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進め!恋の肝試し大会エリアデータ をテンプレートにして作成
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ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子に...
#attach(nolist)
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなの...
※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント...
**情報提供等 [#k3b52c85]
わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかない...
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名...
#pcomment(,20,below,noname)
#contents()
//時ノ欠片エリアデータ入力用テンプレ
//見かけた情報に応じて欄を必要分だけ行をコピペして数値を...
//| |&ref( .jpg,240x130);|-?|+?~?|+?~?|--|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
----
#attach(nolist)
**プロローグ~第1 [#w706c9d9]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
**第一幕 台詞 [#sa0b09ae]
【説明】
今回のイベント冒険中に流れるお話は「挑め!恋の大鍛錬会」と「...
「挑め!恋の大鍛錬会」や「プロローグ」のお話はイベントTOPページ...
また、イベント冒険をするために必要な「神力」は通常エリア冒険時...
「神力」についてはイベントルールページに記載がございますので、ご...
その他説明についてもイベントページやTOPのイベント情報などをご覧...
それでは「進め!恋の肝試し大会」をお楽しみください。本編...
それでは「進め!恋の肝試し大会」をお楽しみください。本編...
それでは「進め!恋の肝試し大会」をお楽しみください。本編...
【第一幕】
オオゲツヒメの力強い言葉を聞き、風神が首をひねる。
風神「出番ゆうても、何するん?」
オオゲツヒメ「それは今から考えるの!」
クシナダヒメ「風神ちゃんの風でなんとかならないかな?」
風神「なんとかってなんやねん!」
クシナダヒメ「そういうお話、聞いたことあるんだもん。太陽と風が...
風神「クシナダヒメ、よう考えてみ。それ、風側が負ける話やで」
オオゲツヒメ「ねぇねぇ、そしたら、こんなのはどう!?」
クシナダヒメが提案する。風神が突っ込む。
オオゲツヒメが提案する。風神が突っ込む。
このやりとりを何度繰り返しただろうか……。
ツッコミにも疲れた風神が、呆れ気味に言う。
風神「もう普通に、肝試しとかでええんちゃう?」
それを聞いた途端、オオゲツヒメはぱぁぁっと満面の笑顔を浮かべる。
オオゲツヒメ「それ、すっごくいい!」
クシナダヒメ「うんうん!楽しそうー!さすが風神ちゃん!」
風神「はいはい、おおきに」
オオゲツヒメ「よーし!さっそくスセリヒメにも、この作戦を伝えちゃう...
風神「えっ、待ちぃや、まだ作戦をちゃんと考えてな……」
…と、制止する言葉は届かず。オオゲツヒメはあっという間に駆け出...
クシナダヒメ「オオゲツヒメちゃん、狐さんなのに、わんちゃんみたい!」
風神「せやな。裏目に出ぇへんといいけど」
〈オオゲツヒメを待っています……〉
それからしばらくして、興奮気味のオオゲツヒメがスセリヒメを引っ張る...
スセリヒメ「なっ、何?どうしたの?」
風神「どーもー」
クシナダヒメ「えへへー」
風神「実は…」
困惑しているスセリヒメに、例の作戦を伝える風神。スセリヒメは少し驚...
スセリヒメ「肝試しを利用して…オオクニヌシ君との仲を深めるってこと?」
クシナダヒメ「大正解ー!」
オオゲツヒメ「どうかしら?名付けて、ギャップ萌え作戦!」
風神「それいつ決めたん?」
オオゲツヒメ「今!」
楽しそうな三人の様子を見つつ、スセリヒメは少し困ったように眉を...
スセリヒメ「ねぇ、オオゲツヒメちゃん。作戦を考えてくれたのは嬉しい...
スセリヒメ「私のためだけに、わざわざ企画や準備をしてもらうのは...
オオゲツヒメ「…もしかして、迷惑…?」
スセリヒメ「え?」
オオゲツヒメ「ぐすん…喜んでもらいたかっただけなの…」
スセリヒメ「えっ、な…泣かないで?気持ちはとっても嬉しいわよ…!...
瞳を潤ませるオオゲツヒメに対し、うろたえるスセリヒメ。
オオゲツヒメ「ヒメたち…がんばって肝試しの準備するよっ!」
オオゲツヒメを援護するように、彼女の後ろで、うんうん、と頷く風...
クシナダヒメ「細かい所の企画とか運営業務はイナリさんがいいんじゃ...
スセリヒメ「そんな、」
風神「人集めは雷神に頼めばどうにかなるやろ」
スセリヒメ「あ、あのぉ…」
オオゲツヒメ「やんっ!その二人に任せたらばっちりだと思うのっ!」
有能な神の名が挙がるにつれ、徐々に現実味を帯び始めるギャッフ...
ここまできて、スセリヒメにもようやく覚悟が生まれる。
スセリヒメ「……そうね。みんなで肝試しをするなら、楽しいかもしれ...
事実上の合意を勝ち取った瞬間である。
そうして、発起三人娘は(すべてを丸投げするために)イナリと雷...
〈まずはイナリにお願い中……〉
〈イナリ、協力者を探す……〉
イナリ「…という訳です。流石に一人で主催は…厳しくて。協力いた...
スクナビコナ「…それ、本気?」
オオゲツヒメに泣き落とされ、立案運営を引き受けたイナリ。どうせや...
そのためには、人手が必要なのだ。誰に協力を要請しようかと...
スクナビコナ「肝試しかぁ…」
事情を聞いたスクナビコナがまず最初に考えたのは、どうやって断ろ...
しかし…友であるオオクニヌシのためとあらば。そう思い直して、スクナヒ...
スクナビコナ「仕方ないな。オオクニヌシのためにも一肌脱ぐよ」
イナリが仄かな微笑を浮かべ、礼を述べようとした直後。ぴょこん...
ウカノミタマ「面白そうな話の気配を感じるのじゃ!わしも仲間に入...
イナリ「ああ…人手が増えるのは歓迎ですよ。実は…」
また律儀に事情を説明するイナリ。ウカノミタマは、ふむふむ、と話を聞...
ウカノミタマ「ならばゴールの賞品が必要じゃな!わしの『極上握り飯...
スクナビコナ「それはいい案だね」
ウカノミタマ「うむ、よいぞ。遠慮はいらん」
イナリ「賞品があれば、この肝試しの真の目的も隠しやすいですね」
スクナビコナ「ああ、それについてなんだけど…。…参加者を増やすの...
スクナビコナ「大本命のスセリヒメとオオクニヌシだけだったら、露骨すぎるか...
イナリ「一理ありますね」
真面目に肝試し概要を考えていく運営陣。
結果、『ヤソガミ&ヤガミヒメ』『タケミカヅチ&アメトリフネ』を加えた合計3組...
一方…雷神は………
雷神「なんで俺がやらなあかんねん!」
一人、頭を抱えて叫んでいた。響くやまびこは、虚しくも彼の...
雷神「仕掛け役の手配、よろしゅう!……じゃないねんっ。何で...
とめどなくツッコミをするも、すべて独り言。
例の発起三人娘はお腹が空いたとかでどこかへ行ってしまった...
雷神「自由過ぎるやろー!けど、オオクニヌシとスセリヒメのことは、なん...
うーむと考えながら、日本の神々たちの顔を思い浮かべる。
雷神「仕掛け役、として…驚かすのが上手そうなんは…やっぱり…」
うーんと真剣に考える雷神。なんだかんだで、風神が雷神に依...
顔の広い雷神は、驚かすのが上手そうな神々に、次々と声を掛...
そして集められたのは、クエビコを中心とした総勢10柱。雷神は彼...
雷神「えー、皆、おおきに!集まってくれて嬉しいわ。さっそ...
雷神「この肝試しの目的はスセリヒメとオオクニヌシの仲を深めることや。...
雷神「驚かす順番も、もう考えてあるんや!…一番手は、風神!」
風神「まあ今回の言い出しっぺやしな。頑張るわ」
雷神「二番手は、ワクムスビとワカウカメ」
ワクムスビ「く、暗い所は苦手ですが頑張ります…」
ワカウカメ「何かあったらあたしが守ってやるから大丈夫さ。一緒に...
雷神「三番手は、アメノウズメとサルタヒコ」
アメノウズメ「本当は参加者側になりたかったけど、そういう目的な...
サルタヒコ「…俺も、力になろう」
雷神「四番手は、トヨタマヒメとタマヨリヒメ」
トヨタマヒメ「オオゲツヒメも関わってるらしいし…仕方ないわね!手伝っ...
タマヨリヒメ「おねえのお手伝いができるの、嬉しいな。がんばらな...
雷神「五番手は、クエビコとタニグク」
クエビコ「驚かすのは得意分野だから、任せてよ」
タニグク「クエビコと一緒なら心配なさそうかも。よろしくね!」
雷神「前もってクエビコには相談済みやけど、仕掛けのメインアドバイサ...
クエビコ「ああ、何でも聞いてほしい」
雷神「そして…最後の仕掛け役は、この俺や!」
風神「ほー、トリっちゅうわけやな」
雷神「そういうことや!」
雷神「命名しよう…俺らは…『必驚!仕掛け神』や!」
クエビコ「大丈夫?ダサくない?それダサくない??」
雷神「はーっはっは!心配あらへん!めっちゃかっこええでー...
運営陣、仕掛け役が出揃った。あとは、肝試し開催日まで各々...
事前準備を進める中、皆の間でひとつ取り決めをした。
『本件に関して、スサノオノミコト様には内緒にすること』
大鍛錬会という前例もある。
スサノオノミコトに知られると、ろくなことにならないだろう…というの...
〈肝試しの準備中………〉
(ここで背景変更)
――肝試し開催日の三日前。発起者であるクシナダヒメも準備に追われ...
クシナダヒメ「あと…準備しなきゃいけないのは…。…スサノオさんのため...
スサノオノミコト「俺がどうかしたか?」
クシナダヒメ「今度の肝試しで、恋が実ったら…スセリヒメは幸せになって...
クシナダヒメ「…あれ!?ス、スサノオさん…!?」
スサノオノミコト「ああ。話を続けてくれ」
クシナダヒメ「ええっと…」
作戦のことは秘密にしなければならない…でも、憧れのスサノオミコト...
ちらり、とスサノオミコトを見上げるクシナダヒメ。彼は、長めの前髪の隙...
スサノオノミコト「クシナダヒメの話、聞かせてくれないか?」
クシナダヒメ「…喜んで!」
彼の笑顔にコロリとやられたクシナダヒメは、ついに肝試し企画の『真...
クシナダヒメ「今度開催する肝試しには…本当の目的があるの。スセリヒメ...
スサノオノミコト「なん…だと…。そうだったのか」
クシナダヒメ「あ!こ、この目的を知っているのは一部の神たちだけ...
クシナダヒメ「特にオオクニヌシさんには、言っちゃだめだよー!」
スサノオノミコト「ああ、わかった」
一生懸命説明するクシナダヒメと、熱心に聞くスサノオノミコト。
クシナダヒメ「いつもかっこいいスセリヒメが、肝試しでは、きゃあっと...
クシナダヒメ「ギャップ萌え作戦なの!」
スサノオミコト「それは…………すごく可愛いじゃないか」
でしょでしょ、と楽しげに話すクシナダヒメ。一方でスサノオノミコトは、口...
スサノオノミコト「…可愛いわが娘の反応を、見逃すわけにはいかない」
スサノオノミコト「話が聞けてよかった。礼を言おう」
クシナダヒメ「そんな…えへへ…」
スサノオノミコトはクシナダヒメの手を取り、力強く握る。クシナダヒメはそれを...
二人は二言三言会話をしてから、別れた。
〈スサノオノミコト。何かを考えながら移動中……〉
クシナダヒメと別れた後、スサノオノミコトはとある神に会いに向かった。
彼は、切り株に腰掛けていた。和服を身に纏い、優雅に風を感...
スサノオノミコトの気配を感じ取り、ぱたんと本を閉じた。
アメノミナカヌシ「オヤ、珍しい客だ」
スサノオノミコト「話がある。俺に協力してほしい」
アメノミナカヌシ「其の内容や如何に?」
スサノオノミコト「今度開催される肝試しに、俺の娘…スセリヒメが参加する」
スサノオノミコト「可愛い反応をするのは間違いないのだ。なにせ何も...
スサノオノミコト「そんな可愛い娘の、貴重な可愛い反応を後世に残し...
アメノミナカヌシ「つまり、スセリヒメの反応を書き留めたい、と」
スサノオノミコト「その通りだ」
アメノミナカヌシ「成程……」
スサノオノミコト「肝試し中、俺はスセリヒメをこっそり尾行する」
スサノオノミコト「アメノミナカヌシも同行し、わが娘の可愛い反応をすべて書...
アメノミナカヌシ「フム」
アメノミナカヌシは宙を見て少し考えた。興味のあるなしで言えば、興...
よくある肝試しの、よくある男女の恋話……。面白いことが起こ...
スサノオノミコトの真剣な表情を目の当たりにすると、断る理由もない...
アメノミナカヌシ「もしも当日、小生の時間が空いていれば」
曖昧な返答をするが、スサノオノミコトは「恩に着る」と期待たっぷり...
――そして三日後。ついに、波乱の肝試しが開催される。
〈肝試し会場へ移動中………〉
とうとう肝試しが始まった。司会役はイナリ。参加者ペアたちを並...
イナリ「ついに始まりましたね。参加者の皆さんも準備ができたよ...
オオゲツヒメ「ぶぅ~…」
イナリ「何故、機嫌を損ねているのですか?」
オオゲツヒメ「ヒメも仕掛け役をしたかったの!」
イナリ「ああ…その話…」
イナリ「夜の森は危険です。ヒメはゴール地点でお待ちください」
オオゲツヒメ「ぶぅ~…」
クシナダヒメ「あははっ、一緒に待ってようね」
オオゲツヒメ「うぅ~…わかった」
まだ少し不服そうなオオゲツヒメを、クシナダヒメが宥める。
イナリは、こほん、とひとつ咳払いをして進行を進める。
イナリ「今回の肝試しに参加するペアは三組。まず最初は、ヤソガミさ...
ヤソガミ「ヤガミヒメ。怖くなったら俺に掴まるといい」
ヤガミヒメ「は…はい…」
堂々としたヤソガミの隣で、ヤガミヒメは落ち着かなそうに視線を泳が...
イナリ「二人の先導役は、タカミムスビさんです」
タカミムスビ「ヤソガミ、ヤガミヒメ、宜しく」
イナリ「次のペアは、タケミカヅチさんとアメトリフネさんです」
タケミカヅチ「トリフネ、油断せずに行こう!」
アメトリフネ「はーい!アタイの船に乗ってっちゃう?」
タケミカヅチ「ははっ、肝試しは歩いて参加するものだぞ?船はまた...
和やかな会話。実に平和なペアである。
イナリ「先導役は、アメノサグメさんです」
アメノサグメ「お任せください!…私がばっちり導きますっ!」
わくわくとした表情で、期待に胸を膨らませるアメノサグメ。そして...
イナリ「最後は、オオクニヌシさんとスセリヒメさんです。先導役はアメノミナカヌシ...
