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喧騒乱舞!戯れのトリックスターエリアデータ

Last-modified: 2018-07-21 (土) 19:24:12

ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子になる気がしたので。エリアデータはこちら。必要項目が足りない可能性があります。改変よろしくお願いします。(nameless)

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※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなので、その辺のデータは参考程度に。

※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント、訂正お願いします。

情報提供等

わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかないので是非ご協力を。
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名を他情報と一緒に添えてください。

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プロローグ~第1幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
喧騒乱舞!戯れのトリックスター~プロローグ~赤土の大地01.jpg-17+25~3085~510--
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720
不穏…日本地域の様子日本神社1.jpg-17+25~30+85~510--~
-18+27~32+90~540
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720
不穏…インド地域の様子インド大河1.jpg-17+25~30+85~510--~
-18+27~32+90~540
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720
不穏…北欧地域の様子雪の森1.jpg-17+25~30+85~510--~
-18+27~32+90~540
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720
不穏…赤土地域の様子赤土地域.jpg-17+25~30+85~510--~
-18+27~32+90~540
-19+28~34+95~570
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720

第1幕台詞

  • 喧騒乱舞!戯れのトリックスター
    いつの間にやら、赤土地域の神様たちとパーティーの準備の手伝いをすることとなっていたが…自分の身の回りの状況を確認するにはちょうどいいだろう。
    ファルとサイリスとの戦いを終え、自分が本当に、ほんの少しだけ過去に来てしまったのか…あの会場にいたほかの神様はどうなったのか、気になることはまだたくさんある。
    アウィテリンツタ「私とチーフでお料理を作るので、皆さんで会場の準備をしてもらえるとうれしいですー!」
    アウォナウィロナ「吾、友の為腕を振るわん。赤土の神々よ、吾が大地の恵みを馳走す」
    プテサンウィ「まかせてー!会場の準備をするには、人手がいるよねー!アタシちょっとハオカー呼んでくる!」
    アポヤンタチ「俺はマサウたちに声かけてくるかな」
    赤土の神様はいつになく張り切っている様子だ。他の地域でも神同士で集って宴を開くのはよく行われている。神様は宴が好きなのだろう。
    プテサンウィ「キミもこっち手伝ってー!一緒に呼びに行こうよー!」
    アウィテリンツタ「そうですね!お兄ちゃんとプテサンウィさんのお手伝いをお願いしたいです!」
    成り行きではあるものの、赤土の大地を歩くことで何か新しい情報が得られるかもしれない。赤土の神様達の依頼を快く引き受けた。
    アウォナウィロナ「疲れしときは如何なるときであれここに戻りなさい、親切なる者よ。吾が作りしスープなら、馳走しよう」
    アウィテリンツタ「チーフの料理は本当においしいですよー!疲れも吹き飛んじゃいますよね!」
    アウォナウィロナ様の格好で悩めるアポヤンタチ様も料理は好きだと伺ったことがある。確かに、先ほどいただいたスープはとても温かく、愛情のこもった美味しいスープだった。
    プテサンウィ「じゃあさっそく皆を呼びにいこー!ほらほら、アポヤンタチも走ろー!」
    アポヤンタチ「あっ!プテサンウィ待てって!…全く…あっという間にあんな所まで…」
    アウィテリンツタ「よろしくお願いしまーす!」
    赤土の大地を力強く走り抜けるプテサンウィ様。その後を自分とアポヤンタチ様が追いかけていく。この地域は広大な赤い大地と青い空のコントラストが美しく、プテサンウィ様のように駆け抜けたくなる地域だ。
  • 不穏…他の地域の様子
    その一方――他の地域では、少々不穏な空気が漂っていた。
  • 不穏…日本地域の様子
    アメノトリフネ「旦那ー!タケミカヅチの旦那ーっ!」
    コトシロヌシ「や、アメノトリフネ。そんなに声張って、また上司探しか?」
    アメノトリフネ「その通りなんだけど、様子がいつもと違ったんだよ!あたい、旦那の近くに居たんだけど、突然旦那の周りに青白い砂が出てきて…」
    アメノトリフネ「まさか、そのまま旦那を包み込んでどっかにやっちゃうなんて思ってなかったんだよ!」
    コトシロヌシ「青白い砂?初めて聞いたな…」
    フツヌシ「アメノトリフネ、タケミカヅチがどこへ行ったかまだわからない?」
    アメノトリフネ「わかったらこんな苦労はしてないよ…うぅ、旦那ァー!いるなら返事してくれよーっ!」
    フツヌシ「んー…まぁ、返事があったら苦労しないよね。タケミナカタにも聞いてみるか」
    コトシロヌシ「それはオレがやっとくぜ。アンタらは引き続き辺りを探しときな
  • 不穏…インド地域の様子
    ラクシュマナ「…おかしいぞ!こんなに探してもハヌマーンがいないなんて…」
    ラーマ「マジで見つかんねー!どこ行っちゃったんだろな…ハヌマーンが勝手にいなくなるなんてマジありえねーっしょ」
    シーター「砂と一緒にいなくなっちゃうとかヤバくない?カウサリヤーにも教えとこうよ~!」
    ラーマ「シーターの言う通りかも!誰か知ってるかもしれないし。ヴァーユとかにもきいてみよっかな」
    ラクシュマナ「ハヌマーン、オレはいなくなってもいいなんていってないんだぞ…」
    シーター「アタシもハヌマーンのことはチョー心配だし…あちこちに聞き込みに行こ!手分けした方がイイかな?」
    ラーマ「んー…それマジ名案なんだけど、変な事件に巻き込まれてたらかえって危ない?かも」
    ラクシュマナ「事件?!ハヌマーンさらわれちゃったのか?!」
    ラーマ「いや、決まったワケじゃないんだけど!その可能性も考えとかねーと、シーターやラクシュマナに何かあったらそれこそマジでヤバイと思うし。ほら、最近変な事件多いっしょ。空間に裂け目出来た~とか」
    シーター「確か、その事件も砂が関係してなかったっけ?ハトホルにもきいてみよっかな~…」
    ラーマ「酔っ払ってどっかで寝てるだけならマジでイイんだけどな!」
    ???「おーい!」
    ラーマ「ヴァルナとインドラじゃん!マジナイスタイミング!ちょっとオレらの話きいてくんない?」
    ヴァルナ「オレもラーマたちに聞きたいことあるんだよ!」
    インドラ「大したことじゃねぇけどな!」
    ヴァルナ「いやいや大したことあるから!」
    インドラ「端的に言うと中国山脈でアグニとフッキが消えちまってな!砂にまかれて気付いたらいなくなっちまってよ」
    ヴァルナ「オレもインドラも目の前で見てたんだ!マジでヤバくね?!アグニがどこ行ったか知らない?」
    ラーマ「マジか、あいつらもかよ!」
    シーター「アタシたちもハヌマーンが消えちゃって探してたとこなんだよね~、砂にまかれて…って状況とか一緒だし!」
    ラーマ「それってさ、同一犯かもしれねーし、他の地域にも行ってみるか!」
    インドラ「お?殴りこみか!任せとけ!」ヴァルナ「いやいやそうじゃないだろ!?」
  • 不穏…北欧地域の様子
    フリッグ「ワイナミョイネンのパーティー会場はここ?なんだか妙な騒ぎになっているような気がするのだけど」
    イルマタル「あら、フリッグね。残念だわ…たった今パーティーの主催が行方不明になった所よ」
    ヘルモーズ「は?!どういうことだよ…主催ってワイナミョイネンだろ?」
    イルマリネン「あいつと一緒にいたが、こっちが説明してもらいたいくらいだ」
    フリッグ「…詳細を教えてもらえないかしら。全く状況が読めないのだけど」
    イルマタル「先ほど言ったとおり、主催のワイナミョイネンが消えたわ」
    イルマリネン「青白い砂に包み込まれてな」
    イルマタル「…あっという間のことだったから、私もイルマリネンも何も対処できなかったわ」
    ヘルモーズ「砂に包まれて消えた…?!」」
    イルマリネン「さっきまで騒いでいたやつがいなくなるとこうも静かになるとはな」
    フリッグ「困ったわね…このあとオーディンも遅れてくる予定だったのだけど」
    オーディン「待たせたのう!いやぁ、パーティーと聞いてついつい支度に準備がかかってしまったわい!」
    フリッグ「……今来たのね」」
    イルマタル「…まぁ、主催がいないからパーティーをどうしたものかわからないのよ。そこのイルマリネンなら、設営とか手伝っていたし段取りを知っているかもしれないけれど」
    イルマリネン「…生憎、それ以外の業務については興味がなくてな、聞いていなかった」
    オーディン「なにやら雲行きがあやしいのう。一体なんじゃ?」
    フリッグ「ワイナミョイネンが消えてパーティーが頓挫しているの」
    オーディン「なにぃ、もしや…パーティー中止ということかのう!?」
    フリッグ「この際仕方がないと思うけれど。彼…を探す方が先決ではないかしら」
    ヘルモーズ「オレは他の地域にも出かけて調べてくる!母さんたちは周辺を探してくれ!」
    イルマタル「あら、あの子…一人で飛び出して行ってしまったわ。あちらは別地域と言うよりヒイシの森よ」
    フリッグ「もう…ヘルモーズは本当に勝手に飛び出して…」
    オーディン「なに、他の地域のことが知りたいならワシに任せておけい!最高神どもに連絡を取ってやるぞ!ワハハハハ!」
    イルマリネン「よろしく頼む。俺らにはない、何か重要な情報を持っているかもしれないからな」
  • 不穏…赤土地域の様子
    マサウ「プテサンウィ、赤土地域の神でパーティーするってのはほんとかよ!」
    プテサンウィ「もっちろん!あ!アステカ地域の神様も呼ぼっか!地域近くにあるし、みんなでパーティーしたほうが楽しいよー!」
    タイオワ「いいわねぇ!マサウ~、パッと行って来てちょうだい?」
    マサウ「ふっざけんなっての!無茶振りはやめろよな」
    マサウ「パーティーつってもよ、ココペリとかどうすんだよ。アイツいつもどっかいっちゃってすぐみつかんねぇし!」
    ソツクナング「…………」
    タイオワ「ソツクナングったら面白いわぁ!」
    マサウ「いや、ソツクナングはなんも言ってねーだろ!」
    ソツクナング「…………足音がする。遠くない」
    アポヤンタチ「足音?何の足音だ?敵だったら…」
    タイオワ「ソツクナングが身構えてないから敵じゃないと思うわ~!」
    プテサンウィ「あっ!人影が見えるよーっ!神様じゃないかなー!」
    ???「よかった、ここの神様はいなくなったわけじゃないんだね」
    タイオワ「あら~、イツァムナーじゃない!どうかしたの?」
    イツァムナー「あぁ、少し相談があってね…イシュチェルとエクチュアが見当たらないんだ」
    アポヤンタチ「イシュチェルとエクチュア?なんでその二人が…」
    イツァムナー「二人が仲がいいことはわかるんだけど、突然だから心配で…。こっちで何か情報ないかな」
    マサウ「いや、おいらは見てないぜ」
    プテサンウィ「アタシも見てないよー!」」
    イツァムナー「そうか…ありがとう。もう少し俺も探してみないといけないらしい」
    アポヤンタチ「エクチュアはともかく、イシュチェルがお前をおいていなくなるのは確かに珍しいな」
    プテサンウィ「なにかサプライズプレゼントとか用意してたりして!」
    イツァムナー「そうだといいんだが、これ見てもらえないかな。アステカ地域のとある一角にまとめて落ちていた物を拾ってみたんだが、何か手がかりになりそうじゃないか?」
    イツァムナー様は懐から小さな瓶を取り出して見せる。中は見覚えのある青白い砂で満たされていた。瓶を傾けると、中の砂は赤土の太陽の光を受け、きらりと一層妖しく輝く。
    タイオワ「あら~!とってもきれいね!これが手がかり?」
    イツァムナー「あぁ、そうなんだ。調べたらこの砂はどうにも、アステカ地域の物ではないらしくってね。…それどころか、この世界の物かもあやしい。瓶に詰めたけど、いつの間にか無くなってしまっていてもおかしくないくらい不安定な物なんだ」
    アポヤンタチ「そんな不安定な物が散らかってるなんて確かに気になるな」
    プテサンウィ「ふーん…あ!あの煙!ワカンタンカが呼んでる!ちょっと行ってくるねー!」
    マサウ「えっ!?お、おい!」
    イツァムナー「なんだかプテサンウィは忙しそうだね。赤土の神様を集めているみたいだけど、何か催しでもするのかな?」
    アポヤンタチ「まぁそんなところだな。神様で集まってパーティーをするんだとか…はぁ、平和ボケしているというかなんと言うか」
    イツァムナー「いや、素敵じゃないか!むしろ、引きとめてしまって悪かったよ」
    イツァムナー「俺は二人を探しに行くから参加は難しいかもしれないが、良ければアステカの他の神達に声をかけてみるよ。ウェウェコヨトルとか来てくれるんじゃないかな」
    タイオワ「イツァムナーってほんっとに気が利くわね~!お願いしたいわ!」
    イツァムナー「わかった。じゃあ俺は一旦アステカに戻るよ。手があいたら、パーティーの準備を手伝うよう駆けつける」
    マサウ「んじゃあ、プテサンウィは走って行っちまったし一旦アウォナウィロナんとこもどろーぜ」
    タイオワ「そうねぇ、なんだかおなかがすいちゃった!少しつまみ食いできないかしら」
    マサウ「オイ!またタイオワのダイエットに付き合わされんのはごめんだからな!」
    先ほどの会話とは裏腹に、緊張感のない赤土の神様たち。しかし、ソツクナング様だけはじっと、ある一点を見つめ続け、一歩前へ足を踏み出す。
    タイオワ「あら?ソツクナング、どうしたの~?アウォナウィロナのいる方はそっちじゃ…」
    ソツクナング「…いや。気配を感じる」
    マサウ「気配だぁ?そんなのおいらは感じねぇけど…」
    ソツクナング「…!」
    タイオワ「あっ、本当だわ!こっちからとってもいやな気配がするわね~…なにか悪いことでもたくらんでる子がいるのかしら?」
    マサウ「はぁ?!ど、どこに……そこか!?
    (ボス戦)

第1幕ボス

赤土の大地のボス ウェンディゴ
赤土の大地のボス ウェンディゴ.jpg
HP500
報酬コヨーテの解放石(悪戯)、イクトミの解放石(悪戯)
遭遇時ソツクナング様の目線の先からは、
妖しげな黒いオーラを纏ったウェンディゴが姿を現す。

大きな斧を手にしたウェンディゴは、
そのまま力任せに迫ってくる!
撃破時その場にいた神様の力を借り、
ウェンディゴの隙を突いて強力な一撃を食らわせることができた。

しかし、ウェンディゴは黒い霧のような姿となって、あっという間に姿を消してしまった。

取り逃がした、と思うのも束の間。
赤い大地には、キラリと輝く宝石が二つ転がっていた…!

