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蜃気楼の塔~究明編~エリアデータ をテンプレートにして作成
開始行:
ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子に...
#attach(nolist)
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなの...
※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント...
**情報提供等 [#k3b52c85]
わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかない...
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名...
#pcomment(,20,below,noname)
#contents()
//時ノ欠片エリアデータ入力用テンプレ
//見かけた情報に応じて欄を必要分だけ行をコピペして数値を...
//| |&ref( .jpg,240x130);|-?|+?~?|+?~?|--|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
----
#attach(nolist)
**プロローグ~第1幕 [#w706c9d9]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|【蜃気楼の塔~究明編~】~プロローグ~|&ref(./蜃気楼の塔 ...
|【第1幕】|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|...
|~|~|-11|+16~22|+55~330|~|
|~|~|-8|+12~16|+40~240|~|
|~|~|-9|+13~18|+45~270|~|
|~|~|-15|+22~30|+75~450|~|
|~|~|-12|+18~24|+60~360|~|
|~|~|-13|+19~26|+65~390|~|
|~|~|-14|+21~28|+70~420|~|
**プロローグ~第1幕 台詞 [#sa0b09ae]
-【蜃気楼の塔~究明編~】
以前目にした時よりも不安定に揺らめく黒い裂け目に飛び込む...
ただ、今ここに存在している蜃気楼の塔の内部はどことなく廃...
階段や壁がボロボロであるのはもちろんだが、周囲に目をやれば...
ノイシュ「この塔のどこかにデアドラと…クレプシード家が計画している『...
ジークフリート「ああ。そして蜃気楼の塔の謎にも辿り着けるかもし...
ノイシュ様とジークフリート様の言葉に皆が頷く。
いつも以上に目的や事態は深刻となっているが、神様たちと力...
ナビィ「それにしても本当にボロボロですし、あんな重そうな物ま...
ナビィに言われて目をやると、たしかに椅子などに混じって大き...
ミディール「か、壁に大きな穴まで…!あっ、まさかこれって…モンスター...
ナビィ「あっ!もしかして…!」
エーディン「…そうね、これは多分デアドラが…」
ノイシュ「うん、そうだね。デアドラが魔物に物を投げつけられてい...
ノイシュ様の言葉に気のせいか、一瞬エーディン様とミディール様が固まっ...
エーディン様はため息をつくと、ミディール様とノイシュ様を見る。
エーディン「…仮にあたしとミディールに攻撃してくるようなモンスターがい...
ノイシュ「うん、任せて。騎士として君たちを守るよ」
ヴァルキリー「心強いな。私もナビィやお前たちを全力で守るから安心...
ノイシュ様とヴァルキリー様が力強く頷く。これから先、恐ろしい魔物が...
~一方、蜃気楼の塔・某所……~
ロイツェ『…どうやらお客人方がこの場所に辿り着くための道を見つ...
クレプシード家の執事…ロイツェは、真っ赤な紅茶を淹れながら呟く。
テーブルには色とりどりのお菓子やロイツェのお手製のベリータルトも並ん...
スヴェイ『ろいつぇ!おやつ、マダー?スヴェイ、待ちきれナイ!』
ヘレグ『あーんま食いすぎんなよ?今日の晩飯はナイト姉さんの手料...
ロイツェ『ヘレグ坊ちゃまもスヴェイ坊ちゃまも、このロイツェのアフタヌーンティー...
ロイツェたちに向けてドレスを着た少女が手当たり次第に物を投げて...
???「あなたがた!くだらない理由でわたくしを閉じ込めておい...
ロイツェたちに向けてドレスを着た少女が手当たり次第に物を投げて...
ロイツェ『まぁ、お客人…こちらの紅茶で落ち着かれては…』
ヘレグ『おいおい、まーた物壊しやがったのかよ?アンタさぁ、実は...
???「今、何とおっしゃいまして!?」
ロイツェ『お客人、そのテーブルは……あぁ…』
ロイツェの静止もむなしく、大きなテーブルが少女の手によって放り投...
ロイツェ『…まったく、とんだお転婆なお嬢さんでございますな……。...
ロイツェは宙に散らばるお菓子の数々にベリータルト、ティーセットまでも次々...
ロイツェ『まぁ、目的は他にもありますゆえ…少しは目を瞑るといた...
スヴェイ『ワー!ろいつぇ、スゴイスゴーイ!たると、イタダキマース♪』
ヘレグが言葉を失っている中、スヴェイはロイツェの身のこなしを見て喜...
ロイツェはタルトをスヴェイに丁寧に渡しながら静かに呟いた。瓦礫のほ...
-【第一幕】
エーディン「結構歩いたけど…まだ手がかりらしいものはないわね」
ミディール「そ、そうだね…。物を投げてくるような、大きいモンスター...
周囲を警戒しながら探索をするが、デアドラ様の事はおろか『リダ...
ノイシュ「焦らず、注意して進もう。もし疲れたりしたらすぐに言...
デアドラ様がいなくなり、不安や焦燥など辛い心境であるはずのノ...
ジークフリート「…お前も無理はするなよ。皆で力を合わせればデアドラ...
ノイシュ「…うん、ありがとう。ふふ、君たちはとても優しくて…僕...
そんなやり取りの中、さらに奥へ続く道を見つける。暗がりの...
ヴァルキリー「そういえば、デアドラについて詳しく聞いていなかった...
道を進みながらヴァルキリー様がノイシュ様に訪ねる。ヴァルキリー様はデアド...
ノイシュ様以外でデアドラ様を知る、エーディン様とミディール様は何故か言...
ノイシュ「うーん、デアドラは城で育ったけれど、おしとやかな普通...
ミディール「ふ、普通…!?」
エーディン「ノイシュ、どんなフィルターをかけたらデアドラがそんな風に見え...
ジークフリート「二人の様子からすると…デアドラはやはり何か変わった...
ジークフリート様の言葉に思考を巡らすノイシュ様を、エーディン様とミディール...
ヴァルキリー「ナビィはデアドラとも面識があるだろう?ノイシュの言う通り...
ナビィ「えっ!?え~と…デアドラ様はなんというか…」
ノイシュ「……災い、そして悲しみを招く者」
ノイシュ様がぽつりと呟く。しん…と静まり返った空間で、皆の視線...
ジークフリート「災いと悲しみ…?一体どういう事だ?」
ノイシュ「そのままの意味、だよ」
ノイシュ「デアドラの名前には災いと悲しみという意味が込められて...
ノイシュ様は少し困ったような顔でそう言うと、真剣みを帯びた表...
ノイシュ「…でも、名前の意味の通り、デアドラには災いをもたらす力...
???『…さすが、赤枝の騎士、ノイシュ様でございます』
静かな拍手と共に、淡々とした声が響き渡る。この声にヴァルキリー...
ヴァルキリー「その声…ロイツェ=クレプシードか!」
ロイツェ『左様でございます。私がクレプシード家の執事、ロイツェ=クレプシ...
ノイシュ「クレプシード……僕の元にこの手紙を送り、デアドラを連れ去っ...
ノイシュ様は先程までの穏やかな雰囲気を一変させ、静かな怒りを...
その変化に皆が驚く。
ノイシュ様は普段、怒る事はほとんどなく、こういった口調で話す...
だが、ロイツェは全く動じていないようだ。ただ、モノクルの奥に存在...
ロイツェ『あぁ…そちらの手紙は私が貴方様にお出しいたしました。...
ノイシュ「……っ!!デアドラに何をした!?」
ジークフリート「ノイシュ!気持ちはわかるが落ち着け。まだデアドラが無...
ロイツェからの手紙を、血が滲むのではないかという程の力で握り...
ノイシュ「…ごめん。とにかくあいつを倒さなければ、ね」
エーディン「そうね!痛い目にあわせれば情報を引き出せるんじゃ...
ミディール「ぼ、僕も…!僕も頑張って戦う、よ…!」
ヴァルキリー「そういう事だ。覚悟はいいな?」
ロイツェ『ふっ…、お客人方は余程ご冗談がお好きとお見受けいたし...
そう言うとロイツェは長く鋭利な刃の武器を構える。
その刃は一点の曇りも無く、恐ろしいほど冷たい輝きを放って...
あの刃で一体どれほどの獲物を切り裂き、貫いてきたのだろう...
ロイツェ『お客人方には丁重なおもてなしを、と旦那様より仰せつ...
ノイシュ「僕がそんな事はさせない。そして、必ずデアドラを無事に...
ノイシュ様も自らの剣を抜き、構える。
他の神様たちも各々の武器を構えるなどし、ロイツェを見据える。
空間の緊張感が一気に高まり、肌に伝わりそうなほどだ。
ノイシュ「赤枝の騎士がノイシュ……参るっ!」
ノイシュ様の凛とした声が響くと同時に、神様たちがロイツェに向かっ...
(ボス戦)
**第1幕 ボス [#o87c7412]
|>|~浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード|
|>|&ref(./浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード.jpg,540x33...
|~HP|CENTER:5000|
|~報酬|デアドラの解放石(災厄)、デアドラの解放石(悲劇)|
|~遭遇時|鋭利な刃を構えるロイツェは、静かに凍てつくような殺気...
|~撃破時|『…なるほど。メインディッシュには遠く及ばないですが…前...
**第2幕 [#n558a7c6]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|【第二幕】|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|...
|~|~|-11|+16~22|+55~330|~|
|~|~|-8|+12~16|+40~240|~|
|~|~|-9|+13~18|+45~270|~|
|~|~|-15|+22~30|+75~450|~|
|~|~|-12|+18~24|+60~360|~|
|~|~|-13|+19~26|+65~390|~|
|~|~|-14|+21~28|+70~420|~|
|~|~|-10|+15~20|+50~300|~|
|~|~|-17|+25~34|+85~510|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
**第2幕台詞 [#o657f0b4]
-【第一幕】
ロイツェ『おや…、騎士様といえど隙が。貴方様は命までは奪いませ...
ノイシュ「……っ!」
間合いが近い中、宙を蹴るように飛び上がったロイツェは手にした...
ノイシュ様は回避行動を取りつつ刃を剣で弾き落とすが、それでも...
ロイツェ『チェックメイト…ですかな?』
ノイシュ「……っ、まだ僕は…!」
ミディール「ノ、ノイシュ……!」
???「お待ちなさーい!!」
ドォーン!!
片足の負傷により膝をついたノイシュ様に、ロイツェが再び刃を手にし...
だが、何者かの声と共に壁が破壊され、巨大な砕片がロイツェに向...
ロイツェ『…私とノイシュ様の邪魔するとは…いささか無粋でございます...
飛んできた砕片を、ナプキンに隠されたトレイから取り出した例の武...
そしてゆらりと己に攻撃を仕掛けた人物に視線を移す。
当然、その場にいた神様たちもその瞳に、主の姿を捉えていた。
ノイシュ「君はまさか……デアドラ…なのかい……?」
ノイシュ様は驚きともなんともいえない表情で目を見開き、こちら...
そこには美しい顔を不機嫌そうに歪め、ドレス姿で仁王立ちする...
デアドラ「お待たせしましたわね、ノイシュ!あなたが危険な目にあ...
エーディン「…ねぇ、解放石って自力で出れるものなのかしら?」
ナビィ「え~と…あまりそういうお話は聞かないのですが、ナビィた...
何にせよデアドラ様は少し型破りな神様なのかもしれない……。
その場にいたノイシュ様以外の皆が内心そう感じていた。
デアドラ「さぁ!わたくしとノイシュにこんな仕打ちをしたのですか...
デアドラ様はロイツェに向かってそう言うと、何故かナビィを掴み上げ...
デアドラ「わたくし、武術は嗜んでおりませんが、物を投げる程...
ナビィ「え、え~!?デアドラ様、ナビィを投げないでくださ……きゃ...
恐ろしい掛け声と共にナビィをロイツェに投げつけるデアドラ様。
どうやら手当たり次第に近くにあるものは投擲してしまう癖が...
悲痛な悲鳴を上げながら投げ飛ばされるナビィを誰も助ける事が...
ナビィは衝撃、あるいはロイツェの攻撃を受ける事を想像し、ぎゅっ...
ロイツェ『…やれやれ、このような可憐なお嬢さんを投げてしまわれ...
ナビィ「…えっ?な、なんであなたがナビィを!?」
ロイツェは片腕に優しくナビィを受け止めていた。
相変わらず感情の伺えない声が不気味ではあるが、ロイツェはナビィ...
ロイツェ『ここでお嬢さんがデアドラ様の剛力で粉砕されてしまって...
ナビィ「ひ、ひえ~!やっぱりクレプシード家はこわいです~!」
泣きじゃくりながら急いで飛んでこちらに戻ってくるナビィに、テ...
デアドラ「まぁ、わたくしったらごめんなさい!ノイシュの事で頭が...
ミディール「つ、つい……?」
ヴァルキリー「うっかり投げるものだろうか…ヒヤヒヤしたぞ」
ロイツェ『さて、デアドラ様はそちらの手に戻ってしまいましたが、...
ノイシュ「…くっ、逃げる気か!?待て!……っ」
ジークフリート「深追いはするな。…次は片足ではすまないかもしれな...
ヴァルキリー「ジークフリートの言う通りだ。今は態勢を整えるべきだろう」
ロイツェ『…そうでございました。もしやもう遭遇されたかもしれま...
ロイツェ『忌々しい事に私たちとお客人方の命を狙っているようで...
ロイツェの声だけが空間に響くが、その言葉を最後に何も聞こえな...
どうやら完全にこの場から去ったらしく、一行の緊迫した空気...
ノイシュ「デアドラ、怪我はないかい?君が無事で、本当によかった…」
デアドラ「わたくしでしたら心配に及びませんわ!でも、ノイシュこ...
傷口を隠しながらデアドラ様に微笑みかけたノイシュ様だったが、当...
ヴァルキリー「なるほど。傷は幸いそれほど深くはないようだが…ち...
エーディン「そうね。少し休憩を取りながら手当てをしましょ」
ミディール「うぅ…ノイシュ、痛そう……」
各々がノイシュ様の怪我を気遣い、手当ての準備を進めようとする...
デアドラ「ノイシュの手当てでしたらわたくしにお任せくださいませ...
ミディール「ひぇっ!?ま、またスカートを素手で千切ってる…!」
ジークフリート「…お前達がノイシュが話したデアドラの説明に驚いていた理...
皆が唖然としている中、デアドラ様は勇ましく自身のドレスのスカート...
ノイシュ「い、痛いってデアドラ…!」
デアドラ「あなたは騎士なのだから、このくらい我慢しなくては...
エーディン「…デアドラ、その気持ちはわからないこともないけど、ち...
エーディン様の言葉に納得したデアドラ様は、エーディン様と二人でノイシュ...
ジークフリート「…一応手当ては済んだようだから、少し安静にすれば...
デアドラ「それでしたらわたくしが!!」
ジークフリート様の言葉を遮ると、デアドラ様が猛スピードでノイシュ様に近...
ノイシュ「デアドラ、気持ちはとても嬉しいんだけれども…みんなの前...
デアドラ「まぁ!いつもこうやって担いでますのに、ノイシュは恥ら...
ジークフリート「デアドラ、お前がノイシュのために何かしたいのはわかる...
ジークフリート様はノイシュ様が怪我人だと言えばデアドラ様も応じるので...
俵担ぎをされているため、こちらからノイシュ様の顔は伺えないが…...
デアドラ「別の担ぎ方…あっ!わたくし、わかりましたわ!子ども...
自信満々のデアドラ様はノイシュ様を抱えなおすが…それはどう見ても...
ノイシュ様のほうが身長や体格は勝っているはずなのに、何故かデア...
デアドラ「ノイシュ!これなら恥ずかしくありませんわね!」
ノイシュ「……うん、そうだね。ありがとう、デアドラ」
ジークフリート「…ノイシュ、すまない」
どこか諦めたように微笑むノイシュ様にジークフリート様は小さく謝罪し...
皆が呆気に取られている中、ノイシュ様を抱えたデアドラ様は塔の奥...
-【第二幕】
ロイツェとの戦いの末『リダン』や蜃気楼の塔の謎に関する手がかり...
ミディール「な、長い階段だね…。あの、デアドラ……」
デアドラ「はい?何ですの、ミディール?」
ミディール「疲れてない、かなぁって…思ったりしたんだけど……大丈...
ミディール様がデアドラ様に少し言いづらそうに訪ねるが、先頭を歩...
デアドラ「わたくしならこの通り元気ですわ!だから心配は無用...
ジークフリート「…元気ならいいが…それよりも、な」
ノイシュ「…うん、君の言う通りだね。…ねぇ、デアドラ、階段で僕を...
なんとなく意図がずれているような、微妙な心境のミディール様とシ...
デアドラ「まぁ、わたくしったら!ノイシュがあまりにも軽いのでつ...
ヴァルキリー「…いくらノイシュが華奢なほうといっても、鎧を纏った騎...
ヴァルキリー様の言葉が聞こえなかったのか、デアドラ様はにこにこと...
素早い手当てと持ち合わせた薬が良かったのか、ノイシュ様の怪我...
デアドラ「ノイシュ、もう痛みなどはございませんこと?」
ノイシュ「うん、君のおかげでまた戦う事ができそうだよ。ありが...
エーディン「よかったわね、ノイシュ。じゃあまた頂上目指して進むわ...
エーディン様の言う通り、一行は蜃気楼の塔の頂上を目指している...
もちろん罠である可能性も捨てきれないが、今はこの情報を頼...
エーディン「それにしても、ミディールの言う通り長い階段ね。まった...
ミディール「う、うん…。あれ?何か聞こえない……?」
ミディール様がぴたりと立ち止まり、耳をピンと立てる。不安そうな...
ミディール「……!!この音…う、上からだ……!」
ジークフリート「…罠か!エーディン、避けろ!」
エーディン「えっ?…きゃあっ!?」
ナビィ「エ、エーディン様ー!」
長い階段でさすがに少し疲労していたせいか、罠への反応に遅...
だが、階段という足場の悪い場所である事や天井を利用した罠...
天井からガラガラと大きな音を立てながら、太い鎖から下がった...
塔内の狭い階段の両壁を削りながら落下するほどの大きさのた...
エーディン「……えっ、ミディール!?」
ミディール「よ、よかった…!あの、エーディン…怪我、してない?」
間一髪のところで、少し近い位置にいたミディール様がエーディン様を...
普段大人しいミディール様が素早い動きで果敢に罠に飛び込んだ様...
エーディン「あ、あたしは大丈夫よ。でもあんな罠に飛び込むなん...
ミディール「はは…そう、だよね。で、でも……僕はエーディンが傷ついた...
苦笑するミディール様と驚いた顔のエーディン様。二人のもとに他の神...
ノイシュ「二人とも!本当に怪我はしていないかい?」
デアドラ「怪我をなさっていたらわたくしが運んで差し上げます...
エーディン「あたしたちは本当に大丈夫よ。ありがとうね、ミディール...
ミディール「わわっ!?エ、エーディン…!?」
エーディン様は普段は少しツンとしているが、ミディール様の事となれば...
ヴァルキリー「なるほど。二人とも無事なようでよかったな、ジークフリ...
ジークフリート「ああ。もう駄目かと一瞬思ったが…ミディールのおかげだ...
ナビィ「ミディール様、すごいです~!この調子で先に…」
???『おいおい、まだ安心するのは早すぎじゃねーの?ノーテンキなカ...
???『ウン!安心するの、マダマダ早い!もっともっとアソボウヨー♪』
ノイシュ「……!誰だ?姿を見せろ!」
デアドラ「この声…聞き覚えのある声ですわね!クレプシード家の者じ...
突然聞こえた二つの声に、携えた剣に手をかけるノイシュ様と周囲...
???『まぁ、この階段登りきったら遊んでやるからさ。せいぜい...
声の主はそう言うと、二つの不気味な笑い声を上げる。不協和...
ヴァルキリー「この階段の上、か。まだ上など見えないが…とにかく...
ヴァルキリー様の言葉に頷いた一行はさらに階段を登り始める……。
ジークフリート「進めば進むほど罠が酷くなってきているな。皆、気...
ナビィ「進んでも進んでも、先が見えないです~…!」
ジークフリート様の言う通り、先程から壁から棘が飛び出してきたり...
登っても先が見えない螺旋階段は皆を不安にさせる。
ノイシュ「そうだね。みんな、僕とジークフリート、ヴァルキリーで出来る限り...
デアドラ「ふぅんぬっ!!」
ノイシュ様が頷き、皆に注意を促す最中にたくましい声が響く。
皆がデアドラ様のほうを見ると、彼女はどこかから転がってきた...
ナビィ「デ、デアドラ様~!?」
デアドラ「わたくしも皆さんのため、頑張りますわね!サポートなら...
デアドラ様は大岩を壁に投げると、壁に埋め込まれていた棘の罠...
デアドラ「あら?岩は砕けてしまいましたのに、この壁…元に戻っ...
破壊したはずなのにすぐに再生した壁から飛び出してきた鋼鉄...
???「そうよ。その罠は、闇雲に物理攻撃をしても破壊する事は...
その声と同時に壁の罠を、魔法の炎が星のように煌めきながら...
エーディン「オイフェ!あなたも来ていたの?」
オイフェ「ええ、この塔の異変の影響が気がかりで調べにきたのよ」
???「オレたちもいるぜ!こんなところでミディールたちに会えるなん...
???「おう!こいつは驚いたってもんよ!」
ミディール「マクリル…!それに、リルも……!」
オイフェ様と共にマナナン・マクリル様、リル様が一行がいる場所よりも少し...
マナナン・マクリル「この辺の罠はオレやオイフェみたいに魔法が使えるヤツじ...
リル「魔法の事は俺よりマクリルとオイフェが上手いからなぁ!すっかり...
ヴァルキリー「なるほど…。残念ながら私たちの中にオイフェやマクリルに匹...
ヴァルキリー様はオイフェ様たちにクレプシード家が恐ろしい計画を企ててい...
オイフェ「そういう事なら同行させてもらうわ。二人もいいわよね...
リル「おうよ!人数が多けりゃ魔神だろうがクレプシード家だろうが...