見渡すも、アメノミナカヌシの姿は見えない。
イナリ「…やれやれ。雲のように掴めない方ですね」
イナリ「仕方ありません。予定は変わってしまいますが、…あなた...
イナリに声を掛けられたあなたは頷く。そして、オオクニヌシとスセリヒメの...
オオクニヌシ「ふむ、これは訓練でございますね」
スセリヒメ「ん?」
オオクニヌシ「夜間行軍と不意打ちに対する訓練…まさしくそれかと!」
…もはや雲行きがあやしい。そう思ったのは、あなただけではな...
スセリヒメ「あはは、そうね…」
スセリヒメはあなたに目配せする。(本当に大丈夫かしら?)と。
あなたは、(が…頑張ります)という意味を込めて力強く頷き、...
イナリ「…参加者以外の皆さんはこれを持ってください」
タカミムスビ「これは?」
イナリ「特別な力を込めたお守りです。お守りを所持している者同...
アメノサグメ「わあ、とても便利なお守りですね」
イナリ「今回の肝試し用に特別に用意しました。どこで何が起こる...
仕掛け役達には事前に配っているという。あなたもイナリからお守...
イナリ「それでは初めのペアは、森の中へ進んでください。しばら...
イナリの進行に合わせ、ペアが順番に森へと入っていく。
ビクビクとしながら歩むのはヤガミヒメだ。
ヤガミヒメ「暗い…です…」
ヤソガミ「安心しろ。俺が守ってやる」
ヤガミヒメ「はい…」
頼もしいヤソガミの姿に、オオクニヌシの姿を重ねてしまうヤガミヒメ。オオクニ...
風神「おばけやでー!」
ヤガミヒメ「きゃあ…!!」
ヤソガミ「…!」
仕掛け役トップバッターは風神。幽霊姿で、草陰から飛び出て二人を...
幸先がいいスタートをきり、風神は誇らしげだ。彼らが去ると、次...
タケミカヅチ「いかにも、な道だな」
アメトリフネ「何か出てくるかも…」
風神「その通りやで!おばけやー!」
タケミカヅチ「おおっ」
アメトリフネ「わわっ…!?」
これまたいい反応!仕掛け役としての自信をつけた風神が、つ...
ガサガサ…。オオクニヌシとスセリヒメのペアがやってくる。そして、そう、こ...
風神「わぁー!おばけやでー!!」
びくっと驚くスセリヒメ。これはギャップ萌え作戦成功なのでは…!と...
オオクニヌシ「幽霊は、成敗するでござります!いざ!尋常に!」
風神「えぇっ!?ちょ、ちょまっ、た、戦うんーー!?」
(ボス戦)
**第一幕 ボス [#o87c7412]
|>|~[お化け]風神|
|>|&ref(./[お化け]風神.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:1000|
|~報酬|[お化け]風神の解放石(赤)|
|~遭遇時|【第一幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|[お化け]風神を討伐した!&br;|
**第2幕 [#n558a7c6]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-35
-40 +13~14 +13~26
**第二幕台詞 [#o657f0b4]
-【第二幕】
ドサッ、と地面に伏す虚しい音が響く。風神は――…敗れたのだ。
オオクニヌシ「やりました!勝ちましたでござりまする」
スセリヒメ「ふ、風神…!?し、しっかりー!」
ガッツポーズをするオオクニヌシと、風神に駆け寄るスセリヒメ。これはまず...
一人目の仕掛け役、風神がやられた、と。
雷神「何でや!そんな殺伐とした企画ちゃうやろ!」
イナリ「…まさかこれほどまでとは。オオクニヌシは思ったよりも手強い...
イナリ「仕掛け役は各々、全力で驚かすように…!」
ワカウカメ「了解。そろそろあたし達の所に、ヤソガミとヤガミヒメが来る...
ガサガサ…と木々の合間から、でヤソガミとヤガミヒメが現れる。タカミムスビ...
タカミムスビ「後はこの道をまっすぐに進むだけだ。私は向こうで待...
ヤソガミ「ああ、わかった」
タカミムスビは去り、ヤソガミとヤガミヒメだけが残された。びくびくと怯...
ヤソガミ「大丈夫か?手をつないだ方がよければそうしよう」
ヤガミヒメ「は…はい……。今にも何かが……出てきそうで……」
その時!草陰から、巨大な物陰が現れた!
???「ばぁ~~~!お二人とも~~~!食べちゃいますよ~~~...
ヤガミヒメ「きゃあっ!」
草陰から現れたのは、巨大な藁人形。両手を上下に動かし、今...
ヤソガミ「…!ヤガミヒメっ、無礼を許してくれ!」
ヤガミヒメ「きゃぁ…っ!」
足がすくんで動けなくなってしまったヤガミヒメを抱え、駆け出すヤ...
ワカウカメ「いい感じだな!この調子で驚かそう」
ワクムスビ「うぅ…」
ワカウカメ「あたしが藁人形を動かして、ワクムスビが声を出す…完璧な...
ワクムスビ「く…」
ワカウカメ「ん?どうしたんだ?ワクムスビ」
ワクムスビ「く…暗い場所…やっぱり怖いですぅ…!」
ワカウカメ「…あ!ほら、次のペアが来たよ…!」
次に現れたのは、タケミカヅチとアメトリフネ。すでにアメノサグメの姿は見え...
ワカウカメとワクムスビの二人も再び草陰に身を隠し…、驚かす瞬間を見...
アメトリフネ「…タケミカヅチの旦那、待って」
タケミカヅチ「どうした、アメトリフネ」
アメトリフネ「何かの気配が……」
ギクッとしたワカウカメが小声でワクムスビに言う。
ワカウカメ「き…気付かれる前に驚かそう!いくよ!いっせーの…」
ガサガサッ!と音がしたのは、巨大藁人形が飛び出したからではな...
アメトリフネが見事、ワクムスビの居場所を一発で見つ出し、草をかき分...
アメトリフネ「見つけたっ!!」
ワクムスビ「ひぃっ!きゃぁーーー!!」
ワカウカメ「ワクムスビ!?」
タケミカヅチ「お。ワカウカメもいたのか」
ワカウカメ「あ!」
タケミカヅチ「ワクムスビの隠れ場所がよく分かったな、アメトリフネ」
アメトリフネ「うん!草が揺れたのを見逃さなかったんだ」
タケミカヅチ「こんなに暗いのに、すごいじゃないか」
褒められ誇らしげなアメトリフネ。一方…逆に驚かされたワクムスビはしゃ...
アメトリフネ「ご…ごめんよ、ワクムスビ。大丈夫…?」
ワクムスビ「ひっく…ぐす…」
ワカウカメ「あー…ここはあたしに任せて。二人は進んでくれ」
ワカウカメ「アメノサグメも待ってると思うからさ!」
タケミカヅチ「そうか…?少し心配だが…、先に進ませてもらうよ」
ワカウカメ「ん。この先も気を付けてな」
ワカウカメは二人を送り出す。なんて言ったって、この後に本命ペア...
いまだに鼻をすすっているワクムスビを励まそうと口を開いた直後...
ワカウカメ「う…嘘!?もう、スセリヒメたちが…!?とりあえず隠れよう...
ワクムスビ「ぐすっ…はい…っ」
二人が隠れてすぐ、あなたとオオクニヌシとスセリヒメが姿を現した。息を...
スセリヒメ「…ねぇ、何か変な声が聞こえない?」
オオクニヌシ「声?」
スセリヒメ「耳を澄ませてみて……」
オオクニヌシ「…この声は…」
スセリヒメ「……女の人の、すすり泣く声……?」
???「ぐすっ……ぐすっ……うぅぅ……」
オオクニヌシ「もしかして…幽霊でございますか…!?」
スセリヒメ「いいえ!よく聞いて……!」
???「ぐすっ……ひっく……怖いですぅ……暗いですぅ……」
オオクニヌシ「この声は……」
スセリヒメ「ワクムスビ…?」
ワカウカメ「…これ以上ごまかすことは難しそうだな」
オオクニヌシ「おや、ワカウカメ殿ではありませぬか!」
ワカウカメ「皆…ごめんよ。あたしはここまでみたいだ。…後は頼んだ...
ワカウカメは空を仰ぎ、最期の言葉を残した。まるで今生の別れかの...
二番手の仕掛けも失敗に終わった。さて……続く三番手は、アメノウス...
アメノウズメ「サルタヒコ~。ワカウカメとワクムスビも失敗しちゃったって…」
サルタヒコ「そのようだな」
アメノウズメ「アタシたちは成功させないとね!」
サルタヒコ「ああ」
アメノウズメ「…あ!来たよ!ヤソガミとヤガミヒメだ…」
サルタヒコ「…準備をしよう」
タカミムスビに導かれ、二人は現れた。
タカミムスビ「ヤガミヒメ、大丈夫か…?」
ヤガミヒメ「だ…大丈夫です…」
ヤソガミ「もしも無理だと思ったらすぐに言ってくれ。棄権をして...
ヤガミヒメ「はい…ありがとうございます」
怖がりながらも、なんとか微笑を浮かべる彼女。その健気な姿...
ヤソガミ「なんと慎ましいんだ…。守りたい、この笑顔…」
タカミムスビ「…ヤソガミはオオクニヌシと違い、率直でよいな」
タカミムスビの先導が終わり、二人きりになる。ヤガミヒメが石畳へ足を...
道の奥、暗闇から近付いてくる怪しい動きの生き物…。その不気...
ヤソガミがヤガミヒメを守ろうと前に立ちはだかり、謎の生き物に声を...
彼の声に答えるように、暗闇から拍手が聞こえ始める。
ヤソガミ「何故…暗闇から拍手が…?」
サルタヒコ「…素晴らしい!なんと素晴らしい踊りなんだ!」
アメノウズメ「ありがとー!」
ヤソガミ「…!?」
アメノウズメ「サルタヒコの音楽も、すっごくよかったよ~!」
サルタヒコ「アメノウズメの踊りがあってこそだ。いやはや…いいものを見...
ヤガミヒメ「あ…アメノウズメちゃん…?」
アメノウズメ「そうだよ!アタシだよっ。ヤガミヒメ、いい反応をありがと...
笑顔で飛び跳ねるアメノウズメと、その隣で感動しているサルタヒコ。そ...
ヤソガミ「…何だこの空気は…」
タカミムスビ「ああっとーー!アメノウズメとサルタヒコ、ありがとう。いい踊...
アメノウズメ「でしょっ!」
タカミムスビ「それでは、次に行こう。ヤソガミ、ヤガミヒメ」
ヤガミヒメ「は、はい…。お二人とも…それでは……」
サルタヒコ「…ああ」
こっそり二人の様子を見守っていたタカミムスビが、ナイスタイミングで飛...
その途中、振り返ってサルタヒコに小声で伝える。
タカミムスビ「拍手は、控えた方がいい…検討してくれ」
サルタヒコはしっかりと頷いた。しかし…タカミムスビの思いが本当に伝わ...
タケミカヅチとアメトリフネが現れ、また先程同様におどろおどろしい音楽...
そしてアメノウズメが不気味な踊りを披露し始めると……。
パチパチパチパチ!
サルタヒコ「…やはり素晴らしい!不気味さがとてもよく表現されて...
アメノウズメ「ありがとうっ!」
タケミカヅチ「おお、この場ではアメノウズメの踊りを楽しめるのか」
アメトリフネ「へー!肝試しって、すごいや!もっと色んな踊りをみ...
アメノウズメ「えへへっ、そしたら次は何を踊ろうかな…」
アメノサグメ「ちょ、ちょっと…!?驚かし終わったなら、次に行か...
またしても先導役が仕事をする。まだ踊りを見たいとごねる参...
そしてやはりアメノサグメも、サルタヒコへ言うのだ。
アメノサグメ「…もうっ、次は拍手したら駄目ですからね!」
彼らが去って暫くすると、あなたと、最後のペアがやってきた。
オオクニヌシ「この辺りにも何か仕掛けが…」
スセリヒメ「そうね…見るからに怪しいわ」
オオクニヌシ「しかし安心してください。どんな試練も乗り越えてみ...
ヒュ~…ドロドロドロ……。
オオクニヌシ「むむっ。何やら怪しい音楽が…」
スセリヒメ「…!あ、あれはっ」
オオクニヌシ「…なんという動き!恐怖を煽る…恐ろしい動き…!」
スセリヒメ「…わ、きゃっ……」
謎の動く物体が近付いてくる。驚いたスセリヒメが悲鳴をあげようと...
パチパチパチパチ!
サルタヒコ「…アメノウズメの踊りは…最高だ!ああ…居ても立っても居られ...
アメノウズメ「ありがとう~!」
オオクニヌシ「これはこれは、アメノウズメ殿でございましたか。なんとも...
アメノウズメ「サルタヒコの音楽がいいから、張り切って踊っちゃった!」
会話が盛り上がる。皆とても楽しそうだ。談笑する様子につい...
あなたは自分の役目を思い出し、オオクニヌシとスセリヒメを次の場所へと...
去る三人に向かって元気よく手を振るのはアメノウズメ。
アメノウズメ「ふ~っ、いっぱい踊れて楽しかったっ!サルタヒコありが...
サルタヒコ「…こちらこそ。間近でアメノウズメの踊りを見れて…光栄だっ...
アメノウズメ「えへへ、今度は一緒に踊りたいね!」
驚かしは失敗こそしたが…、仲が深まった二人なのであった。
その頃、最初のペア、ヤソガミとヤガミヒメは次の場所へたどり着いて...
二人は暗い川沿いを歩く。夜の川はなんとも不気味だ。ほとり...
ガミヒメ「ご…ごめんなさい…。こんなに怖がってしまって…」
ヤソガミ「いやいい、気にするな」
先程からなんと可愛らしいんだとしか思っていない問題ない…と...
ザザァ…ザザァ…。柳の揺れる音はまるでさざ波の音のようだった...
ヤガミヒメ「あれは…」
ヤソガミ「まさか…」
ヤガミヒメ「ひゃっ……よ、妖怪です…!!」
???「食べちゃうわよぉ」
???「化かすよぉ」
ヤガミヒメ「きゃあっ!食べないでください~…!」
ヤガミヒメ達の前に立ちはだかったのは、河童と化け猫だった。へ...
ヤソガミ「くっ…本物と見間違える程のクオリティだな…!」
どこからどうみても、河童と化け猫である。
ヤソガミ「…ヤガミヒメ、二人の間を突っ切ろう!歩けるか?」
ヤガミヒメ「はわわ……」
ヤソガミ「…よしわかった。目を瞑っててくれっ」
ヤソガミはヤガミヒメをおんぶし、河童と化け猫の間を抜ける。その間...
彼らが去り、その場に残された河童と化け猫。河童の方から満...
トヨタマヒメ「ふふふ!いいじゃない、この驚かし方!」
タマヨリヒメ「うまくいったね」
トヨタマヒメ「タマヨリヒメが作った、この妖怪着ぐるみのおかげよ」
河童は機嫌良さそうにくるくる回り、自分の格好に視線を落と...
