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時ノ欠片~第五章~エリアデータ

Last-modified: 2018-11-12 (月) 22:08:51

ほとんどなにもわかっていませんが、作っておかないと迷子になる気がしたので。エリアデータはこちら。必要項目が足りない可能性があります。改変よろしくお願いします。(nameless)

※第三幕のストーリー編集中に一部のログが消えました。どなたかお願いします

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※歩くたびに消費行動力、経験値、ジェムが変動してるようなので、その辺のデータは参考程度に。

※ エリア進行中のメッセージに抜け、間違いがあればコメント、訂正お願いします。

情報提供等

わからないことが多すぎるのとデータ量がすごい予感しかないので是非ご協力を。
編集がわからないけど画像がある方はアップロードして画像名を他情報と一緒に添えてください。

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説明~第一幕 

エリア名画像行動経験ジェムその他
エリア、章名等時ノ欠片~第五章~エリア.jpg-?+?~?+?~?--
-10+3~4+3~6
-20+6~7+6~12

第一幕 台詞

  • 【説明】
    イベント冒険中に流れるお話の「プロローグ」はイベントTOPページのリンクから読むことが出来ますのでよろしければご覧下さい。
    また、イベント冒険をするために必要な「神力」は通常エリア冒険時に使用する「行動力」と一部仕様が違います。
    「神力」についてはイベントルールページに記載がございますので、ご一読いただければと思います。
    その他説明についてもイベントページやTOPのイベント情報などをご覧ください。
    それでは「時ノ欠片~第五章~」をお楽しみください。本編開始まであと3歩
    それでは「時ノ欠片~第五章~」をお楽しみください。本編開始まであと2歩
    それでは「時ノ欠片~第五章~」をお楽しみください。本編開始まであと1歩
  • 【第一幕】
    この頃のギリシャは天気が優れなかった。
    厚い雲で覆われた空。太陽は見えない。
    いっそ雨でも降れば納得するのだが、それすらはっきりしない。
    森の中で、あなたは倒れた樹木に腰掛け、曇り空を見上げていた。
    生い茂る葉の合間から見える空は灰色。こうも悪天候が続くと、なんとなく、体の調子も悪くなるような気もする。
    しばらくぼんやりと物思いにふけっていると、足音が聞こえてきた。
    音の方へ顔を向けると、ゼウスが歩いてくるのが見えた。
    ゼウス「ここにいたか。探したぞ」
    ゼウスは堂々と、しかし気品のある佇まいであなたに歩み寄る。
    今日はゼウスと何も約束していないはずだ。
    あなたが首を傾げた頃には、ゼウスはもう目の前に立っていた。
    ゼウス「…お前に用があって会いに来た。俺に時間をくれないか」
    あなたは、目の前の彼を凝視してしまった。
    …こんなことを言うような神だったろうか?
    いつもなら「俺に尽くせ」だとか「何でも言えよ」だとか、俺様気質で接してくるのだが…。
    そう言う彼は、いつになく真剣な表情だった。
    あなたの隣に座ったゼウスは、表情を変えずに話をし始めた。
    ゼウス「最近、各地で目撃されている謎の敵の存在は知っているか?」
    その噂なら聞いたことがある。なんでも、全身にノイズが走った異様な容貌をしているという。
    ゼウス「原因も、正体も、目的も」
    ゼウス「…その敵について。俺も独自で調査をしていたのだが…何もわからなかったんだ」
    ゼウス「原因も、正体も、目的も」
    ゼウスでもわからないことがあるのか、と少し驚いた。
    彼の方を見ると、依然険しい表情のままだ。
    となると、今回は謎の敵の調査を一緒にしようという誘いだろうか。
    あなたは、調査を手伝うなら喜んで、とゼウスに伝えた。
    しかし、ゼウスの表情は晴れない。
    ゼウス「…ありがとう。ただ…“何もわからない”わけではないんだ」
    ゼウス「“気付いている”のに、まだ“わからない”の枠に収めているだけなのかもしれない」
    彼は立ち上がり、あなたに片手を差し伸べた。
    ゼウス「俺と一緒に来てくれないか?」
    ゼウス「…俺の憂いを晴らす『光』になってほしい」
    彼があなたを見つめる瞳には、あまりにも希望が込められていた。
    あなたはゼウスと共に行動することを決めた。
    森を出てゼウスが向かったのは、果樹園だった。
    道中も彼は口数が少なく、普段と様子が違った。
    あなたを口説くこともなく、女神の話をすることもなく。ただ、静かに歩みを進めていた。
    果樹園へたどり着くと、そこには、エイレイテュイア、アトラス、ヘラがいた。そして…。
    レアー「…ゼウス!どうしてここに!?」
    ゼウス「その台詞、そっくりそのまま返すぞ」
    珍しいことに、ゼウスの母であるレアーもいた。
    めったに果樹園に姿を現さないゼウスの登場に、一同は驚いた。
    アトラス「ゼウス様…お元気そうで何よりです」
    ゼウス「ありがとう、お前も相変わらず元気そうだな」
    エイレイテュイア「あの、えっと…その…その…」
    ゼウス「そう慌てずともよい。ゆっくり話すといい」
    ヘラ「あなた…」
    ゼウス「今日は一段と美しいな、ヘラ。何度でも恋に落ちてしまいそうになる」
    ゼウスは瞳を細め、ヘラを抱き寄せる。ヘラは瞳を伏せ、ゼウスに身を寄せた。
    レアー「…ゼウス、ここへやってきた理由は?」
    ゼウス「…例の敵について。心当たりがあってな」