ナビィ「わ~!頼もしいです!」
ミディール「マクリルも、その…いいの?」
マナナン・マクリル「オレも行くぜ!友達が困ってるならなおさらだ!よろ...
マナナン・マクリル様は笑顔で言うと、ミディール様をぐいっと寄せて肩を...
オイフェ「じゃあ私とマクリルが中心になって罠を破壊するわ。みんな...
マナナン・マクリル「魔法破りはオレらがやるからさ!階段にかかってる魔...
オイフェ様の言葉に皆が頷く。するとオイフェ様は早速魔法を放ち、仕...
マナナン・マクリル様いわく、この階段には罠だけでなく魔法もかけられ...
ノイシュ「さすがだね。さっきも思ったんだけれど、オイフェの魔法の...
オイフェ「えっ?ア、アナタ、いきなり何言ってるのよ!」
ノイシュ様がいきなり褒めだしたため、困惑するオイフェ様。さらにノイシ...
ノイシュ「マクリル、君の魔法も君の心をあらわしているように見える...
マナナン・マクリル「え!?ノイシュ、それってどういう…」
マナナン・マクリル様も同じように言葉をかけられて困惑している様子だ。
デアドラ「ノイシュ!あなた、わたくしがいるところでまたそのよう...
ノイシュ「い、痛いよ、デアドラ。僕は思った事を言っただけだし…そ...
エーディン「あ、二人とも気にしないで。ノイシュは無意識でああいう...
マナナン・マクリル「そ、そうなのかー!びっくりしたぜ!」
あまりノイシュ様とデアドラ様と話した事がなかったオイフェ様とマナナン・マク...
ジークフリート「オイフェたちの協力で階段をどうにか登りきったが……ま...
何とか階段の罠を突破し、空間が歪められた事によって無限に...
しかし、階段を登った先は一面の水面が広がっていたのだ。
ナビィ「ここを渡りきるのは大変そうです…!」
ヴァルキリー「そうだな。それに先ほどのように罠が仕掛けられてい...
リル「よっしゃあ!俺の出番だな!」
リル様は海を司る神様だ。弟のマナナン・マクリル様よりも魔法が苦手な分...
マナナン・マクリル「オレとオイフェの魔法でもちょっと厳しいかもしれないし...
リル「おう!みんな俺の舟に乗ってくれ!一気に向こうまで渡る...
リル様の声に、皆が彼の舟に乗り込む。さすがにこの人数は乗り...
リル様の舟で水面を向こう岸ならぬ、向こうの床まで走る。
水面を観察すると、一面に水が張られているだけのように見え...
リル「…こいつは単なる魔法の水ってわけじゃなさそうだな。蜃気...
リル様が視線を向けた方には、水面に波紋のようなものが生じて...
そこには大きな裂け目があり、水は吸い込まれるように落ちて...
だが水は不思議と減ることなく、静かに波打っている。
オイフェ「そうかもしれないわね。この水が落ちていく先もいずれ...
オイフェ様の言葉に皆が頷く。
とにかく塔の上…おそらくは頂上にも近いような場所に『リダン』...
一行は静かな水の音を聞きながら、間もなく近づく水面の向こ...
数々の罠や謎の水面を突破して一行が辿り着いたのは、色々な...
???『よぉ。生きてアンタらがここまで来なかったら、退屈すぎて...
???『スヴェイ、へれぐにイッパイ遊んでもらったケド、カミサマと早くアソヒ...
神様たちに罠を仕掛けた犯人であるクレプシード家の者…スヴェイとヘレク...
デアドラ「やはりあなたたちでしたのね!あんな罠を仕掛けてき...
デアドラ様は一歩前へ出ると、腰に手を当ててスヴェイとヘレグを睨む...
スヴェイ『あっ!スヴェイのおやつ、ジャマした、サスクワッチー!』
ミディール「えっ……!?」
ナビィ「そ、それは言っちゃダメです~!」
デアドラ「今、何とおっしゃいまして!?」
ノイシュ「落ち着いて、デアドラ。君はたしかにサスクワッチのようなとこ...
スヴェイとノイシュ様の発言にミディール様とナビィが青くなる。
そしてデアドラ様からノイシュ様とスヴェイへと、床にあった壊れたソファー...
ジークフリート「デアドラ…スヴェイはともかく、ノイシュにまで攻撃してどう...
デアドラ「わたくしったら…失礼しましたわ!では…よいそぉい!」
ジークフリート様にやや呆れたように言われたデアドラ様は笑顔で納得...
デアドラ「ノイシュ、ごめんなさいね!わたくし、酷い事を言われた...
ノイシュ「…うん、大丈夫だよ。瓦礫から出してくれてありがとう、...
まるで小さな子どもをあやす時のように高く抱き上げられたノイシ...
オイフェ「…とにかく、そろそろアナタたちから話を聞かせてもらおう...
ヘレグ『話?さぁて、一体なーんのことだかわからねぇな』
エーディン「あなたたちが企んでる『リダン』とか塔のことに決まっ...
ヘレグ『…あのさぁ、そう言われて俺たちがアンタらにへいへいって...
ノイシュ「そうか…。もちろん、君たちが望むのなら、僕もみんなも...
ノイシュ様は自らの剣に手を添え凛として問いかけるが、返ってき...
ヘレグ『あー、アンタ。そんなにかしこまんなよ?疲れちまうぜ。…ハ...
そう言うとヘレグは戦闘態勢を取る。どうやら戦いは避けられな...
スヴェイ『へれぐ!スヴェイもアソビタイ!』
ヘレグ『お前、あの怪力女に物投げられて本調子じゃねぇだろ?...
ヘレグはその態度や口調からは意外だが、弟であるスヴェイを可愛が...
そんな光景がなんともあたたかい反面、ひどく悲壮感を感じさ...
マナナン・マクリル「それがアンタらの出した、ノイシュへの答えってわけだな...
ヘレグ『ハハ!やってみな?無力なカミサマども!』
互いに譲れない想いや目的を胸に秘める中、ヘレグの挑発的な声...
(ボス戦)
**第2幕 ボス [#tc379197]
|>|~陰り逝く時空 ヘレグ=クレプシード|
|>|&ref(./陰り逝く時空 ヘレグ=クレプシード.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:6000|
|~報酬|デアドラの進化石(赤)|
|~遭遇時|『俺たちから情報がほしいんだろ?だったら力ずくで...
|~撃破時|ヘレグが見せた一瞬の隙を突いて攻撃を仕掛ける!&br;...
**第3幕 [#sc4b3c05]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第二幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-11|+16~22|+55~330|~|
|~|~|-8|+12~16|+40~240|~|
|~|~|-9|+13~18|+45~270|~|
|~|~|-15|+22~30|+75~450|~|
|~|~|-12|+18~24|+60~360|~|
|~|~|-13|+19~26|+65~390|~|
|~|~|-14|+21~28|+70~420|~|
|~|~|-10|+15~20|+50~300|~|
|~|~|-17|+25~34|+85~510|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
|第三幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-21|+31~42|+105~630|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
|~|~|-23|+34~46|+115~690|~|
|~|~|-19|+28~38|+95~570|~|
|~|~|-20|+30~40|+100~600|~|
|~|~|-22|+33~44|+110~660|~|
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-24|+36~48|+120~720|~|
**第3幕 台詞 [#r15e605a]
-【第二幕】
ヘレグ『チッ!まさかここまで押されるなんてな…!』
スヴェイ『へれぐ!怪我シテル!早くミンナのところに帰ろう?』
神様たちの連携に膝をつくヘレグにスヴェイが駆け寄り、顔を覗き込...
ヘレグ『…なぁ、騎士サマよぉ。『リダン』とこの塔の情報、アンタらに...
ヘレグは両手を挙げて無抵抗である事を示した。
それを見たノイシュ様はゆっくりと目を閉じた後、剣をおさめる。
ジークフリート「おい、ノイシュ。ヘレグのいう事を鵜呑みにする気か?」
ノイシュ「…いくら敵だといっても、無抵抗の者を斬る事はできない...
ノイシュ様はジークフリート様のほうを振り返り、優しい笑顔で言う。戦...
ヘレグ『そうそう、俺は話の通じるヤツは大好きなんだ。嘘じゃな...
ノイシュ「……!」
ヘレグがそう叫ぶと同時にスヴェイも笑い声を上げた。そして負傷な...
???「…君は相変わらず甘いようだな」
???「ま、そこがノイシュのいいところでもあるんだけどな!」
ノイシュ「…君たちは!」
間一髪というところで、ヘレグとスヴェイの攻撃を二つの武器が交差...
その武器を手にする人物はノイシュ様たちのよく知る二人だった。
デアドラ「まぁ、オグマ様にクーフーリン様ではありませんの!」
クーフーリン「お、デアドラも無事…というかお前は無事だよな」
オグマ「無駄話は後だ。今は戦いに集中しろ、クーフーリン」
戦いを得意とし、ノイシュ様と同じく戦場を駆けるクーフーリン様と、言...
ヘレグ『ハハ!やっとお出ましか、お二人さんよ!そっちの黒髪のカ...
スヴェイ『かくれんぼ、おーわり!キャハハハ!』
オグマ「俺たちの気配が近い事に気づき、ノイシュを狙えばすぐにお...
ヘレグ『ハッ!お褒めに預かり光栄だってか?嬉しいねぇ…反吐が出...
オグマ様たちはこの部屋の近辺まで来ていたが、ちょうど戦闘が...
ヘレグ『ま、見つけたとこであんまり意味ないんだけどな。…せっ...
そう言い残すとヘレグたちは姿を霧のように空気に溶け込ませて...
クーフーリン「おい!お前ら逃げるのかよ!」
???「クーフーリン…追いかけたら…危ないの……」
???「モリガン、危ないから飛び出しちゃだめです!」
オグマ「ブリギッド、お前も早く下がるんだ!」
その間に完全に姿を霧散させたヘレグとスヴェイがいた周辺には、砂...
スヴェイ『スヴェイたち、お土産、モットモット上の階で必要ダヨ!早く持っ...
ヴァルキリー「ヘレグとスヴェイが言っていた土産…とは一体なんだろうか...
ジークフリート「まだわからないことが多いな。とにかく進んで情報...
スヴェイの声はもちろんヘレグの声も聞こえない。おそらく完全にこ...
ノイシュ「君たちのおかげで助かったよ。モリガンもブリギッドも来てく...
クーフーリン「戦場で助け合うのは当たり前だろ?それに、俺たち…」
オグマ「友人、だろう?」
クーフーリン「おい、オグマ!俺のセリフをとるなよな!」
ブリギッド「そ、そうだよ、オグマお兄ちゃん…!」
オグマ「ん?ブリギッドがそう言うなら…」
モリガン「…大丈夫……セリフ取られても、クーフーリンはかっこいいよ…」
エーディン「ふふ、あなたたちは相変わらずそんな調子なのね。クーフ...
ミディール「えっ!?そ、そう、だね……」
そんなやり取りの中、クーフーリン様たちがこの場に居合わせた理由...
目的は偶然にも同じ…いや見えない何かによって定められた必然...
一行は新たにクーフーリン様とオグマ様、モリガン様とブリギッド様を加えて...
-【第三幕】
どれだけ塔を登り続けただろうか。
先程のクレプシード家との戦闘の後は塔の内部に生じた魔物が襲っ...
クーフーリン「結構広い場所に来たな!さっきまでと雰囲気も変わっ...
モリガン「……うん、危ないこと…少ない……」
オグマ「そうだな。足元もいくらか明るくはなったが油断は禁物...
ブリギッド「はわわ~!転ばないようにしないと…!」
仄かに揺らめく暖色の照明に照らし出されたのは白くどこか気...
デアドラ「ここはまるで城の舞踏会の会場みたいですわね!」
ノイシュ「そうだね。壁や天井は相変わらず亀裂が入っているけれ...
オグマ「あぁ…たしかにデアドラがいつも通り城と舞踏会の会場を半...
デアドラ「あら、酷いですわ!城は何回直しても相変わらず少し...
そんな会話にもう皆が慣れ始めた頃、広場の奥のほうに何かあ...
そこにはまるで図書館のように大きな本棚がいくつも並んでい...
エーディン「こんなところに本棚?本当に何でもありなのね」
マナナン・マクリル「この本、魔法に関係してるみたいだけど破けてて読...
オイフェ「こっちの本は印字がおかしな事になっているわ。塔の影...
???「…君たち、静かにしたまえ。このような場所で騒ぐとは感...
各々が床や棚の本を手に取って話していると、空気がぴたりと...
声がした本棚のずっと奥を見れば、転がる壊れた支柱に腰掛け...
その周りにはたくさんの本が山積みになっており、まるで壁の...
立ち上がったその人物は手にした本を閉じ、コツコツと靴の音を響...
ヴァルキリー「お前は、ヴァーリじゃないか。どうしてこんなところに...
ヴァーリ「ヴァルキリーか。この塔が危険だとかオヤジが言い出したから...
ヴァーリ様は自身の父親…オーディン様の事を少し忌々しそうに口にす...
ノイシュ「ヴァーリ、君はこの塔が危険だと言っていたね。クーフーリンやオイ...
今まで合流した神様たちも蜃気楼の塔の『リダン』の影響につい...
ヴァーリ「はん、何か感じた、だと?君は世界の現状が掴めていな...
ノイシュ「ふふ、ごめんね。僕は多分みんなよりも前にこの塔に来...
ノイシュ様の柔らかい言葉にヴァーリ様は一度大きくため息をつくと、...
地域によっては魔物が凶悪化したり、植物が枯れたりといった...
ヴァルキリー「なるほど…。私たちが塔の内部にいる間に『リダン』の...
ノイシュ「ありがとう、ヴァーリ。君の観察力や情報は素晴らしいね」
ヴァーリ「…まぁ、当然だろう」
ノイシュ様からの言葉にヴァーリ様は顔を背けて眼鏡を押し上げた。ヴ...
マナナン・マクリル「なぁ、アンタずっとここで本を調べてたのか?そうし...
ヴァーリ「そう簡単にわかるなら謎でも何でもないだろう。その代...
ヴァーリ様は本棚が並ぶ中のさらに奥に顔を向けた。そこには、先...
ナビィ「あっ、向こうに扉があります~!」
オグマ「待て、クレプシード家のことだ。あの扉に仕掛けを施してい...
ナビィ「あっ、確かに…!今まで罠が多かったですもんね!」
オグマ「…と言うことは。その仕掛けの解除法が君にはすでにわか...
ヴァーリ「ふん、そういうことだ。君はなかなかに話が分かるよう...
デアドラ「さすがヴァーリ様ですわ!あの扉を壊せばいいんですのね...
クーフーリン「ま、待て!とりあえず持ち上げた本棚を降ろして調べ...
モリガン「…デアドラ、すごい……」
さっそく本棚を担ぎ上げたデアドラ様をクーフーリン様が慌てて制止す...
ほこりが舞う中、ヴァーリ様が絶句していたのは言うまでもない……。
リル「なるほどなぁ。こいつは魔法でも力づくでもびくともしね...
ミディール「えっと…やっぱりヴァーリなら、開け方わかるの…?僕は仕...
リル様が本棚の奥にあった巨大な扉を見上げながら言うと、ミディー...
ヴァーリ「当然だろう。あの場所にあった本を隅々まで読んで、私...
ノイシュ「僕かい?僕に出来る事なら喜んで手伝わせてもらうよ」
ヴァーリ様に呼ばれたノイシュ様が扉へ近づく。扉には何やら擦れて読...
ヴァーリ「この扉にはクレプシード家の暗号のようなものが書かれてい...
ノイシュ「これは…赤枝の騎士団の紋章、だね」
ノイシュ様が扉の絵を指でなぞりながら答えると、ヴァーリ様が満足そ...
オグマ「なるほどな。ノイシュは赤枝の騎士団に所属する騎士だ。そ...
クーフーリン「あんまり心配していても仕方ないし、罠だった時はど...
この扉の細部をよく見れば、剣を差し込めるような隙間が亀裂...
ここで行き止まりな以上、一行は扉を開く選択肢を選んだのだ...
???『…ようこそ。初めて見る顔もいるな。私はナイトシア…お前たち...
クーフーリン「お前がナイトシアってやつか…!この前は戦う事はなかった...
ナイトシア『フフ…そうか、お前は以前キャメロット城の一件の際に居合わせ...
扉を開いて足を踏み入れた部屋は、ジークフリート様の言う通り闘技...
部屋の中央の広場には大剣を片手に立つ女性…ナイトシア=クレプシード...
ナイトシア『私に打ち勝つことができれば、お前たちをこの先へ通そ...
ナイトシアは手にした大剣を地面に突き刺す。
すると、何かの仕掛けが作動したようにナイトシアのいる場所を中心...
こちらから飛び移ればナイトシアの元へ辿り着けるだろう。だが、切...
ナイトシア『…私としては不本意だが、シグリエが何やら実験の産物をこ...
するとどこからともなく幻影なのだろうか、異形の形となった...
ノイシュ「…僕は騎士としてあのナイトシアと戦いたい。いいかな?」
クーフーリン「そういう事なら俺も行くぜ!オグマも行くだろ?」
オグマ「待て、俺もあちらに行ってはここを凌ぐのに手薄じゃな...
???「そういう事ならアタシらに任せな!」
クーフーリン「えっ!?なんで師匠がここに!?」
オイフェ「ちょっと、アナタ何しに来たの!?」
一行が後ろを振り返れば、そこには好戦的な笑みを浮かべるスカサ...
スカサハ「アタシだってこの一大事に大人しくしてるなんて性に合わな...
オイフェ「…アナタはいつもそうなんだから。まったく!」
スカサハ様のライバルであるオイフェ様は、口では不満そうに漏らしてはい...
スカサハ様はその様子を察したのか楽しそうに笑う。その姿はなん...
スカサハ「さーて!アンタたちは早くあのナイトシアってヤツのところに行き...
ノイシュ「スカサハさん、ありがとうございます。…そういえばさっき、...
ノイシュ様がスカサハ様に一礼した後、疑問を口にした。するとスカサハ様...
スカサハ「ああ、アンタの知ってるヤツらをここに連れてきたんだ!いい...
ノイシュ「君たちは…ディルムッドにオスカーじゃないか!」
そこには少し視線を落としているディルムッド様と、明るく頼もし...
ディルムッド「…オェングス様からノイシュたちが危険だと聞いた…。違う騎...
オスカー「とにかくディルムッドがいてもたってもいられないって感じ...
???「あたしもいるわよっ!」
デアドラ「まあ、グラーニアも来ていたのね!」
エーディン「あなた、まさかディルムッドを追いかけてきたの?」
エーディン様がディルムッド様のほうを見ると、何故か目線を逸らされ...
ノイシュ「君たちが来てくれるなんて嬉しいよ。ありがとう。…でも...
ディルムッド「い、いや、なんでもない……」
オスカー「…まぁ、似た者同士、察してやってくれ」
ノイシュ様はデアドラ様の事に自覚がないようで、首を傾げていた。
そんな中、クーフーリン様の勇ましい声が響く。
クーフーリン「じゃあ、ここの幻影だか魔物だかわからない連中はスカサ...
オグマ「わかった。必ずナイトシアを倒す。それまでみんな持ちこたえ...
デアドラ「わかりましたわ!お気をつけてくださいませね!わた...
ミディール「ひぃっ…!?」
ナビィ「素手で敵を千切っちゃいましたぁ…!」
グラーニア「相変わらずなのね、デアドラって…」
そんな様子に無用な心配だったかと思うオグマ様だった……。
その横では、モリガン様とブリギッド様がクーフーリン様とオグマ様をそれぞ...
モリガン「…クーフーリン……大丈夫…?」
クーフーリン「心配すんなって!えっと、お前こそ…気をつけろよ?」
モリガン「……!う、うん…」
ブリギッド「オグマお兄ちゃんも気をつけて…!無理しちゃだめです...
オグマ「ああ、わかってる。必ず戻ってくるから安心しろ。お前...
こうして、ノイシュ様、クーフーリン様、オグマ様、ディルムッド様、オスカー様は...
ナイトシア『お前たちが私の相手を務めるというのだな。…お手並み...
クーフーリン「……!来るぞ!」
ノイシュ「うん!みんな、行くよ!」
その得物の大きさからは想像できない速さで迫るナイトシアに、三振...
ぶつかりあう金属音が、ナイトシアとの戦いの開幕の合図となった……!
(ボス戦)
**第3幕 ボス [#df9460b0]
|>|~嵩み逝く時空 ナイトシア=クレプシード|
|>|&ref(./嵩み逝く時空 ナイトシア=クレプシード.jpg,540x...
|~HP|CENTER:7000|
|~報酬|デアドラの進化石(青)|
|~遭遇時|『さあ、どこからでも来るがいい!私は逃げも隠れも...
|~撃破時|ナイトシアの大剣に臆することなく、連撃を叩き込む!&br...
**第4幕 [#r9cdf57e]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第三幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-21|+31~42|+105~630|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
|~|~|-23|+34~46|+115~690|~|
|~|~|-19|+28~38|+95~570|~|
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|~|~|-22|+33~44|+110~660|~|
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-24|+36~48|+120~720|~|
|~|~|-26|+39~52|+130~780|~|
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|第四幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-26|+39~52|+130~780|~|
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
|~|~|-27|+40~54|+135~810|~|
|~|~|-28|+42~56|+140~840|~|
**第4幕 台詞 [#x13e6323]
-第三幕
ノイシュ「これで…どうだ!」
ナイトシア『……!フフフ、恐れ入った。それだけの力があればもしや…い...
ノイシュ様が神様たちの連携の後に放った一撃でナイトシアの大剣を弾き...
そして背後の空間を勢いよく切り裂き、新たな道を開いた。
ナイトシア『さあ、お前たちの目指す道は開けておいた。覚悟ができ...
ディルムッド「…待て、お前は…どこへ行く?」
オスカー「まさか逃げるわけじゃねぇよな?」
ナイトシアは問いかけるディルムッド様たちに背を向けると、未だ異形の...
クーフーリン「おい!お前、まさか今度はあいつらと…!?」
ナイトシア『私がそのような事をするとでも思うか?…敵同士だから...