第2幕

※エリア名は便宜上のものです

エリア名画像行動経験ジェムその他
捜索!解放石はどこ?赤土地域.jpg
赤土の大地01.jpg
-17+25~30+85~510--
-18+27~32+90~540
-19+28~34+95~570
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720

第2幕台詞

  • ~第2幕~
  • 捜索!解放石はどこ?
    ソツクナング「……解放石」
    タイオワ「これって、赤土の神様の解放石よね?」
    アポヤンタチ「コヨーテとイクトミじゃないか!姿を見かけないと思ったら…
    突然の魔神の出現、そしてその魔神が解放石を所持していたことに神様たちも驚きを隠せないようだ。解放石は、赤土の太陽の光を受け、キラキラと輝く。
    マサウ「まさか、アステカの神様が行方不明になってるっつー話と関係あったりすんのか?」
    アポヤンタチ「まさか…しかし違うとも言い切れないよな。コヨーテやイクトミと同じ様に封印されているかもしれない」
    タイオワ「封印されたままじゃかわいそうね~、助けてあげなくっちゃ。騒がしい子達だけど大事な赤土の神様だもの」
    ソツクナング「……」
    タイオワ「ソツクナングもそう思うわよね!魔神を見つけたら片っ端からやっつけちゃっていいわよ!」
    ソツクナング「……御意」
    この場にいる神様達の思いは同じようだ。コヨーテ様、イクトミ様の解放石を見つけた以上は、この二人を助け出すことが先決だろう。残りの解放石を持っている魔神はあのウェンディゴなのだろうか。
    プテサンウィ「みんなーっ!ワカンタンカとハオカーを連れて戻ってきたよーっ!」
    タイオワ「あら~早かったわねぇ!さすがプテサンウィだわ!」
    ワカンタンカ「良かった、皆で集まっていたんだね。ちょうど伝えたいことがあったんだ」
    マサウ「伝えたいこと?」
    アポヤンタチ「何か重要なことなのか?」
    ハオカー「…ワカンタンカが伝えることは、基本的に重要だ」
    マサウ「もったいぶらねーで早く言ってくれよ!」
    ワカンタンカ「それもそうだね。アウォナウィロナとアウィテリンツタにはあとで伝えておくとして…キミたちには先に教えておこうかな。北欧地域のオーディンから連絡があったんだ」
    タイオワ「オーディン?うふふ、あのお爺ちゃんがワカンタンカに連絡をするなんて、それこそパーティーの招待じゃないのかしら」
    ワカンタンカ「ボクもはじめそうかと思ったよ。…どうやらあちらでも大変なことが起きてるみたいなんだ」
    ワカンタンカ「簡単に言っちゃうと、北欧地域の神様が行方不明になっちゃったんだって。…砂に巻かれてね。キミたちも砂…何か心当たりとかないかな」
    マサウ「砂ぁ?!」
    マサウ「砂っつったら、さっきイツァムナーが見せてきたあれ…!」
    アポヤンタチ「そういえば、あれも砂だったな…イシュチェルとエクチュアが行方不明になったとか言ってたし、関係があるかもしれない」
    ワカンタンカ「それなら話が早いよ。オーディンいわく、他の地域でもそれと似た事件が発生しているんだって。連絡がついた地域に限られるけど、日本やインドでも似たような事件が起きてるみたい」
    アポヤンタチ「思ってたより深刻だな…早いところチーフとアウィテリンツタにも伝えたほうがよさそうだ」
    プテサンウィ「アタシももうちょっと走り回って情報収集してみるよー!」
    タイオワ「でも、パーティーを中止にしちゃうのはイヤだわ~、アウォナウィロナのお料理をおなかいっぱい食べたいもの~」
    マサウ「いくらなんでもこの状況でそれは無理だろ!おいらもカチナに変なヤツがいねーか聞いてみるか…」
    ソツクナング「……マサウが、久しぶりにやる気だ」
    マサウ「オイ!おいらがいつもやる気ねーみたいな言い方すんな!」
    タイオワ「ふふっ、いつも…ねぇ~」
    マサウ「な、なんだよ」
    ハオカー「うむ…パーティーの準備を続けるのも、ある意味良いかもしれない」
    タイオワ「あらっ!本当?」
    ハオカー「…下手な混乱を招くことなく、神達を集めることで異変をすぐに察知できるかもしれん」
    プテサンウィ「ハオカーって頭イイねー!」
    アポヤンタチ「…と言う事は、俺たちは引き続きパーティーの準備を進めていた方がいいのか?」
    ワカンタンカ「そうだね、ハオカーの作戦にボクも賛成だよ。その方がきっと楽しいだろうしね!」
    ワカンタンカ「オーディンたち北欧の神様たちもパーティーを開く予定だったらしいんだ。招待してあげてもいいんじゃない?」
    プテサンウィ「うんうん!その方が絶対楽しいよー!よーっし、アタシもパーティーの準備、頑張るねー!」
    アポヤンタチ「じゃあチーフとアウィテリンツタに伝える為にも一旦戻るとしよう」
    タイオワ「そうねぇ、一気に人数が増えるかもしれないから、お料理を作る量も増えちゃうものね~」
    マサウ「タイオワは食うことばっかだな!」
    タイオワ「あらまぁマサウったら!」
    マサウ「いでで!笑顔でつねんのやめろよぉ!」
    ワカンタンカ「ふふっ、二人は仲良しだね」
    アポヤンタチ「そ、そうなのか!?」
    どこか不穏な空気が漂っていても、不安な気持ちを抱えていても、赤土地域の神様たちが持つ明るさですぐに和やかな空気に変わる。皆いつも笑顔だ。
    タイオワ「あらぁ?おっきなカラスがサボテンの上にいるわよ?オーディンのとこの子かしら」
    ワカンタンカ「ううん、あれは多分レイヴンの連れてる子だよ!おーい!」
    ワカンタンカ様がカラスに向かって声をかけると、カラスは大きな声で一鳴きする。そして大きな黒い翼を広げ、一行の行き先を導くように羽ばたいていく
    ワカンタンカ「ついて来てって言ってるみたいだね。レイヴンがいるのかも?」
    ハオカー「うむ…何かありそうだな」
    アポヤンタチ「あぁ…あいつ、俺たちのことを待ってたのか?」
    プテサンウィ「お迎えが出来るなんてとっても偉い子だねー!」
    マサウ「でもよ、何も鳥に出迎えさせる必要ねーんじゃね?レイヴン本人がくればいいのに」
    ソツクナング「…手が離せなかったんだろう」
    カラスに連れられていくと、なにやら激しく誰かが戦っているような音を耳にする。少し離れた位置で、なんと何者かと交戦中のアウォナウィロナ様とアウィテリンツタ様、そしてカラスの主人であるレイヴン様の姿が目に入ってくる。
    アポヤンタチ「チーフたちが何かと戦ってるみたいだ!加勢に行くぞ!」
    マサウ「おっしゃあ!おいらの実力見せてやるぜ!」
    タイオワ「あぁもう、飛び出して行っちゃって…ソツクナング、二人の援護をお願いね?」
    ソツクナング「…御意」
    アウォナウィロナ「吾が家族、吾が友には指一本、触れさせやせぬ。大いなる大地へと帰すべし」
    アウィテリンツタ「チーフ、右ですよ!右ー!そっち側ががら空きですー!」
    レイヴン「ふん、愚鈍なやつめ。お前程度の雑魚に、この俺の策を使うのははばかられるな!」
    ハオカー「あれはウェンディゴ…しかし、先ほど見たウェンディゴとは多少違うようだな」
    ワカンタンカ「…解放石の力も感じるね。あの子がコヨーテとイクトミの解放石を持っているみたい」
    プテサンウィ「悪いことしてるのは一緒だよ!やっつけよー!」
    レイヴン「援軍か?必要ないな。お前たちは俺たちの働きを指くわえて見ているがいい」
    アウィテリンツタ「わーっ!レイヴンさん、前を見ながら飛ばないと危ないですよーっ!そこ、大きな岩がありますー!」
    アポヤンタチ「レイヴンのことはほっとけ、今は目の前の敵に集中するんだ!」
    アウィテリンツタ「はい!レイヴンさん、メガネ割れてませんかー?あとは任せてくださーい!」
    勇ましく魔神と戦う神様だが、先ほどのウェンディゴといい、この魔神もどこかおかしな雰囲気を感じる。この違和感を感じるのはどうやら自分だけではないようだ。
    ワカンタンカ「神様たちはああいってるけど、なんだか変なオーラを纏っているね。瘴気と言うべきかな。今まで見てきたウェンディゴとはどこか違うような…戦うなら、少し気をつけたほうがいいかもしれないよ」
    (ボス戦)

第2幕ボス

赤土の大地のボス ウェンディゴ
赤土の大地のボス ウェンディゴ1.jpg
HP310
報酬コヨーテの解放石(茶目)、イクトミの解放石(狡猾)
遭遇時先ほど見かけたウェンディゴとは少々姿かたちが違うようだ。
まるで女性にも見えるような…
ワカンタンカ様の忠告どおり、このウェンディゴも黒いオーラを纏っている。
用心して戦わなければ!
撃破時ウェンディゴは相手にとり憑いて理性を奪う力を持っている。
その能力を使われないためにも、短期決戦を挑まねばならない。
ウェンディゴが大きな斧を振るった直後の隙を狙って、一撃を繰り出した!

ドスッ…

見事に一撃を当てたものの、またしてもウェンディゴは霧散してしまった。

そして、ウェンディゴの去ったあとからは、二つの解放石が…!

第3幕

※エリア名は便宜上のものです

エリア名画像行動経験ジェムその他
解放!トリックスター赤土の大地01.jpg-17+25~30+85~510--
-18+27~32+90~540
-19+28~34+95~570
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720
準備!赤土パーティー赤土地域.jpg-17+25~30+85~510--
-18+27~32+90~540
-19+28~34+95~570
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720