    ゼウス「それと…万が一俺の予想が当たった時のため、とでも言っておこうか」
    アトラス「ゼウス様は、あの敵について何かご存じなのですか?」
    ゼウス「何も知らない、といえば嘘になる」
    ゼウスはヘラの肩を抱き寄せたまま、自身の見解を皆に伝えた。
    ゼウス「例の敵……あれは、俺たちに近しい存在なのではないかと推察している」
    エイレイテュイア「近しい、というと…?」
    レアー「…神に近い存在、ということか?」
    ゼウス「ああ。さすが、勘がいいな」
    ゼウス「確証はないが、…なんとなく匂うんだ。まだ多くは話せないが…」
    ゼウス「俺は、あの敵の謎を解明しなければならない。そのために、強力な助っ人も呼んだ」
    ゼウスはあなたの方に目配せし、笑みを向ける。それから、皆の方へ視線を戻し、力強く告げた。
    ゼウス「…皆の力も借りたい。一緒に来てくれないか?」
    レアー「ああ、もちろん、共に行こうじゃないか!
    …私も…気になることがあるしな」
    アトラス「わたくしも。お力になれるのであれば、どこまでもお供します」
    エイレイテュイア「わたしも…!だって、お母様も来るでしょ…?」
    ヘラ「…私は…」
    ヘラは遠慮がちに視線を逸らした。もとより彼女は大勢での行動は苦手だった。
    さらに、義母と共に行動するとなると…。おそらく、引け目を感じているのだろう。
    レアーは、ヘラの心の揺らぎを感じ取り、両手で彼女の手を取った。
    レアー「…ヘラ、一緒に来てくれないかい?ヘラが一緒だと、心強いよ」
    ヘラ「レアー…」
    ゼウス「ヘラ。今やギリシャは予期せぬ危険にあふれている。なるべく、そばにいてくれた方が、俺も安心だ」
    ゼウスに見つめられたヘラは、彼を見つめ返す。それから、レアーの手も握り返し、頷いた。
    ヘラ「…わかったわ。私、みんなと一緒に行くわ」
    共に行動することが決まった彼らは、今後の方針を話し合った。
    やはり、まずは情報収集だろう。
    例の謎の敵は、以前キャメロット城を襲撃した。…となると、今回もキャメロット城の近辺があやしい。
    そう予測した彼らが、キャメロット城へ向かおうとしたその時
    レアー「ならば早速…」
    ビアー「おい、オマエら!!大変だぞ!!聞いたか!?」
    レアー「…ビアー?どうした、そんなに慌てて」
    突然、果樹園に飛び込んできたのはビアーだった。叫びながら、あなた達の方へ向かってくる。
    そんなビアーを追うように、一緒にやってきたのは、兄妹のクラトス、ゼロス、ニケだった。
    クラトス「ビアー…少しは落ち着け」
    ビアー「これが落ち着いてられるかって!」
    ゼロス「やれやれ…急にごめんね」
    エイレイテュイア「ううん、大丈夫だよ。何かあったのかな…?」
    ゼロス「ああ、それが…。…って、あれ?」
    ゼロスはゼウスの姿を見つけて、目をパチクリした。
    ゼロス「ゼウス様…!?」
    ニケ「果樹園にいらっしゃるの、珍しいですね」
    ビアー「…あぁ!?ホントだ!どうしたんですか、ゼウス様!」
    ゼウス「そんなに珍しいか?」
    クラトス「ああ」
    ゼロス「珍しいよ」
    ニケ「うん」
    ビアー「すげー珍しいぜ!」
    兄妹四人の息ぴったりな反応。レアーは思わず噴き出し、ゼウスは眉を顰めこめかみを押さえた。
    ゼウス「普段果樹園に来ないのには訳があるのだが…。
    …今話す内容ではないな」
    ゼウス「それよりも、何があったか教えてくれ」
    ビアー「ああ!そのことなんだけどよ」
    ビアー「クレプシード家が現れたんだ!」
    ヘラ「…!…あの者たちが?それは、確かなの?」
    クラトス「ああ、俺たちも見た。…ギリシャ各地で、相次いで目撃されている」
    ニケ「ノイズを纏った謎の敵に…クレプシード家の出没…。…これって、ただ事じゃないと思うの」
    確かに、何かがおかしい。このギリシャで何かが起こっている。
    あなたは、ニケからゼウスへと視線を移した。
    ゼウスは眉間にしわを寄せ、険しい表情だった。
    ゼウス「…まずいことになったな」
    彼の呟きがあなたの耳に届いた。それはどういう意味か、と問おうとした直後……。
    ヂヂ…ガッ……バチバチバチ──ザザッ──……!
    突如として、ゼウスの横の空間が裂け始めた!
    裂け目の内側から伸びてきたのは、刃。
    その刃は非常に大きく、あなたの身長と同じくらいはあるだろう。
    そして、その刃と共に現れたのは、甲冑に似た衣装を纏った筋肉質な女性だった。
    レアー「まさかお前は…!」
    エイレイテュイア「きゃっ…!?」
    アトラス「エイレイテュイアお嬢様!?わたくしの後ろへ!」
    ???「いい切り裂きっぷりじゃーん?さすがナイト姉さん」
    次いで空間から伸びてきたのは、ヒールを履いた細い脚。
    その脚の持ち主は、内側から裂け目の淵に手をかけ、顔を覗かせた。
    現れた男は薄笑いを浮かべていた。
    この二人こそ、クレプシード家のナイトシアとヘレグだった。
    ゼウス「クレプシード家…だと…!?」
    ヘレグ「ナイト姉さん、ちゃっちゃとやっちゃお」
    ナイトシア「問題ない。私の刃は、すでに彼女を捉えている」
    クレプシード家の二人の視線の先にいたのは──…。
    ヘレグ「お嬢さん。痛い思いしたくなかったら、じっとしてた方がいいぜ?」
    ヘラ「…っ!?」
    ゼウス「…ッしまった!狙いはヘラか!」
    レアー「お前らの好きにはさせん…!」
    いち早く敵の狙いに気付いたゼウスとレアーは地を蹴り、瞬時に戦闘態勢に入った…!
    (ボス戦)