その言葉の後、奈落の淵に立ったナイトシアは、己の足元に這い回る...
オグマ「…自分の身内がしでかした事は自分で片付ける。そういう...
ナイトシア『そうだ。それにこの量の幻影をお前たちで捌くのは骨が...
ナイトシアの表情はわからなかったが、何となく笑っているような…...
その時、幻影と戦う神様たちからも声が上がる。
ヴァルキリー「ここにいる気味の悪い幻影、そこのナイトシアが手を貸し...
スカサハ「先を急ぐならアタシに任せて行きな!」
クーフーリン「師匠!?」
オイフェ「スカサハ!…わかったわ!私も残って戦うわよ。アナタだけに任...
エーディン「オイフェまで残るって言い出すなんて…」
スカサハ様とオイフェ様がこの場に留まる事を宣言すると、ミディール様は...
ミディール「…マクリルも、残るの?そ、それなら僕も……!」
マナナン・マクリル「オイフェが残るならオレもここで戦うぜ!でもミディールは先...
ミディール「…!マクリル……」
リル「そういうこった!そこの大先生も早く先に行ってくれや!ア...
ヴァーリ「…はん、おだてるならもっとマシな事を言いたまえ。だが...
マナナン・マクリル様は元気に、リル様は豪快に笑い、それぞれ皆を送り出...
こうしてこの場の幻影たちをオイフェ様、マナナン・マクリル様、リル様、スカサハ...
ディルムッド「俺も…この場に残ったほうが…」
ノイシュ「君が決めたなら僕は止める事はできないけれど…僕は同じ...
オスカー「せっかくノイシュがそう言ってるんだ。ここはオレに任せて行...
ディルムッド様は迷ったような表情をしていたが、オスカー様の言葉に...
ディルムッド「…わかった。俺もお前たちと共に行こう。…オスカー、必...
オスカー「おう!こっちは心配するな。後から必ず合流するからよ...
ノイシュ「さあ、デアドラも早くこっちに」
デアドラ「ぬぉおお……はい?わかりましたわ!今そちらへ参りま...
グラーニア「あんた、一人でどれだけ倒してるのよ…」
今度は未だ戦っていたデアドラ様にノイシュ様が手を差し伸べる。
デアドラ様は片手で異形の幻影を握り潰すと、壁に向かって投げ...
デアドラ「ノイシュ、ちゃんと受け止めるのよ!」
ノイシュ「任せて。気をつけて飛ぶんだよ、デアド…」
デアドラ「ぜぇーいあ!!」
両手を広げてデアドラ様を受け止めようとしたノイシュ様だったが、...
デアドラ「あら、ノイシュったらまた受け止め損ねたのね!」
ノイシュ「…うん、ごめんね。あと早く降りてくれないと、ちょっと...
恐ろしい打撃音と共にノイシュ様の言葉はそこで途切れた。
その光景に戦慄したようにただ青い顔で立ち尽くすディルムッド様...
-【第四幕】
ナイトシアが空間を切り裂いた先へと進んだ一行だが、そこは異様な...
薄暗い廊下のような場所の両端には何かの液体だろうか、青白...
エーディン「なんだかこの場所、さっきよりも寒いわ」
ミディール「そ、そうだね……。それに、さっきの場所と、かなり雰...
ナビィ「うぅ~、なんだか不気味です~!」
天井がやけに高い廊下には、肌を撫でる冷たい風の音が微かに...
???「足元も暗いからね。転ばないように気をつけなよー?」
デアドラ「そこにいるのは誰ですの!?…だりゃあ!!」
???「えっ!?ちょっと、待っ…」
突然視界に現れた人物に向かって、デアドラ様は足元にあった青...
ビュン!と風を切る音がしたが、投げつけられた人物は寸前でか...
???「可愛い顔して危ない事するんだなー、デアドラって…」
ヴァルキリー「ヘルメスじゃないか。どうしてこんなところにお前がいる...
カップの破片が散乱する壁を青い顔で見る人物…ヘルメス様にヴァルキリー...
ヘルメス「さぁね?まぁ、オレも色々忙しいって事だけ言っとくよ!…...
そう言うとヘルメス様は素早い身のこなしであっという間に廊下の...
ヘルメス様が一体何故こんな場所に?その疑問と同時に新たな問題...
オグマ「ヘルメスの話によれば、この先も鍵が必要になるのか」
ノイシュ「そのようだね。さっきはヴァーリのおかげで僕の剣が鍵にな...
ヴァーリ「まさかここまでの道のりで鍵やヒントを見落としたりして...
???「それがうっかり見落としてたりしてね?探し物、コレでしょ...
ヴァーリ「……っ!?」
一行が振り返るといつの間にかヴァーリ様の背後から肩を組む人物...
ヴァーリ「何故お前がここに来ているんだ、ヴィーザル!?」
ヴィーザル「あはは、兄貴のその顔、最高だよ!…ここ最近で見た...
ヴィーザル様は思わず硬直しているヴァーリ様からぱっと離れると、...
兄であるヴァーリ様も困惑しているような表情でヴィーザル様を見て...
ヴィーザル「兄貴が一人でこの塔に行った事、オレが知らないわけな...
ヴァーリ「…相変わらずだな、ヴィーザル。私には理解できんことをつ...
そう言いながら指でくるくると弄っていた鍵をヴァーリ様へ手渡す...
ヴィーザル「ふふふ…あはは!兄貴はわからなくていいんだよ。兄...
ミディール「あ、あの…なんか一緒に行くことになってるけど…大丈...
ヴァーリ「…追い返すわけにもいかないからな。同行させるしかな...
ノイシュ「ふふ、とても楽しそうな弟なんだね」
ヴァーリ「俺には君の事も理解しがたいぞ…ノイシュ」
強引に同行する事になったヴィーザル様を加え、一行は廊下の奥へ...
ヴァルキリー「ん?ナビィの姿が見えないな?」
ジークフリート「まさか…こんな場所ではぐれたのか?」
ディルムッド「ナビィが襲われたような気配はなかったが…急いで探し...
皆が立ち止まり、ナビィの姿を探すと、微かに遠くのほうから話...
ナビィ「あの…あなたは一体何者なんですか?そろそろ教えてくだ...
闇ナビィ「…私は、闇ナビィです……。それ以上でもそれ以下でもあり...
ナビィ「ま、待ってください~!」
エーディン「ナビィ、大丈夫?今いたのって、闇ナビィよね?」
ナビィ「は、はい…!でも肝心な事はやっぱり教えてくれなくて…」
ヴァルキリー「怪我はないな?無事でよかったよ」
ナビィは闇ナビィがいるのを発見し、話しかけていたらしい。しか...
一行はナビィと合流し、廊下の奥にあるという扉へと向かった。
ナビィも、またしても闇ナビィの正体や目的がわからず考え込んで...
不安そうなモリガン様を落ち着かせながら廊下の奥に辿り着くとヘル...
ヴィーザル様が持っていた鍵で扉を開く事ができたため、中に足を...
グラーニア「うわ、ちょー不気味…実験室みたい。何してんのかな…」
ディルムッド「グラーニア様、周囲を警戒してください。あまり離れな...
グラーニア「はーい!」
薄暗いため定かではないが、そこはグラーニア様の言う通り大きな...
部屋には所々、青や緑に発光するガラスの瓶や大きなケースが置かれ...
また、何かの檻のような格子状の物も様々な大きさであちこち...
ヴァーリ「…どうやら魔物がいるようだな。君たち、気を引き締め...
ヴィーザル「あれー?兄貴、今気付いたんだ?」
ヴァーリ「ヴィーザル、わかっていたなら早く言え!」
ヴィーザル「あー、いいなぁ、兄貴のその目!」
どうにも拗れているヴァーリ様とヴィーザル様を尻目に、とりあえず...
一瞬の沈黙の後、時間や事象の歪みの影響なのだろうか、いび...
ジークフリート「さすがに量が多いか…!倒しながら奥へ走るしかない...
クーフーリン「そうだな!結構なところまで来たし、師匠たちが来る...
モリガン「わたしも…頑張る……!」
神様たちは魔物を薙ぎ払いながら不気味な部屋を駆け抜ける。
その時、倒された魔物の断末魔に混ざって声が聞こえた。
???「…たすけて……」
ナビィ「今の声、誰でしょうか…?」
ミディール「あっ……!部屋の奥に、誰かいるみたい……!」
ミディール様が指差す方を見ると、魔物を倒す事に集中していたせ...
その中にはたしかに髪の長い少女らしき人物がうずくまって捕...
???「きゃあ…!」
ヴァルキリー「魔物が牢に向かっているようだ!早く助けなければ…...
ノイシュ「僕が行くよ!この距離なら…いや、絶対助けてみせる!」
ディルムッド「…ノイシュ……!」
ノイシュ様は剣で魔物を斬りながら、他の神様よりも早く部屋の奥...
魔物の爪が頬や腕を裂いても構わず部屋を駆け抜けると、何と...
???「あなたは……?」
ノイシュ「僕はノイシュ。君を助けに来たんだ。怪我はしていないかい...
???「ノイシュ……そう、あなたがノイシュなのね」
ノイシュ様はうずくまる少女に手を差し伸べると、少女とは思えな...
ノイシュ「牢が……!?君は一体…何者だ…?」
???「アハハハハ!カミサマ、ヤットツカマエタ…。モウニガサナイ……ヒヒヒヒ……キャハハハハ!」
狂ったように笑い声を上げる少女の長い髪がさらりと揺れると...
???「ミンナ、ミンナ……ワタシガケシテアゲル…フフフ……アハハハハハ!!」
ノイシュ「くっ…悪いけど、みんなに危害を加えるのなら……!」
ノイシュ様は意を決して少女を剣で貫いた。少女の身体はまるで糸...
オグマ「大丈夫か、ノイシュ!?」
ディルムッド「あの少女…罠だったのか。今、助けるからな…!」
ノイシュ「……!待って!これは…壊してはだめだ」
牢へいち早く駆けつけたオグマ様とディルムッド様が牢を破壊しよう...
ヴァーリ「その牢、隙間から赤い霧が逃げていないな。目には写ら...
オグマ「まさか…あの霧は毒だったのか?」
ディルムッド「なんだって……!?」
ノイシュ「うん…そうみたいだね。だから、早くここから…」
???『そうでス。早くこの哀れな騎士を置いて帰るのが身のため...
ナビィ「し、シグリエですね!?」
いつの間にか牢の横にあらわれていた白衣の人物…シグリエ=クレプシ...
デアドラ「あなた!ノイシュに何をしましたの!?」
シグリエ『彼はワタシたちの大事な実験材料ですから、捕まえただけ...
シグリエ『…本当はヘレグたちが彼を手土産に連れてくると言ってい...
シグリエの言葉の最中に、ノイシュ様が座り込んで激しく咳き込んだ。...
シグリエ『あぁ…その毒はワタシがイチイの実を使って適当に作った毒で...
ミディール「そ、そんな……!」
エーディン「悪趣味ね。とにかくノイシュは返してもらうわよ」
デアドラ「ノイシュ!毒なんて関係ありませんわ!今、その牢を投げ...
グラーニア「投げて壊すのはどうかと思うけど、早く助けたほうが...
皆がノイシュ様を助けようとするが、後方から多くの呻き声と何か...
ノイシュ「僕の事はいいから…早く逃げて…!」
シグリエ『…だ、そうですヨ?イヤイヤ、感動させられますネ!甘さと偽...
オグマ「とにかくこいつをどうにかしなければ…!だが、どうする...
???「君たち!私たちが来たからには安心したまえ!」
凛とした女性の声が響くと同時に魔物が爆発で吹き飛んだ。魔...
???「…ネヴィン殿、作戦よりも目立ち過ぎですよ」
ネヴィン「大丈夫だ!魔物も一掃出来たし、何よりかっこいい登場...
???「作戦とは違うが、道が開けて見通しは良くなったからねぇ...
デアドラ「まあ!ネヴィン様にルーグ様、ヌアダ様ではありませんの!」
ネヴィン「おおっ!デアドラじゃないか!捕まったと聞いていたが無...
魔物を一掃したネヴィン様がデアドラ様たちのところへ駆け寄る。後...
ヌアダ「…おや、君ほどの騎士が捕まるとはねぇ。その様子だと、...
ノイシュ「……ヌアダ様…。僕は…あなたの手を、借りるつもりは……」
ノイシュ様の捕らわれている牢を見たヌアダ様に、絞り出すように言...
ルーグ「上官殿、また魔物が湧いてきたようですよ。早く対処し...
ヌアダ「ああ、そうだね。…君も早くその継ぎ接ぎの男と刃を交え...
そう言ってヌアダ様がシグリエのほうに視線だけ移す。…いや、正し...
???「クックック…。さすがはヌアダ殿、わかってらっしゃるじゃないで...
シグリエ『…ああ、アナタはたしかケルトで軍医をしているという話の…』
シグリエはそこまで言うと背後の人物に向けて鋭いハサミで斬りつけ...
ディアン・ケヒト「はい、ヌアダ殿の元で軍医をしているディアン・ケヒトと申...
シグリエ『それは奇遇ですネ。ワタシもアナタみたいな神を実験に使いた...
ディアン・ケヒト様のメスとシグリエのハサミやメスがぶつかり合い、青白い火花...
ジークフリート「…何にせよ、加勢に来てくれた事、感謝する。俺やヴ...
ネヴィン「むむ、ヴァルキリーだと…!?よし!私が力を貸そうじゃない...
デアドラ「さすがネヴィン様!かっこいいですわ!」
ネヴィン「ふっふっふ、そうだろう?君はどうするんだ?」
デアドラ「わたくしはノイシュを助けたいですけど…あちらにいらっし...
ミディール「デ、デアドラ…!手に持ってるの…投げちゃだめ、だよ……!」
デアドラ「…はい?」
ナビィ「や、やめてください~!ナビィはデアドラ様の投擲武器じゃ...
エーディン「…ああ、もう。心配だからあたしもそっちに行くわ。ミテ...
エーディン様の発言にミディール様が思わず頬を染める。こうして魔物...
一方、ノイシュ様の捕らわれる牢の前では……。
クーフーリン「俺たちは早くノイシュを助けてやりたいけど、あの継ぎ接...
ヴァーリ「そうはいってもこの牢、早く開けてやらなければノイシュの...
ヴィーザル「じゃあオレが行ってこようかなー。まぁ、ここにいても...
ヴァーリ「ストレス?何の事かわからないが…気をつけろよ」
ヴィーザル様は片手を挙げると、ディアン・ケヒト様たちのほうへ向かう...
ヴィーザル「…あの兄貴にあんな必死そうな顔させるなんて、面白...
クーフーリン「やっぱり俺もヴィーザルたちに加勢に行くぜ!こういうの...
オグマ「ああ、お前よりも頭は回るからな」
クーフーリン「そこは素直に返事しろよな!?…じゃ、行ってくるぜ!」
モリガン「…クーフーリンが行くなら…わたしも行く……。オグマお兄ちゃん、...
ブリギッド「オグマお兄ちゃん、私もみんなを助けに行ってきます...
オグマ「わかった、二人とも危険だと思ったらすぐに俺を呼んで...
モリガン・ブリギッド「うん…!」
クーフーリン様がヴィーザル様の後を追って駆け出した後に続き、モリガン...
ノイシュ「みんな、ごめん…。僕が、捕まったばかりに…」
ディルムッド「…あまり喋るな…体力を消耗する。それに…ノイシュは悪く...
グラーニア「そうよ!悪いのはあの継ぎ接ぎのやつよ!」
ヌアダ「そうだね。…それにね、ノイシュ。ここで諦めてしまっては皆...
その頃、シグリエとディアン・ケヒト様はお互いに一歩も譲らず、鋭利な...
シグリエ『アナタ、なかなかやりますネ。実に興味深いですヨ。…でも、...
ディアン・ケヒト「…おっと、これは……」
シグリエの持つ鋭いハサミが一瞬の隙をついてディアン・ケヒト様に振り上げ...
ディアン・ケヒト「…ルーグ、助けは不要ですよ?」
ルーグ「そうでしたか。僕には押されていたように見えたんだけ...
ディアン・ケヒト「今、なんと?私がこのような輩に遅れを取っている...
口調はそのままに殺気をあらわにしてシグリエのほうを見るディアン・...
シグリエ『…次から次へと、ワタシの実験材料になりたい神が来てくれ...
ディアン・ケヒト「よそ見をしている暇はあるのですか?貴方の相手は...
ディアン・ケヒト様ににらみをきかされつつもシグリエはたくさんの腕を...
(ボス戦)
**第4幕 ボス [#td66d153]
|>|~積まれ逝く時空 シグリエ=クレプシード|
|>|&ref(./積まれ逝く時空 シグリエ=クレプシード.jpg,540x...
|~HP|CENTER:8000|
|~報酬|魂のカケラ~乙女~、魂のカケラ~純潔~|
|~遭遇時|早くシグリエを倒し、ノイシュ様も牢から助け出さなければ…...
|~撃破時|『…ここまでにいたしましょうウ。こちらは僅かでもデ...
**第5幕 [#be343353]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第四幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-26|+39~52|+130~780|~|
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
|~|~|-27|+40~54|+135~810|~|
|~|~|-28|+42~56|+140~840|~|
|第五幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
|~|~|-27|+40~54|+135~810|~|
|~|~|-28|+42~56|+140~840|~|
|~|~|-34|+51~68|+170~1020|~|
|~|~|-33|+49~66|+165~990|~|
|~|~|-32|+48~64|+160~960|~|
|~|~|-35|+52~70|+175~1050|~|
|~|~|-31|+46~62|+155~930|~|
**第5幕 台詞 [#i5256d91]
-【第四幕】
クーフーリン「どうだ!もう抵抗はできねぇだろ?」
ヴィーザル「あはは!オレ達ほとんど何にもしてないけどね。…で、...
駆けつけたクーフーリン様やモリガン様、ヴィーザル様の加勢に入るも、スイッ...
ルーグ様は一歩前へ出ると、笑顔のまま手にした槍をシグリエの喉元...
ルーグ「…そろそろあなたたちの目的やこの塔の事を聞かせてくれ...
ディアン・ケヒト「おや、失礼な。話を聞き出すためにゆっくり刻ませ...
シグリエ『アナタたちは本当に『リダン』が気になってるんですネェ…。ロイ...
ノイシュ「…それだけとは、思えない…。この塔の事も…聞かせてもら...
オグマ「まだ危険な状態だ。無理に喋るな、ノイシュ」
オグマ様たちによって牢から救出されたノイシュ様が、オグマ様とディルム...
シグリエ『あぁ、せっかく捕まえた籠の鳥が逃げてしまいましたカ...
ヴァルキリー「デアドラを攫えば必ずノイシュが助けに来る…そういう事で...
デアドラ「まったく!許せませんわ!わたくしの名前の意味を妄...
魔物を全て倒し終えた神様たちもシグリエのほうへとやって来た。...
シグリエ『…これだから群れないと何一つ成せない神は嫌いなんで...
そう言うとシグリエは姿を霧散させてしまった。後には戦闘の痕跡...
ネヴィン「むう…逃げられてしまったか!」
ヌアダ「…まぁ、泳がせたと言うほうが正しいかもねぇ。ルーグ?」
ルーグ「さぁ、どうでしょうね。取り逃がしただけかもしれませ...
そんな会話をしていると、オグマ様とディルムッド様の支えからやん...
ノイシュ「…僕を助けてくださった事…感謝いたします……。ですが…」
ヌアダ「私に貸しを作ってしまった事を気にしているようだが、...
ヌアダ様の言葉に沈黙しているノイシュ様だが、ディアン・ケヒト様が興味深...
ノイシュ「…ありがとう、ございます」
ディアン・ケヒト「いえいえ、私も軍医ですからね…。次はぜひ身体の...
そう笑ったディアン・ケヒト様の視線がちらりとクーフーリン様を捉える。突...
クーフーリン「な、なんだよ?」
ディアン・ケヒト「いえ、今はお喋りをしている時間ではなさそうです...
ルーグ「僕はどっちでもいいですけどね。ディアン殿がそう言うなら...
一方的に会話を切り上げるディアン・ケヒト様とルーグ様にクーフーリン様は困...
デアドラ「ノイシュ!わたくし、心配いたしましたのよ!」
ノイシュ「ごめんね、デアドラ。それにみんなも…。……デアドラ、さすが...
ノイシュ様が無事である事に安堵したデアドラ様がノイシュ様を全力で抱...
ヴァーリ「…とにかくこの場は突破する事ができたようだ。先程ノイシ...
ヌアダ「そうだねぇ。私たちまで毒に侵されてはここに来た意味...
そうして一行が部屋の奥に見つけたのは上への階段と、扉だっ...
ヴァルキリー「私たちは上の階を目指している。塔を登るのであれば...
ヌアダ「…なるほどね。それでは私たちはこちらの扉を調べようか...
ネヴィン「おお!わかったぞ、ヌアダ!名残惜しいが君たちとはここ...
ルーグ「…上官殿の判断に僕は従いますよ。それじゃあ」
ディアン・ケヒト「次にお会いするときは、またどなたか治療させてく...
ヌアダ様たちは各々別れの言葉を残し、扉へと向かっていくが、ノ...
ノイシュ「…ヌアダ様、一体何故あなたたちが…いや、あなたがこんな...
ヌアダ「君のような真っ直ぐすぎる騎士にはまだわからないだろ...
ノイシュ「見たいもの…?まさかあなたは塔に起きている事象を戦争...
ノイシュ様が問いかけるが、ヌアダ様は不敵な笑みを浮かべるだけで...
どうやらこれ以上、ヌアダ様たちの目的を知る術はないようだ……...
ヌアダ様たちがこの場を去り、再び部屋に沈黙が戻ったところで...
この部屋から離れたところでノイシュ様の回復を待とうとも思った...
-【第五幕】
蜃気楼の塔を登り続け、かなりの時間が経ったように思える。
新たに辿り着いたこの場所にも窓が無いため外の様子は伺えな...
ナビィ「きゃっ!地震ですか…!?」
ヴァルキリー「すごい揺れだ…!みんな、気をつけろ!」
エーディン「天井が崩れてきているわ!どうなっているのかしら…!」
塔全体が悲鳴を上げるように大きく揺れだす。歩行が困難なほ...