タマヨリヒメ「…あっ。おねえ、次のペアがそろそろ来るみたい」
トヨタマヒメ「そうね!またさっきの場所に隠れるわよ」
タマヨリヒメ「うん」
そして二人が隠れてから、タケミカヅチとアメノトリフネが現れた。
タケミカヅチ「この辺は涼しくていいな」
アメノトリフネ「きっと水辺が近いからだ!」
タケミカヅチ「だな。間違いない」
夜の散歩を楽しむような会話をしながら、川のほとりを歩く二...
トヨタマヒメ「食べちゃうわよぉ」
タマヨリヒメ「化かすよぉ」
タケミカヅチ「おっ」
アメノトリフネ「…!!」
仕掛け役の二人はノリノリでそれぞれの妖怪になりきり、タケミカヅチと...
トヨタマヒメ「早く立ち去らないと、食べちゃうわよぉ」
アメノトリフネ「それはおかしい!河童はきゅうりしか食べないんだよ...
トヨタマヒメ「えっ…」
トヨタマヒメ「そ、そんなことはどうだっていいのよ!いいから怖が...
アメノトリフネ「うむむぅ~?」
タマヨリヒメ「お、おねえ…」
アメノトリフネ「あれ?タケミカヅチの旦那…何か聞こえるよ」
タケミカヅチ「ん?この音は…ペチペチいっているが…」
アメノトリフネ「まさしく!海洋生物の尾びれが地面を打つ音のようだ...
トヨタマヒメ「お…尾びれの話はしないでよ!」
タマヨリヒメ「おねえ…、ば…ばれちゃうよ」
アメノトリフネ「あ!とうとうみつけたぞー!あの河童、尾びれがつい...
その言葉でついにカチンときたトヨタマヒメ。勢いよく妖怪着ぐるみを脱...
トヨタマヒメ「ちょっと!聞いてたらさっきから何よっ。尾びれのあ...
アメノトリフネ「むむ?どこに?」
トヨタマヒメ「ここによ!」
もうこうなってしまっては取り返しがつかない。化け猫のタマヨリヒ...
タマヨリヒメ「おねえの尻尾は可愛いよ。だからそんなに怒らないで…...
トヨタマヒメ「もう、そんなこと言って…騙されないわよ」
タマヨリヒメ「本当のことなんだけどな」
アメノトリフネ「確かに、その尻尾は可愛いと思うよっ!」
タケミカヅチ「同感だ。チャームポイント、というものではないか?」
トヨタマヒメ「えっ」
そこまで褒められると、さすがに言い返す気も失せるトヨタマヒメ。...
トヨタマヒメ「皆して…あたしのことを褒めたって、何もいいことない...
トヨタマヒメは、ぷいっとそっぽを向く。彼女の耳が仄かに赤らんで...
タケミカヅチ「にしても立派な衣装だな。タマヨリヒメが作ったのか」
タマヨリヒメ「うん。力作だよ」
タケミカヅチ「本当に器用だな」
アメノトリフネ「今度、アタイにも裁縫を教えてくれないかい?」
タマヨリヒメ「もちろん、喜んで」
オオクニヌシ「……ややっ!皆、集まってどうしましたか」
スセリヒメ「…あれ?タケミカヅチとアメノトリフネ?」
トヨタマヒメ「…!!」
タマヨリヒメ「え、ええと…こんばんは…」
仕掛け役の姉妹二人は、しどろもどろ答えつつ、あなたの方を...
そこであなたは、自分がしくじったことに気付いた。オオクニヌシとス...
オオクニヌシ「もしかしてまた新たな敵が、ここに出現するのでござ...
スセリヒメ「多分…?どうなのかしら」
あなたは、ここは休憩地点です、と二人に伝える。もうこう言...
アメノトリフネ「そうなのかい?だってさっきここで…」
トヨタマヒメ「そうそう!お茶があるのよ。飲んでいくでしょ?飲む...
タマヨリヒメが準備よく湯飲みを用意し始める。さすが姉妹、意思の...
オオクニヌシ「なるほど、これからもっと過酷な訓練が待ち受けてい...
スセリヒメ「そ…そうね。何はともあれお茶は美味しそうだわ」
そんなこんなで、彼らは束の間の休息を楽しんだ。
一方……。草陰でワナワナと震える神が…
スサノオノミコト「なんだあれは…。一体全体どういうことなんだ。スセリヒ...
スサノオノミコト「きゃあっ、とか、はわわ、とか、ふぇぇ、とか…言わ...
アメノミナカヌシ「フフ、面白ひ御冗談を」
取り乱しているスサノオノミコトの隣でアメノミナカヌシは飄々としている。
スサノオノミコト「ええい…待ちきれん…。いつになったらスセリヒメの驚いた...
現状に対し、怒りが湧き始めるスサノオノミコト。スサノオノミコトの瘴気が濃...
後続のペアたちがもやはグダグダになりかけているとはつゆ知ら...
イナリのお守りのおかげで他ペアの状況がわかっているタカミムスビは苦...
タカミムスビ「本当に…貴方たち二人は手のかからない優秀なペアだよ」
ヤソガミ「…?何の話だ?」
タカミムスビ「ああ…独り言だ。気にしないでくれ」
先導役のタカミムスビは離れ、またヤソガミとヤガミヒメの二人きりになる...
怯えたヤガミヒメが沼に足を踏み入れてしまわないよう、細心の注...
ヤガミヒメ「わ…ここにはカエルさんが…いるんですね」
ヤソガミ「そのようだな」
ヤガミヒメ「気を付けて、進まないと……」
二人が話している間にもヒキガエルは鳴き続けている。そして恐ろ...
ヤソガミ「これは…!?」
ヤガミヒメ「きゃあ…!」
互いの声が聞こえなくなるほどのカエルの合唱。一体、何匹のヒキガ...
ヤソガミ「この量のヒキガエルに襲われたらまずい…行こう、ヤガミヒメ」
ヤガミヒメ「すんっ…ぐす…はい…」
大きな音に驚いてしまったヤガミヒメは涙目だ。ヤソガミの服を掴み、...
ペアが去ってからクエビコとタニグクが顔を出す。
クエビコ「作戦は成功だね」
タニグク「よかった!あとでヒキガエルたちを褒めなくちゃ」
クエビコ「次は…タケミカヅチとアメノトリフネのペアか」
タニグク「うん!スセリヒメたちには四番目の仕掛け地点で、少し待機...
クエビコ「そうか。ふふ…ここでは彼らにも驚いてもらうよ」
自信たっぷりに笑みを浮かべるクエビコ。彼は、いわば驚かしのエキ...
そして…タケミカヅチとアメノトリフネのペアが現れてから、数分後…。
アメノトリフネ「タケミカヅチの旦那!こっちにもいたよ!」
タケミカヅチ「ああ、こっちでも見つけた」
アメノトリフネ「こんなにもカエルが大量発生しているなんて、珍しいね...
辺りにいたカエルたちを発見、そして捕獲し始める二人の姿が、そ...
むしろ鳴いたら掴まってしまう、と悟ったカエルたちは鳴くのをや...
クエビコとタニグクは、その光景を茫然と眺めていた。
クエビコ「…あの二人、ここをもぐら叩き会場…もといカエル叩き会場...
タニグク「カ…カエルたちが……」
クエビコ「ごめん、タニグク…。俺のアイディアのせいでカエルたちが危険な...
タニグク「ううん!クエビコは悪くないよ。悪いのは、肝試しクラッシャー...
哀愁漂うクエビコとタニグクは、もう驚かすのを諦めて姿を現わそう...
ガサガサ!!
ヤソガミ「魔神だ!」
オオクニヌシ「モンスターでござりまする!!」
先に進んだはずのヤソガミペア。それから、これから来るはずだっ...
ヤソガミ「オ、オオクニヌシ!?タイミングが悪すぎるぞ!」
オオクニヌシ「ヤソガミ殿!すまぬ、撒ききれなかった…!」
ヤソガミ「大体お前はいつも…!」
スセリヒメ「喧嘩は後にして!今は敵を倒さないと!」
タケミカヅチ「ああ、なにやら事件のようだ。私たちも加勢しよう、...
アメノトリフネ「わかった!皆を守らないと!」
戦闘が始まろうとしている。オオクニヌシたちは戦闘態勢に入る。草...
(ボス戦)
**第二幕 ボス [#tc379197]
|>|~牛鬼・納涼|
|>|&ref(./牛鬼・納涼.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:1000|
|~報酬|[お化け]風神の涙ステッキ(赤)|
|~遭遇時|【第二幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|牛鬼・納涼を討伐した!&br;|
**第三幕 [#sc4b3c05]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-45 +15~16 +15~30
**第三幕 台詞 [#r15e605a]
-【第三幕】
戦闘が無事に終わった。皆、安堵の表情を浮かべている。お守...
イナリ「大丈夫ですか…!?」
タカミムスビ「ああ、無事だ。しかし、この場所に魔神が現れるとは...
スクナビコナ「どこかで、何かよくないことが起こっているんじゃな...
イナリ「可能性はありますね」
スクナビコナ「…今日はもう、中止にしない?このまま続けて、また...
イナリ「…そうですね」
アメノサグメ「それに、もう大分グダグダですからね…。も~…せっか...
タカミムスビ「はは…そちらのペアではハードルが高そうだ…」
運営陣の二人が企画中止の方向で話を進めていると、どこから...
雷神「はーっはっは。皆。最後の仕掛け役、俺のことを忘れて...
風神「雷神やないか。どないしたん」
雷神「俺が…この空気をぶち壊してみせるで」
風神「頼むから空気は読んでな?」
イナリ「雷神、何をしようとし……」
イナリの言葉を遮るように、雷神がいきおいよく草むらから現れる。
雷神「観念しぃや!スセリヒメ~!」
スセリヒメ「…えっ…!?」
雷神「アンタのことを、さらうでー!」
オオクニヌシ「スセリヒメ殿!後ろでござります!」
火車の格好をした雷神が、悪者っぽい顔をして登場する。
雷神「スセリヒメを取り戻したかったら、俺のことを倒さなあかんで...
スセリヒメを捕まえようとした雷神だが…。運悪く木の根に足を引っ...
ドターン!
雷神「あいたたたた…。…ん?これは柔らかい…」
スセリヒメ「どっ、どこを触ってるの…!?」
雷神「……ハッ!!」
雷神は倒れた拍子にスセリヒメに抱き着いてしまっていた…。とんで...
オオクニヌシ「スセリヒメ殿、お怪我は…!」
スセリヒメ「…オオクニヌシ」
オオクニヌシ「む?」
スセリヒメ「雷神は、悪役のようよ。…こてんぱんにやっつけちゃい...
オオクニヌシ「………承知!」
雷神「えぇっ!?ちょっ、ちょい待っ…」
スセリヒメ「問答無用よ…!」
…こうなればもう止められない。周りの神々とあなたは、彼らの...
(ボス戦)
**第三幕 ボス [#df9460b0]
|>|~[火車]雷神|
|>|&ref(./[火車]雷神.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:2000|
|~報酬|[火車]雷神の解放石(赤)|
|~遭遇時|【第三幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|[火車]雷神を討伐した!&br;|
**第四幕 [#r9cdf57e]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-50 +16~17 +16~32
**第四幕 台詞 [#x13e6323]
-【第四幕】
スサノオノミコト「何なんだあれは…!」
一連の顛末を草陰から見ていた某父は怒り心頭で、わなわなと...
スサノオノミコト「スセリヒメの可愛い反応を引き出すどころか、怒らせてい...
アメノミナカヌシ「フム…これが波乱万丈といふもの」
スサノオノミコトの隣で、アメノミナカヌシは緩く握った拳を顎に添え何か考え...
そのアメノミナカヌシの様子には気にも留めず、スサノオノミコトは熱心にスセリヒメ...
スサノオノミコト「企画が上手くいっていないのに、皆あのように反省...
スサノオノミコト「すっかり気が抜けて談笑まで始めているじゃないか...
怒りと羨望でまとまらない独り言を漏らすスサノオノミコト。
スサノオノミコトから発する瘴気は強くなる一方で、皆の知らない所でモ...
それを知ってか知らずか…いや、恐らく知った上でアメノミナカヌシは、...
アメノミナカヌシ「…小生思ふに、スサノオ自ら物語を紡ゐでみては?」
スサノオノミコト「つまり…俺が企画の進行をするのはどうか、と?」
アメノミナカヌシ「如何にも」
スサノオノミコトは、苛立っていた表情を徐々に変容させ、最終的に使...
スサノオノミコト「俺がぁ!手本をぉ!見せてぇ!やるぅ!」
悲しきかな。やはりこの父、暴走せずにはいられないのである。
スセリヒメの可愛い反応が見たいという欲望に支配されたスサノオノミコトは...
場所は変わり、ゴール目前まで来たヤソガミとヤガミヒメペア。
一旦企画はグダグダになったものの、とりあえず3ペアともゴール...
もはや先導役もない。ただその暗い夜道をまっすぐ行けばゴール...
この様子じゃもう脅かし役もいないのだろう、と察しているヤソカ...
ヤソガミ「…ヤガミヒメ?」
ヤガミヒメ「はっ、はい…!」
名を呼ばれだけでビクッと肩を跳ねさせるヤガミヒメ。
彼女は暗いのが怖いのか、怯えきっていた。わずかな月明かり...
ヤソガミは正直この企画はグダグダ過ぎて呆れてはいた。しかし、...
ヤソガミ「もう少しこうしていたいところだな…」
ヤガミヒメ「えっ…!そ、それは…困り…ます…」
ヤソガミ「ふっ、そうだな…すまなかった」
ヤソガミ「…ん?もしかしてあそこがゴールでは?」
ヤガミヒメ「…!本当ですね…明かりが見えます…」
ヤソガミ「では行こうか」
ヤガミヒメ「は…はい…!」
ゴールが見えて安心したのか、ヤガミヒメは少し小走りになる。その...
ヤソガミ「…!ヤガミヒメッッ!!」
ヤガミヒメ「…?何が……、…きゃっ…!」
ヤソガミはヤガミヒメを庇うよう抱き締め、二人はそばの草むらへと倒...
ヤソガミ「怪我は…!?」
ヤガミヒメ「だっ…大丈夫…です…。今…何が…?」
ヤソガミ「襲撃だ!モンスターが現れた!」
ヤガミヒメ「…そ…そんな…!…あっ…ヤ、ヤソガミさん…手に怪我を…」
ヤソガミ「掠り傷だ、気にするな」
ヤソガミ「それよりも今はこいつを倒さなければならない…!ヤガミヒ...
これは企画の一環ではない。モンスターの強い殺気を受けて、ヤソガミ...
こいつはここで倒さなければ。そう覚悟を決め、ヤソガミは戦闘態...
ゴールへ向かう3ペアの順は、当初の予定通りだった。
最初がヤソガミとヤガミヒメのペア。次にタケミカヅチとアメノトリフネのペア。最後...
一番後ろのオオクニヌシとスセリヒメのペアも、周囲の異常を察していた。
このペアだけは、二人の様子を逐一報告するために先導役のあな...
