再来!天地修復-溢れ逝く時空- ストーリー のバックアップ(No.1)
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- 1 (2015-07-31 (金) 08:49:27)
※○○にはユーザー名が入ります
新たなエリアへの挑戦、モンスターとの戦い、魔神戦……
度重なる冒険に、○○は多少なりとも疲れを感じていた。
「少し、お休みを取られた方がいいかもしれませんね〜」
ナビィの声かけに軽く頷く。
ちょうど中国山脈に差し掛かったところで小川を見つけ、
そこで軽く休憩をとろうという話題になっていた。
「あら、お休みですか?」
声のするほうへ振り向くと、羽衣を揺らしながらジョカがゆったりと近づいてくる。
「わぁ、ジョカ様!こんにちは〜!」
「うふふ、こんにちは。お会いできてうれしいわ」
ジョカはナビィと軽く挨拶を交わし、ふわりと地面に降り立つ。
「お休みになるなら、ちょうどいい場所がありますよ」
「え、本当ですか!?」
食いつくナビィを見て、そっと口元を隠しながらジョカが微笑む。
「以前、天地が崩壊した事件があったこと、おぼえていますか?」
「その修復した場所、今では中華桃源郷と呼んでいますが……」
「羽を伸ばすにはちょうどいい場所だと思います」
中華桃源郷とは、中国地域の一角にある場所で、
花に満ち、水は澄み、天は近く、まさに桃源郷の名に相応しい名所だ。
以前、ジョカとバンコが崩壊した大地を修復した際に生まれた所のため、
比較的新しい場所ではあるが、ジョカいわく中国地域の神達が訪れる憩いの場となっているとのこと。
「ここからそう遠くないので、私でよろしければ案内しますよ」
「本当ですか?わぁ、とっても気になります〜!」
ナビィもジョカも、楽しそうに声を弾ませている。心は既に中華桃源郷にあるようだ。
「バンコにも伝えてきましょうか。きっとお饅頭を用意してくれると思うわ」
「素敵ですね〜♪ではせっかくですし、早速行ってみましょうか!」
ナビィに手を引かれ、中華桃源郷へと出発することとなった○○。
そのときはまだ誰も、その後の事態を察することはできなかった。