甦れ!恵方のタマゴエリアデータ のバックアップ(No.11)
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ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子になる気がしたので。エリアデータはこちら。必要項目が足りない可能性があります。改変よろしくお願いします。(nameless)
※第3章の「探索!北欧編」のオーディン、トールと出会う辺りの台詞情報お持ちの方は情報提供お願いします
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなので、その辺のデータは参考程度に。
※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント、訂正お願いします。
情報提供等 †
わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかないので是非ご協力を。
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名を他情報と一緒に添えてください。
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- 探索!ケルト編
ヌアダ「怪我はなかったかい?何事もなく仕留められて良かったよ」
ネヴィン「ふふん、見たか?私の武勇を!」
ダヌ「突然だったからびっくりしちゃった!一体何があったの?」
ヌアダ「いや、何てことはないよ。少し太ったネズミを退治しただけさ」
ボアーン「太ったネズミね…よく言ったものだわ。なぜ太ってしまったのかしら?」
吉祥天「阿多福ちゃん、こっちこっち!タマゴの殻がいっぱい!」
阿多福「あっ…!ほんとだ……」
ヌアダ「客人が居たか。これは失礼したね」
ディアン・ケヒト「…ふむ、なるほど…?これが原因ですか。興味深いものです」
吉祥天「あ~っ!それ吉祥天が先に見つけたのに~!」
ディアン・ケヒト「なんです?これに何か用があるのでしょうか」
阿多福「ひっ……き、吉祥天ちゃん……」
ネヴィン「ディアン、それはなんだ?この私でも見たことがない!説明してくれないか」
ディアン・ケヒト「何かの殻でしょうね。しかし、ただのゴミとは違う…おかしな力を秘めているようです」
吉祥天「それ、年神くんのタマゴの殻なの!」
ダヌ「あちこちに落ちてしまってるのを集めているんですって!ディアン、それは二人に返してあげてくれない?」
ヌアダ「あちこちにねぇ…ケルトにもまだ落ちているのかもしれないと」
ディアン・ケヒト「やだなぁ、誰も非力な神からこれを奪うなどとは言ってないじゃないですか」
ディアン・ケヒト「しかし…ククッ…どういたしましょうか。そのまま返してしまうのには…ねぇ、ミアハ」
阿多福「!……き、吉祥天ちゃん…ほ、骨が動いて…み、見ちゃった……」
吉祥天「え~?!骨?!そういうファッションなの~?やだ~!」
ヌアダ「ははは…そのくらいにしてあげなさい。お嬢さん方が怯えてしまっているよ」
ディアン・ケヒト「ククッ冗談ですよ。こんなもの私には必要ありませんからね」
ネヴィン「ディアンは顔が怖いからな。しかし、知識においては私も一目置いているんだ!特に医術に関してはダーナ神族随一だぞ!私は信頼している」
ネヴィン「諸君、このタマゴの殻?を集めているのであれば我々ケルトの神々も助太刀しよう。ヌアダ、構わないな?」
ヌアダ「やれやれ…仕方がない。この事件はさすがに他人事では済まなさそうだからねぇ…」
吉祥天「盗んじゃだめだよ~!」 - 探索!中国編
所変わって組み分けの関係で、単身中国地域に向かうこととなったニニギ様。日本地域から近く、寒すぎない地域ということで選んだらしいが…?
ニニギ「中国山脈って言うだけあって歩くのしんどいなー…なにこれ?岩山ばっか」
???「日本の神様かしら?」
ニニギ「んー…?あっ、中国地域の神様?」
???「ええ…わたくしはジョウガですわ」
???「私はジョカと申します。ちょうど二人でくつろいでいた所よ」
ニニギ「いや~単身で来てよかったー!美人な女神様に囲まれちゃうなんてツイてるかも」
ジョカ「まぁ、口が上手ね!中国にはどういった用事で来たのですか?」
ニニギ「えーとまぁ、大したことじゃあないんだけど」
ニニギ「これ、おねーさんたちは見覚えない?キラキラひかってるタマゴの殻ね」
ジョウガ「タマゴの殻…?ですが、普通のものとは違うようですね…」
ジョカ「キラキラ光っているのですか?…本当だわ、とても綺麗!」
ジョウガ「…なんでしょう?このタマゴの殻…少し力を感じるのですが…」
ジョカ「そうですね……あっ!あぶない!」
ニニギ「ぐえっ!?」
プロローグ~第1 †
第1 台詞 †
- 甦れ!恵方のタマゴ~プロローグ~
吉祥天様、阿多福様の呼びかけに応えた神々が日本神社に集まり、お互いに顔を見合わせる。
年神様、カヨヒメ様、国御柱神様、天御柱神様に加え、この場に駆けつけたのは、大黒天様、毘沙門天様、布袋様、福禄寿様、宇賀神様、アメノウズメ様、サルタヒコ様だ。吉祥天様、阿多福様はまだ戻っていない。
アメノウズメ「ホントにちっちゃいままだね~!どうしちゃったんだろ…?」
毘沙門天「このまま正月を迎えられないとなると、なかなか困ったことになるな」
布袋「他の地域も異変が起きちゃってるんでしょうか?だとしたら大変ですね~」
福禄寿「時間がおかしいのは何かまずいことがあるのかのう?ぐうたら過ごしやすいではないか」
大黒天「福禄寿はそう言うが、正常な時間の流れに戻す必要はあるな。このままではいつ日が落ちなくなるかもわからん」
宇賀神「その通りだね。いつの間にか時間が止まっていた…となってたら笑えないよ」
年神「今の状態が成長が止まってるのか、緩やかになってるだけなのかもわかんないんだよな」
カヨヒメ「でもいつもと比べると明らかにおかしいの…何が起きてるんだろう?」
年神「ちゃんと成長してタマゴに戻れれば大丈夫だと思うんだけどな…力が足りてないのか?」
サルタヒコ「…力……?」
国御柱神「力…そういえば…」
国御柱神「年神が以前魔神に力を奪われたとき…あの時はタマゴから出られなくなっていましたよね」
天御柱神「ああ、そういえばそうだったな…あの時も姿が変わらなかったんだったか」
カヨヒメ「そのときと原因が同じ…なのかな。でも子供の姿から成長しなくなったのは初めてだよね」
年神「そうなんだよな!魔神に捕まったわけでもないし…」
アメノウズメ「最近変な事件多いよね~、この間も神様が行方不明になったり、おかしな砂があちこちにあったり…」
サルタヒコ「…………」
アメノウズメ「ねぇっ、サルタヒコもそう思わない?」
サルタヒコ「…ん?ああ」
アメノウズメ「あれ、サルタヒコ…何か考え事してた?」
サルタヒコ「…いや、大したことではないが」