第一幕 ボス

ナイトシア&ヘレグ 
ナイトシア&ヘレグ.jpg
HP700
報酬ビアーの進化石(赤)
遭遇時【第一幕】エリアボス出現!
撃破時ナイトシア&ヘレグを討伐した!

第2幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
エリア、章名等時ノ欠片~第五章~エリア.jpg-?+?~?+?~?--
-?+?~?+?~?
  • 30 +10~11 +10~20

第2幕台詞

  • 【第二幕】
    あなた達は、クレプシード家の攻撃を凌ぎ、戦いを制した。
    地に膝をついたヘレグを見下ろすゼウス。
    ゼウス「…なぜヘラを狙う?」
    ヘレグ「さぁ、何でだろうね」
    ゼウス「貴様…」
    ヘレグ「言ったところで、アンタの手に負えると思えないんだよね」
    ヘラ「ゼウスを愚弄するのであれば、この私が許さないわよ」
    ヘレグ「おー、こっわ」
    ヘレグはヘラヘラと笑ってばかりで、一切真面目に話そうとしない。
    一方で表情を変えないナイトシアも押し黙り、何ひとつとして語ろうとしなかった。
    ゼウスは、クレプシード家の二人に視線を落としたまま、ため息を吐いた。
    アトラス「ゼウス様。この者たちはわたくしが見張っておきましょう。ゼウス様方はぜひ調査へ出発してください」
    ゼウス「そうだな…。何も語らない以上、解放するわけにはいかない」
    クラトス「ならば、俺もここに残ろう」
    ゼウス「それは頼もしい。ぜひ頼もう」
    ゼウス方が役割分担について、話を進める。残る者、発つ者、別の場所に調査に行く者…。
    彼らの話を聞きながら、あなたはとりあえずゼウスに付いていこう、と考えていた。
    …その話し合いの最中、皆のもとに新たな足音が近付いてきた。
    ポセイドン「邪魔するぞ。ゼウス、ちょっと顔を貸してくれ」
    アテナ「困ったことが起きたの」
    果樹園に、新たな訪問者だ。
    ポセイドンとアテナを追って、ちょこまかとアポロンとアルテミスも走ってやってきた。
    ゼウス「…!お前たちまで来たのか…!」
    神が増えたことにより、賑やかになる果樹園。
    エイレイテュイアは、そっとあなたの横にやってきて、こそこそと話しかけてきた。
    エイレイテュイア「今日の果樹園は、お客さんがいっぱいだね…」
    控えめに話しかけてくるエイレイテュイアが微笑ましい。あなたは思わず笑みを零し、頷いた。
    レアー「今度はいったい何が…」
    ポセイドン「ギリシャ各地が…謎の敵勢力に襲撃されている」
    アポロン「この短時間で、すごくいっぱい!いろんな所が攻撃されているんだよ!」
    アテナ「私の領土にも現れて…手が付けられなくて…」
    アルテミス「お父さん!みんなのことを、助けに行こうよ!」
    ゼウス「…とうとう、この時が来てしまったか」
    ビアー「やばいじゃねぇか!今すぐ行きましょう、ゼウス様!」
    ギリシャの危機に、ざわめく果樹園の皆。
    ヘレグ「あーあ、言わんこっちゃない。だから、さっさとその女を倒さなきゃなんなかったのに」
    ナイトシア「ヘレグ。一度引こう。分が悪い」
    ヘレグ「はいはい」
    神々が、新たな話題に気を取られている内に、クレプシード家の二人はすでに体勢を整えていた。
    ヒールを鳴らし、地を蹴り上げたヘレグは、まっすぐにヘラを指差した。
    ヘレグ「その女、今すぐ始末した方がいいぜ?」
    指の先のヘラは、キッとヘレグを睨み付ける。ヘレグは意地悪く笑みを浮かべるだけだった。
    ゼロス「この期に及んで…薄気味悪いったらありゃしない!」
    ポセイドン「追おう!」
    ゼウス「無論、そのつもりだ!」
    神々に背を向け逃げ出したクレプシード家の二人。あなた達は彼らを追い掛けた。
    クレプシード家の二人を追って草原までやってきたが、その姿を見失ってしまう神々…。
    レアー「くそっ…どこへ行った…」
    エイレイテュイア「あっ。あれじゃないかな…?」
    アテナ「…いいえ、違うわ!あれはクレプシード家の者たちではなくて…」
