異界統治の野心王~武芸編~エリアデータ のバックアップ(No.7)
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- 1 (2019-01-25 (金) 21:34:27)
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- 9 (2019-01-27 (日) 22:01:08)
- 10 (2019-01-28 (月) 17:18:47)
- 11 (2019-01-28 (月) 18:53:16)
- 12 (2019-01-29 (火) 01:32:17)
- 13 (2019-01-29 (火) 22:26:44)
- 14 (2019-01-30 (水) 00:17:28)
- 15 (2019-01-30 (水) 13:32:38)
- 16 (2019-01-30 (水) 17:21:13)
異界統治の野心王~武芸編~/異界統治の野心王~武芸編~エリアデータ/異界統治の野心王~武芸編~出現モンスター/異界統治の野心王~武芸編~出現魔神/異界統治の野心王~武芸編~イベントガチャ
※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなので、その辺のデータは参考程度に。
※エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント、訂正お願いします。
情報提供等 †
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名を他情報と一緒に添えてください。
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プロローグ †
キャメロット城内は騒がしかった。
城内を忙しなく行き来する神々。皆一様に、分厚い本や大量の資料の束を抱えている。見事な晴天に目をくれず、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。理由は単純で、毎年開催される、アーサー主催の「ケルト諸勢力会合」の準備に皆追われていた。
飛び交う言葉は、近隣の国名や、王の名。実力者と名高い騎士や魔術師の名。城内の神々は、丸めた大量の資料を抱えて城内を右往左往していた。
そんな中、最近キャメロット城に務める事となった1柱の若い神はあまりの慌ただしさに、あっ、と、床のさりげない段差につまずき体勢を崩す。
視界がぐらりと傾いた。ああ、なんて自分は鈍臭いんだろう!また仲間たちに迷惑をかけてしまう!心で嘆きながら目を瞑る。その直後。
トスン。
「おっと、危ない」
恐る恐る瞳を開くと、誰かの腕の中。また恐る恐る顔を上げると、王であるアーサーが微笑んでいた。こんなドジで鈍臭い端くれが、アーサー様のお手を煩わしてしまうなんて!慌てて自立し、礼と謝罪を繰り返し伝える。
「いやなに、気にするな。怪我がなくてよかった!申し訳ないな、この時期はどうしても忙しくなってしまうんだ。何せ年に一度の大きな会合だからな」
とんでもない、と伝え何度も頭を下げていると先輩に呼ばれてしまった。仕事場に戻らなくてはならない。
王を見上げた。彼をこんな間近で見たのは初めてだった。自分と王とでは格が違い過ぎた。
「呼ばれているようだな。気を付けて行って来てくれ。ああ…それと。ここの段差は直しておくように言っておくよ。会合成功のために、君の力が必要だ。宜しく頼む」
なんと立派なお方なのだろう!こんな自分にすら丁寧な言葉を掛けてくださる王に感激し、再び頭を下げてから先輩のもとへ向かった。
初々しい神の背を見送ったアーサーは微笑をこぼす。そんな彼の頬を、ふわりと風が撫でた。
その風と共に、いつの間にか、彼の隣には女性が立っていた。
フードを取り、聡明な顔立ちを露わにする。アーサーの師匠であるマーリンだ。
「アーサーはかくして、またしても若い神を虜にするのであった」
「虜だなんて大袈裟だな。私は、仲間の皆には気持ちよく過ごしてもらいたいだけだ。すべての要望を聞くことは出来ないが、なるべく多くの望みを叶えたい」
「立派になったわね、アーサー。皆が付いてくるのも納得だわ」
マーリンは朗らかに笑って、キャメロット城内を軽く見回した。
「準備はどう?」
「順調だ。皆のおかげで場所も日程も調整済み。後は諸国へ通達を行うくらいだろう」
「議題の取り纏めと意見書の作成は?」
「昨晩終わらせたよ」
「最高ね!非の打ちどころがないわ。助言も不要のようだし、私も研究に戻ろうかしら」