布袋「なんでしょうか~?教えてくださいよ~」
サルタヒコ「……それだ」
サルタヒコ様が指差す先には、年神様の手のひらの中で光るタマゴの殻の破片があった。
サルタヒコ「それが…年神のタマゴの殻なら……何か、役に立ちそうだな、と…」
大黒天「確かに、年神のタマゴの殻は神具であったな」
???「遅れたわー!皆もう揃ってるの?」
吉祥天「お待たせ~。七福神全員集合だよ~♪」
弁財天「なんか大変なことになってるって聞いたけどどうしたの?」
寿老人「年神が大人にならないって吉祥天から聞いたけど…」
恵比寿「なんや、ほんまにまだちんちくりんやなぁ!」
年神「なんだよー!俺だってほんとは恵比寿よりでっかくなってるはずなんだからな!」
弁財天「大人になった年神、結構身長伸びるものね~」
寿老人「そうそう、年神に見てもらいたいものがあるのよ。これ、見覚えない?」
年神「ん?なんだ?…あ!」
サルタヒコ「……殻、か?」
寿老人「やっぱり年神のタマゴの殻だったのね。殻が地面に落ちてたから拾って……ぷぷっ、からって二回も…」
吉祥天「やだ~!寿老人さん寒~い!」
宇賀神「あはは。寿老人は面白いなぁ」
アメノウズメ「この欠片、結構落ちてるものなのかな?寿老人よく見つけたね~!」
寿老人「すごいでしょ?と言っても、たまたま見つけて拾っただけなの。そう、タマゴの殻をたまたま……ぷっ、クスクス…」
毘沙門天「もう放っておこう」
吉祥天「あれ、阿多福ちゃんはまだ帰ってきてないの~?」
アメノウズメ「うん、まだ…もうちょっと神様を探すって言ってたよ」
カヨヒメ「もうそろそろ戻ってくるかな?」
阿多福様のことを心配しはじめたころ、ちょうど遠目に阿多福様が戻ってくる姿が見えた。コノハナサクヤヒメ様、コノハナチルヒメ様、そしてイワナガヒメ様の姿も見える。
阿多福「あの……遅れて、ごめんなさい」
吉祥天「ううん、待ってないよ~♪コノハナサクヤヒメさん、コノハナチルヒメさん、イワナガヒメさんこんにちは~♪」
コノハナサクヤヒメ「こんにちは。ふふふ、概要は阿多福から聞いたわ」
弁財天「あら、イワナガヒメじゃない!アンタに会うのも久しぶりだわ~」
イワナガヒメ「あ…こんにちは。そ、その…」
コノハナチルヒメ「ちょうどイワナガヒメのお着物に合うアクセサリーを探していた所だったのよ」
アメノウズメ「アクセサリー?あ、キラキラしててカワイイね~!とっても似合ってるよ~!」
イワナガヒメ「ほ、本当ですか…!ありがとうございます…」
コノハナサクヤヒメ「イワナガヒメを着飾るの、とっても楽しいのよね。髪が綺麗だから、髪飾りが何でも似合うのよ」
恵比寿「何の集まりなんかわからんくなってもたなぁ」
カヨヒメ「年ちゃんを元に戻すための集まりだよ」
布袋「そうですね~!恵比寿さん、忘れっぽいんだから~」
恵比寿「アンタに言われとぉないわい」
年神「このタマゴの殻、集まったら一段と力が戻ってくるような気がするぜ!」
国御柱神「年神の力が、なんらかの理由で各所に散らばってしまったのかもしれませんね」
コノハナサクヤヒメ「そういえば、つい先日も赤土地域を中心に似たようなことがあったばかりでしたわね」
コノハナチルヒメ「あのときの事件は片付いたのかしら?日本地域から居なくなった神が少ないから、よく知らないのだけど」
イワナガヒメ「…な、何が起きたのでしょう?わたくしも、あまり詳細を知らず…」
毘沙門天「確か、各地で行方不明事件が発生したのだったな。あの事件は、一応神々が戻ってきたことで終息したと思ったが」
大黒天「日本地域で居なくなったのはタケミカヅチだったか?」
天御柱神「俺も詳しくは知らないが、神が力を奪われてどこか別の次元にとらわれてたんだってな」
イワナガヒメ「べ、別の次元に…?封印のようなもの…なのでしょうか…わ、わたくし、思い出したら震えが…」
恵比寿「うわ!?じ、地震かいな!」
コノハナサクヤヒメ「イワナガヒメ、大丈夫よ。閉じ込められたけれど、封印とは違うって聞いたわ」
イワナガヒメ「そうなのですね…!少し…安心いたしました。もう、あの暗くて何もわからない空間に閉じ込められたくはないです」
コノハナチルヒメ「今はワタシたちが居るから安心して大丈夫よ」
恵比寿「じ、地震収まったんか?」
寿老人「とにかく、他の神様にも聞いてみたほうがよさそうね」
宇賀神「そうだね。ここでたむろっているより賢明かもしれない」
アメノウズメ「それってつまり、他の地域にも出かけてみるってこと?」
寿老人「ええ、場合によってはそうなるかなぁと思うの」
サルタヒコ「……キノコ山や黄泉の国も…見たほうが良いだろうか」
カヨヒメ「ウミサチさん、ヤマサチさんにも相談してみようかな…」
布袋「殻を探すんだったら、人手は多いに越したことありませんよね~」
福禄寿「まさかワシも加わってるんじゃなかろうな…」
布袋「あれっ、福禄寿は殻探ししないんですか?楽しそうなのに」
恵比寿「皆がやったるで!って中でぐうたらしとんのアンタだけやで」
福禄寿「ふむふむ、ではワシは炬燵で寝る係になるかの」
大黒天「うん?海上神社の炬燵ならナビィに頼んで洗濯してもらっているが」
福禄寿「な、なんてことを!」
寿老人「じゃあ殻探し、ワタシたちも頑張りましょ」
年神「みんなありがとな!」
年神「俺もあちこち調べてみるぜ!走り回るのなら自信あるからな!」
吉祥天「手分けして調査するのって、なんだかワクワクするね~!ねっ、毘沙門天さん♪」
毘沙門天「ま、まて。何故俺に振った」
???「ん?みんなで集まって何の話?恋バナ?」
アメノウズメ「あっ、ニニギ!」
国御柱神「ちょうどいいところに来てくれましたね。少しお手伝いをしていただきたいの」
ニニギ「お手伝い?ふーん、田植えかなんか?」
恵比寿「まーた適当言いよる。時期ちゃうやろ」
年神「俺の力が足りなくて時間がおかしくなってるんだ」
ニニギ「あれ?年神ちっさいなー。なんで?」
天御柱神「あのなぁ…」
コノハナサクヤヒメ「今から年神のタマゴの殻を集めることになったのよ。もしかしたら各地に散らばっているのかもしれないから、調査を兼ねてね」
ニニギ「へー、よくわかんねぇけど暇つぶしにはちょうどいいかも」
イワナガヒメ「あ…ニニギ様。ご機嫌いかがでしょうか…その、先日はわたくし、失礼なことを…」
ニニギ「げっイワナガヒメ…えーっとそれについては…」
コノハナチルヒメ「あら、なぜ逃げるのかしら?」
コノハナサクヤヒメ「ニニギだったらちょっと地面にめり込ませたくらい大したことないわよ。気にしなくてもいいわ」
イワナガヒメ「で、ですが…本当に申し訳なく…」
コノハナチルヒメ「ふふふ、彼は丈夫よ。ね、ニニギ」
ニニギ「いや、一応死ぬかと思ったんだけどな!」
ニニギ様が加わり、一層賑やかさが増す一行。まずは、日本地域外にも欠片がないか、年神様、カヨヒメ様、ニニギ様でアメノミナカヌシ様に伺い、他のメンバーは日本神社周辺を調査し、そののちに再度集合することとなった。 - 調査!殻はどこへ?