    アルテミス「あ~!謎の敵!!」
    アポロン「…でも、あの敵だけじゃなくて、他にも何かいるような…?」
    あなた達の視線の先にいたのは、ノイズのかかった謎の敵。そして、小さな人形のような影が二つ…。
    ポセイドン「あれは……?」
    あなたも目を凝らし、謎の敵を確認する。
    小さな人形のようなふたつの影は、謎の敵の周りをふよふよと飛び回っている。
    どこかで見たことがあるような、ないような…。あなたが記憶の糸を手繰り寄せている間に、ゼウスたちは謎の敵へと向かっていく。
    あなたもゼウスたちを追い、ついに謎の敵に相対した。
    謎の敵は瘴気を纏い、揺らめいている。ノイズで掻き消された身体の輪郭は曖昧で、不安定に存在を霞ませた。
    瘴気の中からこちらを覗く瞳は鈍く光り、周りにいる者達を不安な気持ちにさせた。
    敵の異様な容貌に、あなたと神々は狼狽えた。
    二つの影は瘴気の中を揺蕩い、クスクスと笑っていた。
    笑い声が、鈴の音のように反響して鳴り響く。
    謎の敵は一歩前に踏み出した。
    謎の敵「機は熟した…」
    その声は、どこから出ているのだろうか…。思わず耳を覆ってしまいたくなるような不協和音だった。
    謎の敵は、自身の腕のような部位を持ち上げた。
    神々の間に緊張感が走る。予期せぬ事態に備え、ゼウスとレアーは前のめりになる。
    謎の敵「私は、長い年月をかけ…元の姿を取り戻した…」
    謎の敵「…どれほど待ち侘びたか…」
    謎の敵「この姿で…お前に会えて嬉しいぞ…」
    お前、とは…一体誰のことなのか。
    神々が抱いたその疑問は、すぐに解決することとなった。
    謎の敵が伸ばした腕で指差したのは──…あなただった。
    謎の敵「何を驚いた顔をしている?」
    謎の敵「約束していたではないか…。キャメロット城での闘いの際に…。私の名前を明かすのは次の機会に、…と」
    謎の敵の眼光は、あなたを捉えていた。その眼光を見つめ返すあなたの頬に、冷や汗が伝った。
    この敵の正体は……。
    謎の敵「…我が名は、クロノス。…懐かしい…この地…この空気…」
    ──クロノス。それは、かつてゼウスが殺したはずの、彼の父であった。
    ポセイドン「まさか…こんなことが…」
    ビアー「嘘だろ…!?」
    彼の名を聞き、その場にいた神々は驚愕した。
    ギリシャにいるべきではない…、いや、『いてはいけない』異端の存在。それが…クロノス。
    レアー「……クロノス……」
    ゼウス「やはりか…」
    レアーとゼウスだけは、他の神々と反応が違った。
    レアーは痛ましげに眉尻を下げる。クロノスに何か言葉を掛けようとするが、何も言えずに視線を逸らす。
    代わりにゼウスが一歩前に踏み出し、クロノスを真っ直ぐに見つめた。
    ゼウス「消滅したはずの貴様が、なぜ存在している?」
    クロノス「傲慢な態度だな、ゼウス…」
    ゼウス「クロノス、貴様はこの俺が…この手で殺したではないか!」
    クロノス「殺した、と…?く…くくくく…」
    クロノスは乾いた笑い声が響き渡る。
    笑い声と共に瘴気がざわめく。左右に浮かんでいる人形も共鳴するようにクスクスと笑い始める。
    クロノス「恐ろしい子よ…。だからこそ…私はお前を始末したかった……」
    ゼウスの問いに答えないクロノス。
    その反応に痺れを切らしたゼウスが拳を握り締め、声を張り上げる。
    ゼウス「俺の問いに答えろ!クロノス!」
    クロノス「いつでも自分の思い通りになると思ったら、大間違いだぞ…ゼウス…!」
    クロノスの瘴気が膨れ上がり、辺り一帯を覆う。
    あなたは瘴気の向かい風を受け、思わず顔をしかめる。
    瘴気から伝わってくるのは、怒りの感情だった。
    一瞬の出来事。遅れを取ったゼウスの隙を突き、クロノスが神々へと襲い掛かってきた…!
    (ボス戦)

第二幕 ボス

クロノス
クロノス.jpg
HP700
報酬ゼロスの進化石(赤)
遭遇時【第二幕】エリアボス出現!
撃破時クロノスを討伐した!