マーリンは機嫌よくフードを被り、自身の研究室へ戻ろうと一歩を踏み出した。しかし二歩目は出ない。何かを思い出したらしく、振り返った。
「アンヌンの王は、今年も不参加かしら?」
口調は軽かった。その事実を深刻な問題として取り上げるのではなく、ただ確認をしたかっただけのようだ。
アーサーも同様に答えた。
「あそこの相互不干渉の原則は今もまだ有効だからな。特別な事情がない限りは、恐らく不参加だろう」
それは残念、と言いたげにマーリンは視線を斜め上に向け、二歩目を踏み出す。彼女は自らの研究室へと戻り、アーサーも王の間へと戻るのであった。
異界アンヌンの城内は静かだった。
必要最低限の従者は、必要最低限の定められた時間のみ城内に足を踏み入れることが許されている。そのため、場内はほとんど神の気配がなく、物静かだった。
しかし、従者たちもそれでよかった。アンヌンの王──アラウンの威厳に圧倒され、皆、彼と目と目が合うだけで何も言えなくなり、萎縮してしまった。いわゆる彼は、親しみやすい王ではなかった。
アンヌンは王の指針により、他の国から干渉を受けない代わりに他の国にも干渉しない、という相互不干渉の原則が結ばれている。そのため他国との交流がなく、国内も城内と同様に物静かな雰囲気を漂わせていた。
風のない昼下がり。アラウンは、豪勢に装飾された王の椅子に深く腰掛け他国から届いた書簡に目を通していた。相互不干渉を掲げているとはいえ、手紙は届く。その大抵が情勢を知らせるものだが、中には催し物の告知や招待状なども紛れていた。
アラウンは普段通り一通ずつ手紙を流し読みしては、机に積み上げていった。
手紙を捌く中、一枚の書簡が目に入るとアラウンの手が止まった。
「……もうそんな時期か」
彼が視線を落としているのは、ケルト諸勢力会合開催の知らせ。当然の如く、今まで一度も参加などしたことがない。しかし律儀に知らせだけは届く。
彼はその知らせの文面を読んだ。今までと変わりはないようだ。こちらも特に赴く理由がない。 例年通り不参加に心が傾いた。しかし、ふと点と点がつながった。
アラウンの脳裏に、この会合を利用する妙案が浮かんのだ。
この機会に、かねてから欲しかったアレを手に入ることができるかもしれない。ようやく。俺の物に。
そよそよと風が吹き始め、窓の外では葉が揺れた。風の中、その葉の間を縫うよう誰にも気づかれず、キラキラとした砂が舞っていた。
アラウンは自らの手元にある書簡に視線を落とし、考えに耽った。彼もまた誰にも気づかれずに、ひっそりと笑みを浮かべるのであった。
「ケルト諸勢力会合に参加?」
ダヴェドの大公プイスは、面喰らった顔をして言葉を繰り返す。
親友であるアラウンに呼ばれ城までやってきたプイスは、王座に座る彼の前に立っていた。姿勢を崩すことはなく、真っ直ぐに背筋を伸ばし友に視線を送る。初めこそ驚きで何度か瞬きを繰り返していたが、アラウンの話を聞けば聞くほど疑問点が多く、その表情は訝しげなものへと変容した。
「ダヴェドが?」
「ああ。お前は名も知られているし、実力もあるからな」
「しかし、相互不干渉の原則はどうするんだ」
「さして問題ではない」
いやいや、問題だろう。今まで「周辺諸国との相互不干渉」という原則を守り、他国と交流してこなかったのだ。何故今このタイミングで原則を破らねばならないのか。
アラウンは何故か堂々としていて、謎の自信に満ち溢れた表情をしていた。今まで連れ添ってきたこそ分かる。この顔をしている時の彼は、悪いことを考えている。彼の短所が前面に出ている時の顔だ。
今までだってそうだ。この顔の時に、何件ものロクでもない事件を起こしてきた。彼が何かに執着している時は、野心に支配されて欲深くなっている時なんだ。
プイスは分かりやすく溜息を吐いた。
「断る」
「なっ!?何故だ!」
「何を考えているのか知らないが、やめておいた方がいい」
「何も知らないくせに、わかった口を!」
「いやいや。アラウンのことなら大体わかるよ」
「むむむ…」
アラウンに対してこうも言い返せるのはプイスくらいだろう。お見通しだと言われてしまえば口をつぐみ、不満げにプイスを睨み付けるアラウン。プイスにとってその睨みは痛くも痒くもない。短い顎鬚を撫でながら、整然とした態度で会話を続ける。
「会合に出席したい理由は?」
「それは後々わかる。今お前に話すべき内容じゃない」
アラウンは機嫌が悪いまま頬杖を突く。足を組み替えると、プイスに鋭い眼差しを向けた。大抵の者が委縮してしまう恐ろしい目付きだ。
「俺に逆らうつもりか?」
「そんな高圧的な言い方をしても、俺には効かないってわかってるだろ?」
「とにかく、もう参加表明は出した。お前は行くしかないんだ」