年神「アメノミナカヌシっていつもどこにいるのかわからないよな。いっつもふらふらしてるじゃん!」
ニニギ「わかるわかる。じーさんだから仕方ないのかな」
???「フム、如何謂ふ事かい」
ニニギ「うわっ出た!神出鬼没すぎるっしょ」
アメノミナカヌシ「可笑しいねえ。小生は、先程から此処に居たのだが」
カヨヒメ「アメノミナカヌシさん、聞きたいことがあるの。お話聞いてくれる?」
アメノミナカヌシ「ヤア、構はないよ。貴君ら、何かを探してゐるやうだが…」
年神「俺のタマゴの殻探してんだ!あちこちに落っこちてるみたいなんだけど…」
カヨヒメ「日本地域だけに散らかってるのか、他の地域にも落ちてるのかわからないかな…」
アメノミナカヌシ「フム。見てみやう。暫し待ち給へ」
ニニギ「あれ、じーさんっていつも地上が見えてるんじゃないの?」
年神「見てるけど忘れちゃうのか?」
ニニギ「あー、なんとなくわかった」
ニニギ「異変があってもあんまり気に留めてないんだな。わかるわー、どうでもいいこととか見てても覚えてないもんな!」
年神「俺の異変はどうでもよくないだろ!」
カヨヒメ「えっと…ふたりとも、静かにしないとアメノミナカヌシさんが集中できないよ」
アメノミナカヌシ「遅くなつたねえ。アヌに尋ねた所、バビロニアにも落ちてゐるやうだ。この目でも確認したが、全地域に散らばつてゐるよ」
年神「えーっ、なんでそんなことに?」
カヨヒメ「とにかく、早く皆にお知らせした方がいいかも…」
ニニギ「アヌって誰?」
アメノミナカヌシ「小生の友人さ。バビロニアへ向かうのなら、話を通しておくとしやう」
年神「バビロニアかー、あんまり行ったことないよな」
カヨヒメ「去年かな?年ちゃん、マルドゥクくんと遊んだよね」
年神「まるどぅく…」
年神「あ!わかった。力が強い神様だ!面白かったなー、風捕まえたりしたやつ!」
ニニギ「よくわかんねぇけど、ミナカヌシじーさんの友達って嫌な予感しかしないわー」
カヨヒメ「じゃあ、年ちゃん。私たちはバビロニアに行ってみようよ」
カヨヒメ「でも、まずは他のみんなに伝えに戻ろう。ニニギさんももう少しお手伝いしてくれる?」
ニニギ「バビロニア行かなくていいなら別にいいけど」
カヨヒメ「よかった、ありがとう」
アメノミナカヌシ「安心し給へ。小生がニニギを見張つてゐるからね」
ニニギ「ひっどいわーちゃんと頼まれごとくらいしますって」
年神「ほんとかー?」
ニニギ「いくらなんでも俺信用なさすぎじゃね?」
アメノミナカヌシ「貴君の口は雲の様に軽いからねえ。貴君の口を介すと、蛇には十も足が有り、魚は宙を泳ぐ生き物なのだらう」
ニニギ「うわ、またじーさんはじまったよ」
その場は一旦アメノミナカヌシ様と別れ、年神様、カヨヒメ様、ニニギ様は日本地域内を調査していたほかの神々と合流し、情報を共有する。
コノハナサクヤヒメ「あら、ちょうどいいところに帰ってきてもらえたわ」
ニニギ「何?」
コノハナチルヒメ「ほら見て。結構見つけたと思わない?」
年神「タマゴの殻だ!」
年神「日本地域だけでこれだけ落ちてたんだな…」
イワナガヒメ「…探せば、きっと…もっとたくさんあるかと思います。日本神社周辺を探しただけですので…」
カヨヒメ「日本地域の探索も、続けた方がいいのかな…」
???「年神、カヨヒメ!助けに来たよ!」
???「おう、年神にカヨヒメ!困ってるって聞いたぜ」
カヨヒメ「あ、ヤマサチさん、ウミサチさん。来てくれたんだ」
ヤマサチヒコ「あっ、ウミサチ!先に来たのはアタシだよ!」
ウミサチヒコ「ヤマサチ?!何でお前までいるんだよ」
恵比寿「うわ、はじまったわ~」
宇賀神「賑やかだね」
カヨヒメ「私と年ちゃんでバビロニアに行ってくるね。タマゴの殻、他の地域にも落ちてるんだって、アメノミナカヌシさんが言ってたの」
アメノウズメ「他の地域にも?手分けして探したほうがよさそうだね~!」
ニニギ「なんでだろなー」
コノハナサクヤヒメ「じゃあ、ワタシたちも他の地域へ出かけたほうがよさそうね」
コノハナチルヒメ「そうね…アヌビスに会いにエジプトにでも出かける?」
イワナガヒメ「え、エジプト…!恥ずかしくない格好をしなくては…」
大黒天「こういったときに顔が広いと助かるな」
宇賀神「そういう大黒天も顔がひろいじゃないか」
天御柱神「国御柱神、どこに行きたいとかあるか?」
国御柱神「ええと、そうですね…」
神様たちはそれぞれ組み分けをはじめる。手分けして各地を調査しに向かうようだ。それぞれの向かいたい地域を述べるなどしながら数分後、ようやく組み分けが決まった。
カヨヒメ「じゃあ、これで問題なさそうだね」
布袋「お出かけするの楽しみですね~、なんだかわくわくして眠れなさそうです」
福禄寿「むにゃむにゃ…おお、終わったかの」
寿老人「ええ、終わったわよ」
弁財天「善は急げよ。早く行きましょう?」
吉祥天「弁財天さん、お酒を飲みすぎちゃだめだよ~♪ねっ、阿多福ちゃん!」
阿多福「……えっ?…あ…うん」
弁財天「大丈夫大丈夫!味見する程度なら問題ないわよ!」
毘沙門天「本当か……?」
サルタヒコ「…………」
ニニギ「サールタヒコ!どこ見てんの」
サルタヒコ「……そこの茂み…何か気配を感じる」
毘沙門天「む。敵か?」
ニニギ「え?そんなのいるの?」
(ボス戦)
第1 ボス †
日本神社の怪異 牛鬼 | |
---|---|
HP | 2016 |
報酬 | 甘酒 |
遭遇時 | サルタヒコ様の感じた気配。 その相手はこちらの視線に気がついたのだろうか、 突然茂みから飛び出し、襲い掛かってきた! |
撃破時 | 飛び出してきた魔神を討伐するとそのあとからキラリと輝くものが目に入る。 拾い上げてみると…皆で探すこととなった年神様の殻に間違いなかった。 それから、 七福神たちの意見から拠点を海上神社に移し、 タマゴの殻を集めるべく神々は各地に散った。 |
第2幕 †
第2幕台詞 †
- 探索!バビロニア編
アメノミナカヌシ様の紹介で、バビロニア地域に訪れることになった年神様とカヨヒメ様。荒野を抜け、空高くそびえ立つ塔の前に到着した。
年神「バビロニアって日本地域とは景色が全然違うんだな!」
カヨヒメ「うん、そうだね…こんなに高い塔、日本にはないもの」
???「あ、二人は…」
カヨヒメ「こんにちは。えっと、キングーだよね」
キングー「はい!…えっと、カヨヒメさんと年神さん、ですよね」
年神「よく知ってるな!」
???「前にも会っただろ!」
キングー「あっ、マルドゥク!エンキさんから出されてた宿題やってたんじゃ…」
マルドゥク「それはいいの!後でやるからなっ!」
キングー「本当かなぁ…」
カヨヒメ「マルドゥク、お久しぶりだね。会えて嬉しいな」
マルドゥク「日本から遊びに来たんだろ?」
年神「遊びに来たわけじゃないけどな」
マルドゥク「えーっ、つまんねー!せっかく来たんだから遊んでいけよ!」
キングー「ま、マルドゥク、無理言っちゃだめだろ。何か用があってきたんじゃない?」
マルドゥク「オレは遊びたいのっ!なー、ムシュフシュ!」
ムシュフシュ「フシュ…?」
キングー「ムシュフシュも困ってるじゃないか」
年神「俺も遊びたいけど、他のみんなががんばってるから我慢するんだ。オトナだろ?」
