。さすがチャンティコ様…覚えも早くてわたくしがお教えすることなど…。	
そんなことないよ!
桃饅頭にきぬかつぎ、肉まんに蒸し餃子…このセイロの使い方もよくわかったし、いろいろな料理に使えそう!
まぁ…光栄ですわ。わたくし、蒸籠の蓋を開ける瞬間がいつも楽しみですの。	
あっわかる!出来上がりまでのわくわく感もたまらないんだよね。
召し上がってくださる方のお顔を思い浮かべるというのも…とても幸せな心地ですわ。	
料理は食べてくれる人がいて初めて成り立つもんね!
それに…赤い青椒…辣椒というのですね。	
わたくしも、こちらを使ったお料理の幅も広がって、とてもありがたく思っておりますの。	
それはよかった!パプリカって色も綺麗で好きなんだ。私秘伝のレシピだよ!
チャンティコ様とお作りしたお料理、コウゲイ様やホウモウ…他の皆様にも食べていただきたいですわ。	
そうだね!こういう時はちょうどいいのが…。
…。
ショチピリ!?あいつ、どこ行っちゃったの!?
まぁ…!大変ですわ、お連れの方が…!	
ちょっと目を離すとすぐこうなんだから!ジョウガ、ごめんね!
このセイロ、ジョウガに見ていてもらえないかな。すぐにあいつ探してくるから…!
え、ええ、わかりましたわ。どうかご無事で…!	


~一方その頃~
わぁ~!かわいいお花ちゃんだぁ~!	
うふふ、ほんとなの~。	
ちょっと花神!それにショチピリだっけ、お前も寄り道なんてしてないで!チャンティコとやらを探すんじゃないの?
あっ!そっか~!そうだったねぇ~。チャンティコ~どこ~!	
…なんで僕がこんなのの面倒見ないといけないわけ?
ヒャッカも笑って見てないでなんとかしなよ!
ふふ、そうね。でも…。
何?
おおよそ行く先はわかっているからいいのよ。
ハァ?初耳なんだけど!
ヒャッカちゃん、チャンティコちゃんのこと知ってるの~?	
いいえ。でも、先日ジョウガが教えてくれたのよ。
くんくん…。いい匂い~!もしかしてチャンティコのお料理かな~?	
わぁ、ほんとなの~。おいしそう~。	
ほら見てよ、とぼけた花神をこいつが助長してるんだって!
まあ、そうやって指差しちゃいけないわ。
ああ、僕のツメでうっかり裂いてしまったら困るからね。…じゃなくて!
心配しなくても、もうすぐよ。ほら。
あっ!	
あれ?
わぁ~!チャンティコだ~!どこから出てきたのかな~?
もうっショチピリ!どこに行ってたの!?一体いつの間にふらふらしてたんだか!	
私が料理に夢中になっちゃったのも悪いけど!	
ふふ、会えてよかったわね。
きみがチャンティコちゃんなの~?はじめましてなの~。
お前がこいつの保護者?はやく連れてってよ!
え!?はじめまして。もしかしてこいつのこと見つけてくれたの?	
保護者って…相当お世話になっちゃったんだね、ごめん!	
お花畑でお昼寝してたんだぁ。	
もう、崖を踏み外したりしてなくてよかったよ!	
危ないところだったわ。
げっ!それ本当?あーもう…本当にありがとう!	
うへ~痛いよチャンティコ~そんなに腕握らなくてもいいのに~!	
…僕が握ってやってもいいんだけど?このツメでね!
それはもっと痛そうだからやめとく~!	
…?チャンティコちゃんいい匂いがするの~…お料理?	
え?ああ、さっきまで料理していたからかも…。	
よかったら食べにこない?	
いいの~?行きたいの~。ヒャッカちゃんも一緒に行くの~、いい~?	
ふふ、もちろんよ。ジョウガに話を聞いて、実は楽しみにしていたの。
僕は付き合うつもりは…。
マコちゃん~。
わっ!急に引っ付かないでよ、ツメが当たったら危ないって…心配してるわけじゃないけど!
マコちゃんも一緒に行くの~。
うん、食べてくれる人は多い方が嬉しいな。たくさん作っちゃったから。	
ですって。行きましょう、マコ。
なんで僕まで!
だめなの~?…マコちゃん…。
…。
…別に、お腹空いてないわけじゃないし。行ってあげてもいいけど。
よかった!ジョウガを待たせてるんだよね。	
そろそろ料理も出来上がる頃じゃないかな。	
じゃあぼくは~…うん、お花持って行くよ~!	
お花を見ながらごはんたべると美味しいもんね~!	
い、いつの間に…!その花一体どうしたの?	
拾った~!かわいいでしょ~?	
折れちゃってたの~?じゃあ、お水に活けてあげるの~。
まあ、素敵ね。じゃあ、みんなで行きましょうか。
----
~お料理はとっても美味しかったです!~


**ナビィの部屋 海を渡って [#ccaf4f6a]

&ref(ナビィの部屋 海を渡って.jpg,nolink);

~南の島の海辺~
オイ、カモホアリイ。あまり遠くに行き過ぎるなよ。	
……うん。
カマプアア、心配しすぎなくとも大丈夫だ。俺もちゃんと見守ってるからな。	
そうは言うが、どこまで行くか分かったもんじゃない。	
…大丈夫。のんびり、泳ぐ…。


~それからしばらく経ち~

……?	
……この海…あまり来たことない。…どこ?	
なんだ、迷子か?
…?…誰?	
オレはアイヌの神だけど、オマエは…南の島の神か?なんでこんな所に。
…泳いできた。	
泳いで?へぇー…じゃあずっと泳ぎっぱなしで疲れてんじゃないか?
ううん。…へいき。	
…あ。	
ん?どうした?
…おなかすいた。…お肉、食べたい。	
……お肉?オマエ肉が好きなのか?
…うん。	
そっか!じゃあちょっとアイヌの里に寄ってけよ!オレはレプンカムイって言うんだ。オマエは?
カモホアリイ。サメの神だよ。	
へー!そうなのか!オレはシャチの神なんだ、よろしくな。
…うん。よろしく。	


~アイヌの里に戻って~
レプンカムイがお客様を呼んでくるなんて珍しいね。	
ふふふ、隅に置けないわねぇ。可愛い女の子じゃない。どうしたの?	
南の島から泳いできたんだってさ。腹空かせてるみたいだからなんかないか?
…お肉食べたい。
あら…残念。ちょうどお肉は切らしているところ。	
だから、ホロケウカムイにでも分けてもらったらいいんじゃない?	
ホロケウカムイなら山にいると思うけど…二人とも大丈夫?	
山かぁ。まぁ行ってみるか、それまで我慢できるか?
…うん。お肉食べたい。
じゃあねぇちゃん、行ってくるから後よろしくな。
…お肉楽しみ。
ええ、気をつけてね。	
それにしても、南の島から泳いできたって言っていたけど…随分な距離ね。	
そう?なんとなく泳いでると案外ついちゃうものだよ。	
それはあなたがクジラだからよ。	


~アイヌの山へお出かけ~
レプンカムイ、それと客人か。よく来たな。	
よう、ホロケウカムイ。肉をもってたら分けてもらいたいんだ。あるか?
肉?何かあったのか。	
…お肉?…いい匂い。
ふむ、わかった。客人が肉好きなのだな。	
よくわかるな!
鼻が利くからな。待ってろ、ちょうど今チビに食わそうと焼いていた所だ。	
この煙、そういうことだったのか。でもいいのか?チビの分もらっちゃって。
ああ、チビにやるには余りすぎるからな。	
そっか。よかったな、カモホアリイ。
…うん。
あっ!見つけたんだぞ!おーい、キムンカムイー!
ヌプリコロカムイは歩くのがはやいんだなぁ。
山の神様は、一歩が大きいんだぞ!
どうした、二人とも。急いでいるようだが。	
いやぁ、ホイヌサバカムイから聞いたんだなぁ。お客様が来ているって。
山に来るって言うから、何かおもてなしをしたいと思ったんだよー。
…おもてなし?	
山で採れた色んな物があるぞ!
ボクのオススメはハチミツだよ。甘くて美味しいんだなぁ。
へぇー!わざわざありがとな!	
…うん、ありがと。	
…食べていいの?	
もちろんなんだぞ!たっくさんあるから、遠慮はいらないんだぞ!


~それから南の島~
…いくらなんでも帰りが遅くないか。	
カモホアリイかな?彼女はアイヌの里の方まで泳いでいったみたいだよ。	
アイヌの里だと?!なんでそんな所まで。	
泳ぎが得意なだけあるよ。…さて、そろそろ帰ってくるはずだ。	
…ただいま。
遅かったな、アイヌの里まで行ってたとカナロアから聞いたぞ。	
…うん、楽しかった。
はは。良かったじゃないか。アイヌの里で何をしてきたんだ?	
…山、登ったよ。…お肉もらいに。
オマエ、アイヌの里まで行って肉もらってきたのか?全く仕方がないやつだ。	
いいじゃないか。カモホアリイらしい。…で、その小瓶は?	
…おみやげ、だって。
…山のハチミツ。…甘くて美味しかった。
アイヌの神は親切だな、わざわざ持たせてくれたってことか。	
ハチミツはフルーツにかけても美味しいな。どうやって使うか、他の神とも相談しようか。	
…また、遊びに行きたいな。…楽しかった。
そうだな、俺達からも何かお礼をしたい。	
…うん。
アイヌのお山…?ふふ、雪が積もっているかしら。	
…きっと、綺麗。お山には、色々な良さがあるもの。	
…こっちのお山は活発ね…行ってくるとするわ。……ペレが怒っているのね。	


**ナビィの部屋 山と海の対決 [#cb35876f]

&ref(ナビィの部屋 山と海の対決.jpg,nolink);

~ある日~

ナビィの部屋もいろいろな神様が訪れるようになりましたし…	

お部屋を飾ったり、すぐにおもてなしできるようなものを置いておきたいですね~!	

名案だと思うよ。ほら、あの辺りに貝殻を並べて飾ったらきっと綺麗だ。

なるほど~!確かにそうですね!早速貝殻集めに…	

おもてなしの何かがあったほうがいいんじゃない?装飾はその後!

山にくれば色んな木の実があるから、お菓子作るのにちょうどいいんじゃない?

むむ…それも一理ありますね…。	

じゃあ俺達がそれぞれ集めてくるとしよう。それならナビィも悩むことがないんじゃないか?

それもそうね。どうせなら勝負しない?どっちがたくさん集めてこれるか、みたいなやつ!

勝負ですか?わぁ~楽しそうですね!	

勝負か…いいね、面白そうだ。勝負と言うからには負けないよ。

あたしも、ふっかけたのはこっちだからね!負けるわけにはいかないし!

ドキドキしますね~!ナビィはここで集計してます~♪	

うん、ありがと!じゃあ早速行ってくる!お先にー!

相変わらずスカジは元気だね。それじゃあ俺も行ってくるとするよ。後はよろしくね。

はい~!	


どちらが勝つのか?!注目の結果は…

----


~結果発表~

お疲れ様でした~♪どちらのアイテムもたくさん集まっていて、ナビィ感激です~!	

ナビィ、結果はどうなの?!勝ったのはどっち!?

そう急がなくても。確かに気にはなるけどね。

はい!では早速発表しちゃいますね~!	

ドキドキ…

……。

山【79898】、海【93935】!	

海組の勝利です~!	

えーっ!?ウソ!マジで負けちゃったの!?