スセリヒメ「…辺りの様子がおかしい」
オオクニヌシ「はい。気を付けて進まなくては」
あなたも警戒して歩いていたが、進行方向から何やらただなら...
これは、タケミカヅチたちの声ではないか?とあなたがスセリヒメに伝え...
スセリヒメ「もしかして…!彼らのもとに、魔神が現れたのかも!」
あなたたちから少し離れた場所で、カキン!カキン!と戦闘に伴う金...
スセリヒメの読み通り、タケミカヅチとアメノトリフネは、突如として現れた魔神...
タケミカヅチ「大丈夫か、トリフネ!」
アメノトリフネ「余裕!…って程でもないけど、なんとか持ちこたえて...
タケミカヅチ「そうだな。隙を見て一旦引いて……」
苦し紛れにタケミカヅチが策を口にした直後、暗がりの中から駆け寄...
スセリヒメ「二人とも、無事!?」
アメノトリフネ「スセリヒメだ!」
オオクニヌシ「助太刀いたしまする」
タケミカヅチ「おお、これは頼もしい!」
あなたも皆と共に戦闘態勢に入る。あなたとオオクニヌシは目で合図...
オオクニヌシ「悪しき魔神よ!容赦はしません!いざ!尋常に勝負!」
(ボス戦)
**第四幕 ボス [#td66d153]
|>|~鵺・納涼|
|>|&ref(./鵺・納涼.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:5000|
|~報酬|[火車]雷神の涙ステッキ(赤)|
|~遭遇時|【第四幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|鵺・納涼を討伐した!&br;|
**第5 [#be343353]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-55 +18~19 +18~36
**第五幕 台詞 [#i5256d91]
-【第五幕】
魔神を退けることに成功し、ゴール地点へと辿り着いたスセリヒメたち。
そこには他の神々もいたが、スセリヒメたちの帰還を祝福するムードで...
先頭を歩いていたペアももう到着しており、ヤガミヒメがヤソガミの腕...
異様な雰囲気に、あなたたちはイナリのもとへ向かい今の状況を聞...
イナリ「ああ…お帰りなさい。申し訳ありません、出迎えも出来ず…」
スセリヒメ「何があったの?」
スクナビコ「この地のモンスターや魔神が活性化しているんだ。瘴気が濃...
イナリ「肝試しの雰囲気作りのために、多少は瘴気を秘めた場所と...
イナリ「何故、ここまで瘴気が濃くなってしまったのか…」
肝試し運営事務局として、少なからず責任を感じているようでイ...
風神「そない気を落とさんでええって。イナリのせいやないやろ」
雷神「原因は他にあるはずやな!何やろ~」
風神「雷神が言うと何か気ぃ抜けるわ。黙っとき」
雷神「理不尽ちゃう!?」
皆があれやこれやと議論を重ねている最中、また新たな殺気。...
タケミカヅチ「くっ…諸悪の根源を絶たねば、埒が明かないな!」
オオクニヌシ「ええ。しかしまずはこやつを倒さなければ」
スセリヒメ「…!魔神が!ヤガミヒメの方へ!」
アメノトリフネ「ええ!?ヤガミヒメー!逃げて!!」
その声を聞き、はっとしたヤガミヒメ。魔神は一目散に彼女の方へ...
今まさに、魔神が二人を襲おうとした直後。ヤガミヒメは目に涙を...
ヤガミヒメ「ひっ…きゃあっ…!!」
……。……静寂。魔神の攻撃がピタリと止まった。そして突然、きゃ...
ヤソガミ「……は?」
神々たちの動きも止まり、皆の頭上には疑問符しか浮かんでい...
イナリ「何故……」
スクナビコナ「……もしかして」
勘づいたらしいスクナビコナが、ウカノミタマに耳打ちをする。
ウカノミタマ「ふむ?どれ…試してみるのじゃ!」
その呟きに反応し、次に魔神はウカノミタマの方へと飛び掛かった。
それに合わせて、ウカノミタマはすぅと息を吸って、悲鳴を上げる。
ウカノミタマ「きゃあぁ~!なのじゃ~!」
すると、彼女のリアクションに合わせて魔神はまた攻撃を中断し、先...
オオクニヌシ「不思議でござりまする。本当は敵意がないのでしょう...
スセリヒメ「…………」
理由はないが、なんとなく嫌な予感がするスセリヒメ。そこへひらり...
アメノミナカヌシ「其の魔神、実に分かり易くて好いじゃあないか」
スクナビコ「それってどういう意味?」
アメノミナカヌシ「先ずは此の瘴気、スサノオのもので。娘の愛らしい姿を...
アメノミナカヌシ『自ら物語を紡ゐでみては?』と」
などと、悪びれなく言うこの神に対して一同は愕然とした。
アメノサグメ「えっと、それってまず、スセリヒメの驚く姿を見れなかっ...
タカミムスビ「更に、アメノミナカヌシ様がそそのかして、その瘴気をますま...
アメノミナカヌシ「言ゐ方は好くないが、まぁ其の通り」
クシナダヒメ「だから、そのスサノオさんの瘴気に当てられた魔神たちは...
アメノミナカヌシ「御名答」
すっかり事情が分かってしまい、スセリヒメは片手で頭を抱えてその...
スセリヒメ「あぁ…もう…なんで…お父様はいつもいつも……」
イナリ「そもそもスサノオノミコト様には、この計画は秘密にしていたはず...
イナリの言葉を聞きぎくりとするのはクシナダヒメ。過去の失態がバレる...
アメノミナカヌシ「其れでは皆様、父が紡ぐ物語をどうぞお楽しみに――…」
タカミムスビ「いやいや、待つんだ」
アメノミナカヌシ「ぐぇ」
風に舞うよう姿を消そうとしたアメノミナカヌシの首根っこを捕まえた...
タカミムスビ「こうなってしまっては、この地の収集がつかない。現...
タカミムスビ「スサノオノミコトの居場所を教えて下さい。」
アメノミナカヌシ「居場所?はて、何所だったか」
のらりくらりと曖昧な返事をしようとしたアメノミナカヌシだが、タカミムス...
アメノミナカヌシ「…嗚呼、確か向こうの森だったような」
イナリ「…事情も分かったことですし、皆で協力してこの事態を収...
肝試し企画は失敗してしまった!次回に乞うご期待!…で終わる...
当初の目的すらまだ果たしてすらいないのに、目的が『スサノオノミコ...
各々思う所は多々あるが、今はとにかくスサノオノミコトを何とかしな...
<作戦検討中………>
<作戦検討中…>
イナリは皆の前に出て作戦を話し始めた。
イナリ「まず、スサノオノミコト様の元へ向かう途中、モンスターや魔神が襲っ...
イナリ「それに対しては『驚いたフリ』をして、敵の動きが止まった...
スクナビコ「いいね。魔神たちを効率よく退治できそうだ」
イナリ「ええ。そして、スサノオノミコト様の元に辿り着いたら、スセリヒメさ...
スセリヒメ「わかったわ。暴走を止める為なら仕方ないものね」
スセリヒメ「首の後ろを狙う?それとも腹部?後頭部でもいいかもし...
ワクムスビ「あわわわ…」
イナリ「違います。全てを一瞬で終わらせようとしないでください」
イナリ「今のスセリヒメさんの意気込みなら彼を一撃で倒せるかもしれ...
イナリ「スセリヒメさんが驚くリアクションをして、スサノオノミコト様がスセリヒメさんに...
タケミカヅチ「いい作戦だな」
タカミムスビ「ああ、それでいこう」
スセリヒメ「……そうね」
わざと驚くリアクション。これをしなければならないと知り、乗り気...
父が暴走してまた魔神化したというだけでもちょっとした面倒...
複雑そうな彼女の様子に気付き、あなたは声を掛けようとした。
しかし、オオクニヌシがあなたを片腕で制止し頼もしい表情で、ひと...
(ここはそれがしにお任せあれ)と言わんばかりの自信ありげ...
オオクニヌシ「スセリヒメ殿」
スセリヒメ「オオクニヌシ君…?」
オオクニヌシ「重大な役目にプレッシャーを感じてしまう気持ちはよくわか...
オオクニヌシ「しかし、そのお役目はスセリヒメ殿にしかできません。今は...
……よかった、いつも通りの彼だ。逆に安心感すら覚える神々と...
スセリヒメ「…そうよね…」
スセリヒメもその言葉を聞き、逃げ場はないと悟ったのか…すべての...
イナリ「では…班を分けましょう。まずは、魔神やモンスターが四散しな...
スクナビコ「ぼくがまとめるよ」
ウカノミタマ「わしは極上握り飯を振舞うのじゃ」
スクナビコ「握り飯はいるか分からないけど…あとは、仕掛け役のみ...
イナリ「それから、アメノミナカヌシ様もお力を貸してください」
アメノミナカヌシ「小生も、とは…随分な大所帯で」
イナリ「次に、スサノオノミコト様を救出する班は、こちらの皆さまに」
オオクニヌシ「頑張りまする」
スセリヒメ「驚く練習が必要かしら…」
風神「驚かしてやろか、スセリヒメ」
雷神「ついさっき肝試し中すら驚かすの失敗してたのによう言...
イナリ「それから僕と、ヒメ、クシナダヒメさん、…肝試しのペアの四人も」
ヤガミヒメ「また怖い所に…」
ヤソガミ「大丈夫だ、何があってもヤガミヒメのことは守ってやる」
タケミカヅチ「腕が鳴るな」
アメトリフネ「うん!スサノオノミコト様を助けないと!」
それぞれの班に分かれた皆は互いに言葉を交わし、やる気は十...
イナリ「それでは各々、作戦に移りましょう。魔神化してしまった...
皆はぐれないようにと気をつけながら暗い森の中を進む。
その途中、モンスターや魔神に遭遇するたび、皆はイナリの作戦を発動...
スクナビコ「うわぁ」
ウカノミタマ「びっくりなのじゃ!」
ワカウカメ「よし今だ!敵を叩け!」
クエビコ「…あんなやる気のない驚き方でいいの?」
タニグク「さぁ…魔神たちは喜んでるからいいんじゃない?」
アメノウズメ「わわぁ!驚きすぎちゃって踊っちゃう♪」
サルタヒコ「見事な驚きっぷり!その隙に俺が…はぁっ!」
楽しそうに驚くリアクションしながら、着実に敵を倒していく面々。...
徐々に敵の数も増えてきた。攻撃も苛烈になっていき、神々の...
ワクムスビ「きゃあっ!」
アメノミナカヌシ「フム、此れは危ない…」
飛び出してきたモンスターからワクムスビを救ったのはアメノミナカヌシ。
モンスターの強い威力の攻撃を受け、木々が傷付く。その様を見たアメ...
アメノミナカヌシ「些か遣り過ぎのようでもある」
トヨタマヒメ「ほんっと…!どうなってるのよ!」
タマヨリヒメ「きゃっ」
既に驚くリアクションはわざとではない。それだけ皆必死だった。
不意に、ザァッ!と強力な攻撃が敵を一掃する。
その攻撃の主に、皆の視線が集まる。敵に押され気味な空気を...
ヤソガミ「オオクニヌシ!お前たちは先に行け。このままじゃいつまで経...
ヤガミヒメ「ここで…頑張って敵を足止めしますから…」
タケミカヅチ「そうだな、あまりにも敵が多すぎる」
アメノトリフネ「スサノオノミコト様の執着心を甘く見てたかも…」
濃過ぎる瘴気について、アメノトリフネが冗談めかして肩をすくめる。
彼らがいればきっと大丈夫だろう。あなたはイナリを方を見て、行...
イナリ「…っそうですね。僕たちは先に進みましょう…!皆さんどう...
月明かりが彼らを照らす。
更に先に進むと、少し開けた場所に出たが、そこには濃い瘴気...
間違いなく瘴気の発生源だろう。スサノオノミコトの姿を探すまでもな...
スサノオノミコト「もっとだ!もっと驚かせろぉ!」
そこには完全に魔神化したスサノオノミコトがいた。遂に、彼らは目的...
クシナダヒメ「スサノオさん…あんな姿に…」
オオゲツヒメ「早く何とかしないと…ねぇ、スセリヒメ…。…ん?スセリヒメ?」
スセリヒメは暴走している父を目の前にし、肩を震わせていた。
これが父の姿を憐れみ悲しむ気持ちからだったら、どんなによ...
スセリヒメの瞳に宿っていたのは、怒りの炎。
呆れや心配や脱力などあらゆる感情が一周回って、怒りに到達...
スセリヒメ「…………」
イナリ「あっ、あの、待ってくださいスセリヒメさん」
雷神「気持ちはわかる!めっちゃわかるで!!」
風神「落ち着くんや、スセリヒメー!」
怒り心頭のままスサノオノミコトの方へ歩み出そうとするスセリヒメ。そんな...
イナリ「すっ、すぐにでも、作戦を実行しましょう…!スセリヒメさんの...
なんとか作戦開始。まずは、スセリヒメを残し、他の七名は木陰に身...
イナリ「そして…スセリヒメさんだけが、取り残される」
オオクニヌシ「スセリヒメ殿は、スサノオ様に気が付かないふりをするのですよ...
クシナダヒメ「うんうん、スセリヒメの演技、上手だね」
オオゲツヒメ「ねっ。おろおろしながら、皆を探し回るスセリヒメ…!」
草陰に隠れた神々は、息を潜め、演技をするスセリヒメの様子を眺め...
スセリヒメ「皆…どこなの…?一人じゃ心細いわ…」
口元に手を当て、眉下げどこか寂しそうに辺りを見回すスセリヒメ。...
雷神「…あ!スサノオが、スセリヒメに気付いたで!!」
スセリヒメを見つけたスサノオノミコトは嬉々として彼女の背後へと忍び寄る...
演技だとはつゆ知らず。今だ!と思ったのか、スサノオノミコトは自身...
スサノオノミコト「わぁっ!!」
スセリヒメ「きゃぁっ…!」
普段絶対に出さないような可愛らしい悲鳴。イナリたちですら、驚...
ならば当然この男、スサノオノミコトも大満足だろう。じーんと余韻を...
好機到来!皆一斉にそう思った。
オオクニヌシ「…今だっ!」
身を隠していた神々が一斉にスサノオノミコトに襲い掛かる。
皆もうまっしぐらに、スサノオノミコトへ。脇目も振れず…いや、脇目も...
何故なら、少しでもスサノオノミコトから目を逸らしてしまったら、恐...
スサノオノミコト以上に強烈な瘴気を放つ、彼女──…
スセリヒメの鬼の形相が。
(ボス戦)
**第五幕 ボス [#q3cb590a]
|>|~須佐之男魂|
|>|&ref(画像/nodata-majin.gif,540x330);|
|~HP|CENTER:5000|
|~報酬|[火車]雷神の涙ステッキ(青)|
|~遭遇時|【第五幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|須佐之男魂を討伐した!&br;|
**肝試し会場最深 [#ib90e6b9]
[#d14ebd57]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|肝試し会場最深|&ref(画像/nodata-majin.gif,240x130);|-50|...
終了行:
ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子に...
#attach(nolist)
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなの...
※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント...