マルドゥク「他のみんな?」
カヨヒメ「うん。今タマゴの殻を探しているの。こんな感じの…」
キングー「あ、綺麗ですね!」
カヨヒメ「これ、年ちゃんのタマゴの殻で、魔神が持って行っちゃったみたい」
マルドゥク「なに?魔神倒しに行けばいいの?」
年神「普通に落ちてるだけのこともあるみたいだぜ」
マルドゥク「じゃあ魔神倒しに行ってくるぜ!」
キングー「ちょ、ちょっと待ってよ!このことはティアマトさんにも伝えた方が…」
マルドゥク「ダメダメ!ティアマトに見つかったら宿題させられちゃうだろっ!」
???「へー、なにがダメだって?」
マルドゥク「えっ…エンキ!?な、なんでここに」
エンキ「なんでってお仕事だよ。どうもはじめまして。年神くんとカヨヒメちゃん…だよね?」
カヨヒメ「はい、はじめまして」
年神「エンキ?って言うのか!よろしくな」
エンキ「さすが日本の神様は行儀いいねー。話はアヌ様から聞いてるよ、タマゴの殻を探してるんだってね」
年神「俺のタマゴの殻なんだ。あちこちに落ちてるって言うから探しに来たんだぜ!」
キングー「エンキさん、僕たちも何か協力できないでしょうか?」
エンキ「そうだねー…人手の要りそうなことだし、アヌ様が助けてあげてって言ってるしね。バビロニア中を探してみてあげるよ」
年神「ほんとか!やったやった!ありがとな!」
カヨヒメ「ありがとうございます。よかったね、年ちゃん」
マルドゥク「なぁなぁ、タマゴの殻探しだったらオレもやりたい!いいだろっ!」
キングー「エンキさん、マルドゥクはまだ宿題をやってないんですよ!」
エンキ「ハハ、やっぱりね。ティアマトにも伝えておこうかなー」
マルドゥク「あーっ!キングーオマエなーっ!」
エンキ「まぁ、今はお客様優先でね。二人はタマゴの殻探しを先にやってくれる?」
マルドゥク「なーんだ!それなら余裕余裕!」
エンキ「当然、宿題の提出時間は厳守でねー」
マルドゥク「げーっ!なんでだよ!」
キングー「やっぱり…」
カヨヒメ「この調子なら、タマゴの殻がすぐに集まるかな?」
年神「俺たちも一緒に探そうぜ!エンキ、どこ探したらいい?」
エンキ「バビロニアの魔塔はマルドゥクとキングーに任せておけばいいんじゃないかなー」
エンキ「一応バビロニア冥界にも行ってみようか?」
カヨヒメ「バビロニア冥界?」
エンキ「そうそう。ちょっとおっかないけどねー」
年神「へへ、俺はそのくらい大したことないぜ!…カヨは大丈夫?」
カヨヒメ「うん、大丈夫だよ」
エンキ「じゃあオレから離れないようについてきてね。入り口までしか行かないから、たぶん大丈夫だと思うけど」
年神「そんなに危ない所なのか?…カヨ、怖かったら手をつないでてもいいぜ」
カヨヒメ「ふふ、ありがとう年ちゃん」 - (ここからバビロニア冥界)
エンキ様の紹介で、バビロニア冥界へ向かう年神様とカヨヒメ様。バビロニア冥界にいる神様は多いものの、冥界自体にはバビロニアの神様でもあまり近づかない土地なため、慎重に進んでいく。
???「あ、誰か来たの!」
???「誰か?あっ、エンキさんだ!」
エンキ「こんにちは、クル、エンビルル。遊んでた?」
クル「ううん、見張りしてるの!」
エンビルル「あたしも!」
クル「あれ?そっちの二人は~?」
エンキ「日本地域からのお客様だよ。こっちが年神くんで、こっちがカヨヒメちゃんね」
年神「よろしくな!えーっと…」
クル「アタチがクルだよ~!この子はゴーレム!おっきいでしょ~」
エンビルル「年神とカヨヒメは何しに来たの?バビロニア冥界に来るなんてめずらしいね!」
カヨヒメ「うん、探し物してるの。タマゴの殻なんだけど…」
クル「タマゴの殻?」
エンビルル「わーっ!綺麗!」
年神「これ、俺のタマゴの殻なんだぜ!あちこちに落っこちちゃってるみたいでさ~…」
クル「大変だね~!冥界にも落ちてるのかなぁ」
エンビルル「あっ!もしかしたら兄ちゃんたちが言ってたやつかも!見たことない破片があったって、エレシュキガル様に言ってたよ!」
カヨヒメ「あっ…!それかもしれないね」
エンキ「できたらそれ、見つけただけ持ってきてあげてくれないかなー」
クル「うん、アタチたちが持ってても仕方ないもんね!」
エンビルル「じゃあちょっと待ってて!今持ってくるから…」
???「いや、その必要はないよ」
エンキ「あ、ニンアズ。ちょうど来てくれたんだ」
ニンアズ「入り口付近が騒がしいと思ったら客人が来ていたんだな。話はなんとなくわかったが、その殻っていうのはこれのことか?」
年神「あっ!そうそう!それ!」
カヨヒメ「いっぱいある…!」
ニンアズ「今日は魔神がよく暴れるって言って、ネルガルがずっと討伐してるんだが…その魔神のどれもが持ってたんだ」
年神「魔神が暴れてるのか?助けに行くぜ!」
エンキ「あ、いや。冥界のことは冥界の神に任せた方がいいよ」
エンキ「うっかり冥界から帰れなくなることがあるからね」
カヨヒメ「そうなんだ…」
年神「日本地域も似たようなのがあったような…」
カヨヒメ「あ、黄泉の国のご飯食べちゃだめなんだよね」
エンキ「ハハ、よもつへぐいだっけな」
エンキ「それはともかくとして…この殻、結構な力が備わってるみたいだな。持ってた魔神が暴れてたって言ってたけど、活性化されてるのかもね」
カヨヒメ「活性化?年ちゃんの力で魔神が強くなってるってこと?」
エンキ「詳しくは知らないけどね」
クル「あ!この間見た砂に近いかもしれないの」
ニンアズ「確かに不安定な感じがするな…持ち主を探してるような」
カヨヒメ「そっか…だから、欠片を持ってる魔神が他の魔神と違うというか…強くなっちゃってるんだね」
年神「元々俺の力なのに…まぁ、取り返せるならいいけどな!」
エンビルル「うん、あたしたちも冥界に落ちてる殻を新しく見つけたら教えるね!」
クル「アタチも、ナムタルたちに伝えてみる!」
カヨヒメ「うん…ありがとう」 - 探索!エジプト編
コノハナサクヤ様とコノハナチルヒメ様、イワナガヒメ様はエジプトに到着した。目指すはエジプト砂漠、そしてアヌビス様である。
コノハナサクヤ「ふふ、アヌビスにあったら乳香を分けてもらいましょう?わざわざエジプトまで来たんだもの。それくらい当然よね」
コノハナチルヒメ「ワタシはエジプトの神たちの稽古の様子を見ることのほうが楽しみだわ。勢いがあってとても見ごたえがあるの」
コノハナサクヤ「チルヒメ、イワナガヒメの前でそういった物騒な話はやめておいたほうがいいわよ。彼女が困ってしまうわ、ねぇ?」
イワナガヒメ「えっ、あ、あの…ど、どちらも素敵だとは思うのですが…まずは年神様のタマゴの欠片を集めなくては…」
コノハナサクヤ「歩いているうちに見つからないかしら?日陰がいいわね。いつもエジプトは暑くて」
コノハナチルヒメ「イワナガヒメの近くなら、うまく影ができているわ。…暑くはないかしら?」
イワナガヒメ「わたくし、暗いよりは明るい方が…落ち着きますの…」
コノハナサクヤ「汗をかかないなんて羨ましいわね…ふぅ、ようやく見つけたわ。アヌビスよ」
アヌビス「あなたたちが来るなんて…今日は女子会の予定、入っていたかしら?」
コノハナサクヤ「突然押しかけてしまってごめんなさいね、用事があったものだから。乳香を分けてくださる?」