第3幕台詞

  • 解放!トリックスター
    コヨーテ「ひゃーっ!外に出れたーっ!マジでもうでれねーかと思ったー!」
    イクトミ「捕まってたってのによく動き回れるもんだ…まぁ、出れただけ十分ってとこかね」
    レイヴン「全く…間抜けな奴らだ。俺のように、もう少し考えて行動をとれ。わかったな?」
    アウィテリンツタ「解放してもらえてよかったですねー!」
    コヨーテ「ほんとな!マジありがと!すっげー助かった!」
    レイヴン「おい!同じところをぐるぐる回るな、砂埃が舞うだろう」」
    ワカンタンカ「二人とも、何故捕まっていたのか教えてもらえないかな。もしかして、砂に巻かれて…とか、そういうことだったりする?」
    イクトミ「砂?」
    コヨーテ「砂ならいっぱいあるよなー!ほら、この辺全部砂場だぜ!」
    レイヴン「そういうことじゃないだろう、話を聞け」
    ハオカー「ワカンタンカいわく、他の地域の神達が行方不明になる事件が起きているのだ」
    イクトミ「ははーん?ってことは俺らがその事件に巻き込まれたって思ってるわけか」
    マサウ「よくわかんねーけど、そうじゃないのか?」
    プテサンウィ「なんか、不思議な砂に包まれた神様がその場から消えていなくなっちゃうんだってー!」
    アウォナウィロナ「不思議な砂…いとあやしき砂なり。吾も知らぬ、如何なる砂ぞ」
    タイオワ「イツァムナーが見せてくれた砂は青白くてキラキラ光ってたのよね~とっても綺麗な砂だったわ!」
    アポヤンタチ「もしその砂が原因なら、この地域の地面は赤い色をしているからな…散らばっていたらすぐにわかるだろう」
    イクトミ「,へぇ…ま、俺ら関係ないんじゃね。赤い砂はともかく、青白い砂なんて見た憶えないわ」
    マサウ「ってことは、行方不明事件とは関係ねーとこで捕まってたってことかよ!」
    コヨーテ「行方不明?誰が?」
    イクトミ「はは、そんな綺麗な砂ならむしろ拝んでみたいもんだぜ。なぁコヨーテ」
    コヨーテ「腹減ったー…肉くいてー…」
    レイヴン「…お前は食欲にしか感心がないのか」
    マサウ「さっきの魔神はねーちゃんだったからな、どうせイクトミは適当に引っかけたんじゃねーの」
    レイヴン「本当にお前という奴はクズだな」
    イクトミ「はは!勝手言ってくれるじゃないの」
    コヨーテ「イクトミ、ねーちゃんに夢中だったもんなー!」
    イクトミ「かわいこちゃんは相手がなんだろうとほっとけねぇだろ?色男ってのはそういうふうにできてんのよ」
    ワカンタンカ「とりあえず、二人が魔神に捕まったわけじゃなくて安心したよ。行方不明事件は解決しないままだけど…」
    レイヴン「さっきから聞く行方不明事件とやら…青白い砂がどうこう言っていたな」
    レイヴン「まさか、この砂ではあるまいな」
    マサウ「あっ!それイツァムナーが見つけたやつと一緒じゃねーか!」
    アウィテリンツタ「すごい!本当に青白い色をしているんですねー!」
    レイヴン様が布の包みを開くと、さらさらと音を立てて青白い砂があふれ出す。マサウ様の言うとおり、イツァムナー様が瓶に詰めていた砂とまるきり同じに見える。
    レイヴン「あの岩の裏側に散らばっていたな。そこに誰かがいたのかどうかは知らん」
    アポヤンタチ「赤土の神でまだ見つかってないのはココペリか?」
    マサウ「まさかココペリも連れてかれちまったってことか?!」
    ワカンタンカ「まだ決め付けるのは早いと思うな。オーディンたちが合流したら、改めて情報共有しようよ」
    タイオワ「あ!そうそう。もしかしたら、アステカの神様たちも来るかもしれないわね!イツァムナーが呼んでくれるって言っていたもの」
    コヨーテ「なんかおもしれーことすんのか?!よくわかんねーけど楽しそうだな!」
    レイヴン「これのどこが楽しそうに見えるんだ。大人しくしてろと何度いえばわかる」
    イクトミ「まぁまぁ、いいじゃねぇの。適当に楽しんどこうぜ」
    アウィテリンツタ「私たち、パーティーの準備をしていたんですー!」
    タイオワ「同じところにまとまっていれば、誰が居なくなってもすぐわかる…ってハオカーの作戦なのよ♪」
    レイヴン「ふん…悪くはないが、幼稚な策だな」
    レイヴン「この俺がその策をもっと緻密な作戦に仕立ててやってもいい。どうだ?」
    コヨーテ「アウォナウィロナ、なんかすっげーイイ匂いすんなぁ!これスープか?」
    アウォナウィロナ「うむ。吾の自信作なり」
    レイヴン「おい俺の話を聞け!」
    イクトミ「はは!腹が減ってちゃなんとやらってな。アウォナウィロナ、こいつと俺にもスープ頼むぜ」
    アウォナウィロナ「ならば友よ。大地の恵みを授けよう」
    プテサンウィ「アタシもー!」
    タイオワ「わたしにもちょうだい~!」
    アポヤンタチ「パーティーの準備自体は進めるでいいんだよな」
    ワカンタンカ「うん、そのはずだよ」
    タイオワ「ソツクナングも連れて行っていいわよ~!力の要るお仕事とか頼りになるもの」
    コヨーテ様、イクトミ様が解放されたことで安堵する神様たち。引き続きパーティーの準備を進め、北欧やアステカの神様と合流するのを待つこととなった。
  • 準備!赤土パーティー
    プテサンウィ「あれっ?あの子、赤土にいたっけ?」
    パーティー会場の準備中、プテサンウィ様が大地をのこのこ歩くモンスターを指差す。
    ハオカー「あれはゴブリンではないのか」
    プテサンウィ「ゴブリン?でも緑色のゴブリンはギリシャにいる子だよねー?なんでここにいるんだろ」
    プテサンウィ様の指差す先には、確かにギリシャ平原に生息するモンスター、ゴブリンが赤土の大地を暢気に歩いていた。
    コヨーテ「迷子か?!ギリシャに連れてけばいーんじゃねーの!」
    イクトミ「だといいけどな。あっち見てみ、ほら」
    コヨーテ「ん?!なんだあいつ!はじめてみた!」
    イクトミ様の目線の先には、赤い色のレイスや紫色のサキュバスがふわふわと浮かんでいる。
    アウォナウィロナ「新たなる客人。宴に参加となれば、吾が腕を更に振るわん」
    アウィテリンツタ「客人なのかはわからないですけど、あちこちにはじめて見るモンスターがいっぱいいますねー!かわいい!」
    コヨーテ「おっかけたらすぐにいなくなっちまった…また出てくっかな?」
    アポヤンタチ「それよりもなんで他の地域のモンスターがここにまで来てるのか気になるな」
    オーディン「おぉ~ようやく到着したわい。招待してくれたこと感謝しとるぞ!ワハハハハ!」
    ワカンタンカ「やぁオーディン。北欧のみんなもようこそ、赤土の大地へ!」
    フリッグ「こちらの状況はあなた達に既に伝わってるかしら?」
    ハオカー「ワカンタンカからある程度聞いた。…主催がいなくなるとは難儀なことだな」
    フリッグ「そうね…いるとうるさいけれど、いないと静か過ぎるのよね、困ったものだわ」
    コヨーテ「おい!あそこにすっげー美人なねーちゃんがいるぞ!」
    イクトミ「ん?おいおいフリッグ様じゃねーか。北欧の美の女神様ってんで知らない奴ぁいねぇよ。まさか赤土で会えることになるなんてなぁ」
    レイヴン「御託はいい。相手は大御所だぞ、恥ずかしい真似はするなよ」
    イクトミ「んなヘマするかよ。さてはレイヴン、緊張でもしてんの?真っ赤だぜ」
    コヨーテ「やべーマジだ!レイヴン顔すっげー赤くね?!あ!わかった!日焼けだろ!」
    イクトミ「へぇ?そりゃ大変だなぁ、冷やせばいいんじゃね」
    コヨーテ「冷やす!わかった!」
    レイヴン「お前もけしかけるなイクトミ!」
    イクトミ「はは!落ち着いたかよ?」
    レイヴン「ふん…」
    コヨーテ「?」
    タイオワ「アステカの神様も来るそうよ~一応パーティーだから盛り上がっていきましょ?」
    オーディン「盛り上げるなら任せておけい!朝までダンスでフィーバーじゃあ!」
    フリッグ「でも準備中でしょう?手伝うわよ」
    フリッグ「フルーツタルトの焼き方なら教えられるわ」
    アウィテリンツタ「フルーツタルトですか?おいしそー!チーフ、私ちょっと挑戦してみます!」
    アウォナウィロナ「うむ、娘よ。勇気ある挑戦、吾も応援す」
    イクトミ「ようこそ、オーデイン様、フリッグ様」
    レイヴン「!?イクトミのやついつの間に」
    コヨーテ「レイヴン、ふるーつたるとってなんだ!?なんかよくわかんねーけどうまそう!」
    レイヴン「コヨーテ、うるさいぞ!もう少し静かにしてろ」
    イクトミ「ここまで遠かったんじゃねぇの?荷物くらい持ちますって」
    フリッグ「気が利くわね、でも大した荷物は持ち歩いていないわ」
    イクトミ「はは、遠慮してます?大丈夫ですって」
    フリッグ「そう、それならお言葉に甘えようかしら。これ持って下さる?」
    イクトミ「はいはい、…っと。おいコヨーテお前も持ちな、力仕事は得意だろ」
    コヨーテ「へ?おれも?」
    コヨーテ「よっしゃ!お客様の荷物だぜ!どこ運べばいいんだ?!あっちか!」
    イクトミ「そうそう、あっちな。…こんなもんでどーよ、レイヴン。文句ねぇだろ?」
    レイヴン「…俺はそこまでしろとは言ってないからな」
    イクトミ「持ちたければ譲ってやるぜ?」
    イツァムナー「みんな、遅くなって悪いな。手伝いに来たよ」
    アポヤンタチ「イツァムナー、結局イシュチェルたちは?」
    イツァムナー「…まだ見つかってない。北欧の神達も来たのか?」
    ウェウェコヨトル「よぉ!パーティーの準備っていうから顔出してみたぜ。…お。オーディンも来てたのか」
    オーディン「パーティーというからには、参加せんわけにはいかんからのう!」
    イツァムナー「さすがオーディン!イシュチェルとエクチュアがいないのは残念だけど、俺もパーティーを楽しむつもりだよ」
    ウェウェコヨトル「遅れてケツァルやらテスカやらも来るんじゃねーかな」
    アウィテリンツタ「楽しみですー!こんなに神様が集まるなんて…」
    ハオカー「皆の人望の賜物だな」
    他の地域の神様が到着することで、一層賑わいが増す。すでに、パーティーが開催されているかのようだ。
    ワカンタンカ「…あれ?さっきから他の地域のモンスターがいると思ったけど、モンスターだけではないね」
    プテサンウィ「どういうことー?あっ、あっちに見たことない魔神もいる!」
    フリッグ「魔神?」
    フリッグ「そういえば、北欧地域でもそうだったから少し気になっていたの。元々北欧にいなかったモンスターがうろうろしていたのよ」
    ワカンタンカ「どういうことだろう…?」
    ソツクナング「…………」
    タイオワ「どうしたの、ソツクナング!会場の設営は終わった?」
    ソツクナング「……いや、そうじゃない」
    タイオワ「…?何か見つけたの?」
    マサウ「これ、青白い砂じゃねーか!どこで見つけたんだ?!」
    ソツクナング「……」
    タイオワ「あっちの方?」
    プテサンウィ「そっちの方って、さっきゴブリンが歩いてた方だよー!」
    ワカンタンカ「…ってことは、この砂は行方不明事件とあちこちに出現しているほか地域のモンスターとも関係があるかもしれないね」
    ハオカー「うむ、そう考えるのが妥当だろう」
    イツァムナー「アステカ地域もおかしなことになっているかもしれないな。ちゃんと調べてはいなかったが…」
    ウェウェコヨトル「確かに。まぁ魔神とか出てもケツァルやテスカトリポカの敵じゃないだろ」
    コヨーテ「魔神かー!退治すればいいのか?!体動かすんなら得意だぜ!」
    イクトミ「はは、そんなら俺がその荷物預かっておこうかね」
    コヨーテ「へっなんで?」
    イクトミ「その方が動きやすいだろ」
    レイヴン「イクトミ、お前は戦わないのか」
    イクトミ「なんだよ、そんなに持ちたかったのか?言えばいいじゃないの。ほら」
    レイヴン「おい!勝手に荷物を押し付けるな!」
    アポヤンタチ「魔神を退治して本当に行方不明になった神が戻ってくるのかわからないけどな」
    タイオワ「かといって、このまま放置もよくないわよね~!解放石を持ってたりするかもしれないし…」
    タイオワ「ってことで、ソツクナング、マサウ、魔神を見つけたら片っ端からぶっ倒しちゃいましょ♪」
    ソツクナング「御意」
    マサウ「それでいいのかよ!」
    どこからか羽音が聞こえてくる。音をたどって見回すと、バラバラの方角からカラスが数羽飛んでくるのが見えた。一羽はレイヴン様のもとに、残りはオーディン様のもとへととまる。
    プテサンウィ「あっ、おつかいかな!偉いねー!」
    レイヴン「この程度造作もないことだ。で、何か分かったことはあるだろうな?」
    オーディン「おぉ、いい子らじゃ。なに、やはり他の地域でも大変なことが起きとるのか」
    ワカンタンカ「他の地域でも?」
    オーディン「そうじゃな、こやつらには中国地域やらバビロニア地域やらに向かわせておったんじゃが、やはり似たような事件が起きているようでのう」
    レイヴン「俺はココペリがどこにいるのか探させていたんだが、案の定今は赤土の大地にはいないらしい」
    イツァムナー「彼はよく旅をしているからな…確かにいなくてもおかしくはないが、この状況だと心配だ」
    ウェウェコヨトル「なぁ、アンタっていつもナビィと一緒にいるじゃん。今は一緒じゃねーの?」
    アウィテリンツタ「言われてみれば…!ナビィさんもどこかへ行ってしまったんでしょうか?」
    コヨーテ「んーと?何が起きてるんだ?」
    マサウ「ナビィが見あたらねーんだって。いっつもふわふわ飛んでるくせに、どこ行っちまったんだよ?」
    コヨーテ「あいつもいなくなっちまったのか!?やっべーじゃん!」
    フリッグ「それぞれの地域の神達は各々何かしら対策を練ると思うわ。私たちは遭遇した魔神を倒す程度でいいんじゃないかしら」
    イツァムナー「よくわかっていないことも多いからね。下手に騒ぎを大きくしない方がいいかもしれない」
    オーディン「一応、ティアマトと鳳凰、ジョカに連絡が取れてのう。何かあったら赤土におるから来るといいと伝えといたわい」
    イツァムナー「ありがとう。頼もしいよ」
    ナビィはここで行方不明となっている神様と同じく例の空間に閉じ込められている頃合だ。あの場にいるであろう自分も、神様やクレプシード家の二人とともに脱出を試みている頃合だろう。
    イクトミ「さてと…このあとどうすっかね?会場つってもまだ設営もままなってねーしな」
    コヨーテ「遊びに行くかー!」
    レイヴン「設営が終わらんと例のパーティーとやらも開かれんぞ」
    コヨーテ「パーティーが開かれねーと何がやべーの?」
    イクトミ「さぁな。フルーツタルトが食えねぇんじゃね」
    コヨーテ「すっげーやべーヤツじゃねーか!おい、せつえいすっぞ!」
    ???「……なにやら、盛り上がっているようですね…」
    レイヴン「ん?なんだお前は」
    イクトミ「お?ナビィ…じゃねーな」
    コヨーテ「あ?だれか来たのか?あっ!ナビィ?」
    ???「私は闇ナビィです……ナビィは光…私は影の存在…」
    コヨーテ「ナビィって光なのか?光ってすっげー速く走るって聞いた!やっべ、走りたくなってきた」
    レイヴン「もう走ってるだろうが!大人しくしろ」
    イクトミ「影ね。俺らに何か用かい?話しにくいっつーなら俺と二人きりで話すんでもいいぜ、闇ナビィちゃん」
    コヨーテ「おいイクトミ!抜け駆けすんな!はじめにナビィと走るのはおれだぞ!」
    レイヴン「話が拗れるだろう!二人とも下がれ!」
    闇ナビィ「ナビィは今この世界にはいません…とある場所にさらわれ、閉じ込められているのです…」
    レイヴン「…どういうことだ?」
    闇ナビィ「神々が砂に巻き込まれ…さらわれる事件……それに巻き込まれているのです」
    イクトミ「例の事件か。へぇ、わざわざ知らせに来てくれるなんて優しいじゃないの」
    レイヴン「詳しく聞かせろ」
    闇ナビィ「私も、詳細は知りません…ですが、神々を助けたければ…捕まっていない神の力も合わせねばなりません」コヨーテ「ほあ?どういう…ほあ?」
    レイヴン「アホ面やめろ」
    闇ナビィ「捕まっている神々は、多少なりとも力が弱っていることでしょう…ご武運を祈ります……では」
    イクトミ「おっと、もう行っちまうのか?残念」
    コヨーテ「? さっぱりわからなかったぜ!」
    アウォナウィロナ「闇ナビィ…吾ら神々の友か敵か未だ判らぬ。しかし吾が友らよ。あの者、嘘はなきように思う」
    ワカンタンカ「アウォナウィロナもそう思う?」
    レイヴン「い、いつの間にそこに居たんだ、居るなら早く言え!」
    コヨーテ「? ずっといたぜ?」
    ワカンタンカ「盗み聞きしたつもりはなかったんだけど…ごめんね。キミたちを呼びに来たんだ」コヨーテ「おっ!おっ!何の用?何の用?」
    アウォナウィロナ「他の地の魔神が出現す。吾、増援を求む」
    ワカンタンカ「あれは中国地域の魔神だろうね。動きが素早くて苦戦してるんだ」
    イクトミ「なるほどね。コヨーテ、走りたかったんだろ。いい出番じゃないの」
    コヨーテ「走っていいんだな!?よっしゃ!」
    レイヴン「中国地域の魔神と言ったな。俺も案内してもらおうか、状況を把握したい」
    ワカンタンカ「そう離れてはいないよ。もしかしたらこっちの方向にも向かってきちゃうかも…」
    レイヴン「なんだと?」
    レイヴン「こっちにはパーティー会場を準備している真っ最中だ。ヤツが向かってこないよう、先に何とかせねばならない」
    イクトミ「ま、会場ぶっ壊されちまったら立て直さないといけねぇしな。ま、ちゃっちゃと向かいますか」
    アウォナウィロナ様、ワカンタンカ様の示す先では、今まさにオーディン様やイツァムナー様、マサウ様たちが戦っている様子が目に入る。途中からコヨーテ様が参戦し、場をかき乱しているようだ。
    イクトミ「コヨーテのやつ、いい動きしてんじゃないの。俺らが出るまでもねぇかな」
    レイヴン「だといいがな。あの魔神、動きも早いがなかなか強いようだ…見てみろ、コヨーテが接近戦得意だと気付いて間合いを取って戦っている」
    イクトミ「へぇ、なかなかやるのな」
    レイヴン「俺にいい考えがある、手を貸せ」
    レイヴン様がイクトミ様に作戦を伝え、イクトミ様はサボテンや岩に網を張り巡らせる。見たところ、魔神を囲い込んで捕らえる作戦のようだ。
    イクトミ「ま、こんなもんかね。後は任せたぜ」
    レイヴン「ふん、言われるまでもない。お前も俺を援護しろ」」
    レイヴン様に指示されたとおり、魔神の目を引くように戦闘に参加する。コヨーテ様は動きの早い魔神に食らいつくように動き回っており、他の神様はコヨーテ様を援護するような形で戦っている。
    コヨーテ「ぜんっぜんつかまんねー!逃げてばっかじゃなくて戦えっての!」
    レイヴン「よし、いいぞお前たち!そこで一歩踏み込め!」
    (ボス戦)

第3幕ボス

竹林からの迷い魔神 紅孩児
竹林からの迷い魔神 紅孩児.jpg
HP800
報酬コヨーテの進化石(赤)、イクトミの進化石(赤)
遭遇時レイヴン様の一声を聞き、
自分とコヨーテ様がその指示に従って一歩前に踏み出す。
すると、間合いを取ろうと後ろに下がった魔神は、
あらかじめ張り巡らせていたイクトミ様の網に足をとられ、そのまま身動きが取れなくなってしまった!

今がチャンスだ!
撃破時身動きの取れない魔神、紅孩児に一撃を加える!

バキッ!

魔神は手にしていた武器で防御を試みるも、体勢が悪すぎたのか意味を成さず、
会心の一撃を食らわせることに成功した。

「すっげー!おまえ強いな!」

コヨーテ様の声を聞いて、勝利を確信したその直後。

「オラァ!どけ!」

後方から、明らかに赤土の神様ではない声が聞こえ、そのすぐあとには目の前にいた紅孩児が吹き飛ばされていた。
いや、正確に言えば後方から伸びてきた如意棒で突き飛ばされていた。

第4

エリア名画像行動経験ジェムその他
残念!修復作業赤土地域.jpg-17+25~30+85~510--
-18+27~32+90~540
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怪奇!謎の砂赤土の大地01.jpg-17+25~30+85~510--
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調査!謎の砂赤土地域.jpg-17+25~30+85~510--
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第4幕台詞