アラウンの意志は固かった。プイスの意見を取り入れる気はなく、問いに答える気もないらしい。こうなったらテコでも動かないことをプイスは知っている。プイスは、溜息を吐いて肩を竦めた。
「では、仰せのままに」
第一幕 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
---|---|---|---|---|---|
第一幕 | -? | +?~? | +?~? | -- | |
-? | +?~? | +?~? | -- |
第一幕 台詞 †
- 【異界統治の野心王~武芸編~】
イベント冒険中に流れるお話の「プロローグ」はイベントTOPページのリンクから読むことが出来ますのでよろしければご覧下さい。
また、イベント冒険をするために必要な「神力」は通常エリア冒険時に使用する「行動力」と一部仕様が違います。
「神力」についてはイベントルールページに記載がございますので、ご一読いただければと思います。
その他説明についてもイベントページやTOPのイベント情報などをご覧ください。
それでは「異界統治の野心王~武芸編~」をお楽しみください。本編開始まであと3歩
それでは「異界統治の野心王~武芸編~」をお楽しみください。本編開始まであと2歩
それでは「異界統治の野心王~武芸編~」をお楽しみください。本編開始まであと1歩 - 【第一幕】
キャメロット城内。王の間に召集された神々は、アーサーの話を聞いてどよめいた。
マーリン「ダヴェドが、今回の会合に参加するですって?」
アーサー「ああ。アンヌンの王アラウンとダヴェドの大公プイスの連名で参加表明が届いた」
オグマ「どういう風の吹き回しだろうか」
オェングス「あの国の原則は、変わらず…だよね?」
アーサー「原則を棄却する等の話は聞いていないな」
アーサー「正直なところ、なぜ今回ダヴェドが参加表明をしてきたのかわからないんだ」
マーリン「とりあえず、その事実を私たちに知らせてくれた、ということなのね」
アーサー「その通りだ」
アーサー「オグマ、オェングス。首脳会議前にも関わらず、はるばる来てくれてありがとう」
アーサーは、オグマとオェングスに礼をした。
オェングス「ううん。首脳会議当日に聞いていたら、とてもびっくりしちゃってたと思う。あらかじめ聞けてよかったよ」
オグマ「俺の方も気にしないでくれ。そもそも俺はヌマダの代理だしさ」
妖精国の王オェングス、ダーナの王ヌアダの代理のオグマ。二人とも堂々とした口振りだった。
オェングス「動機は気になるけど、悪い神じゃないんだよね?」
マーリン「アラウンのこと?クセはあるみたいだけど、悪い方ではないと聞いているわ」
オェングス「だったら、会うのが楽しみだね。仲良くなれるといいな」
オェングスはニコニコと笑顔で言う。アーサーも表情を明るくして情報を添える。
アーサー「私は、プイスに会えるのも楽しみだ。彼は公明正大で実力者であると名高いからな!一度、語を交えてみたかった」
マーリン「いいわね。アンヌンやダヴェドで行われている研究についても聞いてみたいわ!」
盛り上がるアーサーたちを横目に、オグマだけは気乗りしないようだった。
その様子に気付いたのはアーサーだった。
アーサー「どうした、オグマ。気掛かりなことでもあるのか?」
オグマ「まぁね。アンヌンには、俺に強い興味を抱いている神が居る、という噂を聞いたことがあってね」
オグマ「それがどんな神で、どんな目的から俺に興味を持っているのかわからないけど」
オグマ「面倒なことに巻き込まれなきゃいいな、と考えていたところ」
アーサー「その噂は私も聞いたことがあるな」
マーリン「アラウンかプイスのどちらかだったりして」
マーリンは悪戯っぽく微笑む。オグマは「よしてくれよ」と言いたげにマーリンの視線を手で払った
アーサー「いつも通り、会合の前に首脳会議を行う予定だ」
アーサー「そこで彼らの出方を見てから、今後の身の振り方を考えても遅くないだろう」
アーサー「会合は各国の親睦を深めるために実施する。この趣旨は変わらない」
アーサー「今回も、実りの多い会合を開催できるよう力を尽くすことを約束するよ」
アーサーの言葉を聞き、オグマは少し安心したらしく表情が和らいだ。
アーサー「では、首脳会議では宜しく頼む。気になることがあったら何でも言ってくれ」
アーサーは、マーリン、オェングス、オグマと順に握手し、力強く言った。
~場転中~
一方その頃ダヴェドではプイスが神妙な面持ちで窓の外を見ていた。
アラウンに押し切られる形で今回のケルト諸勢力会合の参加を決めてしまったが、本当によかったのだろうか?