ジークフリート「この部屋を抜ければどうにかなるかもしれないが…間...
ミディール「あっ!て、天井が、落ちてくる……!」
ディルムッド「早く非難しなくては……!グラーニア様…!」
グラーニア「ディルムッド!」
部屋を駆け抜ければ、別の空間に続いているようだったが、つ...
大きな音を立て、降り注ぐ天井…ついに塔が崩壊してしまったの...
???「みんな、もう大丈夫だよ!今のうちにこっちへ来てっ!」
その声と共に頭上を見上げれば、落ちてきたはずの天井の砕片...
ミディール「……?と、止まってる?」
エーディン「これって…まるで時間が停止したみたいね」
ヴァルキリー「なるほど…。一瞬でこれほどの時間を操れるのは…フォルト...
フォルトゥナ「うん、そうだよっ!アタシが時間を止めてる間にこっちま...
ノイシュ「助かったよ、ありがとう!…デアドラ、フォルトゥナが時間を止め...
デアドラ「あら、わたくしったら、うっかりずっと受け止めたま...
デアドラ様はノイシュ様に言われて、頭上で受け止めていた巨大な砕...
危うく当たりそうになったヴァーリ様が一瞬驚いた表情になるそば...
ヴァルキリー「ありがとう、フォルトゥナ。お前のおかげで無事突破する事...
フォルトゥナ「みんなが無事でよかったよー!…それに、みんなはこん...
オグマ「やはりこの塔は時間が捩れているだけでなく、運命すら...
フォルトゥナ「うん。何か強い力がこの塔に作用しているみたいで、...
強い眼差しで答えるフォルトゥナ様は、そのままノイシュ様へ視線を移す...
ノイシュ「僕はさっき、絶望と悲劇の運命に捕らわれていると言わ...
フォルトゥナ「そうだよ。元々ノイシュにはそういう運命の因子はあった...
そこまで言うとフォルトゥナ様は少し言葉を選ぶように続ける。フォルトゥ...
フォルトゥナ「…簡単に言ってしまえば、クレプシード家やその裏にいるや...
ノイシュ「無理矢理…つまり、死ななくていいはずの人が命を落とし...
フォルトゥナ「うん。それに、ノイシュだけじゃなくて他のみんなの運命...
ヴァルキリー「なるほど…。そうなってしまっては取り返しがつかな...
フォルトゥナ「無理矢理運命を歪める事で危険な影響はたくさん出て...
普段明るく元気なフォルトゥナ様が深刻に語る様子に、皆が緊迫した...
『リダン』だけでなく、塔の中の運命まで歪めるクレプシード家…一体...
フォルトゥナ「だからね、アタシもみんなと一緒に行くよっ!みんながクレ...
ジークフリート「そうなのか。戦力が欠けていっている中だ、フォルトゥナ...
クーフーリン「運命の女神がいるのも何だか心強いしな!よろしくな...
フォルトゥナ様と和気藹々と言葉を交わすクーフーリンを見つめるモリガン様。...
その様子を見てクーフーリン様が声をかける。
ノイシュ「どうしたんだい?モリガンが悲しい顔をしてると僕も心配だ...
クーフーリン「モリガン?疲れてるなら言ってくれよ!オレがついててやる...
モリガン「ノイシュ…クーフーリン……うん。私、大丈夫だよ………」
モリガン様は少し元気を取り戻したようで、ノイシュ様も笑顔になる。
その後、デアドラ様もモリガン様を元気づけようと近づくのを、ディル...
フォルトゥナ「えっと、とにかくよろしくねっ!」
ヴァルキリー「ああ、よろしく頼む、フォルトゥナ!」
こうして運命の女神であるフォルトゥナ様を加え、一行は先程の部屋...
一行が目にした場所は、草木が茂る森の中にある廃墟のような...
???「おお!誰かと思えばヴァーリにヴィーザルか!お主ら、調査をエン...
ヴァーリ「…!?オヤジ、こんなところにいたのか!?」
ヴィーザル「お、やっぱオヤジのほうが先回りしてたかぁ」
ヴァーリ様とヴィーザル様の父親…オーディン様が髭を撫でながら豪快に笑...
さらにオーディン様の後ろからは……。
???「クスクス、私たちもいるよ」
???「…その気配と声はヴィーザルと…ヴァーリ、ですね。無事なようで...
ヴァーリ「フレイとフレイヤ、それに…ヘズ、君も来ていたのか…」
ヴァーリ様とヘズ様はお互い少し気まずそうに言葉を交わす。その...
???「二人とも、せっかく会えたんだから、もっと仲良くしてほ...
???「…シヴ、そうは言っても互いに難しいところはあるだろう」
シヴ「そうなのかな。じゃあ、トールみたいに、二人の髪をお揃い...
ヴィーザル「トールもシヴも来てたんだな!シヴはともかくトールはオヤジに...
トール「…うむ。ワシも塔の事は気になっていたが、オーディンは昔から...
ヴァルキリー「オーディンたちも塔を調べていたのか?」
オーディン「そうじゃそうじゃ!フィーバーしながら突き進んでいたら...
ヘズ「この壁の向こう側には…何か…嫌な気配がするんだ……」
ヘズ様は盲目である代わりに音や気配にとても敏感だ。通常では...
オグマ「この壁の向こうか。嫌な気配があるとなると、少し周り...
デアドラ「ぬぅぉおおお……そぉおおおーい!!」
ブリギッド「きゃっ!?」
ヘズ「……!?な、なに…?この凶悪な気配……!」
オグマ様の言葉を遮り、ブリギッド様とヘズ様を怯えさせる声を発し...
間一髪、壁の近くにいた者は避けたが、壁には大きな穴が空い...
フレイ「クスクス。ヘズが嫌な気配って言っていたのに…」
フレイア「フフ、穴を開けちゃったね」
オグマ「…またか、君は何故そんなに物を投げるんだ。しかもそん...
フレイ様とフレイア様が静かに笑い声を上げる中、オグマ様が頭が痛そう...
その横ではエーディン様とミディール様がヘズ様に、デアドラ様は危険では...
オーディン「おお!なかなかにアドレナリンがマックスにたぎるガールじゃのぉ...
デアドラ「ありがとうございます!わたくし、このくらいしかお...
オーディン様がデアドラ様の投擲を見て楽しそうにしている。それは...
オーディン様に褒められたデアドラ様も嬉しそうに笑っている。
ノイシュ「デアドラ、またうっかり木を投げてしまったね」
シヴ「デアドラってすごいな。わたしは、重いものはあまり持った...
壁に穴を空け床に転がっている無残な姿の大木を見ながら、シヴ...
ノイシュ「うーん、デアドラは普通の女の子だからね。少し重いかも...
シヴ「ふふ、本当?じゃあ、今度やってみようかな」
トール様が聞いたら全力で止めに来そうな会話だったが、幸いノイシュ...
???『…うぬら、何をしている』
クーフーリン「誰かいるのか!?」
ナビィ「こ、この声…もしかして……!」
突然、壁の穴から低い怒気を含んだ声が聞こえる。一行は、壁...
男がいる空間はさらに緑が多く、小さな花などはもちろん、天...
また、幻影なのだろうが、可愛らしい声でさえずる霧状の小鳥...
???『ここはわしの庭園だ。壁の外も然り…。わしらの邪魔をす...
ナビィ「わ~!やっぱりコメトンです~!」
ナビィが怯える中、大男…コメトン=クレプシードが自らの庭園を荒らされ...
オーディン「ほほぅ、お主なかなか良い面がまえじゃのう!ワシのソウル...
コメトン『…うぬはオーディンか。先程のヘルメスといい、騒がしい神ばかり...
フォルトゥナ「ヘルメスがここに来たの?」
コメトン『来た事は確かだが…うぬらには関係のない事よ』
トール「む…その構えは…皆、離れなさい」
コメトンは質問に答える代わりに、その逞しい腕からパンチを繰り出...
フレイ「フフ、そんな怪力だと、自慢の庭園の花たちは大丈夫なのか...
フレイア「潰してしまったかもしれないね。クスクス…」
コメトン『…うぬらに言われなくとも大丈夫に決まっておろう』
そう言ってコメトンが大きな手のひらをそっとあける。そこには小...
ヴィーザル「凶悪な見た目だけど随分と繊細なんだ?…そういうの...
ヴァーザル様がそう言いながらコメトンのほうへと歩いていく。その肩...
ヴァーリ「待て。まさかお前、あいつと戦う気か?」
ヴィーザル「そうだけど?…なんか、兄貴がそういう風に心配して...
オーディン「フハハハ!さすがワシの息子たちじゃ!よし、ワシも行くぞ!...
オーディン様は笑いながらヴァーリ様とヴィーザル様の背中を叩くと、二...
オーディン「そういう事じゃ!この場はワシらに任せてお主たちはグッ...
トール「いつも勝手なヤツだ。…わかった、わしはシヴやヘズを守りな...
ヴァルキリー「私たちも連携を固めてコメトンを倒そう。みんな、準備は...
エーディン「もちろんよ。ミディールも大丈夫?」
ミディール「う、うん…!頑張るよ……!」
ヴァーリ「いつの間にか私まで巻き込むとは…仕方ない、この鞭で...
コメトン『ふん…威勢のいい事だ』
ヴァーリ様が武器としても用いる鞭を構え、眼鏡を指で押し上げる。
そしてヴァーリ様が鞭で床を叩く音を合図にするように、各々が地...
(ボス戦)
**第5幕 ボス [#q3cb590a]
|>|~溢れ逝く時空 コメトン=クレプシード|
|>|&ref(./溢れ逝く時空 コメトン=クレプシード.jpg,540x33...
|~HP|CENTER:9000|
|~報酬|魂のカケラ~白鳥~、魂のカケラ~羽衣~|
|~遭遇時|『小ざかしい連中よ。わしが全員倒してやろう』&br;...
|~撃破時|コメトンの懐に入り込み強力な一撃を与える!&br;すると...
**第6幕 [#u25529f5]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第五幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
|~|~|-27|+40~54|+135~810|~|
|~|~|-28|+42~56|+140~840|~|
|~|~|-34|+51~68|+170~1020|~|
|~|~|-33|+49~66|+165~990|~|
|~|~|-32|+48~64|+160~960|~|
|~|~|-35|+52~70|+175~1050|~|
|~|~|-31|+46~62|+155~930|~|
|第六幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-43|+64~86|+215~1290|~|
|~|~|-41|+61~82|+205~1230|~|
|~|~|-36|+54~72|+180~1080|~|
|~|~|-39|+58~78|+195~1170|~|
|~|~|-37|+55~74|+185~1110|~|
|~|~|-42|+63~84|+210~1260|~|
|~|~|-44|+66~88|+220~1320|~|
|~|~|-38|+57~76|+190~1140|~|
|~|~|-40|+60~80|+200~1200|~|
|~|~|-45|+67~90|+225~1350|~|
|~|~|-35|+52~70|+175~1050|~|
**第6幕 台詞 [#e64a06a0]
-【第五幕】
コメトン『…うぬらも見かけによらずやるな。…だが、まだまだ…』
ヴァーリ「なっ……!?」
コメトンの動きを神具の鞭を巧みに使い最小限に抑えていたヴァーリ様...
寸前で身を引いたものの、コメトンの腕がヴァーリ様の眼鏡を掠め、弾...
ヘズ「ヴァーリ…?今の音は……」
ヴァーリ「大した問題ではない。…気にせず敵に注意する事だ」
ヴィーザル「そうそう、ヘズは兄貴の心配はしなくて大丈夫だぜ?」
ヴィーザル様を見れば、いつの間にかヴァーリ様の眼鏡を拾ってかけ...
ヴァーリ「ヴィーザル、何をしている…!?早く返してくれないか?」
ヴィーザル「あはは!眼鏡かけてない兄貴なんて滅多に見れないよ...
ヴィーザル様がおどけてみせる後ろで、コメトンがまた腕を大きく振り...
ジークフリート「まずいな。このままではこの先に進むための道も閉...
フォルトゥナ「アタシの力でも、時間の歪みが酷いせいか完全には止めら...
フォルトゥナ様が時間を操作してくれているが、部屋の奥にある階段...
ヴィーザル「…仕方ないなぁ。オレが何とかしとくからさ、兄貴たち...
ヴァーリ「ヴィーザル、危険すぎるだろう!状況をよく考えろ!」
ヴィーザル「よく考えるのは兄貴のほうだろ?兄貴には兄貴のやる...
ヴィーザル様は先程までとは打って変わり落ち着いた声で言うと、...
オーディン「ヴァーリ、ワシもここでこのコメトンとやらと決着をつけるぞ!...
トール「わしもいる。心配せずに、他の者もやるべき事を果たせ」
ノイシュ「ヴァーリ、ヴィーザルやオーディン様の気持ちを無駄にしちゃだめ...
ヴァーリ「…わかった。ヴィーザル、必ず追いついて来い」
ヴィーザル「…それでいいんだよ、兄貴は。オレには兄貴のいる場所...
コメトン『何人か取り逃がしたが、うぬらに待っている結末は同じ...
ヘズ「…そんな事は、させない。僕は光が見えないけど…今だけで...
オーディン「よし!みんなで大フィーバーじゃあ!」
部屋が崩れ落ちていく音を背に聞きながら、神様たちとともに...
今まで繋いでくれた道を無駄にしないためにも、早く『リダン』...
-【第六幕】
一行が階段を登りきって目にしたのは、事象や時間…そういった...
ところどころ内装が剥がれ落ち、そこから覗かせているのは、...
そしてその深淵には辛うじて渡れるだろうか、さらさらと砂が...
その橋の向こうには巨大な門のような扉があった。
ディルムッド「…あの先で、やつらの計画が進んでいるのか…?」
ノイシュ「おそらくそうだろうね。ここは今までよりも明らかに異...
橋を渡りながら周りも慎重に見渡す。黒く歪んだ深淵には歯車...
エーディン「こんな場所に落ちたら、もうこっちには戻って来れな...
フォルトゥナ「うん、多分時間の歪みに取り込まれてアタシでも助けられ...
ナビィ「は、はい~!」
フォルトゥナ様の言葉に皆頷き、足元や周辺に気をつけながら橋を渡...
随分と長い橋のように思われたが、間もなくして扉の前に辿り...
ノイシュ「ここが…きっと奴らの計画の拠点、なんだね」
オグマ「ああ、何が起きるかはわからないが…全力で臨もう」
クーフーリン「オグマの言う通りだぜ!俺たちの力を全て合わせて戦え...
ヴァルキリー「さあ、みんな行こう!『リダン』を阻止して、クレプシード...
ヴァルキリー様の言葉と共に、巨大な扉が押し開けられる。中に待つ...
部屋の中はまるで朽ち果てて閉鎖された劇場のような空間にな...
しかしそれ以上に異様なのは、部屋のあちこちには様々な種類...
グラーニア「なにこれ…。ちょー不気味なんだけど…」
ブリギッド「はわわ~、時計だらけです…!」
モリガン「何か…変な力が……もしかして儀式…?」
モリガン様の言う通り、何かの儀式を感じさせるような、そんなお...
ジークフリート「もし儀式を行っているのなら、誰かしらが付近にい...
ヴァルキリー「そうだな。急ごう!」
壊れた椅子の並ぶ観客席を駆け下りる。
そして部屋の中央でスポットライトを浴びながら指揮者のように、手...
ノイシュ「そこにいるのは…ロイツェ=クレプシード、だな?」
ロイツェ『…おや、お客人方ではありませんか。ここまで無事に辿り...
ゆっくりと振り返るロイツェの姿を目に捉えた神様たちは驚きを隠...
ロイツェの姿は今まで遭遇した時よりも若くなっているように見え...
ロイツェ『この姿でお目にかかるのは初めてでございましたかな…?』
エーディン「あなた、本当にあの執事なの?」
ミディール「ま、まるで別人、みたい……!」
ロイツェ『正真正銘、私はロイツェ=クレプシード……クレプシード家の執事にし...
エーディン「やっぱりあなたはここで『リダン』の儀式をしているの...
エーディン様が問いかけるとロイツェはゆっくりと首を横に振るが、丁...
ロイツェ『時計に関しましてはおおむねそのようなものでございま...
ロイツェ『しかし本当に『リダン』の要となるこの場所までお客人方...
ロイツェ『『リダン』とは先に申し上げました通り、この塔のリフォームの...
ミディール「塔の、再誕って一体……?」
ロイツェ『この塔を言葉通り生まれ変わらせるのです。そして、こ...
そう言ったロイツェはデアドラ様とノイシュ様をちらりと見る。デアドラ様...
ロイツェ『運命や時間…時空、そういったものを歪ませて得る力の材...
ノイシュ「それならデアドラを巻き込む必要はなかったはずだ!」
ロイツェ『それではドラマチックとはいえないでしょう…?より劇的な展...
ロイツェ『まぁ…結局、シグリエ殿も取り逃がしてしまったので、ノイシュ...
そこで突然、音楽がブツンと途切れる。一瞬の静寂の後、劇場の...
そこには装飾のついた燭台が無数に置かれていた。蝋燭に火に...
ロイツェ『こちらにございます燭台に灯された蝋…これが全て消える...
ロイツェは今度はフォルトゥナ様に視線を移したと思うと、両手を広げて...
ロイツェ『フォルトゥナ様ならもうお気づきでしょう?この空間の時計が...
ヴァルキリー「本当か?フォルトゥナ」
フォルトゥナ「…うん。あの時計を壊していけば歪みは修正できるけど...
クーフーリン「それならお前の力でどれを壊せばいいかわからないの...
フォルトゥナ「ここは時空の歪みが酷くて…ひとりで探し出すには少し...
???「…それじゃあ仕方ないから、僕も手伝うよ。まずは…あれが...
突然声のした方を見れば、そこには先程まで無かった巨大な門...
ヤヌス様が指さす場所には大きな振り子時計があった。
フォルトゥナ「ヤヌス!来てくれたんだ!」
ヤヌス「時間や空間を色々と弄られてるときに、門番として何もし...
ヘルメス「オレも仕事だからさ、ちょっと目をつむってくれない?」
ロイツェ『時間や運命の神が首を揃えたところで同じ事…。旦那様よ...
ロイツェは淡々と言い放つと、こちらに鋭利な刃を投擲しし、牽制...
そのため、ヤヌス様が教えてくれた振り子時計を即座に破壊する事...
ディルムッド「全て落としても…刃の数は減らないな……!」
ノイシュ「なんとか刃の間を縫って行ければいいんだけれども…!」
ヴァーリ「無茶を言うな。そんな事をすれば命は無いぞ?」
???「そうだ。お前たちでは無理だろう?だが…」
その時、宙に大鷲が羽ばたいた。
そして振り子時計が凄まじい雷霆とともに塵と化した。パラパラ...
ゼウス「この俺…ゼウスならばたやすい事だ」
ロイツェ『…これはこれはゼウス様でございましたか。ゼウス様にもぜひ...
ゼウス「ふっ、俺は運命などではなく、俺の意思でここへ来た。...
ロイツェ『さて、如何なものでしょう。ゼウス様はこの蜃気楼の塔で...
ゼウス「どうだったかな。過去のことはテュポンと戦ったときのこと...
ロイツェ『流石、最高神ともなるとご冗談が上手い。ヘルメス様を暗躍...
ゼウス「はは!ヘルメスもよく働いていただろう?あとは俺の役目だ...
ヤヌス「ゼウス様、次はあっちね」
フォルトゥナ「うん!それと、こっちの時計も!」
ゼウス様は手にした鎌をもう二度振るう。すると、回避したロイツェ...
クーフーリン「次々と時計を壊してるな…!すげぇぜ…」
モリガン「…あの人、強い……」
オグマ「ああ、だが……」
ブリギッド「あっ、蝋燭の火が…!」
気が付けばカーテンの下の燭台を見れば、その灯された火は先程よ...
ヴァーリ「どうやら時間がないようだな」
フォルトゥナ「でも時計のいくつかはゼウス様が壊してくれたから、アタシ...
ヤヌス「壊すべき時計の判断は僕とフォルトゥナが手伝う。けどそうなる...
ナビィ「手がいくらあっても足りないですね…!」
あのロイツェを前に二手に分かれなければならないようだが、どち...
いくらゼウス様の力が強大といえど、ロイツェの投擲武器があれば遠...
だが、ここで諦めるわけにはいかない……!
デアドラ「これまでも困難は乗り越えてきましたもの。こんなと...
グラーニア「そうよ!だめだったとしても、やれることはやってや...
エーディン「これまであなたたちに色々やられたんだもの。ちょっ...
ジークフリート「必ずお前たちの計画は阻止する。覚悟するんだな」
モリガン「私…クーフーリンを…守りたい……」
ミディール「ぼ、僕も……みんなを、エーディンを守りたいから、戦うよ…...
ヴァルキリー「そうだな。大切な人たちを守るために必ずお前を倒し...
ディルムッド「これ以上、お前たちの好きには…させない…!」
ブリギッド「そうです!もう悪い事はさせません!」
ヴァーリ「はん、そういう事だ。大人しく計画を止めるほうが余程...
クーフーリン「早くお前を倒して平和な森で狩りしたり遊んだりした...
オグマ「ああ。そして、この塔に隠された謎についても聞かせて...
そして、ノイシュ様が一歩前へ踏み出し、構えた剣をロイツェに真っ直...
ノイシュ「もう誰も傷つけさせない。みんなで笑って帰るために、...
ロイツェ『…ご冗談を。手負いの騎士様とお仲間に一体何ができると...
ロイツェは鋭利な刃をトレイから新たに抜き出すと、投擲の構えをする...
ロイツェ『せいぜい足掻きなさい、愚かな神たちよ。……さぁ、終幕...
(ボス戦)
**第6幕 ボス[#va767412]
|>|~浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード が姿を変えて現...
|>|&ref(./浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード1.jpg,540x...
|~HP|CENTER:10000|
|~報酬|魂のカケラ~神狼~、ロイツェ特製ベリータルト|
|~遭遇時|『では…貴方様への最後のおもてなし…どうぞお覚悟を...
|~撃破時|『…お見事でございました。しかし…言ったでしょう。...