  • 残念!修復作業
    猪八戒「ったくよぉ、この猿の馬鹿さ加減はいつまで経ってもなおりゃしねぇな」
    孫悟空「あぁ!?テメーにいわれたくねー!やんのかコラ!」
    レイヴン「口はいい、手を動かせ!手を!」
    先ほどの魔神・紅孩児を追い、孫悟空様・猪八戒様・沙悟浄様の三人が駆けつけてくださったのだが…止めの一撃で吹き飛んだ紅孩児が、設営途中の会場にぶつかってしまったせいで一から設営しなおしとなってしまったようだ。
    猪八戒「はぁ、ついてきただけってのに働かなきゃなんなくなるなんてツイてねーよ。なぁ悟浄」
    沙悟浄「グフフ!ドクロちゃん見て!地面が赤い…ンフフ…ドクロちゃんは赤色…好き?」
    猪八戒「悟浄に話しかけた俺もいい馬鹿だったぜ」
    タイオワ「孫悟空って言っていたかしら?あなたってとっても力が強いのねぇ♪」
    孫悟空「あ?!お、オレ様はつえーに決まってんだろ!」
    猪八戒「どうもタイオワさん!いやぁ俺もこう見えて結構力には自信があって…」
    タイオワ「じゃあこの会場もすぐ元に戻せるわね~♪フフ!よろしくね!」
    マサウ「猪八戒ってやつなんかかわいそうだな…」
    イクトミ「はは!喜んでやってくれんならいいじゃないの」
    コヨーテ「さっきの棒すっげー!どうやって伸ばしたんだ?!おれにもできる?!」
    孫悟空「なんだテメー!オレ様の如意棒に勝手に触ってんじゃねーぞ!」
    コヨーテ「にょいぼー?なんかおもしれー名前だな!」
    レイヴン「如意棒はさっきの魔神を突き飛ばした伸びる棒だな。作戦の要として使えそうだ」
    アポヤンタチ「みんな、作業ははかどってるか?」
    イクトミ「見たまんまの通りだぜ。ほら」
    アポヤンタチ「…進んでいるような進んでいないようなだな…」
    猪八戒「おい悟空!そっち支えとけ、固定すっからよ」
    孫悟空「オレ様に指図すんじゃねー!」
    コヨーテ「おっ?ななめってんぞ!ななめ!」
    沙悟浄「ドクロちゃん、今日もかーわいい!グヒヒ…ねぇドクロちゃん、ボクねぇ…グフフッ…!ドクロちゃんのこと大好き…アヒッ!アヒャハ!」
    コヨーテ「あっ!おまえにも尻尾あるんだな!おれとおそろいだぜ!なぁ!」
    孫悟空「お、おい!尻尾にはさわんじゃねー!」
    アポヤンタチ「はぁ…これじゃ先が思いやられる…」
    孫悟空「今度オレ様の尻尾に触ったらテメーのアホ面ぶっとばすからな!?」
    コヨーテ「おい!レイヴン!おまえアホづらだってよ!はは!」
    レイヴン「どう考えてもお前のことだろうが!」
    コヨーテ「っていうか、アホづらってなんだ?」
    猪八戒「おいおい、このままだとマジでおわらねぇぞ?」
    アウィテリンツタ「会場が出来上がらないと、パーティーもできませんよー!」
    オーディン「ワシも手伝うぞ?どれ、若いモンにはまだ負けんわい!」
    ウェウェコヨトル「オレらパーティーに参加しに来たんだからさ、早く元に戻してパーティー開こうぜ!」
    力自慢の神様たちが復旧作業にいそしむ傍ら、ワカンタンカ様たちは闇ナビィの発言を反芻し、行方不明事件について解決の糸口を探っていた。
    ワカンタンカ「闇ナビィがナビィふくめ、神々はさらわれてるって言っていたよね」
    アウォナウィロナ「悪しき陰謀、蠢くなり。吾が友らを救わねばならぬ」
    イツァムナー「しかし驚いたな…世界各地の神様をさらうだけの力を持った何者かがいるってことなんだろうか」
    フリッグ「そう考えるのが妥当でしょうね。神様をさらって閉じ込められる…封印に近いものなのかしら」
    玄奘三蔵「すみません、こちらに孫悟空ら三人が来ていませんか?」
    ワカンタンカ「あ!玄奘三蔵。キミが来てくれて助かったよ!…ん?そちらの神様たちは?」
    玄奘三蔵「悟空達を追いかけている道中で会ったんですよ。向かう方向が同じでしたので、ご一緒させていただいたんです」
    インドラ「よぉ!赤土の大地も広いなぁ、暴れるにはちょうどいいってもんよ!」
    ヴァルナ「お、ワカンタンカ達も集まってたんだな!ちょうどよかったー!」
    ナタク「私とこのインドの神達は目の前で修行仲間が消えちまったのを見てるんだ」
    玄奘三蔵「彼らはどうやら、その辺の情報が欲しいみたいですよ」
    ワカンタンカ「今ちょうどその話をしていたところだったんだよ」
    フリッグ「そう、行方不明となった神様はどうやら何者かにさらわれてしまっているのだそうよ」
    イツァムナー「それで、闇ナビィいわくさらわれた神様は俺達の力も合わせることで助け出せるらしいんだ」
    ヴァルナ「やっぱ誘拐事件だったのかよー!まぁだよなー…あんな超自然的なこと、誰かが意図してやってなかったらそれはそれでこわいもんな」
    玄奘三蔵「私はその様子を目撃してはいないのですが、中国地域に見たことないモンスターがたくさん出現していて…」
    玄奘三蔵「あと、裂け目だとか地割れだとかが起きたときの砂らしきものも発見しまして。弟子達に調査させていたんですよ」
    ワカンタンカ「それでここにたどり着いたってことなんだね」
    ナタク「鳳凰も、麒麟がいなくなっちまったって言ってたな。状況聞いたら私が見たのとまるっきり一緒だったから、やっぱ同一犯かもしれないぜ」
    アウォナウィロナ「青白き砂にさらわれし神々よ、願わくば今すぐにでも助けだしたく思うなり」
    玄奘三蔵「そうそう。見覚えのないモンスターが出現する場所には青白い砂が落ちていました」
    ハオカー「こちらと状況は同じようだな…」
    ヴァルナ「だなー、とにかく青白い砂がモンスターの事件にも関わってるんだろ?もうちょっと積極的に討伐に乗り出してもいいかもしれないな」
    インドラ「戦いなら任せとけ!どんな魔神だろうと俺の嵐で吹き飛ばしてやるからよ!」
    アウォナウィロナ「パーティー会場を壊さぬよう頼む」
    ナタク「私も、稽古相手を連れてかれて暇だったんだ。ちょうどいい相手がいればいいな」
    フリッグ「ふふ、皆頼もしいわね」
    玄奘三蔵「是非、悟空達も使ってくださいね」
    ワカンタンカ「会場を壊しちゃったことについてはわざとじゃないし、ボクらは気にしてないよ?」
    玄奘三蔵「いえいえこちらこそお気になさらず。それに協力して助け合うこと…彼らにはとても必要なことですし」
    ワカンタンカ「そっか。そういうなら、たくさん使わせもらおうかな!ありがとう」
    インドラ「よっしゃあ!さっそく魔神狩りにいってくるぜ!」
    ヴァルナ「えっ!?お、おいまてって!はやすぎだろ!」
    フリッグ「元気がいいのね。ヘルモーズはあれから結局どこまで行ってしまったのかしら…」
    ナタク「私も魔神狩りに行ってくるか、この辺にも出現してるんだろ?」
    アウォナウィロナ「うむ、迷える魔神…在るべき場所へ帰すべし」
    プテサンウィ「あ、みんなー!さっきあっちの方に砂がたくさんあるとこみつけたよー!」
    ワカンタンカ「砂がたくさん?」
    プテサンウィ「うん、それでねー、そこにココペリがいたよ!」
    イツァムナー「捕まっていたわけではなかったのか、よかった」
    ワカンタンカ「砂がたくさんあるのは気になるね。何人か神様で調査隊でも組んで行ってみようよ」
    プテサンウィ「それがいいかも!」
    ナタク「ははあ。闇雲に魔神を探しにいくよりお前たちについていったほうが良さそうだな」
    インドラ「お?そうなのか」
    玄奘三蔵「魔神の出現と関係のありそうなものがたくさんあるとなれば、調べた方が良さそうですからねぇ」
    レイヴン「どうやら、あちらの神共の動きが決まったようだぞ。魔神を討伐して歩くらしい」
    コヨーテ「ん?なんだ、散歩か?おれも行く!」
    イクトミ「はは、そりゃいい。物騒な散歩になりそうだぜ」
    猪八戒「会場の設営だの、魔神の討伐だの、こう力仕事ばっかなのは正直だりぃなぁ」
    イクトミ「いいねーちゃんでも歩いてねーか、ってか?そう都合よくいけばいいもんだがな」
    イクトミ「…そういや、さっきナイスバディなかわいい子をちらっと見かけたんだがどっかにいっちまってよ。あっちの方だったかな?あーあ、残念だぜ」
    猪八戒「あ?そういうのはもっと早く言えよなぁ!おい行くぞお前ら」
    孫悟空「おい八戒!どこ行く気だテメー!抜けがけすんのはゆるさねーぞ!オラ!いくぞ沙悟浄!」
    沙悟浄「ンフフ…ドクロちゃん、ボクはねーぇ、ドクロちゃんがいればぁ…グヒッ!ヒヒヒッ!」
    レイヴン「あっちの方って…プテサンウィの駆けてきた方じゃないか」
    イクトミ「はは、よく見てんじゃないの。まぁ嘘は言ってないだろ?」
    コヨーテ「クズだなー!」
    ワカンタンカ「ねぇ、キミたちも砂の調査に向かってもらっていいかな?設営の方はそれなりに進んでるみたいだし…」
    レイヴン「だ、そうだ」
    コヨーテ「散歩か!?よっしゃ!散歩散歩ー!」
    レイヴン「いいからもう少し落ち着け」
    イクトミ「はは!得意の策を披露するいい舞台じゃないの、レイヴン」
    レイヴン「ふん、無論だ。砂の調査となればこの俺の知恵が必要だろうからな」
    コヨーテ「レイヴンすっげー楽しそうだな!俺も楽しいぞ!」
    レイヴン「どこが楽しそうに見えるんだどこが!」
    イクトミ「強いていうなら全身じゃね?」
    イクトミ「はは!得意の策を披露するいい舞台じゃないの、レイヴン」
    レイヴン「ふん、無論だ。砂の調査となればこの俺の知恵が必要だろうからな」
    コヨーテ「レイヴンすっげー楽しそうだな!俺も楽しいぞ!」
    レイヴン「どこが楽しそうに見えるんだどこが!」
    イクトミ「強いていうなら全身じゃね?」
    アポヤンタチ「ん?まだここに残ってたのか?調査に行くんだろ、早く行かないと日が暮れるぞ」
    イクトミ「寒くなっちまう前に片づけねぇとな?コヨーテ確か寒いの苦手だったろ」
    コヨーテ「げ、やっべ!ムリムリ!寒いのマジ苦手!早く終わらす!」
    イクトミ「はは、火付けは十分かね」
  • 怪奇!謎の砂
    ――例の青白い砂の調査隊に任命された我々は、日が暮れる前になんとしてでも現場に到着すべく歩みを進めるのであった――。
    レイヴン「なぜ皆こうも調査と言うだけで浮かれているんだ。理解に苦しむな」
    イクトミ「お前がそれを言うの。…あらら?レイヴンお前眼鏡ずれてね?前見えてる?」
    レイヴン「ふん」
    コヨーテ「あっかけ直した」
    イクトミ「調査に夢中になって転ばねぇようにな」
    コヨーテ「調査隊ってなんかワクワクすんなぁ!何すりゃいいんだ?」
    インドラ「決まってんじゃねぇか!魔神が出たら暴れんのよ!」
    レイヴン「そうじゃないだろが」
    コヨーテ「よっしゃー!」
    レイヴン「話を聞け!」
    神々の一行は、各々の期待に胸を膨らませつつ先を急ぐ。青白い砂…まだ確証が持てないがために言う事ができないが、おそらくファルとサイリスの操っていた砂と関係があるだろう。
    あの双子は砂になり、神様を包み込んでどこか別の空間へ投げ出す力を持っていた。空間をこじ開け繋げる力はクレプシード家が使っていたものだが、それとは明らかに異なる術だ。
    また、どちらも神と対立している存在ではあったが、ヘレグや双子の発言や態度からして彼ら同士でも対立している存在だという事がわかる。
    この関係性は一体何を意味しているのか…現時点では情報が少ない。この砂の調査でそれが少しでも明らかになればいいのだが…。
    プテサンウィ「この辺りだよー!ほら!あそこあそこ!」
    マサウ「あっ!オマエらやっと来たのか!おっせーぞ!」
    ココペリ「やぁ、待っていたよ」
    ウェウェコヨトル「お、ココペリ!」
    ココペリ「皆元気そうで何よりだよ」
    アポヤンタチ「これでも結構早足で来たほうだったんだけどな」
    ココペリ「いや、いいんだ。風が君達がもうすぐ来るのを教えてくれていたからね
    レイヴン「で、肝心の砂だが…本当に、結構な量あるんだな」
    マサウ「イツァムナーみてぇに瓶詰めして持って帰るには溢れちまうだろな…」
    コヨーテ「キラキラしてんなー!すっげーきれいだ!」
    レイヴン「あっ、馬鹿!得体の知れんものに触るな!」
    コヨーテ「へ?ダメなのか!?」
    イクトミ「お、コヨーテ。お前の手見てみ?」
    コヨーテ「お?」
    イクトミ様に言われたとおり、目線を自分の手に向けるコヨーテ様。先ほどまで、コヨーテ様の手のひらの上には山のように砂が乗っていたが…
    風に乗って散ってしまったわけでもなく、まるで氷のように砂は融解し、そのまま消えてなくなってしまった。
    コヨーテ「消えちまったー!なんでだ!?魔法か!?」
    プテサンウィ「すごーい!今のもう一回みたいなー!」
    レイヴン「おかしな話もあるもんだな…地面には溶けずに散らばってるというのに」
    イクトミ「そういやイツァムナーも言ってたっけな」
    マサウ「ふあんてーなものとかなんとかって?」
    イクトミ「よく覚えてんじゃないの」
    レイヴン「そうだったな、いつ消えてなくなってもおかしくないくらい不安定だ…と言っていたか」
    イクトミ「そんなわけわかんねーものがここに大量にあるってんだから不思議なもんだぜ。なぁコヨーテ」
    コヨーテ「マジ不思議!どこいっちまったんだ?!」
    目を丸くしながら手のひらと手の甲を交互に見るコヨーテ様。氷のように液体になるならまだしも、あとかたもなく消えてしまったのだから驚くのも無理はない。
    レイヴン「神が触った部分は消えてしまうのだろうか…しかしわからんな。行方不明になった神々はそんな不安定な物質に包まれてさらわれたのだろう?消えてしまうのであれば包むことすらできまい」
    コヨーテ「この砂とさっきの砂は違うのか?」
    イクトミ「へぇ、今持ってる砂は消えないのな」
    レイヴン「なに?!この差はなんだ…?!」
    マサウ「考えるだけ頭がこんがらがっちまいそうだ…」
    プテサンウィ「あれっ?そういえばナタクやインドラたちはー?」
    アポヤンタチ「あっ?!いつのまにはぐれたんだ!?」
    イクトミ「あんたら気づいてなかったのか?さっきからあっちで魔神と戦ってるぜ?」
    マサウ「あっ!あんなところに!」
    ココペリ「あれは赤土の魔神とは違うな…」
    ウェウェコヨトル「へー、魔神も結構な数いるな」
    インドラ「この辺り魔神がうようよいるぜ!暴れるには持ってこいってもんよ!がっはっは!」
    孫悟空「どいつもこいつもどっから出てきやがんだテメーら!まとめてぶっ飛ばす!」
    猪八戒「ねーちゃんっつってもモンスターやら魔神やらじゃねぇか!」
    沙悟浄「ンッヒヒ…ドクロちゃん、見ててねぇ…ボク頑張っちゃう…グヒッ!ヒヒヒッ!」
    ヴァルナ「ここにきてこんなに魔神が出てくるなんてなぁ…」
    マサウ「中国の三人組、どっかいっちまったと思ったら魔神と戦ってたのか!」
    イクトミ「はは!先越されちまってたか。よくこの場所見つけたもんだぜ」
    レイヴン「どの口が言うか」
    ナタク「倒しても倒しても、どこから湧いてくるんだかな!やりがいがあるぜ!…おっとあぶねぇな」
    レイヴン「……」
    イクトミ「おいおい、レイヴン。また真っ赤になってどうしたよ?日焼けか?」
    レイヴン「違うと言ってるだろう!」
    コヨーテ「冷やすのか?」
    レイヴン「うるさいぞ!」
    ヴァルナ「おーい!見てたい気持ちもわかるけど、さすがに手伝ってくれよー!」
    アポヤンタチ「魔神を倒す係と砂の調査をする係とで分かれたほうが良さそうだな」
    マサウ「おっしゃあ!魔神ならおいらがぶっ飛ばしてやるよ!」
    プテサンウィ「アタシも魔神退治の手伝い行ってくるよー!」
    ココペリ「僕はこの砂がなんなのかもう少し調べていたいな。聞いたことのない音がするんだ」
    コヨーテ「砂って音すんのか?」
    ココペリ「この砂は普通の砂がこぼれるときの音と違うんだ。もっと時間を進めているかのような音…いや、止めているようにも聞こえる。きっと自然にあったものではないんじゃないかな」
    ウェウェコヨトル「へー、言われてみるとそんな気がしてきたぜ」
    レイヴン「イツァムナーも似たようなことを言っていたな。この世界のものではないと…」
    ココペリ「なんだろうな…だからなのか、生きもの、自然の温かさを感じないんだ。誰かがわざわざ作ったものなのかもしれない」
    マサウ「それにしたって、こんなわけわかんねーもん作って得するやつがいるのか?消えてなくなっちまうんだぜ」
    レイヴン「そもそも、どういった用途で使用するのかも謎だな」
    ウェウェコヨトル「副産物とかかもな。こいつ目当てで作ってたんじゃないとかさ」
    レイヴン「もしくは、俺らには扱えないだけで、使用する人物は扱えるものかもしれん」
    イクトミ「ははぁ。その人物ってのは、随分と器用な実力者ってとこか。ご苦労なこった」
    ウェウェコヨトル「神様をさらって閉じ込めてんだったら実力があっても頷けるけどな」
    ココペリ「世界各地に、空間の裂け目ができたことがあったよね」
    マサウ「あぁ、なんかくれぷ…クレープ?なんかそういうヤツらがしでかした事件ってきいたぜ」
    ココペリ「あぁ、クレプシード家だね。彼らが拠点にしていた空間の裂け目の奥地…上からも下からも、これと似た砂が降る不思議な空間だったんだ」
    アポヤンタチ「…ということは」
    レイヴン「単純に考えてみれば、彼らが重要な鍵を握っている…と考えてもおかしくはないな」
    マサウ「っていうか、そいつらが犯人なんじゃねーのか?!」
    ココペリ「犯人かどうかは彼らに尋ねてみなければわからないな」
    ウェウェコヨトル「つっても、今までいろんな事件引き起こしてたよな。キャメロット城乗っ取ったり、中国を荒地にしたり」
    コヨーテ「なんかよくわかんねーけど、そいつらを見つけてやっつけりゃいいのな?」
    レイヴン「重要参考人だ、見つけたら倒すより捕らえるほうがいいだろう」
    イクトミ「はは、簡単に捕まえさせてくれりゃいいけどよ」
    ウェウェコヨトル「中国地域で起きたことなら、ちょうど中国地域の神様がいるんだし聞けばいいんじゃねーかな」
    ココペリ「そうだね。少し彼らを呼び出すとしようか」
    一旦、大量にある砂から適当な量採取しその場を離れる。それから魔神と戦いあっている神様を呼び出し、情報共有をはじめる。
    ナタク「なんだよ、いいところだったのに」
    アポヤンタチ「悪い。クレプシード家について少し知りたいと思ってな、呼び出させてもらったんだ」
    インドラ「くれぷしーど?なんだ、食いもんみてぇな名前だな」
    猪八戒「クレプシード家っつうのはよく知らねぇが、中国地域一帯を焼け野原にしたのはそいつらの一人…ってのは三蔵からきいたな」
    ヴァルナ「結構いろんな所で悪さしてるんだっけ?北欧の昼の神がいなくなった事件もクレプシード家が原因だったよな」
    ウェウェコヨトル「中国地域が荒れたときも、こんな砂が散らかってたりしてたのか?」
    ナタク「言われてみりゃそうだったな…魔神倒すと砂を落としてたっけか」
    猪八戒「そういやそんなんだったかね…集めたらアイテムになったりもしてなかったか?」
    コヨーテ「マジか!ジャーキーになったりしねぇかな!」
    レイヴン「さすがにならないだろう」
    ココペリ「いや、ジャーキー含む貢物に変化したこともあったと聞いたよ。進化石に変化することもあるらしい」
    プテサンウィ「そうそう!アタシそれでいっぱいジャーキー食べたよー!」
    レイヴン「な、なんだと…!」
    イクトミ「へぇ、なかなか面白いじゃないの」
    イクトミ「ま、それとは似て非なるものかもしんねぇけどな」
    プテサンウィ「詳しくはよくわかんないけど、あの時の砂と比べると勝手に何かに変わりそうな感じしないんだー」
    コヨーテ「えーっジャーキーくえねーの!?」
    アポヤンタチ「ジャーキーはチーフやアウィテリンツタが用意しているだろうから我慢しろ」
    コヨーテ「うーっ」
    イクトミ「はは、我慢できて偉いじゃないの。レイヴンからの褒美も期待できるかもな?」
    コヨーテ「マジで!?」
    レイヴン「ない!そもそもなぜ俺なんだ」
    イクトミ「あら残念、つれねぇの」
    孫悟空「オレに聞きてぇことはねーのかよ!」
    ウェウェコヨトル「ほとんど猪八戒とナタクから聞いたし、あと他になんか情報持ってんのか?」
    孫悟空「へっ、オレの手下になるってんなら教えてやってもいいぜ!」
    ヴァルナ「それなら別にいっか」
    プテサンウィ「ここに砂がたくさんあるってことは憶えたから、帰ろっか?」
    インドラ「まだ暴れたりねぇんだがなぁ」
    ナタク「パーティーすんだろ?そっちで暴れりゃいいんじゃないか」
    沙悟浄「ドクロちゃん…パーティーだって…グヒッ…パーティー、ドクロちゃんと過ごせる素敵な時間…フヒッ…!ヒヒッ」
    ヴァルナ「あー、なんかあちこち歩いて疲れたかも。ぱーっとやりたいよ」
    ウェウェコヨトル「オレとイツァムナーでプルケ酒持ってきたから飲んでけよ!イイ感じにアガるぜ?」
    イクトミ「いいねぇ。レイヴン、酒だってよ」
    レイヴン「なぜ俺に振るんだ」
    コヨーテ「レイヴンってすっげー酒弱いんだぜ!」
    ウェウェコヨトル「お?マジかよ」
    レイヴン「何を言っているんだ!イツパパロトルよりは飲める、馬鹿にするな」
    イクトミ「はは、ほんとかね?一口二口飲めるか飲めないかって話だろ?」
    砂の調査をある程度済ませることで、原因の目星を付けることができた神様たち。依然として砂の正体は掴めていないようだが、目星が付けれた分気持ちに余裕が出てきたようにも見える。
  • 調査!謎の砂
    ワカンタンカ「あっ、みんな帰ってきたみたいだよ!」
    タイオワ「あら、お疲れ様~!砂は見つけられた?」
    レイヴン「収穫はあったぞ」
    イクトミ「お、会場も結構設営進んでるじゃないの」
    オーディン「この辺りはワシがコーディネートしたぞ?どうじゃあフィーバーしとるじゃろ!」
    イクトミ「へぇ、さすがはオーディンさんだな。特にここ、オーディンさんらしさが出てるっての?かなりイケてるぜ」
    オーディン「そうじゃろう!そうじゃろう!ワッハハハ!」
    イツァムナー「イクトミはよく周りを見てるな。俺も見習わないと」
    フリッグ「あの調子のよさは見習わなくていいと思うわ」
    玄奘三蔵「はは、そうですねぇ。彼は特に立ち回りがうまい。相手によって態度を変えるなんてなかなか真似できませんよ」
    イツァムナー「三蔵も、観察眼に優れているように思うよ。短い時間でそこまで見抜いてるなんて」
    玄奘三蔵「いやぁ、ありがとうございます。旅でいつの間にか培ったんですかね、はは」
    イクトミ「……」
    レイヴン「どうした?」
    イクトミ「いや?大したことじゃないぜ」
    イクトミ「そんなことよりもほら、情報共有するんだろ?任せたぜ、赤土の頭脳さんよ」
    レイヴン「ふん…お前に言われずともわかっている」
    レイヴン「おいコヨーテ。集めた砂を出せ」
    コヨーテ「お?おう!これだな!」
    アウォナウィロナ「……吾見ゆるに、こはイツァムナー持ちし砂と似るものなり。否、同じ物なるか?」
    アウィテリンツタ「私も同じ物に見えますー…青白くてキラキラしている砂!」
    イツァムナー「見比べてみても、同じ物にみえるな…採集した場所は違うはずなのに」
    ウェウェコヨトル「イツァムナーはアステカで、こっちの砂は赤土で…妙な話もあったもんだぜ」
    タイオワ「各地でいっぺんに同じ事件が起きたときと何となーく似てるわよねぇ」
    フリッグ「空間の裂け目ができたとき…だったかしら。あの時も砂が関わる事件が多かったわね」
    ヴァルナ「そうそう!ちょうど、砂を調べながらその話になってたんだよ」
    インドラ「くれーぷ?とか言うヤツらが悪さしてたんだろ?」
    アポヤンタチ「クレプシードな。もしかしたらそいつらがまた悪さしてるのかもしれない、って話をしていたんだ」
    アウィテリンツタ「神様をさらっちゃうなんて悪いことしてるのでしたら、私も許さないですー!」
    孫悟空「とにかく、なんでもいいからぶっ飛ばせばいーんだろ!」
    コヨーテ「よっしゃ!おれもぶっ飛ばすぜ!」
    レイヴン「はぁ…これだから蛮族は。もう少し策を練ってから動くべきでは」
    沙悟浄「グフ!ドクロちゃん…かーわいい!」
    ハオカー「よくここまで自由な者がそろったものだな…」
    ココペリ「まずは体を休めたほうがいいと思うがどうだろう?長旅をした者、戦った者…それぞれいるだろうからね」
    ワカンタンカ「そうだね。ココペリの言うとおり、少し休憩しようよ」
    アウォナウィロナ「吾、温かきスープを振る舞おう。作りしとき、温かき祈りを込めぬ」
    ナタク「スープか、もらっとくか!ちょうど腹減ってたんだ」
    コヨーテ「ジャーキーは!?」
    アウィテリンツタ「ジャーキーはハオカーさんが用意してくれましたよー!」
    オーディン「赤土のジャーキーはケルトの干し肉とまた違ってうまいのう!アスタルが気に入って食いよるのもわかるわい」
    フリッグ「そうだわ、バビロニアの神も行方不明になったのよね。結局見つかったのかしら?」
    ヴァルナ「バビロニア?アヌだったら今も空から見てるんじゃない?呼んでみればいいんじゃないか?おーい、アヌー!」
    イツァムナー「彼って忙しいんじゃないか?そう簡単に呼びかけに対応するかな」
    ソツクナング「……ウェンディゴ、俺はあれも…気になる」
    コヨーテ「うお!?喋った」
    イクトミ「ああ、ウェンディゴね。確かにあれは俺も気になるわ。また会えないもんかね」
    タイオワ「コヨーテとイクトミを封印していたウェンディゴ、なんかちょっと変だったものね~」
    マサウ「色んな神様がなんかにさらわれて、わけわかんねー砂が出て、いつもと違うウェンディゴが出て、いろんな地域のモンスターや魔神が出てきてるってことか?もうわけわかんねーよ…」
    レイヴン「それに関するヒントをよこしたのが闇ナビィってのもまた気になるところだな」
    ワカンタンカ「闇ナビィって、蜃気楼の塔とかそれこそ空間の裂け目の中にいたよね」
    ウェウェコヨトル「あー、なるほどな。なんでそんなところにいつもいるやつが、ヒントを持ってんのかって話になるのか」
    孫悟空「は?」 コヨーテ「?」
    猪八戒「お、アホ面が並んでるぜ」
    イクトミ「はは!いい顔してんな」
    そのとき、ちょうど正面の方から小さく…おそらくヘルモーズ様が土煙を上げながら駆け寄ってくる姿が見えた。そのまま、息を切らしてフリッグ様らの傍へ駆け寄る。
    ヘルモーズ「母さん!みんな!ここにいたのか!?あ、あっちになんか変なヤツがいるんだ!」
    フリッグ「どうしたの、騒々しい…変なヤツ?ヘルモーズが言うなんて相当ね。何かしら」
    ヘルモーズ「あれは魔神…なのか?よくわかんなかったんだが、なんかそういうのが…あっ!ほら!」
    (ボス戦)