第三幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
エリア、章名等時ノ欠片~第五章~エリア.jpg-?+?~?+?~?--
-?+?~?+?~?
  • 40 +13~14 +13~26

第三幕 台詞

  • 【第三幕】
    神々とあなたは力を合わせ、何とかクロノスを退けることに成功した。
    クロノス「ぐっ………」
    神々の攻撃を受け、クロノスは苦しげに呻く。
    クロノスはゼウスを一瞥すると、霧のように消えてしまった。
    ゼウス「待て、クロノス…!」
    ファル「深追いするつもりでしょうか」
    サイリス「お薦めは出来ませんね」
    アポロン「あっ、あいつら…まだまだ元気だ…!」
    ポセイドン「クロノスに気を取られていて…」
    ヘラ「レアー!大丈夫…!?」
    レアー「っ…少し力を使い過ぎてしまったようだ…」
    神々は、先ほどのクロノスとの戦いで疲弊していた。皆、身体が思うように動かない。
    双子はその様子を見てクスクスと笑いながら、こちらへと向かってきた。

※編集中にこの間のログが消えました。どなたかお願いします

あっという間にヘラの全てが変わってしまった。
一瞬の静寂。
“ヘラだった者”は、ゆらりと顔を上げる。
神々は固唾を呑んだ。
ヘラ?「…神々よ。私を恐れる必要はない」
ヘラ?「これは必然であり、約束されていた未来なのだから」
レアー「お前は…」
ゼウス「何故…ヘラの身体を…」
ヘラ?「ちょうどいい器だったものでな…」
ヘラ?「…ああ、お前だったな。負の感情に蝕まれ魔神化したクロノスを討ったのは」
ゼウス「…そうだ」
ヘラ?「愚かなゼウス。知らなかっただろう?その時から、私はこの女の奥底で生き続けていたのだ」
ヘラ?「お前が知らぬ、この女の心の奥で、…くくっ」
ゼウス「…卑怯者だと罵られたくなければ、そろそろ名を名乗れ」
ゼウスはその者の発言を聞くとあからさまに不快そうに眉を寄せた。
ゼウス「貴様は誰だ」
ゼウスは、ヘラの皮を被った“誰か”を睨み付けた。
ヘラ?「知りたいのなら教えてやろう。私の名はクロノス…全ての時を司る究極の神だ」
ゼウス「クロノス…だと?」
クロノス…といえば、ゼウスの父だが…。一体どういうことなのだろうか。
ゼウスは合点がいかないようで、クロノスと名乗るそれに警戒の眼差しを向ける。
刻ノクロノス「貴様の推察通り、私は、貴様らの知るクロノスではない。
そうだな…刻ノクロノスとでも呼んでくれたまえ」
刻ノクロノス「消滅する間際、クロノスはこの女の負の感情と同調した。その結果、クロノスの負の感情として存在する私は、この女の中にこの身を宿した…」
刻ノクロノス「私は復活を誓い…この女の中で力を蓄えていたのだ…そして…」
刻ノクロノス「時は満ちた…!」
ファル「主様のご帰還です」
サイリス「お帰りなさい、主様!」
双子が主人の復活を祝し、きゃっきゃと笑いながら飛び回る。
事の真相が明かされ、あなたと神々は言葉を失う。
まさか。ヘラの中に。そんな。あのような得体の知れないものが。
レアー「…刻ノクロノス!ヘラの身体はヘラのものだ!ヘラの中から出て行け!」
刻ノクロノス「つれないことを言うな。今まで、片時も離れずに共に居た身体なのに」
刻ノクロノスは、微笑みながら自らの身体を抱き締める。その行動が、どれほど薄気味悪いことか。
レアーは耐えきれず武器に手を掛ける。
レアー「出て行かないというのなら、無理矢理引き摺り出してやろう…!」
刻ノクロノス「やれるものならやってみろ」
刻ノクロノスは高笑いし、レアーに襲い掛かる。
これでは応戦せざるを得ない。レアーは臨戦態勢に入る。あなたも、彼女と共に戦うことを決め、体勢を整えた。
(ボス戦)

第三幕 ボス

刻ノクロノス(ヘラ)
刻ノクロノス(ヘラ).jpg
HP700
報酬[深淵を覗きし神妃]ヘラの解放石
遭遇時【第三幕】エリアボス出現!
撃破時刻ノクロノス(ヘラ)を討伐した!

第四幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
エリア、章名等時ノ欠片~第五章~エリア.jpg-?+?~?+?~?--
-?+?~?+?~?
-?+?~?+?~?
  • 50 +16~17 +16~32