一安心したよ。今回は俺の勝ちだね。

むぐぐ…悔しいーっ!絶対負けないと思ったのに!

はは、恨みっこなしだよ。

…おっと。スカジ、君の集めた木の実、君の小鳥がつまんで食べているみたいだ。

勝負が終わったとたんにこれなんだから!まぁ、これだけたくさんあるしいいけど!

もーっ次は絶対に負けないから!

それにしても、これだけたくさんあるといろんなことができそうですね♪	

俺の貝殻は色々と加工して飾ったりできそうだ。

小さい貝殻だからアクセサリーにもちょうどいいかもしれないな。

わぁ、素敵ですね~!貝殻のアクセサリー、とっても憧れです~♪	

あたしの持って来た木の実はそのままじゃ酸っぱいけどジャムやシロップ漬けにすると美味しいよ。

ジュースにもちょうどいいんじゃない?これだけあれば十分贅沢に飲めると思う!

いいですね~♪色んな方を呼んで打ち上げパーティーを開きましょう~!	

賛成!こういうのってわくわくしちゃうよ。準備するなら手伝うね!

いいね、俺も手伝うよ。パーティーと言うからには料理なんかもたくさん出したい所だからな。

お二人とも頼もしいです~♪ナビィも張り切っちゃいますよ~!	

北欧の神様を呼んで楽しくパーティーしました!

※今回のナビィの部屋は
ギルドランキングと連動していました


**ナビィの部屋 ナビィと楽器 [#l3f24ccf]

~ナビィの部屋の一角で~
世界にはたくさんの楽器がありますね~!	
以前、ダヌ様がフィドルの演奏をして下さったのですが、ヴィーナはまた違った音がでるんですね!	
そうね、この子は繊細だけれど元気の出る音を奏でてくれるのよ。
サラスヴァティーさんの演奏もとっても素敵で…!
いつも思い出すだけで気持ちがこみ上げてきて…ぐすっ…つい、涙が…!
ガーヤトリーに感動してもらって、本当に嬉しいわ!ワタシももっと演奏したいもの。
わたしも…!よかったら、一緒に歌いたいな。
ナビィも歌ったり演奏したりしてみたいです~♪	
素敵だと思うわ!他の地域の神様も呼んで、練習してみましょう?
本当ですか!わぁ、お願いしたいです~!	
歌を歌う練習ならわたしも教えてあげられるかな…!ふふっ…たのしそう!
クリシュナやココペリさん、弁財天さんにも相談できるかしら?
ブラフマーさんはワタシよりもっと顔が広いから、色んな神様を教えてくれそう!
確かに、ブラフマーさんなら何でも知ってそう。会いに行ってみようよ。
はい!是非…!	


~インド魔宮~
さ、サラスヴァティーが私のところへ…!緊張してきてしまった…。	
なんでまた?アイツがあんたのとこに来るって言ったら相談?
まぁ、そんなところだが…	
あっ、いました!ブラフマー様、ヴァルナ様、こんにちは!
おーっ、ナビィかぁ!サラスヴァティーとガーヤトリーもどうした?	
ブラフマーさんなら、世界にどんな楽器があるか…どんな音楽の神様がいるか分かるかなって相談に…!
ナビィが音楽を楽しんでみたいって言ってくれて、力になりたくて…。
ワタシよりも物知りなブラフマーさんなら知っているかと思ったの!
サラスヴァティー…!あぁ、光栄だよ…!わかった、あなたの力になろう。	
嬉しい!ブラフマーさんって本当に頼りになるわ!いつもありがとう。
と、当然さ…!	
楽器かぁ、ブラフマーって楽器作ったりできないの?	
オリジナルの楽器を作って、音楽の神様に演奏きいてもらいに行くのも楽しいんじゃない?	
わぁ…!それ、とっても楽しそう…!
確かにブラフマー様は創造の神様ですが…楽器をわざわざ作ってもらうのは悪い気が…!
いや、気にすることはないよ。ナビィが使ってみたい楽器を教えてくれないか?	
どんな音色を奏でるとか、どうやって演奏する…とか、単純な要素で構わないよ。試行錯誤しよう。	
すごい!本格的ですね…!ドキドキしてきました…!
相談しに来て本当によかった!ブラフマーさんとヴァルナのお陰ね。


~それから~
風が運んでくれるこの音色…聞き覚えがない、不思議な音色だ。
ふふっ、そうね。ワタシも初めて聞くわ!
まだ、あるべき姿を探しているような音だね。聞いていて、あたたかい気持ちになる。
あっ、ココペリ様、サラスヴァティー様!こんにちは…!	
ちょうど、気になる音色が聞こえてきたほうへたどって歩いていたら、彼女に会ったんだ。
ブラフマーさんからお聞きしたの。ナビィの楽器が完成したって!
二人ともちょうどいい所に来てもらえてよかった…!	
今その楽器を練習していたの。なかなか鳴らすのが難しくて…。	
はい~…なんだかへんてこな音がしていませんでしたか?	
やっぱり、あの音はナビィの楽器だったのね!
初めて聞いた音だったから、聞くだけで心が弾んで…もっと聞かせてもらえないかしら?
えっ!まだ練習中なので、音楽にはならないですが…!	
大丈夫、形にこだわらないからこそ、様々な音を奏でることができる…。
それはきっと、誰にも奏でられない音だと思うよ。
さすがココペリさん、その通りね…!ふふっ、音楽を楽しむのって大事だってこと、忘れてた…!
音楽を楽しむ…が、頑張ります~!	
慣れてきたらもっともっとたくさんの神様を呼んで合奏しましょう?
は、はい!	
サラスヴァティーたちどんな様子?オレにも教えろよー!
シッ!少し静かにしてくれないか…今からサラスヴァティーがヴィーナを弾くところだ。	
合奏かな?えー、近く行ってオレも聞きたいんだけどー!
----
こっそり練習を続けます…!


**ナビィの部屋 医神交流会 [#q9118b1b]

~ナビィの部屋にて~
ナビィ、今日は場所を貸してくれてありがとう。助かった。	
いいえ~♪ナビィも皆さんのお話が聞けるの、とっても楽しみです~♪	
そうね、普段忙しいからってあんまり医神同士で交流なんてなかったけど…
ちょうど良い情報交換になりそうで楽しみだわ!
情報交換はいいけど、なんで俺まで呼ばれなくちゃいけないわけ。	
俺は行かないって言っただろ。あんたらで勝手にやればいい。	
そう言わずに!ダスラだって気になることとかあるんじゃないの?他の地域の医療とか…
別に。特にないけど。	
ウソは良くないわよー、この間バビロニアの図書館から本草学の本を借りてきてたの知ってるんだから!
わぁ~本草学?お勉強したいのっ?偉いねぇ!ダスラのこと、なでなでしてあげる~!いい子いい子~♪
はぁ…これだから来たくなかったんだわ。	
ふぅ…ここまで来るのも一苦労だよ。もうはじまってるの?
あっ!スクナビコナだぁ~!わぁい!来てくれたんだねぇ!	
スクナビコナ?…あぁ!ここに…神農が呼んでくれたんだな。	
一応、薬に関してはかじってるからね。日本地域の話だったらできるかもしれないよ。
ありがとう。頼りにしてるよ。	
アタシの方でもソーマを呼んでみたわ!ためになるのかわからないけど…。
アタシたちアシュビン双神が扱うのはソーマの薬だもの。
俺が知らない隙にそんな約束を取り付けてたのか…。	
あれ、医療の神と言えば、ディアン・ケヒト様は……。
彼も来るの?確かに医療神だけど……。
あんまりこういう集まりに参加するイメージないわね。
一応声はかけているんですけどね…いやな雰囲気をまとっているが腕の立つ医神には間違いないと思って。	
彼からも学べることがたくさんあると思ったんだが…このまま来る様子がなければ、はじめてしまったほうが良さそうだ。	
ま、あいつがそう簡単に自分の技術を他人に教えるとは思わないけど。	
ディアン?ディアンも来るのっ?わぁ~!楽しみ楽しみ~!えへへ~、たっくさんお薬用意してよかったぁ!
みんなどんなお薬が好きなんだろ~?わっくわく!僕はねぇ…えーっと…ん~…選べないよぉ~!
神農はいつもマイペースね。…確かに彼の持って来てる薬瓶…はじめて見るものばかりだわ。
ソーマの用意する薬も原料はこんな感じなのかしら。詳しくは知らないのよね。
あ、あんまり下手に触らない方がいいよ!ときどき薬に混じって毒物もあるから…。
そ、そうなのか?どれだろうな…中国地域の植物はバビロニアと違うからな…。	
どれでしょーうか?ひひひ、ヒントはねぇっ、赤色だよぉ~!
赤色ね…該当する薬が多いわ。どれなのかしら…。
あ!でもねぇ、青色もあるし、白色もあるよぉ!黄色や緑色のもあるしね~…
もう、それじゃクイズにならないわよ!
早速盛り上がっているみたいで何よりですね~♪	


~ナビィの部屋近くの森にて~
医神同士で集まって和気藹々と…クックック、なんとまぁ平和な事ですねぇ。	
寒気すら憶えますよ。しかし、それも仕方のないこと…。	
実力のない者は群れたがるものです。憐れですねぇ、ミアハ。	
あれ?…そこにいるのは…フフフ、どうしたの?
…おや、貴方はソーマではないですか。	
まさかこんな場所でお会いできるとは思っていませんでしたよ。	
僕もだよ。…ここに居るってことは、きみも参加するつもりだったの?
さぁ、どうでしょう。貴方こそ、その箱や包み…何か教材でも持っていくつもりで?	
フフフ…さすがケルトの医神だね。これは僕の作った薬だよ。ナーサティアが持ってきて欲しいって頼みに来たんだ。
久しぶりに顔を合わせたと思ったら、こんなに面白い用を頼んでくるなんてね。
あぁ、ソーマ。あんた本当に来たのか…。…それにディアンも。	
御機嫌よう、ダスラ。貴方、ニンアズに呼ばれているのでしょう?そちらは如何なされたのです?
神農の世話を押し付けられそうだったんで、抜けてきたわ。	
そう。じゃあ抜けてきたところ悪いけど、この荷物を持ってくれないかな。
僕はもう十分散歩を楽しんだからね、そろそろ帰りたいんだ。いい?
あー…面倒だな。俺も帰りたいんだわ。	
ディアン、あんたはあの会に参加するんじゃないのか。それなら俺の代わりにこれ運んでほしいんだけど。	
アッハハハ!面白いことを言いますねぇ。インドの医神からは私があの会に参加しそうに見えると。
そこまで面白いことを言ったつもりはないんだけどな。	
兄ちゃんも神様使いが荒いよねー、こんなにいっぱい本を持ってくるの大変だよー!
まぁまぁ、そういわずに…僕はこういうの慣れてるし、エンビルルの分もうちょっと持ってもいいよ。
ほんと?!…ううん、いい!ナムタルに悪いし、鍛えてるって思えば…よいしょ!
エンビルルは偉いな~、僕も見習わなきゃ…………ん?
誰か来たみたいだね。…バビロニア冥界の神かな?	
あれっ、誰かいるよ!…わかった、兄ちゃんの会に来た医療の神様だ!
あぁ、ニンアズの妹と疫病神か。あいにく、俺ら帰るつもりだったんで後は頼むわ。	
あれ、そうなの?まだはじまったばかりだと思ったんだけど…。
ナーサティアいわく、ダスラは「おひとりさまが好き」だそうだからね。	
僕も、彼に荷物を持ってもらいたいんだけど断られちゃったんだ。	
なんなら、僕が手伝いますよ。見た感じ、重たそうだし…。
あんまりそいつの見た目に騙されない方がいいと思うけど。	
酷いなぁ。僕はいつだってきみの見たとおりの姿だよ?	
……んー…。
何か?	
兄ちゃんに会いにバビロニア冥界まで来た変な神様だなって。もしかして兄ちゃん達に何か悪さでも…
とんでもない!むしろ、彼に呼ばれたのですが?	
ええっ、そうなの?!兄ちゃんあんなに警戒してたのに…。
…って、そんな話してる場合じゃなかったんだ。あたしたちはナビィの部屋に行くけど…。	
ニンアズが待ってるからね。早く行ってあげなくちゃ…。
皆さんはどうするんですか?行くならせっかくですし一緒に行きましょうよ。
…だって。誘われてるよ?	
あんたもだろ。	
やれやれ。	