第4幕 ボス

満たし逝く時空? コメトン=クレプシード?
コメトン=クレプシード?.jpg
HP1000
報酬【喧騒乱舞!戯れのトリックスター】限定写真、赤結晶
遭遇時ヘルモーズ様の示す方に目を向ける。
しんと静かな中、風に揺られたのかがさがさと枯れ草が揺れる。
…いや、あれは何者かが枯れ草の陰にいるようだ。
注意深くその方向に様子を伺っていると……

あのスキンヘッド、継ぎ接ぎ…間違いない、クレプシード家の一人…
コメト……ん?!
撃破時頭部はかつて中国地域を荒地に変えた腕力の持ち主、
コメトンそのものであるのだが…
その姿はかつての事件当時のものとはまるっきり変わっていた。

白い翼で器用に飛び回っていたため、
軽く急所を外した一撃を浴びせ、ひるませると
いともたやすく捕らえることができた。

第5幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
疑惑!クレプシード家赤土地域1.jpg-17+25~30+85~510--
-18+27~32+90~540
-19+28~34+95~570
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720
宴会!未完成だけどパーティー赤土地域2.jpg-17+25~30+85~510--
-18+27~32+90~540
-19+28~34+95~570
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720
再度!パーティー準備赤土地域.jpg-17+25~30+85~510--~
-18+27~32+90~540
-19+28~34+95~570
-20+30~36+100~600
-21+31~37+105~630
-22+33~39+110~660
-23+34~41+115~690
-24+36~43+120~720