**情報提供等 [#k3b52c85]
わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかない...
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名...
#pcomment(,20,below,noname)
#contents()
//時ノ欠片エリアデータ入力用テンプレ
//見かけた情報に応じて欄を必要分だけ行をコピペして数値を...
//| |&ref( .jpg,240x130);|-?|+?~?|+?~?|--|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
//|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
----
#attach(nolist)
**プロローグ~第1 [#w706c9d9]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
**第一幕 台詞 [#sa0b09ae]
【説明】
今回のイベント冒険中に流れるお話は「挑め!恋の大鍛錬会」と「...
「挑め!恋の大鍛錬会」や「プロローグ」のお話はイベントTOPページ...
また、イベント冒険をするために必要な「神力」は通常エリア冒険時...
「神力」についてはイベントルールページに記載がございますので、ご...
その他説明についてもイベントページやTOPのイベント情報などをご覧...
それでは「進め!恋の肝試し大会」をお楽しみください。本編...
それでは「進め!恋の肝試し大会」をお楽しみください。本編...
それでは「進め!恋の肝試し大会」をお楽しみください。本編...
【第一幕】
オオゲツヒメの力強い言葉を聞き、風神が首をひねる。
風神「出番ゆうても、何するん?」
オオゲツヒメ「それは今から考えるの!」
クシナダヒメ「風神ちゃんの風でなんとかならないかな?」
風神「なんとかってなんやねん!」
クシナダヒメ「そういうお話、聞いたことあるんだもん。太陽と風が...
風神「クシナダヒメ、よう考えてみ。それ、風側が負ける話やで」
オオゲツヒメ「ねぇねぇ、そしたら、こんなのはどう!?」
クシナダヒメが提案する。風神が突っ込む。
オオゲツヒメが提案する。風神が突っ込む。
このやりとりを何度繰り返しただろうか……。
ツッコミにも疲れた風神が、呆れ気味に言う。
風神「もう普通に、肝試しとかでええんちゃう?」
それを聞いた途端、オオゲツヒメはぱぁぁっと満面の笑顔を浮かべる。
オオゲツヒメ「それ、すっごくいい!」
クシナダヒメ「うんうん!楽しそうー!さすが風神ちゃん!」
風神「はいはい、おおきに」
オオゲツヒメ「よーし!さっそくスセリヒメにも、この作戦を伝えちゃう...
風神「えっ、待ちぃや、まだ作戦をちゃんと考えてな……」
…と、制止する言葉は届かず。オオゲツヒメはあっという間に駆け出...
クシナダヒメ「オオゲツヒメちゃん、狐さんなのに、わんちゃんみたい!」
風神「せやな。裏目に出ぇへんといいけど」
〈オオゲツヒメを待っています……〉
それからしばらくして、興奮気味のオオゲツヒメがスセリヒメを引っ張る...
スセリヒメ「なっ、何?どうしたの?」
風神「どーもー」
クシナダヒメ「えへへー」
風神「実は…」
困惑しているスセリヒメに、例の作戦を伝える風神。スセリヒメは少し驚...
スセリヒメ「肝試しを利用して…オオクニヌシ君との仲を深めるってこと?」
クシナダヒメ「大正解ー!」
オオゲツヒメ「どうかしら?名付けて、ギャップ萌え作戦!」
風神「それいつ決めたん?」
オオゲツヒメ「今!」
楽しそうな三人の様子を見つつ、スセリヒメは少し困ったように眉を...
スセリヒメ「ねぇ、オオゲツヒメちゃん。作戦を考えてくれたのは嬉しい...
スセリヒメ「私のためだけに、わざわざ企画や準備をしてもらうのは...
オオゲツヒメ「…もしかして、迷惑…?」
スセリヒメ「え?」
オオゲツヒメ「ぐすん…喜んでもらいたかっただけなの…」
スセリヒメ「えっ、な…泣かないで?気持ちはとっても嬉しいわよ…!...
瞳を潤ませるオオゲツヒメに対し、うろたえるスセリヒメ。
オオゲツヒメ「ヒメたち…がんばって肝試しの準備するよっ!」
オオゲツヒメを援護するように、彼女の後ろで、うんうん、と頷く風...
クシナダヒメ「細かい所の企画とか運営業務はイナリさんがいいんじゃ...
スセリヒメ「そんな、」
風神「人集めは雷神に頼めばどうにかなるやろ」
スセリヒメ「あ、あのぉ…」
オオゲツヒメ「やんっ!その二人に任せたらばっちりだと思うのっ!」
有能な神の名が挙がるにつれ、徐々に現実味を帯び始めるギャッフ...
ここまできて、スセリヒメにもようやく覚悟が生まれる。
スセリヒメ「……そうね。みんなで肝試しをするなら、楽しいかもしれ...
事実上の合意を勝ち取った瞬間である。
そうして、発起三人娘は(すべてを丸投げするために)イナリと雷...
〈まずはイナリにお願い中……〉
〈イナリ、協力者を探す……〉
イナリ「…という訳です。流石に一人で主催は…厳しくて。協力いた...
スクナビコナ「…それ、本気?」
オオゲツヒメに泣き落とされ、立案運営を引き受けたイナリ。どうせや...
そのためには、人手が必要なのだ。誰に協力を要請しようかと...
スクナビコナ「肝試しかぁ…」
事情を聞いたスクナビコナがまず最初に考えたのは、どうやって断ろ...
しかし…友であるオオクニヌシのためとあらば。そう思い直して、スクナヒ...
スクナビコナ「仕方ないな。オオクニヌシのためにも一肌脱ぐよ」
イナリが仄かな微笑を浮かべ、礼を述べようとした直後。ぴょこん...
ウカノミタマ「面白そうな話の気配を感じるのじゃ!わしも仲間に入...
イナリ「ああ…人手が増えるのは歓迎ですよ。実は…」
また律儀に事情を説明するイナリ。ウカノミタマは、ふむふむ、と話を聞...
ウカノミタマ「ならばゴールの賞品が必要じゃな!わしの『極上握り飯...
スクナビコナ「それはいい案だね」
ウカノミタマ「うむ、よいぞ。遠慮はいらん」
イナリ「賞品があれば、この肝試しの真の目的も隠しやすいですね」
スクナビコナ「ああ、それについてなんだけど…。…参加者を増やすの...
スクナビコナ「大本命のスセリヒメとオオクニヌシだけだったら、露骨すぎるか...
イナリ「一理ありますね」
真面目に肝試し概要を考えていく運営陣。
結果、『ヤソガミ&ヤガミヒメ』『タケミカヅチ&アメトリフネ』を加えた合計3組...
一方…雷神は………
雷神「なんで俺がやらなあかんねん!」
一人、頭を抱えて叫んでいた。響くやまびこは、虚しくも彼の...
雷神「仕掛け役の手配、よろしゅう!……じゃないねんっ。何で...
とめどなくツッコミをするも、すべて独り言。
例の発起三人娘はお腹が空いたとかでどこかへ行ってしまった...
雷神「自由過ぎるやろー!けど、オオクニヌシとスセリヒメのことは、なん...
うーむと考えながら、日本の神々たちの顔を思い浮かべる。
雷神「仕掛け役、として…驚かすのが上手そうなんは…やっぱり…」
うーんと真剣に考える雷神。なんだかんだで、風神が雷神に依...
顔の広い雷神は、驚かすのが上手そうな神々に、次々と声を掛...
そして集められたのは、クエビコを中心とした総勢10柱。雷神は彼...
雷神「えー、皆、おおきに!集まってくれて嬉しいわ。さっそ...
雷神「この肝試しの目的はスセリヒメとオオクニヌシの仲を深めることや。...
雷神「驚かす順番も、もう考えてあるんや!…一番手は、風神!」
風神「まあ今回の言い出しっぺやしな。頑張るわ」
雷神「二番手は、ワクムスビとワカウカメ」
ワクムスビ「く、暗い所は苦手ですが頑張ります…」
ワカウカメ「何かあったらあたしが守ってやるから大丈夫さ。一緒に...
雷神「三番手は、アメノウズメとサルタヒコ」
アメノウズメ「本当は参加者側になりたかったけど、そういう目的な...
サルタヒコ「…俺も、力になろう」
雷神「四番手は、トヨタマヒメとタマヨリヒメ」
トヨタマヒメ「オオゲツヒメも関わってるらしいし…仕方ないわね!手伝っ...
タマヨリヒメ「おねえのお手伝いができるの、嬉しいな。がんばらな...
雷神「五番手は、クエビコとタニグク」
クエビコ「驚かすのは得意分野だから、任せてよ」
タニグク「クエビコと一緒なら心配なさそうかも。よろしくね!」
雷神「前もってクエビコには相談済みやけど、仕掛けのメインアドバイサ...
クエビコ「ああ、何でも聞いてほしい」
雷神「そして…最後の仕掛け役は、この俺や!」
風神「ほー、トリっちゅうわけやな」
雷神「そういうことや!」
雷神「命名しよう…俺らは…『必驚!仕掛け神』や!」
クエビコ「大丈夫?ダサくない?それダサくない??」
雷神「はーっはっは!心配あらへん!めっちゃかっこええでー...
運営陣、仕掛け役が出揃った。あとは、肝試し開催日まで各々...
事前準備を進める中、皆の間でひとつ取り決めをした。
『本件に関して、スサノオノミコト様には内緒にすること』
大鍛錬会という前例もある。
スサノオノミコトに知られると、ろくなことにならないだろう…というの...
〈肝試しの準備中………〉
(ここで背景変更)
――肝試し開催日の三日前。発起者であるクシナダヒメも準備に追われ...
クシナダヒメ「あと…準備しなきゃいけないのは…。…スサノオさんのため...
スサノオノミコト「俺がどうかしたか?」
クシナダヒメ「今度の肝試しで、恋が実ったら…スセリヒメは幸せになって...
クシナダヒメ「…あれ!?ス、スサノオさん…!?」
スサノオノミコト「ああ。話を続けてくれ」
クシナダヒメ「ええっと…」
作戦のことは秘密にしなければならない…でも、憧れのスサノオミコト...
ちらり、とスサノオミコトを見上げるクシナダヒメ。彼は、長めの前髪の隙...
スサノオノミコト「クシナダヒメの話、聞かせてくれないか?」
クシナダヒメ「…喜んで!」
彼の笑顔にコロリとやられたクシナダヒメは、ついに肝試し企画の『真...
クシナダヒメ「今度開催する肝試しには…本当の目的があるの。スセリヒメ...
スサノオノミコト「なん…だと…。そうだったのか」
クシナダヒメ「あ!こ、この目的を知っているのは一部の神たちだけ...
クシナダヒメ「特にオオクニヌシさんには、言っちゃだめだよー!」
スサノオノミコト「ああ、わかった」
一生懸命説明するクシナダヒメと、熱心に聞くスサノオノミコト。
クシナダヒメ「いつもかっこいいスセリヒメが、肝試しでは、きゃあっと...
クシナダヒメ「ギャップ萌え作戦なの!」
スサノオミコト「それは…………すごく可愛いじゃないか」
でしょでしょ、と楽しげに話すクシナダヒメ。一方でスサノオノミコトは、口...
スサノオノミコト「…可愛いわが娘の反応を、見逃すわけにはいかない」
スサノオノミコト「話が聞けてよかった。礼を言おう」
クシナダヒメ「そんな…えへへ…」
スサノオノミコトはクシナダヒメの手を取り、力強く握る。クシナダヒメはそれを...
二人は二言三言会話をしてから、別れた。
〈スサノオノミコト。何かを考えながら移動中……〉
クシナダヒメと別れた後、スサノオノミコトはとある神に会いに向かった。
彼は、切り株に腰掛けていた。和服を身に纏い、優雅に風を感...
スサノオノミコトの気配を感じ取り、ぱたんと本を閉じた。
アメノミナカヌシ「オヤ、珍しい客だ」
スサノオノミコト「話がある。俺に協力してほしい」
アメノミナカヌシ「其の内容や如何に?」
スサノオノミコト「今度開催される肝試しに、俺の娘…スセリヒメが参加する」
スサノオノミコト「可愛い反応をするのは間違いないのだ。なにせ何も...
スサノオノミコト「そんな可愛い娘の、貴重な可愛い反応を後世に残し...
アメノミナカヌシ「つまり、スセリヒメの反応を書き留めたい、と」
スサノオノミコト「その通りだ」
アメノミナカヌシ「成程……」
スサノオノミコト「肝試し中、俺はスセリヒメをこっそり尾行する」
スサノオノミコト「アメノミナカヌシも同行し、わが娘の可愛い反応をすべて書...
アメノミナカヌシ「フム」
アメノミナカヌシは宙を見て少し考えた。興味のあるなしで言えば、興...
よくある肝試しの、よくある男女の恋話……。面白いことが起こ...
スサノオノミコトの真剣な表情を目の当たりにすると、断る理由もない...
アメノミナカヌシ「もしも当日、小生の時間が空いていれば」
曖昧な返答をするが、スサノオノミコトは「恩に着る」と期待たっぷり...
――そして三日後。ついに、波乱の肝試しが開催される。
〈肝試し会場へ移動中………〉
とうとう肝試しが始まった。司会役はイナリ。参加者ペアたちを並...
イナリ「ついに始まりましたね。参加者の皆さんも準備ができたよ...
オオゲツヒメ「ぶぅ~…」
イナリ「何故、機嫌を損ねているのですか?」
オオゲツヒメ「ヒメも仕掛け役をしたかったの!」
イナリ「ああ…その話…」
イナリ「夜の森は危険です。ヒメはゴール地点でお待ちください」
オオゲツヒメ「ぶぅ~…」
クシナダヒメ「あははっ、一緒に待ってようね」
オオゲツヒメ「うぅ~…わかった」
まだ少し不服そうなオオゲツヒメを、クシナダヒメが宥める。
イナリは、こほん、とひとつ咳払いをして進行を進める。
イナリ「今回の肝試しに参加するペアは三組。まず最初は、ヤソガミさ...
ヤソガミ「ヤガミヒメ。怖くなったら俺に掴まるといい」
ヤガミヒメ「は…はい…」
堂々としたヤソガミの隣で、ヤガミヒメは落ち着かなそうに視線を泳が...
イナリ「二人の先導役は、タカミムスビさんです」
タカミムスビ「ヤソガミ、ヤガミヒメ、宜しく」
イナリ「次のペアは、タケミカヅチさんとアメトリフネさんです」
タケミカヅチ「トリフネ、油断せずに行こう!」
アメトリフネ「はーい!アタイの船に乗ってっちゃう?」
タケミカヅチ「ははっ、肝試しは歩いて参加するものだぞ?船はまた...
和やかな会話。実に平和なペアである。
イナリ「先導役は、アメノサグメさんです」
アメノサグメ「お任せください!…私がばっちり導きますっ!」
わくわくとした表情で、期待に胸を膨らませるアメノサグメ。そして...
イナリ「最後は、オオクニヌシさんとスセリヒメさんです。先導役はアメノミナカヌシ...
見渡すも、アメノミナカヌシの姿は見えない。
イナリ「…やれやれ。雲のように掴めない方ですね」
イナリ「仕方ありません。予定は変わってしまいますが、…あなた...