~ナビィの部屋では…~
ハーブティーとってもいい匂いね!ギリシャに行ったらケイロンにもお礼を言わなくっちゃ。
ケイロンも来れれば良かったのだけど…残念ね、呼びに行ったら留守だったのよ。	
弟子たちと稽古しに行ってしまったのかもしれないわね。タイミングが悪かったわ…。	
それなら仕方ないわね。いいわ!ギリシャは何かと用があるし。
それもそうだったわ。ヘパイストスのリハビリを手伝ってくれたこともまだちゃんとお礼できてなかったわね。	
ヘパイストスのリハビリ…?あぁ、そういえばアシュビン双神は一時期ギリシャに通ってたとか…。	
ナーサティアはアトロポスに会いに来るのがメインだったみたいだけどね。	
ちょっとちょっと!アナタに会いに来るのもメインよ?
お仕事しに来てるんじゃないの!?
スクナビコナ~見て見て!ねぇねぇ、あれ!ほらぁ!
えぇ、次は何?はぁ…ダスラに逃げられちゃうなんて誤算だったよ。
えーっと…いち、にい、さん…いっぱいだぁ~!神様がいっぱいいるよぉ。
神様?もしかしてダスラがまだ外に…?
あぁ、エンビルルとナムタルかもしれないな。用事を頼んでたんだ。	
ソーマもいるかもしれないわね。ハーブティーも堪能した所だしちょうどいいわ!
うん、そうだねぇ!あとねぇ、んん…えっとぉ…ケルトの……
ケルト?まさか、本当に来たのか…?	
アスクレピオス様のもって来てくださったハーブティー、まだまだありますよ~♪	
…あれ?…皆さん、窓から外の様子を眺めてどうしたのでしょうか?	
わぁい!ハーブティーだぁ!これは何のハーブちゃんかなぁ~るんるるーん♪
あっ!神農様!まだとっても熱いですよ~!	
うわぁ~、熱いねぇ!アハハ!火傷しちゃうよぉ!でもねぇ、火傷にはこのお薬がねぇ……
心配するべきなのか安心できるのかよくわからないです~!	
----
この後、アスクレピオス様のハーブティーで一服しながら、楽しく?情報交換しました♪


**ナビィの部屋 ナビィの楽器練習会 [#lc38c033]

~ナビィの部屋にて~
~♪ ~♪	
わぁ、上手だね!その楽器もだいぶ扱い方に慣れてきたんじゃないかな?
本当ですか?嬉しいです~!	
オルフェウスがほめるんだもの、間違いないわよね。
それに私もこの音好きだわ!他で聞いたことがないもの。とっても素敵よ!
エウリュディケー様もありがとうございます♪	
まだ思ったとおりに鳴らせないのですが…むむ!練習あるのみですね!	
ンニャ?なんだか変な音が聞こえるのニャ。	
初めて聞く楽器の音ね。ナビィの部屋からかしら?
次は竪琴の音がするニャ。オルフェウスの竪琴っぽいニャ!	
あら、よくわかるのね。フフフ、せっかくだから覗いてみましょうか。
確かに、あの変な音の正体が妙に気になるのニャ…。	
~♪ ~♪ ~♪	
~♪ ~♪ ~♪	
いい感じのセッションになってるわね!これなら近いうちに発表会開けるかも…?
ひえっ!発表会…!	
うんうん、いいんじゃないかなぁ!僕も応援するよ。	
お邪魔するのニャ。ナビィの部屋はここニャ?
こんにちは。不思議な音を鳴らしていたのはナビィだったのね。
バステト様、アヌビス様!こんにちは♪	
ニャニャ!?はじめて見る楽器なのニャ!
インドの創造神に作ってもらったオリジナルの楽器なんだって!おしゃれだよね!	
ま、まだ練習中なんですけど~…!	
ふむふむ…面白そうな楽器ニャ。
もっと音を鳴らしてみるのニャ!オイラがそれにあわせてシストルムを鳴らしてやるのニャ。
えっ!いいんですか!頑張ってみます~!	
それなら僕も!合奏だなんてワクワクしちゃうよ。
みんな楽しそうね!私ももう少し音楽の造詣があればよかったんだけど…。
フフフ、聞いて楽しむことも大事よ。どんな音楽が出来上がるのかしら?

~ナビィの部屋近くの森にて~
…この音は…。	
ヘズ?なにか聞こえるの…?	
…うん、なんだか楽しそうな音…ここからそう遠くない所から聞こえてくるんだ。	
ここから遠くない所…ナビィの部屋かしら?
ナビィの部屋?…そういえば、そんな場所があると兄さんが教えてくれたっけ…。	
誰かいるのかもしれないわね…少し顔を出してみましょうか。	
え?!でも…。
……ううん、僕も行ってみたいな…。初めて聞く音がするんだ。
私にはまだ聞こえてこないけど、もっと近づいたらわかるのかしら…。	
ンニャ、そこはもうちょっと高い音を出すと伸びがいいニャ。
なるほど…!バステト様のアドバイス、とっても助かります~!	
この楽器は音が独特だからね。癖を生かしてあげるといいんじゃないかな?
例えばこういう小節には、こうやって…。
あっ!うまく重なりました!オルフェウス様、さすがですね!	
オイラとオルフェウスのおかげで上達が早いのニャ。
あはは!そうだね。でも一番は楽しむことだよ!サラスヴァティー達も言ってたでしょ?
はい!ナビィとっても楽しいです~♪	
ふふ!すっかり意気投合しちゃって。
私も張り切ってるバステトは久しぶりに見たわ。本当に楽しんでるのね。
こんにちは。…お取り込み中だったかしら。
…こんにちは。何人か集まってる…?のかな。
あら、こんにちは!今ナビィが楽器の練習も兼ねて二人と合奏してるの。	
私達は観客よ。あなたたちもゆっくり聞いていったらどうかしら?	
あっ、ヘズ様!ナンナ様!こんにちは~!	
あの不思議な音…ナビィが鳴らしていたのかな。声と音が同じ方向から、聞こえたような…。
不思議な音…あっ、これでしょうか? ~♪	
あ…それ…!うまく表現できないけど、心地のいい音がする…。
そうね…!合奏をしているとさっき聞いたわ。私達にも是非聞かせて欲しいの…お願いできるかしら?
もちろん!ね、ナビィ!バステト!	
当然ニャ。オイラの音楽で歌って踊るのニャ~!	
が、がんばります~!	
次はどんな曲を奏でてくれるのかしら。
お茶でも飲みながらゆっくり鑑賞しましょう?いいハーブがあるって聞いたわ。淹れてくるわね!
えっと、アスクレピオス様が持ってきてくださった残りでしょうか?あちらの棚に…!	
あ…お茶を淹れるなら私も手伝います。二人は待ってて、すぐに用意してくるわ。
じゃあ私達はお言葉に甘えて待ってましょうか。
…あなた、とっても顔に出やすいのね。すごく楽しそうだわ。
そ、そう…なのかな。見えないから、気にしたことなかったけど…なんだか恥ずかしいな。
私だって、いつでも自分の顔が見えるわけではないわ。フフフ、楽しみましょう?
…は、はい…!
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その日は一日中楽しいひと時を過ごしました!


**ナビィの部屋 番外編 お手入れのために [#bbe69e55]

~中国山脈、神農の庭にて~
うんとねぇ、これとこれと~…。
わかったから早く済ませてくれる?	
こんにちは神農さん。申公豹くんもいるなんて珍しいね!
わぁ~!こんにちは!えっと…	
天仙娘々よ?今日はお薬を受け取りに来たの。
いいよぉ~、ちょっと待っててねぇ!	
あ、あれ?申公豹くんのあとでいいよ?…おうちに入って行っちゃった…。
ちょっと、僕の分はまだ?…はぁ、まさかあんたが来るとはね…。	
神農さんとお話していたのにごめんね…中断しちゃうとは思ってなかったの。
この際、もうどうでもいいよ。あんたも薬もらいに来たんだ?	
うん、そう!神農さんのお薬はとってもよく効くから、霊亀さんの代わりに受け取りに来たのよ。
へぇ…ご苦労な話だね。	
……申公豹くんもその手に持ってるのお薬だよね?ビンに入っているみたいだけど…。
なんでもいいでしょ。	
えー、気になる!…なんだかいい匂いがするような…。
そのビンねぇ、お肌や髪のお手入れするためのお薬が入ってるんだよぉ!	
あとねぇ…はい、フジバカマちゃん!お風呂に入れてねぇ~!	
あぁ…ありがとう。	
お手入れ用のお薬だったんだ!申公豹くんっておしゃれだね!
あーあ…まぁいいけど。	
言われて見れば、申公豹くんって肌も髪も綺麗だよね。格好もいつもきちんとしてるし…。
まぁね。それなりに時間はかけてるもの。	
やっぱり!私も申公豹くんに倣ってもっと見た目に気を使わなくっちゃ。
あ!ねぇねぇねぇ!お肌のお手入れって言ったら、エジプトにもいいお薬があるんだよぉ!	
エジプトにも?どんなもの?
えっとねぇ…エジプトの乳香がとってもいいお薬でねぇ、せ…せ…えっと…毒の神様のぉ……	
…セルケト?	
そう!セルケトがね~教えてくれたんだよぉ!	
そうなんだ!いいなぁ、私も使ってみたいな。
エジプト?ふぅん…。	


~エジプトピラミッドの一角にて~
なるほどねぇ、神農の紹介ではるばる中国から来てくれたなんて嬉しいわ。よろしくね?	
…悪いけど、できれば手短にお願いしたいから早くしてちょうだい。
せっかちなのねぇ…ちょっとここで待ってて?取りに行ってくるわ。	
…………。
…結局、どんなものなのか見てみたさにエジプトまで来てしまったけど…。
さすがに、ここまでは天仙娘々とは鉢合わせなくてすんだみたい。
セルケト、居るかしら?ミョイネンに新しい乳香をおすすめしたいのよ~!
こんにちは!あら、素敵な小瓶がいっぱいね~!なになに?これ全部美容にイイものなの?
あっ、ミョイネンだめよぉ!それはセルケトの調合した毒かもしれないんだからっ!
げぇっ!触るところだったわぁ!
えっ…?!なんなの突然…聞いてないんだけど!?	
あら?見かけない顔だわ!…でもとってもかわいい子ねぇ~!
ちょっと、お肌も髪もつやつやじゃない!どんなお手入れしてるのよっ!
待って、あんまり食いつかないでくれる?僕そういう趣味じゃ…	
爪もぴかぴかに磨いてるだなんて…アンタ中国の神様ね?!
やっだぁ~!友達になりましょ?アタシたちもお肌のお手入れとか大好きなの!
ちょ、ちょっと待って。冗談じゃない…セルケト!早く来てよ!	
待って、どっちが毒のビンだったかしら~フフ!	
あぁもう…!完全にわざとじゃない!悪いけど僕はもう帰るよ。さようなら!	
あら、もう帰っちゃうの!?待ちなさいよ~、カルカデ淹れてあげるからっ!
な、なんで追っかけてくるの?!	
とってもおいしくってお肌にいいのよ~?モンチュちゃんが淹れてくれるんだから遠慮しないのっ!
なんでこんな目に…!	