第5幕 台詞

  • 疑惑!クレプシード家
    ナタク「こいつ、中国地域を荒地にした犯人にそっくりだな」
    孫悟空「はぁ!?こんなちんちくりんが中国の地面を割ってたのかよ!ウソつくんじゃねー!」
    ナタク「割ってた犯人はもっとがっしりした体型だったぜ。それこそアウォナウィロナやハオカー、ソツクナングみたいなさ」
    コメトン?『うぬら、わしを知っておるのか』
    コヨーテ「うお!喋ったぞ!」
    イクトミ「こういうやつ、ケルトにいそうよな。なんたらフェアリーって感じの」
    タイオワ「うふふ、ちっちゃくてかわいいわぁ~!」
    コメトン?『わしも、この姿は気に入っておる』
    ウェウェコヨトル「そ、そうなのか」
    コメトン?『この翼で飛ぶことができるのでな、今まではそれができんかったのだ』
    ナタク「あぁ、なるほどな」
    猪八戒「しかし、こいつがムキムキマッチョだったってんなら、なんでこんな格好になっちまったんだ?」
    マサウ「確かに、いくらなんでも変化しすぎじゃねーの?」
    レイヴン「にわかには信じられんな」
    ???「いや、彼の言ってることは本当だよ」
    ヴァルナ「お、来たか!」
    イツァムナー「本当に来てくれたのか、アヌ!悪いな」
    アヌ「皆が困っているのは、空から見ていてもすぐにわかったからね。それに各地で起きている異変…もう少し、調査をしたほうがいいかと思ったんだ」
    ティアマト「アヌが出かけていくなんて珍しいと思ったら……オーディン、連絡をありがとう。すぐに駆けつけられたわ」
    オーディン「おお、ティアマト。他にも神を連れてきてくれたんじゃな!」
    鳳凰「アタシらもこの行方不明事件を何とか解決したいと思ってたからね。あちこちを飛び回って、調べてる神を集めたんだ」
    ティアマト「アメノトリフネやラーマも、関係者が行方不明になってしまったみたいね」
    ワカンタンカ「すごく心強いよ。ボクらもまだわかったことは少ないけど、これだけ神が集まっているんだ。きっと事件を解決できるはずだよ!」
    プテサンウィ「だよねー!みんながいるだけで元気になるよ!」
    アヌ「ところで、捕まえたんだよね。コメトン=クレプシードを」
    ヴァルナ「まぁそうだけど。ほらそこに」
    コメトン『ぬん!…ちぎれぬ』
    イクトミ「蜘蛛には糸くらいしか武器がないんでね。そう簡単にちぎれるようにはできてねぇのよ、残念だったな」
    レイヴン「毒蜘蛛が何を言う」
    アヌ「ありがとう、じゃあ少し聞き出したいことがたくさんあるから、皆離れててね」
    ヴァルナ「!?ちょっと待て杖構える必要ないっしょ!もうちょっと穏便にいこうよ!な!」
    インドラ「なんでぇ、乱闘か?いいねぇ!」
    ヴァルナ「よくないから!」
    アヌ「?やっとクレプシード家の一人を捕らえられたんだ。他のクレプシード家がどこにいるのか、次は何をたくらんでいるのか、これまでに行った罪はどれだけあるのか、教えてもらいたいだけだよ」
    コメトン『わしは気付いたらこの姿になっとっただけよ。他は知らぬ』
    ハオカー「気付いたら…か。それまでは、もともとの体型だったのだな」
    レイヴン「この事件にも関わっていないといいたいのだな?」
    コメトン『うむ。何が起きたのか知らぬ。わしは花を愛でておっただけよ』
    アヌ「嘘は嫌いだよ?本当?」
    コメトン『わしも嘘は好かぬ』
    アヌ「うん、嘘はなさそうだね。空から見ていた様子と合致してる」
    レイヴン「初めから知っていたのなら、今のやり取りは要らんだろう…」
    コヨーテ「レイヴン、今度は顔が真っ青だ
    アウォナウィロナ「アヌよ。吾、コメトンなる者を解放したい。構わぬか」
    アヌ「いいよ」
    イクトミ「あっさりしてるねぇ。どれ、今解いてやるよ」
    コメトン『うむ』
    ナタク「けどよ。前に中国地域の地面を割ってたときに他のクレプシード家のやつらがいたよな。あいつらはどこ行ったんだ?」
    コメトン『知らぬ』
    アポヤンタチ「知らないのかよ…」
    コメトン『わしらクレプシードの者は確かに目的があれば共に動いておる』
    フリッグ「空間の裂け目を作ったり、色を奪ったり、城を乗っ取ったり…といったことかしらね」
    コメトン『わしは広い庭と花畑が欲しかったのよ』
    猪八戒「花畑?!」
    孫悟空「花畑と地面割るのどういう意味があるんだよ!」
    玄奘三蔵「あぁ、そういうことだったのですね。なるほど!神農殿が怒りつつもはしゃいでいた気持ちがわかりましたよ」
    アウィテリンツタ「? どういうことなんですか?」
    ココペリ「地面を耕していたつもりだった…ということかな」
    鳳凰「やっぱりそういうことだったんだね。空から眺めていて、庭を歩いているような足あとの付き方していたしそんな気がしていたよ」
    コメトン『庭と花畑はわしの夢でな』
    コメトン『あの土地なら広いから耕せばいいとヘレグに仕込まれたのよ』
    孫悟空「テメー!オレ様の土地でなに勝手なことしてんだコラ!」
    猪八戒「どうどう。その一件はカタついてるっちゃついてるから俺は気にしてねぇが…」
    猪八戒「あのときも力仕事させられてたなぁ…はぁ」
    沙悟浄「グフフ……ドクロちゃんとお喋り…楽しい…フヒッ!ドクロちゃん、面白い!アヒャ、アーッハッハッハ!」
    ヘルモーズ「コメトン、赤土の大地にいた理由とかはあるのか?」
    コメトン『気付いたらここにおった』
    アヌ「突然出現した、と言う言い方が正しい気がするね」
    ヴァルナ「なるほど、普段空間の裂け目の中にいるからアヌからしてみれば突然出現したように見えるのかな」
    アヌ「どうだろうね?」
    コメトン『本当にわししかおらぬのか』
    アウォナウィロナ「そなた、クレプシード家とは家族か。孤独で寂しいのであれば、吾もそなたをパーティーに歓迎しよう」
    コメトン『パーティーとは』
    オーディン「赤土の神々が主催するパーティーじゃよ」
    コメトン『菓子はあるか』
    アウィテリンツタ「ありますよー!今ピーナッツクッキーをたくさん焼いてました!」
    コメトン『わしは菓子が好きだ』
    ティアマト「可愛らしい趣味なのね」
    コヨーテ「おれも早くメシくいてーんだよな!スープじゃ腹いっぱいになんねーよー」
    レイヴン「地面の上でゴロゴロするな、埃が立つだろう!」
    イクトミ「確かに、結構いい時間よな。腹が減るのも仕方ねぇんじゃね」
    ソツクナング「パーティー…準備、まだ終わっていないが」
    ココペリ「パーティーを一日限りのものにする必要はないんじゃないかな」
    フリッグ「それもそうね、行方不明になった神達もまだ戻ってくる気配がないもの」
    ウェウェコヨトル「いいね、こういうの。酒ならあるぜ!アステカみやげのな」
    イツァムナー「マヤウェルが作ってくれたプルケ酒だ。たくさん用意したから是非遠慮なく飲んでいってくれ」
    タイオワ「あら~いいわねぇプルケ酒!じゃあもらっちゃおうかしら」
    猪八戒「タイオワさん、何ならご一緒しますよ?」
    タイオワ「本当?嬉しいわ~♪ちゃーんと最後まで付き合ってね?」
    イクトミ「おー、男だねぇ。タイオワさん、結構なペースでがぶがぶ飲むぜ、頑張れよ」
    猪八戒「は?!」
    玄奘三蔵「八戒、お酒は飲みませんね?」
    猪八戒「あっ!はい…」
    鳳凰「タイオワ、アタシが付き合うよ。いいかい?」
    タイオワ「ありがとう~!ふふっ、ちゃんとお酒を飲まないでいい子ね!」
    猪八戒「へへっ…約束は守る男ですから…」
    ティアマト「背中が泣いてるわね…」
    神様たちはもうパーティーをする気満々のようだ。やはり様々な地域の神様が集っているというのが拍車をかけているのだろう。あちらこちらで楽しそうな声や音が聞こえてくる。
  • 宴会!未完成だけどパーティー
    マサウ「ココペリ!一曲聞かせてくれよ!旅してきたんだろ?」
    ココペリ「もちろんだよ。そうだね…先日訪れた森のざわめき。川のせせらぎ。気に入ってもらえるといいな」
    インドラ「お、踊るのか?いいぜ、いっちょやるか!」
    ヴァルナ「インドの神様は踊りが好きだからなー!」
    オーディン「いいのう、曲が聞こえると自然と体が動きはじめるわい!」
    ウェウェコヨトル「いっぺんに色んな地域のダンスが見れるなんてなかなかないからな!朝まで遊ぶぜ!」
    コヨーテ「ソツクナング!おまえも踊ってみろよ!体動かすとおもしれーぞ!」
    ソツクナング「御意」
    タイオワ「ソツクナングったら、手と足が一緒に動いちゃってるわ!ふふっ、かわいい!」
    イクトミ「お、コヨーテ。今の動き結構いいんじゃね?そのくるって回るやつ」
    コヨーテ「どれだ?こうか?」
    イクトミ「おー、そうそう。ついでにワンって言ったら最高だな」
    レイヴン「しつけるな」
    アウィテリンツタ「ピーナッツクッキー、焼けましたよー!いっぱいあるんで、たっくさん食べてくださいねー!」
    イツァムナー「すごいなぁ、いい匂いがするよ!」
    ティアマト「一ついただこうかしら、アヌも食べるでしょう?」
    アヌ「ありがとう、おいしそうだね」
    フリッグ「珍しい面々がそろっていて面白いわ。フフ、来てよかった」
    プテサンウィ「ハオカーがジャーキー用意してくれたよー!」
    コヨーテ「ジャーキー!?食う!」
    ハオカー「たくさんあるからな、そう焦らなくていい」
    ナタク「やっぱ、体動かしたあとにうまいもの食べると最高だな!」
    ワカンタンカ「みんな遠くからお疲れ様。ゆっくりしていくといいよ!」
    アウォナウィロナ「吾、腕を振るいし料理、まだまだ満ちぬ。長く楽しむべし」
    ヘルモーズ「こういう宴ってあんまり参加したことないんだ。賑やかだな」
    アポヤンタチ「そうなのか。まぁ、俺も言うほど参加したことないけどさ。家族ぐるみとかになって、あんまりな…」
    ヘルモーズ「あぁ…それなんかわかる」
    アヌ「あぁ、ちょっとごめんね。アメノミナカヌシが呼んでる」
    ティアマト「? どういうことかしら…私には何も聞こえないけど」
    ヴァルナ「あー…天空神ってそういうもんだから大目に見てあげて」
    ワカンタンカ「アヌもアメノミナカヌシも地上の出来事を把握しているからね」
    ティアマト「あ…そういうこと」
    フリッグ「そういえば、日本地域でも行方不明者が出ていたわね。その関連かしら」
    アヌ「待たせたね。うん、日本地域の行方不明者の話でもあるけど、それ関連の別の話もね」
    イツァムナー「別の話?」
    アヌ「うん。コヨーテとイクトミを封印していた魔神、ウェンディゴがいたと思うけど、少し様子が違っていたよね」
    ワカンタンカ「そうだね。纏っている瘴気が、普段よりも禍々しく感じたよ」
    アヌ「アメノミナカヌシいわく、各地に出現した謎の砂がウェンディゴの力を強めたんじゃないかって」
    フリッグ「なるほどね」
    ティアマト「似た砂が進化石になったりしたって話も聞いた覚えがあるわ」
    イツァムナー「つまり、砂を放置しておくと危ないかもしれないんだね」
    ワカンタンカ「魔神が強力になる可能性を秘めているってことだもんね」
    アヌ「僕も、少し危惧しているんだ。神様が突然行方不明になったことで、世界各地に影響が出てしまうかもしれないって」
    ティアマト「行方不明になった神様の力が失われてしまうものね…」
    アヌ「それと。世界各地で魔神やモンスターが入り乱れているのは、砂が転送装置になっているかもしれないから…との話もしたよ。砂に触れた魔神やモンスターが消えて、全く別の砂のある場所に出現したのを僕もアメノミナカヌシも見たんだ」
    ワカンタンカ「なるほどそういうことだったんだ…キミたち二人の力の賜物だね」
    フリッグ「確かに、世界中を監視していないと気付かないことだわ」
    イツァムナー「この砂にそんな力があったなんてな…」
    フリッグ「その説が正しければ、彼の瓶の中に魔神やモンスターが瓶詰めになる可能性があるのね」
    イツァムナー「あまり持ち歩かないほうがいいかもしれないな…」
    砂が転送装置になっている説は確かに頷けるかもしれない。行方不明になった神様たちは砂に包まれてその場所から消え、別の場所に移動してしまっていたし、その現象自体を自分自身も体験している。
    イツァムナー「しかし、砂を回収するのも危険だが砂を放置しておくのも危険だな…」
    ヴァルナ「そうなんだよなー、どうしたもんかな?」
    ワカンタンカ「発生原因がわからない以上、処理してもまた発生しかねないよね…」
    フリッグ「そうなのよね。いたちごっこになりかねないわ」
    ワカンタンカ「……そういえば、闇ナビィが行方不明になっている神様を助ける方法を言っていたんだ。彼女に会えば、他のヒントももらえないかな?」
    イツァムナー「助ける方法…?!あるなら試してみる価値はあるな」
    ワカンタンカ「うん。…でも、方法が曖昧なんだ。ボクら捕まっていない神様の力を合わせる必要があるみたい」
    ヴァルナ「捕まってない神様の力を合わせるのか…どういうことだろう?」
    ワカンタンカ「ボクも、よくわからないんだ…捕まっている神様は力が弱まってる、とも言ってたよ」
    レイヴン「そうだな。神の力を合わせるにしても、対象がなければ力を与えられないだろう」
    フリッグ「あら、聞いていたのね」
    レイヴン「もともと闇ナビィにこの話をされたのは俺だからな」
    コメトン『神の力…』
    ヴァルナ「何か心当たりでもあるのか?!」
    コメトン『特にない』
    ヴァルナ「ないのかよ!」
    コヨーテ「なぁなぁ、力を合わせるってみんなで何かするってことか?」
    レイヴン「コヨーテ、ジャーキーを食いながら歩くな」
    イクトミ「ま、力を合わせるってんなら一人じゃできねぇことだろうしな」
    コヨーテ「みんなで何かするってつまりパーティーじゃねーの?」
    レイヴン「お前な…パーティーでどうやって力を合わせて神を救うんだ」
    イクトミ「はは!なるほどねぇ。確かに、コヨーテの言う通りだわ」
    イツァムナー「一人だけではパーティーってできないからな。力を合わせて準備をしたりするって意味では間違ってないのかもしれない」
    ワカンタンカ「面白いね!じゃあボクらはやっぱり、パーティーを完成させるために頑張る方向でいいのかもね」
    レイヴン「……何でもいいが、あまり時間をかけていられないことだと思うぞ」
    イクトミ「そう気を張りすぎんのもよくねぇんじゃねえの。ほら、これでも飲みな」
    レイヴン「ふん…………おい!プルケ酒じゃないか!逃げるなイクトミ!」
    リッグ「また明日準備を再開するのなら、イルマリネンたちにも声をかけてみるわ。彼はよくワイナミョイネンに付き合わされてパーティー会場の設営をよくしているもの」
    ワカンタンカ「フフ、心強いね!」
    神様達の楽しいパーティー一日目は、夜が更けるまで続いた。
    少し過去に飛ばされたため、自分以外の神様が時間がずれつつも今日中には戻ってくるのではと期待していたが、アヌ様いわく特に変化は見られなかったようだ。
    あのハロウィンパーティー会場にいた時間がどれほどのものだったのかは全く把握できていない。
    それに、空間の裂け目の奥地…夢幻ノ砂丘のように、時間や空間の概念がない世界であることも考えられる。
    仮にあの空間から解放されたとしても、何日、何か月、何年と経った未来に投げ出される可能性も否定できない…。
    ココペリ「大丈夫だ。この世界に彼らがいなくても、僕らは彼らをちゃんと覚えている。僕らの中に彼らがいるのだから、きっと帰って来てくれるはずだよ」
    不安が顔に出ていたのだろうか。ココペリ様が傍らで声をかけてくださった。ココペリ様の言う通りだ、まだ試していないことも多い。わかっていないことも多い。
    ココペリ様が笛を奏でる。目を閉じると、様々な冒険の思い出がまぶたの裏に映った。ココペリ様に感謝して、今日は休むことにしよう。
  • 再度!パーティー準備
    コヨーテ「起きろ起きろー!朝だぞ!散歩行くぞ!散歩!」
    コヨーテ様の声に目を覚ますと、コヨーテ様ははじけるような笑顔を浮かべながらその場で足踏みしていた。もちろん、連れている小さいコヨーテも同じく待ちきれない様子に見える。
    イクトミ「ふあぁ…いくらなんでも起きるの早くね?…昨日あんだけ騒いだのにまだ足りねぇってか」
    コヨーテ「寝たから元気だぜ!」
    コヨーテ様の声で起きたのは自分だけではなかったらしい。イクトミ様やアポヤンタチ様もまだ寝足りないと言いたげな表情をしている。
    アポヤンタチ「散歩に行きたいなら、何も俺達を起こさなくても一人で行けばいいじゃないか…」
    コヨーテ「あっ、それもそうか!」
    イクトミ「お前なぁ…じゃあ、俺はまた寝なおすかね、おやすみ」
    コヨーテ「あれ、レイヴンは?」
    アポヤンタチ「間違ってプルケ酒飲んだらしくまだ寝てるな」
    イクトミ「はは、よく爆睡してられるぜ。よっぽど酔ってたんじゃねぇの」
    コヨーテ「じゃあおれ散歩行ってくるぜ!ついでに枝拾ってくるぞ、枝!」
    アポヤンタチ「本当にあの体力はどこからくるんだ…もう走っていったぞ」
    コヨーテ様は太陽に向かってダッシュしていってしまった。赤土ではわりとよくあることらしく、イクトミ様はすでに寝なおしていた。アポヤンタチ様も頭をかきながら、寝なおす準備をしている。
    アウォナウィロナ「そなた、じきに朝食が仕上がるなり。目覚めよ、大地は太陽の祝福を受け赤々と輝いている」
    コヨーテ様に叩き起こされたあと、イクトミ様にならって寝なおし、アウォナウィロナ様に優しく起こされるに至る。ほとんどの神様はすでに目が覚めているようだ。
    アウィテリンツタ「おっはよーございます!今日はチーフにならって私がスープを作ってみました!カボチャ味ですよー、たっくさん飲んでくださいね!
    タイオワ「ソツクナングにも朝食のお手伝いさせたから、朝からいっぱい食べれるわよ~♪ほら、ホピタコ!とっても美味しそうでしょ?」
    ソツクナング「…………」
    タイオワ「できたてだから冷めないうちに食べましょ?」
    アウォナウィロナ「吾が娘、気が利き家事もできるなり。やはり将来、良き妻になろう」
    玄奘三蔵「アウォナウィロナ殿の教えの賜物でしょうねぇ。是非、私も見習いたいと思います」
    ココペリ「よく眠れたかな。今日は少しでも君の憂い事が減ることを願うよ」
    タイオワ「あら、悩み事でもあったの?ふふ、神様のことなら心配しないで大丈夫よ!あなたより何倍も丈夫だもの」
    タイオワ「ソツクナングやコヨーテを見てみなさいな。何が起きてもどこに居ても平気そうでしょ?」
    ソツクナング「…………」
    コヨーテ「? 何の話だ?」
    ココペリ様やタイオワ様の心遣いがとても心にしみる。行方不明となった神様達が心配なのは皆変わらないだろう。だからこそ、自分たちがやれることをしなければ。
    ウェウェコヨトル「はー、寝すぎたぜ…にしても、アンタら朝早いな?」
    イクトミ「お寝坊さんは他にもいっぱいいるから気にしなくていいんじゃね」
    インドラ「ぐおーっ、ぐおーっ…」
    ウェウェコヨトル「はは、こりゃよく寝てるな」
    ヴァルナ「お陰でオレあんま寝れなかったんだよなー、いびきすげーっしょ!」
    ヘルモーズ「オレの所と一緒だな…」
    オーディン「ぐおーっ、ぐおーっ」
    イクトミ「あらら、寝相まで一緒じゃないの」
    レイヴン「俺としたことが…まだ頭がぐるぐるする」
    コヨーテ「お!レイヴン起きたな!おはよう!」
    レイヴン「頭に響くからあまり大きい声出すな…」
    コヨーテ「わかった!ムグッ」
    イクトミ「もっと寝てていいんだぜ?具合悪い奴の尻叩いて仕事させる鬼なんざこの地域にゃいねぇよ」
    レイヴン「いや、これ以上情けない姿を晒すわけにはいかんからな」
    イクトミ「殊勝なこった。水でも飲むかい」
    コヨーテ「レイヴン…」
    レイヴン「なんだ?…何も息を止めろとは言ってないぞ」
    コヨーテ「ぷは!すー、はー…苦しかったー!早く言えよー!」
    レイヴン「お前が勝手に勘違いしただけだろうが」
    神様達は各々支度を整え、パーティー会場の設営に取り掛かりはじめる。昨日途中やり直したにしては進みは悪くない。今日中にでも完成しそうだ。
    玄奘三蔵「やれやれ…私も三人をそろそろ起こさないといけませんね」
    ヴァルナ「あぁ…タイムリミットが来ちゃったんだな」
    コヨーテ「あの沙悟浄ってやつ寝てたのか?ずっとドクロに話しかけてた気がすんだけど…」
    マサウ「なんだよそれ怖っ!」
    コメトン『……』
    アポヤンタチ「コメトン、結局昨晩はクレプシード家が誰も来なかったな」
    コメトン『構わぬ』
    アポヤンタチ「構わないのか?よくわからない組織だな…」
    コメトン『…む』
    アポヤンタチ「どうした?」
    コメトン『構わなくはない』
    ヘルモーズ「どういうことだ?」
    コメトン『……』
    タイオワ「あら?コメトン、顔色が悪いんじゃないかしら~」
    アポヤンタチ「いや、顔色ははじめから悪かったと思うが…」
    ヘルモーズ「なにかまずいことでもあるのか?」
    ワカンタンカ「キミたち、ここにいたんだね!ちょうどよかった。ちょっといいかな?」
    タイオワ「ワカンタンカ、どうしたの?」
    ヴァルナ「急ぎの用?インドラ起こしてこようかなって思ってたんだけど…」
    ワカンタンカ「インドラを起こしてくれるならすごくありがたいよ!よろしくね!」
    ヴァルナ「よっしゃ、ちょっと待ってて」
    コヨーテ「で、なにがあったんだよー!」
    ワカンタンカ「いや…パーティー会場の傍に、あの砂があったんだ。それも結構な量が」
    マサウ「結構な量が?!そんなもん、昨日の段階ではなかったはずなのによ…」
    レイヴン「新しく出現したということか」
    コヨーテ「レイヴン、もう具合大丈夫か?」
    レイヴン「あぁ、朝食を軽く取ったら落ち着いた」
    イクトミ「ははーん、砂ってのはこいつか?」
    マサウ「見つけんの早いな!?」
    インドラ「よう!いい朝だな」
    ヴァルナ「やっと起きたよ…で、砂?」
    ワカンタンカ「うん、ありがとう!そう、砂がね…ほら、イクトミの立ってるところに」
    ヴァルナ「マジだ!」
    インドラ「で、俺は何すりゃいいんだ?」
    ワカンタンカ「ちょっとあの砂の様子を見ていてほしいんだ…お願いできる?」
    インドラ「なんだ、簡単じゃねぇか!任せとけ!」
    マサウ「おいらも様子見てる係やってよっかなー」
    イクトミ「はは、じゃあ俺も様子見係やってようかね」
    コヨーテ「えーっ、設営やんねーの?!体動かそうぜ!」
    イクトミ「ほら、適材適所ってやつよ」
    ワカンタンカ「昨日アヌが教えてくれたんだ。もしかしたら、砂を通して魔神やモンスターが各地を行き来しているかもしれないんだって」
    レイヴン「様子見係か、責任重大だな」
    インドラ「魔神かぁ、来るなら来いってんだ!」
    マサウ「お、おう…」
    ワカンタンカ「どういった条件で行き来ができるのかはわからないけどね」
    ヴァルナ「離れた空間に一瞬で移動できるなんて、オレたちも扱えたら便利よなー」
    ナタク「ん?離れた空間に移動できる…?クレプシード家のやつらが使う技と似てるな」
    プテサンウィ「砂も関係あるし、やっぱりクレプシード家が関係してる事件なのかなー?」
    ハオカー「しかし、コメトンは関わっておらぬとアヌが認めていた。そうだな?」
    コメトン『うむ、わしは知らぬ』
    ヴァルナ「ヘレグって言ってたっけ。コメトンをそそのかしたりしているし、そいつが主犯だったりして?」
    ワカンタンカ「そういえば、クレプシード家はまだコメトンしか見つかっていないね。ボクらが知っているうちでは、あと三人いるはずだけど…」
    アポヤンタチ「そういえば、俺はクレプシード家の名前をちゃんと覚えていないな…これまでの事件も詳しく知りたいところだ」
    ワカンタンカ「そうだね、振り返って…」
    コメトン『……!』
    タイオワ「あら、コメトンったら…なぁに?」
    コメトン『空間が裂ける』
    マサウ「えっ?」
    (ボス戦)