**無限エリア[#d14ebd57]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
| |&ref(./蜃気楼の迷宮.jpg,240x130);|-25|+25~30|+25~25...
終了行:
ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子に...
#attach(nolist)
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなの...
※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント...
**情報提供等 [#k3b52c85]
わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかない...
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名...
#pcomment(,20,below,noname)
#contents()
//時ノ欠片エリアデータ入力用テンプレ
//見かけた情報に応じて欄を必要分だけ行をコピペして数値を...
//| |&ref( .jpg,240x130);|-?|+?~?|+?~?|--|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
----
#attach(nolist)
**プロローグ~第1幕 [#w706c9d9]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|【蜃気楼の塔~究明編~】~プロローグ~|&ref(./蜃気楼の塔 ...
|【第1幕】|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|...
|~|~|-11|+16~22|+55~330|~|
|~|~|-8|+12~16|+40~240|~|
|~|~|-9|+13~18|+45~270|~|
|~|~|-15|+22~30|+75~450|~|
|~|~|-12|+18~24|+60~360|~|
|~|~|-13|+19~26|+65~390|~|
|~|~|-14|+21~28|+70~420|~|
**プロローグ~第1幕 台詞 [#sa0b09ae]
-【蜃気楼の塔~究明編~】
以前目にした時よりも不安定に揺らめく黒い裂け目に飛び込む...
ただ、今ここに存在している蜃気楼の塔の内部はどことなく廃...
階段や壁がボロボロであるのはもちろんだが、周囲に目をやれば...
ノイシュ「この塔のどこかにデアドラと…クレプシード家が計画している『...
ジークフリート「ああ。そして蜃気楼の塔の謎にも辿り着けるかもし...
ノイシュ様とジークフリート様の言葉に皆が頷く。
いつも以上に目的や事態は深刻となっているが、神様たちと力...
ナビィ「それにしても本当にボロボロですし、あんな重そうな物ま...
ナビィに言われて目をやると、たしかに椅子などに混じって大き...
ミディール「か、壁に大きな穴まで…!あっ、まさかこれって…モンスター...
ナビィ「あっ!もしかして…!」
エーディン「…そうね、これは多分デアドラが…」
ノイシュ「うん、そうだね。デアドラが魔物に物を投げつけられてい...
ノイシュ様の言葉に気のせいか、一瞬エーディン様とミディール様が固まっ...
エーディン様はため息をつくと、ミディール様とノイシュ様を見る。
エーディン「…仮にあたしとミディールに攻撃してくるようなモンスターがい...
ノイシュ「うん、任せて。騎士として君たちを守るよ」
ヴァルキリー「心強いな。私もナビィやお前たちを全力で守るから安心...
ノイシュ様とヴァルキリー様が力強く頷く。これから先、恐ろしい魔物が...
~一方、蜃気楼の塔・某所……~
ロイツェ『…どうやらお客人方がこの場所に辿り着くための道を見つ...
クレプシード家の執事…ロイツェは、真っ赤な紅茶を淹れながら呟く。
テーブルには色とりどりのお菓子やロイツェのお手製のベリータルトも並ん...
スヴェイ『ろいつぇ!おやつ、マダー?スヴェイ、待ちきれナイ!』
ヘレグ『あーんま食いすぎんなよ?今日の晩飯はナイト姉さんの手料...
ロイツェ『ヘレグ坊ちゃまもスヴェイ坊ちゃまも、このロイツェのアフタヌーンティー...
ロイツェたちに向けてドレスを着た少女が手当たり次第に物を投げて...
???「あなたがた!くだらない理由でわたくしを閉じ込めておい...
ロイツェたちに向けてドレスを着た少女が手当たり次第に物を投げて...
ロイツェ『まぁ、お客人…こちらの紅茶で落ち着かれては…』
ヘレグ『おいおい、まーた物壊しやがったのかよ?アンタさぁ、実は...
???「今、何とおっしゃいまして!?」
ロイツェ『お客人、そのテーブルは……あぁ…』
ロイツェの静止もむなしく、大きなテーブルが少女の手によって放り投...
ロイツェ『…まったく、とんだお転婆なお嬢さんでございますな……。...
ロイツェは宙に散らばるお菓子の数々にベリータルト、ティーセットまでも次々...
ロイツェ『まぁ、目的は他にもありますゆえ…少しは目を瞑るといた...
スヴェイ『ワー!ろいつぇ、スゴイスゴーイ!たると、イタダキマース♪』
ヘレグが言葉を失っている中、スヴェイはロイツェの身のこなしを見て喜...
ロイツェはタルトをスヴェイに丁寧に渡しながら静かに呟いた。瓦礫のほ...
-【第一幕】
エーディン「結構歩いたけど…まだ手がかりらしいものはないわね」
ミディール「そ、そうだね…。物を投げてくるような、大きいモンスター...
周囲を警戒しながら探索をするが、デアドラ様の事はおろか『リダ...
ノイシュ「焦らず、注意して進もう。もし疲れたりしたらすぐに言...
デアドラ様がいなくなり、不安や焦燥など辛い心境であるはずのノ...
ジークフリート「…お前も無理はするなよ。皆で力を合わせればデアドラ...
ノイシュ「…うん、ありがとう。ふふ、君たちはとても優しくて…僕...
そんなやり取りの中、さらに奥へ続く道を見つける。暗がりの...
ヴァルキリー「そういえば、デアドラについて詳しく聞いていなかった...
道を進みながらヴァルキリー様がノイシュ様に訪ねる。ヴァルキリー様はデアド...
ノイシュ様以外でデアドラ様を知る、エーディン様とミディール様は何故か言...
ノイシュ「うーん、デアドラは城で育ったけれど、おしとやかな普通...
ミディール「ふ、普通…!?」
エーディン「ノイシュ、どんなフィルターをかけたらデアドラがそんな風に見え...
ジークフリート「二人の様子からすると…デアドラはやはり何か変わった...
ジークフリート様の言葉に思考を巡らすノイシュ様を、エーディン様とミディール...
ヴァルキリー「ナビィはデアドラとも面識があるだろう?ノイシュの言う通り...
ナビィ「えっ!?え~と…デアドラ様はなんというか…」
ノイシュ「……災い、そして悲しみを招く者」
ノイシュ様がぽつりと呟く。しん…と静まり返った空間で、皆の視線...
ジークフリート「災いと悲しみ…?一体どういう事だ?」
ノイシュ「そのままの意味、だよ」
ノイシュ「デアドラの名前には災いと悲しみという意味が込められて...
ノイシュ様は少し困ったような顔でそう言うと、真剣みを帯びた表...
ノイシュ「…でも、名前の意味の通り、デアドラには災いをもたらす力...
???『…さすが、赤枝の騎士、ノイシュ様でございます』
静かな拍手と共に、淡々とした声が響き渡る。この声にヴァルキリー...
ヴァルキリー「その声…ロイツェ=クレプシードか!」
ロイツェ『左様でございます。私がクレプシード家の執事、ロイツェ=クレプシ...
ノイシュ「クレプシード……僕の元にこの手紙を送り、デアドラを連れ去っ...
ノイシュ様は先程までの穏やかな雰囲気を一変させ、静かな怒りを...
その変化に皆が驚く。
ノイシュ様は普段、怒る事はほとんどなく、こういった口調で話す...
だが、ロイツェは全く動じていないようだ。ただ、モノクルの奥に存在...
ロイツェ『あぁ…そちらの手紙は私が貴方様にお出しいたしました。...
ノイシュ「……っ!!デアドラに何をした!?」
ジークフリート「ノイシュ!気持ちはわかるが落ち着け。まだデアドラが無...
ロイツェからの手紙を、血が滲むのではないかという程の力で握り...
ノイシュ「…ごめん。とにかくあいつを倒さなければ、ね」
エーディン「そうね!痛い目にあわせれば情報を引き出せるんじゃ...
ミディール「ぼ、僕も…!僕も頑張って戦う、よ…!」
ヴァルキリー「そういう事だ。覚悟はいいな?」
ロイツェ『ふっ…、お客人方は余程ご冗談がお好きとお見受けいたし...
そう言うとロイツェは長く鋭利な刃の武器を構える。
その刃は一点の曇りも無く、恐ろしいほど冷たい輝きを放って...
あの刃で一体どれほどの獲物を切り裂き、貫いてきたのだろう...
ロイツェ『お客人方には丁重なおもてなしを、と旦那様より仰せつ...
ノイシュ「僕がそんな事はさせない。そして、必ずデアドラを無事に...
ノイシュ様も自らの剣を抜き、構える。
他の神様たちも各々の武器を構えるなどし、ロイツェを見据える。
空間の緊張感が一気に高まり、肌に伝わりそうなほどだ。
ノイシュ「赤枝の騎士がノイシュ……参るっ!」
ノイシュ様の凛とした声が響くと同時に、神様たちがロイツェに向かっ...
(ボス戦)
**第1幕 ボス [#o87c7412]
|>|~浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード|
|>|&ref(./浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード.jpg,540x33...
|~HP|CENTER:5000|
|~報酬|デアドラの解放石(災厄)、デアドラの解放石(悲劇)|
|~遭遇時|鋭利な刃を構えるロイツェは、静かに凍てつくような殺気...
|~撃破時|『…なるほど。メインディッシュには遠く及ばないですが…前...
**第2幕 [#n558a7c6]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|【第二幕】|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|...
|~|~|-11|+16~22|+55~330|~|
|~|~|-8|+12~16|+40~240|~|
|~|~|-9|+13~18|+45~270|~|
|~|~|-15|+22~30|+75~450|~|
|~|~|-12|+18~24|+60~360|~|
|~|~|-13|+19~26|+65~390|~|
|~|~|-14|+21~28|+70~420|~|
|~|~|-10|+15~20|+50~300|~|
|~|~|-17|+25~34|+85~510|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
**第2幕台詞 [#o657f0b4]
-【第一幕】
ロイツェ『おや…、騎士様といえど隙が。貴方様は命までは奪いませ...
ノイシュ「……っ!」
間合いが近い中、宙を蹴るように飛び上がったロイツェは手にした...
ノイシュ様は回避行動を取りつつ刃を剣で弾き落とすが、それでも...
ロイツェ『チェックメイト…ですかな?』
ノイシュ「……っ、まだ僕は…!」
ミディール「ノ、ノイシュ……!」
???「お待ちなさーい!!」
ドォーン!!
片足の負傷により膝をついたノイシュ様に、ロイツェが再び刃を手にし...
だが、何者かの声と共に壁が破壊され、巨大な砕片がロイツェに向...
ロイツェ『…私とノイシュ様の邪魔するとは…いささか無粋でございます...
飛んできた砕片を、ナプキンに隠されたトレイから取り出した例の武...
そしてゆらりと己に攻撃を仕掛けた人物に視線を移す。
当然、その場にいた神様たちもその瞳に、主の姿を捉えていた。
ノイシュ「君はまさか……デアドラ…なのかい……?」
ノイシュ様は驚きともなんともいえない表情で目を見開き、こちら...
そこには美しい顔を不機嫌そうに歪め、ドレス姿で仁王立ちする...
デアドラ「お待たせしましたわね、ノイシュ!あなたが危険な目にあ...
エーディン「…ねぇ、解放石って自力で出れるものなのかしら?」
ナビィ「え~と…あまりそういうお話は聞かないのですが、ナビィた...
何にせよデアドラ様は少し型破りな神様なのかもしれない……。
その場にいたノイシュ様以外の皆が内心そう感じていた。
デアドラ「さぁ!わたくしとノイシュにこんな仕打ちをしたのですか...
デアドラ様はロイツェに向かってそう言うと、何故かナビィを掴み上げ...
デアドラ「わたくし、武術は嗜んでおりませんが、物を投げる程...
ナビィ「え、え~!?デアドラ様、ナビィを投げないでくださ……きゃ...
恐ろしい掛け声と共にナビィをロイツェに投げつけるデアドラ様。
どうやら手当たり次第に近くにあるものは投擲してしまう癖が...
悲痛な悲鳴を上げながら投げ飛ばされるナビィを誰も助ける事が...
ナビィは衝撃、あるいはロイツェの攻撃を受ける事を想像し、ぎゅっ...
ロイツェ『…やれやれ、このような可憐なお嬢さんを投げてしまわれ...
ナビィ「…えっ?な、なんであなたがナビィを!?」
ロイツェは片腕に優しくナビィを受け止めていた。
相変わらず感情の伺えない声が不気味ではあるが、ロイツェはナビィ...
ロイツェ『ここでお嬢さんがデアドラ様の剛力で粉砕されてしまって...
ナビィ「ひ、ひえ~!やっぱりクレプシード家はこわいです~!」
泣きじゃくりながら急いで飛んでこちらに戻ってくるナビィに、テ...
デアドラ「まぁ、わたくしったらごめんなさい!ノイシュの事で頭が...
ミディール「つ、つい……?」
ヴァルキリー「うっかり投げるものだろうか…ヒヤヒヤしたぞ」
ロイツェ『さて、デアドラ様はそちらの手に戻ってしまいましたが、...
ノイシュ「…くっ、逃げる気か!?待て!……っ」
ジークフリート「深追いはするな。…次は片足ではすまないかもしれな...
ヴァルキリー「ジークフリートの言う通りだ。今は態勢を整えるべきだろう」
ロイツェ『…そうでございました。もしやもう遭遇されたかもしれま...
ロイツェ『忌々しい事に私たちとお客人方の命を狙っているようで...
ロイツェの声だけが空間に響くが、その言葉を最後に何も聞こえな...
どうやら完全にこの場から去ったらしく、一行の緊迫した空気...
ノイシュ「デアドラ、怪我はないかい?君が無事で、本当によかった…」
デアドラ「わたくしでしたら心配に及びませんわ!でも、ノイシュこ...
傷口を隠しながらデアドラ様に微笑みかけたノイシュ様だったが、当...
ヴァルキリー「なるほど。傷は幸いそれほど深くはないようだが…ち...
エーディン「そうね。少し休憩を取りながら手当てをしましょ」
ミディール「うぅ…ノイシュ、痛そう……」
各々がノイシュ様の怪我を気遣い、手当ての準備を進めようとする...
デアドラ「ノイシュの手当てでしたらわたくしにお任せくださいませ...
ミディール「ひぇっ!?ま、またスカートを素手で千切ってる…!」
ジークフリート「…お前達がノイシュが話したデアドラの説明に驚いていた理...
皆が唖然としている中、デアドラ様は勇ましく自身のドレスのスカート...
ノイシュ「い、痛いってデアドラ…!」
デアドラ「あなたは騎士なのだから、このくらい我慢しなくては...
エーディン「…デアドラ、その気持ちはわからないこともないけど、ち...
エーディン様の言葉に納得したデアドラ様は、エーディン様と二人でノイシュ...
ジークフリート「…一応手当ては済んだようだから、少し安静にすれば...
デアドラ「それでしたらわたくしが!!」
ジークフリート様の言葉を遮ると、デアドラ様が猛スピードでノイシュ様に近...
ノイシュ「デアドラ、気持ちはとても嬉しいんだけれども…みんなの前...
デアドラ「まぁ!いつもこうやって担いでますのに、ノイシュは恥ら...
ジークフリート「デアドラ、お前がノイシュのために何かしたいのはわかる...
ジークフリート様はノイシュ様が怪我人だと言えばデアドラ様も応じるので...
俵担ぎをされているため、こちらからノイシュ様の顔は伺えないが…...
デアドラ「別の担ぎ方…あっ!わたくし、わかりましたわ!子ども...
自信満々のデアドラ様はノイシュ様を抱えなおすが…それはどう見ても...
ノイシュ様のほうが身長や体格は勝っているはずなのに、何故かデア...
デアドラ「ノイシュ!これなら恥ずかしくありませんわね!」
ノイシュ「……うん、そうだね。ありがとう、デアドラ」
ジークフリート「…ノイシュ、すまない」
どこか諦めたように微笑むノイシュ様にジークフリート様は小さく謝罪し...
皆が呆気に取られている中、ノイシュ様を抱えたデアドラ様は塔の奥...
-【第二幕】
ロイツェとの戦いの末『リダン』や蜃気楼の塔の謎に関する手がかり...
ミディール「な、長い階段だね…。あの、デアドラ……」
デアドラ「はい?何ですの、ミディール?」
ミディール「疲れてない、かなぁって…思ったりしたんだけど……大丈...
ミディール様がデアドラ様に少し言いづらそうに訪ねるが、先頭を歩...
デアドラ「わたくしならこの通り元気ですわ!だから心配は無用...
ジークフリート「…元気ならいいが…それよりも、な」
ノイシュ「…うん、君の言う通りだね。…ねぇ、デアドラ、階段で僕を...
なんとなく意図がずれているような、微妙な心境のミディール様とシ...
デアドラ「まぁ、わたくしったら!ノイシュがあまりにも軽いのでつ...
ヴァルキリー「…いくらノイシュが華奢なほうといっても、鎧を纏った騎...
ヴァルキリー様の言葉が聞こえなかったのか、デアドラ様はにこにこと...
素早い手当てと持ち合わせた薬が良かったのか、ノイシュ様の怪我...
デアドラ「ノイシュ、もう痛みなどはございませんこと?」
ノイシュ「うん、君のおかげでまた戦う事ができそうだよ。ありが...
エーディン「よかったわね、ノイシュ。じゃあまた頂上目指して進むわ...
エーディン様の言う通り、一行は蜃気楼の塔の頂上を目指している...
もちろん罠である可能性も捨てきれないが、今はこの情報を頼...
エーディン「それにしても、ミディールの言う通り長い階段ね。まった...
ミディール「う、うん…。あれ?何か聞こえない……?」
ミディール様がぴたりと立ち止まり、耳をピンと立てる。不安そうな...
ミディール「……!!この音…う、上からだ……!」
ジークフリート「…罠か!エーディン、避けろ!」
エーディン「えっ?…きゃあっ!?」
ナビィ「エ、エーディン様ー!」
長い階段でさすがに少し疲労していたせいか、罠への反応に遅...
だが、階段という足場の悪い場所である事や天井を利用した罠...
天井からガラガラと大きな音を立てながら、太い鎖から下がった...
塔内の狭い階段の両壁を削りながら落下するほどの大きさのた...
エーディン「……えっ、ミディール!?」
ミディール「よ、よかった…!あの、エーディン…怪我、してない?」
間一髪のところで、少し近い位置にいたミディール様がエーディン様を...
普段大人しいミディール様が素早い動きで果敢に罠に飛び込んだ様...
エーディン「あ、あたしは大丈夫よ。でもあんな罠に飛び込むなん...
ミディール「はは…そう、だよね。で、でも……僕はエーディンが傷ついた...
苦笑するミディール様と驚いた顔のエーディン様。二人のもとに他の神...
ノイシュ「二人とも!本当に怪我はしていないかい?」
デアドラ「怪我をなさっていたらわたくしが運んで差し上げます...
エーディン「あたしたちは本当に大丈夫よ。ありがとうね、ミディール...
ミディール「わわっ!?エ、エーディン…!?」
エーディン様は普段は少しツンとしているが、ミディール様の事となれば...
ヴァルキリー「なるほど。二人とも無事なようでよかったな、ジークフリ...
ジークフリート「ああ。もう駄目かと一瞬思ったが…ミディールのおかげだ...
ナビィ「ミディール様、すごいです~!この調子で先に…」
???『おいおい、まだ安心するのは早すぎじゃねーの?ノーテンキなカ...
???『ウン!安心するの、マダマダ早い!もっともっとアソボウヨー♪』
ノイシュ「……!誰だ?姿を見せろ!」
デアドラ「この声…聞き覚えのある声ですわね!クレプシード家の者じ...
突然聞こえた二つの声に、携えた剣に手をかけるノイシュ様と周囲...
???『まぁ、この階段登りきったら遊んでやるからさ。せいぜい...
声の主はそう言うと、二つの不気味な笑い声を上げる。不協和...
ヴァルキリー「この階段の上、か。まだ上など見えないが…とにかく...
ヴァルキリー様の言葉に頷いた一行はさらに階段を登り始める……。
ジークフリート「進めば進むほど罠が酷くなってきているな。皆、気...
ナビィ「進んでも進んでも、先が見えないです~…!」
ジークフリート様の言う通り、先程から壁から棘が飛び出してきたり...
登っても先が見えない螺旋階段は皆を不安にさせる。
ノイシュ「そうだね。みんな、僕とジークフリート、ヴァルキリーで出来る限り...
デアドラ「ふぅんぬっ!!」
ノイシュ様が頷き、皆に注意を促す最中にたくましい声が響く。
皆がデアドラ様のほうを見ると、彼女はどこかから転がってきた...
ナビィ「デ、デアドラ様~!?」
デアドラ「わたくしも皆さんのため、頑張りますわね!サポートなら...
デアドラ様は大岩を壁に投げると、壁に埋め込まれていた棘の罠...
デアドラ「あら?岩は砕けてしまいましたのに、この壁…元に戻っ...
破壊したはずなのにすぐに再生した壁から飛び出してきた鋼鉄...
???「そうよ。その罠は、闇雲に物理攻撃をしても破壊する事は...
その声と同時に壁の罠を、魔法の炎が星のように煌めきながら...
エーディン「オイフェ!あなたも来ていたの?」
オイフェ「ええ、この塔の異変の影響が気がかりで調べにきたのよ」
???「オレたちもいるぜ!こんなところでミディールたちに会えるなん...
???「おう!こいつは驚いたってもんよ!」
ミディール「マクリル…!それに、リルも……!」
オイフェ様と共にマナナン・マクリル様、リル様が一行がいる場所よりも少し...
マナナン・マクリル「この辺の罠はオレやオイフェみたいに魔法が使えるヤツじ...
リル「魔法の事は俺よりマクリルとオイフェが上手いからなぁ!すっかり...
ヴァルキリー「なるほど…。残念ながら私たちの中にオイフェやマクリルに匹...
ヴァルキリー様はオイフェ様たちにクレプシード家が恐ろしい計画を企ててい...
オイフェ「そういう事なら同行させてもらうわ。二人もいいわよね...