アラウンの様子がおかしいと気付いていたにも関わらず、彼を止めることができなかった。
後々、他のケルト諸国との間に大きな問題が発生しなければよいのだが…。
会合前に実施される首脳会議はもう数日後だ。
自身もアラウンについて行くのだから、せめて何も問題が起きないよう細心の注意を払うことにしよう。
プイスは改めて意思を固め、空へと視線を向けるのであった。
~首脳会議当日~
キャメロット城の一室には、そうそうたるメンバーが集まっていた。
キャメロットからはアーサーとマーリン。
ダーナからはヌアダとネヴィン。
妖精国からはオェングスとフィン・マックール。
そして、ダヴェドからはプイスとアラウン。
彼らは円状の卓を囲うよう椅子に座っていた。
あなたはアーサーに護衛を依頼され、アーサーの背後に立っていた。代表者各位を見渡すと、ネヴィンと目が合った。
ネヴィンは、よっ、と口パクをしてあなたに軽く手を振った。
アーサー「これより、首脳会議を開催する」
アーサーの一声で、皆が起立する。
アーサー「本会議においては、遠慮せずに何でも言ってくれたまえ。宜しく頼む」
アーサーが軽く一礼をすると、皆も頭を下げる。
全員が再び着席した。アーサーは、机上の資料を捲った。
アーサー「重要かつ歓迎すべきこの内容から話そう」
アーサー「今回の会合に、初めて参加する国がある」
アーサー「──ダヴェドだ。皆、アラウンとプイスに拍手を!」
歓迎の意味を込めて、神々は2柱に拍手を送る。
アラウンは笑みを携え、プイスは畏まり各方面へ頭を下げる。
アーサー「それでは、自己紹介から始めようか」
アーサー「まずは私から。本会合の主催、アーサーだ。キャメロットのことなら何でも聞いてくれ」
マーリン「アーサー王を支える助言役のマーリンよ。宜しくね」
あなたも護衛として挨拶を済ませる。時計回りで挨拶は進み、ヌアダがアラウンとプイスに顔を向ける。
ヌアダ「ダーナの王、ヌアダだ」
ネヴィン「私は、ネヴィンだ!これから宜しくな」
アラウンの鋭い目付きは、まるでダーナの2柱を見定めているようだった。
オェングス「僕は妖精国の王、オェングスだよ。これからよろしくね」
フィン・マックール「僕はフィン・マックールだ。フィアナ騎士団の長を務めているよ」
妖精国の2柱は、アラウンとプイスに友好的な笑みを向けた。
キャメロット、ダーナ、妖精国、それぞれの代表の挨拶が終わるとプイスが口を開いた。
プイス「皆さん、丁寧に有難う。俺はプイス。ダヴェドの大公だ」
プイス「そしてこちらが我がアンヌンの王」
アラウン「アラウンだ、宜しく。此度は皆様にお会いできて嬉しい限りだ」
アラウン「我が国は相互不干渉を原則とし、今まではこのような場に参加してこなかったが…」
アラウン「今回の機会に、皆様と親睦を深めたいと考えている」
アラウン「至らぬ点も多々あるかと思うが、会合成功の為に尽力する。何卒宜しく頼む」
さすがは一国を治める王。威風堂々と言い切り、臆しない。彼の貫禄が垣間見えた。
アラウン、プイス両者の振る舞いに対して、不安を抱く者はなかった。
その後も、首脳会議は滞りなく進んだ。情勢の共有や課題の確認など、予定していた議題を済ませていく。
そして、最後の議題まで辿り着いた。
アーサー「では、これが最後の議題だ。今回のケルト諸国会合で何を行うかを決めよう」
アーサー「意見を聞かせてほしい」
アーサーは皆を見回した。ネヴィンは主張するように自信満々に腕を組んだ。
ネヴィン「ここはやはり、チョコレート大会だろうな!」