第5幕ボス

重なり逝く時空 ナイトシア=クレプシード
ナイトシア=クレプシード.jpg
HP1200
報酬イクトミの進化石(青)、コヨーテの進化石(青)
遭遇時コメトンの呟きのあと、目の前の何もない空間から突然鋭い切っ先があらわれ、
そのまま裂け目となり広がった。
この光景は以前にも見たことがある……
その空間の裂け目から飛び出してきた人物、間違いない。
撃破時ナイトシアは大剣を軽々と振るい迫ってくる。
応戦すべく、前へ一歩足を踏み入れ攻撃を放つ……
が、いつの間にか接近していたらしい
コメトンが前に出てナイトシアを制止した。

ナイトシアの動きが止まる。
敵意がそがれていくのを感じ、自分も武器をおろすことにした。

第6幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
質問!ナイトシア=クレプシード赤土地域.jpg-30+45~54+150~900--
-31+46~55+155~930
-32+48~39+110~660
-33+49~59+165~990
-34+51~61+170~1020
-35+52~63+175~1050
合流!世界各地の神々赤土地域.jpg
赤土地域1.jpg
-30+45~54+150~900--
-31+46~55+155~930
-32+48~39+110~660
-33+49~59+165~990
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-35+52~63+175~1050
戦え!瘴気をまとったウェンディゴ赤土地域2.jpg-30+45~54+150~900--
-31+46~55+155~930
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-34+51~61+170~1020
-35+52~63+175~1050