リル「おうよ!人数が多けりゃ魔神だろうがクレプシード家だろうが...
ナビィ「わ~!頼もしいです!」
ミディール「マクリルも、その…いいの?」
マナナン・マクリル「オレも行くぜ!友達が困ってるならなおさらだ!よろ...
マナナン・マクリル様は笑顔で言うと、ミディール様をぐいっと寄せて肩を...
オイフェ「じゃあ私とマクリルが中心になって罠を破壊するわ。みんな...
マナナン・マクリル「魔法破りはオレらがやるからさ!階段にかかってる魔...
オイフェ様の言葉に皆が頷く。するとオイフェ様は早速魔法を放ち、仕...
マナナン・マクリル様いわく、この階段には罠だけでなく魔法もかけられ...
ノイシュ「さすがだね。さっきも思ったんだけれど、オイフェの魔法の...
オイフェ「えっ?ア、アナタ、いきなり何言ってるのよ!」
ノイシュ様がいきなり褒めだしたため、困惑するオイフェ様。さらにノイシ...
ノイシュ「マクリル、君の魔法も君の心をあらわしているように見える...
マナナン・マクリル「え!?ノイシュ、それってどういう…」
マナナン・マクリル様も同じように言葉をかけられて困惑している様子だ。
デアドラ「ノイシュ!あなた、わたくしがいるところでまたそのよう...
ノイシュ「い、痛いよ、デアドラ。僕は思った事を言っただけだし…そ...
エーディン「あ、二人とも気にしないで。ノイシュは無意識でああいう...
マナナン・マクリル「そ、そうなのかー!びっくりしたぜ!」
あまりノイシュ様とデアドラ様と話した事がなかったオイフェ様とマナナン・マク...
ジークフリート「オイフェたちの協力で階段をどうにか登りきったが……ま...
何とか階段の罠を突破し、空間が歪められた事によって無限に...
しかし、階段を登った先は一面の水面が広がっていたのだ。
ナビィ「ここを渡りきるのは大変そうです…!」
ヴァルキリー「そうだな。それに先ほどのように罠が仕掛けられてい...
リル「よっしゃあ!俺の出番だな!」
リル様は海を司る神様だ。弟のマナナン・マクリル様よりも魔法が苦手な分...
マナナン・マクリル「オレとオイフェの魔法でもちょっと厳しいかもしれないし...
リル「おう!みんな俺の舟に乗ってくれ!一気に向こうまで渡る...
リル様の声に、皆が彼の舟に乗り込む。さすがにこの人数は乗り...
リル様の舟で水面を向こう岸ならぬ、向こうの床まで走る。
水面を観察すると、一面に水が張られているだけのように見え...
リル「…こいつは単なる魔法の水ってわけじゃなさそうだな。蜃気...
リル様が視線を向けた方には、水面に波紋のようなものが生じて...
そこには大きな裂け目があり、水は吸い込まれるように落ちて...
だが水は不思議と減ることなく、静かに波打っている。
オイフェ「そうかもしれないわね。この水が落ちていく先もいずれ...
オイフェ様の言葉に皆が頷く。
とにかく塔の上…おそらくは頂上にも近いような場所に『リダン』...
一行は静かな水の音を聞きながら、間もなく近づく水面の向こ...
数々の罠や謎の水面を突破して一行が辿り着いたのは、色々な...
???『よぉ。生きてアンタらがここまで来なかったら、退屈すぎて...
???『スヴェイ、へれぐにイッパイ遊んでもらったケド、カミサマと早くアソヒ...
神様たちに罠を仕掛けた犯人であるクレプシード家の者…スヴェイとヘレク...
デアドラ「やはりあなたたちでしたのね!あんな罠を仕掛けてき...
デアドラ様は一歩前へ出ると、腰に手を当ててスヴェイとヘレグを睨む...
スヴェイ『あっ!スヴェイのおやつ、ジャマした、サスクワッチー!』
ミディール「えっ……!?」
ナビィ「そ、それは言っちゃダメです~!」
デアドラ「今、何とおっしゃいまして!?」
ノイシュ「落ち着いて、デアドラ。君はたしかにサスクワッチのようなとこ...
スヴェイとノイシュ様の発言にミディール様とナビィが青くなる。
そしてデアドラ様からノイシュ様とスヴェイへと、床にあった壊れたソファー...
ジークフリート「デアドラ…スヴェイはともかく、ノイシュにまで攻撃してどう...
デアドラ「わたくしったら…失礼しましたわ!では…よいそぉい!」
ジークフリート様にやや呆れたように言われたデアドラ様は笑顔で納得...
デアドラ「ノイシュ、ごめんなさいね!わたくし、酷い事を言われた...
ノイシュ「…うん、大丈夫だよ。瓦礫から出してくれてありがとう、...
まるで小さな子どもをあやす時のように高く抱き上げられたノイシ...
オイフェ「…とにかく、そろそろアナタたちから話を聞かせてもらおう...
ヘレグ『話?さぁて、一体なーんのことだかわからねぇな』
エーディン「あなたたちが企んでる『リダン』とか塔のことに決まっ...
ヘレグ『…あのさぁ、そう言われて俺たちがアンタらにへいへいって...
ノイシュ「そうか…。もちろん、君たちが望むのなら、僕もみんなも...
ノイシュ様は自らの剣に手を添え凛として問いかけるが、返ってき...
ヘレグ『あー、アンタ。そんなにかしこまんなよ?疲れちまうぜ。…ハ...
そう言うとヘレグは戦闘態勢を取る。どうやら戦いは避けられな...
スヴェイ『へれぐ!スヴェイもアソビタイ!』
ヘレグ『お前、あの怪力女に物投げられて本調子じゃねぇだろ?...
ヘレグはその態度や口調からは意外だが、弟であるスヴェイを可愛が...
そんな光景がなんともあたたかい反面、ひどく悲壮感を感じさ...
マナナン・マクリル「それがアンタらの出した、ノイシュへの答えってわけだな...
ヘレグ『ハハ!やってみな?無力なカミサマども!』
互いに譲れない想いや目的を胸に秘める中、ヘレグの挑発的な声...
(ボス戦)
**第2幕 ボス [#tc379197]
|>|~陰り逝く時空 ヘレグ=クレプシード|
|>|&ref(./陰り逝く時空 ヘレグ=クレプシード.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:6000|
|~報酬|デアドラの進化石(赤)|
|~遭遇時|『俺たちから情報がほしいんだろ?だったら力ずくで...
|~撃破時|ヘレグが見せた一瞬の隙を突いて攻撃を仕掛ける!&br;...
**第3幕 [#sc4b3c05]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第二幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-11|+16~22|+55~330|~|
|~|~|-8|+12~16|+40~240|~|
|~|~|-9|+13~18|+45~270|~|
|~|~|-15|+22~30|+75~450|~|
|~|~|-12|+18~24|+60~360|~|
|~|~|-13|+19~26|+65~390|~|
|~|~|-14|+21~28|+70~420|~|
|~|~|-10|+15~20|+50~300|~|
|~|~|-17|+25~34|+85~510|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
|第三幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-21|+31~42|+105~630|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
|~|~|-23|+34~46|+115~690|~|
|~|~|-19|+28~38|+95~570|~|
|~|~|-20|+30~40|+100~600|~|
|~|~|-22|+33~44|+110~660|~|
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-24|+36~48|+120~720|~|
**第3幕 台詞 [#r15e605a]
-【第二幕】
ヘレグ『チッ!まさかここまで押されるなんてな…!』
スヴェイ『へれぐ!怪我シテル!早くミンナのところに帰ろう?』
神様たちの連携に膝をつくヘレグにスヴェイが駆け寄り、顔を覗き込...
ヘレグ『…なぁ、騎士サマよぉ。『リダン』とこの塔の情報、アンタらに...
ヘレグは両手を挙げて無抵抗である事を示した。
それを見たノイシュ様はゆっくりと目を閉じた後、剣をおさめる。
ジークフリート「おい、ノイシュ。ヘレグのいう事を鵜呑みにする気か?」
ノイシュ「…いくら敵だといっても、無抵抗の者を斬る事はできない...
ノイシュ様はジークフリート様のほうを振り返り、優しい笑顔で言う。戦...
ヘレグ『そうそう、俺は話の通じるヤツは大好きなんだ。嘘じゃな...
ノイシュ「……!」
ヘレグがそう叫ぶと同時にスヴェイも笑い声を上げた。そして負傷な...
???「…君は相変わらず甘いようだな」
???「ま、そこがノイシュのいいところでもあるんだけどな!」
ノイシュ「…君たちは!」
間一髪というところで、ヘレグとスヴェイの攻撃を二つの武器が交差...
その武器を手にする人物はノイシュ様たちのよく知る二人だった。
デアドラ「まぁ、オグマ様にクーフーリン様ではありませんの!」
クーフーリン「お、デアドラも無事…というかお前は無事だよな」
オグマ「無駄話は後だ。今は戦いに集中しろ、クーフーリン」
戦いを得意とし、ノイシュ様と同じく戦場を駆けるクーフーリン様と、言...
ヘレグ『ハハ!やっとお出ましか、お二人さんよ!そっちの黒髪のカ...
スヴェイ『かくれんぼ、おーわり!キャハハハ!』
オグマ「俺たちの気配が近い事に気づき、ノイシュを狙えばすぐにお...
ヘレグ『ハッ!お褒めに預かり光栄だってか?嬉しいねぇ…反吐が出...
オグマ様たちはこの部屋の近辺まで来ていたが、ちょうど戦闘が...
ヘレグ『ま、見つけたとこであんまり意味ないんだけどな。…せっ...
そう言い残すとヘレグたちは姿を霧のように空気に溶け込ませて...
クーフーリン「おい!お前ら逃げるのかよ!」
???「クーフーリン…追いかけたら…危ないの……」
???「モリガン、危ないから飛び出しちゃだめです!」
オグマ「ブリギッド、お前も早く下がるんだ!」
その間に完全に姿を霧散させたヘレグとスヴェイがいた周辺には、砂...
スヴェイ『スヴェイたち、お土産、モットモット上の階で必要ダヨ!早く持っ...
ヴァルキリー「ヘレグとスヴェイが言っていた土産…とは一体なんだろうか...
ジークフリート「まだわからないことが多いな。とにかく進んで情報...
スヴェイの声はもちろんヘレグの声も聞こえない。おそらく完全にこ...
ノイシュ「君たちのおかげで助かったよ。モリガンもブリギッドも来てく...
クーフーリン「戦場で助け合うのは当たり前だろ?それに、俺たち…」
オグマ「友人、だろう?」
クーフーリン「おい、オグマ!俺のセリフをとるなよな!」
ブリギッド「そ、そうだよ、オグマお兄ちゃん…!」
オグマ「ん?ブリギッドがそう言うなら…」
モリガン「…大丈夫……セリフ取られても、クーフーリンはかっこいいよ…」
エーディン「ふふ、あなたたちは相変わらずそんな調子なのね。クーフ...
ミディール「えっ!?そ、そう、だね……」
そんなやり取りの中、クーフーリン様たちがこの場に居合わせた理由...
目的は偶然にも同じ…いや見えない何かによって定められた必然...
一行は新たにクーフーリン様とオグマ様、モリガン様とブリギッド様を加えて...
-【第三幕】
どれだけ塔を登り続けただろうか。
先程のクレプシード家との戦闘の後は塔の内部に生じた魔物が襲っ...
クーフーリン「結構広い場所に来たな!さっきまでと雰囲気も変わっ...
モリガン「……うん、危ないこと…少ない……」
オグマ「そうだな。足元もいくらか明るくはなったが油断は禁物...
ブリギッド「はわわ~!転ばないようにしないと…!」
仄かに揺らめく暖色の照明に照らし出されたのは白くどこか気...
デアドラ「ここはまるで城の舞踏会の会場みたいですわね!」
ノイシュ「そうだね。壁や天井は相変わらず亀裂が入っているけれ...
オグマ「あぁ…たしかにデアドラがいつも通り城と舞踏会の会場を半...
デアドラ「あら、酷いですわ!城は何回直しても相変わらず少し...
そんな会話にもう皆が慣れ始めた頃、広場の奥のほうに何かあ...
そこにはまるで図書館のように大きな本棚がいくつも並んでい...
エーディン「こんなところに本棚?本当に何でもありなのね」
マナナン・マクリル「この本、魔法に関係してるみたいだけど破けてて読...
オイフェ「こっちの本は印字がおかしな事になっているわ。塔の影...
???「…君たち、静かにしたまえ。このような場所で騒ぐとは感...
各々が床や棚の本を手に取って話していると、空気がぴたりと...
声がした本棚のずっと奥を見れば、転がる壊れた支柱に腰掛け...
その周りにはたくさんの本が山積みになっており、まるで壁の...
立ち上がったその人物は手にした本を閉じ、コツコツと靴の音を響...
ヴァルキリー「お前は、ヴァーリじゃないか。どうしてこんなところに...
ヴァーリ「ヴァルキリーか。この塔が危険だとかオヤジが言い出したから...
ヴァーリ様は自身の父親…オーディン様の事を少し忌々しそうに口にす...
ノイシュ「ヴァーリ、君はこの塔が危険だと言っていたね。クーフーリンやオイ...
今まで合流した神様たちも蜃気楼の塔の『リダン』の影響につい...
ヴァーリ「はん、何か感じた、だと?君は世界の現状が掴めていな...
ノイシュ「ふふ、ごめんね。僕は多分みんなよりも前にこの塔に来...
ノイシュ様の柔らかい言葉にヴァーリ様は一度大きくため息をつくと、...
地域によっては魔物が凶悪化したり、植物が枯れたりといった...
ヴァルキリー「なるほど…。私たちが塔の内部にいる間に『リダン』の...
ノイシュ「ありがとう、ヴァーリ。君の観察力や情報は素晴らしいね」
ヴァーリ「…まぁ、当然だろう」
ノイシュ様からの言葉にヴァーリ様は顔を背けて眼鏡を押し上げた。ヴ...
マナナン・マクリル「なぁ、アンタずっとここで本を調べてたのか?そうし...
ヴァーリ「そう簡単にわかるなら謎でも何でもないだろう。その代...
ヴァーリ様は本棚が並ぶ中のさらに奥に顔を向けた。そこには、先...
ナビィ「あっ、向こうに扉があります~!」
オグマ「待て、クレプシード家のことだ。あの扉に仕掛けを施してい...
ナビィ「あっ、確かに…!今まで罠が多かったですもんね!」
オグマ「…と言うことは。その仕掛けの解除法が君にはすでにわか...
ヴァーリ「ふん、そういうことだ。君はなかなかに話が分かるよう...
デアドラ「さすがヴァーリ様ですわ!あの扉を壊せばいいんですのね...
クーフーリン「ま、待て!とりあえず持ち上げた本棚を降ろして調べ...
モリガン「…デアドラ、すごい……」
さっそく本棚を担ぎ上げたデアドラ様をクーフーリン様が慌てて制止す...
ほこりが舞う中、ヴァーリ様が絶句していたのは言うまでもない……。
リル「なるほどなぁ。こいつは魔法でも力づくでもびくともしね...
ミディール「えっと…やっぱりヴァーリなら、開け方わかるの…?僕は仕...
リル様が本棚の奥にあった巨大な扉を見上げながら言うと、ミディー...
ヴァーリ「当然だろう。あの場所にあった本を隅々まで読んで、私...
ノイシュ「僕かい?僕に出来る事なら喜んで手伝わせてもらうよ」
ヴァーリ様に呼ばれたノイシュ様が扉へ近づく。扉には何やら擦れて読...
ヴァーリ「この扉にはクレプシード家の暗号のようなものが書かれてい...
ノイシュ「これは…赤枝の騎士団の紋章、だね」
ノイシュ様が扉の絵を指でなぞりながら答えると、ヴァーリ様が満足そ...
オグマ「なるほどな。ノイシュは赤枝の騎士団に所属する騎士だ。そ...
クーフーリン「あんまり心配していても仕方ないし、罠だった時はど...
この扉の細部をよく見れば、剣を差し込めるような隙間が亀裂...
ここで行き止まりな以上、一行は扉を開く選択肢を選んだのだ...
???『…ようこそ。初めて見る顔もいるな。私はナイトシア…お前たち...
クーフーリン「お前がナイトシアってやつか…!この前は戦う事はなかった...
ナイトシア『フフ…そうか、お前は以前キャメロット城の一件の際に居合わせ...
扉を開いて足を踏み入れた部屋は、ジークフリート様の言う通り闘技...
部屋の中央の広場には大剣を片手に立つ女性…ナイトシア=クレプシード...
ナイトシア『私に打ち勝つことができれば、お前たちをこの先へ通そ...
ナイトシアは手にした大剣を地面に突き刺す。
すると、何かの仕掛けが作動したようにナイトシアのいる場所を中心...
こちらから飛び移ればナイトシアの元へ辿り着けるだろう。だが、切...
ナイトシア『…私としては不本意だが、シグリエが何やら実験の産物をこ...
するとどこからともなく幻影なのだろうか、異形の形となった...
ノイシュ「…僕は騎士としてあのナイトシアと戦いたい。いいかな?」
クーフーリン「そういう事なら俺も行くぜ!オグマも行くだろ?」
オグマ「待て、俺もあちらに行ってはここを凌ぐのに手薄じゃな...
???「そういう事ならアタシらに任せな!」
クーフーリン「えっ!?なんで師匠がここに!?」
オイフェ「ちょっと、アナタ何しに来たの!?」
一行が後ろを振り返れば、そこには好戦的な笑みを浮かべるスカサ...
スカサハ「アタシだってこの一大事に大人しくしてるなんて性に合わな...
オイフェ「…アナタはいつもそうなんだから。まったく!」
スカサハ様のライバルであるオイフェ様は、口では不満そうに漏らしてはい...
スカサハ様はその様子を察したのか楽しそうに笑う。その姿はなん...
スカサハ「さーて!アンタたちは早くあのナイトシアってヤツのところに行き...
ノイシュ「スカサハさん、ありがとうございます。…そういえばさっき、...
ノイシュ様がスカサハ様に一礼した後、疑問を口にした。するとスカサハ様...
スカサハ「ああ、アンタの知ってるヤツらをここに連れてきたんだ!いい...
ノイシュ「君たちは…ディルムッドにオスカーじゃないか!」
そこには少し視線を落としているディルムッド様と、明るく頼もし...
ディルムッド「…オェングス様からノイシュたちが危険だと聞いた…。違う騎...
オスカー「とにかくディルムッドがいてもたってもいられないって感じ...
???「あたしもいるわよっ!」
デアドラ「まあ、グラーニアも来ていたのね!」
エーディン「あなた、まさかディルムッドを追いかけてきたの?」
エーディン様がディルムッド様のほうを見ると、何故か目線を逸らされ...
ノイシュ「君たちが来てくれるなんて嬉しいよ。ありがとう。…でも...
ディルムッド「い、いや、なんでもない……」
オスカー「…まぁ、似た者同士、察してやってくれ」
ノイシュ様はデアドラ様の事に自覚がないようで、首を傾げていた。
そんな中、クーフーリン様の勇ましい声が響く。
クーフーリン「じゃあ、ここの幻影だか魔物だかわからない連中はスカサ...
オグマ「わかった。必ずナイトシアを倒す。それまでみんな持ちこたえ...
デアドラ「わかりましたわ!お気をつけてくださいませね!わた...
ミディール「ひぃっ…!?」
ナビィ「素手で敵を千切っちゃいましたぁ…!」
グラーニア「相変わらずなのね、デアドラって…」
そんな様子に無用な心配だったかと思うオグマ様だった……。
その横では、モリガン様とブリギッド様がクーフーリン様とオグマ様をそれぞ...
モリガン「…クーフーリン……大丈夫…?」
クーフーリン「心配すんなって!えっと、お前こそ…気をつけろよ?」
モリガン「……!う、うん…」
ブリギッド「オグマお兄ちゃんも気をつけて…!無理しちゃだめです...
オグマ「ああ、わかってる。必ず戻ってくるから安心しろ。お前...
こうして、ノイシュ様、クーフーリン様、オグマ様、ディルムッド様、オスカー様は...
ナイトシア『お前たちが私の相手を務めるというのだな。…お手並み...
クーフーリン「……!来るぞ!」
ノイシュ「うん!みんな、行くよ!」
その得物の大きさからは想像できない速さで迫るナイトシアに、三振...
ぶつかりあう金属音が、ナイトシアとの戦いの開幕の合図となった……!
(ボス戦)
**第3幕 ボス [#df9460b0]
|>|~嵩み逝く時空 ナイトシア=クレプシード|
|>|&ref(./嵩み逝く時空 ナイトシア=クレプシード.jpg,540x...
|~HP|CENTER:7000|
|~報酬|デアドラの進化石(青)|
|~遭遇時|『さあ、どこからでも来るがいい!私は逃げも隠れも...
|~撃破時|ナイトシアの大剣に臆することなく、連撃を叩き込む!&br...
**第4幕 [#r9cdf57e]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第三幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-21|+31~42|+105~630|~|
|~|~|-18|+27~36|+90~540|~|
|~|~|-23|+34~46|+115~690|~|
|~|~|-19|+28~38|+95~570|~|
|~|~|-20|+30~40|+100~600|~|
|~|~|-22|+33~44|+110~660|~|
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-24|+36~48|+120~720|~|
|~|~|-26|+39~52|+130~780|~|
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|第四幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-26|+39~52|+130~780|~|
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
|~|~|-27|+40~54|+135~810|~|
|~|~|-28|+42~56|+140~840|~|
**第4幕 台詞 [#x13e6323]
-第三幕
ノイシュ「これで…どうだ!」
ナイトシア『……!フフフ、恐れ入った。それだけの力があればもしや…い...
ノイシュ様が神様たちの連携の後に放った一撃でナイトシアの大剣を弾き...
そして背後の空間を勢いよく切り裂き、新たな道を開いた。
ナイトシア『さあ、お前たちの目指す道は開けておいた。覚悟ができ...
ディルムッド「…待て、お前は…どこへ行く?」
オスカー「まさか逃げるわけじゃねぇよな?」
ナイトシアは問いかけるディルムッド様たちに背を向けると、未だ異形の...