イワナガヒメ「あ、えっ…サクヤヒメ様…!タマゴは…」
アヌビス「乳香とタマゴ?」
アヌビス「…フフフ、いいわよ、分けてあげるわ。どちらもちょうどよく手に入ったところよ。タマゴの殻は美容にもいいの。ピラミッドでモンチュと粉にするつもりだったのよ」
コノハナサクヤ「あら、このタマゴの欠片…年神のものではなくて?もう少しよく見せてくださる?」
コノハナチルヒメ「…どうやらそのようね。粉にされる前に見つかってよかったわ」
イワナガヒメ「あの、アヌビス様、この欠片…わたくしたちにいただけないでしょうか…年神様のものなのです…!」
小首をかしげるアヌビス様に説明する。年神様の神具であるタマゴが欠片となって世界中に散らばっていること…そしてそれを手分けして回収していること。
アヌビス「そう…大変な話ね。このあたりの欠片はこれで全部だと思うわ、持って行って?ピラミッドのほうにも散らばっているかもしれないわね」
コノハナサクヤ「ピラミッドに行けるのは有りがたいわ。相変わらずラーは頑張っているのね」
コノハナチルヒメ「エジプトにも雪が降った、なんて聞いたけれど本当かしら」
アヌビス「実際に見ないと信じられないかもしれないわね。ラーは特にこの砂漠ではアテンに張り合っているのよ。フフ…慣れてないとすぐに日に焼けしてしまうでしょうね」
アヌビス様に案内され、エジプトピラミッドへと移動する。
すぐにモンチュ様が迎え入れてくれた。 - (ここからエジプトピラミッド)
モンチュ「あら?んまぁ~!サクヤちゃんにチルヒメちゃん、イワナガヒメちゃんじゃな~い!今日って女子会あったかしら!?」
アヌビス「探し物をしているんですって。タマゴの殻…これに似たもの、ピラミッドで見かけたりしていないかしら?」
ハトホル「あ、それ知ってる!昨日ゲレグが真剣な顔して集めてた欠片じゃない?モンチュも見てたよねっ」
モンチュ「あら~!ゲレグしか見てなかったわぁ!これを拾ってたのね!ゲレグに事情を話したほうがいいかしら?」
モンチュ「ふんふん…こっちねっ!呼んでくるわ~!」
アヌビス「相変わらずの嗅覚ね。バステトも訓練すればそのくらいできるようになるかしら」
イワナガヒメ「バステト様…?」
コノハナサクヤ「イワナガヒメは初めて会うかしら、あそこで寝ているのがバステトよ」
コノハナチルヒメ「福禄寿みたいにぐうたらさんなのよね」
イワナガヒメ「…!バステト様…あ、あの…さ、触ってみても…?」
アヌビス「いいわよ、寝ているから逃げもしないんじゃないかしら」
イワナガヒメ「あ、ありがとうございます…!わ、わ…ふ、ふかふかですね…そっと…」
バステト「ニャ?」
イワナガヒメ「ひゃっ!」
バステト「ブニャ!痛いニャ!寝起きのオイラに何するニャ!」
イワナガヒメ「あ、ああっ…!う、うっかり力が入ってしまったみたいで…!ごめんなさい、大変失礼なことを…!あの…怪我などはされていませんか…?」
アヌビス「そう狼狽えなくても大丈夫よ。ほら、ちゃんと立てているもの。平気じゃないかしら」
バステト「何がニャ!つぶれるかと思ったニャ…」
モンチュ「戻ったわよ~!ほらほらっアンタたちが探してる欠片ってこれじゃない?」
ゲレグ「急に追われて何事かと…タマゴの欠片を集めているのか。何か力を感じて先に集めておいてよかったな。これが本当にその欠片であればだが」
コノハナサクヤ「まさにその欠片を探していたの。手間が省けて丁度よかったわ。ありがとう」
コノハナチルヒメ「力…年神のものかしら」
ゲレグ「また砂みたいな力のあるものが散らばって、妙な事件が起きるんじゃねぇかと思ってよ。持ち主がいるなら安心だな」
セクメト「アタシとレウも見つけたんだ!」
イワナガヒメ「ひ、お、大きな獅子…!」
ゲレグ「うお、ピラミッドが軋むなんてどうしたんだ」
コノハナサクヤ「イワナガヒメ、レウは襲ってきたりしないから大丈夫よ」
セクメト「欠片、結構いろんなところに落ちてたけど、大体全部拾えたんじゃないか?」
ゲレグ「エジプト一帯は、な」
ハトホル「うーんと、つまり他の地域にもあるかもって話?」
モンチュ「十分あり得るわよね~。他の地域…そうそう、こういうキラキラした綺麗なものはミョイネンが黙ってないわよ~」
コノハナチルヒメ「ミョイネン…以前女子会にも来ていた方ね。北欧の神だったかしら」
アヌビス「フフフ…タマゴの殻、とても綺麗よね。アクセサリーに加工するのも楽しく思えそうじゃない?」
モンチュ「いっけない!ミョイネンったら、イルマリネンにお願いしちゃいそうだわ~!」
イワナガヒメ「そ、それは…大変ですわ…!年神様のタマゴが、アクセサリーに…!」
コノハナチルヒメ「北欧にはアメノウズメとサルタヒコが向かっていたかしら。なんでも知り合いがいるとか…」
コノハナサクヤ「うまく合流できるといいわね。ワタシたちはこの欠片を日本に持ち帰りましょう?」
コノハナチルヒメ「それが先決ね。他の地域の様子も気になるけれど、報告を待ちましょう」
ゲレグ「その欠片全部、一気に持ち帰るのか?なかなか量があるが…大丈夫か?」
イワナガヒメ「あ、…お気遣い、ありがとうございます」
イワナガヒメ「…ええ、平気ですわ。わたくし、この程度であれば運べそうです。ゲレグ様のお手を煩わせることもないかと…」
セクメト「レウ、今の見たか!?ひょいって!ひょいって持ったぞ!」
コノハナチルヒメ「さすがに全部は持たせないわよ。少しはワタシにも持たせてちょうだい?」
コノハナサクヤ「そうそう、イワナガヒメの分の乳香もしっかり持って帰るから安心なさいな」
イワナガヒメ「まあ…ありがとうございます…!あの、アヌビス様、この乳香、大事に使わせていただきますね…!」
アヌビス「気に入ってもらえてよかったわ、セルケトにも報告しないといけないわね」
モンチュ「またいつでもいらっしゃいな、カルカデ用意しておくわ~!」
ハトホル「アタシもイワナガヒメともっとお話したいなー!」
イワナガヒメ「!是非、よろしくお願いしますわ…!お話、とても楽しくて…」
バステト「普通に喋ってるニャ…欠片、重くないのかニャ?とんでもない力だニャ~…オイラ危ないところだったニャ…」 - 探索!インド編
所変わって、インドに向かうは宇賀神様と寿老人様だ。意外な組み合わせだと福禄寿様に言わしめたものの、順調に欠片を探している。
宇賀神「インドに向かう道すがら、見つかるかとは思っていたけどこんなにあるとはね」
寿老人「こんなに拾うのは困難かしらね…こんなに困難…ぷっくく…人手が足りないかもしれないわね」
宇賀神「僕は物を運ぶのは得意ではないからね…インドに着いたところでまとめて運んでもらうのもいいんじゃないかな。向こうは力自慢の神も多いしさ」
寿老人「力自慢…といえば、毘沙門天もこちらに呼べばよかったかしら」
宇賀神「大黒天もね。でも、あの二人は仕方ないんじゃないかな。ギリシャに弁財天が行くといって聞かなかったんだからさ」
寿老人「弁財天ったらワインに弱いんだもの…ぷっ、くくくっ…ワインによワイン…ふ、ふふ」
宇賀神「フフ…ワインが目当てなら飲まない選択肢はないだろうからね。その時のために大黒天と毘沙門天を連れて行ってもらったわけだけど」