~一方中国山脈では~

神農さんのお薬、どんな感じだったか申公豹くんに聞きたかったけど見当たらないなぁ…。	
太公望くん、申公豹くんがどこいったか知らない?	
ふあぁ…さぁ?興味ない。
もしかしてエジプトに行ってるのかな?ふふっ!	
…面倒だし、そのまま帰って来なくていいよ。
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申公豹様はなんとか目的のものを手に入れられた…らしいです!
----

~エジプト砂漠の一角にて~
セトちゃん!セトちゃん!
母上、その呼び方はやめろと何度言えばわかる?	
だってこの呼び方が一番かわいいじゃない~!
…で、何の用件で来た?俺は父上や母上と違って忙しいんでな。	
フフ…!じゃーん!髪をつやつやにするオイルよ!セルケトちゃんとモンチュちゃんから分けてもらったの。
……帰ってもらおうか。	
なんでよ~!セトちゃん、せっかく黒くて長くて綺麗な髪だからお手入れしなくちゃだめよ?
母上、それは余計なお世話というんだ。俺には必要ない。受け取らんぞ。	
そんなこと言っちゃって!じゃあ、ここに置いておくわ!また来るわね~!
母上!いい加減に…	
…ふむ。	
質はいいようだな。まぁいい…受け取ってやるとしよう。ククッ…	
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翌日からセト様の髪が今まで以上につやつやになったそうです!



**ナビィの部屋 妖精国パーティー [#r1fc0f30]

~ナビィの部屋にて~
そろそろキャメロット城も元の姿に戻りそうね。
そうなんですか!よかったです~!	
ああ、皆の協力があったからこそだな。
想像以上に修復作業が早かったものね。もっと時間がかかるものだと思ったわ。
喜ばしいことだね。ケルトの神々や、他の地域の神様との連携の賜物かな。	
あの時はパーティーの最中にでしたもんね~…!お疲れ様です!	
そうだ、前にアーサーに言ったよね。なんなら妖精国でパーティーしたっていい、って。	
せっかくだから、妖精国で復旧記念パーティー開かない?	
妖精国で?ふふ、とってもありがたいわ!でも本当にいいのかしら。
ふむ、パーティーとなればオェングス…妖精国の負担も大きいだろう。
心配してくれてありがとう。大丈夫だよ。	
僕が開きたいんだ。皆がんばったんだから、そのくらい大した問題じゃないよ。	
アーサー、どうする?
そうだな…ここまで申し出てもらっているんだ。断るのも無粋というものだろう。
ありがとう!じゃあ早速準備をしようかな。	
ふふ、そうね。オェングス、心なしか張り切ってない?
そりゃあね。とっても楽しみだよ!色んな地域の神様を呼ぼう?
わぁ…素敵ですね!ナビィもお手伝いします~!	
ああ、皆ありがとう!最高のパーティーにしてみせよう。
パーティーとっても楽しみです♪


**ナビィの部屋 番外編 尻尾集め [#sb0c45ae]

~日本神社にて~
ハヌマーン、この前のパーティーで日本のかみさまといっしょに、「尻尾集め」したんだぞ!
尻尾集め?…はぁ、なんだかまたややこしい遊びを…。	
ハヌマーンでもやれるくらい、むずかしくないぞ。
見つけたしっぽをつかまえて、どっちが多くしっぽをつかまえたのかきょうそうするんだ。
いつの間にそんなことをしてたんスか…あんまり、他の神様に迷惑かけちゃダメッスよ。	
へへ!つかまるほうがわるいんだ!
あっ!ラクシュマナ!遊びに来たのか?	
いた!年神、遊びにきてやったぞ!
あれ、お客さんかな~?	
……。	
どうも、先日はお世話になったみたいで。
年神、また「尻尾集め」してやってもいいんだぞ!
そんなに気に入ったのか?仕方ないなー!	
尻尾集め?って何?	
僕もあんまりよく知らないんスけど、尻尾掴むだけの遊びらしいッスよ。
…って、な、なにするんスか!
やった!ハヌマーンはすきだらけだな!
ハヌマーンの尻尾、紐みたいだなー!	
紐みたいって……まぁ、その通りなんスけどね…。
…ったくよ!なんでオレ様が八戒の世話しなきゃなんねーんだよ!
法師のヤロー…帰ったらみてろよ!今度という今度は…
あっ、しっぽ!しっぽ見つけたんだぞ!	
うお!?おい!誰だテメー!…ってラーマの弟じゃねーか!勝手に尻尾触ってんじゃねーぞコラ!
あー、孫悟空ッスね。日本にちょうど来てるとは思わなかったッス。	
孫悟空も日本に来てたんだ!	
……賑やか、だな。	
わ、わらわらとどっから出てきたんだよ!
……そういえば、妖精国でのパーティーで…尻尾と間違われて、髪を掴まれた……。	
…あの二人がしていたいたずらだったのか……あの時は驚いた…。	
サルタヒコの髪、長いもんね。言われてみると確かに尻尾みたい!	
だから、体を動かしたときになびいてかっこいいんだよね~!	
…ありがとう。	
! 髪といえば、ラクシュマナと孫悟空、メッシュおそろいなんだ!おっしゃれ~!	
あ?!おそろいとか真似してんじゃねーぞ!
めっしゅ?	
髪の色が一部違う所ッスね。	
…あ!かっこいいだろ?お母さまやお兄ちゃんとおそろいなんだ!生まれつきだぞ!	
チビと一緒にしてんじゃねーよ!……ってなんだ!?
よっしゃー!孫悟空の尻尾もつかまえたぜ!	
て、テメー!ナメてんじゃねーぞ!
そう簡単に捕まらないぞ!やーい!	
二手に分かれて逃げちゃおうぜ!こっちこっちー!	
ふざけやがって…ぶっ潰す!
あ…飛んでいっちゃった。追っかけなくっていいかな?	
……いいんじゃないか。	
…まぁ、そのうち戻ってくるッス。	
ん?さっきサルの声が聞こえたんだが、気のせいか?
あ、猪八戒?孫悟空を探してるなら入れ違いだよ~!	
はぁ?!…ったくよぉ。どこほっつき歩いてんだ?
…孫悟空も、猪八戒を探していた。…何をしていたんだ?	
いや、イクトミのやつが日本にとんでもねぇべっぴんがいるって言うから来てみりゃ…
ヤマトタケルとコトシロヌシっていうオチよ。…はぁ…あいつの言うこと信じた俺が馬鹿だったわ。
はは…なるほど、ご愁傷様ッスね。…僕もそろそろ、ラクシュマナ迎えに行ってくるッス。	
アタシたちも、年神のこと迎えに行ったほうがいいかな?	
…そうだな。…遅くなりすぎても、カヨヒメが心配する。	
この流れ、俺が悟空を迎えに行かなきゃいけねぇみたいじゃねぇか。…気が乗らねぇなぁ…。
せめて、迎えに行くのがナイスバディなねーちゃんだったらねぇ…。
世の中、そう上手く行かないもんスよ。
----
尻尾集めの勝敗はどうなったのでしょうか…?

&ref(./sp_2016_b.jpg,30%);

&ref(./god_000922_b01.gif,nolink);今年も百神をよろしくお願いします♪

イラストは待受として使用できます。
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**ナビィの部屋 とっておきの初夢 [#n627af30]

~元旦、ナビィの部屋にて~
ナビィ、明けましておめでとう。今年もボクの麗しい姿に見惚れる一年になることだろうね。
わぁ、ヤマトタケル様、コトシロヌシ様!明けましておめでとうございます~!	
や、ナビィ!年初めの挨拶ってことで自慢の晴れ着を着てきたんだぜ。
とても華やかですね~!お外は寒いので、是非ナビィの部屋にどうぞ♪	
ありがとう、お言葉に甘えさせてもらおうかな。ちょうど休憩しようと思っていたところでね。
あ、でも挨拶回りがまだ残ってるからあんまり長居できないんだよな。それでもいい?
大丈夫ですよ!お茶淹れてきますね~!	
ナビィの部屋にも炬燵を置いたんだね。日本の神からの贈り物かな?
そうなんです~!福禄寿様がナビィの部屋にも炬燵があったほうがいいっておっしゃってまして…	
やっほーナビィ!コンニチハ!
パンタソス様!ポベートール様とモルフェウス様も…こんにちは!	
…ナビィには昨年、兄のことで世話になった。
そーそー!そのことを兼ねて、挨拶に来たんだー!
ふわ…これ、みんなで食べて。ドリームキャンディーだよ。
ありがとうございます~!	
ナビィ、お客様かな?	
はい!ギリシャのモルフェウス様たちが来てくださったんですよ~!	
モルフェウス……あ!夢を司ってる神々か。	
あれっ?もしかしてあたし達のこと知ってるの?やった!有名ジャン?
…………。
あぁ、神託って夢を介すこともあるんでね、一応知ってたんだ!	
夢を直接司っているわけではないけどな。	
なるほどね。…夢と言えば、初夢が楽しみだね。	
初夢……。
日本地域の占いといったらいいかな?夢の内容で一年の吉兆を占うんだよ。	
へー!オモシロそうジャン!いーこと思いついた!
…パンタソス。
なにーっ?ポベ兄、あたしまだ何も言ってないよ!
……刺激の強すぎる夢は…。
わかってるってばー!ちゃんと調整するもん。
…おっと、ボクらはそろそろ出なければね。	
そうだった!イクトミを待たせてたら悪いしな。ナビィ、お茶ご馳走さん!また来るぜ。	
はい~!楽しみにしてますね~♪	
二人も、これ…ドリームキャンディー、お近づきの…しるしに……スヤ…。
ありがとう。お返しは手元にないけど…代わりに、このボクの晴れ着姿を存分に楽しむといいよ。	
今なら日本の美女が二人も並んでるぜ。こんなサービス、滅多にないだろ?	
び、美女?!
…アハハ!なんてな!これありがとよ、日本には飴が好きな神結構多いんだ。皆喜ぶぜ~?	
……それならよかった。