クーフーリン「おい!お前、まさか今度はあいつらと…!?」
ナイトシア『私がそのような事をするとでも思うか?…敵同士だから...
その言葉の後、奈落の淵に立ったナイトシアは、己の足元に這い回る...
オグマ「…自分の身内がしでかした事は自分で片付ける。そういう...
ナイトシア『そうだ。それにこの量の幻影をお前たちで捌くのは骨が...
ナイトシアの表情はわからなかったが、何となく笑っているような…...
その時、幻影と戦う神様たちからも声が上がる。
ヴァルキリー「ここにいる気味の悪い幻影、そこのナイトシアが手を貸し...
スカサハ「先を急ぐならアタシに任せて行きな!」
クーフーリン「師匠!?」
オイフェ「スカサハ!…わかったわ!私も残って戦うわよ。アナタだけに任...
エーディン「オイフェまで残るって言い出すなんて…」
スカサハ様とオイフェ様がこの場に留まる事を宣言すると、ミディール様は...
ミディール「…マクリルも、残るの?そ、それなら僕も……!」
マナナン・マクリル「オイフェが残るならオレもここで戦うぜ!でもミディールは先...
ミディール「…!マクリル……」
リル「そういうこった!そこの大先生も早く先に行ってくれや!ア...
ヴァーリ「…はん、おだてるならもっとマシな事を言いたまえ。だが...
マナナン・マクリル様は元気に、リル様は豪快に笑い、それぞれ皆を送り出...
こうしてこの場の幻影たちをオイフェ様、マナナン・マクリル様、リル様、スカサハ...
ディルムッド「俺も…この場に残ったほうが…」
ノイシュ「君が決めたなら僕は止める事はできないけれど…僕は同じ...
オスカー「せっかくノイシュがそう言ってるんだ。ここはオレに任せて行...
ディルムッド様は迷ったような表情をしていたが、オスカー様の言葉に...
ディルムッド「…わかった。俺もお前たちと共に行こう。…オスカー、必...
オスカー「おう!こっちは心配するな。後から必ず合流するからよ...
ノイシュ「さあ、デアドラも早くこっちに」
デアドラ「ぬぉおお……はい?わかりましたわ!今そちらへ参りま...
グラーニア「あんた、一人でどれだけ倒してるのよ…」
今度は未だ戦っていたデアドラ様にノイシュ様が手を差し伸べる。
デアドラ様は片手で異形の幻影を握り潰すと、壁に向かって投げ...
デアドラ「ノイシュ、ちゃんと受け止めるのよ!」
ノイシュ「任せて。気をつけて飛ぶんだよ、デアド…」
デアドラ「ぜぇーいあ!!」
両手を広げてデアドラ様を受け止めようとしたノイシュ様だったが、...
デアドラ「あら、ノイシュったらまた受け止め損ねたのね!」
ノイシュ「…うん、ごめんね。あと早く降りてくれないと、ちょっと...
恐ろしい打撃音と共にノイシュ様の言葉はそこで途切れた。
その光景に戦慄したようにただ青い顔で立ち尽くすディルムッド様...
-【第四幕】
ナイトシアが空間を切り裂いた先へと進んだ一行だが、そこは異様な...
薄暗い廊下のような場所の両端には何かの液体だろうか、青白...
エーディン「なんだかこの場所、さっきよりも寒いわ」
ミディール「そ、そうだね……。それに、さっきの場所と、かなり雰...
ナビィ「うぅ~、なんだか不気味です~!」
天井がやけに高い廊下には、肌を撫でる冷たい風の音が微かに...
???「足元も暗いからね。転ばないように気をつけなよー?」
デアドラ「そこにいるのは誰ですの!?…だりゃあ!!」
???「えっ!?ちょっと、待っ…」
突然視界に現れた人物に向かって、デアドラ様は足元にあった青...
ビュン!と風を切る音がしたが、投げつけられた人物は寸前でか...
???「可愛い顔して危ない事するんだなー、デアドラって…」
ヴァルキリー「ヘルメスじゃないか。どうしてこんなところにお前がいる...
カップの破片が散乱する壁を青い顔で見る人物…ヘルメス様にヴァルキリー...
ヘルメス「さぁね?まぁ、オレも色々忙しいって事だけ言っとくよ!…...
そう言うとヘルメス様は素早い身のこなしであっという間に廊下の...
ヘルメス様が一体何故こんな場所に?その疑問と同時に新たな問題...
オグマ「ヘルメスの話によれば、この先も鍵が必要になるのか」
ノイシュ「そのようだね。さっきはヴァーリのおかげで僕の剣が鍵にな...
ヴァーリ「まさかここまでの道のりで鍵やヒントを見落としたりして...
???「それがうっかり見落としてたりしてね?探し物、コレでしょ...
ヴァーリ「……っ!?」
一行が振り返るといつの間にかヴァーリ様の背後から肩を組む人物...
ヴァーリ「何故お前がここに来ているんだ、ヴィーザル!?」
ヴィーザル「あはは、兄貴のその顔、最高だよ!…ここ最近で見た...
ヴィーザル様は思わず硬直しているヴァーリ様からぱっと離れると、...
兄であるヴァーリ様も困惑しているような表情でヴィーザル様を見て...
ヴィーザル「兄貴が一人でこの塔に行った事、オレが知らないわけな...
ヴァーリ「…相変わらずだな、ヴィーザル。私には理解できんことをつ...
そう言いながら指でくるくると弄っていた鍵をヴァーリ様へ手渡す...
ヴィーザル「ふふふ…あはは!兄貴はわからなくていいんだよ。兄...
ミディール「あ、あの…なんか一緒に行くことになってるけど…大丈...
ヴァーリ「…追い返すわけにもいかないからな。同行させるしかな...
ノイシュ「ふふ、とても楽しそうな弟なんだね」
ヴァーリ「俺には君の事も理解しがたいぞ…ノイシュ」
強引に同行する事になったヴィーザル様を加え、一行は廊下の奥へ...
ヴァルキリー「ん?ナビィの姿が見えないな?」
ジークフリート「まさか…こんな場所ではぐれたのか?」
ディルムッド「ナビィが襲われたような気配はなかったが…急いで探し...
皆が立ち止まり、ナビィの姿を探すと、微かに遠くのほうから話...
ナビィ「あの…あなたは一体何者なんですか?そろそろ教えてくだ...
闇ナビィ「…私は、闇ナビィです……。それ以上でもそれ以下でもあり...
ナビィ「ま、待ってください~!」
エーディン「ナビィ、大丈夫?今いたのって、闇ナビィよね?」
ナビィ「は、はい…!でも肝心な事はやっぱり教えてくれなくて…」
ヴァルキリー「怪我はないな?無事でよかったよ」
ナビィは闇ナビィがいるのを発見し、話しかけていたらしい。しか...
一行はナビィと合流し、廊下の奥にあるという扉へと向かった。
ナビィも、またしても闇ナビィの正体や目的がわからず考え込んで...
不安そうなモリガン様を落ち着かせながら廊下の奥に辿り着くとヘル...
ヴィーザル様が持っていた鍵で扉を開く事ができたため、中に足を...
グラーニア「うわ、ちょー不気味…実験室みたい。何してんのかな…」
ディルムッド「グラーニア様、周囲を警戒してください。あまり離れな...
グラーニア「はーい!」
薄暗いため定かではないが、そこはグラーニア様の言う通り大きな...
部屋には所々、青や緑に発光するガラスの瓶や大きなケースが置かれ...
また、何かの檻のような格子状の物も様々な大きさであちこち...
ヴァーリ「…どうやら魔物がいるようだな。君たち、気を引き締め...
ヴィーザル「あれー?兄貴、今気付いたんだ?」
ヴァーリ「ヴィーザル、わかっていたなら早く言え!」
ヴィーザル「あー、いいなぁ、兄貴のその目!」
どうにも拗れているヴァーリ様とヴィーザル様を尻目に、とりあえず...
一瞬の沈黙の後、時間や事象の歪みの影響なのだろうか、いび...
ジークフリート「さすがに量が多いか…!倒しながら奥へ走るしかない...
クーフーリン「そうだな!結構なところまで来たし、師匠たちが来る...
モリガン「わたしも…頑張る……!」
神様たちは魔物を薙ぎ払いながら不気味な部屋を駆け抜ける。
その時、倒された魔物の断末魔に混ざって声が聞こえた。
???「…たすけて……」
ナビィ「今の声、誰でしょうか…?」
ミディール「あっ……!部屋の奥に、誰かいるみたい……!」
ミディール様が指差す方を見ると、魔物を倒す事に集中していたせ...
その中にはたしかに髪の長い少女らしき人物がうずくまって捕...
???「きゃあ…!」
ヴァルキリー「魔物が牢に向かっているようだ!早く助けなければ…...
ノイシュ「僕が行くよ!この距離なら…いや、絶対助けてみせる!」
ディルムッド「…ノイシュ……!」
ノイシュ様は剣で魔物を斬りながら、他の神様よりも早く部屋の奥...
魔物の爪が頬や腕を裂いても構わず部屋を駆け抜けると、何と...
???「あなたは……?」
ノイシュ「僕はノイシュ。君を助けに来たんだ。怪我はしていないかい...
???「ノイシュ……そう、あなたがノイシュなのね」
ノイシュ様はうずくまる少女に手を差し伸べると、少女とは思えな...
ノイシュ「牢が……!?君は一体…何者だ…?」
???「アハハハハ!カミサマ、ヤットツカマエタ…。モウニガサナイ……ヒヒヒヒ……キャハハハハ!」
狂ったように笑い声を上げる少女の長い髪がさらりと揺れると...
???「ミンナ、ミンナ……ワタシガケシテアゲル…フフフ……アハハハハハ!!」
ノイシュ「くっ…悪いけど、みんなに危害を加えるのなら……!」
ノイシュ様は意を決して少女を剣で貫いた。少女の身体はまるで糸...
オグマ「大丈夫か、ノイシュ!?」
ディルムッド「あの少女…罠だったのか。今、助けるからな…!」
ノイシュ「……!待って!これは…壊してはだめだ」
牢へいち早く駆けつけたオグマ様とディルムッド様が牢を破壊しよう...
ヴァーリ「その牢、隙間から赤い霧が逃げていないな。目には写ら...
オグマ「まさか…あの霧は毒だったのか?」
ディルムッド「なんだって……!?」
ノイシュ「うん…そうみたいだね。だから、早くここから…」
???『そうでス。早くこの哀れな騎士を置いて帰るのが身のため...
ナビィ「し、シグリエですね!?」
いつの間にか牢の横にあらわれていた白衣の人物…シグリエ=クレプシ...
デアドラ「あなた!ノイシュに何をしましたの!?」
シグリエ『彼はワタシたちの大事な実験材料ですから、捕まえただけ...
シグリエ『…本当はヘレグたちが彼を手土産に連れてくると言ってい...
シグリエの言葉の最中に、ノイシュ様が座り込んで激しく咳き込んだ。...
シグリエ『あぁ…その毒はワタシがイチイの実を使って適当に作った毒で...
ミディール「そ、そんな……!」
エーディン「悪趣味ね。とにかくノイシュは返してもらうわよ」
デアドラ「ノイシュ!毒なんて関係ありませんわ!今、その牢を投げ...
グラーニア「投げて壊すのはどうかと思うけど、早く助けたほうが...
皆がノイシュ様を助けようとするが、後方から多くの呻き声と何か...
ノイシュ「僕の事はいいから…早く逃げて…!」
シグリエ『…だ、そうですヨ?イヤイヤ、感動させられますネ!甘さと偽...
オグマ「とにかくこいつをどうにかしなければ…!だが、どうする...
???「君たち!私たちが来たからには安心したまえ!」
凛とした女性の声が響くと同時に魔物が爆発で吹き飛んだ。魔...
???「…ネヴィン殿、作戦よりも目立ち過ぎですよ」
ネヴィン「大丈夫だ!魔物も一掃出来たし、何よりかっこいい登場...
???「作戦とは違うが、道が開けて見通しは良くなったからねぇ...
デアドラ「まあ!ネヴィン様にルーグ様、ヌアダ様ではありませんの!」
ネヴィン「おおっ!デアドラじゃないか!捕まったと聞いていたが無...
魔物を一掃したネヴィン様がデアドラ様たちのところへ駆け寄る。後...
ヌアダ「…おや、君ほどの騎士が捕まるとはねぇ。その様子だと、...
ノイシュ「……ヌアダ様…。僕は…あなたの手を、借りるつもりは……」
ノイシュ様の捕らわれている牢を見たヌアダ様に、絞り出すように言...
ルーグ「上官殿、また魔物が湧いてきたようですよ。早く対処し...
ヌアダ「ああ、そうだね。…君も早くその継ぎ接ぎの男と刃を交え...
そう言ってヌアダ様がシグリエのほうに視線だけ移す。…いや、正し...
???「クックック…。さすがはヌアダ殿、わかってらっしゃるじゃないで...
シグリエ『…ああ、アナタはたしかケルトで軍医をしているという話の…』
シグリエはそこまで言うと背後の人物に向けて鋭いハサミで斬りつけ...
ディアン・ケヒト「はい、ヌアダ殿の元で軍医をしているディアン・ケヒトと申...
シグリエ『それは奇遇ですネ。ワタシもアナタみたいな神を実験に使いた...
ディアン・ケヒト様のメスとシグリエのハサミやメスがぶつかり合い、青白い火花...
ジークフリート「…何にせよ、加勢に来てくれた事、感謝する。俺やヴ...
ネヴィン「むむ、ヴァルキリーだと…!?よし!私が力を貸そうじゃない...
デアドラ「さすがネヴィン様!かっこいいですわ!」
ネヴィン「ふっふっふ、そうだろう?君はどうするんだ?」
デアドラ「わたくしはノイシュを助けたいですけど…あちらにいらっし...
ミディール「デ、デアドラ…!手に持ってるの…投げちゃだめ、だよ……!」
デアドラ「…はい?」
ナビィ「や、やめてください~!ナビィはデアドラ様の投擲武器じゃ...
エーディン「…ああ、もう。心配だからあたしもそっちに行くわ。ミテ...
エーディン様の発言にミディール様が思わず頬を染める。こうして魔物...
一方、ノイシュ様の捕らわれる牢の前では……。
クーフーリン「俺たちは早くノイシュを助けてやりたいけど、あの継ぎ接...
ヴァーリ「そうはいってもこの牢、早く開けてやらなければノイシュの...
ヴィーザル「じゃあオレが行ってこようかなー。まぁ、ここにいても...
ヴァーリ「ストレス?何の事かわからないが…気をつけろよ」
ヴィーザル様は片手を挙げると、ディアン・ケヒト様たちのほうへ向かう...
ヴィーザル「…あの兄貴にあんな必死そうな顔させるなんて、面白...
クーフーリン「やっぱり俺もヴィーザルたちに加勢に行くぜ!こういうの...
オグマ「ああ、お前よりも頭は回るからな」
クーフーリン「そこは素直に返事しろよな!?…じゃ、行ってくるぜ!」
モリガン「…クーフーリンが行くなら…わたしも行く……。オグマお兄ちゃん、...
ブリギッド「オグマお兄ちゃん、私もみんなを助けに行ってきます...
オグマ「わかった、二人とも危険だと思ったらすぐに俺を呼んで...
モリガン・ブリギッド「うん…!」
クーフーリン様がヴィーザル様の後を追って駆け出した後に続き、モリガン...
ノイシュ「みんな、ごめん…。僕が、捕まったばかりに…」
ディルムッド「…あまり喋るな…体力を消耗する。それに…ノイシュは悪く...
グラーニア「そうよ!悪いのはあの継ぎ接ぎのやつよ!」
ヌアダ「そうだね。…それにね、ノイシュ。ここで諦めてしまっては皆...
その頃、シグリエとディアン・ケヒト様はお互いに一歩も譲らず、鋭利な...
シグリエ『アナタ、なかなかやりますネ。実に興味深いですヨ。…でも、...
ディアン・ケヒト「…おっと、これは……」
シグリエの持つ鋭いハサミが一瞬の隙をついてディアン・ケヒト様に振り上げ...
ディアン・ケヒト「…ルーグ、助けは不要ですよ?」
ルーグ「そうでしたか。僕には押されていたように見えたんだけ...
ディアン・ケヒト「今、なんと?私がこのような輩に遅れを取っている...
口調はそのままに殺気をあらわにしてシグリエのほうを見るディアン・...
シグリエ『…次から次へと、ワタシの実験材料になりたい神が来てくれ...
ディアン・ケヒト「よそ見をしている暇はあるのですか?貴方の相手は...
ディアン・ケヒト様ににらみをきかされつつもシグリエはたくさんの腕を...
(ボス戦)
**第4幕 ボス [#td66d153]
|>|~積まれ逝く時空 シグリエ=クレプシード|
|>|&ref(./積まれ逝く時空 シグリエ=クレプシード.jpg,540x...
|~HP|CENTER:8000|
|~報酬|魂のカケラ~乙女~、魂のカケラ~純潔~|
|~遭遇時|早くシグリエを倒し、ノイシュ様も牢から助け出さなければ…...
|~撃破時|『…ここまでにいたしましょうウ。こちらは僅かでもデ...
**第5幕 [#be343353]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第四幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-25|+37~50|+125~750|~|
|~|~|-26|+39~52|+130~780|~|
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
|~|~|-27|+40~54|+135~810|~|
|~|~|-28|+42~56|+140~840|~|
|第五幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
|~|~|-27|+40~54|+135~810|~|
|~|~|-28|+42~56|+140~840|~|
|~|~|-34|+51~68|+170~1020|~|
|~|~|-33|+49~66|+165~990|~|
|~|~|-32|+48~64|+160~960|~|
|~|~|-35|+52~70|+175~1050|~|
|~|~|-31|+46~62|+155~930|~|
**第5幕 台詞 [#i5256d91]
-【第四幕】
クーフーリン「どうだ!もう抵抗はできねぇだろ?」
ヴィーザル「あはは!オレ達ほとんど何にもしてないけどね。…で、...
駆けつけたクーフーリン様やモリガン様、ヴィーザル様の加勢に入るも、スイッ...
ルーグ様は一歩前へ出ると、笑顔のまま手にした槍をシグリエの喉元...
ルーグ「…そろそろあなたたちの目的やこの塔の事を聞かせてくれ...
ディアン・ケヒト「おや、失礼な。話を聞き出すためにゆっくり刻ませ...
シグリエ『アナタたちは本当に『リダン』が気になってるんですネェ…。ロイ...
ノイシュ「…それだけとは、思えない…。この塔の事も…聞かせてもら...
オグマ「まだ危険な状態だ。無理に喋るな、ノイシュ」
オグマ様たちによって牢から救出されたノイシュ様が、オグマ様とディルム...
シグリエ『あぁ、せっかく捕まえた籠の鳥が逃げてしまいましたカ...
ヴァルキリー「デアドラを攫えば必ずノイシュが助けに来る…そういう事で...
デアドラ「まったく!許せませんわ!わたくしの名前の意味を妄...
魔物を全て倒し終えた神様たちもシグリエのほうへとやって来た。...
シグリエ『…これだから群れないと何一つ成せない神は嫌いなんで...
そう言うとシグリエは姿を霧散させてしまった。後には戦闘の痕跡...
ネヴィン「むう…逃げられてしまったか!」
ヌアダ「…まぁ、泳がせたと言うほうが正しいかもねぇ。ルーグ?」
ルーグ「さぁ、どうでしょうね。取り逃がしただけかもしれませ...
そんな会話をしていると、オグマ様とディルムッド様の支えからやん...
ノイシュ「…僕を助けてくださった事…感謝いたします……。ですが…」
ヌアダ「私に貸しを作ってしまった事を気にしているようだが、...
ヌアダ様の言葉に沈黙しているノイシュ様だが、ディアン・ケヒト様が興味深...
ノイシュ「…ありがとう、ございます」
ディアン・ケヒト「いえいえ、私も軍医ですからね…。次はぜひ身体の...
そう笑ったディアン・ケヒト様の視線がちらりとクーフーリン様を捉える。突...
クーフーリン「な、なんだよ?」
ディアン・ケヒト「いえ、今はお喋りをしている時間ではなさそうです...
ルーグ「僕はどっちでもいいですけどね。ディアン殿がそう言うなら...
一方的に会話を切り上げるディアン・ケヒト様とルーグ様にクーフーリン様は困...
デアドラ「ノイシュ!わたくし、心配いたしましたのよ!」
ノイシュ「ごめんね、デアドラ。それにみんなも…。……デアドラ、さすが...
ノイシュ様が無事である事に安堵したデアドラ様がノイシュ様を全力で抱...
ヴァーリ「…とにかくこの場は突破する事ができたようだ。先程ノイシ...
ヌアダ「そうだねぇ。私たちまで毒に侵されてはここに来た意味...
そうして一行が部屋の奥に見つけたのは上への階段と、扉だっ...
ヴァルキリー「私たちは上の階を目指している。塔を登るのであれば...
ヌアダ「…なるほどね。それでは私たちはこちらの扉を調べようか...
ネヴィン「おお!わかったぞ、ヌアダ!名残惜しいが君たちとはここ...
ルーグ「…上官殿の判断に僕は従いますよ。それじゃあ」
ディアン・ケヒト「次にお会いするときは、またどなたか治療させてく...
ヌアダ様たちは各々別れの言葉を残し、扉へと向かっていくが、ノ...
ノイシュ「…ヌアダ様、一体何故あなたたちが…いや、あなたがこんな...
ヌアダ「君のような真っ直ぐすぎる騎士にはまだわからないだろ...
ノイシュ「見たいもの…?まさかあなたは塔に起きている事象を戦争...
ノイシュ様が問いかけるが、ヌアダ様は不敵な笑みを浮かべるだけで...
どうやらこれ以上、ヌアダ様たちの目的を知る術はないようだ……...
ヌアダ様たちがこの場を去り、再び部屋に沈黙が戻ったところで...
この部屋から離れたところでノイシュ様の回復を待とうとも思った...