寿老人「インドに来たのは大黒天の知り合いに会うためよね」
宇賀神「以前は僕も大黒天について行っただけだからね。面白い神が多いよ」
寿老人「ふふ、そう…楽しみね。面白い…尾も白い神様とかいるかしら。ああ、これはミケツカミね」
???「あれっ?ねぇねぇ、もしかして宇賀神?大黒天は今日はいないの?」
宇賀神「今日は僕とこの寿老人だけさ。丁度良かった、ガネーシャ。キミに聞きたいことがあったんだ」
寿老人「ガネーシャというのね。さっそくで悪いのだけど、このタマゴの欠片を見かけなかったかしら?大事なものなのに、無くしてしまって一大事、だわ」
ガネーシャ「わぁー!キラキラしてる!これなら私、さっきちっちゃい欠片を拾ったよ!はいっ!これのこと?」
宇賀神「うん、確かに年神のタマゴの欠片だね。丁寧に包んである…ありがとう。助かったよ」
ガネーシャ「このキラキラ、日本からインドまで飛んできちゃったのかなぁ。お父さんにも聞いてみる?」
寿老人「急に訪ねてシヴァにしばかれないかしら?…今のはわかりづらかったわね」
宇賀神「フフ…ガネーシャの紹介なら大丈夫だとは思うよ。連れて行ってもらえるかな」
大きく頷き快く承諾してくれたガネーシャ様に先導され、インド魔宮へと向かう。 - (ここからインド魔宮)
??「何度も言ってると思うけど、こういういたずらで怪我人増やされても困るんだわ」
???「大丈夫よ!そんなにひどいイタズラじゃないわ。かわいいものよね、シヴァ」
ガネーシャ「あっ、そっか。今日ってダスラが来る日だったね!お父さん、お母さん!お客さん!」
シヴァ「客?…宇賀神か。珍しいな、何の用だ?」
ダスラ「ああ、客来たなら帰るわ。長居するつもりもないんで」
宇賀神「少し待ってもらえるかい?共有する相手は多い方がいいと思うんだ」
寿老人「タマゴの欠片を探してるの。これ…見覚えあるかしら」
パールヴァティ「まぁ綺麗!不思議な力を感じるわ!」
シヴァ「不思議な、というよりもこれは神の力だろう。破壊されていないならば同種の力は一所に集まろうとするはず」
シヴァ「探し物ならブラフマーも辺りをよく見ていると思うが会ってみたか?」
宇賀神「まだインドに到着したばかりなんだ。会えるなら嬉しいな」
ダスラ「この欠片…似たものをカーラネミが拾って集めてるのを見かけたけど」
パールヴァティー「カーラネミが?きっと実験材料にするつもりだわ!こんなに面白いものなかなか見れないもの」
シヴァ「それはまずいのではないか?早々に回収したほうがいいだろう。ブラフマーも呼ぶとしよう」
寿老人「ブラフマーはあたりをブラブラしているのね…ぷっ、ふふ…」
宇賀神「キミは…欠片探しをお願いするには忙しそうだね」
ダスラ「ああ、面倒なんでパスで。とりあえずその瓢箪、カーラネミに悟られないようにしたほうがいい」
寿老人「瓢箪。これのことかしら」
宇賀神「フフ…何か思い出すものがあったのかな」
ガネーシャ「ん?ねぇねぇ、ガネーシャがブラフマーのお面があっちにあるって言ってる!近くにいるかも」
ガネーシャ様の指差す方向、目を凝らすと確かにふわりとお面が浮いていた。
寿老人様は噴き出すが、宇賀神様は気に留めない様子でお面へと近づいていく。
宇賀神「やぁ、キミがブラフマーかな。近くにいるなら姿を見せてくれるかい?探し物を手伝ってほしいんだ」
パールヴァティー「ブラフマーがいるならサラスヴァティーも近くにいるんじゃない?人手は多い方がきっと探しやすいわ!ダスラったら帰っちゃうんだもの!」
ブラフマー「危険なことにサラスヴァティーを巻き込むくらいなら、私が…」
シヴァ「出てきたか。ブラフマー、この者たちの持つタマゴの欠片、どこかに落ちていなかったか?」
ブラフマー「これは…ああ、見てくれるか?サラスヴァティーを襲おうとした魔神が持っていた欠片だ。これと同じ力を感じる…同じものではないだろうか」
ガネーシャ「キラキラ、たくさんあるね!…集まってるみたい?」
ブラフマー「こうして数を集めてみるとはっきりわかるな。引き寄せ合っている…元は一つのものだったのだろう?」
宇賀神「そうだね。年神のタマゴがそう何個もあるはずがない」
シヴァ「そもそもが力を持つ欠片だ。魔神が持つことで活性化し、欠片を持つ他の者を襲っている可能性がある」
ガネーシャ「お父さん、私は平気だったよ?」
パールヴァティー「持っている量にもよるのかも!たくさん集めてみたいわね」
宇賀神「その理屈だと欠片を集めているカーラネミが危ないんじゃないかな」
寿老人「襲われかけたサラスヴァティーのことも気になるわ。まだ欠片を持ってるかもしれないものね」
ブラフマー「…!サラスヴァティーが拾っていたあの粒がこのタマゴの欠片だったか!こうしてはいられない!」
シヴァ「狼狽えてどうした。何か見えたのだな」
ブラフマー「ああ、サラスヴァティーに今まさに魔神が近づいている気配がする!済まない、私は行く!」
寿老人「あっという間に行ってしまったわ」
宇賀神「欠片を持つ魔神であっても、そうでなくても野放しにはできないよね」
(ボス戦)
第2 ボス †
第3章 †
第3 台詞 †
- 探索!インド編
サラスヴァティー「ブラフマーさんが来てくれてとっても助かったわ!急に囲まれてしまってどうしようかと思っていたの」
カーラネミ「まったく不躾な魔神だね!実験の最中にやってくるなんて」
ブラフマー「サラスヴァティー、無事か?…怪我がないようでよかった」
パールヴァティー「ブラフマーったら速いんだから。どこにそんな体力があったのかしら!」
シヴァ「まだ欠片は綺麗に残っているようだな。宇賀神、これが目当てだったのだろう?」
カーラネミ「あっ!シヴァ!何をするんだね!せっかく私が集めた材料を!」
寿老人「年神のタマゴの殻を一体どうするつもりだったのかしら…ふふ、壺の顔、面白くて…ふ、ふふ」
カーラネミ「気付いているよ。ここ最近の時間の乱れ、この殻が原因だろう?むふふ、壺ちゃんに入れて~、どういう化学反応を起こすのか…楽しみにしていたのにこの仕打ち!」
ブラフマー「このタマゴの殻は、持ち主の元に返すべきだと思うんだ。持ち主以外が所持し続けていても危険だからね」
サラスヴァティー「ブラフマーさんが言うなら、きっとよほどのことなのね…持ち主の年神さんにお返ししましょう?」
宇賀神「そうしてくれると助かるな。世界各地に散らばっているほんの一部だとしても、彼の力を戻す手がかりだからね」
カーラネミ「ぐぬぬぬ…ならばこの殻の行く末、見届けさせてもらうぞ!せっかく苦労して集めたんだ!」
寿老人「やけに殻に絡んでくるわね、カーラネミがからにから…ぷっ、くく」
シヴァ「これだけ大量の欠片を運ぶのは大変だろう、魔神がまた襲ってこないとも限らない。護衛を兼ねて誰かをつけたほうがいいかもしれんな」
パールヴァティ「そういえばヴァルナが日本に行きたがっていたからちょうどいいんじゃないかしら?」
ガネーシャ「本を読みたいっていってたもんね!」
サラスヴァティー「もしまた欠片を見つけたら、日本に運べばいいかしら?」
ブラフマー「私も共に行こう」
ガネーシャ「私ももっと見つけたい!キラキラ探しなら任せて!」