~その翌日…~
ポベートール。パンタソスはどうした?
……昨晩、張り切りすぎたらしい。	
…昨晩?
ふふ…タナトス兄さん、初夢じゃないかしら。
…………かもしれない。	
むにゃ…オモシロイ夢って……言ってたよね……	
またか…面倒事はやめろと何度言えば…。
あら。私はパンタソスの夢、好きよ?
好き嫌いの問題じゃないだろ。
昨晩は初夢だというのに、変な夢を見てのぅ…。
アマテラス様もですか?実はナビィもなんです~!	
それはまことか!むぅ…今思い返してもさっぱり理解できんのじゃ。
ナビィはなんだか、宇宙のような景色のなかをずーっと飛んでる夢でした…。	
妙じゃな。わらわも似たような夢を見てのぅ。
一人ではあったが、星が金平糖のようで寂しくはなかったのじゃ♪
あ!それはナビィも思いました!不思議ですね~♪	
其れは小生の夢の一部だねえ。	
わーっ!?び、びっくりしたのじゃ…アメノミナカヌシ、居るのなら早く言って欲しいぞ!
ほ、本当です!いつの間に…
先日、不思議な飴玉を口にした所為で、貴君らに小生の夢が行き渡つてしまつたやうだ。	
貴君らは幸運だねえ。貴君らが目にしたものは、小生のほんの一角で済んだ。	
不思議な飴玉……あっ!ドリームキャンディーでしょうか?
むむっ、してやられたのぅ。
本来ならば、小生を巻き込んで可笑しな夢を見せる心算だつたのだらう。	
ヤア、悪い事をしたものだ。	
ど、どういうことなんでしょう…。
巻き込んで…とな?一体誰が…。
た、タナトスさん、ヒュプノスさん、モル兄、ポベ兄…。	
やっと来たな。遅いぞ、仕事がたまって…。
あら~…パンタソス、顔色が悪いわよ?そんなに疲れちゃってどうしたの?
い、いや~…ちょっとビックリすることがあってさー…	
…初夢か。
そう!ドリームキャンディー食べた神様にだけ特別に、あたしのトッテオキのオモシロイ夢見せようと思ったんだけど…。	
なんでかぜんっぜん上手くいかなかったの!今までにこんなことなかったからビックリしちゃったジャン!	
っていうか、ヘンテコな夢見てる神様の夢が、他の神様にも共有されちゃってるなんてスゴクない?	
……滅多にあることでは、ないな…。
うぅ~ん……それだけ、神様の力が強かった…かも……。
…パンタソス。思いついた!って顔するなよ。
えへへー、別にいいジャン!楽しそーなこと、思いついただけだよ!	
あんまり、触りすぎない方がいいと…思うけど……むにゃ…。
……それは同感だな…。
----
他の神様の初夢も気になりますね!

 
**ナビィの部屋 冥界神交流会 [#ne93dad3]

~バビロニア冥界にて~
結局、どうしようかしら…。	
エレシュ姉さま、なにか困りごとでも?
ナムタルね。いえ、大したことではないのだけど。	
エレシュキガル様に困りごとがあるときいて急いで駆けつけました!
ネルガル?いつの間にそこに…。	
タンムーズと何かお話をしていたように見えたのですが…。
いえ、冥界神は他の神々とあまり交流がないでしょう?	
クルたちも、他地域の話に興味はあるようだったから、	
どうせなら冥界神同士で集まって交流したらどうかと思っていたのよ。	
さすがエレシュキガル様!名案だと思います!
前々から、話自体は出ていたんだよね。俺も興味あるんだけど…。	
冥界神同士で、ですか……
問題は彼らが乗ってくれるかどうかってところね。	
以前、ハデスとヤマ、オシリスには相談したけれど……。	
何一つ決まっていないのも問題だと思うわ。	
手伝うって言ってた俺が今ちょうど仕事立て込んじゃってるしね。魔塔に行ったり来たりしなくちゃいけないし…。	
それなら、今から日程やら会場やらを決めればいいと思います!
お手伝いなら任せて下さい!エレシュキガル様のためなら、なんだってやります!
僕も、何かお手伝いがあるなら任せて下さい~。
二人ともありがとう、助かるわ。	
これなら、任せておけば問題なさそうだね!おみやげ話待ってるよ。	


~その翌日…~
…冥界神同士で交流会をするのか。
だそうですね!ソカル様はどうしますか?	
いや、俺は門番しないといけないから。
…それだったら、わたしが代わりにやりますよ!	
…………。
だ、大丈夫ですよ!最近は特に平和ですし、わたしもお仕事ありますし…。	
こういった集まり、ソカル様ってあまり参加されたことがないと思うので、今回はどうかなって。	
気持ちはありがたいけど、それだとネムティに悪いな。
何言ってるんですか、いつも仲良くしてくださってるお礼ってことで!	
…ネムティがそこまで言うなら、行ってみようか。
オシリス、貴方は交流会に出向くのですか?	
当然だ。断る理由もない。
それもそうですよね。…じゃあ、エレシュキガルさんによろしくお伝えください。	
なんだ、プタハ。俺を使う気か?
はは…仕事が忙しいだけですよ。	
……。
ハデス様、バビロニアからいらっしゃった神様とお話してからずっとあの調子なの。	
何か良くない知らせだったのかしら…ヒュプノス、あなたは何か知らない?	
あら~…ハデス様、まだ悩んでいらっしゃるのね。
悩んで…!?何かあったの?	
フフ、冥界の神様で集まりがあるとかなんとか。小耳に挟みましたの。
冥界の神様で……?あっ…!それの参加をするかどうかで、悩んでいらっしゃるのね。	
たぶん、そういうことかと思いますわ。
でも一番は、ペルセポネ様を連れていくか行かないかで悩んでいらっしゃると思いますの。
わ…わたし…?	
ペルセポネ様からお声がけすれば、きっと教えて下さるわ。
…!わ、わかったわ。ありがとう、ヒュプノス!	
…………。
あら~、エリスじゃない。そこに隠れていたの?
…別に、隠れていたわけじゃないわ。隠れているように見えるなら…そうなのかもしれないけど。	
あなたも、冥界神の集まりに行きたいのなら、遊びに行ってもいいかと思うわ。
…何を言ってるのよ。興味ないし、あたしは不和の女神だもの…行ったところで集まりを破綻させて終わりよ。	
素直じゃないわね。
ヤマ、冥界神で集まるんだろう?せっかくだ、楽しんでこい!
私は行くつもりはない。	
えーっ!なんでだよ!
他の冥界の様子を知るいい機会だと思うんだがな。
忙しいのでな。それに興味もない。	
代わりに行きたいというのなら、君達が行けばいい。	
オレは冥界神じゃないしなー…ヴィヴァスヴァットはどうする?
それを言えば、俺も冥界神ではないな。
興味はあるんだけどなー!ヤマ、どうしてもだめ?
私が行く必要はないだろう。	
ヤマが行かないと、オレ達が行ったところで冥界神じゃないだろ!
まぁ、無理強いをする必要もないがな。ヴァルナ、冥界神でなくても話を聞きに行くくらい構わないんじゃないか?
えーっ、どうだろうなぁ…。
……わかった!取引しない?オレが今ヤマにお願い聞いてもらう代わりに、別の機会にヤマがオレにお願いするの…
私は特に、君に願うことはないが。	
手ごわいなー!ダスラは逃げられちゃうんだけど、ヤマは動かないね!?
動かないな!昔から頑固だったが、冥界に行ってからもっと頑固になったんじゃないか?


~それから、ナビィの部屋~
……。
……。	
……。
……。	
……。
…これは冥界神の集まりじゃないのか?会話がされる気配がないぞ!
さっきから、みんな様子を伺ってるような状態なんです~…。	
待たせたわ。ライ麦ビールとカリンを用意してきたけど…。
色んな神様がいるね~!…みんな静かだけど、元気ないの?
エレシュキガル様、もう他の神々は集まってるみたいですね!
よう、エレシュキガル!…ん?タンムーズは来てないのか。	
彼は都合が合わなかったのよ。別の機会にまた声をかけるわ。
あ、バビロニア冥界の神様!早く来てよー!	
なに~?なにかあったの?
ああ、あいつら話題がないのか、ちょっと話したと思ったらすぐああなってしまうんだ。	
冥界神だからねー…あんまり、顔を合わせることもないし。	
これはどうしたものかしらね。酒が入れば変わるかもしれないけれど…あら、ネルガル?
エレシュキガル様!こちらに席を取りましょう!	
エレシュキガル様!お菓子が並べられていました!どれをいただきますか?	
エレシュキガル様!初めていただくお茶です!早くいただきませんか?	
エレシュキガル様!ここにおみやげ置いておきますね!	
……。ネルガルは強いわね。
----
冥界の神様の集まり、次回はもっと盛り上がるといいですね!

**ナビィの部屋 番外編 どっか行くぜ! [#p476f32b]

~赤土の大地にて~
レイヴーン、ヒマだー!なんかして遊ぼうぜー!	
どうせコヨーテの好む遊びだ。イクトミと遊んでくればいいだろう。
えー、けどイクトミ別の地域に遊びに行っちまったぜ!	
別の地域だと?なぜこのタイミングで…。
レイヴン、レイヴン!おれは走るのがいいぜ!ぐるぐるでもいいなー!	
おい、いきなりぐるぐるするな!砂埃が舞うだろう!
そもそも俺はそんな知能が足りていないような遊びはしない。
ちのうってなんだ?まぁ遊べればいいや!	
レイヴンが遊んでくれそうな遊び、どんなのがあるんだ?えーと…	
俺は忙しいから、お前に構ってられないぞ。
うーんと…わかったぜ!おれたちも色んな地域に行けばいいんだ!	
……色んな地域?どこに行くつもりなんだ?
えーと、それは…適当だな!	
……。
……。	
……イクトミがどこに行ったのか知らないのか?
……へ?イクトミが?	
忘れた!においとかたどれねーのかな?	
はぁ…そんなことだろうとは思ったが。
まぁいい。他の地域に出かけるのは俺もそれなりに興味あるからな。
ほんとか!やったぜー!	


~ギリシャ神殿にて~
へぇ、これが今年できた葡萄酒?	
ああ。なかなか出来がいいだろう。自信作なんだ。
自信作か、へぇ。本当に貰っていいのか?	
その約束だからな。ケイロンにもよろしく頼む。
わかった!じゃあこれと…こっちはオレが持っていくかな。テセウスはそっち頼むぜ!	
いいけど、オリオンの持ってる分が多いのはいいのか?	
このくらい全然問題ないぜ。なんなら、テセウスの分も持ってやろっか?	
おっ?本気かよ。いやいや、これは俺の仕事でもあるしさ。	
かっこつけんなって。なーんてまぁ、それはテセウスに任せる約束だしな!	
はは!かっこつけてるのはオリオンだろ?じゃあ早く行こうか。	
よっしゃ。じゃ、ディオニュソス!またな。	
何かあればまた来いよ。
…あぁ、そうだ。これ、おまけに持っていけよ。
……おまけ?	
んん?なんかいい匂いすんな。果物…これブドウ?でも酒っぽいよーな…。
ブドウ?あぁ、ギリシャだからな。葡萄酒やワインなんかの匂いだろう。
葡萄酒?なんかうまそうだな!
お前も飲んだだろう。イクトミがここの…ディオニュソスと言ったか。酒の神と知り合いだからな。
そうなのか!?すっげー!
お前な…。
フンフン…ワン!だれかの匂いがする!	
プロキオン、あまり走りすぎると転んでしまいますよ。…あら?	
初めて見るかみさま……こんにちは!	
よう!ギリシャの神か?たぶんそうだ!レイヴン!ギリシャの神いるぞ!
うるさいぞ…言われなくてもわかってる。
本当ですね!初めてお会いする方々…私はアリアドネと申します。こちらの子はプロキオンと言って…えぇと…。	
おれ、コヨーテ!赤土から来た!こっちの鳥はレイヴンって言うんだ!
…よ…よろしく頼む。
? そっちになにかあるの?	
レイヴンは女の子に弱いんだぜ!
断じて違う!
ふふっ!愉快な方々ですね。どうぞよろしくお願いします!	
今私は、プロキオンと一緒に人待ちをしていたところだったんです。	
人待ち?
おにいちゃと、テセウスしゃんと、オリオンしゃんと、ケイロンおじちゃ!	
ディオニュソスさまのところで、葡萄酒を受け取りに行くとテセウスさまとオリオンさまに伺いまして…。	
なんでも、ケイロンさまのお弟子さんを集めて宴をするのだそうです。きっと色んな神様が集っているかと…。	
プロキとおにいちゃはお手伝い!おにいちゃ、ケイロンおじちゃのとこにいるの。	
宴だって!レイヴン、宴だってよ!
それがどうした。俺達には関係のないことだろう。下手に居座っても邪魔になりそうだ。
そんな!飛び入り参加も大丈夫なはずですよ。赤土地域からはたしか…イクトミさまもいらっしゃってましたし。	
イクトミ?!え?!イクトミいんの!?
あいつ、ここでなにを…まさか、ここで宴を開くのを知っていたのか…?
イクトミしゃ、とってもやさしいよ!プロキにお菓子くれたの!ワンワン!	
懐柔してるな…。
おれもお菓子食べたい!イクトミのやつひどいぜ、おれにはないのかー!?
コヨーテしゃ、プロキと半分こしよ!	
いいのかよ!やったぜー!
おいコヨーテ!はぁ…すまないな、しつけが足りないらしい。
お二人は仲がいいんですね!	
アリアドネ、プロキオン!待たせちゃったな。
あれ?そっちの二人は…。
コヨーテしゃと、レイヴンしゃ!えっと、赤土地域のかみさまなんだって。	
イクトミさまのお知り合いなんだそうです。今宴にお誘いしたところで…。	
ふーん、宴に来るんだ!それならさ、ギリシャの英雄の話とかしてやろっか!
俺は赤土地域の様子とか聞いてみたいな!とりあえず酒は準備できたから、会場に行かないか?
俺はまだ、宴に参加するとは言っていないが…。	
おれは行くぜ!イクトミもいるんだろ?あとうまいもん食いたい!	
俺も、ケイロンさんの弟子なわけじゃないけど呼んでもらったんだ。英雄が集まってるんだってよ!
レイヴンしゃ、来ないの…?	
無理にとは言いませんが…。	
……わ、わかった!わかったから悲しそうな顔をするな!	
やっぱレイヴンは女の子に弱いぜ!	