フィン・マックール「何をする大会?」
ネヴィン「全員でチョコレートを食べるんだ。素晴らしい大会だろう!」
ヌアダ「却下、だな」
ヌアダの一刀両断に、不満げに口を尖らせるネヴィン。
オェングス「各国がそれぞれお花で作品を作って、お披露目するのはどうかな?」
ヌアダ「ああ。実に平和的だね」
マーリン「悪くないのだけど、その内容は過去に行ったことがあるのよね」
フィン・マックール「そういえばそうだったね。あれは美しい景色だったなぁ」
各国が思い思いに提案し、議論を重ねる。
その議論の最中、おもむろに手を上げた神がいた。
アラウン「俺からもいいか?」
神々の視線が、アラウンに注がれる。
アラウン「各国から代表を出すんだ。そして、武芸トーナメントを行う!どうだ。名案だろ?」
ネヴィン「武芸…?」
フィン・マックール「へぇ…トーナメントね」
神々がアラウンの提案を咀嚼している中、プイスは申し訳なさそうに言葉を挟んだ。
プイス「話を遮り、突拍子もない提案をしてしまい申し訳ない…」
アラウン「不躾だったとでも言いたいのか?俺は提案したまでだ!」
プイス「アラウン、言い方というものがだな…」
プイスはアラウンを諌めるが、アラウンは聞く耳を持たずフンと鼻を鳴らす。
プイスはそんな王の態度が気になって仕方ないようだったが、ヌアダとオェングスはアラウンの提案に興味を示していた。
ヌアダ「トーナメントか…いいね。闘争心が擽られるよ」
オェングス「うん!武芸の披露は視覚的にも派手だし、すごく盛り上がりそう」
ヌアダ「他国の神の戦いを、間近で見れる機会は滅多にない。皆も喜ぶんじゃないだろうか」
アラウン「ああ、ケルト諸国の戦力を今一度、皆で確認するんだ。今後の魔神対策にも活かせるとは思わんか?」
フィン・マックール「アンヌンの王は、素晴らしい視点をお持ちですね。ますます武芸トーナメントというものに興味が湧いてきました」
王たちが乗り気となれば、ネヴィンとフィン・マックールもその気になった。場はすっかり、武芸トーナメントの話で盛り上がった。
マーリン「この内容なら、円卓の騎士たちも喜びそうね」
アーサー「ああ…そうだな」
アーサーは中立を保つために意見を控えていたが、賛成派が過半数を超えると、笑みを浮かべた。
アーサー「満場一致のようだな!今年は、武芸トーナメントを開催しよう」
アーサー「ルールの詳細や、代表の選抜方法、トーナメント表などは追って連絡する」
アーサー「アラウン、素晴らしい提案をありがとう」
アラウン「とんでもない。気に入ってもらえてよかった」
アラウンの隣でプイスは王の様子を気に掛けていたが、彼とて他国からも支持された案を否定するつもりはなかった。
アーサー「皆、拍手を!」
神々は、催しの決定に対して拍手を贈る。室内が拍手の音で満ちる中………
アラウンはひそかにほくそ笑んでいた。
首脳会議は無事に終わり、アーサーは神々を見送った。
部屋には、あなたとアーサーだけが残っていた。
あなたがアーサーから依頼された護衛任務も、無事に終了だ。
ほっと一息ついていると、アーサーに話し掛けられた。
アーサー「ずっと立ちっぱなしで疲れたろう。申し訳ない」
アーサー「君がいてくれたので、安心して会議を進めることができたよ。ありがとう」
あなたは、問題ない、と答えた。アーサーはくすりと笑みを溢す。
アーサー「まったくもって君は頼もしいな」
アーサー「引き続きで申し訳ないのだが…ひとつ頼まれてほしいことがある」
アーサーは神妙な面持ちで、言葉を続ける。