宇賀神「フフ…心強いな。ありがとう、日本まで安心して戻れるよ」 - 探索!北欧編
深く積もった雪原に足跡が伸びる。雪の森――北欧の地に足を運んでいるのはアメノウズメ様とサルタヒコ様だった。
アメノウズメ「さ、ささ、さっむいね~!サルタヒコ、寒くないっ?」
サルタヒコ「…アメノウズメのほうが、寒そうだが…」
アメノウズメ「うん、すっごく寒い!踊ったら体もあったまるかなっ?は、羽織り持ってきたらよかったねっ」
※この間のオーディン、トールと出会う辺りの台詞がすっぽり反映されてなかったようです。まだ未到達の方、台詞情報お持ちの方は情報提供お願いします
オーディン「ロキあたりにひっつけられたんじゃろ」
トール「そんなわけなかろう!」
アメノウズメ「こんなちっちゃい殻探すなんて大変だよね~、どうしよっかな」
サルタヒコ「……北欧にはタマゴを持つ神がいた」
ーディン「確かにこの力を宿したタマゴのことじゃ、聞いてみるのも手かもしれんわい。お主、言葉少なに周囲をよう見とるんじゃな」
アメノウズメ「サルタヒコってすごいねっ!アタシ思いつかなかったよ~!」
トール「ここから近いのは…サンタの森だな。エオストレたちはどこにいるかわからんが」
オーディン「うむ、イルマタルなら大抵あの森におるじゃろ」
アメノウズメ「ありがとっ!タマゴ探しながら訪ねてみるよ!」
オーディン様とトール様は北欧地域内の別の場所を見回るつもりらしい。
広範囲に及ぶ地道な探索だ。手分けしたほうがいいだろうと、アメノウズメ様とサルタヒコ様はサンタの森へと先を急いだ。
???「モフモフ同盟出動なのです~!」
???「パパが美味しいお菓子をくれたのです!イルマタル様にも分けに行くのです~」
アメノウズメ「わ、ウサギ!…じゃない、ソールとマーニだ!」
???「わかってるって!あっちのニューリッキとかトゥーリッキたちにもあげるよ!僕は別にお菓子になんか興味ないからね!」
サルタヒコ「…タマゴだな」
アメノウズメ「ほんとだ!あの後ろ姿ってエオストレかな?会えるなんて運がいいねっ!ねぇねぇ、キミたち!この欠片のこと知ってる~?」
エオストレ「わ、いきなり何?」
マーニ「わぁ!キラキラなのです!」
ソール「アメノウズメ様、もしかしてモフモフ同盟の応援にきてくれたのですか?」
エオストレ「…なんだ、日本の神か。北欧までようこそ、何しにきたの?」
アメノウズメ「今日はシロウサギ君はおうちでお留守番!あのさ、モフモフ同盟のみんなに助けてもらいたいことがあるんだ~」
マーニ「マーニたちでお役に立てるなら何なりとなのです!」
ソール「ソールもお手伝いするのです~!エオストレもとっても頼りになりますよ!」
エオストレ「えっ僕!?と、当然でしょ?で?何をしてほしいのか言ってみなよ」
サルタヒコ「…年神のタマゴの欠片だ。残りを探している」
エオストレ「年神…って、力がなくてタマゴの中に閉じ込められてた神だよね。僕知ってるよ」
マーニ「エオストレも卵から出られなくて大変だったのです~」
エオストレ「でもこれ欠片だし、外には出れてるんじゃない?」
アメノウズメ「成長できなくて困ってるんだよね、このままだと時間が変なままだって」
エオストレ「ふーん、それで僕を頼りにしてるんだね。しょうがないなぁ」
ソール「ソールたち、イルマタル様のところに行くところだったのです!」
マーニ「アメノウズメ様もサルタヒコ様も、一緒に行くのです~」
???「…騒がしいと思ったら。私に何か用事?」
マーニ「わぁ、イルマタル様~!」
ソール「モフモフの前に、これ!パパからのお土産なのです!いつもソールたちと遊んでくれるお礼なのです!」
エオストレ「別にお茶とか目当てで来たわけじゃないよ。ソールやマーニたちだけで迷ったりしたら心配だしね!」
イルマタル「あなたたちは…」
アメノウズメ「アタシたち?えっとね」
イルマタル様の後について進んでいくと、前方から破裂音が聞こえてきた。
魔神かと身構えるアメノウズメ様とサルタヒコ様を振り返り、イルマタル様は静かに首を横に振る。
???「オゥアアーッ」
???「あ~!また失敗しちゃった~!も、もう一回!お願い!」
???「アンタねぇ!なんであたしに魔法ぶつけてくるのよっ!さてはわざとね!?危うくひっくり返るところだったじゃない!許さないんだからぁ!」
イルマタル「ミョイネン、その欠片の持ち主がきたわ。返してあげて」
ワイナミョイネン「はっ!?ちょっとちょっと、どういうことよぉ!どっさり増やしてイルマリネンにアクセサリー作ってもらう予定なのよ!?」
ロウヒ「持ち主がいたの!?」
ロウヒ「ワイナミョイネン、まさか盗んで…」
ワイナミョイネン「おバカ!何言ってんのよ、あたしがそんなことするワケないでしょっ!?」
サルタヒコ「…これと同じなら、手は出さないでほしい…」
プフリ「平気。放っておいても魔法当たらない」
エオストレ「まあロウヒの魔法だしね」
ロウヒ「ちゃ、ちゃんと練習するわよ!」
プフリ「そうじゃない」
ソール「なんだかざわざわするのです~」
マーニ「キラキラ、少し動いてるみたいなのです!」
イルマタル「…この欠片、力を宿しているわ。欠片自身が魔法を避けたのかもしれない」
アメノウズメ「年神の力かな」
ワイナミョイネン「確かに、この欠片妙な力は感じるのよねぇ。ほんのちょーっとだけど!時空、時間に干渉するような」
エオストレ「欠片だと、力も大したことないのかもね!」
アメノウズメ「元々は年神のタマゴなんだよ~!殻を集めないと年神の力が戻らなくて、新年も迎えられないんだって」
ロウヒ「新年を迎えられない…それって、時間が進まないってこと?」
サルタヒコ「…考えられなくはない」
ワイナミョイネン「なんですって!?せっかくニューイヤー衣装イルマリネンに頼んでるのに、着れなくなっちゃうの!?そんなの絶対イヤッ!」
マーニ「殻を集めるのです!」
ソール「みんなでお手伝いするのです~!」
ワイナミョイネン「殻集めね、任せなさい!北欧中の殻を見つけてやるわぁ!…あらっ?似た気配が近づいてきたわよ!こっちね!」
サルタヒコ「殻の気配だけじゃない…気を付けたほうがいい」
(ボス戦)
第3 ボス †
執念と深淵の口 スコル | |
---|---|
HP | 6503 |
報酬 | 紅白のお神酒 |
遭遇時 | 静かに近寄る魔神の狙いは、 明らかにタマゴの殻なのだろう。 その隙にワイナミョイネン様がカンテレを取り出し、歌で魔神を眠らせる。 討伐するなら今! |
撃破時 | 眠ってしまった魔神を討伐するのは容易い。 とどめの一撃を加えると、魔神はあっという間に霧散して消えてしまった。 そしてその跡からは、大量の欠片が星のように輝いていた。 |
第4 †
第4 台詞 †
- 探索!北欧編
ワイナミョイネン「オゥウウ…ぐすっ!はぁ~やっぱりあたしの歌って最高ね!アンタ達もやるじゃない、でかしたわぁ!見て見て、タマゴの殻こーんなにあるわよぉ!」
アメノウズメ「すっごく素敵な歌だね~!」
アメノウズメ「アタシとっても踊りたくなっちゃった!」
ワイナミョイネン「でしょでしょ~?美声の麗しき大賢者ミョイネンちゃんって呼んでもいいのよ!」
ロウヒ「これで全部かしら?」
エオストレ「一仕事したし、休憩してもいいよね」