~それから、会場にて~
食事の準備は…これで十分かな。
そうね、あとは葡萄酒を運んでくる二人を待ちましょうか。	
宴かぁ…母さんのこと考えないで遊ぶのって久しぶりかもしれないな。
たまにはそういったことも悪くないだろう。	
それにしても、こんなにもたくさんケイロンのもとで学んだ神が居るのね。	
本当にね。圧巻だ…あぁ、イクトミ。そちらの準備を手伝ってくれてありがとう。
このくらい朝飯前ってね。けど本当にいいのかよ?身内でやるパーティーだろ?	
いえ、いいのよ。人数は多いほうがきっと面白いと思うし…。	
そうそう。それに、赤土の神様がわざわざギリシャに来てくれているんだからね。
ついで…って形で申し訳ないけど、歓迎したいと思っていたわけだし。
イクトミはディオニュソスの酒をもらいに来たんだろ?ちょうどいいじゃねぇか。
はは、悪いね。じゃ、遠慮なく居座らせてもらうかな。	
すぐにでもはじめられそうな状態だな。
おお、美味そうじゃねぇか!これ誰が作ったんだ?
そっちのピタパンやブガツァは私とイアソンね。そちらのスブラキはシリウスが用意してくれたわ。	
そこのチーズとリンゴは僕が用意したよ。葡萄酒に合うかと思ってね。	
すげぇな!冷めちまわないうちに食いたいとこだが…。
今は葡萄酒を持ってくる奴らを待っているのか。
そうだな。手伝いにでも行ってくるか。	
仕方ないな。プロキオンのことも迎えに行きたい。俺は一旦席を外させてもらうぞ。
遅くなって悪かったな!葡萄酒持って来たぜ!
おにいちゃ!おにいちゃ!プロキもお手伝い!はい!
プロキオン、それは…?!	
えっとね、葡萄ジュースだって!
ディオニュソスがおまけでくれたんだ。酒が苦手な神もいるだろ?ってな。
へぇ!気が利くじゃねぇか。	
こちらがその会場ですか?飾り付けがとっても素敵ですね!
それ、ペルセウスと…イクトミって神様が手伝ってくれたんだ。	
飾り自体は出来上がってたからな。	
お陰様で、手伝ったと言っても上からさげたり壁に貼り付けたりするくらいだったわ。	
あーっ!イクトミ!イクトミいたぜ!
ん?コヨーテにレイヴン…どうしたよ、ここはギリシャだぜ?	
それはこっちのセリフだ。なぜお前がここに居る?
なぜって言われてもねぇ…ま、成り行きでな。	
ディオニュソスのお酒を飲みに来たと言っていたから宴に誘ったのよ。	
オレ達も宴でディオニュソスの酒飲むつもりだったからさ!ちょうどいいだろ?
宴か!いいなー!おれも参加したい!
ふふっ、コヨーテさま。先ほど宴に参加すると言ってませんでしたか?
あ!言ってた!
プロキともやくそくしたの!コヨーテしゃと、レイヴンしゃ、いっしょにごはん食べよ!って!
いつの間に…。	
プロキオンは優しいよな!えーっと、お菓子分けてあげたんだっけ?
うん!コヨーテしゃ、おなかすいてたみたいだったから。
ありがとな!今度赤土にも遊びに来いよな!ピーナッツいっぱいあるぜ!レイヴンの!
待て!なぜ俺のピーナッツを勝手に渡そうとする!
はは!じゃ、俺も遠慮なくもらっとくかね。	
イクトミ!お前も乗っかるのはやめろ!
赤土からの客人か。よく来たな。	
あ!ケイロンおじちゃ!ヘラクレスしゃん!
よぉプロキオン!あと客人もよく来たな、ゆっくりしてけよ!	
おーい、みんな集まったんだろ?早く食べようぜ!冷めたらもったいないからさ!	
あっ!肉だ!肉もらうぜー!やった!
多めに料理を用意していてよかった。僕らだけで食べきれるかな?って話してたんだよ。	
遠慮しなくていい。何ならオルフェウスたちも呼んでくるとしようか。	
オルフェウスかー、あいつが演奏するだけで盛り上がるもんな!ちょうどいいかも。
ふっげー、ぎひひゃほはひは、ひっはいいふんひゃは!
一回飲みこめ!はぁ…全くみっともないな…。
イクトミさまのお友達もきてくれてにぎやかですね!
適当に歩いたらついたぜ!
まさか適当で行きついた先にイクトミがいるとは思ってなかったがな…。
飯の匂いでも嗅ぎ付けたかね。なあコヨーテ?	
いい匂いした!
----
赤土の神様とギリシャの神様、とっても仲良くなったみたいです!

**ナビィの部屋 番外編 コレクタースリュム [#ibcf35cd]

~雪の森のとある一角~
……。	
うーん……。	
あ!気が付きましたよ!
はっ…?!俺は…。	
雪に埋もれて気絶してるからびっくりしちゃったよ!
雪に埋もれて?気絶…?	
あれ…覚えてないんでしょうか?
っていうか…雪に埋もれて寒くなかった?
ああ、それは大丈夫だ。霜の力を操れるからな。	
そ、そういえば…!二人とも。この近くに花嫁はいなかったか?	
花嫁?あ…それってもしかしてトー……
花嫁なら見たよ!あっちの方に歩いて行ったかなぁ。
わかった、二人ともありがとう!この恩は忘れないよ。それじゃあ、また後でね。	
あっ!待ってください~!その花嫁さんは……
もう、クピド~!また変な事件になったら大変なのに。
え?ボクは知ってることを教えてあげただけだよ!
あとでアンテロスさんに怒られちゃいますよ~!


~それから~
ふぅ…大変な目に遭ったものだ。	
トール、元に戻っちゃった。もうちょっと遊びたかったな。
シヴよ…それはさすがに遠慮したい。	
まぁまぁ、またやればいーんジャン?変身ステッキはあるだろ?
確かにあるが、もうやらん。	
クスクス…トール、結構似合ってたのにね。
そーそー。新しい自分発見!みたいで楽しかったんじゃない?
馬鹿なことを…ワシはもうやらんぞ。ミョルニルも取り返したのでな。	
はぁ…はぁ…走ったけど花嫁はいないじゃないか…。
彼らは確かギリシャの神だ。騙したわけではない、と思いたいが…。
北欧の神様だね。物陰でなにしてるのかな~?	
うわぁ!?び、びっくりさせないでくれ…。
驚かせたつもりはなかったんだけどなぁ。	
アンテロス、やっぱり一足遅かったみたいだぜ。	
花嫁さん、アタシも見たみたかったなぁ。	
俺も…ちょっと残念だけど、別の機会があればいいか。	
花嫁?今花嫁って聞こえたが…。
そうなのよ、クピドが教えてくれたの!恋の予感がするってね。	
恋って聞いたら、俺達も動かねェわけにはいかねェからな。	
そのうちに、エクチュアも来るんじゃないかな。花嫁はいなくなったって伝えられてないし…。	
い、居なくなったのか……。
あら?どうしたのかしら、急に愕然として…。	
俺達には言えねェ深いわけがあるんだろうよ…。	
俺…余計な事言っちゃったかな…。	
カーマ!ラティ!ヴァサンタ!それと北欧の神か?会いたかったぜぇ!
花嫁が居るって聞いてよぉ、居てもたってもいられなかったぜ!
世界には愛で溢れて…って、うおっ!?何で泣いてんだ!?
よう、エクチュア。タイミング悪かったな、もう花嫁はいなくなっちまったんだ。	
何だって!?北欧の花嫁は突然いなくなっちまうもんなのか!?カルチャーショックだぜ…!
アハハ!騒がしいと思ったら愛の神様ご一行ジャン!何してんの?	
わっ!?どこから出てきたんだろう…びっくりした…!
おっとー?そこにいるのはスリュムちゃんジャン!うちの神様いじめないでよー、アハハ!	
スリュムちゃんはさー、純情でちょっと怖がりなんだよねー!	
いや、北欧地域に花嫁が居たんだろ?居なくなったって言ったら落ち込んじまってよ。
もしかして、花嫁さんが好きだったんじゃないかしら?
花嫁~?あー、確かにいなくなっちゃったかも♪	
悲しい……やはり、欲しいものは手に入れておかないと安心できないよ…。	
元気出せよぉ、オレはお前のこと応援してるからよ!えーっと、スリュムだっけか?
俺も応援するぜ!愛の神が応援するんだから、もっと自信持てよ。な?
そうよー、アタシも応援してるわ!だから美味しいものでも食べて元気出しましょ?
うん…チョコレートのお菓子を作って持ってきたんだ。プシュケー達にも分けたいなって思って…。
みんな…ありが…	
…ん?アンテロスは?
……。	
あ。今のは被っちまって悪かったな。