-【第五幕】
蜃気楼の塔を登り続け、かなりの時間が経ったように思える。
新たに辿り着いたこの場所にも窓が無いため外の様子は伺えな...
ナビィ「きゃっ!地震ですか…!?」
ヴァルキリー「すごい揺れだ…!みんな、気をつけろ!」
エーディン「天井が崩れてきているわ!どうなっているのかしら…!」
塔全体が悲鳴を上げるように大きく揺れだす。歩行が困難なほ...
ジークフリート「この部屋を抜ければどうにかなるかもしれないが…間...
ミディール「あっ!て、天井が、落ちてくる……!」
ディルムッド「早く非難しなくては……!グラーニア様…!」
グラーニア「ディルムッド!」
部屋を駆け抜ければ、別の空間に続いているようだったが、つ...
大きな音を立て、降り注ぐ天井…ついに塔が崩壊してしまったの...
???「みんな、もう大丈夫だよ!今のうちにこっちへ来てっ!」
その声と共に頭上を見上げれば、落ちてきたはずの天井の砕片...
ミディール「……?と、止まってる?」
エーディン「これって…まるで時間が停止したみたいね」
ヴァルキリー「なるほど…。一瞬でこれほどの時間を操れるのは…フォルト...
フォルトゥナ「うん、そうだよっ!アタシが時間を止めてる間にこっちま...
ノイシュ「助かったよ、ありがとう!…デアドラ、フォルトゥナが時間を止め...
デアドラ「あら、わたくしったら、うっかりずっと受け止めたま...
デアドラ様はノイシュ様に言われて、頭上で受け止めていた巨大な砕...
危うく当たりそうになったヴァーリ様が一瞬驚いた表情になるそば...
ヴァルキリー「ありがとう、フォルトゥナ。お前のおかげで無事突破する事...
フォルトゥナ「みんなが無事でよかったよー!…それに、みんなはこん...
オグマ「やはりこの塔は時間が捩れているだけでなく、運命すら...
フォルトゥナ「うん。何か強い力がこの塔に作用しているみたいで、...
強い眼差しで答えるフォルトゥナ様は、そのままノイシュ様へ視線を移す...
ノイシュ「僕はさっき、絶望と悲劇の運命に捕らわれていると言わ...
フォルトゥナ「そうだよ。元々ノイシュにはそういう運命の因子はあった...
そこまで言うとフォルトゥナ様は少し言葉を選ぶように続ける。フォルトゥ...
フォルトゥナ「…簡単に言ってしまえば、クレプシード家やその裏にいるや...
ノイシュ「無理矢理…つまり、死ななくていいはずの人が命を落とし...
フォルトゥナ「うん。それに、ノイシュだけじゃなくて他のみんなの運命...
ヴァルキリー「なるほど…。そうなってしまっては取り返しがつかな...
フォルトゥナ「無理矢理運命を歪める事で危険な影響はたくさん出て...
普段明るく元気なフォルトゥナ様が深刻に語る様子に、皆が緊迫した...
『リダン』だけでなく、塔の中の運命まで歪めるクレプシード家…一体...
フォルトゥナ「だからね、アタシもみんなと一緒に行くよっ!みんながクレ...
ジークフリート「そうなのか。戦力が欠けていっている中だ、フォルトゥナ...
クーフーリン「運命の女神がいるのも何だか心強いしな!よろしくな...
フォルトゥナ様と和気藹々と言葉を交わすクーフーリンを見つめるモリガン様。...
その様子を見てクーフーリン様が声をかける。
ノイシュ「どうしたんだい?モリガンが悲しい顔をしてると僕も心配だ...
クーフーリン「モリガン?疲れてるなら言ってくれよ!オレがついててやる...
モリガン「ノイシュ…クーフーリン……うん。私、大丈夫だよ………」
モリガン様は少し元気を取り戻したようで、ノイシュ様も笑顔になる。
その後、デアドラ様もモリガン様を元気づけようと近づくのを、ディル...
フォルトゥナ「えっと、とにかくよろしくねっ!」
ヴァルキリー「ああ、よろしく頼む、フォルトゥナ!」
こうして運命の女神であるフォルトゥナ様を加え、一行は先程の部屋...
一行が目にした場所は、草木が茂る森の中にある廃墟のような...
???「おお!誰かと思えばヴァーリにヴィーザルか!お主ら、調査をエン...
ヴァーリ「…!?オヤジ、こんなところにいたのか!?」
ヴィーザル「お、やっぱオヤジのほうが先回りしてたかぁ」
ヴァーリ様とヴィーザル様の父親…オーディン様が髭を撫でながら豪快に笑...
さらにオーディン様の後ろからは……。
???「クスクス、私たちもいるよ」
???「…その気配と声はヴィーザルと…ヴァーリ、ですね。無事なようで...
ヴァーリ「フレイとフレイヤ、それに…ヘズ、君も来ていたのか…」
ヴァーリ様とヘズ様はお互い少し気まずそうに言葉を交わす。その...
???「二人とも、せっかく会えたんだから、もっと仲良くしてほ...
???「…シヴ、そうは言っても互いに難しいところはあるだろう」
シヴ「そうなのかな。じゃあ、トールみたいに、二人の髪をお揃い...
ヴィーザル「トールもシヴも来てたんだな!シヴはともかくトールはオヤジに...
トール「…うむ。ワシも塔の事は気になっていたが、オーディンは昔から...
ヴァルキリー「オーディンたちも塔を調べていたのか?」
オーディン「そうじゃそうじゃ!フィーバーしながら突き進んでいたら...
ヘズ「この壁の向こう側には…何か…嫌な気配がするんだ……」
ヘズ様は盲目である代わりに音や気配にとても敏感だ。通常では...
オグマ「この壁の向こうか。嫌な気配があるとなると、少し周り...
デアドラ「ぬぅぉおおお……そぉおおおーい!!」
ブリギッド「きゃっ!?」
ヘズ「……!?な、なに…?この凶悪な気配……!」
オグマ様の言葉を遮り、ブリギッド様とヘズ様を怯えさせる声を発し...
間一髪、壁の近くにいた者は避けたが、壁には大きな穴が空い...
フレイ「クスクス。ヘズが嫌な気配って言っていたのに…」
フレイア「フフ、穴を開けちゃったね」
オグマ「…またか、君は何故そんなに物を投げるんだ。しかもそん...
フレイ様とフレイア様が静かに笑い声を上げる中、オグマ様が頭が痛そう...
その横ではエーディン様とミディール様がヘズ様に、デアドラ様は危険では...
オーディン「おお!なかなかにアドレナリンがマックスにたぎるガールじゃのぉ...
デアドラ「ありがとうございます!わたくし、このくらいしかお...
オーディン様がデアドラ様の投擲を見て楽しそうにしている。それは...
オーディン様に褒められたデアドラ様も嬉しそうに笑っている。
ノイシュ「デアドラ、またうっかり木を投げてしまったね」
シヴ「デアドラってすごいな。わたしは、重いものはあまり持った...
壁に穴を空け床に転がっている無残な姿の大木を見ながら、シヴ...
ノイシュ「うーん、デアドラは普通の女の子だからね。少し重いかも...
シヴ「ふふ、本当?じゃあ、今度やってみようかな」
トール様が聞いたら全力で止めに来そうな会話だったが、幸いノイシュ...
???『…うぬら、何をしている』
クーフーリン「誰かいるのか!?」
ナビィ「こ、この声…もしかして……!」
突然、壁の穴から低い怒気を含んだ声が聞こえる。一行は、壁...
男がいる空間はさらに緑が多く、小さな花などはもちろん、天...
また、幻影なのだろうが、可愛らしい声でさえずる霧状の小鳥...
???『ここはわしの庭園だ。壁の外も然り…。わしらの邪魔をす...
ナビィ「わ~!やっぱりコメトンです~!」
ナビィが怯える中、大男…コメトン=クレプシードが自らの庭園を荒らされ...
オーディン「ほほぅ、お主なかなか良い面がまえじゃのう!ワシのソウル...
コメトン『…うぬはオーディンか。先程のヘルメスといい、騒がしい神ばかり...
フォルトゥナ「ヘルメスがここに来たの?」
コメトン『来た事は確かだが…うぬらには関係のない事よ』
トール「む…その構えは…皆、離れなさい」
コメトンは質問に答える代わりに、その逞しい腕からパンチを繰り出...
フレイ「フフ、そんな怪力だと、自慢の庭園の花たちは大丈夫なのか...
フレイア「潰してしまったかもしれないね。クスクス…」
コメトン『…うぬらに言われなくとも大丈夫に決まっておろう』
そう言ってコメトンが大きな手のひらをそっとあける。そこには小...
ヴィーザル「凶悪な見た目だけど随分と繊細なんだ?…そういうの...
ヴァーザル様がそう言いながらコメトンのほうへと歩いていく。その肩...
ヴァーリ「待て。まさかお前、あいつと戦う気か?」
ヴィーザル「そうだけど?…なんか、兄貴がそういう風に心配して...
オーディン「フハハハ!さすがワシの息子たちじゃ!よし、ワシも行くぞ!...
オーディン様は笑いながらヴァーリ様とヴィーザル様の背中を叩くと、二...
オーディン「そういう事じゃ!この場はワシらに任せてお主たちはグッ...
トール「いつも勝手なヤツだ。…わかった、わしはシヴやヘズを守りな...
ヴァルキリー「私たちも連携を固めてコメトンを倒そう。みんな、準備は...
エーディン「もちろんよ。ミディールも大丈夫?」
ミディール「う、うん…!頑張るよ……!」
ヴァーリ「いつの間にか私まで巻き込むとは…仕方ない、この鞭で...
コメトン『ふん…威勢のいい事だ』
ヴァーリ様が武器としても用いる鞭を構え、眼鏡を指で押し上げる。
そしてヴァーリ様が鞭で床を叩く音を合図にするように、各々が地...
(ボス戦)
**第5幕 ボス [#q3cb590a]
|>|~溢れ逝く時空 コメトン=クレプシード|
|>|&ref(./溢れ逝く時空 コメトン=クレプシード.jpg,540x33...
|~HP|CENTER:9000|
|~報酬|魂のカケラ~白鳥~、魂のカケラ~羽衣~|
|~遭遇時|『小ざかしい連中よ。わしが全員倒してやろう』&br;...
|~撃破時|コメトンの懐に入り込み強力な一撃を与える!&br;すると...
**第6幕 [#u25529f5]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|第五幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-29|+43~58|+145~870|~|
|~|~|-30|+45~60|+150~900|~|
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|~|~|-34|+51~68|+170~1020|~|
|~|~|-33|+49~66|+165~990|~|
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|第六幕|&ref(./蜃気楼の塔 内部.jpg,nolink,240x130);|-?|+...
|~|~|-43|+64~86|+215~1290|~|
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|~|~|-35|+52~70|+175~1050|~|
**第6幕 台詞 [#e64a06a0]
-【第五幕】
コメトン『…うぬらも見かけによらずやるな。…だが、まだまだ…』
ヴァーリ「なっ……!?」
コメトンの動きを神具の鞭を巧みに使い最小限に抑えていたヴァーリ様...
寸前で身を引いたものの、コメトンの腕がヴァーリ様の眼鏡を掠め、弾...
ヘズ「ヴァーリ…?今の音は……」
ヴァーリ「大した問題ではない。…気にせず敵に注意する事だ」
ヴィーザル「そうそう、ヘズは兄貴の心配はしなくて大丈夫だぜ?」
ヴィーザル様を見れば、いつの間にかヴァーリ様の眼鏡を拾ってかけ...
ヴァーリ「ヴィーザル、何をしている…!?早く返してくれないか?」
ヴィーザル「あはは!眼鏡かけてない兄貴なんて滅多に見れないよ...
ヴィーザル様がおどけてみせる後ろで、コメトンがまた腕を大きく振り...
ジークフリート「まずいな。このままではこの先に進むための道も閉...
フォルトゥナ「アタシの力でも、時間の歪みが酷いせいか完全には止めら...
フォルトゥナ様が時間を操作してくれているが、部屋の奥にある階段...
ヴィーザル「…仕方ないなぁ。オレが何とかしとくからさ、兄貴たち...
ヴァーリ「ヴィーザル、危険すぎるだろう!状況をよく考えろ!」
ヴィーザル「よく考えるのは兄貴のほうだろ?兄貴には兄貴のやる...
ヴィーザル様は先程までとは打って変わり落ち着いた声で言うと、...
オーディン「ヴァーリ、ワシもここでこのコメトンとやらと決着をつけるぞ!...
トール「わしもいる。心配せずに、他の者もやるべき事を果たせ」
ノイシュ「ヴァーリ、ヴィーザルやオーディン様の気持ちを無駄にしちゃだめ...
ヴァーリ「…わかった。ヴィーザル、必ず追いついて来い」
ヴィーザル「…それでいいんだよ、兄貴は。オレには兄貴のいる場所...
コメトン『何人か取り逃がしたが、うぬらに待っている結末は同じ...
ヘズ「…そんな事は、させない。僕は光が見えないけど…今だけで...
オーディン「よし!みんなで大フィーバーじゃあ!」
部屋が崩れ落ちていく音を背に聞きながら、神様たちとともに...
今まで繋いでくれた道を無駄にしないためにも、早く『リダン』...
-【第六幕】
一行が階段を登りきって目にしたのは、事象や時間…そういった...
ところどころ内装が剥がれ落ち、そこから覗かせているのは、...
そしてその深淵には辛うじて渡れるだろうか、さらさらと砂が...
その橋の向こうには巨大な門のような扉があった。
ディルムッド「…あの先で、やつらの計画が進んでいるのか…?」
ノイシュ「おそらくそうだろうね。ここは今までよりも明らかに異...
橋を渡りながら周りも慎重に見渡す。黒く歪んだ深淵には歯車...
エーディン「こんな場所に落ちたら、もうこっちには戻って来れな...
フォルトゥナ「うん、多分時間の歪みに取り込まれてアタシでも助けられ...
ナビィ「は、はい~!」
フォルトゥナ様の言葉に皆頷き、足元や周辺に気をつけながら橋を渡...
随分と長い橋のように思われたが、間もなくして扉の前に辿り...
ノイシュ「ここが…きっと奴らの計画の拠点、なんだね」
オグマ「ああ、何が起きるかはわからないが…全力で臨もう」
クーフーリン「オグマの言う通りだぜ!俺たちの力を全て合わせて戦え...
ヴァルキリー「さあ、みんな行こう!『リダン』を阻止して、クレプシード...
ヴァルキリー様の言葉と共に、巨大な扉が押し開けられる。中に待つ...
部屋の中はまるで朽ち果てて閉鎖された劇場のような空間にな...
しかしそれ以上に異様なのは、部屋のあちこちには様々な種類...
グラーニア「なにこれ…。ちょー不気味なんだけど…」
ブリギッド「はわわ~、時計だらけです…!」
モリガン「何か…変な力が……もしかして儀式…?」
モリガン様の言う通り、何かの儀式を感じさせるような、そんなお...
ジークフリート「もし儀式を行っているのなら、誰かしらが付近にい...
ヴァルキリー「そうだな。急ごう!」
壊れた椅子の並ぶ観客席を駆け下りる。
そして部屋の中央でスポットライトを浴びながら指揮者のように、手...
ノイシュ「そこにいるのは…ロイツェ=クレプシード、だな?」
ロイツェ『…おや、お客人方ではありませんか。ここまで無事に辿り...
ゆっくりと振り返るロイツェの姿を目に捉えた神様たちは驚きを隠...
ロイツェの姿は今まで遭遇した時よりも若くなっているように見え...
ロイツェ『この姿でお目にかかるのは初めてでございましたかな…?』
エーディン「あなた、本当にあの執事なの?」
ミディール「ま、まるで別人、みたい……!」
ロイツェ『正真正銘、私はロイツェ=クレプシード……クレプシード家の執事にし...
エーディン「やっぱりあなたはここで『リダン』の儀式をしているの...
エーディン様が問いかけるとロイツェはゆっくりと首を横に振るが、丁...
ロイツェ『時計に関しましてはおおむねそのようなものでございま...
ロイツェ『しかし本当に『リダン』の要となるこの場所までお客人方...
ロイツェ『『リダン』とは先に申し上げました通り、この塔のリフォームの...
ミディール「塔の、再誕って一体……?」
ロイツェ『この塔を言葉通り生まれ変わらせるのです。そして、こ...
そう言ったロイツェはデアドラ様とノイシュ様をちらりと見る。デアドラ様...
ロイツェ『運命や時間…時空、そういったものを歪ませて得る力の材...
ノイシュ「それならデアドラを巻き込む必要はなかったはずだ!」
ロイツェ『それではドラマチックとはいえないでしょう…?より劇的な展...
ロイツェ『まぁ…結局、シグリエ殿も取り逃がしてしまったので、ノイシュ...
そこで突然、音楽がブツンと途切れる。一瞬の静寂の後、劇場の...
そこには装飾のついた燭台が無数に置かれていた。蝋燭に火に...
ロイツェ『こちらにございます燭台に灯された蝋…これが全て消える...
ロイツェは今度はフォルトゥナ様に視線を移したと思うと、両手を広げて...
ロイツェ『フォルトゥナ様ならもうお気づきでしょう?この空間の時計が...
ヴァルキリー「本当か?フォルトゥナ」
フォルトゥナ「…うん。あの時計を壊していけば歪みは修正できるけど...
クーフーリン「それならお前の力でどれを壊せばいいかわからないの...
フォルトゥナ「ここは時空の歪みが酷くて…ひとりで探し出すには少し...
???「…それじゃあ仕方ないから、僕も手伝うよ。まずは…あれが...
突然声のした方を見れば、そこには先程まで無かった巨大な門...
ヤヌス様が指さす場所には大きな振り子時計があった。
フォルトゥナ「ヤヌス!来てくれたんだ!」
ヤヌス「時間や空間を色々と弄られてるときに、門番として何もし...
ヘルメス「オレも仕事だからさ、ちょっと目をつむってくれない?」
ロイツェ『時間や運命の神が首を揃えたところで同じ事…。旦那様よ...
ロイツェは淡々と言い放つと、こちらに鋭利な刃を投擲しし、牽制...
そのため、ヤヌス様が教えてくれた振り子時計を即座に破壊する事...
ディルムッド「全て落としても…刃の数は減らないな……!」
ノイシュ「なんとか刃の間を縫って行ければいいんだけれども…!」
ヴァーリ「無茶を言うな。そんな事をすれば命は無いぞ?」
???「そうだ。お前たちでは無理だろう?だが…」
その時、宙に大鷲が羽ばたいた。
そして振り子時計が凄まじい雷霆とともに塵と化した。パラパラ...
ゼウス「この俺…ゼウスならばたやすい事だ」
ロイツェ『…これはこれはゼウス様でございましたか。ゼウス様にもぜひ...
ゼウス「ふっ、俺は運命などではなく、俺の意思でここへ来た。...
ロイツェ『さて、如何なものでしょう。ゼウス様はこの蜃気楼の塔で...
ゼウス「どうだったかな。過去のことはテュポンと戦ったときのこと...
ロイツェ『流石、最高神ともなるとご冗談が上手い。ヘルメス様を暗躍...
ゼウス「はは!ヘルメスもよく働いていただろう?あとは俺の役目だ...
ヤヌス「ゼウス様、次はあっちね」
フォルトゥナ「うん!それと、こっちの時計も!」
ゼウス様は手にした鎌をもう二度振るう。すると、回避したロイツェ...
クーフーリン「次々と時計を壊してるな…!すげぇぜ…」
モリガン「…あの人、強い……」
オグマ「ああ、だが……」
ブリギッド「あっ、蝋燭の火が…!」
気が付けばカーテンの下の燭台を見れば、その灯された火は先程よ...
ヴァーリ「どうやら時間がないようだな」
フォルトゥナ「でも時計のいくつかはゼウス様が壊してくれたから、アタシ...
ヤヌス「壊すべき時計の判断は僕とフォルトゥナが手伝う。けどそうなる...
ナビィ「手がいくらあっても足りないですね…!」
あのロイツェを前に二手に分かれなければならないようだが、どち...
いくらゼウス様の力が強大といえど、ロイツェの投擲武器があれば遠...
だが、ここで諦めるわけにはいかない……!
デアドラ「これまでも困難は乗り越えてきましたもの。こんなと...
グラーニア「そうよ!だめだったとしても、やれることはやってや...
エーディン「これまであなたたちに色々やられたんだもの。ちょっ...
ジークフリート「必ずお前たちの計画は阻止する。覚悟するんだな」
モリガン「私…クーフーリンを…守りたい……」
ミディール「ぼ、僕も……みんなを、エーディンを守りたいから、戦うよ…...
ヴァルキリー「そうだな。大切な人たちを守るために必ずお前を倒し...
ディルムッド「これ以上、お前たちの好きには…させない…!」
ブリギッド「そうです!もう悪い事はさせません!」
ヴァーリ「はん、そういう事だ。大人しく計画を止めるほうが余程...
クーフーリン「早くお前を倒して平和な森で狩りしたり遊んだりした...
オグマ「ああ。そして、この塔に隠された謎についても聞かせて...
そして、ノイシュ様が一歩前へ踏み出し、構えた剣をロイツェに真っ直...
ノイシュ「もう誰も傷つけさせない。みんなで笑って帰るために、...
ロイツェ『…ご冗談を。手負いの騎士様とお仲間に一体何ができると...
ロイツェは鋭利な刃をトレイから新たに抜き出すと、投擲の構えをする...
ロイツェ『せいぜい足掻きなさい、愚かな神たちよ。……さぁ、終幕...
(ボス戦)
**第6幕 ボス[#va767412]
|>|~浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード が姿を変えて現...
|>|&ref(./浚い逝く時空 ロイツェ=クレプシード1.jpg,540x...
|~HP|CENTER:10000|
|~報酬|魂のカケラ~神狼~、ロイツェ特製ベリータルト|
|~遭遇時|『では…貴方様への最後のおもてなし…どうぞお覚悟を...
|~撃破時|『…お見事でございました。しかし…言ったでしょう。...
**無限エリア[#d14ebd57]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
| |&ref(./蜃気楼の迷宮.jpg,240x130);|-25|+25~30|+25~25...
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