イナリに声を掛けられたあなたは頷く。そして、オオクニヌシとスセリヒメの...
オオクニヌシ「ふむ、これは訓練でございますね」
スセリヒメ「ん?」
オオクニヌシ「夜間行軍と不意打ちに対する訓練…まさしくそれかと!」
…もはや雲行きがあやしい。そう思ったのは、あなただけではな...
スセリヒメ「あはは、そうね…」
スセリヒメはあなたに目配せする。(本当に大丈夫かしら?)と。
あなたは、(が…頑張ります)という意味を込めて力強く頷き、...
イナリ「…参加者以外の皆さんはこれを持ってください」
タカミムスビ「これは?」
イナリ「特別な力を込めたお守りです。お守りを所持している者同...
アメノサグメ「わあ、とても便利なお守りですね」
イナリ「今回の肝試し用に特別に用意しました。どこで何が起こる...
仕掛け役達には事前に配っているという。あなたもイナリからお守...
イナリ「それでは初めのペアは、森の中へ進んでください。しばら...
イナリの進行に合わせ、ペアが順番に森へと入っていく。
ビクビクとしながら歩むのはヤガミヒメだ。
ヤガミヒメ「暗い…です…」
ヤソガミ「安心しろ。俺が守ってやる」
ヤガミヒメ「はい…」
頼もしいヤソガミの姿に、オオクニヌシの姿を重ねてしまうヤガミヒメ。オオクニ...
風神「おばけやでー!」
ヤガミヒメ「きゃあ…!!」
ヤソガミ「…!」
仕掛け役トップバッターは風神。幽霊姿で、草陰から飛び出て二人を...
幸先がいいスタートをきり、風神は誇らしげだ。彼らが去ると、次...
タケミカヅチ「いかにも、な道だな」
アメトリフネ「何か出てくるかも…」
風神「その通りやで!おばけやー!」
タケミカヅチ「おおっ」
アメトリフネ「わわっ…!?」
これまたいい反応!仕掛け役としての自信をつけた風神が、つ...
ガサガサ…。オオクニヌシとスセリヒメのペアがやってくる。そして、そう、こ...
風神「わぁー!おばけやでー!!」
びくっと驚くスセリヒメ。これはギャップ萌え作戦成功なのでは…!と...
オオクニヌシ「幽霊は、成敗するでござります!いざ!尋常に!」
風神「えぇっ!?ちょ、ちょまっ、た、戦うんーー!?」
(ボス戦)
**第一幕 ボス [#o87c7412]
|>|~[お化け]風神|
|>|&ref(./[お化け]風神.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:1000|
|~報酬|[お化け]風神の解放石(赤)|
|~遭遇時|【第一幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|[お化け]風神を討伐した!&br;|
**第2幕 [#n558a7c6]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-35
-40 +13~14 +13~26
**第二幕台詞 [#o657f0b4]
-【第二幕】
ドサッ、と地面に伏す虚しい音が響く。風神は――…敗れたのだ。
オオクニヌシ「やりました!勝ちましたでござりまする」
スセリヒメ「ふ、風神…!?し、しっかりー!」
ガッツポーズをするオオクニヌシと、風神に駆け寄るスセリヒメ。これはまず...
一人目の仕掛け役、風神がやられた、と。
雷神「何でや!そんな殺伐とした企画ちゃうやろ!」
イナリ「…まさかこれほどまでとは。オオクニヌシは思ったよりも手強い...
イナリ「仕掛け役は各々、全力で驚かすように…!」
ワカウカメ「了解。そろそろあたし達の所に、ヤソガミとヤガミヒメが来る...
ガサガサ…と木々の合間から、でヤソガミとヤガミヒメが現れる。タカミムスビ...
タカミムスビ「後はこの道をまっすぐに進むだけだ。私は向こうで待...
ヤソガミ「ああ、わかった」
タカミムスビは去り、ヤソガミとヤガミヒメだけが残された。びくびくと怯...
ヤソガミ「大丈夫か?手をつないだ方がよければそうしよう」
ヤガミヒメ「は…はい……。今にも何かが……出てきそうで……」
その時!草陰から、巨大な物陰が現れた!
???「ばぁ~~~!お二人とも~~~!食べちゃいますよ~~~...
ヤガミヒメ「きゃあっ!」
草陰から現れたのは、巨大な藁人形。両手を上下に動かし、今...
ヤソガミ「…!ヤガミヒメっ、無礼を許してくれ!」
ヤガミヒメ「きゃぁ…っ!」
足がすくんで動けなくなってしまったヤガミヒメを抱え、駆け出すヤ...
ワカウカメ「いい感じだな!この調子で驚かそう」
ワクムスビ「うぅ…」
ワカウカメ「あたしが藁人形を動かして、ワクムスビが声を出す…完璧な...
ワクムスビ「く…」
ワカウカメ「ん?どうしたんだ?ワクムスビ」
ワクムスビ「く…暗い場所…やっぱり怖いですぅ…!」
ワカウカメ「…あ!ほら、次のペアが来たよ…!」
次に現れたのは、タケミカヅチとアメトリフネ。すでにアメノサグメの姿は見え...
ワカウカメとワクムスビの二人も再び草陰に身を隠し…、驚かす瞬間を見...
アメトリフネ「…タケミカヅチの旦那、待って」
タケミカヅチ「どうした、アメトリフネ」
アメトリフネ「何かの気配が……」
ギクッとしたワカウカメが小声でワクムスビに言う。
ワカウカメ「き…気付かれる前に驚かそう!いくよ!いっせーの…」
ガサガサッ!と音がしたのは、巨大藁人形が飛び出したからではな...
アメトリフネが見事、ワクムスビの居場所を一発で見つ出し、草をかき分...
アメトリフネ「見つけたっ!!」
ワクムスビ「ひぃっ!きゃぁーーー!!」
ワカウカメ「ワクムスビ!?」
タケミカヅチ「お。ワカウカメもいたのか」
ワカウカメ「あ!」
タケミカヅチ「ワクムスビの隠れ場所がよく分かったな、アメトリフネ」
アメトリフネ「うん!草が揺れたのを見逃さなかったんだ」
タケミカヅチ「こんなに暗いのに、すごいじゃないか」
褒められ誇らしげなアメトリフネ。一方…逆に驚かされたワクムスビはしゃ...
アメトリフネ「ご…ごめんよ、ワクムスビ。大丈夫…?」
ワクムスビ「ひっく…ぐす…」
ワカウカメ「あー…ここはあたしに任せて。二人は進んでくれ」
ワカウカメ「アメノサグメも待ってると思うからさ!」
タケミカヅチ「そうか…?少し心配だが…、先に進ませてもらうよ」
ワカウカメ「ん。この先も気を付けてな」
ワカウカメは二人を送り出す。なんて言ったって、この後に本命ペア...
いまだに鼻をすすっているワクムスビを励まそうと口を開いた直後...
ワカウカメ「う…嘘!?もう、スセリヒメたちが…!?とりあえず隠れよう...
ワクムスビ「ぐすっ…はい…っ」
二人が隠れてすぐ、あなたとオオクニヌシとスセリヒメが姿を現した。息を...
スセリヒメ「…ねぇ、何か変な声が聞こえない?」
オオクニヌシ「声?」
スセリヒメ「耳を澄ませてみて……」
オオクニヌシ「…この声は…」
スセリヒメ「……女の人の、すすり泣く声……?」
???「ぐすっ……ぐすっ……うぅぅ……」
オオクニヌシ「もしかして…幽霊でございますか…!?」
スセリヒメ「いいえ!よく聞いて……!」
???「ぐすっ……ひっく……怖いですぅ……暗いですぅ……」
オオクニヌシ「この声は……」
スセリヒメ「ワクムスビ…?」
ワカウカメ「…これ以上ごまかすことは難しそうだな」
オオクニヌシ「おや、ワカウカメ殿ではありませぬか!」
ワカウカメ「皆…ごめんよ。あたしはここまでみたいだ。…後は頼んだ...
ワカウカメは空を仰ぎ、最期の言葉を残した。まるで今生の別れかの...
二番手の仕掛けも失敗に終わった。さて……続く三番手は、アメノウス...
アメノウズメ「サルタヒコ~。ワカウカメとワクムスビも失敗しちゃったって…」
サルタヒコ「そのようだな」
アメノウズメ「アタシたちは成功させないとね!」
サルタヒコ「ああ」
アメノウズメ「…あ!来たよ!ヤソガミとヤガミヒメだ…」
サルタヒコ「…準備をしよう」
タカミムスビに導かれ、二人は現れた。
タカミムスビ「ヤガミヒメ、大丈夫か…?」
ヤガミヒメ「だ…大丈夫です…」
ヤソガミ「もしも無理だと思ったらすぐに言ってくれ。棄権をして...
ヤガミヒメ「はい…ありがとうございます」
怖がりながらも、なんとか微笑を浮かべる彼女。その健気な姿...
ヤソガミ「なんと慎ましいんだ…。守りたい、この笑顔…」
タカミムスビ「…ヤソガミはオオクニヌシと違い、率直でよいな」
タカミムスビの先導が終わり、二人きりになる。ヤガミヒメが石畳へ足を...
道の奥、暗闇から近付いてくる怪しい動きの生き物…。その不気...
ヤソガミがヤガミヒメを守ろうと前に立ちはだかり、謎の生き物に声を...
彼の声に答えるように、暗闇から拍手が聞こえ始める。
ヤソガミ「何故…暗闇から拍手が…?」
サルタヒコ「…素晴らしい!なんと素晴らしい踊りなんだ!」
アメノウズメ「ありがとー!」
ヤソガミ「…!?」
アメノウズメ「サルタヒコの音楽も、すっごくよかったよ~!」
サルタヒコ「アメノウズメの踊りがあってこそだ。いやはや…いいものを見...
ヤガミヒメ「あ…アメノウズメちゃん…?」
アメノウズメ「そうだよ!アタシだよっ。ヤガミヒメ、いい反応をありがと...
笑顔で飛び跳ねるアメノウズメと、その隣で感動しているサルタヒコ。そ...
ヤソガミ「…何だこの空気は…」
タカミムスビ「ああっとーー!アメノウズメとサルタヒコ、ありがとう。いい踊...
アメノウズメ「でしょっ!」
タカミムスビ「それでは、次に行こう。ヤソガミ、ヤガミヒメ」
ヤガミヒメ「は、はい…。お二人とも…それでは……」
サルタヒコ「…ああ」
こっそり二人の様子を見守っていたタカミムスビが、ナイスタイミングで飛...
その途中、振り返ってサルタヒコに小声で伝える。
タカミムスビ「拍手は、控えた方がいい…検討してくれ」
サルタヒコはしっかりと頷いた。しかし…タカミムスビの思いが本当に伝わ...
タケミカヅチとアメトリフネが現れ、また先程同様におどろおどろしい音楽...
そしてアメノウズメが不気味な踊りを披露し始めると……。
パチパチパチパチ!
サルタヒコ「…やはり素晴らしい!不気味さがとてもよく表現されて...
アメノウズメ「ありがとうっ!」
タケミカヅチ「おお、この場ではアメノウズメの踊りを楽しめるのか」
アメトリフネ「へー!肝試しって、すごいや!もっと色んな踊りをみ...
アメノウズメ「えへへっ、そしたら次は何を踊ろうかな…」
アメノサグメ「ちょ、ちょっと…!?驚かし終わったなら、次に行か...
またしても先導役が仕事をする。まだ踊りを見たいとごねる参...
そしてやはりアメノサグメも、サルタヒコへ言うのだ。
アメノサグメ「…もうっ、次は拍手したら駄目ですからね!」
彼らが去って暫くすると、あなたと、最後のペアがやってきた。
オオクニヌシ「この辺りにも何か仕掛けが…」
スセリヒメ「そうね…見るからに怪しいわ」
オオクニヌシ「しかし安心してください。どんな試練も乗り越えてみ...
ヒュ~…ドロドロドロ……。
オオクニヌシ「むむっ。何やら怪しい音楽が…」
スセリヒメ「…!あ、あれはっ」
オオクニヌシ「…なんという動き!恐怖を煽る…恐ろしい動き…!」
スセリヒメ「…わ、きゃっ……」
謎の動く物体が近付いてくる。驚いたスセリヒメが悲鳴をあげようと...
パチパチパチパチ!
サルタヒコ「…アメノウズメの踊りは…最高だ!ああ…居ても立っても居られ...
アメノウズメ「ありがとう~!」
オオクニヌシ「これはこれは、アメノウズメ殿でございましたか。なんとも...
アメノウズメ「サルタヒコの音楽がいいから、張り切って踊っちゃった!」
会話が盛り上がる。皆とても楽しそうだ。談笑する様子につい...
あなたは自分の役目を思い出し、オオクニヌシとスセリヒメを次の場所へと...
去る三人に向かって元気よく手を振るのはアメノウズメ。
アメノウズメ「ふ~っ、いっぱい踊れて楽しかったっ!サルタヒコありが...
サルタヒコ「…こちらこそ。間近でアメノウズメの踊りを見れて…光栄だっ...
アメノウズメ「えへへ、今度は一緒に踊りたいね!」
驚かしは失敗こそしたが…、仲が深まった二人なのであった。
その頃、最初のペア、ヤソガミとヤガミヒメは次の場所へたどり着いて...
二人は暗い川沿いを歩く。夜の川はなんとも不気味だ。ほとり...
ガミヒメ「ご…ごめんなさい…。こんなに怖がってしまって…」
ヤソガミ「いやいい、気にするな」
先程からなんと可愛らしいんだとしか思っていない問題ない…と...
ザザァ…ザザァ…。柳の揺れる音はまるでさざ波の音のようだった...
ヤガミヒメ「あれは…」
ヤソガミ「まさか…」
ヤガミヒメ「ひゃっ……よ、妖怪です…!!」
???「食べちゃうわよぉ」
???「化かすよぉ」
ヤガミヒメ「きゃあっ!食べないでください~…!」
ヤガミヒメ達の前に立ちはだかったのは、河童と化け猫だった。へ...
ヤソガミ「くっ…本物と見間違える程のクオリティだな…!」
どこからどうみても、河童と化け猫である。
ヤソガミ「…ヤガミヒメ、二人の間を突っ切ろう!歩けるか?」
ヤガミヒメ「はわわ……」
ヤソガミ「…よしわかった。目を瞑っててくれっ」
ヤソガミはヤガミヒメをおんぶし、河童と化け猫の間を抜ける。その間...
彼らが去り、その場に残された河童と化け猫。河童の方から満...
トヨタマヒメ「ふふふ!いいじゃない、この驚かし方!」
タマヨリヒメ「うまくいったね」
トヨタマヒメ「タマヨリヒメが作った、この妖怪着ぐるみのおかげよ」
河童は機嫌良さそうにくるくる回り、自分の格好に視線を落と...