~そして…~
アンテロス?いつの間にか居なくなっちゃってるわね。
アンテロスならオレが来た時にはいなかったぜ!
やぁ、ごめんね~。クピドがいたから逃げちゃわないようにと思って。
何もしてないのにひどいよ!ちょっと矢の試し射ちを…。
それは北欧に来てまでやるものかな?
は、はい…。
みなさん、何ともなさそうでよかったです~…。
よう、クピド。また矢でも散らかしたか?	
まだだよ!それに恋のある所を応援するのは当然でしょ?
けど、狙ってた相手の所には他の神様もいっぱいいたね?	
あんまり他所の地域に迷惑かけちゃだめだよ。それとも、前の事件で懲りてなかったのかな~?	
わ!鞭はやめてってば!もー、アンテロス怖いよ…。
よくわかんねぇけど、皆集まったんなら何かしねぇともったいねぇな!	
それもそうよな。これだけ神が集まるのもなかなかないってもんよ。
本当はチョコをいっぱい配るだけにしようって話してたの。こんな感じの…。
!	
わぁ…やっぱりプシュケーのお菓子は出来が本当に丁寧だね。	
ありがとうございます~!たくさん用意したので、皆で分けましょう?
それなら、俺の分も…お菓子教室で少しは上達したと思うんだ。見てもらえないかな…?	
!	
ヴァサンタ作もプシュケー作も、どっちも愛に溢れてるぜ!	
ボクも食べていい?えーっとこれにしようかな!
待ってくれ!	
えっ!?び、びっくりしたぁ…食べちゃだめだった?
菓子職人の二人、それとこの場の皆にお願いしたい。このチョコレート菓子を全て譲ってはくれないだろうか?	
へ?えっと…?
す、全て?	
無理にとは言わない。しかし…この細工の美しさに俺は心を奪われたよ。	
これはコレクションするにふさわしい価値を持っていると思う。どうだろう…?	
そう言ってもらえて嬉しいけど、チョコレートだからとけちゃわないかな…。	
コレクションしちゃったら食べられないし、もったいないよ!
気持ちはわからないでもないけどね。二人とも、綺麗なお菓子を作ってくるからさぁ。
とりあえずプシュケーとヴァサンタの気持ちを聞かないとね。お菓子を食べてもらうつもりで作ってきてるわけだし。
え?えっと…私はみなさんがそれでいいなら、って気持ちですけど~…。
俺はスリュムのその気持ちに愛を感じたぜ。	
チョコレートならオレも持ってる!このお菓子をスリュムに全部渡しちまうのが無理ってんなら…	
どうよ、スリュムのためにチョコ菓子作ってやるのはよぉ!	
なるほど…!エクチュアさん、そうしましょう!
うん、いいと思う…!スリュムは…それでいい?	
…俺のために…特注品と言うことか…!何たる幸せだろう、ありがとう…!	
はは、決まりだな!じゃあナビィの部屋でも借りるか?お菓子教室開いてるの、いつもそこだからな。	
はい!じゃあそうしましょう~!
じゃあさっそく準備しに行くかね。…ん?そんなにきょろきょろしてどうしたよ。	
あれ?ロキは…?さっきまで近くにいたよね~。
突然居なくなっちゃったからどこ行ったのかと思ったジャン!いつものことだけどさー。
ごめんねー、じっとしてるとムズムズしちゃってさー。	
ロキはまた適当なことを言って…。
…?ロキ、いい匂いがするね。甘い匂い…チョコ?
ご名答~♪あんまりいっぱいはないけどねー。ほしい?	
はいはーい!ほしいほしいっ!
どこで見つけてきたの?盗んできてたりして。
それはヒミツ♪当ててみてもいいよー?	
くだらんことを。盗品であるなら、ワシは要らん。
あれー?いらないんなら、オレとシギュンとシヴと双子ちゃんで食べちゃおっかなー?	
妙なゆさぶりをかけるでない。
----
スリュム様、元気になってよかったです!
……次回に続く?

**ナビィの部屋 チャレンジャーネヴィン [#h4b1e2a3]

~ナビィの部屋付近の森にて~
この森は穏やかで、休むのにはちょうどいいね。
そ、そうね!静かだし…。	
…イシュチェル、緊張してない?何かあった?
緊張!?そんなわけないじゃない!イツァムナーと一緒で緊張するわけ…………。	
……。
……?
…あ、そういえばこの先にはナビィの部屋があったかな。そこで休もうよ。
のんびりとは言え、結構な距離を歩いたからね。疲れたのかもしれない。
あっ、そういえば…もしかして、イツァムナー…そこに行きたいの?	
駄目だったかな?ナビィは用意がいいからおいしいお菓子とかも置いてあると思う。
俺は疲れてるイシュチェルより、楽しそうなイシュチェルの顔が見たいから。
……。	
も、もー!ばかー!イツァムナーのばかーっ!	
あっ!イシュチェル!突然走ったら危ないよ。
…走って行った方向、ナビィの部屋だ。そんなに行きたかったのかな?



~それから~
なにっ!?今日はお菓子教室の日ではなかったのか!?
はい~、えっと…ネヴィン様、次回のお菓子教室はだいぶ先になりそうなんです…。	
前回のお菓子教室が、ついこの間だったので…。	
どうせこんなことだろうと思いましたよ。やれやれ…。
むむ…それでは仕方ないな…。ディアンも付き合わせてしまって悪かった!
あ、お菓子教室はやってないですが、お菓子の材料やレシピは置いてありますよ!	
プシュケー様やヴァサンタ様、アウォナウィロナ様が用意してくれたんです!	
本当か!ナビィ、それを見せてくれないか?
はい!…あ、よければナビィもお茶を出しますよ!折角ですし、くつろいでください♪	
私はもう帰ろうかと。用もないでしょう?
そうだろうか!私は手みやげも何もないまま帰る気はないぞ。
ナビィ、よければキッチンを貸してくれ。そのレシピをマスターしたいんだ!
はい、もちろんですよ~!ナビィもお手伝いします!	
ありがとう!ディアン、君も手伝ってくれないか?
なぜ私が…ネヴィン殿一人でも十分でしょう。
ディアンの料理の腕前が高いことは私も認めている…少々悔しいが。
だからこそ、君の技をこの目で見たい!駄目だろうか?
ディアン・ケヒト様のお料理の腕前がすごいことはナビィも知ってます!	
確かに、どんなふうにお料理するのかナビィも見てみたいです!	
はぁ。私がそう簡単に手の内を見せるとでもお思いですか。
しかし…まぁいいでしょう。ここで断るのは無粋と言うものでしょうしね…。
やった!ありがとう、ディアン!頼りにしているぞ。
本当に手伝うだけですよ?全く…。
楽しみですね~♪	


~それから~
…あれ?誰か来たみたいです~!	
はぁ、はぁ、あーっ、もう!疲れた!
イシュチェル様!肩で息して…走って来たのでしょうか?	
あっ!ナビィ!アタシは喉が渇いたわ!おいしーい飲み物用意して!
はい~!お茶を淹れますよ♪すっきり元気になるお茶です~!	
イシュチェルは速いな。やっと追いついたよ。
あ、イツァムナー様もようこそ!お茶、一緒に出しますね~!	
ありがとう、お構いなく…イシュチェル、大丈夫?
大丈夫なわけないでしょ!	
えっ、どこか怪我でも?ちょっと診せてくれないかな。
……ま、待って!そういうことじゃ!	
…………。	
お菓子が動いてる!?	
本当だ!これは…。
ネヴィン殿。焼き加減が甘すぎるんですよ。ヌアダ殿に生焼けを食べさせるおつもりで?	
だ、駄目だったか!もう一回…あっ!さっきのクッキーが動いたぞ!	
理解できませんがお菓子作りに集中しなさい。またゴミを増やしたいのですか?	
むむ…ディアンは手厳しいな!しかし、私はめげないぞ。生焼けが駄目なら火力を上げればいいんだな?	
はぁ…貴方は消し炭を量産したいのですか?	
違ったか……あっ、そうか!時間をかければいいんだな。つい気持ちが逸ってしまった!	
そうですよ。先ほどの温度でもう少し時間をかけなさい。生地はちゃんと作れてるのですから。	
よし!ではもう一度…今度こそは失敗しないぞ!	
なるほど…ケルトの神様がお菓子を作る練習をしていたんだね。
ちょっと待ってよ!変なお菓子作ったくらいじゃ動いたりしないでしょ!?
不思議だね。きっと才能なんじゃないか?
……あ、いい匂いがする!
今度は上手くできたのかな。俺達も応援しよう。


~それから~
ネヴィン様、すごく上手です~!とってもおいしそうですね♪	
ふふん、私に不可能なことはないからな!もう少し冷ましたらチョコをかけたりデコレーションしよう!	
まぁ、及第点でしょうか。私がついていなければどうなっていたことやら…。	
ああ、この成功はディアンがついていてくれたおかげで成しえた!ありがとう!	
なに?クッキー焼いてたの?アタシにも見せなさいよ!
うまく作れたようで何よりだよ。陰ながら応援してよかった。
ん?いつの間にいたんだ?見てのとおり私の自信作だ!まだ熱いから、冷めたら食べてもいいぞ?	
ああ、アステカの神の…。お騒がせしましたね、そちらに生焼けのクッキーが歩いてたりしませんでしたか?	
歩いてたわ!焼き直せば食べられるんじゃないの?
貴方は歩いたクッキーをそう簡単に焼けると?野蛮ですねぇ。	
やっ、野蛮!?どこがよ!
なかなか可愛らしいクッキー達だね。けど、目を離したすきにいくつか外に出て行ってしまったんだ。
ほう…!一所におさまろうとしないとはさすがは私が作ったクッキーだな!	
ネヴィン殿、それはトラブルメーカーと言うのですよ。	

~ナビィの部屋付近の森にて~
もうすぐでナビィの部屋に到着できるね。	
はい!でも誰かのためにお菓子を作るって、緊張するなぁ…。	
ああ…俺自身も緊張しているよ。どんなチョコレートを俺のために作ってもらえるか…!	
あの三人、楽しそうでよかったぜ。
ほんとよね!アタシも早くお菓子食べたいなぁ。
そうそう、結局お預けのままここに来てるわけだし!おなかすいたよ。
オレのチョコでも食うか?オレの愛をたっぷり詰めたスイートハートチョコだぜ!
エクチュア、ここはお預けってことで。あんまり甘やかしすぎるのもクピドのためにならないからさぁ。
そうなのか!?じゃあクピド、ナビィの部屋につくまでコイツは我慢してくれ!
えーっ!アンテロスひどいよ~!
相手のことを思ってちょーっと厳しくすることも愛だよ?
あれっ?なんでしょう~…?	
あっ…クッキーだ。生きてる…!?	
クッキーが生きてる?!そんな馬鹿な……本当だ!	
本当だわ!やだー、カワイイ!カーマ、頑張って捕まえましょうよー!
あれを捕まえるのか?結構すばしっこいぜ。
チョコレート神殿に現れたモンスターと似てるけどちょっと違うような…。
カカオ族はいねぇみたいだな!しかし、いきなりなんだぁ?
何にせよ、悪さをしないなら放っておいてもいいと思うけど…。
俺としては、なんでこんな妙なモンスターが発生してるのかが気になるな~。
ナビィの部屋で何かやってるのかもな。風に乗って焼き菓子の匂いがするぜ。
動く菓子作れるヤツって言ったら、アイツしかいねぇな!
すごい…生きた菓子だ!飼育はできるのだろうか…。	
捕まえるのもちょっとかわいそうです~…。	
……楽しそうだけどよ、おかしなことになっちまう前に確認しに行った方がよさそうだな。
そ、そうだね…。	