第6幕 台詞

  • 質問!ナイトシア=クレプシード
    ナイトシア『先ほどの無礼、改めて詫びさせてもらう』
    ハオカー「いや、わかってくれたのであればそれでいい」
    ヴァルナ「そうそう、わかってもらえると思ってなかったしな」
    キャメロット城を乗っ取った主犯であるクレプシード家ひとり、ナイトシア。先ほどの一戦で、設営途中のパーティー会場が一部崩れるものの、勘違いからの戦闘であったためにナイトシアは設営を手伝うという。
    タイオワ「そのエプロンかわいいわねぇ~!ねぇアウォナウィロナ、エプロン友達が増えたんじゃない?」
    アウォナウィロナ「うむ、そなたのまといし装い…いとあたたき想いを感じぬ。吾、コメトン同様に歓迎す」
    ナイトシア『勘違いをするな、私が手を貸すのは自分の非で破壊したものを修復するのみだ』
    プテサンウィ「でも、修復しようって思ってくれるだけ優しいよねー!ナイトシアってとっても真面目なんだね!」
    マサウ「しかしよぉ、なんでエプロン着てんだ?コメトンといい、変な格好しすぎだぜ」
    ナイトシア『食事の支度をしていたからだ』
    コヨーテ「食事?メシか!」
    ナイトシア『スヴェイとヘレグが戻らなくてな。コメトンに探しに行かせたところ、コメトンまで戻ってこなくなったものだから何が起きたのかと』
    コメトン『済まぬ』
    マサウ「お、おう…なんか怒りがにじみ出てんな」
    アポヤンタチ「スヴェイとヘレグ…あぁ、クレプシード家の残りのメンバーか?」
    ナイトシア『やはり見かけてはいないのか』
    ナタク「あいつらが露出するときっつったら、なにかしら悪いことでもしでかしてるだろ」
    インドラ「目に見えて悪いことやってるやつは今のとこ普通の魔神しか見てねぇよな、もっと暴れてぇもんだぜ」
    ナイトシア『なるほど…情報共有感謝する』
    レイヴン「まて、俺達もお前に確認したいことがある」
    レイヴン「コメトンでは話にならなくてな」
    コメトン『知らぬものは知らぬ』
    ナイトシア『ほう、私でも答えられるかわからんがな。聞いてやる』
    レイヴン「そうだな、まずはお前達と、今起きている数々の事件が関連あるのかを聞こう」
    ナイトシア『数々の事件?』
    アポヤンタチ「あぁ、様々な地域の神が行方不明になったり、各地に謎の青白い砂が出現したり…と言ったことだな」
    レイヴン「一番重要度が高いのは様々な地域の神が行方不明となる事件だろう」
    ワカンタンカ「なんでも、謎の砂にまかれて姿を消してしまうらしいんだ」
    ナイトシア『なるほど…?』
    ナイトシア『簡潔に言わせてもらえば私はその事件には関わってはいない…とは言い切れんかもしれないな』
    マサウ「犯人はやっぱりクレプシード家ってことか?!」
    ナイトシア『いや、そうではない。むしろ、被害者に近いかもしれん』
    プテサンウィ「被害者?なにかあったのかな?」
    ナイトシア「そうだな。私は大した被害を受けてはいないが」
    ナイトシア『お前達の時間でいえば、昨日の辺りだろう。私の身体が一部、砂となって消えた』
    コヨーテ「砂!?どこが砂になっちまったんだ?!」
    ナイトシア『ほんの一部分だが、腹だ』
    ナイトシアが具体的にこの辺りだ、とエプロンの上から指を差す。イクトミ様がヒュウと口笛を鳴らす音が聞こえてきた。
    イクトミ「体の一部が砂になるなんてねぇ…難儀な話だぜ。体労わりな」
    レイヴン「……」
    コヨーテ「見せてみろよー!どの辺だ?」
    レイヴン「ば、馬鹿!何を勝手に」
    イクトミ「はは!コヨーテは大胆だな。レイヴン、先越されちまうんじゃねーの」
    レイヴン「何のだ!」
    ナイトシア『私はほんの一部分で済んだが、コメトンのその様子を見るに…大部分が砂となってしまったのではなかろうか?』
    コメトン『わからぬ、気づけばこの姿であった』
    ワカンタンカ「ってことは…」
    ワカンタンカ「ボクたちが見つけた大量の青白い砂はコメトンの一部だった可能性があるってことかな?」
    ナイトシア『ふむ、青白い砂…?』
    プテサンウィ「アタシが見つけたんだけど、ぽつんてあったんだー!」
    インドラ「近くには魔神がうようよしてたな!」
    ナイトシア『そうか、確かにコメトンの可能性もあり得るな』
    コメトン『わしの一部か』
    ナイトシア『まだ確信はできないが』
    ナタク「そうだ!お前、確かその剣で空間を切って瞬間移動してたよな?」
    ハオカー「ふむ…クレプシード家の力を使っているのであれば、その砂が同じ力を持っている可能性もありうるというわけか…」
    ナイトシア『その砂を実際に見たいのだが、もしや先ほど戦った場所に散らばっていたものか』
    ヴァルナ「うんと、まぁそうだな。赤土地域以外にも出現しているらしいから、探せばすぐ見つかるかも?」
    ナイトシア『…………』
    レイヴン「どうした、何を考えている」
    ナイトシア『いや、あの砂は私達が扱っていた砂とは微妙に違う』
    マサウ「…どういうことだよ?オマエらが使う以外に砂を扱う奴なんているのか?」
    ナイトシア『いや、私は知らぬな』
    レイヴン「結局堂々巡りじゃないか!」
    ナイトシア『青白い砂…具体的にいえば、私達は砂を扱うわけではない。砂が伴う、と言った方が近い』
    コヨーテ「ともなう?」
    イクトミ「砂がついてくる、って感じかね」
    コヨーテ「散歩かー!」
    ナタク「? つまりお前たちはあの青白い砂の扱い方は知らねぇってことか?」
    ナイトシア『完全に扱えないわけではない。その辺りについては、悪いが私は詳しくないのだ』
    ナイトシア『こういった知識や技術に関することであればヘレグに確認を取ったほうが早いだろうが…姿を見せないのでな』
    インドラ「まさか、全部砂になっちまったんじゃねぇのか?」
    ヴァルナ「げぇ、あり得るのがこわい」
    ナイトシア『なんにせよ、私とコメトンでは十分にその砂を扱うことはできないだろう』
    ワカンタンカ「なんとなく分かった気がするよ。ありがとう」
    アウォナウィロナ「ワカンタンカ、その心。吾らにも聞かせよ」
    ワカンタンカ「彼女が言った通り、ナイトシアとコメトンはこの事件の犯人ではないということ。気が付いたら体の一部が砂となってしまっていた、ということ。砂になってしまったらコメトンのように力を失ってしまう、ということ」
    ワカンタンカ「この砂って、ぱっと見はすべて同じ粒に見えるかもしれないけど、実は様々な力の結晶なんじゃないかな?って」
    レイヴン「…力の結晶?」
    ワカンタンカ「力って、なにも神様が持っている物だけじゃない。生きているもの、生きていないもの、全てに宿っているからね。それらが少しずつ形を作って、やっと粒になった…のが、集まってるんじゃないかな」
    レイヴン「あぁ…そういうことか。一理あるな…」
    プテサンウィ「ワカンタンカってやっぱりすごいねー!アタシ、全然そのことに気づかなかったよー!」
    ワカンタンカ「ありがとう!」
    ヴァルナ「ってことはさぁ、もしかしたらこの砂…行方不明になった神の力とかも結晶化されてたりすんのかな?」
    アウォナウィロナ「ワカンタンカの説、正しければ有りうるなり」
    ナイトシア『全てが何かしらの力であればいいが、不純物が混じっている可能性も否定するな』
    ワカンタンカ「不純物…?」
    アポヤンタチ「そうだな、ココペリが、この砂は誰かがわざわざ作ったものって言ってたからな…」
    ナイトシア『その可能性が否定できない以上、これを直接神が取り込むことはすすめられぬ』
    コヨーテ「食うなってことか!」
    イクトミ「そういうとこばっか把握が早くて助かるぜ。野生の勘ってやつかね」
    アウィテリンツタ「みなさーん!お話し中のところすみません!何名か神様がいらっしゃってますー!」
    アポヤンタチ「何名か?」
    アウィテリンツタ「今ちょうど三蔵さんやヘルモーズさん、ウェウェコヨトルさんとお話してますよ!」
    一旦ナイトシアとの会話を中断し、やってきた神様達と合流する。先日顔をあわせた面々に加え、新たに数名駆けつけてくださったようだ。
  • 合流!世界各地の神々
    ウェウェコヨトル「アステカにもやっぱりあの砂だまりがあちこちにできてたのか、参っちまうな」
    イツァムナー「ああ、俺が見つけたところ以外にも増えていたよ。ケツァルたちが来ないと思ったら、アステカに出現した魔神と戦っていたそうなんだ」
    アメノトリフネ「日本地域にも、あちこちに砂があったり日本地域では見かけない魔神が出現したりしているよ!」
    コトシロヌシ「アメノミナカヌシ様も、珍しく外を歩いてたくらいだからなぁ…結構おかしな事件みたいだぜ」
    フリッグ「アヌは来るかどうかわからないけれど、ティアマトはまだ来ていないのね」
    アメノトリフネ「一応バビロニアにも寄ったんだけど、後から行くって言ってたんだ!なんか確認したいことがあるらしくってさ」
    ホロケウカムイ「赤土の大地はここか。アメノトリフネ、わざわざ乗せてくれて助かった」
    アメノトリフネ「いやぁ!それくらいどうってことないよ!」
    コヨーテ「お、狼だ!」
    ホロケウカムイ「アイヌの神だ。こちらでも、行方の知れん奴がいてな」
    オーディン「おぉ…アイヌでも行方不明となっている神がおったか」
    ホロケウカムイ「小さい熊の着ぐるみを着た山の神だ。ちょうど、そこにいる神と同じくらいの背格好のな」
    ラクシュマナ「ん?」
    オーディン「それは心配じゃなぁ」
    クウラ「うーっす!クーの兄貴を探しに来たっす!」
    カナロア「ハウメアとタンガロア、マウイを探しに来たんだが…まだ、行方知れずのままなんだな」
    タイオワ「あらあら、随分と大所帯ね~!」
    カナロア「ヒナは南の島に残って、カイモリクの面々と共に南の島を守ってくれているよ」
    ヴァルナ「あのクーもいなくなったのか…」
    クウラ「兄貴ィ…マジ今どこにいるんすか!ヒナ姐さんも心配してるっすよ!」
    カナロア「カイモリク一同で、一日島中探し回ってくれていたんだが、見つからなくてな…」
    クウラ「うぅ…ヒナ姐さん、オレが絶対に兄貴たちを見つけて帰るっすよ!」
    イツァムナー「早く救出したいところだな。俺もできる限りのことは協力するよ」
    ラーマ「ヴァルナとインドラが赤土地域に来てるって聞いたし、ちょっと様子見に来たけどやっぱどこも状況変わってなさそうな感じ?」
    ヴァルナ「まぁそんな感じ」
    シーター「まー仕方ないよね~…何が起こってるか未だにわけわかんないし!」
    ラクシュマナ「インドラ!インドにもたくさんわるいやつがあらわれてるぞ!」
    インドラ「なんだと!?上等だぜ、インドに戻るか!」
    ラーマ「お、ちょっと待った!インドの方はシヴァやブラフマーがいるから、先にこっちで魔神片付けたほうが良いかもしれねーんだ」
    インドラ「どういうことだよ?」
    ラーマ「今んとこ、調査をする神様はここに集まって、残った神様で各地域の魔神を退治しとこうぜって話になってんだ」
    フリッグ「そういうことね」
    フリッグ「元々はパーティーがあるからってことで集まっていたのに、いつの間にか事件解決のための本拠地になっていたわね」
    イルマタル「各地の神々があつまっているのだもの、確かに都合としてはいいわ」
    イルマリネン「結局、昨日のうちでは行方不明になった神々は戻ってこなかったからな」
    イルマタル「そうね…あの子なら、泣き喚いているかもしれないけれどそれはまぁいつものことだから大丈夫だとは思うわ」
    ???「行方不明事件の調査をしてるのってここか?」
    ヘルモーズ「アキレウス!それともうふたり…」
    フリッグ「ゲブとヌトね」
    アキレウス「ヘルモーズ!お前もいたのか!」
    ヌト「こんにちは!赤土地域に来るのも久しぶりね」
    ゲブ「言われてみればそうだっけ?」
    ワカンタンカ「みんなよく集まってくれたね!ありがとう」
    アキレウス「いや、パンドラやモイラ三姉妹がハロウィンパーティーからまだ帰ってこねぇんだ…それだけじゃない、ヘパ兄やケイロン先生、プロメテウスさんやエピメテウスまでいねぇんだよ」
    フリッグ「スカジとニョルズがセットでいなくなっていたのも困るわね」
    オーディン「ワシらが留守にしておった隙にかのう…油断したわい」
    イルマタル「その件に関しては仕方ないわ…北欧に居た私たちも気づくのが遅れたもの」
    イルマタル「動物たちが教えてくれなかったら、今も気づいていなかったかもしれないわね」
    オーディン「普段から山の奥やら海の中におったりするからのう…」
    ウェウェコヨトル「気づかないなんて超おっかない話じゃん…アイツら大丈夫かな」
    ヌト「私達エジプトでも、オシリスちゃんやイシスちゃん、メジェドちゃん…トトちゃんやネムティちゃん、モンチュちゃん、ハトホルちゃんまで帰ってこないのよね、心配だわ~」
    ゲブ「オシリスやイシス、メジェドはハロウィンパーティーに参加するって言ってたっけ?」
    ゲブ「なんか、差出人の名前がない招待状が来たって言ってたような…」
    ヌト「そうそう!だから私、メジェドちゃんも連れて行ったら?って言ったのよね」
    ヌト「でも、結局みんな未だに帰ってこないし…他の地域でも、行方不明事件が起きてるってシューから教えてもらったのよ」
    ゲブ「赤土地域に集まってるってそこで聞いたんだよね」
    ワカンタンカ「なるほど…そういうことだったんだね」
    ラーマ「その招待状、チョー怪しくね?差出人の名前がねーって、普通ありえねーっしょ」
    シーター「言えてる~!事件の犯人じゃない?」
    アキレウス「ヘパ兄は招待状をもらってなかったはずなんだけどな…パンドラが招待状をもらってたからって言って、ハロウィンの衣装を作ってはいたけど」
    ウェウェコヨトル「そもそも、そのパーティー会場ってどこなんだ?」
    ヌト「招待状に書いてあったのかしら…?」
    ゲブ「その辺りはどうかわからないけど、オシリスも罠だろうって疑いながら準備してた…と思う」
    ヌト「そうねぇ…」
    オーディン「ますます怪しくなってきたのう。…そうじゃ、ハロウィンと言えばケルトかと思うが、ケルトの神らのパーティーはどうなったんじゃ?」
    ウェウェコヨトル「そういや、後から来るティアマトは置いておいて、ケルトの神様はここにきてねーのか」
    アメノトリフネ「ケルト地域にも向かったんだけど、なんだか閑散としてたんだよ。昨日、ハロウィンパーティーを行ってたとは思えなくってさ…」
    フリッグ「それは妙ね…」
    鳳凰「集まるのが早いな。出遅れちまったよ」
    タイオワ「鳳凰!探しちゃったわぁ、まだ来ていなかったのね」
    鳳凰「少し様子を見ながら飛んできたからね」
    鳳凰「空から見下ろすと色々とわかることがあったよ。アヌやアメノミナカヌシほど、物が見えるわけではないけどさ」
    ワカンタンカ「!というと、何か変わったことがあったの?」
    鳳凰「昨日と比べて砂が集まっているところが移動していたり、まるきりなくなっていたり、全く動かずそっくりそのまま残っていたり…ってところかね」
    鳳凰「そう、それと。砂に何かしらの力を加えると、別の砂が反応したりすることがあるみたいだよ」
    レイヴン「ふむ…?転送装置としての機能の応用か」
    フリッグ「よく気が付いたわね」
    鳳凰「偶然だったんだけどね。砂の上に座っていたパンダ兵が、別の砂の上に火鼠が乗ったとたん、飛ぶように熱がって逃げていったんだ。実際に、パンダ兵が乗っていた砂を触ってみたところ燃えるような熱さだったよ」
    レイヴン「何かに利用できそうだな…」
    コヨーテ「あの砂、なんか便利だってことはわかったぜ!」
    イクトミ「ま、100%扱い切れるかっていったら難しいかもしれねぇけどな。はは!面白そうじゃない」
    アポヤンタチ「砂に関してはもう少し、研究の得意そうな神に託したほうがいいのだろうか?」
    インドラ「カーラネミだな?いっつも研究してるっつったらあいつだぜ!」
    ヴァルナ「いや、アイツに渡したら悪化しそうだから!」
    アキレウス「こういうとき、ヘパ兄がいたらなぁ…得体のしれない物質も研究して、素材にできちゃうかもしれないのに」
    イルマリネン「ヘパイストスは熱心だからな…確かにやりかねんが」
    イルマタル「そう言えば…そこにいる人物は?初めて会ったわ」
    ナイトシア『私達のことか』
    コメトン『む?』
    鳳凰「!クレプシード家の面子じゃないか」
    ナイトシア『今は訳あって休戦中だ。お前たちと戦う気はない』
    アウォナウィロナ「かの者ら、敵意無しと認め、共にパーティー会場を設営す」
    イルマタル「つまり、もともとは敵対している相手ということね」
    オーディン「ほれ、ダグの行方が知れなくなったことがあったじゃろ。あの時の犯人の仲間でなぁ」
    イルマリネン「あぁ、あの時の。なるほど」
    ナイトシア『しかし、今回の事件には関わってはいない。それははっきり言わせてもらおう』
    プテサンウィ「ねぇねぇ、中国竹林の神様たちとココペリがどこに行っちゃったか知らない?」
    アウィテリンツタ「あれ?中国竹林の方たちもココペリさんもさっきまで一緒に居たのになぁ…」
    ココペリ「あぁ、すまない。僕はここだよ」
    プテサンウィ「あっ!いたー!ちょうど建物の影になってたんだねー!」
    ココペリ「ここにも、例の砂があるんだ。話がある程度終わったら、見に来てくれないかな」
    レイヴン「何か発見があったのか?」
    ココペリ「レイヴン、見てくれればたぶんわかると思う。触らないように、そっと」
    レイヴン「…!これは…コヨーテ、イクトミ、来い」
    イクトミ「はいはい、なんですかっと…ん?」
    コヨーテ「おう!来たぜ!」
    レイヴン「この砂…変な瘴気をまとっているように見えないか?」
    ココペリ「風に吹かれると、どこか不安を掻き立てるような音がするね」
    イクトミ「ん?確かにまぁ、そう見えるけどよ。…この瘴気…」
    コヨーテ「えーっと、アレだ!おれを捕まえた魔神が出してた!こういうやつ!」
    イクトミ「ウェンディゴな」
    レイヴン「やはりそうか…」
    ココペリ「この瘴気、この世界のものとはどこか違うような気がするよ。砂と同じだ」
    イクトミ「へぇ、なるほどな。この瘴気、どことなく覚えがあるぜ。俺らを捕まえてたウェンディゴに似た雰囲気じゃね?な、コヨーテ」
    コヨーテ「じゃああのウェンディゴは何だったんだ?!赤土にいないウェンディゴなのか!?」
    ココペリ「この砂が、もともと赤土にいたウェンディゴに影響を与えたのかもしれない。憶測だから、わからないけれど」
    レイヴン「コヨーテの言う通り、クレプシード家のように別の空間から砂を通して出現した魔神の可能性もあるな」
    イクトミ「そういや、さっき鳳凰さんが言ってたか?別の砂に力を伝達するとかなんとかな。この瘴気…この砂から出てるっていうよりも、どっかの砂の上にウェンディゴが乗っかってんじゃねーの」
    ココペリ「そうかもしれないね」
    コヨーテ「空から砂のあるとこ探せばすぐわかるんじゃね?!」
    イクトミ「お、冴えてんな。じゃああとは任せたぜ」
    コヨーテ「おれ空飛べねー!レイヴン、あとは任せたぜ」
    レイヴン「初めからそう言え!」
    レイヴン様が、共にいるワタリガラスと共に空へ飛び立つ。ココペリ様は神様の集団に混じり、この砂の存在を伝えることとなった。
    神様達は、パーティー会場の設営、魔神の討伐、砂の調査…と言った具合に役割分担し、それぞれすでに動き始めているようだ。クレプシード家の二人はパーティー会場の設営に加わっている。
    パーティー会場自体はもうすぐ出来上がりそうだ。…しかし、神同士で力を合わせているとはいえ、何か変化があったわけではない。何か別の方法を模索する必要がありそうだ。…それに…。
    イクトミ「…ん?もう日が沈む時間だったか?」
    コヨーテ「ん!?ほんとだ!一日って立つのはえーなー」
    イクトミ「朝起きるのが遅かったかね…いや、それにしても喋ってるだけだったような気がしてならねーんだがな」
    どうやら、時間の経ちがはやいと感じたのは自分だけではなかったようだ。それとも、昨日が一日長く感じたのだろうか?ただの勘違いであるのならいいのだが…。
    レイヴン「おい、お前達!あっちで中国竹林のメンバーが戦闘してるぞ」
    コヨーテ「戦闘!?なんだ、魔神か!?」
    イクトミ「道理で見かけないと思ったわ。戦闘なら仕方ねぇな」
    イクトミ「で、肝心のウェンディゴちゃんは見つかったのかよ?」
    レイヴン「ウェンディゴちゃんかどうか知らんが、あいつらが戦っている相手が瘴気を放ってる。ウェンディゴの可能性が高いと言ったところだな」
    イクトミ「へぇ、そりゃ期待も高まるってもんよ。おいコヨーテ、暴れられるってよ」
    コヨーテ「よっしゃー!じゃあぶっ倒しに行くぜ!」
    レイヴン「コヨーテ!そっちじゃない、まるっきり逆方向だ!」
    コヨーテ「お!間違えたぜ!こっちだな!」
    レイヴン「場所もわからないのに飛び出す馬鹿がいるか」
    イクトミ「やれやれ…しかしまぁ、俺らが魔神に捕まったのも、行方不明事件と全く関係がないわけじゃなかったのね。はは」
    レイヴン「それだけ様々な事件が一つの原因から引き起こされているということだ」
    ナタク「ん?あいつら、何かを見つけたみたいだな」
    インドラ「魔神じゃねぇか?!よし、行ってくるぜ!ヴァルナ、ラーマ!あとは任せた!」
    ヴァルナ「は?!魔神?!」
    ラーマ「お!討伐ヨロシク!」
    ウェウェコヨトル「瘴気を放つ砂かー…やっぱあちこちの砂をできるだけ一か所に集めてみようぜ。何かわかるかもしんないしな」
    イツァムナー「俺も思ってたところだ。点在しているから起きる事件もあるだろうしな」
    ココペリ「それなら、僕らは砂を集めてくるとしよう。パーティー会場を拠点にすれば、合流もしやすそうだ」
    オーディン「会場も出来上がったも同然だからのぉ!早く踊り明かしたいところだわい」
    アウォナウィロナ「うむ。楽しき宴の声、行方の知れぬ神の耳にも届くなり」
    ココペリ「…そうか、行方不明となった神の傍にも砂があるのなら、僕らの宴の声が彼らにも届くかもしれない。きっと、それは彼らの力になるんじゃないかな」
    ワカンタンカ「あぁ…!そっか…!うん、いいアイデアだと思うよ!」
    フリッグ「それにしても、ティアマトは遅いわね…何かあったのかしら」
    アウィテリンツタ「もう日が暮れる時間なんですねー…なんだか一日があっという間です!」
    アポヤンタチ「早すぎるような気もするけどな…」
  • 戦え!瘴気をまとったウェンディゴ
    孫悟空「うらぁ!…何だこいつ、しぶてーな!」
    猪八戒「悟空、ちゃんと当たってねぇんじゃねえか!?もっとよく見ろ!」
    孫悟空「うっせぇ!テメーこそ当てろっつーの!」
    玄奘三蔵「こら、今は目の前の敵に集中しないとやられてしまいますよ」
    沙悟浄「グフフフフ!ドクロちゃん、今日の夜ごはんはなにがいーい?グヒヒッ、イヒッ、ヒーッヒッヒッヒ!」
    コヨーテ「いたぜ!あそこだ!」
    孫悟空「おっせーぞ!さっさと手伝えや!」
    イクトミ「はは、いい仕事してんじゃないの。俺らが来たからには安心していいぜ、なぁ策謀家さんよ」
    レイヴン「時間を稼げ、策は既に練ってある」
    (ボス戦)

第6幕ボス

ウェンディゴ
ウェンディゴ2.jpg
HP3100
報酬紫結晶、青結晶
遭遇時孫悟空様らが戦闘していた相手は
まさしく、狙っていたウェンディゴだ。
禍々しい瘴気を放ちながら、
大きな斧をブンブン振り回している。
どうやら瘴気がバリアの役目を果たしているらしく、
孫悟空様らの攻撃がうまく届いていないようだ。

レイヴン様はイクトミ様と、一応コヨーテ様に指示を出し、陣形を取る。

あの素早い動きをとらえなければ!
撃破時攻撃をかわしたり、イクトミ様の張った網を破ったりと
なかなかウェンディゴを捕らえることができない。
しかし、ウェンディゴもこれだけの人数の神様を相手にするのは厳しいらしく、
先ほどよりも動きが悪い。
レイヴン様の指示した作戦もうまく働いているのだろう。

一瞬の隙を突き、ようやく一撃を与えることができた。

まともに攻撃を受けたウェンディゴは、そのまま瘴気に包まれ姿を消してしまったが、ひとまず一難去ったようだ。

しかし、自分よりも後にこの魔神戦に参加しようとしていた神がいたはず。
未だに到着しないが一体どこに……?

辺りを見回すと、あちこちに瘴気をまとったウェンディゴの姿が見えた。

なんと、一体だけではなかったらしい……!

もうじきパーティー会場も完成するころ。
この会場を拠点に、ウェンディゴをさらに討伐していく必要がありそうだ。

赤土パーティ会場

エリア名画像行動経験ジェムその他
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