アーサー「…アラウン、プイスに同行してくれないだろうか?」
アーサー「主催国からの使者として、ナビィと共に行ってもらうのが自然だろう」
それは構わないが何故、とあなたはアーサーに聞く。
アーサー「少し気になることがあってな…。私の思い過ごしならいいのだが」
アーサーは表情を曇らせつつ、革紐を巻き付け留めてある丸めた書簡をあなたに手渡した。
アーサー「それは証明書だ。会合が終わるまでの期間中、君をキャメロットの使者として認める」
いつの間に用意したのだろうか…。相変わらず彼は、二手も三手も先を読んでいるらしい。
アーサー「それを見せれば、アラウンとプイスも同行を認めてくれるだろう」
アーサー「しかし、もしも断られたら深追いはしなくていい。会合前に事を荒立てたくはない」
アーサーの話を聞き、あなたは頷いた。
アーサー「感謝する。堅苦しく話してしまったが…使者としてダヴェドの文化を楽しんできてくれ」
アーサー「あの国の実態を知っている者は、ほとんどいないからな…。刺激的な出会いがあるかもしれないぞ」
アーサーはあなたの肩をポンと叩く。それから部屋の出入り口へ歩みを進め、あなたのために扉を開けた。
アーサー「城を出たところでマーリンが彼らと話しているはずだから、今からでも追い付ける筈だ。頼んだよ」
この王はどこまでもお見通しらしい。あなたは部屋を出て、アラウンとプイスの元に向かった。
アラウンとプイスは、あなたの同行を歓迎した。
そうと決まればナビィも呼んで事情を伝える。
あなた方は支度を済ませ、アラウンたちに合流した。
最後まで彼らと話をしていたマーリンに別れを告げて、あなたはアラウンたちと共にキャメロット城を後にした。
ダヴェドへ向かう道中、彼らはあなたとナビィに様々な話をしてくれた。
アラウンとプイスの会話内容から、2柱の仲がいいことを知る。
彼らは互いを尊敬し、慕っているようだった。
あなたは、彼らの出会いについて聞いてみた。プイスは頬を綻ばせた。
プイス「あれはひどい出会いだったな」
アラウン「お前のせいだろ」
プイス「絶対そんなことないと思うんだけどなぁ」
アラウンに何を言われても、プイスは慣れているようで気にしていなかった。
プイス「俺が狩りに出た時に、獲物を見つけたんだ。そいつに猟犬が群がっていたから追っ払って、獲物を得たんだが…」
アラウン「その猟犬は、俺の猟犬だったんだ」
ナビィ「プイス様が、アラウン様の猟犬を追っ払っちゃったんですか?」
アラウン「そうだ!こいつが俺の獲物を横取りしたという訳だ」
プイス「知らなかったんだから、仕方ないよなぁ」
プイス「その一件で、アラウンがすごく怒ってしまってね」
(ボス戦)
第一幕 ボス †
第二幕 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
---|---|---|---|---|---|
第二幕 | -? | +?~? | +?~? | -- | |
-? | +?~? | +?~? | -- |
第二幕台詞 †
- (ボス戦)
第二幕 ボス †
第三幕 †
エリア名 | 画像 | 行動 | 経験 | ジェム | その他 |
---|---|---|---|---|---|
第三幕 | -? | +?~? | +?~? | -- | |
エリア、章名等 | -? | +?~? | +?~? | -- | |
エリア、章名等 | -? | +?~? | +?~? | -- |
第三幕 台詞 †
- (ボス戦)