第四幕 台詞

  • 【第四幕】
    レアー「どうか正気に戻ってくれ…!はぁぁぁっ!」
    刻ノクロノス「くはぁ…!」
    レアーの渾身の一撃が、ヘラの体に直撃する。刻ノクロノスは呻きながらその場に倒れこんだ。
    アトラス「奥様!」
    エイレイテュイア「お母様!」
    ゼウス「…大丈夫だ、まだ息はある」
    ゼウスはヘラを抱き抱えた。冷静に告げているが、ゼウスの横顔には怒りの色が滲んでいた。
    レアーもヘラの元へと駆け寄り、体の手当を進める。先程の戦いでヘラの身体は傷だらけだった…。
    ヘラ「うぅ…」
    レアーの介抱の甲斐もあり、ヘラは意識を取り戻した。肌や髪の色は変わらぬままだが、一同はひとまず安堵した。
    ファル「クスクス…」
    サイリス「クスクス…」
    クラトス「…何がおかしい」
    ニケ「なんだか様子が…変…」
    理由はわからない。しかし…周囲の空気が淀み始めていた。
    神々が警戒するのを嘲笑うように、空気は濁り続ける。
    レアー「なんだ…これは…」
    神々は異様な光景を目の当たりにした。
    ぐったりとしたヘラの身体から、黒い煙が出てくる。煙は地を這い、一箇所へ集まっていく。
    そして実体化し…現れたのは…。
    刻ノクロノス「…この器もまた不良品か。脆過ぎる」
    …先程まで、ヘラの中にいた刻ノクロノスが、ついに姿を現した。
    肌色も髪色も、ヘラと同じだった。肌は血色が悪く、表情には感情がない。瞳に光も宿っていなかった。
    エイレイテュイア「お母様に、なんてことを!」
    アポロン「おい、待てよ!無茶だって!」
    涙ぐみ、刻ノクロノスに攻撃を仕掛けようとするエイレイテュイア。それを片手で静止したのはゼウスだった。
    ゼウス「ようやく姿を現したな。お前が今回の黒幕か」
    刻ノクロノス「私に会えて嬉しいか?」
    ゼウス「いいや、まったく」
    刻ノクロノス「ならば、早々に退散しよう。私には、まだやることがある」
    刻ノクロノス「神々に構っている暇などないのだから」
    刻ノクロノス「十分に力も蓄えた。その不良品は…もう用無しだ。返してやろう」
    ゼウス「口を慎め」
    ゼウスは刻ノクロノスを鋭く睨みつけ、武器を構える。
    ゼウス「悪いが、お前の企みはここで潰える」
    ゼウス「お前を…今ここで無に帰してやろう」
    刻ノクロノス「く…ははは!やってみたまえ」
    ゼウス「どこまでも、気に障る奴だ…!」
    ゼウスは地を蹴り、刻ノクロノスと距離を詰める!
    しかし、その直後…!
    刻ノクロノスとゼウスの間に、黒の瘴気が現れ、ゼウスの攻撃を防いだ。
    ゼウス「何だと…!?」
    クロノス「…私が相手になろう」
    レアー「ゼウス!助太刀するぞ!」
    レアーが飛び出すのに合わせて、あなたも飛び出した!
    再び、クロノスとの戦いが始まる…!
    (ボス戦)

第四幕 ボス

 
クロノス.jpg
HP700
報酬[深淵を覗きし神妃]ヘラの涙ステッキ(赤)
遭遇時【第四幕】エリアボス出現!
撃破時クロノスを討伐した!

第五幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
エリア、章名等時ノ欠片~第五章~エリア.jpg-?+?~?+?~?--
-?+?~?+?~?
  • 55 +18~19 +18~36