タマヨリヒメ「…あっ。おねえ、次のペアがそろそろ来るみたい」
トヨタマヒメ「そうね!またさっきの場所に隠れるわよ」
タマヨリヒメ「うん」
そして二人が隠れてから、タケミカヅチとアメノトリフネが現れた。
タケミカヅチ「この辺は涼しくていいな」
アメノトリフネ「きっと水辺が近いからだ!」
タケミカヅチ「だな。間違いない」
夜の散歩を楽しむような会話をしながら、川のほとりを歩く二...
トヨタマヒメ「食べちゃうわよぉ」
タマヨリヒメ「化かすよぉ」
タケミカヅチ「おっ」
アメノトリフネ「…!!」
仕掛け役の二人はノリノリでそれぞれの妖怪になりきり、タケミカヅチと...
トヨタマヒメ「早く立ち去らないと、食べちゃうわよぉ」
アメノトリフネ「それはおかしい!河童はきゅうりしか食べないんだよ...
トヨタマヒメ「えっ…」
トヨタマヒメ「そ、そんなことはどうだっていいのよ!いいから怖が...
アメノトリフネ「うむむぅ~?」
タマヨリヒメ「お、おねえ…」
アメノトリフネ「あれ?タケミカヅチの旦那…何か聞こえるよ」
タケミカヅチ「ん?この音は…ペチペチいっているが…」
アメノトリフネ「まさしく!海洋生物の尾びれが地面を打つ音のようだ...
トヨタマヒメ「お…尾びれの話はしないでよ!」
タマヨリヒメ「おねえ…、ば…ばれちゃうよ」
アメノトリフネ「あ!とうとうみつけたぞー!あの河童、尾びれがつい...
その言葉でついにカチンときたトヨタマヒメ。勢いよく妖怪着ぐるみを脱...
トヨタマヒメ「ちょっと!聞いてたらさっきから何よっ。尾びれのあ...
アメノトリフネ「むむ?どこに?」
トヨタマヒメ「ここによ!」
もうこうなってしまっては取り返しがつかない。化け猫のタマヨリヒ...
タマヨリヒメ「おねえの尻尾は可愛いよ。だからそんなに怒らないで…...
トヨタマヒメ「もう、そんなこと言って…騙されないわよ」
タマヨリヒメ「本当のことなんだけどな」
アメノトリフネ「確かに、その尻尾は可愛いと思うよっ!」
タケミカヅチ「同感だ。チャームポイント、というものではないか?」
トヨタマヒメ「えっ」
そこまで褒められると、さすがに言い返す気も失せるトヨタマヒメ。...
トヨタマヒメ「皆して…あたしのことを褒めたって、何もいいことない...
トヨタマヒメは、ぷいっとそっぽを向く。彼女の耳が仄かに赤らんで...
タケミカヅチ「にしても立派な衣装だな。タマヨリヒメが作ったのか」
タマヨリヒメ「うん。力作だよ」
タケミカヅチ「本当に器用だな」
アメノトリフネ「今度、アタイにも裁縫を教えてくれないかい?」
タマヨリヒメ「もちろん、喜んで」
オオクニヌシ「……ややっ!皆、集まってどうしましたか」
スセリヒメ「…あれ?タケミカヅチとアメノトリフネ?」
トヨタマヒメ「…!!」
タマヨリヒメ「え、ええと…こんばんは…」
仕掛け役の姉妹二人は、しどろもどろ答えつつ、あなたの方を...
そこであなたは、自分がしくじったことに気付いた。オオクニヌシとス...
オオクニヌシ「もしかしてまた新たな敵が、ここに出現するのでござ...
スセリヒメ「多分…?どうなのかしら」
あなたは、ここは休憩地点です、と二人に伝える。もうこう言...
アメノトリフネ「そうなのかい?だってさっきここで…」
トヨタマヒメ「そうそう!お茶があるのよ。飲んでいくでしょ?飲む...
タマヨリヒメが準備よく湯飲みを用意し始める。さすが姉妹、意思の...
オオクニヌシ「なるほど、これからもっと過酷な訓練が待ち受けてい...
スセリヒメ「そ…そうね。何はともあれお茶は美味しそうだわ」
そんなこんなで、彼らは束の間の休息を楽しんだ。
一方……。草陰でワナワナと震える神が…
スサノオノミコト「なんだあれは…。一体全体どういうことなんだ。スセリヒ...
スサノオノミコト「きゃあっ、とか、はわわ、とか、ふぇぇ、とか…言わ...
アメノミナカヌシ「フフ、面白ひ御冗談を」
取り乱しているスサノオノミコトの隣でアメノミナカヌシは飄々としている。
スサノオノミコト「ええい…待ちきれん…。いつになったらスセリヒメの驚いた...
現状に対し、怒りが湧き始めるスサノオノミコト。スサノオノミコトの瘴気が濃...
後続のペアたちがもやはグダグダになりかけているとはつゆ知ら...
イナリのお守りのおかげで他ペアの状況がわかっているタカミムスビは苦...
タカミムスビ「本当に…貴方たち二人は手のかからない優秀なペアだよ」
ヤソガミ「…?何の話だ?」
タカミムスビ「ああ…独り言だ。気にしないでくれ」
先導役のタカミムスビは離れ、またヤソガミとヤガミヒメの二人きりになる...
怯えたヤガミヒメが沼に足を踏み入れてしまわないよう、細心の注...
ヤガミヒメ「わ…ここにはカエルさんが…いるんですね」
ヤソガミ「そのようだな」
ヤガミヒメ「気を付けて、進まないと……」
二人が話している間にもヒキガエルは鳴き続けている。そして恐ろ...
ヤソガミ「これは…!?」
ヤガミヒメ「きゃあ…!」
互いの声が聞こえなくなるほどのカエルの合唱。一体、何匹のヒキガ...
ヤソガミ「この量のヒキガエルに襲われたらまずい…行こう、ヤガミヒメ」
ヤガミヒメ「すんっ…ぐす…はい…」
大きな音に驚いてしまったヤガミヒメは涙目だ。ヤソガミの服を掴み、...
ペアが去ってからクエビコとタニグクが顔を出す。
クエビコ「作戦は成功だね」
タニグク「よかった!あとでヒキガエルたちを褒めなくちゃ」
クエビコ「次は…タケミカヅチとアメノトリフネのペアか」
タニグク「うん!スセリヒメたちには四番目の仕掛け地点で、少し待機...
クエビコ「そうか。ふふ…ここでは彼らにも驚いてもらうよ」
自信たっぷりに笑みを浮かべるクエビコ。彼は、いわば驚かしのエキ...
そして…タケミカヅチとアメノトリフネのペアが現れてから、数分後…。
アメノトリフネ「タケミカヅチの旦那!こっちにもいたよ!」
タケミカヅチ「ああ、こっちでも見つけた」
アメノトリフネ「こんなにもカエルが大量発生しているなんて、珍しいね...
辺りにいたカエルたちを発見、そして捕獲し始める二人の姿が、そ...
むしろ鳴いたら掴まってしまう、と悟ったカエルたちは鳴くのをや...
クエビコとタニグクは、その光景を茫然と眺めていた。
クエビコ「…あの二人、ここをもぐら叩き会場…もといカエル叩き会場...
タニグク「カ…カエルたちが……」
クエビコ「ごめん、タニグク…。俺のアイディアのせいでカエルたちが危険な...
タニグク「ううん!クエビコは悪くないよ。悪いのは、肝試しクラッシャー...
哀愁漂うクエビコとタニグクは、もう驚かすのを諦めて姿を現わそう...
ガサガサ!!
ヤソガミ「魔神だ!」
オオクニヌシ「モンスターでござりまする!!」
先に進んだはずのヤソガミペア。それから、これから来るはずだっ...
ヤソガミ「オ、オオクニヌシ!?タイミングが悪すぎるぞ!」
オオクニヌシ「ヤソガミ殿!すまぬ、撒ききれなかった…!」
ヤソガミ「大体お前はいつも…!」
スセリヒメ「喧嘩は後にして!今は敵を倒さないと!」
タケミカヅチ「ああ、なにやら事件のようだ。私たちも加勢しよう、...
アメノトリフネ「わかった!皆を守らないと!」
戦闘が始まろうとしている。オオクニヌシたちは戦闘態勢に入る。草...
(ボス戦)
**第二幕 ボス [#tc379197]
|>|~牛鬼・納涼|
|>|&ref(./牛鬼・納涼.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:1000|
|~報酬|[お化け]風神の涙ステッキ(赤)|
|~遭遇時|【第二幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|牛鬼・納涼を討伐した!&br;|
**第三幕 [#sc4b3c05]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-45 +15~16 +15~30
**第三幕 台詞 [#r15e605a]
-【第三幕】
戦闘が無事に終わった。皆、安堵の表情を浮かべている。お守...
イナリ「大丈夫ですか…!?」
タカミムスビ「ああ、無事だ。しかし、この場所に魔神が現れるとは...
スクナビコナ「どこかで、何かよくないことが起こっているんじゃな...
イナリ「可能性はありますね」
スクナビコナ「…今日はもう、中止にしない?このまま続けて、また...
イナリ「…そうですね」
アメノサグメ「それに、もう大分グダグダですからね…。も~…せっか...
タカミムスビ「はは…そちらのペアではハードルが高そうだ…」
運営陣の二人が企画中止の方向で話を進めていると、どこから...
雷神「はーっはっは。皆。最後の仕掛け役、俺のことを忘れて...
風神「雷神やないか。どないしたん」
雷神「俺が…この空気をぶち壊してみせるで」
風神「頼むから空気は読んでな?」
イナリ「雷神、何をしようとし……」
イナリの言葉を遮るように、雷神がいきおいよく草むらから現れる。
雷神「観念しぃや!スセリヒメ~!」
スセリヒメ「…えっ…!?」
雷神「アンタのことを、さらうでー!」
オオクニヌシ「スセリヒメ殿!後ろでござります!」
火車の格好をした雷神が、悪者っぽい顔をして登場する。
雷神「スセリヒメを取り戻したかったら、俺のことを倒さなあかんで...
スセリヒメを捕まえようとした雷神だが…。運悪く木の根に足を引っ...
ドターン!
雷神「あいたたたた…。…ん?これは柔らかい…」
スセリヒメ「どっ、どこを触ってるの…!?」
雷神「……ハッ!!」
雷神は倒れた拍子にスセリヒメに抱き着いてしまっていた…。とんで...
オオクニヌシ「スセリヒメ殿、お怪我は…!」
スセリヒメ「…オオクニヌシ」
オオクニヌシ「む?」
スセリヒメ「雷神は、悪役のようよ。…こてんぱんにやっつけちゃい...
オオクニヌシ「………承知!」
雷神「えぇっ!?ちょっ、ちょい待っ…」
スセリヒメ「問答無用よ…!」
…こうなればもう止められない。周りの神々とあなたは、彼らの...
(ボス戦)
**第三幕 ボス [#df9460b0]
|>|~[火車]雷神|
|>|&ref(./[火車]雷神.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:2000|
|~報酬|[火車]雷神の解放石(赤)|
|~遭遇時|【第三幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|[火車]雷神を討伐した!&br;|
**第四幕 [#r9cdf57e]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-50 +16~17 +16~32
**第四幕 台詞 [#x13e6323]
-【第四幕】
スサノオノミコト「何なんだあれは…!」
一連の顛末を草陰から見ていた某父は怒り心頭で、わなわなと...
スサノオノミコト「スセリヒメの可愛い反応を引き出すどころか、怒らせてい...
アメノミナカヌシ「フム…これが波乱万丈といふもの」
スサノオノミコトの隣で、アメノミナカヌシは緩く握った拳を顎に添え何か考え...
そのアメノミナカヌシの様子には気にも留めず、スサノオノミコトは熱心にスセリヒメ...
スサノオノミコト「企画が上手くいっていないのに、皆あのように反省...
スサノオノミコト「すっかり気が抜けて談笑まで始めているじゃないか...
怒りと羨望でまとまらない独り言を漏らすスサノオノミコト。
スサノオノミコトから発する瘴気は強くなる一方で、皆の知らない所でモ...
それを知ってか知らずか…いや、恐らく知った上でアメノミナカヌシは、...
アメノミナカヌシ「…小生思ふに、スサノオ自ら物語を紡ゐでみては?」
スサノオノミコト「つまり…俺が企画の進行をするのはどうか、と?」
アメノミナカヌシ「如何にも」
スサノオノミコトは、苛立っていた表情を徐々に変容させ、最終的に使...
スサノオノミコト「俺がぁ!手本をぉ!見せてぇ!やるぅ!」
悲しきかな。やはりこの父、暴走せずにはいられないのである。
スセリヒメの可愛い反応が見たいという欲望に支配されたスサノオノミコトは...
場所は変わり、ゴール目前まで来たヤソガミとヤガミヒメペア。
一旦企画はグダグダになったものの、とりあえず3ペアともゴール...
もはや先導役もない。ただその暗い夜道をまっすぐ行けばゴール...
この様子じゃもう脅かし役もいないのだろう、と察しているヤソカ...
ヤソガミ「…ヤガミヒメ?」
ヤガミヒメ「はっ、はい…!」
名を呼ばれだけでビクッと肩を跳ねさせるヤガミヒメ。
彼女は暗いのが怖いのか、怯えきっていた。わずかな月明かり...
ヤソガミは正直この企画はグダグダ過ぎて呆れてはいた。しかし、...
ヤソガミ「もう少しこうしていたいところだな…」
ヤガミヒメ「えっ…!そ、それは…困り…ます…」
ヤソガミ「ふっ、そうだな…すまなかった」
ヤソガミ「…ん?もしかしてあそこがゴールでは?」
ヤガミヒメ「…!本当ですね…明かりが見えます…」
ヤソガミ「では行こうか」
ヤガミヒメ「は…はい…!」
ゴールが見えて安心したのか、ヤガミヒメは少し小走りになる。その...
ヤソガミ「…!ヤガミヒメッッ!!」
ヤガミヒメ「…?何が……、…きゃっ…!」
ヤソガミはヤガミヒメを庇うよう抱き締め、二人はそばの草むらへと倒...
ヤソガミ「怪我は…!?」
ヤガミヒメ「だっ…大丈夫…です…。今…何が…?」
ヤソガミ「襲撃だ!モンスターが現れた!」
ヤガミヒメ「…そ…そんな…!…あっ…ヤ、ヤソガミさん…手に怪我を…」
ヤソガミ「掠り傷だ、気にするな」
ヤソガミ「それよりも今はこいつを倒さなければならない…!ヤガミヒ...
これは企画の一環ではない。モンスターの強い殺気を受けて、ヤソガミ...
こいつはここで倒さなければ。そう覚悟を決め、ヤソガミは戦闘態...
ゴールへ向かう3ペアの順は、当初の予定通りだった。
最初がヤソガミとヤガミヒメのペア。次にタケミカヅチとアメノトリフネのペア。最後...
一番後ろのオオクニヌシとスセリヒメのペアも、周囲の異常を察していた。
このペアだけは、二人の様子を逐一報告するために先導役のあな...
スセリヒメ「…辺りの様子がおかしい」
オオクニヌシ「はい。気を付けて進まなくては」
あなたも警戒して歩いていたが、進行方向から何やらただなら...