~それからしばらく経ち~

ネヴィンとディアンの帰りが遅いね。まだナビィの部屋から帰ってきていないのか。	
門限を設ける必要があったんじゃないですか?	
はは、そこまでする必要はないだろう。行き先がわかっているしね。	
心配なようでしたら、俺が迎えに参りますが。	
ネヴィンとディアンだから心配はしていないよ。君が外に出たいというのなら止めないが。	
じゃあ、必要ありませんね。	
ヌアダ!遅くなってすまなかった。みやげを用意したぞ!
同じく、ただいま戻りました。
あぁ、二人ともご苦労だったね。みやげ…とはなにかな?	
私の作ったお菓子だ!見てくれ!
お菓子…まさか、生きてたりはしませんよね?	
ふっふっふ…今回の作は一味も二味も違うぞ。
ディアンやその場に居合わせた神々と共に作った合作だからな!
成程ねぇ。それで帰りが遅くなったのか。	
その点に関しては私の監修不足でした。ネヴィン殿がもっと作るときかなかったもので。
どれ。いただいても構いませんか?	
ああ!遠慮するな!これだけの量があるんだからな!
やれやれ、ありがたい話だが…余らせてしまわないようにしないと。	
ふぅん…まぁ、悪くないと思いますよ。上官殿も頂きます?毒味はしましたので。	
全く失礼ですねぇ…毒など入れるわけないじゃないですか。誰に似たのやら。
ああ、もちろんいただくよ。ネヴィン達がせっかく作ってくれたものだからね。	
自信作はどれかな?先に頂いておこう。	
自信作か!悩ましいな…全てと言いたいところだが…。
ディアンが手伝ってくれたクッキーは会心の出来だと思うぞ!
その評価は当然でしょう。私が関わっているのですから。
----

…あれ?スリュム。外に出歩いてるなんて珍しいね。	
フフッ……あぁ、ヘイムダルか。仕事かな?ご苦労様。
うわ、にやにやして気持ち悪っ…何一人で笑ってんの?	
いや、コレクションが増えたんだ。嬉しくてね…!
コレクション…?あ、聞かない。聞くとめんどくさいからいい。	
面倒だなんてそんな!お前もきっとこの芸術を目の当りにしたら、俺の気持ちもわかるんじゃないか?
パス。仕事の邪魔しないでよ。はいはい、スリュムの館に帰った帰った。	
まぁいい…この幸福を一人でかみしめるのもまた、贅沢と言うものだからね…。
----
今後のお菓子教室はさらに賑やかになりそうです♪


**ナビィの部屋 仲直りのために [#c4a0552e]

~バビロニアの魔塔内にて~
バアル!見つけたぞ。今日という今日こそお前を…	
モート!待て、何を殺気立つ必要がある。
わかっているだろう?俺とお前は宿敵同士…。	
どちらかが勝つまで戦いあわなくてはならない運命なんだ。	
俺は望んでいない。アナトだってそうだ、冷静になってくれ。
!お兄ちゃん達、また…!
喧嘩しないでって言ってるのに…。
バアル、武器を取れ。今のお前はもう以前のように魔の力に侵されていないだろう!	
モート…!
ダメよ!こんなところで戦ったりしたら…!
アナト!?いつの間にそこに…。	
アナト!どうしてここに?	
お兄ちゃん達が争う声が聞こえたから駆けつけたの。
もう争うのはやめてよ!じゃないとあたし…
ま、待てアナト。武器はおろしてくれ、ここで暴れたら魔塔が崩れてしまう。	
じゃあこの場は争わないって約束してくれる?
ああ、俺ももとより戦うつもりはなかったからな。	
バアル、逃げるつもりか?!	
モートもいい加減にしてよ!ぶちのめすわよ!
あ…アナト……!	
……あっ。
バアル、この一件は忘れないからな。	
モート…。	
アナトも、怒鳴らせてしまって悪かったな。	
別に!……お兄ちゃんに突っ掛かるモートが悪いんだし。


~それから~
あの場は何とかおさまったけど…。	
あのままじゃまた戦いになっちゃう。	
あたしも、暴力以外の解決法を考えないとダメ…よね。	
…………。	
いたっ!ちょっと、気をつけなさいよ!	
わっ、あ、あ、ごめんなさい…!け、ケガしてませんか…?
ムンム、どうしたの?…あら、アナト!大丈夫?
私が前を見ていないばかりに、ぶつかってしまって…。
別に…ケガしたわけじゃないからいいわ。	
…前を見てなかったのはあたしもだし。	
アナトさんも…?
…アナト、ちょっと元気がないんじゃない?
そ、そんなわけないでしょ!いつも通りよ。	
そう…ですか?……あ!…あの…!
アナトさん…ぶつかってしまったお詫びに…これ。よろしければ…。
え?何かくれるの?	
あ、それムンムが作った紅茶ケーキね?
はい。…アヌ様が、紅茶…よく飲んでいらっしゃるので。
たまには、お菓子にしたらどうかなって…あ、あの…切れ端で申し訳ないんですけど…。
…………。	
き、気を悪くしてしまったら…ごめんなさい。真ん中の部分は、アヌ様やエンキさんに食べて頂いてしまってもうないので…。
気を悪くしたなんて誰が言ったのよ。…ありがと、いただくわ。	
ムンムって丁寧だからお菓子作るのどんどんうまくなってる気がするわ。
そ、そうでしょうか…!ニンリルさんや、ニンフルサグさんにも聞いてみたんです。
美味しいものを食べると笑顔になるものね。その場がすぐに和やかになるわ。
…………!	
…二人ともありがとう。これ、すごく美味しかった。	
あ…ありがとうございます!
…そっか。…美味しいものかぁ…。	


~それから~
ここがナビィの部屋…確かに、変わったところに建ってるわね。
……ここなら、こっそり…
あ、アナト様!こんにちは~!	
こんにちは。ナビィ、ちょっと部屋借りていい?
はい、もちろんですよ~♪	
アナト様、何かするならナビィもお手伝いしますが…。	
ううん、いい。失礼するわね。
わかりました!どうぞ!	
…確か、このページに…。	
アナト様、とっても真剣に本を読んでますね…!何の本でしょうか…。
…これだわ。…これなら、あたしにも…。	
おにぃ…? あれ、いないの?
おかしいわね…確かにこちらに向かっていたと思ったのに。
あ、エリス様~!エリス様が来てくださるなんて、嬉しいです!	
どうされたんですか~?	
フフ…ナビィ、元気そうね。ほんとはここに来るつもりはなかったのだけど…。
おにぃを知らない?探してるの。こちらに向かっていると思ったから訪ねたのに…。
誰?あんた。	
お客様がいたのね…邪魔をしたわ。
名乗るほどの者じゃないけど…あたしはエリスよ。
エリス?ふぅん…ギリシャの神か。	
あなたは?…あたしだけ名乗るのもフェアじゃないわ。
…アナトよ。バビロニアの神。今ちょっと忙しいの。	
そう…アナトね。覚えたわ…。
エリス様はアレス様を探しているのですね!	
でも残念ですが…ナビィはアレス様見ていないんです。ナビィの部屋には来てないですよ!	
それは残念ね。…仕方ないわ。
あ…あんたの持ってるそれ、ハム?…パンもある…。	
だめよ、これはあげられないわ。おにぃのために用意したものだもの…。
別に欲しいだなんて一言も言ってないわよ!
それに、あたしは自分一人でお弁当を作るって決めたの。	
お弁当…?
あんたに話す義理もないけど。…バアルお兄ちゃんとモート、仲が悪いから。	
一緒に食事でもしたら、少しは…って思ったの。	
……さ、殺戮の女神がこんなことしてちゃ悪い?!	
…悪いとは思わないわ。…ほんの少し、気持ちがわかるもの。…ほんの少しよ。
エリス様はいつもアレス様にお弁当を用意しているんです!	
アレス様は生ハムがお好きなので、いつもパンと一緒に用意しているんですよね♪	
……言う必要はないと思ったのだけど。
そうだったんだ…。エリスって優しいんだね。	
…笑えない冗談はよして。あたしは不和の女神だもの…。
あなたのお兄さん達…不仲なのを何とかしたいのでしょう?…なら、あたしが来ちゃって悪いことしたわね。
…すぐにお暇するわ。…おにぃを見つけなくてはならないし。
…………。	
ねぇ、エリス。	
…何かしら。
今度、そのパンの作り方…教えてくれる?	
あたしもお弁当、バアルお兄ちゃんやモートに食べてもらいたいから。	
…………。
機会があれば、ね。


~バビロニアの魔塔内にて~
バアル!見つけたぞ。今度という今度こそお前を…	
モート!先日アナトに止められたばかりじゃないか。
そんなことは知っている!しかし、俺とお前の目線があった瞬間こそ戦いの時なんだ。	
モート!またお兄ちゃんのところで…!
…アナト!モートよ、アナトが来た。戦いあうことに意味を感じられない。	
アナト……俺は真剣なんだ。それでも止めるというのなら…。	
…………ほら!
…?!……な、なんだ?	
…これは…ケーキ、か?	
そうよ。
…………。	
これ、一からアナトが作ったのか?	
…な、なんか文句あるの?!
い、いや!そういうわけではなく…。	
驚いた…とても美味しそうじゃないか。	
…あたしがお料理するのなんて意外って思ってる?
確かに意外だったかもしれないが…。	
……アナト、一切れいただくぞ。	
う、うん。
…美味いな、ナツメヤシのケーキだったのか。	
ほ…ほんと?
ああ、嘘をつく必要ないだろう?	
……。	
…ねぇ、モートも食べてよ。二人の為に作ったんだから。
俺とバアルの為に…?	
わ、わかった。それなら俺も一切れ…。	
…ど、どう?
…うん、美味い。アナト、ありがとう。俺はこの味…気に入ったよ。	
ほんと?……じゃあ、二人とも戦うなんてやめてよ。
あたし、こうやって美味しいもの作るから。…さ、三人で食べるの、悪くないでしょ?
アナト……。	
……。	

~ナビィの部屋にて~

アナト様のケーキでバアル様とモート様はうまく仲直りできたのでしょうか?	
ナビィ、すまない。場所を借りるぞ。
あ!アレス様~!エリス様が……。	
そのことはだな…。
おにぃ…ナビィの部屋に来てるのは知ってるわ。
どうして隠れるの?…あたしはただ…お弁当を持ってきただけなのに。
エリス?!いつの間に追いついて…待て、その槍を置いてくれ。	
おにぃ…今日はあたしとお弁当を食べるんじゃなかったの…?
アテナやパラス、ペルセウスとどうしてピタパンを食べていたの…?
いつそのような約束をしたのか覚えがないが…	
エリス、わかった。落ち着いてくれ。そのお弁当、いただくとしよう。	
……。
フフ、ありがとう…うれしい。
ナビィ、食器借りるわ…おにぃとお昼を食べられるの、楽しみにしていたの。
は、はい~!…アレス様、汗がすごいですが大丈夫ですか?	
問題ない…。まったく…妹でさえ分からんのだから、女性は難しい…。	
----
アナト様もエリス様も、食べてもらえてよかったです♪



**ナビィの部屋 お散歩危機一髪 [#i4f19897]

**ナビィの部屋 ドキドキ展示会 [#p54bd3ff]

**ナビィの部屋 特別編 柏餅初体験! [#v655246d]

**ナビィの部屋 番外編 ハーブを求めて [#h89fdf63]

**ナビィの部屋 番外編 グィネヴィアのお稽古日誌 [#v19fb9ac]

**ナビィの部屋 お髭フィーバー [#mcff10c7]

**ナビィの部屋 番外編 嘘つきバカンス [#v4fd8e23]

**ナビィの部屋 アグライアのお使い [#ob107952]

**ナビィの部屋 番外編 荒野のイナズマ [#x2042a7e]

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