第五幕 台詞

  • 【第五幕】
    連戦がたたり、戦況はかんばしくない。
    苦戦し、神々は辛そうに表情を歪める。
    ビアー「まだまだ…!」
    ニケ「深追いはだめよ、適度に距離を保って…!」
    刻ノクロノス「……クロノス。もうよい」
    刻ノクロノスの指示通り、クロノスは攻撃の手を止めた。
    ゼウス「勝負はついていないぞ!」
    刻ノクロノス「…浅はかだな」
    ゼウスは肩で息をしながら、納得がいかなそうに叫ぶ。
    刻ノクロノスは、表情を変えずにゼウスを一瞥した。
    刻ノクロノス「十分、神々の力を集めることができた。これ以上は時間の無駄だ」
    刻ノクロノスが手を上げると辺りの景色は歪み始めた。
    ピシ、と空気が軋む音が聞こえた。
    その直後、あなたと神々の体の自由は奪われた。
    ポセイドン「なんだ…これは…!」
    アテナ「動けない…!」
    あなたも手足を動かそうと試みるが、一切動かない。
    神々が動こうと必死になっている中…、一体だけゆらりと動く影があった。
    それは…。
    ヘラ「う……」
    まだ正気に戻っていないヘラは、ゆら…ゆら…と歩き出した。
    彼女の表情は虚ろ。刻ノクロノスに操られているのは明白だった。
    ヘラはゼウスに歩み寄り、身を屈めた。
    そして、彼が足元に落としていた鎌を掴む。
    レアー「ヘラ!やめるんだ!正気に戻ってくれ!」
    エイレイテュイア「お母様!やめてぇ!」
    アトラス「奥様!ヘラ様!!いけません!!!」
    神々の叫びも虚しく、ヘラは鎌を掴んでいる腕を掲げた。
    ヘラ「ぅ……あ……」
    抗おうとしているのだろう。彼女の細い腕が小刻みに震えている。
    ヘラ「あ……い、…や……」
    ゼウス「ヘラ……」
    動くことが出来ないゼウスは、瞳だけヘラに向けた。
    ゼウス「…ヘラ、お前にやられるのなら悔いはない」
    ヘラ「だ…め……。ゼ、ウス……」
    抗えない力に勝てず、ヘラは身を震わす。彼女の意思とは反対に、鎌を握る手に力が込められる。
    ゼウス「…案ずるな。俺はお前のことを愛している。今までも、今も、そして…これからも」
    ゼウスはヘラに微笑みかける。
    周りの神々は絶叫した。あなたも声を張り上げ、どうかやめてくれ、と乞うた。
    しかし…。神々の願いは届かず、ヘラは鎌を持った腕を振り下ろした。
    ヘラの頬に、一筋の涙が伝った。
    絶体絶命。もうおしまいだ。
    神々は絶望し、皆自らの無力さに憤った。
    今まさに、ヘラが振り下ろした鎌の先がゼウスに触れようとしている。
    ──…次の瞬間!
    ヂヂ…ガッ……バチバチバチ──ザザッ──……!
    刻ノクロノス「……!!」
    クロノス「ぐはっ…!」
    空間に裂け目が現れ、刻ノクロノスたちは何者かに襲撃を受けた。
    彼らが体勢を崩したと同時に、あなたの指先はぴくりと動く。
    あなたの体は自由を取り戻し、一歩踏み出すことができた。
    刻ノクロノスたちが体勢を崩したせいで、あなたに掛けられていた神技が解けたらしい。
    瞬時にヘラの方を見た。鎌の先はまだゼウスに触れていなかった。
    彼女に掛けられた神技も効力が薄まり、ヘラの精神力が勝っているらしかった。
    あなた以外の神々は、まだ動けないままだった。神々は、あなたに向かって、声を掛ける。
    アルテミス「お願い!お父さんを助けて!」
    アポロン「早く助けてあげて!」
    子供たちの声を聞き、反射的にゼウスの方に向かおうとするあなただったが…。
    グレアリオール「それは最善手とは思えませんわ」
    上品な女性の声。声がした方を見るあなた。
    彼女は、喪服のようなドレスに身を包み、煙管を燻らせている。
    紅色の妖しげな空気を纏い、あなたに微笑みかけていた。
    サイリス「あ、あああ、あああぁぁぁ!けっ、けけ欠陥品が……!!
    主様の邪魔を!邪魔をぉぉ!!!!」
    双子の片割れは狂ったように怒り、刻ノクロノスを襲撃した集団と交戦していた。
    スヴェイ「キャハハ!コワーイ!アイツ、あたまオカシクナッチャッタ♪」
    コメトン「…こやつらの好きには…させない」
    よく見ると、空間に現れた裂け目は全部で八つ。
    裂け目から現れ、刻ノクロノスたちと交戦しているのは、クレプシード家の者たちだった。
    その交戦状況に顔を向けると、ヘレグと目が合った。
    ヘレグ「だーから言ったろ?早いとこ、その女を始末した方がいいって」
    ナイトシア「…こうなってしまっては、仕方がない」
    さほど悲壮感なく、彼らは言う。
    あなた達がヘラを殺すことなどできないと、初めからわかっていたのだろう。
    そして…困惑するあなたの目の前に、燕尾服を着た紳士が降り立った。
    ユーリストス「ごきげんよう。我が一族からサプライズは楽しんで頂けたかな?」
    ユーリストス「ふむ、その驚きの表情。
    楽しんでもらえているようで、喜ばしい限りだよ」
    ユーリストス「しかしだね、大変恐縮なのだが。君には、やらねばならないことがある」
    ユーリストスは、大げさな身振り手振りで、どんどんと話を進めていく。
    両手を広げ笑みを携える彼の後ろでは、刻ノクロノスたちとクレプシード家が戦っていた。
    ユーリストス「我が一族が、あの者たちの力を抑えている内に、討ちたまえ」
    ユーリストス「それが、君の役目だ」
    クレプシード家の猛攻を受け、クロノスたちは防戦一方だった。
    今なら…奴を倒せるかもしれない…!
    ゼウス「行け!俺の運命を…お前に託す!」
    ゼウスの声が耳に届く。
    瞬時に、あなたは弾けるように地を蹴り、刻ノクロノスたちに攻撃を仕掛けた!
    (ボス戦)

第五幕 ボス

刻ノクロノス
刻ノクロノス.jpg
HP700
報酬[深淵を覗きし神妃]ヘラの涙ステッキ(青)
遭遇時【第五幕】エリアボス出現!
撃破時刻ノクロノス討伐した!

第六幕

エリア名画像行動経験ジェムその他
エリア、章名等時ノ欠片~第五章~エリア.jpg-?+?~?+?~?--
-?+?~?+?~?
  • 60 +20~21 +20~40