これは、タケミカヅチたちの声ではないか?とあなたがスセリヒメに伝え...
スセリヒメ「もしかして…!彼らのもとに、魔神が現れたのかも!」
あなたたちから少し離れた場所で、カキン!カキン!と戦闘に伴う金...
スセリヒメの読み通り、タケミカヅチとアメノトリフネは、突如として現れた魔神...
タケミカヅチ「大丈夫か、トリフネ!」
アメノトリフネ「余裕!…って程でもないけど、なんとか持ちこたえて...
タケミカヅチ「そうだな。隙を見て一旦引いて……」
苦し紛れにタケミカヅチが策を口にした直後、暗がりの中から駆け寄...
スセリヒメ「二人とも、無事!?」
アメノトリフネ「スセリヒメだ!」
オオクニヌシ「助太刀いたしまする」
タケミカヅチ「おお、これは頼もしい!」
あなたも皆と共に戦闘態勢に入る。あなたとオオクニヌシは目で合図...
オオクニヌシ「悪しき魔神よ!容赦はしません!いざ!尋常に勝負!」
(ボス戦)
**第四幕 ボス [#td66d153]
|>|~鵺・納涼|
|>|&ref(./鵺・納涼.jpg,540x330);|
|~HP|CENTER:5000|
|~報酬|[火車]雷神の涙ステッキ(赤)|
|~遭遇時|【第四幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|鵺・納涼を討伐した!&br;|
**第5 [#be343353]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|エリア、章名等|&ref(画像/nodata-majin.gif,nolink);|-?|+?...
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
|~|~|-?|+?~?|+?~?|~|
-55 +18~19 +18~36
**第五幕 台詞 [#i5256d91]
-【第五幕】
魔神を退けることに成功し、ゴール地点へと辿り着いたスセリヒメたち。
そこには他の神々もいたが、スセリヒメたちの帰還を祝福するムードで...
先頭を歩いていたペアももう到着しており、ヤガミヒメがヤソガミの腕...
異様な雰囲気に、あなたたちはイナリのもとへ向かい今の状況を聞...
イナリ「ああ…お帰りなさい。申し訳ありません、出迎えも出来ず…」
スセリヒメ「何があったの?」
スクナビコ「この地のモンスターや魔神が活性化しているんだ。瘴気が濃...
イナリ「肝試しの雰囲気作りのために、多少は瘴気を秘めた場所と...
イナリ「何故、ここまで瘴気が濃くなってしまったのか…」
肝試し運営事務局として、少なからず責任を感じているようでイ...
風神「そない気を落とさんでええって。イナリのせいやないやろ」
雷神「原因は他にあるはずやな!何やろ~」
風神「雷神が言うと何か気ぃ抜けるわ。黙っとき」
雷神「理不尽ちゃう!?」
皆があれやこれやと議論を重ねている最中、また新たな殺気。...
タケミカヅチ「くっ…諸悪の根源を絶たねば、埒が明かないな!」
オオクニヌシ「ええ。しかしまずはこやつを倒さなければ」
スセリヒメ「…!魔神が!ヤガミヒメの方へ!」
アメノトリフネ「ええ!?ヤガミヒメー!逃げて!!」
その声を聞き、はっとしたヤガミヒメ。魔神は一目散に彼女の方へ...
今まさに、魔神が二人を襲おうとした直後。ヤガミヒメは目に涙を...
ヤガミヒメ「ひっ…きゃあっ…!!」
……。……静寂。魔神の攻撃がピタリと止まった。そして突然、きゃ...
ヤソガミ「……は?」
神々たちの動きも止まり、皆の頭上には疑問符しか浮かんでい...
イナリ「何故……」
スクナビコナ「……もしかして」
勘づいたらしいスクナビコナが、ウカノミタマに耳打ちをする。
ウカノミタマ「ふむ?どれ…試してみるのじゃ!」
その呟きに反応し、次に魔神はウカノミタマの方へと飛び掛かった。
それに合わせて、ウカノミタマはすぅと息を吸って、悲鳴を上げる。
ウカノミタマ「きゃあぁ~!なのじゃ~!」
すると、彼女のリアクションに合わせて魔神はまた攻撃を中断し、先...
オオクニヌシ「不思議でござりまする。本当は敵意がないのでしょう...
スセリヒメ「…………」
理由はないが、なんとなく嫌な予感がするスセリヒメ。そこへひらり...
アメノミナカヌシ「其の魔神、実に分かり易くて好いじゃあないか」
スクナビコ「それってどういう意味?」
アメノミナカヌシ「先ずは此の瘴気、スサノオのもので。娘の愛らしい姿を...
アメノミナカヌシ『自ら物語を紡ゐでみては?』と」
などと、悪びれなく言うこの神に対して一同は愕然とした。
アメノサグメ「えっと、それってまず、スセリヒメの驚く姿を見れなかっ...
タカミムスビ「更に、アメノミナカヌシ様がそそのかして、その瘴気をますま...
アメノミナカヌシ「言ゐ方は好くないが、まぁ其の通り」
クシナダヒメ「だから、そのスサノオさんの瘴気に当てられた魔神たちは...
アメノミナカヌシ「御名答」
すっかり事情が分かってしまい、スセリヒメは片手で頭を抱えてその...
スセリヒメ「あぁ…もう…なんで…お父様はいつもいつも……」
イナリ「そもそもスサノオノミコト様には、この計画は秘密にしていたはず...
イナリの言葉を聞きぎくりとするのはクシナダヒメ。過去の失態がバレる...
アメノミナカヌシ「其れでは皆様、父が紡ぐ物語をどうぞお楽しみに――…」
タカミムスビ「いやいや、待つんだ」
アメノミナカヌシ「ぐぇ」
風に舞うよう姿を消そうとしたアメノミナカヌシの首根っこを捕まえた...
タカミムスビ「こうなってしまっては、この地の収集がつかない。現...
タカミムスビ「スサノオノミコトの居場所を教えて下さい。」
アメノミナカヌシ「居場所?はて、何所だったか」
のらりくらりと曖昧な返事をしようとしたアメノミナカヌシだが、タカミムス...
アメノミナカヌシ「…嗚呼、確か向こうの森だったような」
イナリ「…事情も分かったことですし、皆で協力してこの事態を収...
肝試し企画は失敗してしまった!次回に乞うご期待!…で終わる...
当初の目的すらまだ果たしてすらいないのに、目的が『スサノオノミコ...
各々思う所は多々あるが、今はとにかくスサノオノミコトを何とかしな...
<作戦検討中………>
<作戦検討中…>
イナリは皆の前に出て作戦を話し始めた。
イナリ「まず、スサノオノミコト様の元へ向かう途中、モンスターや魔神が襲っ...
イナリ「それに対しては『驚いたフリ』をして、敵の動きが止まった...
スクナビコ「いいね。魔神たちを効率よく退治できそうだ」
イナリ「ええ。そして、スサノオノミコト様の元に辿り着いたら、スセリヒメさ...
スセリヒメ「わかったわ。暴走を止める為なら仕方ないものね」
スセリヒメ「首の後ろを狙う?それとも腹部?後頭部でもいいかもし...
ワクムスビ「あわわわ…」
イナリ「違います。全てを一瞬で終わらせようとしないでください」
イナリ「今のスセリヒメさんの意気込みなら彼を一撃で倒せるかもしれ...
イナリ「スセリヒメさんが驚くリアクションをして、スサノオノミコト様がスセリヒメさんに...
タケミカヅチ「いい作戦だな」
タカミムスビ「ああ、それでいこう」
スセリヒメ「……そうね」
わざと驚くリアクション。これをしなければならないと知り、乗り気...
父が暴走してまた魔神化したというだけでもちょっとした面倒...
複雑そうな彼女の様子に気付き、あなたは声を掛けようとした。
しかし、オオクニヌシがあなたを片腕で制止し頼もしい表情で、ひと...
(ここはそれがしにお任せあれ)と言わんばかりの自信ありげ...
オオクニヌシ「スセリヒメ殿」
スセリヒメ「オオクニヌシ君…?」
オオクニヌシ「重大な役目にプレッシャーを感じてしまう気持ちはよくわか...
オオクニヌシ「しかし、そのお役目はスセリヒメ殿にしかできません。今は...
……よかった、いつも通りの彼だ。逆に安心感すら覚える神々と...
スセリヒメ「…そうよね…」
スセリヒメもその言葉を聞き、逃げ場はないと悟ったのか…すべての...
イナリ「では…班を分けましょう。まずは、魔神やモンスターが四散しな...
スクナビコ「ぼくがまとめるよ」
ウカノミタマ「わしは極上握り飯を振舞うのじゃ」
スクナビコ「握り飯はいるか分からないけど…あとは、仕掛け役のみ...
イナリ「それから、アメノミナカヌシ様もお力を貸してください」
アメノミナカヌシ「小生も、とは…随分な大所帯で」
イナリ「次に、スサノオノミコト様を救出する班は、こちらの皆さまに」
オオクニヌシ「頑張りまする」
スセリヒメ「驚く練習が必要かしら…」
風神「驚かしてやろか、スセリヒメ」
雷神「ついさっき肝試し中すら驚かすの失敗してたのによう言...
イナリ「それから僕と、ヒメ、クシナダヒメさん、…肝試しのペアの四人も」
ヤガミヒメ「また怖い所に…」
ヤソガミ「大丈夫だ、何があってもヤガミヒメのことは守ってやる」
タケミカヅチ「腕が鳴るな」
アメトリフネ「うん!スサノオノミコト様を助けないと!」
それぞれの班に分かれた皆は互いに言葉を交わし、やる気は十...
イナリ「それでは各々、作戦に移りましょう。魔神化してしまった...
皆はぐれないようにと気をつけながら暗い森の中を進む。
その途中、モンスターや魔神に遭遇するたび、皆はイナリの作戦を発動...
スクナビコ「うわぁ」
ウカノミタマ「びっくりなのじゃ!」
ワカウカメ「よし今だ!敵を叩け!」
クエビコ「…あんなやる気のない驚き方でいいの?」
タニグク「さぁ…魔神たちは喜んでるからいいんじゃない?」
アメノウズメ「わわぁ!驚きすぎちゃって踊っちゃう♪」
サルタヒコ「見事な驚きっぷり!その隙に俺が…はぁっ!」
楽しそうに驚くリアクションしながら、着実に敵を倒していく面々。...
徐々に敵の数も増えてきた。攻撃も苛烈になっていき、神々の...
ワクムスビ「きゃあっ!」
アメノミナカヌシ「フム、此れは危ない…」
飛び出してきたモンスターからワクムスビを救ったのはアメノミナカヌシ。
モンスターの強い威力の攻撃を受け、木々が傷付く。その様を見たアメ...
アメノミナカヌシ「些か遣り過ぎのようでもある」
トヨタマヒメ「ほんっと…!どうなってるのよ!」
タマヨリヒメ「きゃっ」
既に驚くリアクションはわざとではない。それだけ皆必死だった。
不意に、ザァッ!と強力な攻撃が敵を一掃する。
その攻撃の主に、皆の視線が集まる。敵に押され気味な空気を...
ヤソガミ「オオクニヌシ!お前たちは先に行け。このままじゃいつまで経...
ヤガミヒメ「ここで…頑張って敵を足止めしますから…」
タケミカヅチ「そうだな、あまりにも敵が多すぎる」
アメノトリフネ「スサノオノミコト様の執着心を甘く見てたかも…」
濃過ぎる瘴気について、アメノトリフネが冗談めかして肩をすくめる。
彼らがいればきっと大丈夫だろう。あなたはイナリを方を見て、行...
イナリ「…っそうですね。僕たちは先に進みましょう…!皆さんどう...
月明かりが彼らを照らす。
更に先に進むと、少し開けた場所に出たが、そこには濃い瘴気...
間違いなく瘴気の発生源だろう。スサノオノミコトの姿を探すまでもな...
スサノオノミコト「もっとだ!もっと驚かせろぉ!」
そこには完全に魔神化したスサノオノミコトがいた。遂に、彼らは目的...
クシナダヒメ「スサノオさん…あんな姿に…」
オオゲツヒメ「早く何とかしないと…ねぇ、スセリヒメ…。…ん?スセリヒメ?」
スセリヒメは暴走している父を目の前にし、肩を震わせていた。
これが父の姿を憐れみ悲しむ気持ちからだったら、どんなによ...
スセリヒメの瞳に宿っていたのは、怒りの炎。
呆れや心配や脱力などあらゆる感情が一周回って、怒りに到達...
スセリヒメ「…………」
イナリ「あっ、あの、待ってくださいスセリヒメさん」
雷神「気持ちはわかる!めっちゃわかるで!!」
風神「落ち着くんや、スセリヒメー!」
怒り心頭のままスサノオノミコトの方へ歩み出そうとするスセリヒメ。そんな...
イナリ「すっ、すぐにでも、作戦を実行しましょう…!スセリヒメさんの...
なんとか作戦開始。まずは、スセリヒメを残し、他の七名は木陰に身...
イナリ「そして…スセリヒメさんだけが、取り残される」
オオクニヌシ「スセリヒメ殿は、スサノオ様に気が付かないふりをするのですよ...
クシナダヒメ「うんうん、スセリヒメの演技、上手だね」
オオゲツヒメ「ねっ。おろおろしながら、皆を探し回るスセリヒメ…!」
草陰に隠れた神々は、息を潜め、演技をするスセリヒメの様子を眺め...
スセリヒメ「皆…どこなの…?一人じゃ心細いわ…」
口元に手を当て、眉下げどこか寂しそうに辺りを見回すスセリヒメ。...
雷神「…あ!スサノオが、スセリヒメに気付いたで!!」
スセリヒメを見つけたスサノオノミコトは嬉々として彼女の背後へと忍び寄る...
演技だとはつゆ知らず。今だ!と思ったのか、スサノオノミコトは自身...
スサノオノミコト「わぁっ!!」
スセリヒメ「きゃぁっ…!」
普段絶対に出さないような可愛らしい悲鳴。イナリたちですら、驚...
ならば当然この男、スサノオノミコトも大満足だろう。じーんと余韻を...
好機到来!皆一斉にそう思った。
オオクニヌシ「…今だっ!」
身を隠していた神々が一斉にスサノオノミコトに襲い掛かる。
皆もうまっしぐらに、スサノオノミコトへ。脇目も振れず…いや、脇目も...
何故なら、少しでもスサノオノミコトから目を逸らしてしまったら、恐...
スサノオノミコト以上に強烈な瘴気を放つ、彼女──…
スセリヒメの鬼の形相が。
(ボス戦)
**第五幕 ボス [#q3cb590a]
|>|~須佐之男魂|
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|~HP|CENTER:5000|
|~報酬|[火車]雷神の涙ステッキ(青)|
|~遭遇時|【第五幕】エリアボス出現!&br;|
|~撃破時|須佐之男魂を討伐した!&br;|
**肝試し会場最深 [#ib90e6b9]
[#d14ebd57]
|~エリア名|~画像|~行動|~経験|~ジェム|~その他|
|肝試し会場最深|&ref(画像/nodata-majin.gif,240x130);|-50|...
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