イルマタル「…まだあるわ。森の奥はまだ見ていないでしょう」
アメノウズメ「じゃあもう少し探してから戻ろ?オーディンさんたちとも合流したいし!」
サルタヒコ「…ああ」 - 探索!ケルト編
ケルト地域に赴くのは阿多福様、吉祥天様の二人だ。殻集めはもちろんだが、ケルト地域のきらびやかなドレスが目当てで選んだようだ。ケルトの神々に会えることを祈りながらケルト狭湾を道なりに進んでいく。
吉祥天「阿多福ちゃん、ケルト地域のドレスみるの楽しみだね~♪」
阿多福「う、うん…でも…タマゴの殻も集めなくちゃ…」
吉祥天「大丈夫、大丈夫っ!見つけたら集めよ~!」
???「まぁ!可愛らしいお客様ね!日本の神様かしら…?」
吉祥天「あっ、阿多福ちゃん!ケルトの神様がいるよ~!こんにちは~!」
阿多福「ひゃっ!こ、こんにちは…」
???「フフ、こんにちは。初めてお会いするわね」
吉祥天「わたしはね~、吉祥天って言うの!この子は阿多福ちゃんって言うんだよ~♪」
阿多福「よ、よろしくお願いします…」
???「私はボアーンよ。こちらの女神はダヌというの」
ダヌ「ふふっよろしくね!」
吉祥天「優しそうな神様に会えてよかった~!ケルトには怖~い神様もいるってきいてたから…」
ボアーン「誰のことかしら…」
ダヌ「みんな優しくてかわいい神様がいっぱいよ~!」
ダヌ「それで、二人は一体何の用事でケルトに来てくれたのかしら?もしかして、私の演奏を聞きに?」
吉祥天「ううん、違う~!」
ダヌ「そ、そうなのね…」
ボアーン「ダヌったら相変わらずね」
阿多福「あ、あの……タマゴの殻…探してる…ん、です」
ボアーン「タマゴの殻?」
吉祥天「そう!年神くんのタマゴの殻を探してるの~!きらきらってしてて綺麗なんだよ♪」
ダヌ「きらきらっとしてて?」
ダヌ「もしかして、これかしら?」
阿多福「あ…!そ、それ…!」
吉祥天「ダヌさんすっご~い!どこで見つけたの?」
ダヌ「ええっと、確かフィドルを弾きながら歩いてたときだったから…」
ダヌ「あちらの森の方ね!」
ボアーン「あちらの森って…怪しい森じゃないかしら。困ったわね…道に詳しくないと迷子になるわ」
ダヌ「あ、あら?そうだったかしら…気にしてなかったわ…」
吉祥天「ダヌさんって、カンがいいのかな~?迷子にならないで出てきたってこと?」
ボアーン「ダヌはケルトの大地を作ったから、きっと迷わないのね」
ダヌ「そうね!多分そうだわ」
吉祥天「それじゃあ、怪しい森は阿多福ちゃんと二人で行ってみるね!」
ボアーン「ちょ、ちょっと待って。さすがにそれだと迷子になってしまうから、案内役を探してあげるわ」
ダヌ「そうね!それがいいわ。私は道を知っているわけではないもの…」
阿多福「あ…ありがとう、ございます…!」
ボアーン「あの森に詳しいとなると…オイフェやマクリルかしら?」
ダヌ「怪しい森には魔法の材料になる不思議なものがあるものね。エーディンとミディールもよく歩いていたと思うわ」
吉祥天「エーディンさんも?わぁ~エーディンさんのドレス見たいな~♪」
???「大変、誰かに伝えないと……あっ!」
ダヌ「あら?アリアンロッドだわ!」
吉祥天「アリアンロッドさん?こんにちは~!」
阿多福「こ、こんにちは…!」
アリアンロッド「よかった!みんな集まって…あ、あら…?はじめまして…日本の神様?」
ボアーン「吉祥天さんと阿多福さんだそうよ。用があってケルトに来たそうなの」
アリアンロッド「そうだったのね!ようこそ、ケルトへ!」
吉祥天「よろしくね~♪」
阿多福「え、えっと…よろしくお願いします…」
アリアンロッド「…って、悠長なことを言っていられないのよ!おお、なんと言うことでしょう…!」
吉祥天「突然仰々しい喋り方になっちゃった。落ち着いて~!」
ダヌ「ふふっ、いつもどおりだから大丈夫よ!」
ダヌ「でもアリアンロッドが焦るなんて何かあったのね。どうしたの?」
アリアンロッド「それが、時の流れが著しくおかしくなってしまっているの…!時空の魔神が現れたときの比じゃないわ」
ボアーン「アリアンロッドは時を司る女神なのよ」
阿多福「あ…もしかして…」
吉祥天「年神くんが関係してたりするのかな~?」
アリアンロッド「年神?あっ、日本の年を司る神様ね!何かあったの?」
吉祥天「うん!えっとね~…」
吉祥天「年神くん、今頃は大人になってるはずなのにまだ子供の姿のままなの。なんでだろうね~って!」
阿多福「あちこちに…タマゴの殻落ちてるの…関係あるのかなって……」
アリアンロッド「そ、そうだったのね…!」
アリアンロッド「刻まれし大いなる時…針の動きが、今まさに止まろうとすることもあれば、気づけば何倍もの早さで動いていることもある…そんな不安定な状態です…あぁ、恐ろしい…!」
ダヌ「それ…結構大変な状態ね!」
ボアーン「ダグザとスカサハには事情を伝えて、今日の飲み会は別の日程にしましょうか」
ダヌ「うんうんっ!それがいいわ!それに二人だったら協力してくれそうだもの」
阿多福「えっ…す、すみません…」
吉祥天「わぁ~!心強い~♪」
ボアーン「困ったときはおたがい様よね」
アリアンロッド「私もグウィディオンとヴァハに伝えに行くわ!あなた方の旅路に祝福があらんことを…!」
吉祥天「すごーい!女神っぽ~い!」
ボアーン「アリアンロッドったら、言いたいことが言えてなんだか嬉しそうね」
アリアンロッド様の姿が見えなくなったころ、突如砲撃の音が鳴り響く。その方向へ顔を向けるとちょうど怪しい森の方角で煙が立ち上っているところが目に映った。砲撃の音は鳴りやむ気配がない。
ダヌ「もーっ!なに?!大きな音がしたと思ったら…!」
ボアーン「誰かが交戦してるのかしら…砲撃演習の予定はなかったはずよ」
吉祥天「阿多福ちゃん、大丈夫~?」
阿多福「う、うん…びっくりしたけど、大丈夫…」
ダヌ「砲撃演習?…大砲使ってるなら、ヌアダ達かしら!」
ボアーン「私が様子を見に行ってくるわ。皆は危ないからここで待ってて」
吉祥天「え~、怖いけど吉祥天も様子見に行ってみたいな~!」
阿多福「み、見に…行くの…?」
吉祥天「だって~ケルトの神様が戦ってる所見に行ってみたいし~…」
ダヌ「ま、待って!音が近づいてるような気がするわ。ちょっと離れた方がいいかも…」
阿多福「…えっ?お、音が…?」
(ボス戦)
第4 ボス †
絶望の牙 クロウ・クルーアッハ | |
---|---|
HP | 4532 |
報酬 | 丸もち |
遭遇時 | 砲撃の音と共に、何かが走り寄る音も響き渡る。 不穏な気配。 招かれざる客が近づいてきていることは明らかだ。 |
撃破時 | 動きはすばやかったものの、 もともと手負いだったのだろう。 一度の攻撃で仕留めることができた。 広がる青紫色の森から、何者かが近づいてくるが… どうやら、追っ手ではなく頼もしい神々のようだ。 |
第5 †
第5 台詞 †
- (ボス戦)
第5 ボス †
第6幕 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
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第6 台詞 †
- (ボス戦)