第六幕 台詞

  • 【第六幕】
    刻ノクロノス「クッ…」
    あなたは刻ノクロノスに確かな一撃を与えた。
    刻ノクロノスは傷口を押さえ苦しげに呻くと、砂になり消え去った。
    クロノス「…引くべきか」
    クロノスは消えた刻ノクロノスを追うため、鎌で空間を裂く。
    あなたはクロノスにもとどめを刺そうと、武器を構えたが…。
    レアー「あなた…!」
    レアーの声を聞き、あなたの動きは止まってしまった。
    クロノス「…………」
    クロノスはその隙をつき、裂け目へと消えていった。
    一瞬、レアーの方を見ていたような気もするが…定かではない。
    ファルとサイリスも裂け目へと入り、消えていってしまった。
    残ったのは、あなたと神々とクレプシード家のみ。
    刻ノクロノスがいなくなったおかげで、神々の身体の自由は戻った。
    ゴト、と。あなたの後ろの方で、重いものが落ちる音がした。
    振り返ると、ヘラの手元からすり抜け落ちた鎌が、地面に転がっていた。
    ヘラ「うっ………」
    鎌を落としたヘラは膝から崩れ落ちた。
    彼女を支えようとゼウスが手を伸ばすが、先に彼女の身体を支えたのは別の人物だった。
    グレアリオール「こんな状態になっても、心は壊さなかったのね。愛のなせる業かしら」
    グレアリオールは、にっこりと笑ったような気がした。
    ヘラを抱き抱えたグレアリオールは、おもむろに煙管を吸い、その煙をヘラに吹きかけた。
    アトラス「ヘラ様のお姿が…元に戻っていく…」
    安堵からだろうか、アトラスの瞳に涙が浮かぶ。
    黒い煙が出終わった頃には、ヘラの全てが元に戻っていた。
    グレアリオールは、ヘラの身体をゼウスへ受け渡す。
    グレアリオール「わたくしの家族達が今までお世話になったお礼ですわ」
    ゼウス「…感謝する」
    グレアリオール「これで、借りは全て返しましたわ」
    グレアリオールは神々の傍から離れ、クレプシード家の者達の元へと戻っていく。
    ヘラはすっかり正気を取り戻した。神々はヘラの元へ一斉に集まり、彼女の身体を気遣う言葉を掛けた。
    しかし、ヘラ自身は浮かない表情のまま視線を逸らす。
    ヘラ「私は…ゼウスのことを殺そうと…」
    ゼロス「気持ちはわかるけど…操られていたし、仕方なかったと思いますよ」
    ニケ「ええ。それに、二人とも無事で本当によかった」
    ヘラ「でも…」
    レアー「ヘラ、ゼウスの顔を見てごらん」
    ヘラは恐る恐るゼウスの方へ顔を向けた。
    ゼウス「お前にはいつも寂しい思いをさせていたからな。本当にすまなかった」
    ヘラ「謝らないで、ゼウス…。私の心が弱かったからなの…」
    ゼウス「いいや。俺のことを許してくれ、ヘラ」
    ゼウスはヘラを見つめて、熱く伝える。ヘラはゼウスの言葉を聞き少しずつ心を開き始めていた。
    ヘラ「ゼウス…。…こんな私だけれど…。これからも、私と共にいてくれる…?」
    ヘラは右手をゼウスの方へ向け、問う。
    その指先は小さく震えていた。
    ゼウスは双眸を細め、躊躇いなくその手を取った。
    ゼウス「もちろんだとも」
    ヘラの表情はようやく少し和らぎ、微笑を浮かべるのであった。
    ゼウスとヘラが手と手を取り合う、感動的なシーン。
    神々も皆口を揃えて、本当に良かった…、と言葉を漏らす。
    ヘレグ「…オーイ」
    ヘレグ「いいムードのとこ悪いんだけどさ」
    両手を頭の後ろで組んだヘレグが口を挟む。
    ヘレグ「おめでた気分から頭切り替えとかなきゃ、そろそろヤバいぜ」
    アトラス「切り替え…?」
    ヘレグ「そそ。戦う気持ちにならないと、ってコト」
    バヂ…ヂヂヂヂ……!
    ヘレグの発言の直後、空に大きな切れ目が現れた。
    全員がその切れ目へ顔を向けた。
    空の切れ目から現れたのは、ファルとサイリスだった。
    ファル「許しません…!許しません…!」
    サイリス「おのれ…欠陥品どもがぁぁぁ!よくも!よくもぉぉ!」
    ファル「ああああぁぁ…主様…!主様の計画を妨害して…ただでは済みませんよ…」
    サイリス「粉々に…!グチャグチャにぃぃ…破壊破壊破壊破壊!破壊しなくてはっっっ!!」
    ファルとサイリスは怒り狂い、飛び回りながら喚き散らしていた。
    欠陥品、と称されたクレプシード家の面々の表情が変わる。
    双子への、明らかな敵意の表情だった。
    ヘレグ「つぅかお前ら、なんかキャラ違くない?そんなヤンデレな感じだっけ?」
    スヴェイ「キャハハ♪フタゴ、ヘンなシャベリ方!」
    コメトン「…可愛くない人形は、願い下げだ」
    ファル「うるさい!うるさい!うるさい!!!!!!!」
    ファルとサイリスが、物凄い速さで神々とクレプシード家の方に飛んでくる。
    ナイトシア「…準備はいいか」
    ナイトシアが武器を構え、あなたに話し掛ける。
    その言葉を聞き、あなたはゼウスと視線を合わせ、共に頷いた。
    神々も武器を構える。
    あなたが、もちろん、と返事をするとナイトシアは僅かに微笑んだような気がした。
    ユーリストス「…さあ、諸君。あの浅ましき双子を迎え撃とうではないか!」
    (ボス戦)

第六幕 ボス

ファル&サイリス 
ファル&サイリス.jpg
HP700
報酬クラトスの進化石(赤)
遭遇時【第六幕】エリアボス出現!
撃破時ファル&サイリスを討伐した!

果樹園 

エリア名画像行動経験ジェムその他
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